JP2010149218A - 総形フライス - Google Patents

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Takao Furukawa
高雄 古川
Yasuto Katsuki
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Abstract

【課題】容易に工具製作を行うことができると共に、溝加工中における耐摩耗性の向上を図ることができる総形フライスを提供する。
【解決手段】軸方向先端側に向かうに従って、山部31〜33と谷部34〜36とを交互に連ねながら先細り状に形成された外周切れ刃21a〜21dを、その軸心周りに設けた溝加工用の総形フライスであって、外周切れ刃21a〜21dは、山部31〜33及び谷部34〜36の曲率に倣う複数の直線状のストレート部41と、各ストレート部41間の繋ぎ部において鈍角をなす切屑分断用の角部42とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、その軸心周りに複数の外周切れ刃を備え、溝加工に用いられる総形フライスに関する。
従来から、溝加工を行う際に使用する工具として、総形フライスが提供されている。一般に、特殊な形状の溝加工を行う場合や、高精度に溝加工を行う場合には、その溝加工に用いる総形フライスとしては、少なくとも、荒加工用のものと仕上げ加工用のものとが併用されている。
この2種類の総形フライスにおいては、その軸心周りに設けられた複数の外周切れ刃の形状が共に切削溝の形状に対応しているが、荒加工用のものの外周切れ刃には、刃径が周期的に変化する波形状のラフィングが施される一方、仕上げ加工用のものの外周切れ刃には、軸方向に一定間隔に配置される凹状のニックが施されている。これにより、切屑が細かく分断されるため、切削抵抗が低減され、切削性能や切削効率の向上が図られている。
従って、ラフィングが形成された荒加工用の総形フライスによって、切削溝を荒加工した後、ニックが形成された仕上げ加工用の総形フライスによって、荒加工した溝表面における波形状の削り残しをなくすように仕上げ加工することにより、所定形状の切削溝を得ることができる。このような、ラフィングまたはニックを形成することにより切削性を向上させた総形フライスは、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平6−315817号公報
しかしながら、工具に対するラフィング加工やニック加工は、回転駆動する円盤状の砥石を外周切れ刃に接触させることにより行われることになるが、ラフィングの曲率やニックの形状によっては、砥石形状の制限が発生し、工具製作が困難となってしまう。また、凹状のニックをU字形やV字形に形成すると、外周切り刃とニックとからなる角部に対して、溝加工中に切削抵抗が集中して、外周切れ刃が摩耗し易くなり、工具寿命の低下を招くおそれがある。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、容易に工具製作を行うことができると共に、溝加工中における耐摩耗性の向上を図ることができる総形フライスを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る総形フライスは、
軸方向先端側に向かうに従って、山部と谷部とを交互に連ねながら先細り状に形成された外周切れ刃を、その軸心周りに複数設けた溝加工用の総形フライスであって、
前記外周切れ刃は、
前記山部及び前記谷部の曲率に倣う複数の直線状のストレート部と、
前記各ストレート部間の繋ぎ部において鈍角をなす切屑分断用の角部とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る総形フライスは、
前記角部は、荒加工用及び仕上げ加工用の前記切れ刃外周部に形成される
ことを特徴とする。
