JP5613193B2 - ポーリング試験装置およびポーリング試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークからデータを収集し、ネットワークに発生する障害を検出する、ポーリング試験装置およびポーリング試験方法に関する。
ネットワークを運用、管理する場合において、ネットワークで発生する障害を検出するため、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置)に対し、ICMP(Internet Control Message Protocol:非特許文献1)によるping(Packet INternet Groper)やSNMP(Simple Network Management Protocol:非特許文献2)等によるポーリング試験が広く行われている。通常、1ネットワークに対し1ポーリング試験装置を配置し、試験対象となるネットワーク装置のIP(Internet Protocol)アドレスのみをポーリング試験装置に与える。そして、ポーリング試験装置が、そのIPアドレスを有するネットワーク装置に対し試験用パケットを送信し、ネットワーク装置からの応答パケットの受信の有無等により、OK/NG等の試験結果を得るのが一般的である。
このポーリング試験装置の内部では、試験対象装置のIPアドレス(以下、「試験対象IPアドレス」と呼ぶ場合がある)がIF(interface)に付与されたアドレスのサブネットに包含されない場合、ルーティングテーブルを参照し適切なNexthopアドレスでパケットを送受信し試験を実行する。
図1は、従来のポーリング試験装置1によるポーリング試験の概要を説明するための図である。図1に示すように、ポーリング試験装置1は、中継装置210に接続されており、ルーティング情報3(ルーティングテーブル)が予め格納されている。
試験対象装置411のIPアドレス(試験対象IPアドレス)「192.168.10.11」がポーリング試験装置1に入力され(ステップS10)、この試験対象IPアドレス「192.168.10.11」を有する試験対象装置411の試験を行う場合、このアドレスはIF111のサブネットに包含されていないため、ポーリング試験装置1のポーリング試験部2は、PrefixとNexthopの組から構成されるルーティング情報3を参照する(ステップS11)。その結果、「192.168.10.0/24」のNexthopは、「192.168.1.1」であり、同じサブネットに属するIFはIF111であるという情報をポーリング試験部2が得て、試験用パケットをIF111から送信する(ステップS12)。試験対象装置411が稼動している場合には、当該装置からの応答パケットを、IF111を介して受信し、ポーリング試験部2は、当該装置が稼動している(試験結果「OK」)と判定する。一方、試験対象装置411が稼動していない場合は、試験用パケットの送信から所定時間待っても応答パケットを受信できないこと等により、当該装置が稼動していない(試験結果「NG」)と判定する。
"INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL",[online], September 1981, IETF RFC792, [平成24年3月21日検索],インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc792.txt> "An Architecture for Describing Simple Network Management Protocol (SNMP) Management Frameworks",[online], December 2002, IETF RFC3411, [平成24年3月21日検索],インターネットURL:http://www.ietf.org/rfc/rfc3411.txt>
近年、VPN(Virtual Private Network)サービスが普及し管理すべきVPN数が増加している。これに伴いポーリング試験装置数もVPN数に比例して増加している。ポーリング試験装置数の増加を抑制するために、複数のVPNを1つのポーリング試験装置に集約して試験することができれば、ポーリング試験装置数の増加を抑えることができる。しかしながら、従来技術におけるポーリング試験では、(1)異なる2ネットワークに同じ試験対象IPアドレスが含まれる場合、つまり、異なるネットワークにおいて、IPアドレスが同じ試験対象装置が存在する場合、(2)異なる2ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが同じとなる場合、つまり、2つのネットワークそれぞれへのNexthopとなる、例えば、2つの中継装置のIPアドレスが重複する場合、があり得る。このような場合、従来のポーリング試験装置では、誤ったネットワークに対して試験用パケットを送信する場合が発生し、所望の試験対象装置のポーリング試験を実行することができない(詳細は後記する、図2、図3参照)。