JP2010148110A - データトラフィックシェーピング方法、装置、および、ワイヤレス機器 - Google Patents

データトラフィックシェーピング方法、装置、および、ワイヤレス機器 Download PDF

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Abstract

【課題】データ接続またはデータフローの動作改善のため、データトラフィックシェーピング方法、装置、および、ワイヤレス機器を提供する。
【解決手段】データトラフィックシェーピング方法は、転送されるデータパケットを受信する工程と、バッファメモリが、上記データパケットのうちの少なくとも1つのデータパケットを収容するためのスペースを有しているならば、上記少なくとも1つのデータパケットを上記バッファメモリ内に格納する工程と、上記バッファメモリが、上記データパケットのうちの少なくとも1つの他のデータパケットを収容するためのスペースを有していないならば、上記少なくとも1つの他のデータパケットを廃棄する工程とを含む。装置は、上記方法を実行するように構成されている。ワイヤレス機器は、上記装置を備えていてよい。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
本発明は、概して、データトラフィックシェーピング方法、装置、およびワイヤレス機器に関する。
本発明の一実施形態に係るデータトラフィックシェーピング方法を示す図である。 本発明の他の一実施形態に係るデータトラフィックシェーピング方法を示す図である。 本発明のさらに他の一実施形態に係るデータトラフィックシェーピング方法を示す図である。 本発明の一実施形態に係る装置を示すブロック図である。
以下の発明の詳細な説明は、本発明の典型的な実施形態を説明するものである。当てはまる場合は、方法の一実施形態の説明は、対応する装置の実施形態の機能をも説明するものであると見なされる。および、その逆も当てはまる。本説明は、決して限定的に理解されるものではなく、単に、本発明の一般的な原理を説明するためのものである。しかしながら、本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ規定されるものであり、以下に記載する典型的な実施形態によっては限定されない。
図1には、本発明の一実施形態に係るデータトラフィックシェーピング方法が示されている。
データトラフィックシェーピングとは、一般的には、データ接続上のデータフロー(トラフィック)に意図的に影響を与えることを意味している。これによって、データ接続またはデータフロー自体の動作が改善され得る。
110において、データパケットを受信する。これらのデータパケットは転送される。
120では、バッファメモリが、上記データパケットのうちの少なくとも1つのデータパケットを収容するためのスペースを有しているならば、上記少なくとも1つのデータパケットを上記バッファメモリ内に格納する。
130では、バッファメモリが、上記データパケットのうちの少なくとも1つの他のデータパケットを収容するためのスペースを有していないならば、上記少なくとも1つの他のデータパケットを廃棄する。
図2には、本発明の他の一実施形態に係るデータトラフィックシェーピング方法が示されている。
210において、ペイロードデータパケットを受信する。これらのペイロードデータパケットは、双方向データ接続の第1の方向に転送される。
220では、バッファメモリが、次に受信される各ペイロードデータパケットに利用可能なように割り当てられた空き領域を有しているならば、受信したペイロードデータパケットを上記バッファメモリ内に格納する。
230では、バッファメモリが、次に受信される各ペイロードデータパケットに利用可能なように割り当てられた空き領域を有していないならば、受信したペイロードデータパケットを廃棄する。
図3には、本発明のさらに他の実施形態に係るデータトラフィックシェーピング方法が示されている。
310において、データストリームを受信する。このデータストリームは、双方向データ接続の一方向に伝送される。データストリームは、ペイロードデータパケットを含むと共に、双方向データ接続の他方向に伝送されたデータの受信を確認する受信確認を含む。
320において、双方向データ接続の一方向のさらに後段において生じることになっている、データストリームにおいて受信されたペイロードデータパケットの喪失をシミュレートする。
データを伝送するために用いられるデータ接続を、同時に、データを逆方向にも伝送するために用いてよい。データは、各方向に、別々の伝送路を介して伝送されてもよいし、または、単一の伝送路を用いて、時分割式に伝送されてもよい。いずれの場合にも、一般に、一方向におけるデータ転送が、他の方向における同時のデータ転送を妨げないことが望ましい。
双方向データ接続は、高速方向と低速方向とを有していてよい。双方向データ接続は高速経路と低速経路とを有しているとも言える。このようなデータ接続は、非対称データ接続と呼ばれる。例えば、有線データ接続であるADSL(非対称型デジタル加入者回線)、および、無線データ接続であるHSDPA(ハイスピード・ダウンリンク・パケット・アクセス)は、非対称性の強い非対称データ接続である。非対称データ接続は、通常、ダウンリンクにおいて高速通信速度を提供し、アップリンクにおいて低速通信速度を提供する。ダウンリンクは通常、ネットワークまたはサーバから端末またはユーザへの方向である。アップリンクは通常、端末またはユーザからネットワークまたはサーバへの方向である。
