JP2010146954A - 圧接型コネクタの接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気部品が横方向に動くのを規制し、電気部品の電極部とピン部材を良好に導通接続させることのできる圧接型コネクタの接続構造を提供する。
【解決手段】回路基板10と電気部品20の間に圧接型コネクタ40を介在させ、圧接型コネクタ40のハウジング41から露出したピン部材43により、回路基板10と電気部品20の電極部11・28間を導通接続する構造で、ピン部材43を、ハウジング41に内蔵されて電極部11に接触する第一の導電ピン44と、第一の導電ピン44にスライド可能に嵌合されてハウジング41から突出し、電極部28に接触可能な第二の導電ピン45と、電極部28に第二の導電ピン45を接触させる導電コイルバネ49とから構成する。そして、電極部28と第二の導電ピン45の先端部の一方を凹部29に形成するとともに、他方を凸部31に突出形成し、これらを嵌合接触させる。
【選択図】図2
【解決手段】回路基板10と電気部品20の間に圧接型コネクタ40を介在させ、圧接型コネクタ40のハウジング41から露出したピン部材43により、回路基板10と電気部品20の電極部11・28間を導通接続する構造で、ピン部材43を、ハウジング41に内蔵されて電極部11に接触する第一の導電ピン44と、第一の導電ピン44にスライド可能に嵌合されてハウジング41から突出し、電極部28に接触可能な第二の導電ピン45と、電極部28に第二の導電ピン45を接触させる導電コイルバネ49とから構成する。そして、電極部28と第二の導電ピン45の先端部の一方を凹部29に形成するとともに、他方を凸部31に突出形成し、これらを嵌合接触させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯機器の回路基板と電池との電極部間等を導通接続する圧接型コネクタの接続構造に関するものである。
携帯電話の回路基板と電池とを導通接続する場合には、様々な技術が使用されるが、その一つとして圧接型コネクタがあげられる(特許文献1、2、3参照)。この種の圧接型コネクタの接続構造は、図示しないが、携帯電話に内蔵された回路基板と着脱自在の電池との間に圧接型コネクタを介在させ、この圧接型コネクタから露出した複数のピン部材により、回路基板と電池との電極部間を導通接続するようにしている。
各ピン部材は、回路基板と電池との間に介在するハウジングに内蔵されて回路基板の電極部にハンダ付けされる第一の導電ピンと、この第一の導電ピン内に挿入されてハウジングから突出し、電池の電極に点接触可能な第二の導電ピンと、電池の電極に第二の導電ピンを圧接させる導電コイルバネとから構成されている。各第二の導電ピンは、柱形に形成され、先端部が略半球形に湾曲形成されている。
上記において、携帯電話の回路基板と電池とを導通接続する場合には、携帯電話の筐体に別体の電池を装着して一体化すれば良い。すると、電池の電極に圧接型コネクタの第二の導電ピンが導電コイルバネを圧縮しながら圧接し、この第二の導電ピンの圧接により、回路基板と電池とを電気的に導通接続することができる。この際、電池の電極に第二の導電ピンが弾接するので、例え装着された電池が高さ方向(Z方向)に動いても、第二の導電ピンが導電コイルバネにより追従して回路基板と電池との導通接続を確保する。
特開2006−156326号公報
特開2002−270271号公報
特開2004−47268号公報
従来における圧接型コネクタの接続構造は、以上のように電池の電極に圧接型コネクタの第二の導電ピンが圧接するので、装着された電池が高さ方向(Z方向)に動く場合には、第二の導電ピンを追従させて回路基板と電池とを導通接続することができるものの、装着された電池が横方向(XY方向)に動く場合には、第二の導電ピンを横方向に追従させることができず、回路基板と電池との導通接続を確保できないおそれが考えられる。