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、IPアドレスが重複する複数のネットワークに接続される場合であっても、所望の試験対象装置のポーリング試験を実行することができるポーリング試験装置およびポーリング試験方法を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数のネットワークに接続され、前記ネットワークに属するネットワーク装置との間でパケットを送受信することにより前記ネットワーク装置の稼動状態の試験を行うポーリング試験装置であって、前記ネットワークを一意に特定するためのネットワークサービスID(SVID)に対応付けて、前記SVIDを有する前記ネットワークに向けての前記パケットの送受信を実行するIF(interface)が格納されるSVID−IF対応情報が記憶されると共に、前記IFに対応付けて、IPアドレスの共通部分であるPrefixおよび前記パケットの転送先となるNexthopのIPアドレスが格納されるIF付ルーティング情報が記憶される記憶部と、試験対象となる前記ネットワーク装置の属する前記ネットワークの前記SVIDと、前記試験対象となるネットワーク装置のIPアドレスを示す試験対象IPアドレスと、を含む試験対象装置情報を受け取り、前記試験対象装置情報の前記SVIDを用いて、前記SVID−IF対応情報を参照し、前記パケットの送受信を実行する前記IFを決定し、前記決定したIFおよび前記試験対象装置情報の前記試験対象IPアドレスを用いて、前記IF付ルーティング情報を参照し、前記決定したIFに対向する前記NexthopのIPアドレスを決定し、前記決定したIFを用いることにより、前記決定したIPアドレスの前記Nexthopを介して、前記試験対象となるネットワーク装置との間で前記稼動状態の試験のためのパケットの送受信を実行するポーリング試験制御部と、を備えることを特徴とするポーリング試験装置とした。
また、請求項2に記載の発明は、複数のネットワークに接続され、前記ネットワークに属するネットワーク装置との間でパケットを送受信することにより前記ネットワーク装置の稼動状態の試験を行うポーリング試験装置のポーリング試験方法であって、前記ポーリング試験装置が、前記ネットワークを一意に特定するためのネットワークサービスID(SVID)に対応付けて、前記SVIDを有する前記ネットワークに向けての前記パケットの送受信を実行するIF(interface)が格納されるSVID−IF対応情報が記憶されると共に、前記IFに対応付けて、IPアドレスの共通部分であるPrefixおよび前記パケットの転送先となるNexthopのIPアドレスが格納されるIF付ルーティング情報が記憶される記憶部を備えており、試験対象となる前記ネットワーク装置の属する前記ネットワークの前記SVIDと、前記試験対象となるネットワーク装置のIPアドレスを示す試験対象IPアドレスと、を含む試験対象装置情報を受け取るステップと、前記試験対象装置情報の前記SVIDを用いて、前記SVID−IF対応情報を参照し、前記パケットの送受信を実行する前記IFを決定するステップと、前記決定したIFおよび前記試験対象装置情報の前記試験対象IPアドレスを用いて、前記IF付ルーティング情報を参照し、前記決定したIFに対向する前記NexthopのIPアドレスを決定するステップと、前記決定したIFを用いることにより、前記決定したIPアドレスの前記Nexthopを介して、前記試験対象となるネットワーク装置との間で前記稼動状態の試験のためのパケットの送受信を実行するステップと、を実行することを特徴とするポーリング試験方法とした。
このように、ネットワークを一意に特定するSVIDと試験対象IPアドレスとを含む試験対象装置情報をポーリング試験装置が受け取り、ポーリング試験装置が、SVID−IF対応情報を参照してIFを決定し、決定したIFを用いて、IF付ルーティング情報を参照することにより、NexthopのIPアドレスを決定することができる。
よって、IPアドレスが重複する複数のネットワークが1つのポーリング試験装置に接続される場合であっても、試験対象装置の属するネットワークを特定してIFを決定し、所望の試験対象装置のポーリング試験を実行することができる。
本発明によれば、IPアドレスが重複する複数のネットワークに接続される場合であっても、所望の試験対象装置のポーリング試験を実行する、ポーリング試験装置およびポーリング試験方法を提供することができる。