非対称データ接続では、高速方向(例えばダウンリンク)におけるデータ転送は、低速方向(例えばアップリンク)におけるあらゆるデータ転送によって強い障害を受け得る。これは、データ接続が通信制御プロトコルTCPに基づいて動作される場合に、特に当てはまる。
低速方向におけるデータ伝送によって、利用可能な送信能力が容易に過負荷になり得る。非対称性の強い非対称データ接続では、低速方向の送信能力は、高速方向の送信能力よりも大幅に低い。換言すると、低速方向において伝送帯域幅の飽和が生じ得る。
同時にデータは、データ接続の高速方向において、高速データ速度で伝送される。この高速データ速度は、高速方向の高速送信能力によって可能にされるものである。これらの高速データを受信すると、該データの受信を確認する受信確認が生成される。受信確認は、高速データの送信元に、低速方向を用いて返送される。
低速方向における伝送帯域幅が飽和した結果、データ接続の高速方向において伝送されたデータの受信を確認する受信確認が適切に伝送されることが不可能になる。例えば、これらの受信確認は、低速方向において伝送される他の全てのデータの長い待ち行列に入り込んで動きが取れなくなる。高速データの送信元は、高速データの受信確認を、時間的に十分に間に合って受信せず、高速方向におけるデータ転送の速度を落とすか、または、データ転送を中断してしまうことさえある。
上述の内容から明らかなように、低速方向における伝送帯域幅の飽和によって、他の方向における高速データ転送の速度が低下し、このため高速方向において利用可能な大部分の伝送帯域幅が使用されないままになる。
高速方向における帯域幅(BW)をより良好に利用するために、トラフィックシェーピング法を用いることが可能である。
非対称性が弱い双方向データ接続、または、対称性が強い双方向データ接続でも、一方向におけるデータ転送は、他方向におけるデータ転送によって悪影響を受ける。例えば、一方向に伝送されるデータの受信を確認して他方向に移動する受信確認は、同じく当該他方向に移動するペイロードデータによって遅延され得る。
任意の双方向データ接続において、および、当該双方向データ接続の任意の方向において、帯域幅をより良好に利用するために、トラフィックシェーピング法を用いることが可能である。
以下に、トラフィックシェーピングについてさらに説明する。本発明の一実施形態は、クライアントデータ処理装置、例えばクライアントコンピュータ、例えばパーソナルコンピュータ(PC)が、サーバデータ処理装置、例えばコンピュータ、例えばインターネット内のサーバに、通信制御プロトコル(TCP)に基づいて、非対称データ接続を介して接続されている場合を想定している。非対称データ接続は、サーバからクライアントまでのダウンリンク(DL)において高速通信速度を提供し、クライアントからサーバまでのアップリンク(UL)において低速通信速度を提供する。データ接続またはデータ接続の一部は、例えば、無線モデムといったモデムによって実現され得る。このモデムは、スタンドアロン型モデムであってもよいし、または、クライアントコンピュータ、例えばノートブックPCまたは携帯情報端末(PDA)に内蔵されていてもよいし、または、サーバコンピュータと共に使用される別個の携帯電話内に組み込まれていてもよい。
クライアントコンピュータ上、または、データ接続に関連付けられたルータ上で動作するコンピュータプログラムを、トラフィックシェーパーとして用いてよい。トラフィックシェーパーは、クライアントコンピュータ上のアプリケーションを監視し、ULにおいて送信が許可されるデータを制限し、ULにおいて利用可能な帯域幅(BW)の飽和を回避する。その後すぐに、TCP受信確認(ACK)がULに伝送され得る。トラフィックシェーパーは、DLデータパケットのACKにフィルタをかけ、これらに、他のULデータパケットよりも高い優先順位を与える。従って、このACKは、UL内のBWが飽和されている場合であっても、待ち行列において待つ必要はなく、ULにすぐに伝送可能である。
これまでの段落に記載した方法は、良好に作用するが、全ての場合において適切であるわけではない。このような不適切な場合とは、クライアントコンピュータが、ネットワーク(サーバコンピュータ)に、携帯電話または無線モデムなどを用いて接続されている場合である。この携帯電話または無線モデムを、以下では、一般にワイヤレス機器と呼ぶ。
クライアントコンピュータ上のアプリケーションによる使用が許可されているUL内のBWの部分を制御するということは、ユーザが、特殊なソフトウェアをインストールする必要があるということを意味しており、これは、さらにコストがかかることと、潜在的に設定作業が必要になることとを意味している。さらに、クライアントコンピュータ上で実施されるトラフィックシェーパーと、ネットワークに接続させる通信媒体とのアナログインターフェースとの間のさらなるバッファが、ACK遅延を増大させる一因となる。
