JP2010153502A - 太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量でありながら剛性が高く反りの起きにくい構造を備えた太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール1は、複数の発電素子2aと、複数の発電素子2aの表面側に配置された透明プラスチック板3と、複数の発電素子2aの裏面側に配置されたCFRPからなるCFRP板4とを有する。太陽電池モジュール1は、透明プラスチック板3の厚さをX、CFRP板4の厚さをYとしたときに次の関係式を満たしている。
0.9+0.3X≦Y≦6.5−0.7X
【選択図】図1
【解決手段】太陽電池モジュール1は、複数の発電素子2aと、複数の発電素子2aの表面側に配置された透明プラスチック板3と、複数の発電素子2aの裏面側に配置されたCFRPからなるCFRP板4とを有する。太陽電池モジュール1は、透明プラスチック板3の厚さをX、CFRP板4の厚さをYとしたときに次の関係式を満たしている。
0.9+0.3X≦Y≦6.5−0.7X
【選択図】図1
Description
本発明は、車両等に搭載される太陽電池モジュールに関する。
近年、自動車等の車両は搭載される電子機器の増加に伴い消費電力が増加しているため、従来、その一部をまかなうべく車両に太陽電池を搭載することが行われている。太陽電池は、長期信頼性を保証するため、例えば発電素子をガラス等透明材、封止材(透明接着剤)、バックシートで積層したモジュール構造となっている。
車両に搭載する太陽電池は、できるだけ軽量化することが望ましい。しかしながら、ガラスを用いたモジュール構造では、ガラスの重量が重いために軽量化が難しい。中には、透明プラスチックやFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を用いて太陽電池モジュールを構成する、という考えがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−38126号公報
しかし、透明プラスチックやFRPを用いて太陽電池モジュールを構成する場合、軽量化は可能でも、剛性が低下したり、反りが出てしまうおそれがあった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、軽量でありながら剛性が高く反りの起きにくい構造を備えた太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の発電素子と、その複数の発電素子の表面側に配置された透明樹脂板と、複数の発電素子の裏面側に配置されたCFRPからなるCFRP板とを有する太陽電池モジュールであって、透明樹脂板の厚さをX、CFRP板の厚さをYとしたときに下記の関係式を満たす太陽電池モジュールを特徴とする。
0.9+0.3X≦Y≦6.5−0.7X
0.9+0.3X≦Y≦6.5−0.7X
この太陽電池モジュールは、透明樹脂板を用いているため軽量であり、しかも、CFRP板を用いているため、剛性が高くなっている。
また、上記太陽電池モジュールの場合、CFRP板は、厚さ方向中間に金属性の板材が内挿されていることが好ましい。これにより、電磁波の遮蔽効果を高めることができる。
さらに、上記太陽電池モジュールの場合、CFRP板は、積層した複数のプリプレグを焼き固めて製造されていることが好ましい。
こうすると、CFRP板の成形工程と各部材を重ねる積層工程とを一体的に実行でき、また、CFRP板と封止層の境界面で高分子同士が絡み合い、高い接着強度を持たせることが可能となる。
以上詳述したように、本発明によれば、軽量でありながら剛性が高く反りの起きにくい構造を備えた太陽電池モジュールが得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池モジュール1の構成を示す断面図、図2はその平面図である。太陽電池モジュール1は、発電素子群2と、透明プラスチック板3と、CFRP板4と、封止層5とを有し、車両の屋根等に搭載して使用する車載用になっている。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池モジュール1の構成を示す断面図、図2はその平面図である。太陽電池モジュール1は、発電素子群2と、透明プラスチック板3と、CFRP板4と、封止層5とを有し、車両の屋根等に搭載して使用する車載用になっている。
発電素子群2は複数の発電素子2aを有していて、各発電素子2aが透明プラスチック板3とCFRP板4との間にこれらと平行になるように縦横規則的に並んだ2次元格子状に配置されている。各発電素子2aは、縦横等しいサイズ(例えば125mm)で一定の厚さ(例えば200μm)を有している。各発電素子2aは、単結晶シリコンやアモルファスシリコン等を用いて形成されており、隣接するもの同士がインターコネクタ6で電気的に接続されている。また、各発電素子2aは封止樹脂5によって互いに絶縁されている。
