JP2010154238A - 無線基地局および無線通信方法 - Google Patents

無線基地局および無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アダプティブアレイアンテナのウエイトの計算の無駄をなくすことができる無線基地局および無線通信方法を提供する。
【解決手段】無線通信部4は、第L番目のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の第1の移動局から送られてくる既知信号を受信する。送信ユーザ選択部12は、第L番目のタイムスロットのときに、無線基地局からユーザデータを送信する1個以上の移動局を第2の移動局として選択する、送信用ウエイト計算機22は、第L番目のタイムスロットのときに、受信した既知信号を送信した1個以上の第1の移動局のうち、選択された1個以上の第2の移動局にも該当するものについてのみ、受信した既知信号に基づいてウエイトを計算する。送信用乗算器26は、算出したウエイトに従ってユーザデータに指向性を持たせた指向性データを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線基地局および無線通信方法に関し、特に、アダプティブアレイアンテナを備え、かつ時分割復信方式に従って通信を行なう無線基地局、および無線通信方法に関する。
WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの無線通信システムにおいて、無線基地局と移動局との間での信号対干渉・ノイズ比(SINR)を向上させるために、アダプティブアレイアンテナ方式が用いられている(たとえば、特許文献1を参照)。
このアダプティブアレイアンテナのウエイト制御のために、WiMAXの無線通信システムでは、サウンディング情報(既知信号)が用いられる。すなわち、無線基地局が、サウンディング情報を送信させる旨の指示(サウンディング指示)を1個以上のユーザの移動局に送り、指示を受けたユーザの移動局は、サウンディング情報を無線基地局に送信する。無線基地局は、受信したサウンディング情報を用いて、サウンディング情報を送信したユーザの移動局用のウエイトを算出する。この算出したウエイトを用いて、サウンディング情報を送信したユーザの移動局へ送るユーザデータに指向性を持たせた指向性データを作成することができる。
また、WiMAXの通信システムでは、無線基地局と移動局との間は、時分割復信方式に従って通信が行なわれる。この通信システムでは、タイムスロットごとに、通信品質などに基づいて、サウンディング指示を送るユーザの移動局と、ユーザデータを送るユーザの移動局とが決められる。
無線基地局は、たとえば以下の手順に従って、アダプティブアレイアンテナを制御している。すなわち、無線基地局は、あるタイムスロットにおいて、通信品質などに基づいてサウンディング指示を送るユーザを選択し、次のタイムスロットで、サウンディング指示をそのユーザの移動局に送り、次々以降のタイムスロットで、そのユーザの移動局からサウンディング情報を受信し、アダプティブアレイアンテナ制御のためにそのサウンディング情報を送信したユーザの移動局用のウエイトを算出する。
特開2008−048236号公報
しかしながら、サウンディング情報を受信したタイムスロットにおいて、そのサウンディング情報を送信したユーザ(サウンディング情報ユーザ)の移動局と、ユーザデータを送ることを決めたユーザ(送信ユーザ)の移動局が異なる場合がある。これは、たとえば、フェージングなどにより、通信品質が急激に変化した場合に生じる。このような場合には、算出したウエイトが、送信ユーザのユーザデータの指向性データを算出するために用いられず、無駄なウエイト計算が行なわれたことになる。無駄な計算を実行することによって、無用な電力が消費されてしまうことになる。
それゆえに、本発明の目的は、アダプティブアレイアンテナのウエイトの計算の無駄をなくすことができる無線基地局および無線通信方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、時分割復信方式に従って複数の移動局との間で通信を行なう無線基地局であって、複数のアンテナと、複数のアンテナの指向性を制御するアダプティブアレイアンテナ制御部と、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、複数の移動局の中から既知信号を送信させる1個以上の移動局を第1の移動局として選択する第1の選択部と、現在のタイムスロットが第M番目(Mは(N+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の第1の移動局へ既知信号を送信させる指示を送