JP2010154128A - マルチリンク試験装置、マルチリンク試験システム、マルチリンク試験方法およびそのプログラム - Google Patents

マルチリンク試験装置、マルチリンク試験システム、マルチリンク試験方法およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチリンクを構成するリンクのうちいずれかのリンクにおいて導通が確保されていないことを検出する。
【解決手段】マルチリンク試験装置10は、マルチリンクを備える中継ノード20Aに対し、それぞれ異なる送信元アドレスを設定したパケットを送信する。ここで、送信したパケットのうち、いずれかのパケットに対する応答パケットを、マルチリンク確認先装置30から受信できなかったとき、マルチリンクを構成する複数のリンクのうち、いずれかのリンクにおいて導通が確保されていないと判断する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、マルチリンクの導通確認技術に関する。
従来からネットワーク上において、帯域を増加させたり、冗長性を持たせたりするために、中継ノード間にマルチリンクを用いる技術がある。このマルチリンクとは、中継ノード間に複数のケーブルを接続し、これらのケーブルを接続することにより確立したリンクを、中継ノードの設定により1つの合成リンクとして提供するものである。このマルチリンクにより接続された中継ノードは、パケットに記載されている送信元アドレスと送信先アドレスとを参照して、複数のリンクのうち、どのリンクを用いてパケットを転送するかを決定する。
ここで、マルチリンクを構成する複数のリンクが正常に稼動しているか否かを確認する方法としては、試験装置が各中継ノードにログインし、ケーブルの接続されたインタフェースそれぞれが正常に稼動しているか否かを調べる方法がある。また、各中継ノードにログインし、そのインタフェースとケーブルを介して相手方の装置へパケットが届くか否かを、試験装置がping(Packet INternet Groper)を用いて確認する方法がある(非特許文献1参照)。さらに、中継ノードそのものが稼動しているか否かを調べる方法としては、試験装置が、中継ノードへパケットを送信し、その応答の有無を調べる方法がある。
RFC792、INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL、[online]、[平成20年11月19日検索]、インターネット、<URL: http://www.rfcsearch.org/rfcview?lookup_type=RFC&lookup_num=792 >
しかし、試験装置が各中継ノードにログインし、ケーブルの接続されたインタフェースそれぞれが正常に稼動しているか否かを調べる方法は、時間も手間もかかるという問題がある。また、相手方の装置へパケットが届くか否かを、pingを用いて確認する方法は、マルチリンクのうち少なくとも1つのリンクが導通可能であることを確認するものに過ぎない。つまり、マルチリンクのいずれかのリンクに故障があったか否か確認することはできない。さらに、試験装置から、中継ノードへパケットを送信し、その応答の有無を調べる方法は、中継ノードが稼動しているか否かを判断するものであり、マルチリンクそのもの導通確認するものではない。
本発明は、前記した問題を解決し、マルチリンクの導通試験の手間を軽減することを目的とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、受信したパケットの送信元アドレスを参照して、他の中継ノードとの間を接続する複数のリンクの中から、パケットの送信に用いるリンクを選択する中継ノードに用いられる複数のリンクの導通試験を行うマルチリンク試験装置であって、それぞれ異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成する送信パケット生成部と、生成したパケットそれぞれを、中継ノードへ送信するパケット送信部と、中継ノードから、送信したパケットに対する応答パケットを受信するパケット受信部と、送信したパケットのうち、いずれかのパケットに対する応答パケットが受信できなかったとき、中継ノードの複数のリンクのうち、いずれかのリンクにおいて導通が確保されていないと判断する判断部と、判断結果を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、受信したパケットの送信元アドレスを参照して、他の中継ノードとの間を接続する複数のリンクの中から、パケットの送信に用いるリンクを選択する中継ノードに用いられる複数のリンクの導通試験を行うマルチリンク試験装置が、それぞれ異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成するステップと、生成したパケットそれぞれを、中継ノードへ送信するステップと、中継ノードから、送信したパケットに対する応答パケットを受信するステップと、送信したパケットそれぞれに対する応答パケットの受信の有無を判断し、送信したパケットのうち、いずれかのパケットに対する応答パケットが受信できなかったとき、中継ノードの複数のリンクのうち、いずれかのリンクにおいて導通が確保されていないと判断するステップと、判断結果を出力するステップとを実行するマルチリンク試験方法とした。