従来のポーリング試験装置によるポーリング試験の概要を説明するための図である。 複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合における、従来のポーリング試験の問題点を説明するための図である。 複数ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが重複する場合における、従来のポーリング試験の問題点を説明するための図である。 本実施形態に係るポーリング試験装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係るSVID別試験情報のデータ構成の一例を示す図である。 複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合における、本実施形態に係るポーリング試験装置の処理の流れを説明するための図である。 複数ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが重複する場合における、本実施形態に係るポーリング試験装置の処理の流れを説明するための図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)におけるポーリング試験装置1等について説明する。
<従来技術の問題点>
まず、IPアドレスが重複する複数のネットワークにポーリング試験装置1が接続される場合の従来技術における問題点を具体的に説明する。
≪複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合≫
図2は、異なる2ネットワークに同じ試験対象IPアドレスが含まれる場合、つまり、複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合における、従来のポーリング試験の問題点を説明するための図である。
図2においては、ネットワーク310が中継装置210を介して、ポーリング試験装置1のIF111に接続され、ネットワーク320が中継装置220を介して、ポーリング試験装置1のIF112に接続されている。また、ネットワーク310、ネットワーク320において、共通するIPアドレス「192.168.10.11」を有する試験対象装置411,421が存在する。ルーティング情報3には、ネットワーク310側のPrefixとNexthopの組、ネットワーク320側のPrefixとNexthopの組の両方が予め登録されているものとする。なお、ネットワーク310側のNexthopのIPアドレスと、ネットワーク320側のNexthopのIPアドレスとは異なる。
試験対象装置411のポーリング試験を実行する場合、ポーリング試験装置1には、試験対象装置411のIPアドレス(試験対象IPアドレス)「192.168.10.11」が入力される(ステップS20)。ポーリング試験装置1のポーリング試験部2は、ルーティング情報3を参照するが(ステップS21)、同じIPアドレスに対し異なるNexthopを持つレコードが存在するため、どちらか一方のレコードを選択する。仮に、ポーリング試験部2が下位のレコードを選択した場合、ネットワーク310に属する試験対象装置411の試験を実行しようとしているにもかかわらず、試験用パケットは、中継装置220のIPアドレス「192.168.2.1」側に流れるため(ステップS22)、ポーリング試験装置1は、所望の試験対象装置ではない試験対象装置421の応答パケットを受信することになる。
したがって、ポーリング試験装置1は、試験対象装置411のポーリング試験を実行することができない結果となる。
≪複数ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが重複する場合≫
図3は、異なる2ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが同じとなる場合、つまり、複数ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが重複する場合における、従来のポーリング試験の問題点を説明するための図である。
図3においては、ネットワーク310が中継装置210を介して、ポーリング試験装置1のIF111に接続され、ネットワーク320が中継装置220を介して、ポーリング試験装置1のIF112に接続されている。また、IF111の対向となるIF211のIPアドレスが「192.168.1.1/24」であり、IF112の対向となるIF221のIPアドレスが「192.168.1.1/24」であり、異なるネットワークへのNexthopのIPアドレスが重複している。ルーティング情報3には、ネットワーク310側のPrefixとNexthopの組、ネットワーク320側のPrefixとNexthopの組の両方が予め登録されているものとする。なお、ネットワーク310とネットワーク320とでは、別のIPアドレスを使用している。
試験対象装置411のポーリング試験を実行する場合、ポーリング試験装置1には、試験対象装置411のIPアドレス(試験対象IPアドレス)「192.168.10.11」が入力される(ステップS30)。ポーリング試験装置1のポーリング試験部2は、ルーティング情報3を参照するが(ステップS31)、選択されたNexthopを含むIPアドレスをサブネットに持つIFが複数となる場合、どちらか一方のIFを選択する。仮に、ポーリング試験部2が老番(番号のうち数の大きい方)のIF(IF112)を選択した場合、ネットワーク310に属する試験対象装置411の試験を実行しようとしているにもかかわらず、試験用パケットは、ネットワーク320側に流れる(ステップS32)。