TCP ACKがより高い優先順位を与えられ、ワイヤレス機器の待ち行列において待つ必要がない、ワイヤレス機器において実施される解決策を探しても、これらの待ち行列は、パーソナルコンピュータ(PC)などのクライアントコンピュータ内のバッファと比べて小さいため、メリットはわずかである。ワイヤレス機器内のデータバッファは、クライアントコンピュータ上のアプリケーションがULにおいて送信しようとしているデータだけで急速に充填され得る。従って、ワイヤレス機器のデータバッファ(待ち行列)内には、フィルタで取り除かれて他のデータの前に置かれるACKは存在しない。このため、TCP ACKに、ワイヤレス機器の待ち行列に関してより高い優先順位を与える試みは、良好には動作しない。
本発明の実施形態によれば、少なくとも1つのデータパケットを、転送する代わりに廃棄する。これは、このデータパケットが受取先に届かず、受取先が該データパケットのACKをデータパケットの送信元に返送しないという効果を有している。これはまた、データパケットが受取先に届く途中にどこかで喪失してしまったということを送信元に知らせる効果を有している。受信したACKに基づいて発信データフローを制御するデータ伝送プロトコルを用いる送信元は、データ速度を低下することによって、つまり、その時以降、時間につきより少ないデータを送信することによって、反応する。なぜなら、データパケットの喪失は、以前に用いられていたデータ速度は速すぎるということ、つまり、データ接続が提供可能であったよりも多くのBWが必要だということを示す表示だからである。換言すると、ここに記載するようにデータパケットを廃棄することは、送信元が高すぎるBWの使用を試みており、送信元はより低いBWを使用すべきであることを、送信元、例えばクライアントコンピュータのTCP/IPプロトコルスタックに知らせる1つの方法である。
この操作の目的は、データ(例えばペイロードデータパケット)によって使用される、データ接続の一方向(例えばUL)におけるBWを、データ接続の他方向に移動するデータ(例えばDLデータパケットのデータ)の受信を確認してデータ接続の当該一方向に移動するACKに対しても当該BWのうちの必要な部分を与えられるような値に、制限することである。従って、一方向、例えばULにおけるBWは、一方向に移動するデータによって連続的に飽和されることはなく、システム内の一方向におけるデータ待ち行列は、満杯になることはない。このため、データ接続の他方向において移動するデータのACK、例えばDLデータパケットのACKに与える遅延を最小化する。
本発明の実施形態によれば、1つのデータパケットだけを廃棄する。後のデータパケットは、通常、受取先に転送され得る。これは、ここでも、送信元が高すぎるBWの使用を試みており、送信元はより低いBWを使用すべきであることを、送信元に知らせる効果を有している。また、これは、データ伝送が、1つより多いデータパケットを廃棄する場合ほどには妨げられないという効果を有している。受取先は、1つのデータパケットが到着していないという通知を送信してよく、尚、後のデータパケットのACKを送信してもよい。なお、データ接続の一方向におけるデータによって使用されるBWを制限しているが、これは、さらに後段において1つまたは1つより多くの廃棄されるデータパケットの分が欠けること自体に基づいているのではない。上述の知らせる効果に基づくとともに、データパケットが受取先に届く途中のどこかで喪失したことを送信元が認識すると送信元がより低いBWを用いるという反応に基づいている。このことに留意されたい。
本発明の一実施形態によれば、廃棄する代わりに、データパケットを操作して、その後、受取先に転送する。例えば、データパケット内のチェックサムを意図的に変更する。この操作の結果、操作されたデータパケットは、受取先に適切に受信されたデータパケットとしては認識されない。受取先は、この操作されたデータパケットのACKをデータパケットの送信元に返送しない。これは、ここでも、送信元が高すぎるBWの使用を試みており、送信元はより低いBWを使用すべきであることを、送信元に知らせる効果を有している。
ここに提案する、一実施形態に係る解決策は、DLデータパケットのために生成されるACKの、システム内の遅延を低減することを試みるものである。これらのACKは、UL方向に伝送される。これを実現するために、ULに関連するPC内のバッファは、ほとんど常に、空にされている必要があり、モデムにおいては、ACKは、データパケットを追い越すことを許可され、より高い優先順位で送信される必要がある。これによって、ACKが、PCバッファおよびモデムバッファの両方においてULデータパケットを待つ必要はないことが、保証される。
一実施形態によれば、モデムは、前の段落において言及した2つの必須条件を実現するために、PCが送信可能な全てのデータを読み出し、各パケットに次のことを行う。パケットがACKである場合、これをACKバッファ(受信確認バッファ)内に格納する。ACKバッファが満杯の場合、使用者端末(UE)とPCとの間のフロー制御を用いる。パケットがTCPデータパケットである場合、これを、輻輳バッファと呼ばれる他のバッファメモリ内に格納する。このバッファメモリが満杯であるか、または、所定の充填レベルに達している場合、残りのデータパケットのうちの少なくとも1つのデータパケットを廃棄する。残りのデータパケットのうちの1つより多いデータパケットを廃棄してもよいし、または、全てのデータパケットを廃棄してもよい。廃棄することは、各データパケットが完全に廃棄され、転送されないことを意味している。UDP(ユーザ・データグラム・プロトコル)のような他のデータパケットは、輻輳バッファまたは他のバッファにも格納される必要がある。格納する場所が空いていない場合は、モデムとPCとの間のフロー制御機構を用いてもよい。