信し、かつ現在のタイムスロットが第L番目(Lは(M+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の第1の移動局から既知信号を送信させる指示に従って送信される既知信号を受信する通信部と、現在のタイムスロットが第L番目のタイムスロットのときに、複数の移動局の中から無線基地局からユーザデータを送信する1個以上の移動局を第2の移動局として選択する第2の選択部とを備え、アダプティブアレイアンテナ制御部は、現在のタイムスロットが第L番目のタイムスロットのときに、受信した既知信号を送信した1個以上の第1の移動局のうち、選択された1個以上の第2の移動局にも該当するものについてのみ、受信した既知信号に基づいてウエイトを計算し、算出したウエイトに従ってユーザデータに指向性を持たせた指向性データを生成し、通信部は、現在のタイムスロットが第S番目(Sは(L+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、L番目のタイムスロットで生成された指向性データを送信する。
好ましくは、第1の選択部は、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、第(N−1)番目以前の1または複数のタイムスロットで受信したユーザデータの誤り率に基づいて、1個以上の第1の移動局を選択する。
好ましくは、第2の選択部は、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、第(N−1)番目以前の1または複数のタイムスロットで受信したユーザデータの内容に基づいて、1個以上の第2の移動局を選択する。
好ましくは、第2の選択部は、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、第(N−1)番目以前の1または複数のタイムスロットで受信したユーザデータの誤り率に基づいて、1個以上の第2の移動局を選択する。
また、本発明は、アダプティブアレイアンテナを備え、かつ時分割復信方式に従って複数の移動局との間で通信を行なう無線基地局の無線通信方法であって、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、既知信号を送信させる1個以上の移動局を第1の移動局として選択するステップと、現在のタイムスロットが第M番目(Mは(N+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の第1の移動局へ既知信号を送信させる指示を送信するステップと、現在のタイムスロットが第L番目(Lは(M+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の第1の移動局から送られてくる既知信号を受信するステップと、現在のタイムスロットが第L番目のタイムスロットのときに、無線基地局からユーザデータを送信する1個以上の移動局を第2の移動局として選択するステップと、現在のタイムスロットが第L番目のタイムスロットのときに、受信した既知信号を送信した1個以上の第1の移動局のうち、選択された1個以上の第2の移動局にも該当するものについてのみ、受信した既知信号に基づいてウエイトを計算し、算出したウエイトに従ってユーザデータに指向性を持たせた指向性データを生成するステップと、現在のタイムスロットが第S番目(Sは(L+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、L番目のタイムスロットで生成された指向性データを送信するステップとを備える。
本発明の無線基地局および無線通信方法によれば、アダプティブアレイアンテナのウエイトの計算の無駄をなくすことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(無線基地局の構成)
図1は、本発明の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図1を参照して、この無線基地局は、時分割復信方式に従って複数の移動局との間で通信を行なう無線基地局であって、サウンディングユーザ特定部6と、サウンディング指示ユーザ選択部8と、制御情報生成部10と、送信ユーザ選択部12と、ユーザデータ生成部14と、アダプティブアレイアンテナ制御部16と、無線通信部4と、複数のアンテナ2とを備える。
サウンディング指示ユーザ選択部8は、各タイムスロットにおいて、過去の各ユーザから受信したユーザデータのビット誤り率に基づいて、この無線基地局がカバーする複数のユーザの中から、サウンディング情報を送信させる1個以上のユーザをサウンディング指示ユーザ(第1の移動局)として選択する。サウンディング情報は、既知信号であって、移動局への下りビームフォーミングのためのウエイトを計算するために用いられる。
