JP2010146348A - 属性情報更新端末及びプログラム - Google Patents

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Abstract


【課題】検体に関する検査データの患者属性情報を変更する際の利便性を向上させる。
【解決手段】属性情報更新端末60は、患者属性情報を管理する情報処理装置(電子カルテサーバ30、医用画像サーバ50)に患者属性情報取得要求を送信し、取得要求に応じた患者属性情報を取得する。属性情報更新端末60は、この患者属性情報に基づいて、検査データ管理サーバ70よって記憶管理されている検査データの患者属性情報を更新させる命令(更新対象のHL7準拠検体検査結果データと上書き命令)を生成する。属性情報更新端末60は、更新対象のHL7準拠検体検査結果データと上書き命令とを検査データ管理サーバ70に送信する。検査データ管理サーバ70は、更新対象のHL7準拠検体検査結果データと上書き命令とに基づいて、元のHL7準拠検体検査結果データを更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、属性情報更新端末及びプログラムに関する。
病理検査や臨床検査は、患者の健康状態を把握し、病名診断を行うための重要な検査である。これらの検査では、患者から採取した血液や細胞、尿、便などの検体を検査対象とする。病理検査や臨床検査では、分析器を用いて検体を分析(検査)し、検査結果を得る。検査結果としては、検体における特性の成分量や抗体反応の有無、腫瘍マーカー値等が挙げられる。この検査結果は、患者や医療従事者の主観によらない客観的なデータである。そのため、病理検査や臨床検査において、患者を識別する必要性は低い。
ところで、小規模な医療施設は、分析器を備えていない場合が多い。そのため、小規模な医療施設では、分析器を備えた分析センターに検体の検査を依頼する(外注する)ことが日常的に行われている。
しかし、医療施設で管理している患者の識別子(患者ID)と、分析センターで管理している検体の識別子(検体ID)とは、対応付けられていなかった。そのため、医療施設において、分析センターからの検査結果のデータ(検査データ)を取り込む際、この検査データに対して、患者属性(患者IDや患者名)等の識別子を手入力で付与していた。
また、患者の診断対象部位を被写体として撮影して生成された医用画像を管理する技術として、医用画像に付帯する識別子に基づいて、患者−検査−シリーズ−医用画像のような階層構造で医用画像を管理し、ある上位の階層と関連付けられている下位の階層を、別の上位の階層と関連付けるものが開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−313219号公報
ところで、分析センターからの検査データに対する識別子の手入力において、入力ミスを皆無にすることは難しい。また、身元不明の救急患者の検査データに対する識別子の手入力においては、患者属性が分からず、仮の患者IDや患者名が入力される場合がある。更に、識別子を手入力で修正(変更)する手段が提供されていても、この修正作業は煩雑である。そのため、ユーザは、識別子の誤りに気付いても識別子を修正せずに放置してしまう場合が多い。
本発明は、上述したような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、検体に関する検査データの患者属性情報を変更する際の利便性を向上させることである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
患者から採取した検体に関する検査データを記憶管理する検査データ管理サーバ及び患者属性情報を管理する一又は複数の情報処理装置に通信可能に接続された属性情報更新端末であって、
前記情報処理装置から前記患者属性情報を取得する取得手段と、
前記取得された患者属性情報に基づいて、前記検査データ管理サーバによって記憶管理されている検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成して前記検査データ管理サーバに出力する制御手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記制御手段は、更新対象となる検査データを指定し、当該指定した検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成して前記検査データ管理サーバに出力する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記取得手段は、患者属性情報の取得要求を前記情報処理装置に送信し、前記取得要求に応じた患者属性情報を取得する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記患者属性情報は、患者ID及び/又は患者名を含む。
請求項5に記載のプログラムは、
患者から採取した検体に関する検査データを記憶管理する検査データ管理サーバと、患者属性情報を管理する一又は複数の情報処理装置と、通信可能に接続されたコンピュータを、
前記情報処理装置から前記患者属性情報を取得する取得手段、