このようにすることで、マルチリンク試験装置は、異なる送信元アドレスを設定したパケット(ping等の試験用パケット)を中継ノードへ送信し、この中継ノードは、パケットの送信元アドレスをもとにマルチリンクのうち、どのリンクを用いて、他の中継ノードへパケットを送信するのかを選択する。ここで、中継ノードによるパケット送信に用いるリンクの選択は、送信元アドレスに対し固定的に設定されたものでもよいし、マルチリンクの各リンクの中からランダムに選択したものであってもよい。中継ノードは、このようにマルチリンク試験装置から様々な送信元アドレスが設定されたパケットを受信し、この送信元アドレスをもとに送信用のリンクを選択するので、結果としてマルチリンクのあらゆるリンクを用いてパケットを送信する確率が高くなる。そして、中継ノードはこのようなパケットをマルチリンク経由で、宛先となるノードへ送信する。この後、中継ノードはマルチリンク経由で、このパケットの宛先のノードから、このパケットの応答のパケットを受信すると、このパケットをマルチリンク試験装置へ送信する。ここで、マルチリンク試験装置が中継ノードへ送信したパケットのうち、すべてのパケットに対する応答のパケットを受信できていれば、そのマルチリンクのすべてのリンクの導通が確保されている可能性が高いことが確認できる。一方、マルチリンク試験装置が中継ノードへ送信したパケットのうち、いずれかのパケットに対する応答のパケットを受信できていなければ、そのマルチリンクのうち、いずれかのリンクの導通が確保されていない(故障が発生している)ことがわかる。このように、マルチリンク試験装置から、異なる送信元アドレスを設定したパケット(例えば、ping等の試験用パケット)を中継ノードへ送信し、その応答のパケットを確認すれば、マルチリンクのいずれかのリンクの導通が確保されていないことが確認できるので、マルチリンクの導通試験の手間を軽減できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のマルチリンク試験装置において、送信パケット生成部が、異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成するとき、少なくとも、中継ノードにおいて用いられるリンクの数以上の数の異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成することを特徴とする。
このようにすることで、マルチリンク試験装置は、中継ノードのマルチリンクのいずれかのリンクに故障が発生していることを確認しやすくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のマルチリンク試験装置において、他の中継ノードにより接続されるノードに複数の異なるアドレスが設定されていたとき、送信パケット生成部は、そのアドレスそれぞれを送信先アドレスとしたパケットを複数生成することを特徴とする。
このようにすることでも、マルチリンク試験装置は、マルチリンクのいずれかのリンクの導通が確保されていないことを確認できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のマルチリンク試験装置と、このマルチリンク試験装置により導通試験が行われる中継ノードとを含んで構成されるマルチリンク試験システムとした。
このようにすることで、請求項1ないし請求項3のいずれか1項の記載のマルチリンク試験装置と中継ノードとを含むシステムを実現することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のマルチリンク試験方法を、コンピュータであるマルチリンク試験装置に実行させるためのプログラムとした。
このようなプログラムによれば、請求項5に記載のマルチリンク試験方法を一般的なコンピュータに実行させることができる。
本発明によれば、マルチリンクの導通確認を容易に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態のマルチリンク試験装置10の動作概要を説明する。図1は、本実施の形態のマルチリンク試験装置を含むシステムの構成例を示した図である。
図1のシステムは、複数のリンク40(40A,40B,40C,40D)により接続される中継ノード20(20A,20B)を含む。この中継ノード20Aには、リンク40A〜40Dからなるマルチリンクの試験を行うためのマルチリンク試験装置10が接続される。また、中継ノード20Bには、マルチリンク試験装置10からのパケット(試験パケット)を受信したとき、この受信したパケットの応答を送信するマルチリンク確認先装置30が接続される。中継ノード20は、例えば、レイヤ2スイッチ等であり、受信したパケットの送信元のアドレス(IP(Internet Protocol)アドレス)と、送信先のアドレスとをもとに、OSPF(Open Shortest Path First)のECMP(Equal Cost Multi Path)に基づき、パケットの送信に用いるリンク40をランダムに選択する。これにより、中継ノード20A,20Bを接続するリンク40同士で、パケットの送信に用いるリンク40の偏りがなくなる。