係る問題を解消する手段としては、装着された電池の電極に第二の導電ピンを強く圧接し、摩擦力により電池の横方向への位置ずれを規制する方法が考えられるが、例えこの方法を採用したとしても、携帯電話が落下等する場合には、電池の横方向への位置ずれを防ぐことは困難である。さらに、第二の導電ピンがあまりに強く圧接すると、電池の電極と第二の導電ピンとの接触領域のメッキが剥離し、これらの導通接続に支障を来たすおそれがある。
本発明は上記に鑑みなされたもので、電気部品が横方向に動くのを規制し、電気部品の電極部とピン部材とを良好に導通接続させることのできる圧接型コネクタの接続構造を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、回路基板と電気部品との間に圧接型コネクタを介在させ、この圧接型コネクタのハウジングから露出したピン部材により、回路基板と電気部品との電極部間を導通接続するものであって、
ピン部材は、ハウジングに内蔵されて回路基板の電極部に接触する第一の導電ピンと、この第一の導電ピンにスライド可能に嵌め合わされてハウジングから突出し、電気部品の電極部に接触可能な第二の導電ピンと、これら第一、第二の導電ピンの間に介在されて電気部品の電極部に第二の導電ピンを接触させる導電バネとを含み、
電気部品の電極部と第二の導電ピンの先端部のいずれか一方を凹部に形成するとともに、他方を凸部に形成し、凹部内に凸部を嵌めて接触させるようにしたことを特徴としている。
ピン部材は、ハウジングに内蔵されて回路基板の電極部に接触する第一の導電ピンと、この第一の導電ピンにスライド可能に嵌め合わされてハウジングから突出し、電気部品の電極部に接触可能な第二の導電ピンと、これら第一、第二の導電ピンの間に介在されて電気部品の電極部に第二の導電ピンを接触させる導電バネとを含み、
電気部品の電極部と第二の導電ピンの先端部のいずれか一方を凹部に形成するとともに、他方を凸部に形成し、凹部内に凸部を嵌めて接触させるようにしたことを特徴としている。
なお、電気部品は、携帯機器用の電池と、この電池と圧接型コネクタとの間に介在するアダプタとを含み、このアダプタを、電池と圧接型コネクタとの間に介在されるアダプタハウジングと、このアダプタハウジングに支持されて電池の電極と圧接型コネクタの第二の導電ピンとの間を導通接続するアダプタピンとから構成し、このアダプタピンの第二の導電ピンの先端部に対向する対向面を電極部とすることができる。
また、電気部品を携帯機器用の電池としてその電極を電極部とすることができる。
また、凹部を、電気部品の電極部あるいは第二の導電ピンの先端部に断面略V字形の溝を複数切り欠くことにより形成し、この複数の溝を交わるよう組み合わせて溝の端部を電極部あるいは第二の導電ピンの周面に連通させ、凸部を略半球形に形成して複数の溝の交点に嵌め入れると良い。
また、凸部には溝を切り欠くことができる。
また、凹部を、電気部品の電極部あるいは第二の導電ピンの先端部に断面略V字形の溝を複数切り欠くことにより形成し、この複数の溝を交わるよう組み合わせて溝の端部を電極部あるいは第二の導電ピンの周面に連通させ、凸部を略半球形に形成して複数の溝の交点に嵌め入れると良い。
また、凸部には溝を切り欠くことができる。
ここで、特許請求の範囲における回路基板には、少なくともプリント配線板、フレキシブルプリント配線板、検査基板等が含まれる。電気部品には、少なくとも電池、接続用のアダプタ、表面実装型の半導体パッケージ、液晶モジュール等が含まれる。また、圧接型コネクタのピン部材の本数は、必要に応じ、単数複数いずれにも変更することができる。導電バネは、少なくとも板バネ、コイルバネ、捻りバネ等が該当する。
凹部は、すり鉢形、断面略C字形、U字形、V字形、半円弧形、あるいはこれらに類似する形等とすることができる。また、凸部は、略半球形、略半楕球形、円錐台形、あるいはこれらに類似する形等とすることが可能である。この凸部の表面には、面接触により導通安定性を向上させる観点から、断面略C字形、U字形、V字形の溝を切り欠くことができる。