したがって、ポーリング試験装置1は、試験対象装置411のポーリング試験を実行することができない結果となる。
このように、IPアドレスが重複する複数のネットワークに1つのポーリング試験装置1が接続される場合、所望の試験対象装置のポーリング試験が実行できない場合があった。
<本発明の概要>
まず、本実施形態に係るポーリング試験装置100が実行する処理の概要について説明する。
従来のポーリング試験の処理においては、ポーリング試験装置1に対し、試験対象IPアドレスのみを与えて、ポーリング試験を実行していた。これに対し、本実施形態に係るポーリング試験装置100では、試験対象IPアドレスに加え、ポーリング試験装置100と接続される複数のネットワークを含むシステムにおいて、各ネットワークが一意に特定されるネットワークサービスID(以下、「SVID」と略す)も併せて、ポーリング試験装置100に与える。
また、ポーリング試験装置100には、SVIDとIFとの対応関係を示すSVID−IF対応情報33(図4、図6等参照)、および、従来のルーティング情報3(図1等参照)のデータ項目にIF情報を付加したIF付ルーティング情報34(図4、図6等参照)を、ポーリング試験実行前に設定しておく。
そして、ポーリング試験装置100は、SVIDと試験対象IPアドレスとを含む試験対象装置情報を受け取ると、SVIDに対応するIFの情報を、SVID−IF対応情報33を参照して取得し、次に、IF付ルーティング情報34において、取得したIFを含むレコードのみを探索対象として、Nexthopを決定する。
このようにすることにより、複数のネットワークが1ポーリング試験装置に接続される場合であっても、所望のネットワークの試験対象装置に対し、適切なIFから試験用パケットを送信し、ポーリング試験を実行することができる。
なお、本ポーリング試験装置100が実行する処理の詳細は、図6および図7において説明する。
<ポーリング試験装置の構成>
図4は、本実施形態に係るポーリング試験装置100の構成例を示す機能ブロック図である。
ポーリング試験装置100は、ポーリングによりネットワーク内の各試験対象装置の稼動状態を監視(試験)する装置であり、入出力部10と、制御部20と、記憶部30とを備える。
入出力部10は、情報の入力および出力の処理を実行し、情報入力部11、結果出力部12、および、ポーリング試験装置100と各ネットワーク#1〜#nとの間で情報を中継する中継装置#1〜#nに対向するIF(通信インタフェース)#1〜#nを備える。
情報入力部11は、キーボード等の入力手段(不図示)や、ネットワーク管理装置(不図示)に格納された試験対象装置ファイル等から、(1)試験対象装置が属するネットワークのSVIDと試験対象IPアドレスとを含む試験対象装置情報や、(2)パケットの再送回数や、タイムアウト時間等を含む情報である試験オプション情報32を受信し、制御部20(後記する「試験対象装置情報解析部21」)に引き渡す。
結果出力部12は、制御部20(後記する「ポーリング試験制御部22」)から、各装置に対する試験結果の情報として、後記するSVID別試験情報31を取得し、モニタ等の出力手段(不図示)に出力したり、ネットワーク管理装置(不図示)の試験結果ファイル等に、その試験結果を出力したりする。
IF(#1〜#n)それぞれは、制御部20内の後記する各パケット送受信処理部23(#1〜#n)に対応して設けられる通信インタフェースであり、ポーリング試験装置100と各ネットワーク#1〜#nとの間で情報を中継する中継装置#1〜#nに対向し、ポーリング試験のためのパケットを送受信する。
制御部20は、ポーリング試験装置100全体の制御を司り、試験対象装置情報解析部21と、ポーリング試験制御部22と、パケット送受信処理部23(#1〜#n)とを含んで構成される。
試験対象装置情報解析部21は、情報入力部11から、SVIDと試験対象IPアドレスとを含む試験対象装置情報や、パケットの再送回数、タイムアウト時間等を含む試験オプション情報32を取得する。そして、試験対象装置情報解析部21は、取得した情報のフォーマット等が正しいか否かを解析した上で、正しい場合は、試験対象装置情報を、記憶部30内の後記するSVID別試験情報31のデータとして格納し、試験オプション情報32を記憶部30内に格納する。なお、試験対象装置情報解析部21は、取得した情報のフォーマット等が正しくない場合は、その旨を、結果出力部12を介して出力するようにしてもよい。
図5は、本実施形態に係るSVID別試験情報31のデータ構成の一例を示す図である。