このようなシステムにおいて、マルチリンク試験装置10は、例えば、IP1〜IP4を送信元アドレスとするパケットを送信し、中継ノード20Aは、このパケット群を受信すると、その送信元アドレスをもとにリンク40の選択を行う。そして、中継ノード20Aは、この選択したリンク40を用いて各パケットを送信する。例えば、中継ノード20Aは、送信元アドレスがIP1のパケットについてリンク40Aを選択し、送信元アドレスがIP2のパケットを送信するリンク40Bを選択し、送信元アドレスがIP3についてリンク40Cを選択し、送信元アドレスがIP4についてリンク40Dを選択し、各パケットを送信する。そして、各リンク40経由で中継ノード20Bに到達したパケットはマルチリンク確認先装置30で受信され、マルチリンク確認先装置30は受信したパケットの応答をマルチリンク試験装置10へ返す。ここで、例えば、リンク40Dに故障がある場合、IP4を送信元アドレスとするパケットは、中継ノード20Bにもマルチリンク確認先装置30にも到達せず、マルチリンク確認先装置30は、このIP4を送信元アドレスとするパケットの応答を受信できない。これにより、マルチリンク確認先装置30は、マルチリンク(リンク40A〜40D)のいずれかのリンク40で故障が発生している(導通が確保できていない)と判断することができる。
つまり、マルチリンク試験装置10は、マルチリンクを用いる中継ノード20に対し複数の送信元アドレスを設定したパケット群を送信することで、そのマルチリンクにおけるいずれかのリンク40の導通が確保されていないことを容易に確認することができる。
<構成>
次に、図2を用いて、このようなマルチリンク試験装置10の構成を説明する。図2は、本実施の形態のマルチリンク試験装置の構成を示したブロック図である。このマルチリンク試験装置10の機能は、大きく、処理部11と、通信部12と、記憶部13と、入出力部14とに分けられる。
処理部11は、このマルチリンク試験装置10全体の制御を司り、ここでは、マルチリンクにより接続される中継ノード20経由でマルチリンク確認先装置30(図1参照)宛にパケットを送信し、そのパケットに対する応答の有無によりマルチリンクの導通確認を行う。通信部12は、処理部11から出力されたパケットを、中継ノード20経由でマルチリンク確認先装置30へ送信したり、このマルチリンク確認先装置30からの当該パケットの応答を受信したりする。記憶部13は、処理部11により確認されたマルチリンクの導通の結果を記憶する。入出力部14は、このマルチリンク試験装置10への各種指示入力や、記憶部13に記憶された情報(マルチリンクの導通の結果等)を外部装置へ出力したりするための入出力インタフェースである。
処理部11は、このマルチリンク試験装置10が備えるCPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。通信部12は、NIC(Network Interface Card)等の通信インタフェースにより構成される。さらに、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。入出力部14は、入出力インタフェースから構成される。また、このマルチリンク試験装置10をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部13には、このマルチリンク試験装置10の機能を実現するためのプログラムが格納される。
処理部11は、コントロール部111と、送信パケット生成部112と、判断部113と、表示処理部114とを含んで構成される。
コントロール部111は、処理部11の各構成の制御を司る。送信パケット生成部112は、アドレス情報131(後記)に記載されたアドレスを送信元アドレスとしたパケットを生成する。そして、生成したパケットそれぞれをパケット送信部121経由で、中継ノード20へ出力する。送信したパケットに関する情報は、記憶部13の確認結果情報132に記憶される。ここで、アドレス情報131には複数のアドレスが記載されており、送信パケット生成部112は、それぞれ異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成する。なお、この送信パケット生成部112は、少なくとも、試験対象のマルチリンクにおいて用いられるリンク40の数以上の異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成するのが好ましい。これは、中継ノード20において、受信したパケットの送信元アドレスが異なるからといって、それぞれ別のリンク40を選択するとは限らないからである。つまり、試験対象のマルチリンクにおいて用いられるリンク40の数以上のできるだけ多くのアドレスを送信元アドレスとして設定したパケットを生成し、送信することで、マルチリンクのいずれかのリンク40で導通が確保されていないことを、確認しやすくなる。
判断部113は、送信パケット生成部112により送信した各パケットに対する応答の有無を確認結果情報132に記録する。そして、判断部113は、送信パケット生成部112からのパケット送信後、所定時間経過しても応答を受信できなかった場合、当該パケットに対する応答を受信できなかったと判断する。ここで、送信パケット生成部112により送信した各パケットのうち、いずれかのパケットに対する応答パケットが受信できなかったとき、中継ノード20のマルチリンクのうち、いずれかのリンク40において導通が確保されていないと判断する。