一実施形態によれば、バッファメモリ(輻輳バッファ)が所定の充填レベル、例えば、規定の充填レベル閾値に達した場合に、残りのデータパケットのうちの1つのデータパケットだけを廃棄する。他に残っているデータパケットをバッファメモリ内に格納する。上述の知らせる効果を与えて、データパケットが受取先に届く途中のどこかで喪失したことを送信元が認識することによって、送信元により低いBWを使用するように反応させるには、1つのデータパケットだけを廃棄することだけで十分である。他に残っているデータパケットのうちより多くのデータパケットを格納するための場所がバッファメモリ内にない場合、モデムとPCとの間のフロー制御機構を用いてよい。あるいは、これらのデータパケットを格納するために、バッファメモリの拡張部として、他のメモリを用いてもよい。
一実施形態では、バッファメモリ(輻輳バッファ)が所定の充填レベル、例えば規定の充填レベル閾値に達した場合に、残りのデータパケットのうちの1つのデータパケットだけを廃棄し、バッファメモリの充填レベルが所定の充填レベル、例えば規定の充填レベル閾値に達していない限り、および、この未到達のレベルから所定の充填レベルに再び接近してこれに到達しない限り、これ以上データパケットは廃棄しない。例えば、送信元は、まず、廃棄されたデータパケットの喪失の反応として、オンザフライのデータパケットの数を低減し、これによって、バッファメモリの充填レベルを大幅に低減する。その後、送信元は、再び、オンザフライのデータパケットの数をゆっくりと増大させるように試みる。暫くして、充填レベルは、再び、所定の充填レベル、例えば規定の充填レベル閾値に達する。その後、再び、残りのデータパケットのうちの1つのデータパケットだけを廃棄する。
データパケットを廃棄することは、UL内の一般的なデータ速度にはほとんど影響しない。PC内のTCP/IPスタックは、ネットワークの混雑時にドロップされたデータパケットを保留し、これらの再送信を試みる。PC内のTCP/IPスタックはまた、これに応じていわゆる輻輳ウィンドウを適用し、つまり、これを極めて小さいサイズにする。従ってTCP/IPスタックは、これ以上、オンザフライでデータを、受信確認無しには送信しないため、輻輳バッファは保留可能である。結果的にすぐに、モデムは、これ以上のデータパケットをドロップさせることを要することなく、PCバッファの中身を内部バッファ例えばACKバッファや輻輳バッファに移してPCバッファを空にすることが可能である。
各パケットがドロップされた後、輻輳ウィンドウが再びゆっくりと増大するにつれて、パケットが全く廃棄されない期間が存在する。空のPCバッファは、ACKを遅延させずにモデムに到達させることを可能にする。
一実施形態では、モデムにおいて、ACKは、データパケットよりも高い優先順位を与えられる。従って、ここでは、どのACKも遅延しない。
この方法を行った結果、ULデータ速度は、開始時に少々低下するが、最終的には、良好な平均データ速度になる。DLデータ速度は、UL接続によっては影響されない。
本発明の実施形態は次の利点を有している。複数の実施形態に係るデータシェーピング法を、モデムにおいて、完全且つ透過的に実施可能である。この場合、透過的に実施するという表現は、クライアントコンピュータ、サーバコンピュータ、および残りのデータ接続が、この実施に依存しないということを意味している。クライアントコンピュータおよびサーバコンピュータおよび残りのデータ接続(データ経路)は、変更される必要はない。データフローは、動的な調整を必要とすることなく、自己調整される。データフローの動作は、UL内のデータを受信するコンピュータの設定に全く無関係である。両方向(UL、DL)における最適なデータ速度を、同時に実現可能である。
本発明の実施形態によれば、トラフィックシェーピングは、モデム内のネットワークの混雑のシミュレーションに基づいている。複数の実施形態によれば、ネットワークの混雑のシミュレーションには、内部(輻輳)バッファが満杯の時に、ULデータパケットをドロップすることが含まれる。フロー制御機構および輻輳回避機構が、データの適切な受信を裏付けるために受信確認を用いるデータ伝送プロトコル(例えばTCP)において規定されていると仮定すると、この方法は、通信を調整することを助長する。従って、ULデータパケットによって用いられるUL内のBWの部分は制限され、UL内のBWがデータによって連続的に飽和されることは、回避される。このUL内のBWのデータによる連続的な飽和は、データに並列に移動するACKを遅延させるものである。モデム内のUL方向におけるACKにより高い優先順位を与えることによって、通信の調整はさらに改善される。
図4には、本発明の一実施形態に係る装置のブロック図が示されている。この装置は、ワイヤレス機器400内に包含されている。ワイヤレス機器400は、例えば、データ転送用の専用無線モデム、または、携帯電話またはPDA(携帯情報端末)に組み込まれた無線モデムである。