透明プラスチック板3は、一定の厚さ(例えば厚さ1〜6mm程度)を備えた平坦な板材であって、発電素子群2の表面側に配置されている。透明プラスチック板3は、その厚さをXとしたときに、厚さXが後述する厚さ関係式を満たすものとなっている。
透明プラスチック板3は、透明な樹脂(プラスチック)素材からなり、次のようなプラスチック素材を用いることができる。例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルイミド、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリブチレンテレフタレート、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアリレート、ETFE、ポリフッ化ビニル、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルフォン、ABS樹脂等を用いることができる。これらのプラスチック素材のうち、好ましくは高光透過率、耐熱性、耐衝撃性等の観点から、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ETFE、ABS樹脂を用いるとよい。さらに好ましくは汎用性、成形性等の観点からポリカーボネート、アクリル樹脂を用いるとよい。透明プラスチック板3は、例えば、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製のユーピロンS−2000を用いることができる(ユーピロンは同社の商品名)。
CFRP板4は一定の厚さ(例えば2mm程度)を備えた平坦な板材であって、発電素子群2の裏面側に配置されている。また、CFRP板4はその厚さをYとしたときに、厚さYが以下の厚さ関係式を満たすものとなっている(CFRP板4の線膨張係数は40ppm程度)。
厚さ関係式:0.9+0.3X≦Y≦6.5−0.7X
厚さ関係式:0.9+0.3X≦Y≦6.5−0.7X
CFRP板4はCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)からなりPAN(ポリアクリロニトリル)系、ピッチ系のどちらを用いてもよいが、高強度、高弾性を有するPAN系を用いることが好ましい。例えば、CFRP板4は東邦テナックス(株)製のW3101/Q112Jを用いることができる。
また、CFRP板4は成形の際、次の成形法を適用することができる。例えば、射出成形法、プレス法、RTM(Resin Transfer Molding)法、FW(Filament Winding)法、オーブン法、オートクレーブ法を適用することができる。これらのうち、高強度および高弾性が期待でき、また、生産性の観点から、RTM(Resin Transfer Molding)法、オーブン法、オートクレーブ法を適用することが好ましい。
封止層5は透明プラスチック板3とCFRP板4との間に充填されて透明プラスチック板3とCFRP板4との間を封止している。封止層5は各発電素子2aを絶縁するための透明な接着剤によって構成されている。封止層5の厚さは1mm程度で例えばEVAによって構成されている。封止層5は三井化学ファブロ(株)社製のSC−50Bを用いることができる。
そして、以上の構成を有する太陽電池モジュール1は、表面側が透明プラスチック板3によって構成されているので、表面側がガラスからなる場合に比べて軽量化が達成できている。一方、透明プラスチック板3(例えばポリカーボネート)はガラスに比べてヤング率が低く、線膨張係数が高いので(図3参照)、製造時や使用時に線膨張係数の差によって太陽電池モジュール1に反り返りが発生するおそれがある。例えば、太陽電池モジュール1はCFRP板4をラミメータ機にセットし封止材を加熱しながら溶かして発電素子群2を封止することによって製造するが、製造過程で150℃前後に加熱して冷却するため、反りが発生する。また、太陽電池モジュール1は季節間の温度差や昼夜の温度差によって反りが発生することもある。
しかしながら、CFRPが低膨張係数であるため、裏面側をCFRP板4として、透明プラスチック板3とCFRP板4とを組み合わせた構成にしたことによって、太陽電池モジュール1は反り返りが低減され、高耐久化が実現できている。また、CFRPが高剛性であるため、その分、透明プラスチック板3の厚さを薄くすることもでき、より一層の軽量化を実現することもできる。
そして、太陽電池モジュール1は透明プラスチック板3の厚さXとCFRP板4の厚さYとが前述した厚さ関係式を満たしている。そのため、図4に示すように、太陽電池モジュール1の両端を固定部材100により固定した上で透明プラスチック板3の上側から、透明プラスチック板3の全体にわたって一様な大きさの荷重(ここでは2400Paを想定しているが、これには限られない。)を加えたときのたわみ量δは、太陽電池モジュール1の長手方向の長さをLとしたときに次の式1のようにして表わされる。
式1:(δ/L)≦0.85
式1:(δ/L)≦0.85