表示処理部114は、判断部113によるマルチリンクの導通確保の判断結果や、確認結果情報132を入出力部14経由で外部の出力装置(例えば、液晶モニタ)へ出力する。これにより、このマルチリンク確認先装置30のユーザは、マルチリンクのいずれかのリンク40において導通が確保されてないことや、どのアドレスを送信元アドレスとしたパケットについて応答が得られたか等が分かる。なお、マルチリンク確認先装置30は、この表示処理部114を含まない構成としてもよい。
通信部12は、パケット送信部121およびパケット受信部122を備える。このパケット送信部121は、コントロール部111経由で出力されたパケットを、中継ノード20経由でマルチリンク確認先装置30へ送信する。また、パケット受信部122は、マルチリンク確認先装置30により受信されたパケットの応答を中継ノード20経由で受信し、コントロール部111へ出力する。
記憶部13は、アドレス情報131および確認結果情報132を記憶する。
アドレス情報131は、送信パケット生成部112が生成するパケットに設定する送信元アドレスを記憶する。このアドレス情報131は、入出力部14経由で予め入力しておく。
確認結果情報132は、送信パケット生成部112により生成し、送信したパケットに対する、マルチリンク確認先装置30からの応答の有無を示した情報である。この確認結果情報132を表1に例示する。この確認結果情報132は、例えば、表1に示すように、送信したパケットの送信元アドレスごとに、その送信元アドレスを設定したパケットに対するマルチリンク確認先装置30からの応答の有無を示した情報である。
Figure 2010154128
入出力部14は、処理部11からの出力結果を外部装置(例えば、出力装置等)へ出力したり、入力装置(図示省略)から入力された情報を処理部11へ出力したりする。
<処理手順>
次に、図1,2を参照しつつ、図3を用いて、マルチリンク試験装置10の処理手順を説明する。図3は、図2のマルチリンク試験装置の処理手順を示したフローチャートである。
図2のマルチリンク試験装置10の送信パケット生成部112は、アドレス情報131を参照して、それぞれ異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成する(S11)。ここで生成するパケットの送信先アドレスは、マルチリンク確認先装置30(図1参照)のアドレスである。そして、送信パケット生成部112は、この生成したパケットそれぞれを、コントロール部111経由でパケット送信部121へ出力し、パケット送信部121は、このパケットを、中継ノード20A経由でマルチリンク確認先装置30へ送信する(S12)。このときコントロール部111は、送信したパケットの送信元アドレスを、確認結果情報132に記憶しておく。そして、パケット受信部122は、中継ノード20A経由で、マルチリンク確認先装置30からのパケットの応答の受信を待つ。パケット受信部122は、中継ノード20A経由で、マルチリンク確認先装置30からの応答を受信すると、コントロール部111へ出力する。コントロール部111は、その受信結果を確認結果情報132に書き込んでいく。
そして、判断部113は、S12で送信したパケットすべてに対する応答パケット(応答)を受信できたか否かを判断する(S13)。つまり、パケット送信部121がパケットを送信した後、所定時間経過してもパケット受信部122において、この送信したパケットに対する応答をすべて受信できなかったとき(S13のNo)、つまり、応答を受信できなかったパケットがあったとき、判断部113は、中継ノード20Aに接続されるマルチリンクのいずれかのリンクにおいて障害が発生したと判断する(S14)。つまり、マルチリンクのいずれかのリンクにおいて導通が確保されていないと判断する。一方、パケット送信部121がパケットを送信した後、所定時間以内にパケット受信部122において、この送信したパケットに対する応答をすべて受信できたとき(S13のYes)、マルチリンクの導通が確保されていると判断する(S15)。そして、表示処理部114は、この判断部113による判断結果を、コントロール部111経由で出力する(S16)。
このようにすることで、マルチリンク試験装置10は、マルチリンクのいずれかのリンクにおいて導通が確保されていないか否か容易に知ることができる。
なお、前記した実施の形態において、マルチリンク確認先装置30に複数の異なるアドレスを設定されていれば、マルチリンク試験装置10から送信するパケットの送信先アドレスにも、そのマルチリンク確認先装置30に設定された複数の異なるアドレスを設定するようにしてもよい。つまり、中継ノード20は、たとえ、送信元アドレスが同じでも送信先アドレスが異なれば、それぞれ異なるリンク40を選択してパケットを転送する可能性があるので、このように異なる送信先アドレスを設定することでもマルチリンクにおける導通確認をすることができる。