制御情報生成部10は、各タイムスロットにおいて、サウンディング指示ユーザにサウンディング情報を送信させる指示(サウンディング指示)を表わすサウンディング指示情報を含む制御情報を生成する。
送信ユーザ選択部12は、各タイムスロットにおいて、過去の各ユーザから受信したユーザデータのビット誤り率に基づいて、この無線基地局がカバーする複数のユーザの中から、1個以上のユーザデータを送信するユーザを送信ユーザ(第2の移動局)として選択する。
ユーザデータ生成部14は、各タイムスロットにおいて送信ユーザへ送信するユーザデータを生成する。
サウンディングユーザ特定部6は、各タイムスロットにおいて、受信した制御情報に含まれるサウンディング情報を参照して、サウンディング情報を送信したユーザをサウンディングユーザとして特定する。
アダプティブアレイアンテナ制御部16は、複数のアンテナ2の指向性を制御する。アダプティブアレイアンテナ制御部16は、下りビームフォーミング部18と、上りビームフォーミング部20とを有する。
上りビームフォーミング部20は、受信用ウエイト計算機24と、受信用乗算器28とを備える。
受信用ウエイト計算機24は、受信したユーザデータからMMSE(Minimum Mean Square Error:最小平均2乗誤差)アルゴリズムを用いて、受信したユーザへの上りビームフォーミング用のウエイトを計算する。受信用乗算器28は、算出された上りビームフォーミング用のウエイトとユーザデータとを乗算して、指向性を有するユーザデータ(指向性データ)を生成する。
下りビームフォーミング部18は、送信用ウエイト計算機22と、送信用乗算器26とを備える。
送信用ウエイト計算機22は、サウンディング指示ユーザから受信したサウンディング情報に基づいて、サウンディング情報を送信したユーザへの下りビームフォーミング用のウエイトを計算する。送信用乗算器26は、算出された下りビームフォーミング用のウエイトとユーザデータとを乗算して、指向性を有するユーザデータ(指向性データ)を生成する。
無線通信部4は、無線信号の増幅及び周波数変換等を行なうパワーアンプ・高周波部や、無線信号を信号処理する信号処理部などを備えている。無線通信部4は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)無線インタフェースに従うフレームを送受信する。
(フレームの構成)
本発明の実施形態のフレームの構成を説明する。
図2は、第(N+1)番目のタイムスロットにおけるフレームの構成を表わす図である。他のタイムスロットでも、これと同様である。図2は、サウンディング指示ユーザが16個であり、送信ユーザが8個の場合の例を表わすが、これに限定されるものではない。
図2を参照して、第(N+1)番目のタイムスロットでは、下りサブフレームDLSF(N+1)が無線基地局から送信され、上りサブフレームULSF(N+1)が無線基地局で受信される。下りサブフレームDLSF(N+1)と上りサブフレームULSF(N+1)は、時間軸方向tと周波数軸方向fとで構成される。下りサブフレームDLSF(N+1)と上りサブフレームULSF(N+1)との間には、時間軸方向にタイムガード(TTG)が設けられている。
下りサブフレームDLSF(N+1)の制御領域には、制御情報DL_CON(N+1)が配置される。また、制御情報DL_CON(N+1)は、16個のサウンディング指示情報SPD(N+1,1)〜SPD(N+1,16)が配置される。制御情報DL_CON(N+1)は、無指向性(オムニ)送信される。
下りサブフレームDLSF(N+1)のユーザデータ領域には、8個の移動局への指向性を有するユーザデータADL_U(N+1,1)〜ADL_U(N+1,8)が配置される。
上りサブフレームULSF(N+1)の制御領域には、制御情報UL_CON(N+1)が配置される。制御領域の中のゾーン領域には、8個のサウンディング情報SD(N+1,1)〜SD(N+1,8)が配置される。制御情報UL_CON(N+1)は、無指向性(オムニ)受信される。
上りサブフレームULSF(N+1)のユーザデータ領域には、8個の移動局からのユーザデータUL_U(N+1,1)〜UL_U(N+1,8)が配置される。
(指向性データの算出方法の概略)
次に、本発明の実施形態において、指向性データが算出されて送出されるまでの手順を説明する。
図3は、第(N+1)番目のタイムスロットで送信される指向性データが作成されて送信されるまでの手順の概略を表わす図である。
図3を参照して、第(N−2)番目のタイムスロットにおいて、サウンディング指示ユーザ選択部8が、サウンディング指示ユーザをユーザ1〜16に選択する。