例えばパーソナルコンピュータ(PC)であるクライアントコンピュータ(ユーザコンピュータ)405は、サーバコンピュータ410、例えばインターネット415内のサーバに、通信制御プロトコル(TCP)に基づいて、非対称データ接続420、425、430、435を介して接続されている。非対称データ接続は、クライアント/ユーザ405とワイヤレス機器400との間に、ローカル接続420、425、例えばUSB(ユニバーサルシリアルバス)接続を含み、ワイヤレス機器400とサーバ410との間に、オーバーザエアー接続430、435を含む。非対称データ接続は、サーバ410からクライアント405への方向であるダウンリンク(DL)方向420、430を有していると共に、クライアント405からサーバ410への方向であるアップリンク(UL)方向425、435を有している。ワイヤレス機器400内のDL経路は、データライン440として示されており、ワイヤレス機器400内のUL経路は、データライン445として示されている。非対称データ接続は、DL内のオーバーザエアー接続430に高速通信速度を提供し、UL内のオーバーザエアー接続435に低速通信速度を提供する。
PCによって実行されるいくつかのアプリケーションプログラム450に、1、2、…、nと番号を付して示している。これらのアプリケーションプログラム450は、ワイヤレス機器400を介して、インターネット415内の1つまたは複数のサーバ410と、データを同時に交換することが可能である。データ交換は、PC405の側で、通信制御プロトコル(TCP)に基づいて、PC TCP/IPスタック455によって行われる。PC TCP/IPスタック455は、アプリケーションプログラム450から送信されるデータを収集し、受信したデータをアプリケーションプログラム450に配布する。
インターネット415から来るダウンリンク(DL)データ(ダウンロードデータとも呼ばれる)は、オーバーザエアー接続430を介して、ワイヤレス機器(モデム)400に到達し、プロトコルスタック460において処理される。プロトコルスタック460は、例えば3Gまたは4G(UMTS)(ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム)の無線プロトコルスタックであるか、または、UMTS−LTE(ロング・ターム・エボリューション)またはUMTS−LTE−アドバンスド無線プロトコルスタックである。DLデータは、DL発信バッファ465およびローカル接続420を介して、PC405に送信される。DLデータはここで、PC DLバッファ470において受信され、PC TCP/IPスタック455に転送される。
アプリケーションプログラム450から来るアップリンク(UL)データ(アップロードデータとも呼ばれる)は、PC TCP/IPスタック455およびPC ULバッファ475を通過する。ULデータは、ローカル接続425を介してワイヤレス機器(モデム)400に到達し、ここで、入力ポート480によって受信される。さらに、PC TCP/IPスタック455は、受信確認(ACK)を生成して、DLデータの受信を確認する。これらのACKは、ULデータに並行してインターネット415に送信される。ACKは、PC ULバッファ475を通過した後、ローカル接続425を介して、ワイヤレス機器(モデム)400に到達し、ここで、入力ポート480によって受信される。
本発明の実施形態によれば、その後、ULデータおよびACKは、データトラフィックシェーピングを実現するために、さらに処理される。これについては以下の段落において説明する。その後、このような、データライン445を介して転送されるULデータおよびACKだけが、プロトコルスタック460において処理されると共に、オーバーザエアー接続435を介して、インターネット415に送信される。
入力ポート480によって受信されたULデータパケットおよびACKは、UL受信バッファ485の中に供給される。UL受信バッファ485のサイズは、主に、性能的側面によって決定される。
一実施形態では、UL受信バッファ485内に存在する全てのACKを、ACKバッファ490に移動させる。ACKバッファ490内にACKがこれ以上収まらないならば、PC405によるフロー制御を用いる必要がある。ACKバッファ490内のACKは、その後、プロトコルスタック460に転送される。
一実施形態では、UL受信バッファ485内のULデータパケットを、次のように処理する。輻輳バッファ495が、UL受信バッファ485からUL方向用のデータパケットを受信する。UL受信バッファ485からのTCPデータパケットが、輻輳バッファ495のうちで最初に充填される部分であって閾値の充填レベルによって規定される部分内に収まらないならば、このデータパケットは廃棄される。後のUL受信バッファ485からのTCPデータパケットは、廃棄されない。制御ユニット500は、どのTCPデータパケットを廃棄するかを制御する。TCPデータパケットの廃棄は、図4では、制御ユニット500からの破線の矢印505によって表されている。例えばUDPデータパケットといった非TCPデータパケットも廃棄されない。廃棄されないデータパケットが輻輳バッファ495に全く収まらない、つまり閾値充填レベルよりも上の部分も満杯である場合、PC405によるフロー制御を用いてよい。あるいは、廃棄されないデータパケットを収容するための、他のバッファを用いてもよい。