本発明に係る総形フライスによれば、軸方向先端側に向かうに従って、山部と谷部とを交互に連ねながら先細り状に形成された外周切れ刃に、山部及び谷部の曲率に倣う複数の直線状のストレート部と、この各ストレート部間の繋ぎ部において鈍角をなす切屑分断用の角部とを備えることにより、容易に工具製作を行うことができると共に、溝加工中における耐摩耗性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る総形フライスについて図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る総形フライスの側面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は荒加工用に製作された総形フライスの外周切れ刃の展開図であって、(a)は1刃目〜4刃目の外周切れ刃輪郭を重ね合わせて示した図、(b)〜(e)は1刃目〜4刃目の外周切れ刃輪郭を示した図、図4は仕上げ加工用に製作された総形フライスの外周切れ刃の展開図であって、(a)は1刃目〜4刃目の外周切れ刃輪郭を重ね合わせて示した図、(b)〜(e)は1刃目〜4刃目の外周切れ刃輪郭を示した図である。
図1に示した総形フライス1は、その軸心周りに回転駆動されながら、図示しない被加工物に対して、その軸心と直交する方向に相対的に移動されることにより、溝加工を行うものである。この総形フライス1により加工される切削溝は、その中心線に対して左右対称で、且つ、逆クリスマスツリーのように、溝深さ方向に向かうに従って、その溝幅が増減しながら徐々に狭くなるような形状をなしている。また、詳細は後述するが、この切削溝を加工する際には、荒加工用の総形フライス1と仕上げ加工用の総形フライス1とを併用するようにしている。
図1及び図2に示すように、総形フライス1は、基端側のシャンク11と先端側の刃部12とから構成されている。刃部12には、複数(図では4個)の外周切れ刃21a,21b,21c,21dがその軸心周りに等角度間隔で設けられており、この外周切れ刃21a〜21d間には、切屑排出溝23a,23b,23c,23dが形成されている。
外周切れ刃21a〜21dは、軸方向先端側に向かうに従って、その刃先径が増減しながら徐々に小径となっており、更に、それらの先端が繋がることで、底刃22が連続して形成されている。即ち、外周切れ刃21a〜21dは、上述した切削溝の形状に対応して、軸方向先端側に向かうに従って、3つずつの山部31,32,33と谷部34,35,36とを交互に連ねながら先細り状に形成されている。
更に、図3及び図4に示すように、外周切れ刃21a〜21dの刃先は、山部31〜33と谷部34〜36との凹凸に倣うような、直線(平面)状の複数のストレート(平面)部41を繋ぐことで形成されている。これにより、各ストレート部41間を繋いだ繋ぎ部には、鈍角をなす角部42が形成されることになる。
この角部42は、切削時の切屑を分断して、切削抵抗を低減するものであって、その軸方向に所定間隔で連続的に形成されると共に、外周切れ刃21a〜21dごとにその軸方向の位相を順次ずらして配置されている。即ち、外周切れ刃21a〜21dは、山部31〜33の凸状曲率と谷部34〜36の凹状曲率とを近似するような、長い複数のストレート部41で形成されることにより、多角形状をなしている。
ここで、総形フライス1を荒加工用として使用する場合には、図3(b)〜(e)に示すように、4つの外周切れ刃21a〜21dの全てに、ストレート部41及び角部42を形成する。このとき、角部41は、4つの外周切れ刃21a〜21dの相互間において、1/4ピッチずつ軸方向にずれて配置されている。
なお、図3(b)〜(e)は、4つの外周切れ刃21a〜21dの山部33の輪郭を示しており、同図(a)は、これら同図(b)〜(e)で示した山部33の輪郭を重ね合わせたものである。
また、総形フライス1を仕上げ加工用として使用する場合には、図4(b)〜(e)に示すように、少なくとも1つ以上の外周切れ刃21dに、上述した切削溝に対応した仕上げ曲線部43を形成すると共に、残りの3つ以下の外周切れ刃21a〜21cに、ストレート部41及び角部42を形成する。このとき、角部41は、3つの外周切れ刃21a〜21cの相互間において、1/3ピッチずつ軸方向にずれて配置されている。
なお、図4(b)〜(e)は、4つの外周切れ刃21a〜21dの山部33の輪郭を示しており、同図(a)は、これら同図(b)〜(e)で示した山部33の輪郭を重ね合わせたものである。
