JP2010146333A - 機器間配線構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバ機器等の機器の仕様変更等が生じた場合でも、配線作業が容易で配線ミスが生じにくい配線構造を提供する。
【解決手段】サーバルームSR1内には、コア機器用ラック100、光パッチラック200、スイッチ機器用ラック300、メタルパッチラック400、サーバ機器用ラック500の各ラックが整然と設置される。スイッチ機器用ラック内にはネットワークスイッチ310、メタルパッチラック400にはメタルパッチパネル410,420が設置される。ネットワークスイッチ310と上流側メタルパッチパネル410は、サーバ機器510が最大限設置された際にも対応可能な数が設置される。従って、サーバ機器510を増設してもネットワークスイッチと上流側メタルパッチパネル間は配線が不要である。サーバ機器510の配置変更を行う場合も、メタルパッチパネルの第1及び第2接続用ポートを繋ぎ換えればよいので作業が容易となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のサーバ機器等の下流側機器をルータ等の上流機器を介して外部ネットワークに接続するための機器間配線構造に関する。
現在、インターネット上でショッピングモール等を運営する際に用いられるサーバシステムは、一般に、外部ネットワークに接続されるルータと、ネットワーク上の負荷を分散するロードバランサと、複数のネットワークスイッチと、複数のサーバ機器等の複数の機器から構成されている。これらの各機器の接続は、光ケーブルやメタルケーブル等のネットワークケーブルで行われており、通常、各機器間を直接ケーブルで接続している。例えば、図9に示すように、ルータ11とロードバランサ12とを光ケーブル11aで接続し、ロードバランサ12と複数のネットワークスイッチ31とを光ケーブル12aで接続し、ネットワークスイッチ31と複数のサーバ機器51とをメタルケーブル13aで接続することが行われている。
また、サーバシステムは、通常、床下空調を兼ねたフリーアクセスフロア74のあるサーバルームに設置されており、上記光ケーブル11a,12aやメタルケーブル13aはフリーアクセスフロア74を介して配線されていた(床下空調については下記特許文献1参照)。
このような従来のサーバシステムにおいては、例えばインターネット上のショッピングモールを拡張する等、サーバ機器51の仕様変更が必要となり、サーバ機器51の増設や変更が行われる場合、新たにケーブルも増設したり、或いは接続先を変更する必要があった。ケーブルの増設や接続先の変更の作業は、フリーアクセスフロア74の床面を開けてその内部にケーブルを通す作業となるため、作業が繁雑である。また、システムが大規模となり、サーバシステムの設置面積が広くなる程フロアの床面を開ける作業や配線作業の作業量が増加し、作業者に大きな負担がかかっていた。
また、ケーブルの増設は、既存のケーブルの上に新たにケーブルを這わせる作業となることが多く、各ケーブルが交差することも多い。また、ケーブルはスイッチ機器用ラックやサーバラックの近傍の床下に集中するため、場所によってはフリーアクセスフロア74の床下を塞ぐ状態となることもある。従って、床下空調を行うサーバルームでは、床下に設置されたケーブルによって空調が妨げられるおそれがある。特に、配線が集中するサーバラックの近傍でケーブルによる空気流の遮断が発生すると、サーバラック内のサーバ機器の冷却が不十分となり、サーバラック内の温度が上昇し、サーバ機器51の障害や能力低下等を生じさせるおそれがある。
特開2003−166729号公報
本発明は、外部ネットワークに接続される機器間の配線構造の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、サーバ機器等の機器の仕様変更等が生じた場合でも、配線作業が容易で配線ミスが生じにくい配線構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の機器間配線構造は、複数の上流側機器と、複数の下流側機器と、前記上流側機器を搭載可能な1以上の上流側ラックと、前記下流側機器を搭載可能な1以上の下流側ラックとを備え、前記上流側ラックに搭載された前記上流側機器と前記下流側ラックに搭載された前記下流側機器とがケーブルによって接続され、前記上流機器が外部ネットワークに接続される機器間配線構造において、前記上流側ラックおよび前記下流側ラックとは別個に接続用ラックを設け、前記上流側ラックが、当該上流側ラックに搭載される上流側機器の端子に接続可能なインプットポートと当該インプットポートに対応するアウトプットポートとを備えた上流側パッチパネルを有し、前記下流側ラックが、当該下流側ラックに搭載される下流側機器の端子に接続可能なインプットポートと当該インプットポートに対応するアウトプットポートとを備えた下流側パッチパネルを有し、前記接続用ラックが、前記上流側パッチパネルのアウトプットポートに対応する上流側ポートと、前記下流側パッチパネルのアウトプットポートに対応する下流側ポートと、前記上流側ポートに対応する第1接続用ポートと、前記下流側ポートに対応する第2接続用ポートとを備えた接続用パッチパネルを有し、前記上流側パッチパネルのアウトプットポートと前記接続用パッチパネルの上流側ポートとが予め接続されており、前記下流側パッチパネルのアウトプットポートと前記接続用パッチパネルの下流側ポートとが予め接続されており、前記接続用パッチパネルの第1接続用ポートと第2接続用ポートとが接続されることにより、上流側機器と下流側機器とが接続されることを特徴とする。