携帯機器には、少なくとも携帯電話、携帯音楽機器、電子手帳等が含まれる。さらに、アダプタピンは、特に限定されるものではないが、例えばハウジングに内蔵されて電池の電極に接触する第一の導電アダプタピンと、この第一の導電アダプタピンにスライド可能に挿入されてアダプタハウジングから突出し、圧接型コネクタの第二の導電ピンに接触可能な第二の導電アダプタピンと、これら第一、第二の導電アダプタピンの間に介在されて第二の導電ピンに第二の導電アダプタピンを接触させる導電コイルバネとを含むと良い。
本発明によれば、電気部品の電極部と圧接型コネクタの第二の導電ピンとが単に接触するのではなく、凹凸に嵌まり合って接合するので、電気部品が横方向にずれるのを規制し、回路基板と電気部品との導通接続を確保することができる。
本発明によれば、電気部品が横方向に動くのを規制し、電気部品の電極部とピン部材とを良好に導通接続させることができるという効果がある。
また、電気部品を携帯機器用の電池としてその電極を電極部とすれば、電池と圧接型コネクタとを中継部品により接続する必要がなく、構成の簡素化の他、中継部品用のスペースを削減して携帯機器の省スペース化が期待できる。
また、電気部品を携帯機器用の電池としてその電極を電極部とすれば、電池と圧接型コネクタとを中継部品により接続する必要がなく、構成の簡素化の他、中継部品用のスペースを削減して携帯機器の省スペース化が期待できる。
また、凹部を、電気部品の電極部あるいは第二の導電ピンの先端部に断面略V字形の溝を複数切り欠くことにより形成し、この複数の溝を交わるよう組み合わせて溝の端部を電極部あるいは第二の導電ピンの周面に連通させれば、接触に伴い発生する塵埃を溝の端部から外部に排出することができ、塵埃による導通不良を抑制することができる。さらに、断面略V字形の溝の斜面が凸部を円滑に誘導するので、接続作業の円滑化や容易化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態における圧接型コネクタの接続構造は、図1ないし図4に示すように、携帯電話1の回路基板10と電気部品20との間に圧接型コネクタ40を介在させ、この圧接型コネクタ40のハウジング41から露出した複数のピン部材43により、回路基板10と電気部品20との複数の電極部11・28間を導通接続する構造であり、電気部品20の各電極部28と各ピン部材43を形成する第二の導電ピン45の先端面の一方を凹部29に形成するとともに、他方を凸部31に突出形成し、凹部29内に凸部31を嵌合接触させて装着された電気部品20のガタツキを抑制するようにしている。
携帯電話1は、図1に示すように、例えば折り畳み可能な筐体2を備え、この筐体2の背面に略矩形の収容穴が穿孔されており、この収容穴に電気部品20の電池21が着脱自在に装着されて一体化する。
回路基板10は、図2に示すように、例えばプリント配線板やフレキシブルプリント配線板等からなり、表面に平坦な複数の電極部11がパターン形成されており、携帯電話1に内蔵されて電気部品20に対向する。
電気部品20は、図2に示すように、携帯電話1の筐体2の収容穴に収容されて筐体2の背面を形成する電池21と、この電池21と圧接型コネクタ40との間に介在するアダプタ23とを備えて構成される。アダプタ23は、電池21と圧接型コネクタ40との間に介在される絶縁性のアダプタハウジング24を備え、このアダプタハウジング24に複数のアダプタピン25が所定の間隔をおいて配列挿着されており、各アダプタピン25が電池21の各電極22と圧接型コネクタ40の第二の導電ピン45との間を導通接続するよう機能する。
アダプタハウジング24は、樹脂(例えばABS樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等)を含む所定の成形材料により略ブロック形に成形され、電池21の電極数に応じ、複数の貫通孔が所定の間隔をおいて穿孔される。このアダプタハウジング24は、必要に応じ、平面矩形、多角形、円形、楕円形等に形成される。