第(N−1)番目のタイムスロットにおいて、ユーザ1〜16に対するサウンディング指示を表わすサウンディング指示情報SPD(N−1,i)(i=1〜16)を含む下りサブフレームDLSF(N−1)が、無線基地局から送信される。ユーザ1〜16の移動局は、それぞれサウンディング指示を受信する。
第N番目のタイムスロットにおいて、送信ユーザ選択部12が、送信ユーザをユーザ1〜6、17、18に選択する。また、ユーザ1〜16の移動局は、サウンディング指示に従って、サウンディング情報を送信する。無線基地局が受信した上りサブフレームULSF(N)に含まれるサウンディング情報SD(N,i)(i=1〜16)には、サウンディングユーザ1〜16のサウンディング情報が含まれている。
下りビームフォーミング部18は、サウンディングユーザ1〜16のうち、選択した送信ユーザ1〜6、17、18のうちにも該当するユーザ1〜6についてのみ、下りビームフォーミング用のウエイトWを算出し、算出したウエイトとユーザデータとを乗算して指向性を有するユーザデータ(指向性データ)を算出する。これにより、無駄なウエイト計算をなくすことができる。
第(N+1)番目のタイムスロットにおいて、第N番目のタイムスロットにおいて算出した指向性データを含む下りサブフレームDLSF(N+1)が、無線基地局から送信される。
(第N番目のタイムスロットでの処理)
次に、本発明の実施形態の無線基地局の処理手順を説明する。
図4は、本発明の実施形態の無線基地局の第N番目のタイムスロットでの処理手順を表わすフローチャートである。他のタイムスロットにおいても、これと同様である。
まず、無線通信部4は、第(N−1)番目のタイムスロットで作成された制御情報DL_CON(N)と指向性を有するユーザデータADL_U(N,i)(i=1〜8)を含み、図2で示される形式に従う下りサブフレームDLSF(N)を送信する(ステップS101)。
次に、サウンディング指示ユーザ選択部8は、第(N−1)番目のタイムスロット以前のR個(Rは1以上の所定数)のタイムスロットで受信したユーザデータのビット誤り率が小さな16個のユーザを特定して、特定した16個のユーザを第(N+1)番目のタイムスロットでサウンディング指示を送信する16個のサウンディング指示ユーザとして選択する(ステップS102)。
制御情報生成部10は、ステップS102で選択されたサウンディング指示ユーザに対するサウンディング指示を含むサウンディング指示情報SPD(N+1,i)(i=1〜16)を含む制御情報DL_CON(N+1)を生成する(ステップS103)。
次に、送信ユーザ選択部12は、第(N−1)番目のタイムスロット以前のR個のタイムスロットで受信したユーザデータのビット誤り率が小さな8個のユーザを特定して、特定した8個のユーザを第(N+1)番目のタイムスロットでユーザデータを送信する8個の送信ユーザDU(N+1,j)(j=1〜8)として選択する(ステップS104)。
次に、ユーザデータ生成部14は、ステップS104で選択された送信ユーザDU(N+1,j)に対するユーザデータDL_U(N+1,j)を生成する(ステップS105)。
次に、無線通信部4は、第N番目のタイムスロットでの上りサブフレームULSF(N)を受信して、制御情報UL_CON(N)とユーザデータUL_U(N,j)(j=1〜8)を取り出す(ステップS106)。
次に、受信用ウエイト計算機24は、MMSEに従って、ユーザデータUL_U(N,j)から上りビームフォーミング用のウエイトを算出する。受信用乗算器28は、ユーザデータUL_U(N,j)と算出した上りビームフォーミング用のウエイトとを乗算して指向性を有するユーザデータAUL_U(N,j)を算出する(ステップS107)。
次に、サウンディングユーザ特定部6は、制御情報UL_CON(N)内のサウンディング情報SD(N,i)(i=1〜16)を参照して、サウンディングユーザSU(N,i)を特定する。このサウンディング情報SD(N,i)は、第(N−2)番目のタイムスロットで生成されて第(N−1)番目のタイムスロットにおいて送信された下りサブフレームDLSF(N−1)に含まれるサウンディング指示に基づいて、サウンディング指示ユーザから返信されてきた情報である(ステップS108)。
次に、制御変数jが1に設定される(ステップS109)。
送信用ウエイト計算機22は、ステップS104で選択された第(N+1)番目のタイムスロットでの送信ユーザDU(N+1,j)が、ステップS108で特定されたサウンディングユーザSU(N,k)(kは1〜16のいずれか)と一致するか否かを調べ、一致する場合に(ステップS110でYES)、サウンディング情報SD(N,k)に基づいて、送信ユーザDU(N+1,j)についての第(N+1)番目のタイムスロットでの下りビームフォーミング用のウエイトW(N+1,j)を計算する(ステップS111)。