前記取得された患者属性情報に基づいて、前記検査データ管理サーバによって記憶管理されている検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成して前記検査データ管理サーバに出力する制御手段、
として機能させる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、
前記制御手段は、更新対象となる検査データを指定し、当該指定した検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成して前記検査データ管理サーバに出力する。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の発明において、
前記取得手段は、患者属性情報の取得要求を前記情報処理装置に送信し、前記取得要求に応じた患者属性情報を取得する。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜7の何れか一項に記載の発明において、
前記患者属性情報は、患者ID及び/又は患者名を含む。
請求項1、5に記載の発明によれば、属性情報更新端末は、患者属性情報を管理する情報処理装置から当該患者属性情報を取得する。属性情報更新端末は、取得した患者属性情報に基づいて、検査データ管理サーバによって記憶管理されている検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成する。そして、属性情報更新端末は、生成した命令を検査データ管理サーバに出力する。検査データ管理サーバは、この命令に基づいて検査データの患者属性情報を更新する。
そのため、ユーザは、変更(更新)対象となる検査データの患者属性情報の値を手入力する必要がなく、検体に関する検査データの患者属性情報を変更する際の利便性を向上させることができる。
請求項2、6に記載の発明によれば、ユーザが所望する検査データの患者属性情報を更新することができる。
請求項3、7に記載の発明によれば、ユーザが所望する条件の患者属性情報を情報処理装置から取得することができる。
請求項4、8に記載の発明によれば、患者ID及び/又は患者名に基づいて、検査データを識別することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
[診断システムのシステム構成]
図1に、診断システム100のシステム構成を示す。
診断システム100は、開業医やクリニック等の比較的小規模の医療施設に適用される。診断システム100は、医事会計システム10と、クライアントPC20と、電子カルテサーバ30と、モダリティ40と、医用画像サーバ50と、属性情報更新端末60と、検査データ管理サーバ70と、検査データ取込装置80と、から構成されている。上記の各装置及びシステムはLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークN1を介してデータ通信可能に接続されている。更に、上記の各装置及びシステムは、インターネット等の通信ネットワークN2を介して分析センターに設置された分析器90とデータ通信可能に接続されている。
モダリティ40は、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して医用画像を生成する画像生成装置である。医用画像は、医療の分野で読影診断に用いられる画像である。モダリティ40は、生成した医用画像に付帯情報を付帯させ、DICOM規格に則ったDICOM準拠画像データを生成する。付帯情報には、患者の属性を示す患者属性情報が含まれる。モダリティ40は、生成したDICOM準拠画像データを医用画像サーバ50に送信する。モダリティ40としては、超音波診断装置(US)やFPD(Flat Panel Detector)等が適用可能である。
医用画像サーバ50は、モダリティ40において生成されたDICOM準拠画像データを記憶し、管理する(記憶管理する)情報処理装置である。医用画像サーバ50としてPACS(Picture Archiving and Communication System)等が適用可能である。
医用画像サーバ50は、外部機器から医用画像取得要求を受信した場合、当該取得要求に応じたDICOM準拠画像データを当該外部機器に送信(提供)する。医用画像サーバ50は、外部機器から患者属性情報取得要求を受信した場合、この取得要求に応じた患者属性情報をDICOM準拠画像データから抽出し、外部機器に送信(提供)する。
分析器90は、患者から採取した血液や尿等の検体を分析(検査)し、分析結果としての検査データを生成する。検査データには、一又は複数の検査項目が含まれる。例えば、検体が血液である場合、検査データには、「総蛋白」「GOT」「GPT」「LDH」等の項目が含まれる。分析器90は、生成した検査データを通信ネットワークN2を介して検査データ取込装置80に送信する。分析センターでは、各医療施設からの検査依頼に応じて、これらの医療施設から持ち込まれた検体を分析器90により分析し、分析結果である検査データを提供する。