図5に示すように、SVID別試験情報31は、SVID311、試験対象IPアドレス312、および、試験結果313のデータ項目から構成される。このSVID311および試験対象IPアドレス312のデータ項目には、試験対象装置情報解析部21により、試験対象装置情報(SVIDと試験対象IPアドレスの組)が格納され、SVID別試験情報31の1レコードが生成される。試験結果313のデータ項目には、ポーリング試験制御部22により、試験対象装置情報(SVIDと試験対象IPアドレスの組)に示される試験対象装置の試験結果(OK/NG等)が格納される。なお、「−」は、試験結果がまだ格納されていない状態を示す。
図4に戻り、ポーリング試験制御部22は、パケット送受信処理部23(#1〜#n)による試験対象装置へのポーリング試験の全般を制御する。
具体的には、ポーリング試験制御部22は、パケットの再送回数や、タイムアウト時間等を含む情報である試験オプション情報32を記憶部30から取得し、各パケット送受信処理部23(#1〜#n)に設定する。
また、ポーリング試験制御部22は、SVID別試験情報31(図5)を参照し、まだ試験を実行してない、試験対象装置情報(SVIDと試験対象IPアドレスの組)を取得する。そして、ポーリング試験制御部22は、取得した試験対象装置情報のSVIDを用いて、SVID−IF対応情報33を検索し、当該SVIDに対応するIFを決定する。続いて、ポーリング試験制御部22は、決定したIFを用いて、IF付ルーティング情報34を参照し、当該IFに該当するレコードの中から、試験対象IPアドレスに対応するPrefixにおける、NexthopのIPアドレスを決定する。
ポーリング試験制御部22は、決定したIFに対応するパケット送受信処理部23に、試験対象装置情報を含む試験命令を出力する。
そして、ポーリング試験制御部22は、試験対象装置の試験を終了したパケット送受信処理部23から試験結果(OK/NG等)を受け取り、その試験結果をSVID別試験情報31に格納する。また、ポーリング試験制御部22は、例えば、SVID別試験情報31に格納された試験対象装置情報のすべての試験結果313の情報の取得を終えた場合に、試験結果が格納されたSVID別試験情報31を結果出力部12に出力する。
パケット送受信処理部23(#1〜#n)は、各パケット送受信処理部23(#1〜#n)に対応するIF(#1〜#n)を介して、ポーリングによる試験を実行する。
具体的には、パケット送受信処理部23は、ポーリング試験制御部22から、試験対象装置情報(SVIDと試験対象IPアドレスの組)を受け取り、試験対象装置に向けて試験用パケットを送信し、試験対象装置から応答パケットを受信する。なお、パケット送受信処理部23が行うパケットの送受信は、例えば、pingやSNMP等に基づいて行われる。
パケット送受信処理部23は、タイムアウト時間内に試験対象装置から応答パケットを受信した場合に、ポーリング試験制御部22に対し「OK」等の試験結果を出力する。また、パケット送受信処理部23は、タイムアウト時間内に試験対象装置から応答パケットを受信できない場合は、設定された再送回数だけ試験用パケットの再送を実行し、設定された再送回数に達しても応答パケットを得られない場合に、ポーリング試験制御部22に対し「NG」等の試験結果を出力する。
記憶部30は、RAM(Random Access Memory)や、HDD(Hard Dick Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成され、SVID別試験情報31(図5参照)、試験オプション情報32、SVID−IF対応情報33、および、IF付ルーティング情報34が記憶される。SVID別試験情報31および試験オプション情報32については、既に説明済みのため、ここでの説明を省略する。
SVID−IF対応情報33およびIF付ルーティング情報34は、ポーリング試験実行前に、入出力部10を介して予め記憶部30に記憶しておく情報である。
このSVID−IF対応情報33は、図6および図7に例示するように、SVIDとIFとをデータ項目として備え、各ネットワークが一意に特定される番号であるSVIDに対応するIFのIF番号が格納される。
IF付ルーティング情報34は、図6および図7に例示するように、IFとPrefixとNexthopとをデータ項目として備える。ポーリング試験制御部22は、SVID−IF対応情報33に基づきIF(IF番号)を特定し検索範囲を限定した上で、試験対象装置情報の試験対象IPアドレスに基づき、NexthopのIPアドレスを決定することができる。
なお、ポーリング試験装置100をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部30には、ポーリング試験装置100の制御部20の機能を実現するためのプログラムが格納される。そして、制御部20は、記憶部30に記憶されたプログラムを、不図示のCPUが、RAM等に展開し実行することで実現される。
<ポーリング試験装置の処理>