送信用乗算器26は、送信ユーザDU(N+1,j)のユーザデータDL_U(N+1,j)と下りビームフォーミング用のウエイトW(N+1,j)とを乗算して指向性を有するユーザデータADL_U(N+1,j)を算出する(ステップS112)。
制御変数jがインクリメントされ(ステップS114)、j=8となるまで(ステップS113でYES)、ステップS110〜S112の処理が繰り返される。
次に、無線通信部4は、ステップS103で作成された制御情報DL_CON(N+1)と、ステップS112で作成された指向性を有するユーザデータADL_U(N+1,j)からなり、図2で示される形式に従う下りサブフレームDLSF(N+1)を作成する(ステップS115)。
以上のように、本発明の実施形態の無線基地局によれば、各タイムスロットにおいて、サウンディング情報を送信したサウンディングユーザが、送信ユーザにも該当するときのみ、下りビームフォーミング用のウエイトを計算するので、無駄なウエイトの計算をなくすことができる。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、たとえば、以下のような変形例も含まれる。
(1) 送信ユーザの選択
本発明の実施形態では、送信ユーザ選択部は、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、第(N−1)番目のタイムスロット以前のR個のタイムスロットで受信したユーザデータのビット誤り率が小さな8個のユーザを特定して、特定した8個のユーザを第(N+1)番目のタイムスロットでユーザデータを送信する8個の送信ユーザとして選択したが、これに限定するものではない。
たとえば、送信ユーザ選択部は、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、第(N−1)番目のタイムスロット以前の1個または複数個のタイムスロットのユーザデータの内容(たとえば、送信要求など)に応じて、送信する8個の送信ユーザを選択してもよい。
(2) 送信用タイムスロット
本発明の実施形態では、無線基地局は、第(N−2)番目のタイムスロットにおいて、サウンディング指示ユーザを選択し、第(N−1)番目のタイムスロットにおいて、選択したサウンディング指示ユーザに対するサウンディング指示情報を送信した。さらに、無線基地局は、第N番目のタイムスロットにおいて、送信ユーザを選択するとともにサウンディング情報を受信し、これらに基づいて下りビームフォーミング用のウエイトWを算出して、指向性データを算出した。さらに、無線基地局は、第(N+1)番目のタイムスロットにおいて、第N番目のタイムスロットにおいて算出した指向性データを送信したが、これに限定するものではない。
たとえば、無線基地局は、第N番目のタイムスロットにおいて、サウンディング指示ユーザを選択し、第M番目(Mは(N+1)以上の自然数)のタイムスロットにおいて、選択したサウンディング指示ユーザに対するサウンディング指示情報を送信する。さらに、無線基地局は、第L番目(Lは(M+1)以上の自然数)のタイムスロットにおいて、送信ユーザを選択するとともにサウンディング情報を受信し、これらに基づいて下りビームフォーミング用のウエイトWを算出して、指向性データを算出する。さらに、無線基地局は、第S番目(Sは(L+1)以上の自然数)のタイムスロットにおいて、第L番目のタイムスロットにおいて算出した指向性データを送信するものとしてもよい。
(3) ウエイト計算
送信用ウエイト計算機が、MMSEなどのような繰返し演算によってウエイト計算を行っているような場合では、サウンディングユーザのうち、送信ユーザにも該当するユーザの数が少ないほど、繰返し演算の回数を増加させるようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 第(N+1)番目のタイムスロットにおけるフレームの構成を表わす図である。 第(N+1)番目のタイムスロットで送信される指向性データが作成されて送信されるまでの手順の概略を表わす図である。 本発明の実施形態の無線基地局の第N番目のタイムスロットでの処理手順を表わすフローチャートである。
符号の説明
1 無線基地局、2 アンテナ、4 無線通信部、6 サウンディングユーザ特定部、8 サウンディング指示ユーザ選択部、10 制御情報生成部、12 送信ユーザ選択部、14 ユーザデータ生成部、16 アダプティブアレイアンテナ制御部、18 下りビームフォーミング部、20 上りビームフォーミング部、22 送信用ウエイト計算機、24 受信用ウエイト計算機、26 送信用乗算器、28 受信用乗算器。

Claims (5)

  1. 時分割復信方式に従って複数の移動局との間で通信を行なう無線基地局であって、