従って、総形フライス1を用いて溝加工を行う場合には、先ず、荒加工用に製作した総形フライス1を、その軸心周りに回転駆動させながら、その軸心と直交する方向に移動させることにより、被加工物に対して、その外周切れ刃21a〜21d及び底刃22の形状に対応した切削溝を荒加工する。
この荒加工時においては、4つの外周切れ刃21a〜21dの角部42よる切削箇所が、その軸方向においてそれぞれ異なるため、順次分担切削が行われることになる。また、各角部42によって、切屑が細かく分断され、切削抵抗が小さくさっており、この分断された切屑は、切屑排出溝23a〜23dを介して排出される。
次いで、仕上げ加工用に製作した総形スライス1を、その軸心周りに回転駆動させながら、その軸心と直交する方向に移動させることにより、荒加工した切削溝を、その外周切れ刃21a〜21d及び底刃22の形状に対応した切削溝に仕上げ加工する。これにより、所定形状の切削溝が形成されることになる。
この仕上げ加工時においては、3つの外周切れ刃21a〜21cの角部42よる切削箇所が、その軸方向においてそれぞれ異なるため、順次分担切削が行われた後、先行するこれら3つの外周切れ刃21a〜21cの角部42による切り残し部分を、後続する1つの外周切れ刃21dの仕上げ曲線部43により切削することになる。また、各角部42によって、切屑が細かく分断され、切削抵抗が小さくなっており、この分断された切屑や切り残し部分の切屑は、切屑排出溝23a〜23dを介して排出される。
なお、上述した本実施形態においては、ストレート部41及び角部21を、クリスマスツリー形状の総形フライスに適用したが、ダブテール形状の総形フライスにも適用可能である。
従って、本発明に係る総形フライスによれば、外周切れ刃21a〜21dにおいて、山部31〜33及び谷部34〜36の曲率に倣う複数の直線状のストレート部41を形成して、各ストレート部41間の繋ぎ部に切屑分断用の角部42を備えることにより、その刃先が直線的な形状になるため、ストレート部41及び角部42を成形するための砥石の形状が制限を受けにくくなり、容易に工具製作を行うことができる。また、角部42を鈍角に形成することにより、切削抵抗の集中を低減させて、摩耗を抑えることができるので、溝加工時における耐摩耗性の向上を図ることができる。更に、荒加工用及び仕上げ加工用の総形フライス1においては、どちらにもストレート41及び角部42を形成することになるため、成形に必要な砥石が共通となり、工具製作コストを低減することができる。
本発明は、シャンクに対して刃部を着脱可能とする刃部着脱式工具に適用可能である。
本発明の一実施例に係る総形フライスの側面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 荒加工用に製作された総形フライスの外周切れ刃の展開図であって、(a)は1刃目〜4刃目の外周切れ刃輪郭を重ね合わせて示した図、(b)〜(e)は1刃目〜4刃目の外周切れ刃輪郭を示した図である。 仕上げ加工用に製作された総形フライスの外周切れ刃の展開図であって、(a)は1刃目〜4刃目の外周切れ刃輪郭を重ね合わせて示した図、(b)〜(e)は1刃目〜4刃目の外周切れ刃輪郭を示した図である。
符号の説明
1 総形フライス
11 シャンク
12 刃部
21a〜21d 外周切れ刃
22 底刃
23a〜23d 切屑排出溝
31,32,33 山部
34,35,36 谷部
41 ストレート部
42 角部
43 仕上げ曲線部

Claims (2)

  1. 軸方向先端側に向かうに従って、山部と谷部とを交互に連ねながら先細り状に形成された外周切れ刃を、その軸心周りに複数設けた溝加工用の総形フライスであって、
    前記外周切れ刃は、
    前記山部及び前記谷部の曲率に倣う複数の直線状のストレート部と、
    前記各ストレート部間の繋ぎ部において鈍角をなす切屑分断用の角部とを備える
    ことを特徴とする総形フライス。
  2. 請求項1に記載の総形フライスにおいて、
    前記角部は、荒加工用及び仕上げ加工用の前記切れ刃外周部に形成される
    ことを特徴とする総形フライス。
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