検査データ取込装置80は、後述する検査データ管理サーバ70に検査データを取り込むための装置である。検査データ取込装置80は、通信ネットワークN2を介して分析器90から検査データを受信する。検査データ取込装置80は、受信した検査データに対して各種処理を施し、この検査データを、HL7規格に則ったHL7準拠検体検査結果データとして検査データ管理サーバ70に送信する。この各種処理の一つとして、検査データ取込装置80は、検査データに識別子を付与する。
具体的に、検査データ取込装置80は、患者属性情報を生成し、検査データに付与する。そして、検査データ取込装置80は、ユーザ操作による操作部82(図4参照)からの操作信号に基づいて、患者属性情報に値を与える。もしくは、検査データ取込装置80は、自動で患者属性情報に値を与える。
検査データ管理サーバ70は、検査データ取込装置80から送信(出力)されたHL7準拠検体検査結果データを記憶し、管理する(記憶管理する)。検査データ管理サーバ70は、外部機器から検査データ取得要求を受信した場合、この取得要求に応じたHL7準拠検体検査結果データを外部機器に送信(提供)する。
医事会計システム10は、来院した患者の受付登録、会計計算、保険点数計算等を行うためのコンピュータ装置である。医事会計システム10は、ユーザの操作により来院した患者の受付登録を行うと、来院情報を生成する。医事会計システム10は、生成した来院情報を記憶し管理する(記憶管理する)。医事会計システム10は、生成した来院情報を電子カルテサーバ30に送信する。来院情報は、患者の来院日時や保険証番号等を示す情報である。来院情報は、来院した患者の属性を示す患者属性情報を含む。
医事会計システム10は、電子カルテサーバ30から処方データを受信(取得)する。処方データとは、診断の処置内容や患者に処方する薬等を示す情報である。処方データは、患者の属性を示す患者属性情報を含む。医事会計システム10は、受信した処方データと生成した来院情報とに基づいて、来院した患者の会計計算や保険点数計算を行う。
電子カルテサーバ30は、クライアントPC20において作成された診療録データ(患者の病状や診断結果等の情報)や処方データを記憶し、管理する(記憶管理する)情報処理装置である。電子カルテサーバ30は、医事会計システム10から受信した来院情報を記憶し、管理する(記憶管理する)。電子カルテサーバ30は、記憶管理している処方データを医事会計システム10に送信する。
電子カルテサーバ30は、外部機器から来院情報取得要求を受信した場合、この取得要求に応じた来院情報を外部機器に送信(提供)する。電子カルテサーバ30は、外部機器から患者属性情報取得要求を受信した場合、この取得要求に応じた患者属性情報を来院情報、診療録データ、処方データ等から読み出し、外部機器に送信(提供)する。
クライアントPC20は、電子カルテサーバ30、医用画像サーバ50、検査データ管理サーバ70等のクライアント端末である。クライアントPC20は、医療施設の診療室等に設置される。医師は、クライアントPC20を利用して患者の診断を行う。
クライアントPC20は、ユーザの操作による操作信号等に基づき、医用画像サーバ50に医用画像取得要求を送信し、当該取得要求に応じたDICOM準拠画像データを取得する。クライアントPC20は、当該DICOM準拠画像データに基づき画面に医用画像を表示する。
クライアントPC20は、ユーザの操作による操作信号等に基づき、検査データ管理サーバ70に検査データ取得要求を送信し、当該取得要求に応じたHL7準拠検体検査結果データを取得する。クライアントPC20は、当該HL7準拠検体検査結果データに基づき画面に検査データを表示する。
クライアントPC20は、ユーザの操作による操作信号等に基づき、電子カルテサーバ30に来院情報取得要求を送信し、当該取得要求に応じた来院情報を取得する。
クライアントPC20は診療録データ作成機能を有する。クライアントPC20は、ユーザの操作による操作信号や、電子カルテサーバ30から取得した来院情報等に基づき、診療録データや処方データを作成する。クライアントPC20は、作成した診療録データや処方データを電子カルテサーバ30に送信する。電子カルテサーバ30は、送信された診療録データや処方データを保存する。
属性情報更新端末60は、検査データ管理サーバ70において記憶管理されているHL7準拠検体検査結果データに含まれる患者属性情報を更新する端末である。
属性情報更新端末60は、属性情報更新処理を行う。図2に示すように、属性情報更新端末60は、ユーザ操作による操作部62(図6参照)からの操作信号に基づいて、患者属性情報の更新対象となるHL7準拠検体検査結果データを取得する旨の信号である検査データ取得要求を検査データ管理サーバ70に送信する。そして、属性情報更新端末60は、取得要求に応じたHL7準拠検体検査結果データを取得する。つまり、属性情報更新端末60は、検査データ管理サーバ70において記憶管理されているHL7準拠検体検査結果データの中から、患者属性情報を更新するデータを指定する。
次に、属性情報更新端末60は、医用画像サーバ50や電子カルテサーバ30に患者属性情報取得要求を送信し、取得要求に応じた患者属性情報を受信(取得)する。つまり、属性情報更新端末60は、医用画像サーバ50や電子カルテサーバ30に対して患者属性情報の検索を行う。ここで、医用画像サーバ50、電子カルテサーバ30は、患者属性情報を管理する情報処理装置である。