また、外気との温度差が130℃であったとき(例えば、太陽電池モジュール1の温度が130℃で、室温が20℃であったとき)、太陽電池モジュール1の反り量h(図5参照)は次の式2を満たすようになる。
式2:(h/L)≦0.06
式2:(h/L)≦0.06
したがって、太陽電池モジュール1は軽量でありながら剛性が高く、反りの起きにくい構造となっている。
ここで、厚さ関係式について詳しく述べれば次のとおりである。荷重時または熱応力時の変形量は各部材のヤング率、厚み、線膨張係数がパラメータとなって変化する。そのため、サイズは変形の仕方には影響を与えない。また、式1や式2は反り量hや長さLを用いており、サイズは用いていないことからみてもサイズは変形の仕方に影響を与えないと考えられる。
また、厚さ関係式の本質は太陽電池モジュール1を構成する各部材の剛性に起因している。その剛性は、厚さの3乗とヤング率とによって決定されるので、厚さはその3乗で剛性に直に影響を与える。車両用のCFRPはヤング率として70GPaから300GPaを有するためその範囲は最大で2.5倍程度である。一方、厚さは2倍にすると、2の3乗=8倍の大きさで剛性に影響を与える。
さらに、透明プラスチック板3や封止層5は添加材を加えることで耐候性を向上させることは可能である。その場合においても黄変度を抑制する効果はあるものの、ヤング率や線膨張係数は厚さ関係式に影響を与えるほどは変化しない。ガラスフィラーを導入することで線膨張係数を抑制したものもあるが、ガラスフィラーの影響で透明度が非常に悪化し、光の入射を要する太陽電池モジュール1には適さない。
以上のとおり、太陽電池モジュール1の剛性は、CFRPのヤング率よりも厚さに影響され、物性に起因する要素が少ないと考えられることを考慮し、必要な剛性を備えていながらできるだけ軽量化を促進するため、本実施の形態では前述の厚さ関係式を定めたものである。
そして、太陽電池モジュール1は、以上の式1、式2を満たすことにより、そのねじれやたわみに起因して発電素子群2の発電素子2aが割れたり、透明プラスチック板3と封止層5との接着が剥離したり、封止層5とCFRP板4との接着が剥離したりする事態を回避することができる。
また、CFRP板4は表面に微小な凹凸を有するので、封止層5との接着面積がCFRP板4の封止層5側の表面積よりも広く、したがって接着強度を向上させることができる。そして、CFRP板4の黒色を生かすことにより、太陽電池モジュール1の表面を黒色に統一することもできる。そのため、デザイン性の高い太陽電池モジュール1が得られる。
一方、太陽電池モジュール1を車両に搭載すると、金属性のインターコネクタ6が櫛歯状に配置されていることでアンテナのような機能を発揮してしまい、太陽電池モジュール1が電磁波の発生源となる。また、太陽電池モジュール1は電流を発生させる装置であり、その電流は車両への光照射量にほぼ比例している。太陽電池モジュール1を車載にすると車両の走行中における光照射量が短時間で変化する(例えば、影のある個所を通過したときなど)ため、出力が不連続に変化し、その結果電磁波が発生する。こうしたことから、太陽電池モジュール1は車両における高電圧システムへのノイズ発生原因となる。発生したノイズはハイブリッド車両や電気自動車といった電力を走行に必要な駆動源としている車両の制御システムに影響を与えるおそれがある。
しかしながら、太陽電池モジュール1は裏面側がCFRP板4によって構成されているので、電磁波遮蔽効果を奏するものとなっており、車載用に適したものとなっている。
(第2の実施の形態)
図6は第2の本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール11の構成を示す断面図である。太陽電池モジュール11は、太陽電池モジュール1と比較してアルミプレート7を有する点で相違している。
図6は第2の本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール11の構成を示す断面図である。太陽電池モジュール11は、太陽電池モジュール1と比較してアルミプレート7を有する点で相違している。
アルミプレート7は一定の厚さを備えた平坦な板材であって、CFRP板4の厚さ方向ほぼ中間部分に透明プラスチック板3およびCFRP板4に対して平行になるようにして内挿されている。アルミプレート7は、アルミニウム単体から構成されているが(例えばA1050Pとすることができる)、他の金属との合金でもよい。アルミプレート7は、不燃性および軽量化の両立が可能な厚みを有することが好ましく、例えば0.02〜3mm程度が好ましい。
太陽電池モジュール11も太陽電池モジュール1と同様に透明プラスチック板3の厚さXとCFRP板4の厚さYが前述した厚さ関係式を満たしている。そのため、剛性が高いので反り返りが少なく、しかも軽量である。特に、太陽電池モジュール11は、CFRP板4にアルミプレート7が内挿されているので、電磁波の遮蔽効果がいっそう高くなっている。また、アルミプレート7が内挿されていることにより、非受光面側(裏面側)のガスや水蒸気の遮蔽効果が向上しているため、耐久性がより高められている。