また、前記した実施の形態において、マルチリンク試験装置10は、中継ノード20間を接続するマルチリンクの導通確認を行うこととしたが、これに限定されない。例えば、中継ノード20がOSPFのECMPに基づき、複数の経路(中継ノード20の連なり)の中から、パケットの送信に用いる経路を選択するシステムにおいて、そのそれぞれ経路の導通確認をする場合にも適用可能である。図4は、本実施の形態のマルチリンク試験装置を含むシステムの構成例を示した図である。例えば、図4に示すように複数の中継ノード20(20C,20D,20E,20F,20G,20H,20I,20J)が接続され、中継ノード20C〜20Gを経由する経路と、中継ノード20H〜20Jを経由する経路とがある場合を考える。この場合でも、マルチリンク試験装置10は、例えば、IP1〜IP4を送信元アドレスとしたパケットをマルチリンク確認先装置30宛に送信する。そして、そのパケットのいずれかについて応答が得られなかったとき、中継ノード20C〜20Gを経由する経路と、中継ノード20H〜20Jを経由する経路のいずれかにおいて、導通が確保されていないと判断できる。
本実施の形態に係るマルチリンク試験装置10は、前記したような処理を実行させるプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体(CD−ROM等)に記憶して提供することが可能である。
本実施の形態のマルチリンク試験装置を含むシステムの構成例を示した図である。 本実施の形態のマルチリンク試験装置の構成を示したブロック図である。 図2のマルチリンク試験装置の処理手順を示したフローチャートである。 本実施の形態のマルチリンク試験装置を含むシステムの構成例を示した図である。
符号の説明
10 マルチリンク試験装置
11 処理部
12 通信部
13 記憶部
14 入出力部
20(20A〜20J) 中継ノード
30 マルチリンク確認先装置
40(40A〜40D) リンク
111 コントロール部
112 送信パケット生成部
113 判断部
114 表示処理部
121 パケット送信部
122 パケット受信部
131 アドレス情報
132 確認結果情報

Claims (6)

  1. 受信したパケットの送信元アドレスを参照して、他の中継ノードとの間を接続する複数のリンクの中から、前記パケットの送信に用いるリンクを選択する中継ノードに用いられる前記複数のリンクの導通試験を行うマルチリンク試験装置であって、
    それぞれ異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成する送信パケット生成部と、
    前記生成したパケットそれぞれを、前記中継ノードへ送信するパケット送信部と、
    前記中継ノードから、前記送信したパケットに対する応答パケットを受信するパケット受信部と、
    前記送信したパケットのうち、いずれかのパケットに対する応答パケットが受信できなかったとき、前記中継ノードの複数のリンクのうち、いずれかのリンクにおいて導通が確保されていないと判断する判定部と、
    前記判断結果を出力する出力部とを備えることを特徴とするマルチリンク試験装置。
  2. 前記送信パケット生成部は、前記異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成するとき、少なくとも、前記中継ノードにおいて用いられるリンクの数以上の数の異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成することを特徴とする請求項1に記載のマルチリンク試験装置。
  3. 前記他の中継ノードにより接続されるノードに複数の異なるアドレスが設定されていたとき、前記送信パケット生成部は、そのアドレスそれぞれを送信先アドレスとしたパケットを複数生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマルチリンク試験装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のマルチリンク試験装置と、このマルチリンク試験装置により導通試験が行われる中継ノードとを含んで構成されるマルチリンク試験システム。
  5. 受信したパケットの送信元アドレスを参照して、他の中継ノードとの間を接続する複数のリンクの中から、前記パケットの送信に用いるリンクを選択する中継ノードに用いられる前記複数のリンクの導通試験を行うマルチリンク試験装置が、
    それぞれ異なる送信元アドレスを設定したパケットを生成するステップと、
    前記生成したパケットそれぞれを、前記中継ノードへ送信するステップと、
    前記中継ノードから、前記送信したパケットに対する応答パケットを受信するステップと、
    前記送信したパケットそれぞれに対する応答パケットの受信の有無を判断し、前記送信したパケットのうち、いずれかのパケットに対する応答パケットが受信できなかったとき、前記中継ノードの複数のリンクのうち、いずれかのリンクにおいて導通が確保されていないと判断するステップと、
    前記判断結果を出力するステップとを実行するマルチリンク試験方法。
  6. 請求項5に記載のマルチリンク試験方法を、コンピュータである前記マルチリンク試験装置に実行させるためのプログラム。
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