次に、属性情報更新端末60は、検査データ管理サーバ70から取得したHL7準拠検体検査結果データに含まれる患者属性情報に、情報処理装置(医用画像サーバ50や電子カルテサーバ30)から取得した患者属性情報を上書きする。つまり、属性情報更新端末60は、更新対象として指定したHL7準拠検体検査結果データの患者属性情報を修正(更新)する。
そして、属性情報更新端末60は、患者属性情報を上書きしたHL7準拠検体検査結果データと上書き命令とを検査データ管理サーバ70に送信する。検査データ管理サーバ70は、元のHL7準拠検体検査結果データに、属性情報更新端末60から受信したHL7準拠検体検査結果データを上書きする。つまり、属性情報更新端末60は、検査データ管理サーバ70に患者属性情報を更新させる。
[検査データ管理サーバの機能的構成]
図3に、検査データ管理サーバ70の機能的構成を示す。
図3に示すように、検査データ管理サーバ70は、制御部71、操作部72、表示部73、通信部74、記憶部75を備えて構成され、各部はバス76により接続されている。
制御部71は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、検査データ管理サーバ70の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部72から入力される操作信号又は通信部74により受信される指示信号に応じて、記憶部75に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部72は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部71に出力する。
表示部73は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部71から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部74は、LAN(Local Area Network)アダプタ、ルータ、TA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークN1を介して接続された検査データ取込装置80、クライアントPC20、属性情報更新端末60等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部75は、ハードディスク等から構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。また、記憶部75は、一又は複数のHL7準拠検体検査結果データを記憶する。また、記憶部75は、HL7準拠検体検査結果データを管理するデータベースプログラムを記憶する(図示せず)。
制御部71は、記憶部75に記憶されたデータベースプログラムと協働して、記憶部75に記憶されているHL7準拠検体検査結果データを管理する。
制御部71は、通信部74を介して、検査データ取込装置80からHL7準拠検体検査結果データを受信すると、当該HL7準拠検体検査結果データを記憶部75に記憶させ、データベースに登録する(管理する)。
制御部71は、通信部74を介して、外部機器から検査データ取得要求を受信すると、当該検査データ取得要求に応じたHL7準拠検体検査結果データを記憶部75から読み出す。そして、制御部71は、通信部74を介して、当該読み出したHL7準拠検体検査結果データを外部機器に送信(提供)する。
制御部71は、通信部74を介して、属性情報更新端末60からHL7準拠検体検査結果データと上書き命令とを受信すると、この上書き命令で指定された記憶部75に記憶されている元のHL7準拠検体検査結果データに、受信したHL7準拠検体検査結果データを上書きする。
[検査データ取込装置の機能的構成]
図4に、検査データ取込装置80の機能的構成を示す。
図4に示すように、検査データ取込装置80は、制御部81、操作部82、表示部83、通信部84、記憶部85を備えて構成され、各部はバス86により接続されている。
制御部81は、CPU、RAM等から構成され、検査データ取込装置80の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部82から入力される操作信号又は通信部84により受信される指示信号に応じて、記憶部85に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部82は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部81に出力する。
表示部83は、LCDにより構成され、制御部81から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部84は、LANアダプタ、ルータ、TA等を備え、通信ネットワークN1を介して接続された検査データ管理サーバ70、通信ネットワークN1及び通信ネットワークN2を介して接続された分析器90等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部85は、ハードディスク等から構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。また、記憶部85は、検査データ取込プログラム851を記憶している。