さらに、太陽電池モジュール11はアルミプレート7が内挿されていることで耐火性が高く、表面側からの延焼をアルミプレート7によってブロックできるため、不燃性が高められ、より安全性の高いものとなっている。太陽電池モジュール11はアルミプレート7が1層だけ内挿されているが、複数層内挿されていてもよい。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、第1の実施の形態に係る太陽電池モジュール1と同様の構造を有するが、CFRP板4がプリプレグを用いて製造されている点で相違している。
第3の実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、第1の実施の形態に係る太陽電池モジュール1と同様の構造を有するが、CFRP板4がプリプレグを用いて製造されている点で相違している。
本実施の形態に係るCFRP板4は、図7(a)に示すように、接着樹脂を合浸させて得たプリプレグ4a(厚さ0.2mm程度)を同図(b)に示すように複数積層し、それを図示しないオーブンを用いて焼き固めて同図(c)にように一体化して製造されている。
そして、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、図8(a)に示すように、熱板20の上に、事前に図7のようにして焼き固めたCFRP板4を載置して、封止層5を構成する封止材5aで発電素子2aを挟み込み、さらにその上から透明プラスチック板3を載置した上で、図示しないプレス機を用いて加熱しながらのプレスPを行って製造する。また、同図(b)に示すように、熱板20の上に、複数枚のプリプレグ4aを載置して、封止材5aで発電素子2aを挟み込み、さらにその上から透明プラスチック板3を載置した上で、図示しないプレス機を用いて加熱しながらのプレスPを行って製造することもできる。
プリプレグ4aを用いることにより、図8(b)に示すようにして製造することが可能となり、CFRP板4の成形工程と各部材を重ねる積層工程とを一体的に実行できる。そのため、製造工程を簡略化でき、製造時間を短縮化することができる。また、CFRP板4を成形するためのオーブンを不要とすることもできる。プリプレグ4aを用いると、合浸されている樹脂と封止材5aとが同じタイミングで溶解するため、CFRP板4と封止材5aの境界面で高分子同士が絡み合い、高い接着強度を持たせることが可能となる。これにより、太陽電池モジュール1に高耐久性を持たせることが可能となる。
ここで、図9は、図8(b)に示した手順で太陽電池モジュール1を製造するためのラミネータ機(製造装置)30の概略構造を示した図、図10はその製造手順を示した図である。ラミネータ機30は、太陽電池モジュール1を構成する各部材が格納される格納室31と、その上側に設けられている上室32と、格納室31と上室32とを仕切るダイアフラム33とを有している。
そして、太陽電池モジュール1は、図9に示すように、各部材を熱板20上に載置して製造する。この場合、まず、図10のS1に示すように、格納室31と上室32とを真空引きにする(30Pa程度まで)。続いて、S2に示すように熱板20を加熱し、その状態を90℃で90分間保持する。さらに、30経過した後に上室32を大気開放してダイアフラム33を下に下げ、これによって、積層されている部材を上からプレスする(S3)。その後、130度に昇温してその状態を1時間半程度保持する(S4)。それから格納室31を大気開放することで太陽電池モジュール1を製造することができる。
なお、図示はしないが、複数のプリプレグ4aを積層する際に、アルミプレート7を介在させてもよい。
以上の説明は、本発明の実施の形態についての説明であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。
1…太陽電池モジュール、2…発電素子群、3…透明プラスチック板、4…CFRP板、5…封止層、6…車内温度検知部、7…アルミプレート、2a…発電素子。
Claims (3)
- 複数の発電素子と、該複数の発電素子の表面側に配置された透明樹脂板と、前記複数の発電素子の裏面側に配置されたCFRPからなるCFRP板とを有する太陽電池モジュールであって、
前記透明樹脂板の厚さをX、前記CFRP板の厚さをYとしたときに下記の関係式を満たすことを特徴とする太陽電池モジュール。
0.9+0.3X≦Y≦6.5−0.7X - 前記CFRP板は、厚さ方向中間に金属性の板材が内挿されていることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
- 前記CFRP板は、積層した複数のプリプレグを焼き固めて製造されていることを特徴とする請求項1または2記載の太陽電池モジュール。
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- 2008-12-24 JP JP2008328433A patent/JP2010153502A/ja active Pending
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