    複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナの指向性を制御するアダプティブアレイアンテナ制御部と、
    現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、前記複数の移動局の中から既知信号を送信させる1個以上の移動局を第1の移動局として選択する第1の選択部と、
    現在のタイムスロットが第M番目(Mは(N+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の前記第1の移動局へ既知信号を送信させる指示を送信し、かつ
    現在のタイムスロットが第L番目(Lは(M+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の前記第1の移動局から前記既知信号を送信させる指示に従って送信される既知信号を受信する通信部と、
    現在のタイムスロットが第L番目のタイムスロットのときに、前記複数の移動局の中から前記無線基地局からユーザデータを送信する1個以上の移動局を第2の移動局として選択する第2の選択部とを備え、
    前記アダプティブアレイアンテナ制御部は、現在のタイムスロットが第L番目のタイムスロットのときに、前記受信した既知信号を送信した1個以上の第1の移動局のうち、前記選択された1個以上の前記第2の移動局にも該当するものについてのみ、前記受信した既知信号に基づいてウエイトを計算し、前記算出したウエイトに従って前記ユーザデータに指向性を持たせた指向性データを生成し、
    前記通信部は、現在のタイムスロットが第S番目(Sは(L+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、前記L番目のタイムスロットで生成された前記指向性データを送信する、無線基地局。
  2. 前記第1の選択部は、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、第(N−1)番目以前の1または複数のタイムスロットで受信したユーザデータの誤り率に基づいて、前記1個以上の第1の移動局を選択する、請求項1記載の無線基地局。
  3. 前記第2の選択部は、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、第(N−1)番目以前の1または複数のタイムスロットで受信したユーザデータの内容に基づいて、前記1個以上の第2の移動局を選択する、請求項1記載の無線基地局。
  4. 前記第2の選択部は、現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、第(N−1)番目以前の1または複数のタイムスロットで受信したユーザデータの誤り率に基づいて、前記1個以上の第2の移動局を選択する、請求項1記載の無線基地局。
  5. アダプティブアレイアンテナを備え、かつ時分割復信方式に従って複数の移動局との間で通信を行なう無線基地局の無線通信方法であって、
    現在のタイムスロットが第N番目のタイムスロットのときに、既知信号を送信させる1個以上の移動局を第1の移動局として選択するステップと、
    現在のタイムスロットが第M番目(Mは(N+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の前記第1の移動局へ既知信号を送信させる指示を送信するステップと、
    現在のタイムスロットが第L番目(Lは(M+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、第N番目のタイムスロットにおいて選択された1個以上の前記第1の移動局から送られてくる既知信号を受信するステップと、
    現在のタイムスロットが第L番目のタイムスロットのときに、前記無線基地局からユーザデータを送信する1個以上の移動局を第2の移動局として選択するステップと、
    現在のタイムスロットが第L番目のタイムスロットのときに、前記受信した既知信号を送信した1個以上の第1の移動局のうち、前記選択された1個以上の前記第2の移動局にも該当するものについてのみ、前記受信した既知信号に基づいてウエイトを計算し、前記算出したウエイトに従って前記ユーザデータに指向性を持たせた指向性データを生成するステップと、
    現在のタイムスロットが第S番目(Sは(L+1)以上の自然数)のタイムスロットのときに、前記L番目のタイムスロットで生成された前記指向性データを送信するステップとを備える、無線通信方法。
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