各アダプタピン25は、アダプタハウジング24の貫通孔に挿着されて電池21の電極22に接触する中空の第一の導電アダプタピン26と、この第一の導電アダプタピン26にスライド可能に挿入されてアダプタハウジング24から突出し、圧接型コネクタ40の第二の導電ピン45に接触可能な第二の導電アダプタピン27と、これら第一、第二の導電アダプタピン26・27の間に導通可能に介在されて第二の導電ピン45に第二の導電アダプタピン27を接触させる導電コイルバネ32とから構成される。
第一の導電アダプタピン26は、金メッキされた導電材料、具体的には銅、真鍮、アルミニウム等を使用して有底円筒形に形成され、平坦な底部がアダプタハウジング24から露出して電池21の電極22に接触するよう機能する。また、第二の導電アダプタピン27は、金メッキされた導電材料、具体的には銅、真鍮、アルミニウム等を使用して細長い円柱形に形成されるとともに、第一の導電アダプタピン26の内周面に摺接され、第二の導電ピン45の先端部に対向する対向面が電極部28とされており、この電極部28が凹部29あるいは凸部31に形成される。
第二の導電アダプタピン27の電極部28は、凹部29とされる場合には、第二の導電アダプタピン27の対向面に誘導に資する断面略V字形の溝30がやや湾曲して一対切り欠かれることで形成され、この一対の溝30が平面十字形に組み合わされて各溝30の両端部を第二の導電アダプタピン27の周面に連通させる。これに対し、凸部31とされる場合には、第二の導電アダプタピン27の対向面中心部に小さな略半球形に突出形成される。この凸部31の表面には、面接触で導通安定性を向上させる観点から、必要に応じ、断面略V字形の溝が選択的に必要数切り欠かれる。
導電コイルバネ32は、金メッキされた金属細線を使用してコイル形に形成され、第一の導電アダプタピン26内に嵌入されて第二の導電アダプタピン27の平坦な底部に圧接しており、第二の導電ピン45方向に第二の導電アダプタピン27を絶えず弾圧付勢する。
圧接型コネクタ40は、図2に示すように、回路基板10とアダプタ23との間に介在される絶縁性のハウジング41を備え、このハウジング41に複数のピン部材43が所定の間隔をおいて配列されており、各ピン部材43が回路基板10の各電極部11とアダプタ23の第二の導電アダプタピン27との間を導通接続するよう機能する。この圧接型コネクタ40のハウジング41と複数のピン部材43とは、アダプタ23と同様の材料により構成される。
ハウジング41は、樹脂を含む所定の成形材料により略ブロック形に成形され、電池21の電極数に応じ、複数の貫通孔42が所定の間隔をおいて穿孔される。このハウジング41も、必要に応じ、平面矩形、多角形、円形、楕円形等に形成される。
各ピン部材43は、ハウジング41の貫通孔42に挿着されて回路基板10の電極部11に接触する有底円筒形の第一の導電ピン44と、この第一の導電ピン44にスライド可能に挿入されてハウジング41から突出し、アダプタ23の電極部28に接触可能な第二の導電ピン45と、これら第一、第二の導電ピン44・45の間に導通可能に介在されてアダプタ23の電極部28に第二の導電ピン45を接触させる導電コイルバネ49とから構成される。
第一の導電ピン44は、有底円筒形に形成され、平坦な底部がハウジング41から露出して回路基板10の電極部11にハンダ付けされる。また、第二の導電ピン45は、細長い円柱形に形成され、第一の導電ピン44の内周面に摺接されており、第二の導電アダプタピン27の電極部28に対向する先端面が凹部29あるいは凸部31に形成される。
第二の導電ピン45の先端面は、凹部29の場合には図3や図4に示すように、第二の導電ピン45の先端面に誘導に資する断面略V字形の溝30がやや湾曲して一対切り欠かれることで形成され、この一対の溝30が平面十字形に組み合わされて各溝30の両端部を第二の導電ピン45の周面に連通させており、一対の溝30の交点と第二の導電アダプタピン27の凸部31とが嵌合する。