制御部81は、検査データ取込プログラム851と協働して、次のように機能する。即ち、制御部81は、通信部84を介して、分析器90から検査データを受信(取得)する。そして、制御部81は、患者属性情報を生成して検査データに付与する。制御部81は、ユーザ操作による操作部82からの操作信号に基づいて、この患者属性情報に値を与える。もしくは、制御部81は、自動でこの患者属性情報に値を与える。
そして、制御部81は、この検査データをHL7準拠検体検査結果データとして検査データ管理サーバ70に通信部84を介して送信(出力)する。
図5に、検査データのデータ構成と、HL7準拠検体検査結果データのデータ構成を示す。
図5に示すように、検査データは、検体識別情報、容器識別情報及び結果識別情報を含む。検体識別情報は、検体ID、採取方法、採取量、採取日時、受領日時等の検体に関する情報である。容器識別情報は、容器ID、容器容積、添加物、希釈率、温度等の容器に関する情報である。結果識別情報は、検査項目、検査値、単位、基準値、実施者、分析日時、装置ID等の検査結果に関する情報である。
HL7準拠検体検査結果データは、ヘッダ情報、患者識別情報(患者属性情報)、来院識別情報(来院情報)、検体識別情報、容器識別情報、結果識別情報及び検査識別情報を含む。患者識別情報は、患者ID、患者名、生年月日、性別等の患者に関する情報(患者属性情報)である。来院識別情報は、来院番号、来院日時、患者ID、保険証番号等の患者の来院に関する情報(来院情報)である。検査識別情報は、検査目的、検査内容、取込日時等の検査に関する情報である。
図4に戻り、制御部81は、分析器90から検査データ(検体識別情報、容器識別情報及び結果識別情報)を受信すると、この検査データにヘッダ情報、患者識別情報、来院識別情報、検査識別情報等を加えてHL7準拠検体検査結果データを生成する。ここで、患者識別情報、来院識別情報、検査識別情報は空のデータ(無効値)である。
次に、制御部81は、ユーザ操作による操作部82からの操作信号に基づき、「患者ID」「患者名」等の値(有効値)を取得する。例えば、制御部81は、「患者ID」の値「0000000001」、「患者名」の値「aaa」を取得する。制御部71は、取得した「患者ID」「患者名」の値を、検査データに加えた患者識別情報に含まれる「患者ID」「患者名」の値に反映する(付与する)。この「患者ID」「患者名」等のような患者属性情報は検査データの識別子である。
もしくは、制御部81は、自動で(操作部82からの操作信号によらないで)、検査データに加えた患者識別情報に含まれる「患者ID」と「患者名」に対して値(有効値)を付与する。具体的に、制御部71は、「患者ID」に、「0000000001」、「0000000002」、「0000000003」、…、のように昇順で番号を付与する。制御部81は、「患者名」に、「unknown^one」、「unknown^two」、「unknown^three」、…、のような文字列を付与する。
尚、制御部81が検査データに加えた患者属性情報に含まれる「生年月日」「性別」等の値は、空のデータ(無効値)のままである。
次に、制御部81は、HL7準拠検体検査結果データを検査データ管理サーバ70に通信部84を介して送信する。
[属性情報更新端末の機能的構成]
図6に、属性情報更新端末60の機能的構成を示す。
図6に示すように、属性情報更新端末60は、制御部61、操作部62、表示部63、通信部64、記憶部65を備えて構成され、各部はバス66により接続されている。
制御部61は、CPU、RAM等から構成され、属性情報更新端末60の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部62から入力される操作信号又は通信部64により受信される指示信号に応じて、記憶部65に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部62は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部61に出力する。
表示部63は、LCDにより構成され、制御部61から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部64は、LANアダプタ、ルータ、TA等を備え、通信ネットワークN1を介して接続された検査データ管理サーバ70、医用画像サーバ50、電子カルテサーバ30等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部65は、ハードディスク等から構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。また、記憶部65は、属性情報更新プログラム651を記憶している。
制御部61は、属性情報更新プログラム651と協働して、次のように機能する。即ち、制御部61は、ユーザ操作による操作部62からの操作信号に基づいて、患者属性情報の更新対象となるHL7準拠検体検査結果データを取得する旨の信号である検査データ取得要求を検査データ管理サーバ70に通信部64を介して送信する。そして、制御部61は、取得要求に応じたHL7準拠検体検査結果データを取得する。