マルチプレクサ(MUX)510は、ACKバッファ490からのACKと、輻輳バッファ495からのULデータパケットとを多重化し、これらを、プロトコルスタック460に送信する。
一実施形態では、ACKは、常に、ULデータパケットよりも高い優先順位を有している。これは、ACKバッファ490が空の場合のみ、ULデータパケットがプロトコルスタック460に送信されることを意味している。
通常、プロトコルスタック460は複数のバッファを含んでいるため、これらのバッファを可能な限り小さく保持するか、または、プロトコルスタック460内のバッファが空になる恐れがある場合のみACKとULデータパケットとをプロトコルスタック460に送信することが、有効である。そうでなければ、これらのバッファはULデータで一杯になり、ACKは、場合によっては極めて長時間待たなければならないかもしれない。このため、TCPのフローを妨げ、DLデータを遅延させることもあり得る。
輻輳バッファ495のサイズは、パケットの喪失後、例えばTCP ULデータパケットを廃棄した後でも、または、TCP ULデータパケットがさらにサーバ410に到達する途中に喪失してしまった後でも、輻輳バッファ495が空にならないように選択されていることが可能である。適切なサイズは、主に、「BW×RTT」の積によって決定される。ここでBWは、ULデータパケットを転送するための最大伝送帯域幅であり、RTTは、ULデータパケットの伝送と受信確認との最小往復時間である。RTTは、空の輻輳バッファ495と完全利用されているDLデータ接続とによって測定可能である。
輻輳バッファ495のサイズ、より詳細に言うと、輻輳バッファ495の最大限に用いられる充填レベルが、「BW×RTT」の積よりも少なくともわずかに大きいならば、PC TCP/IPスタック455によって用いられるULデータ用のTCP輻輳ウィンドウが、BW×RTTの2倍よりも少なくともわずかに大きな最大値まで拡張し、オンザフライのさらなるULデータパケットは、輻輳バッファ495の中には収まらなくなって、廃棄される。PC TCP/IPスタック455がパケット喪失を検出すると、PC TCP/IPスタック455によって用いられるTCP輻輳ウィンドウは半分になるので、新たなTCP輻輳ウィンドウは、依然として、「BW×RTT」の積よりも少なくともわずかに大きい。従って輻輳バッファ495は、完全に空にはならず、このため、UL内の利用可能な全てのBWを有効に使うことを助長する。他方、輻輳バッファ495は、データパケットの、クライアントからサーバまでの移動時間を短縮するために、比較的小さく保持されている必要がある。
一実施形態では、輻輳バッファ495のサイズは、BW×RTTよりも大きく、且つ、BW×RTTの2倍よりも小さい。例えば、BW=40kB/sであり、RTT=1sであるならば、輻輳バッファ495は、40kBと80kBとの間のデータ量を有するような大きさであってよい。
他の一実施形態では、輻輳バッファ495のサイズは、BW×RTTよりも大きく、且つ、BW×RTTの3倍よりも小さい。例えば、BW=40kB/sであり、RTT=1sであるならば、輻輳バッファ495は、40kBと120kBとの間のデータ量を有するような大きさであってよい。
一実施形態では、輻輳バッファ495のサイズ、より詳細に言うと、輻輳バッファ495の最大限に用いられる充填レベルまたは閾値充填レベルは、データ転送が進行している間に動的に調整される。用いられるサイズは、このバッファが空にならない程度に可能な限り低くなるように調整される。PC TCP/IPスタック455によって用いられるTCP輻輳ウィンドウが低減された後でも、上記バッファ内には常に、数個より多いデータパケット、例えば2または3よりも多いデータパケットが残っているのならば、用いられるサイズ(閾値)は低下する。PC TCP/IPスタック455によって用いられるTCP輻輳ウィンドウが低減された後、上記バッファ内には数個より少ない、例えば2または3よりも少ないデータパケットしか残っていないならば、または、このような場合に上記バッファが空になるならば、用いられるサイズ(閾値)は上昇する。
本発明の実施形態によれば、輻輳バッファ495および/またはACKバッファ490は、それぞれ、別々の物理バッファメモリによっても実現可能であり、一つの物理バッファメモリの一部分によっても実現可能であり、論理バッファメモリによっても実現可能であり、また、任意のメモリに格納されたデータに「輻輳バッファに格納された」または「ACKバッファに格納された」といった属性を割り当てることによっても実現可能であり、また、これらの任意の組み合わせによっても実現可能である。
一実施形態では、輻輳バッファ495およびACKバッファ490を組み合わせて、1つの統一バッファを形成する。ULデータパケットおよびACKに対し、これらの到着順に用いられる統一バッファの部分が、統一バッファのトリガー充填レベルによって規定される。一旦このトリガー充填レベルに達すると、TCPデータパケットは統一バッファに供給されることはない。この時以降、新たに到達した全てのTCPデータパケットは、実際の充填レベルがトリガー充填レベルよりも低くなるまで廃棄または削除される。反対に、ACKは、実際の充填レベルがトリガー充填レベルよりも高くても、統一バッファに入ることが依然として許可されている。