次に、本実施形態に係るポーリング試験装置100が、(1)複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合、および、(2)複数ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが重複する場合、に行うポーリング試験処理について説明する。なお、(1)および(2)の両方の場合において、ポーリング試験装置100が行う処理は、同様であるので、(1)の複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合について、より具体的に説明する。
≪複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合≫
図6は、複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合における、本実施形態に係るポーリング試験装置100の処理の流れを説明するための図である。
図6においては、ネットワーク310が中継装置210を介して、ポーリング試験装置100のIF111に接続され、ネットワーク320が中継装置220を介して、ポーリング試験装置100のIF112に接続されている。また、ネットワーク310、ネットワーク320において、共通するIPアドレス「192.168.10.11」を有する試験対象装置411,421が存在する。
ここで、ネットワーク310には、ネットワークサービスID(SVID)として「1」が与えられ、ネットワーク320には、ネットワークサービスID(SVID)として「2」が与えられている。また、ポーリング試験装置100には、図6に示すような、SVID−IF対応情報33およびIF付ルーティング情報34が、ポーリング試験実行前に格納されている。
試験対象装置411のポーリング試験を実行する場合、ポーリング試験装置100には、試験対象装置411のIPアドレス(試験対象IPアドレス)「192.168.10.11」と、その試験対象装置411が属するネットワークのSVID「1」とが、試験対象装置情報として入力され(ステップS40)、試験対象装置情報解析部21によって記憶部30のSVID別試験情報31に格納される。
ポーリング試験装置100のポーリング試験制御部22は、SVID別試験情報31から試験対象装置情報を取得し、試験対象装置情報に含まれるSVIDを用いて、SVID−IF対応情報33を検索し(ステップS41)、当該SVIDに対応するIFを決定する。図6においては、SVID「1」に対応するIFとして「IF111」を決定する。続いて、ポーリング試験制御部22は、決定したIFを用いて、IF付ルーティング情報34を参照し(ステップS42)、当該IFに該当するレコードの中から、試験対象IPアドレスに対応するPrefixにおける、NexthopのIPアドレスを決定する。図6においては、ポーリング試験制御部22が、「IF111」に該当するレコードの中から、対応するNexthop(中継装置210)のIPアドレス「192.168.1.1」を決定する。
そして、ポーリング試験制御部22は、決定したIF(ここでは「IF111」)に対応するパケット送受信処理部23に、当該試験対象装置情報を含む試験命令を出力し、試験対象装置に対する、ポーリングによるパケットの送受信処理を開始させる(ステップS43)。
このようにすることにより、複数ネットワークで試験対象IPアドレスが重複する場合においても、所望のネットワークの試験対象装置に対し、適切なIFから試験用パケットを送信し、ポーリング試験を実行することができる。
≪複数ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが重複する場合≫
図7は、複数ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが重複する場合における、本実施形態に係るポーリング試験装置100の処理の流れを説明するための図である。
図7においては、ネットワーク310が中継装置210を介して、ポーリング試験装置100のIF111に接続され、ネットワーク320が中継装置220を介して、ポーリング試験装置100のIF112に接続されている。また、IF111の対向となるIF211のIPアドレスが「192.168.1.1/24」であり、IF112の対向となるIF221のIPアドレスが「192.168.1.1/24」であり、異なるネットワークへのNexthopのIPアドレスが重複している。
試験対象装置411のポーリング試験を実行する場合、ポーリング試験装置100は、図6で示した処理と同様の処理を行う。つまり、ポーリング試験装置100に、試験対象IPアドレス「192.168.10.11」と、SVID「1」とが、試験対象装置情報として入力され(ステップS50)。そして、ポーリング試験制御部22が、SVIDを用いて、SVID−IF対応情報33を検索し(ステップS51)、当該SVIDに対応するIF(「IF111」)を決定する。続いて、ポーリング試験制御部22は、決定したIFを用いて、IF付ルーティング情報34を参照し(ステップS52)、当該IFに該当するレコードの中から、試験対象IPアドレスに対応するPrefixにおける、Nexthop(中継装置210)のIPアドレス(「192.168.1.1」)を決定する。