次に、制御部61は、ユーザ操作による操作部62からの指示信号に基づいて、医用画像サーバ50や電子カルテサーバ30に患者属性情報取得要求を送信し、取得要求に応じた患者属性情報を受信(取得)する。
次に、制御部61は、検査データ管理サーバ70から取得したHL7準拠検体検査結果データに含まれる患者属性情報に、情報処理装置(医用画像サーバ50や電子カルテサーバ30)から取得した患者属性情報を上書きする。
そして、制御部61は、患者属性情報が上書きされたHL7準拠検体検査結果データと上書き命令とを検査データ管理サーバ70に通信部64を介して送信する。
例えば、図7に示すように、制御部61は、医用画像サーバ50において記憶管理されているDICOM準拠画像データから患者属性情報を取得する。制御部61は、取得した患者属性情報を、検査データ管理サーバ70から取得されたHL7準拠検体検査結果データの患者識別情報(患者属性情報)に上書きする。制御部61は、このHL7準拠検体検査結果データを上書き命令と共に、検査データ管理サーバ70に通信部64を介して送信する。
[検査データを保存する場合の、診断システムにおける各装置の具体的な動作]
次に、検査データを保存する場合に、診断システム100において実行される各装置の具体的な動作について、図8を用いて説明する。
まず、医師が、医療施設に来院した患者に対して検体検査が必要であると判断した場合、患者から検体を採取する。そして、この検体は、容器に格納されて分析センターに送られる。
分析センターに設置された分析器90は、この検体を分析し、検査項目毎に結果を取得し、検査データを生成する(ステップS1)。例えば、検体が血液の場合、検査データの結果識別情報には、複数の検査項目「総蛋白」「GOT」「GPT」「LDH」が含まれる。そして、結果識別情報には、これらの各検査項目に対応する「検査値」「単位」「基準値」「実施者」「分析日時」「装置ID」が含まれる。
次に、分析器90は、生成した検査データを通信ネットワークN2を介して検査データ取込装置80に送信する(ステップS2)。
検査データ取込装置80の制御部81は、受信した検査データに空のデータである患者識別情報(患者属性情報)等を加えて、HL7準拠検体検査結果データを生成する。
医師等のユーザは、操作部82に対して、「患者ID」「患者名」等の値を入力する旨の操作を行う。制御部81は、このユーザ操作による操作部82からの操作信号に基づき、検査データに加えた患者属性情報に含まれる「患者ID」「患者名」に値を与える。もしくは、制御部81は、検査データに加えた患者識別情報に含まれる「患者ID」「患者名」に対して、自動で値を与える。即ち、制御部81は、識別子を検査データに付与する(ステップS3)。
そして、制御部81は、生成したHL7準拠検体検査結果データを検査データ管理サーバ70に送信する(ステップS4)。
検査データ管理サーバ70の制御部71は、通信部74を介して、検査データ取込装置80からHL7準拠検体検査結果データを受信すると、このHL7準拠検体検査結果データを記憶部75に記憶させ(保存し)、データベースに登録する(ステップS5)。
医師は、クライアントPC20において、ステップS3で付与された患者IDや患者名に基づいてHL7準拠検体検査結果データを検索する旨のユーザ操作を行う。クライアントPC20は、ステップS3で付与された患者IDや患者名を含む検査データ取得要求を生成し、検査データ管理サーバ70に送信する。検査データ管理サーバ70の制御部71は、受信した検査データ取得要求に含まれる患者IDや患者名に基づいて、取得要求に応じたHL7準拠検体検査結果データを記憶部75から読み出す。そして、制御部71は、当該読み出したHL7準拠検体検査結果データをクライアントPC20に送信する。クライアントPC20は、このHL7準拠検体検査結果データを受信(取得)する。
クライアントPC20は、ユーザの操作による操作信号に基づいて、HL7準拠検体検査結果データに基づく検査データを画面に表示する。
[検査データの患者属性情報を更新する場合の、診断システムにおける各装置の具体的な動作]
次に、検査データの患者属性情報を更新する場合に、診断システム100において実行される各装置の具体的な動作について、図9を用いて説明する。
医師は、属性情報更新端末60において、日付や時刻等の情報を入力し、検査データ管理サーバ70に記憶管理されているHL7準拠検体検査結果データの中から、患者属性情報を更新したいHL7準拠検体検査結果データの検索を行う。
属性情報更新端末60の制御部61は、ユーザ操作による操作部62からの操作信号に基づいて、更新対象の検査データ取得要求を生成する。この検査データ取得要求には、日付、時刻等の情報が含まれる。制御部61は、生成した検査データ取得要求を検査データ管理サーバ70に通信部64を介して送信する(ステップS101)。
検査データ管理サーバ70の制御部71は、属性情報更新端末60から検査データ取得要求を通信部74を介して受信すると、取得要求に応じたHL7準拠検体検査結果データを記憶部75から読み出し、属性情報更新端末60に送信する(ステップS102)。具体的に、制御部71は、検査データ取得要求に含まれる日付や時刻の情報に合致する「分析日時」を含んだHL7準拠検体検査結果データを記憶部75から読み出し、属性情報更新端末60に送信する。