一実施形態では、ACKバッファ490および/または輻輳バッファ495を、別々のバッファとして実施しない。その代わり、UL受信バッファ485が、本明細書に記載したACKバッファ490および輻輳バッファ495の各機能を実行するように構成する。従って、この場合は、全てのACKおよびULデータパケットを、UL受信バッファ485から他のバッファまで移動させる必要はない。これらは、単に読み出されて処理され、つまり、ACKまたはULデータパケットとして特徴付けられて、転送用の優先順位を与えられるか、あるいは、ULデータパケットの場合、UL受信バッファ485内のULデータの所定の最大データ量を超えた場合には、廃棄する代わりに削除される。
本発明の一実施形態によれば、本明細書に記載のデータシェーピング法または装置を、データ接続のダウンリンク方向において用いる。
本発明の一実施形態によれば、本明細書に記載のデータシェーピング法または装置を、非対称データ接続の高速方向において用いる。
本発明の一実施形態によれば、本明細書に記載のデータシェーピング法または装置を、非対称データ接続の低速方向および高速方向において用いる。
本発明の一実施形態によれば、本明細書に記載のデータシェーピング法または装置を、対称データ接続において用いる。
本発明の一実施形態によれば、本明細書に記載のデータシェーピング法または装置を、対称データ接続の両方向において用いる。
本発明の一実施形態によれば、請求項のうちのいずれか1項によって規定される任意の実施形態を、他の1つまたは複数の各請求項によって規定される他の1つまたは複数の実施形態と組み合わせてよい。
本発明は、データトラフィックシェーピング方法、装置、およびワイヤレス機器に利用することができる。
400 モデム
415 インターネット
450 App1、App2、…、Appn
455 PC TCP/IPスタック
460 プロトコルスタック
465 DL発信バッファ
470 PC DLバッファ
475 PC ULバッファ
485 UL受信バッファ
490 ACKバッファ
495 輻輳バッファ
510 マルチプレクサ

Claims (28)

  1. 転送されるデータパケットを受信する工程と、
    バッファメモリが、上記データパケットのうちの少なくとも1つのデータパケットを収容するためのスペースを有しているならば、上記少なくとも1つのデータパケットを上記バッファメモリ内に格納する工程と、
    上記バッファメモリが、上記データパケットのうちの少なくとも1つの他のデータパケットを収容するためのスペースを有していないならば、上記少なくとも1つの他のデータパケットを廃棄する工程とを含む、データトラフィックシェーピング方法。
  2. 格納された上記少なくとも1つのデータパケットを転送する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 廃棄された上記少なくとも1つの他のデータパケットを転送しない工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 上記廃棄する工程は、上記データパケットのうちの1つの他のデータパケットだけを廃棄する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 上記データパケットは、ペイロードデータパケットである、請求項1に記載の方法。
  6. 上記データパケットは、通信制御プロトコル(TCP)データパケットである、請求項1に記載の方法。
  7. 上記受信する工程は、上記データパケットと、転送される受信確認とを、多重化されたデータストリームにおいて受信する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 多重化された上記データストリームから、上記受信確認をフィルタで取り除く工程をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 格納された上記少なくとも1つのデータパケットよりも後に受信され、格納された上記少なくとも1つのデータパケットよりも高い優先順位を有している、1つまたは複数の上記受信確認を転送する工程をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  10. 上記受信確認を、受信確認バッファ内に格納する工程をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  11. 格納された全ての上記受信確認を、格納された上記少なくとも1つのデータパケットよりも高い優先順位で転送する工程をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 上記バッファメモリは、上記少なくとも1つのデータパケットを収容するために割り当てられる総スペースを有し、上記割り当てられる総スペースは、BW×RTTよりも大きく、且つ、BW×RTTの2倍よりも小さく、ここでBWは、上記少なくとも1つのデータパケットを転送するための最大伝送帯域幅であり、RTTは、上記少なくとも1つのデータパケットの伝送と受信確認との最小往復時間である、請求項1に記載の方法。