そして、ポーリング試験制御部22は、決定したIF(ここでは「IF111」)に対応するパケット送受信処理部23に、当該試験対象装置情報を含む試験命令を出力し、試験対象装置に対する、ポーリングによるパケットの送受信処理を開始させる(ステップS53)。
このようにすることにより、複数ネットワーク宛のNexthopのIPアドレスが重複する場合においても、所望のネットワークの試験対象装置に対し、適切なIFから試験用パケットを送信し、ポーリング試験を実行することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るポーリング試験装置およびポーリング試験方法によれば、IPアドレスが重複する複数のネットワークが1つのポーリング試験装置100に接続される場合であっても、所望の試験対象装置のポーリング試験を実行することができる。
10 入出力部
11 情報入力部
12 結果出力部
20 制御部
21 試験対象装置情報解析部
22 ポーリング試験制御部
23 パケット送受信処理部
30 記憶部
31 SVID別試験情報
32 試験オプション情報
33 SVID−IF対応情報
34 IF付ルーティング情報
100 ポーリング試験装置
111,112 IF
210,220 中継装置
310,320 ネットワーク

Claims (2)

  1. 複数のネットワークに接続され、前記ネットワークに属するネットワーク装置との間でパケットを送受信することにより前記ネットワーク装置の稼動状態の試験を行うポーリング試験装置であって、
    前記ネットワークを一意に特定するためのネットワークサービスID(SVID)に対応付けて、前記SVIDを有する前記ネットワークに向けての前記パケットの送受信を実行するIF(interface)が格納されるSVID−IF対応情報が記憶されると共に、前記IFに対応付けて、IPアドレスの共通部分であるPrefixおよび前記パケットの転送先となるNexthopのIPアドレスが格納されるIF付ルーティング情報が記憶される記憶部と、
    試験対象となる前記ネットワーク装置の属する前記ネットワークの前記SVIDと、前記試験対象となるネットワーク装置のIPアドレスを示す試験対象IPアドレスと、を含む試験対象装置情報を受け取り、
    前記試験対象装置情報の前記SVIDを用いて、前記SVID−IF対応情報を参照し、前記パケットの送受信を実行する前記IFを決定し、
    前記決定したIFおよび前記試験対象装置情報の前記試験対象IPアドレスを用いて、前記IF付ルーティング情報を参照し、前記決定したIFに対向する前記NexthopのIPアドレスを決定し、
    前記決定したIFを用いることにより、前記決定したIPアドレスの前記Nexthopを介して、前記試験対象となるネットワーク装置との間で前記稼動状態の試験のためのパケットの送受信を実行するポーリング試験制御部と、
    を備えることを特徴とするポーリング試験装置。
  2. 複数のネットワークに接続され、前記ネットワークに属するネットワーク装置との間でパケットを送受信することにより前記ネットワーク装置の稼動状態の試験を行うポーリング試験装置のポーリング試験方法であって、
    前記ポーリング試験装置は、
    前記ネットワークを一意に特定するためのネットワークサービスID(SVID)に対応付けて、前記SVIDを有する前記ネットワークに向けての前記パケットの送受信を実行するIF(interface)が格納されるSVID−IF対応情報が記憶されると共に、前記IFに対応付けて、IPアドレスの共通部分であるPrefixおよび前記パケットの転送先となるNexthopのIPアドレスが格納されるIF付ルーティング情報が記憶される記憶部を備えており、
    試験対象となる前記ネットワーク装置の属する前記ネットワークの前記SVIDと、前記試験対象となるネットワーク装置のIPアドレスを示す試験対象IPアドレスと、を含む試験対象装置情報を受け取るステップと、
    前記試験対象装置情報の前記SVIDを用いて、前記SVID−IF対応情報を参照し、前記パケットの送受信を実行する前記IFを決定するステップと、
    前記決定したIFおよび前記試験対象装置情報の前記試験対象IPアドレスを用いて、前記IF付ルーティング情報を参照し、前記決定したIFに対向する前記NexthopのIPアドレスを決定するステップと、
    前記決定したIFを用いることにより、前記決定したIPアドレスの前記Nexthopを介して、前記試験対象となるネットワーク装置との間で前記稼動状態の試験のためのパケットの送受信を実行するステップと、
    を実行することを特徴とするポーリング試験方法。
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