次に、医師は、属性情報更新端末60において、患者IDを入力し、診断システム100内の情報処理装置(医用画像サーバ50、電子カルテサーバ30等)に記憶管理されている患者属性情報の中から、入力した患者IDを持つ患者属性情報の検索を行う。
属性情報更新端末60の制御部61は、ユーザ操作による操作部62からの操作信号に基づいて、患者IDの値を取得する(ステップS103)。制御部61は、この患者IDの値を検索条件とする患者属性情報取得要求を生成する。そして、制御部61は、この取得要求を医用画像サーバ50、電子カルテサーバ30等に送信し、取得要求に応じた患者属性情報を検索し、取得する(ステップS104、S105、S106)。
具体的に、制御部61は、生成した患者IDを含む患者属性情報取得要求を、医用画像サーバ50と電子カルテサーバ30に送信する。医用画像サーバ50は、属性情報更新端末60から患者属性情報取得要求を受信すると、この患者属性情報取得要求に含まれる患者IDの値を持つDICOM画像データ(医療データ)を検索する。医用画像サーバ50は、患者属性情報取得要求に含まれる患者IDの値を持つDICOM画像データを記憶管理している場合、このDICOM画像データから患者属性情報を抽出し、属性情報更新端末60に送信する。電子カルテサーバ30は、属性情報更新端末60から患者属性情報取得要求を受信すると、この患者属性情報取得要求に含まれる患者IDの値を持つ医療データ(来院情報、診療録データ、処方データ等)を検索する。電子カルテサーバ30は、患者属性情報取得要求に含まれる患者IDの値を持つ医療データを記憶管理している場合、この医療データから患者属性情報を抽出し、属性情報更新端末60に送信する。
属性情報更新端末60の制御部61は、情報処理装置から取得した患者属性情報に基づいて、ステップS102において送信された(更新対象の)HL7準拠検体検査結果データの患者属性情報を更新する(ステップS107)。制御部61は、このHL7準拠検体検査結果データと上書き命令とを検査データ管理サーバ70に送信する(ステップS108)。
検査データ管理サーバ70の制御部71は、属性情報更新端末60からHL7準拠検体検査結果データを受信すると、このデータに基づいて、ステップS102において送信された(取得要求に応じた)HL7準拠検体検査結果データを更新する(ステップS109)。
[属性情報更新処理の更新結果]
図10に、属性情報更新端末60が行う属性情報更新処理の更新結果について説明する。
まず、診断システム100において、医用画像サーバ50は、患者Aと医用画像Cとを関連付けて管理している。具体的に、医用画像サーバ50は、患者Aに対応する患者属性情報を含んだDICOM準拠画像データCを記憶管理している。
また、診断システム100に、身元不明患者(患者B)の検査データDと検査データEとを取り込む際、検査データ取込装置80において仮の患者識別情報(患者ID、患者名)が付与されたとする。これにより、検査データ管理サーバ70は、身元不明患者である患者Bと検査データD及び検査データEとを関連付けて管理することになる。具体的に、検査データ管理サーバ70は、患者Bに対応する患者識別情報を含んだHL7準拠検体検査結果データDとHL7準拠検体検査結果データEとを記憶管理している。
そして、身元不明患者(患者B)が患者Aであると判明したとする。医師は、属性情報更新端末60に対して、検査データDと検査データEを指定し、患者Aを指定するユーザ操作を行う。これらのユーザ操作に基づいて、属性情報更新端末60が属性情報更新処理を行うと、検査データ管理サーバ70は、患者Bに代わって患者Aを、検査データD及び検査データEに関連付けて管理する。尚、医用画像サーバ50は、属性情報更新処理前と同様、患者Aと医用画像Cとを関連付けて管理している。
このように、属性情報更新端末60は、属性情報更新処理を行うことにより、身元不明患者(患者B)と関連付けられていた検査データD及び検査データEを、ユーザが選択した診断システム100内の情報である患者Aと関連付けることができる。
以上、本実施の形態によれば、属性情報更新端末60は、患者属性情報を管理する情報処理装置(電子カルテサーバ30、医用画像サーバ50)に患者属性情報取得要求を送信し、取得要求に応じた患者属性情報を取得する。属性情報更新端末60は、この患者属性情報に基づいて、検査データ管理サーバ70よって記憶管理されている検査データの患者属性情報を更新させる命令(更新対象のHL7準拠検体検査結果データと上書き命令)を生成する。属性情報更新端末60は、更新対象のHL7準拠検体検査結果データと上書き命令とを検査データ管理サーバ70に送信する。検査データ管理サーバ70は、更新対象のHL7準拠検体検査結果データと上書き命令とに基づいて、元のHL7準拠検体検査結果データを更新する。
そのため、ユーザは、変更(更新)対象となる検査データの患者属性情報の値を手入力する必要がない。具体的には、ユーザは、属性情報更新端末60において、患者IDを指定するのみで、この患者IDに関する「患者名」「生年月日(年齢)」「性別」等の値を手入力する必要がない。更に、検査データ管理サーバ70に検査データを取り込む際、無効値であった「生年月日」「性別」等に、手入力無しで有効値を与えることができる。