  13. 上記バッファメモリは、上記少なくとも1つのデータパケットを収容するために割り当てられる総スペースを有し、上記割り当てられる総スペースは、データ転送が進行している間に動的に調整される、請求項1に記載の方法。
  14. 双方向データ接続の第1の方向に転送されるペイロードデータパケットを受信する工程と、
    バッファメモリが、次に受信される各ペイロードデータパケットに利用可能なように割り当てられた空き領域を有しているならば、受信した上記ペイロードデータパケットを上記バッファメモリ内に格納する工程と、
    上記バッファメモリが、次に受信される各ペイロードデータパケットに利用可能なように割り当てられた空き領域を有していないならば、受信した上記ペイロードデータパケットを廃棄する工程とを含む、データトラフィックシェーピング方法。
  15. 上記双方向データ接続の第2の方向に伝送されたデータの、上記双方向データ接続の上記第1の方向に転送される受信確認を受信する工程をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 格納された上記ペイロードデータパケットを転送する工程と、
    受信した上記受信確認を、格納された上記ペイロードデータパケットよりも高い優先順位で転送する工程とをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 双方向データ接続の一方向に伝送されるデータストリームを受信する工程であって、上記データストリームは、ペイロードデータパケットと、上記双方向データ接続の他方向に伝送されたデータの受信を確認する受信確認とを有する工程と、
    上記双方向データ接続の一方向のさらに後段において生じることになっている、上記データストリーム内に受信されたペイロードデータパケットの喪失をシミュレートする工程とを含む、データトラフィックシェーピング方法。
  18. 上記シミュレートする工程は、受信したデータパケットを、上記双方向データ接続の一方向に転送する代わりに、ドロップさせる工程を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 上記シミュレートする工程は、受信した上記データパケットを操作して、受信した上記データパケットが上記データパケットの受取先において適切に受信されたデータパケットとして認識されないようにする工程を含む、請求項17に記載の方法。
  20. 上記シミュレートする工程は、受信された上記ペイロードデータパケットよりも前に上記データストリーム内に受信され、上記双方向データ接続の一方向にはまだ転送されていない他のペイロードデータパケットが、所定の最大データ量を超過した場合のみ、受信された上記ペイロードデータパケットの喪失をシミュレートする工程を含む、請求項17に記載の方法。
  21. 上記データストリーム内に受信された他のペイロードデータパケットを転送する工程と、
    上記データストリーム内に受信された受信確認を、上記他のペイロードデータパケットよりも高い優先順位で転送する工程とをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  22. 転送されるデータパケットを受信するための入力ポートと、
    上記データパケットのうちの少なくとも1つのデータパケットを収容するために利用可能なスペースを有している場合に、上記少なくとも1つのデータパケットを格納するバッファメモリと、
    上記バッファメモリが、上記データパケットのうちの少なくとも1つの他のデータパケットを収容するために利用可能なスペースを有していないならば、上記少なくとも1つの他のデータパケットを廃棄するための制御ユニットとを備える装置。
  23. 上記廃棄することは、上記データパケットのうちの他の1つのデータパケットだけを廃棄することを含む、請求項22に記載の装置。
  24. 上記バッファメモリは、上記少なくとも1つのデータパケットを収容するために割り当てられる総スペースを有し、上記割り当てられる総スペースは、BW×RTTよりも大きく、且つ、BW×RTTの2倍よりも小さく、ここでBWは、上記少なくとも1つのデータパケットを転送するための最大伝送帯域幅であり、RTTは、上記少なくとも1つのデータパケットの伝送と受信確認との最小往復時間である、請求項22に記載の装置。
  25. 上記バッファメモリは、上記少なくとも1つのデータパケットを収容するために割り当てられる総スペースを有し、上記割り当てられる総スペースは、データ転送が進行している間に動的に調整される、請求項22に記載の装置。
  26. 上記入力ポートは、さらに、転送される受信確認を受信する、請求項22に記載の装置。
  27. 格納された上記少なくとも1つのデータパケットを転送すると共に、格納された上記少なくとも1つのデータパケットよりも後に受信した受信確認を、格納された上記少なくとも1つのデータパケットよりも高い優先順位で転送するための転送ユニットをさらに備える、請求項26に記載の装置。
  28. 請求項22に記載の装置を備えるワイヤレス機器。
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