これに対し、凸部31の場合には、第二の導電ピン45の先端面中心部に小さな略半球形に突出形成され、第二の導電アダプタピン27の一対の溝30の交点に嵌入される。この凸部31の表面にも、必要に応じ、断面略V字形の溝が選択的に必要数切り欠かれる。
導電コイルバネ49は、コイル形に形成され、第一の導電ピン44内に嵌入されて第二の導電ピン45の平坦な底部に圧接しており、第二の導電アダプタピン27方向に第二の導電ピン45を絶えず弾圧付勢する。
上記構成において、携帯電話1の回路基板10と電池21とを導通接続する場合には、筐体2に別体の電池21をアダプタ23と共に装着して一体化すれば、回路基板10、電池21、アダプタ23、圧接型コネクタ40とが導通するので、これらを電気的に導通接続することができる。具体的には、電池21の電極22とアダプタ23の第一の導電アダプタピン26とが接触し、第二の導電アダプタピン27と圧接型コネクタ40の第二の導電ピン45とが接触し、第一の導電ピン44と回路基板10の電極部11とが接触する。
この際、例え装着された電池21が高さ方向(Z方向)に動いても、第二の導電アダプタピン27と第二の導電ピン45とが導電コイルバネ32・49によりそれぞれ追従するので、回路基板10と電池21との導通接続を容易に確保することができる。また、第二の導電アダプタピン27の凹んだ電極部28と第二の導電ピン45の突き出た先端面とが面接触又は線接触状態で嵌合接触するとともに、第二の導電アダプタピン27の突き出た電極部28と第二の導電ピン45の凹んだ先端面とが面接触又は線接触状態で嵌合接触し、これらが電池21の横方向(XY方向)への動作時に微摺動する。
上記構成によれば、アダプタ23と圧接型コネクタ40とが誤差を吸収可能に凹凸嵌合し、噛合するので、携帯電話1に振動や衝撃が加わる際、装着された電池21が横方向に位置ずれするのを有効に規制し、回路基板10と電池21との導通接続を確保することができ、しかも、耐衝撃性を向上させることができる。また、従来のように、電池21の電極22に第二の導電ピン45を強く圧接して電池21の横方向への位置ずれを規制する必要が全くないので、第二の導電ピン45のメッキが剥離し、導通接続に支障を来たすおそれがない。
また、各溝30の両端部が第二の導電アダプタピン27あるいは第二の導電ピン45の周面に連通するので、接触に伴い発生する塵埃を各溝30の端部から外部に排出することができ、塵埃の堆積による導通不良を抑制防止することができる。さらに、電池21と圧接型コネクタ40との間にアダプタ23が介在するので、電池21の各電極22を凹部29や凸部31に加工する必要性を排除することが可能になる。
次に、図5は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、電気部品20のアダプタ23を省略し、電気部品20を電池21のみとしてその複数の電極22を電極部28とするとともに、各電極部28を凸部31に形成し、圧接型コネクタ40の各第二の導電ピン45の先端面を凹部29に形成するようにしている。
電池21の電極部28は、凸部31とされる場合、電極22の表面に小さな略半球形に突出形成され、第二の導電ピン45の凹部29を形成する一対の溝30の交点に嵌合する。この凸部31の表面にも、必要に応じ、断面略V字形の溝が選択的に必要数切り欠かれる。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、アダプタ23を省略して部品点数を削減したり、回路基板10と電池21間の距離を短縮して携帯電話1の薄型化や小型化に資することができるのは明らかである。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、アダプタ23を省略して部品点数を削減したり、回路基板10と電池21間の距離を短縮して携帯電話1の薄型化や小型化に資することができるのは明らかである。