よって、検体に関する検査データの患者属性情報を変更する際の利便性を向上させることができる。
尚、本実施の形態における記述は、本発明に係る属性情報更新端末の一例であり、これに限定されるものではない。システム及び各装置の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
また、本実施の形態では、プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を適用することが可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用可能である。
診断システムのシステム構成図である。 属性情報更新端末が行う属性情報更新処理のデータフロー図である。 検査データ管理サーバのブロック図である。 検査データ取込装置のブロック図である。 検査データ及びHL7検査データファイルのデータ構成図である。 属性情報更新端末のブロック図である。 HL7準拠検体検査結果データの患者属性情報を更新する際のデータイメージ図である。 検査データを保存する場合に、診断システムにおいて実行される処理を示すラダーチャートである。 検査データを保存する場合に、診断システムにおいて実行される処理を示すラダーチャートである。 属性情報更新処理の更新結果を示すイメージ図である。
符号の説明
10 医事会計システム
20 クライアントPC
30 電子カルテサーバ
40 モダリティ
50 医用画像サーバ
60 属性情報更新端末
61 制御部
62 操作部
63 表示部
64 通信部
65 記憶部
66 バス
70 検査データ管理サーバ
71 制御部
72 操作部
73 表示部
74 通信部
75 記憶部
76 バス
80 検査データ取込装置
81 制御部
82 操作部
83 表示部
84 通信部
85 記憶部
86 バス
90 分析器
100 診断システム
651 属性情報更新プログラム
851 検査データ取込プログラム
N1 通信ネットワーク
N2 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 患者から採取した検体に関する検査データを記憶管理する検査データ管理サーバ及び患者属性情報を管理する一又は複数の情報処理装置に通信可能に接続された属性情報更新端末であって、
    前記情報処理装置から前記患者属性情報を取得する取得手段と、
    前記取得された患者属性情報に基づいて、前記検査データ管理サーバによって記憶管理されている検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成して前記検査データ管理サーバに出力する制御手段と、
    を備える属性情報更新端末。
  2. 前記制御手段は、更新対象となる検査データを指定し、当該指定した検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成して前記検査データ管理サーバに出力する、
    請求項1に記載の属性情報更新端末。
  3. 前記取得手段は、患者属性情報の取得要求を前記情報処理装置に送信し、前記取得要求に応じた患者属性情報を取得する、
    請求項1又は2に記載の属性情報更新端末。
  4. 前記患者属性情報は、患者ID及び/又は患者名を含む、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の属性情報更新端末。
  5. 患者から採取した検体に関する検査データを記憶管理する検査データ管理サーバと、患者属性情報を管理する一又は複数の情報処理装置と、通信可能に接続されたコンピュータを、
    前記情報処理装置から前記患者属性情報を取得する取得手段、
    前記取得された患者属性情報に基づいて、前記検査データ管理サーバによって記憶管理されている検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成して前記検査データ管理サーバに出力する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. 前記制御手段は、更新対象となる検査データを指定し、当該指定した検査データの患者属性情報を更新させる命令を生成して前記検査データ管理サーバに出力する、
    請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記取得手段は、患者属性情報の取得要求を前記情報処理装置に送信し、前記取得要求に応じた患者属性情報を取得する、
    請求項5又は6に記載のプログラム。
  8. 前記患者属性情報は、患者ID及び/又は患者名を含む、
    請求項5〜7の何れか一項に記載のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103592933A (zh) * 2013-11-07 2014-02-19 深圳市元征科技股份有限公司 基于android系统的汽车诊断系统及诊断方法
CN112106333A (zh) * 2018-05-17 2020-12-18 日本电信电话株式会社 信息管理系统和信息管理方法

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