なお、上記実施形態ではアダプタピン25を、第一、第二の導電アダプタピン26・27により構成したが、何らこれに限定されるものではなく、例えば単一の導電ピンにより形成しても良い。また、アダプタハウジング24の貫通孔に第一の導電アダプタピン26を導電コイルバネを介し進退動可能に挿入しても良い。また、凹部29を形成する場合、断面略V字形の溝30を一対切り欠き、この一対の溝30を平面十字形に組み合わせたが、断面略V字形の溝30を複数切り欠き、この複数の溝30を交わるよう組み合わせても良い。また、溝30を傾斜させて塵埃を溝30の端部から外部に容易に排出するようにしても良い。
また、圧接型コネクタ40の第一の導電ピン44の外周に導電コイルバネ49を嵌合してその端部を第二の導電ピン45の周面から外方向に張り出したフランジに圧接させることもできる。さらに、電気部品20を電池21のみとしてその電極22を電極部28とした場合、各電極部28を凸部31に形成したが、各電極部28を凹部29に形成しても良いし、複数の電極部28を凸部31又は凹部29に形成することも可能である。
1 携帯電話(携帯機器)
2 筐体
10 回路基板
11 電極部
20 電気部品
21 電池
22 電極
23 アダプタ
25 アダプタピン
26 第一の導電アダプタピン
27 第二の導電アダプタピン
28 電極部
29 凹部
30 溝
31 凸部
32 導電コイルバネ
40 圧接型コネクタ
41 ハウジング
43 ピン部材
44 第一の導電ピン
45 第二の導電ピン
49 導電コイルバネ
2 筐体
10 回路基板
11 電極部
20 電気部品
21 電池
22 電極
23 アダプタ
25 アダプタピン
26 第一の導電アダプタピン
27 第二の導電アダプタピン
28 電極部
29 凹部
30 溝
31 凸部
32 導電コイルバネ
40 圧接型コネクタ
41 ハウジング
43 ピン部材
44 第一の導電ピン
45 第二の導電ピン
49 導電コイルバネ
Claims (4)
- 回路基板と電気部品との間に圧接型コネクタを介在させ、この圧接型コネクタのハウジングから露出したピン部材により、回路基板と電気部品との電極部間を導通接続する圧接型コネクタの接続構造であって、
ピン部材は、ハウジングに内蔵されて回路基板の電極部に接触する第一の導電ピンと、この第一の導電ピンにスライド可能に嵌め合わされてハウジングから突出し、電気部品の電極部に接触可能な第二の導電ピンと、これら第一、第二の導電ピンの間に介在されて電気部品の電極部に第二の導電ピンを接触させる導電バネとを含み、
電気部品の電極部と第二の導電ピンの先端部のいずれか一方を凹部に形成するとともに、他方を凸部に形成し、凹部内に凸部を嵌めて接触させるようにしたことを特徴とする圧接型コネクタの接続構造。 - 電気部品は、携帯機器用の電池と、この電池と圧接型コネクタとの間に介在するアダプタとを含み、このアダプタを、電池と圧接型コネクタとの間に介在されるアダプタハウジングと、このアダプタハウジングに支持されて電池の電極と圧接型コネクタの第二の導電ピンとの間を導通接続するアダプタピンとから構成し、このアダプタピンの第二の導電ピンの先端部に対向する対向面を電極部とした請求項1記載の圧接型コネクタの接続構造。
- 電気部品を携帯機器用の電池としてその電極を電極部とした請求項1記載の圧接型コネクタの接続構造。
- 凹部を、電気部品の電極部あるいは第二の導電ピンの先端部に断面略V字形の溝を複数切り欠くことにより形成し、この複数の溝を交わるよう組み合わせて溝の端部を電極部あるいは第二の導電ピンの周面に連通させ、凸部を略半球形に形成して複数の溝の交点に嵌め入れるようにした請求項1、2、又は3記載の圧接型コネクタの接続構造。
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