本発明の機器間配線構造によれば、前記上流側機器と前記下流側機器との間に前記接続用パッチパネルを介在させ、各機器を別個のラックに収納することにより、各機器のレイアウトを整然と行うことができ、各機器間の配線を整然と行うことができる。また、各機器間での接続の変更を行う際にも、前記接続用パッチパネルにおいて、前記第1接続用ポートと前記第2接続用ポートの配線を変更することのみで対応できるため、配線作業が容易となる。
また、本発明の機器間配線構造においては、複数の上流側ラックが直列に配列されて上流側ラック群を構成し、複数の下流側ラックが直列に配列されて下流側ラック群を構成し、前記上流側ラック群と前記下流側ラック群とが並列配置され、前記接続用ラックが前記上流側ラック群と前記下流側ラック群の間に設置されていることが好ましい。各ラックをこのように配列することにより、各ラックのレイアウトを整然と行うことができると共に、各ラック内に設置された各機器間の配線も整然と行うことができる。また、当該構成により、各機器により構築されるシステムが大規模なものとなった場合でも、各ラック及び各機器の把握が容易であるので、システムの障害発生時における原因の究明が容易になると共に、日々のメンテナンスにおいても作業が容易となる。
また、本発明の機器間配線構造においては、1つの上流側ラックと1つの接続用パッチパネルとが対になっており、1つの下流側ラックと1つの接続用パッチパネルとが対になっており、前記1つの接続用パッチパネルの第1接続用ポートと前記1つの接続用パッチパネルの第2接続用ポートが接続されることにより、前記1つの上流側ラックの上流側機器と前記1つの下流側ラックの下流側機器とが接続されることが好ましい。当該構成によれば、前記1つの接続用パッチパネルに1つの上流側ラックが対応しているため、各機器間の接続の把握が容易となる。また、前記下流側ラックについても同様である。
また、本発明の機器間配線構造においては、前記接続用パッチラックは、1つの上流側ラックに対応する上流側接続用パッチパネルと1つ下流側ラックに対応する下流側接続用パッチパネルとで構成され、前記上流側接続用パッチパネルが第1接続用ポートを備え、前記下流側接続用パッチパネルが第2接続用ポートを備えていることが好ましい。当該構成によれば、前記接続用パッチパネルが上流側接続用パッチパネルと下流側接続用パッチパネルとに分けられているので、各機器のポート数が多い場合にも配線の接続の把握が容易となる。
また、本発明の機器間配線構造においては、前記接続用パッチパネルが前記接続用パッチラックの表裏両面に設けられていることが好ましい。当該構成により、接続用パッチパネルを接続用パッチラックの片面に設ける場合に比べて各配線毎の間隔を広くすることができるので、配線の密度が減少するので配線作業が容易となる。また、接続用パッチラックの片面に設ける場合と配線の密度を同じくした場合には、最大で倍の数の配線を行うことができる。
また、本発明の機器間配線構造においては、1つのパッチラックに前記上流側接続用パッチパネルが設置されると共に、前記1つの前記パッチラックに隣接するパッチラックに前記下流側接続用パッチパネルが設置され、前記上流側接続用パッチパネルと前記下流側接続用パッチパネルは、接続予定の上流側機器及び下流側機器に接続される各パッチパネル同士が隣接した位置に設置されることが好ましい。当該構成によれば、前記上流側接続用パッチパネルと前記下流側接続用パッチパネルとの距離が近いため、前記パッチラックにおける配線作業が容易になると共に、各パッチパネル間のケーブルを短くして整然と配線することができる。
また、本発明の機器間配線構造においては、前記上流側パッチパネルのインプットポートは、当該上流側ラックの外側から差込可能なポートであり、前記下流側パッチパネルのインプットポートは、当該下流側ラックの外側から差込可能なポートであることが好ましい。当該構成によれば、前記上流側ラック及び下流側ラックにおける各機器と各パッチパネルのインプットポートとの接続作業は、前記ラックの外側で行うことができるため、配線作業が容易となる。
また、本発明の機器間配線構造においては、前記上流側機器がネットワークスイッチであり、前記下流側機器がサーバ機器であって、前記上流側パッチパネルのアウトプットポートと前記接続用パッチパネルの上流側ポートとが、前記下流側機器の最大設置数に対応可能なように予め接続されていることが好ましい。前記下流側機器がサーバ機器の場合、増設や移設が頻繁に行われるが、当該構成によれば、サーバ機器が増設される場合であっても、前記上流側パッチパネルのアウトプットポートと前記接続用パッチパネルの上流側ポートとが予め接続されているため、配線作業は増設されたサーバ機器の配線を増設すればよい。また、サーバ機器を移設する場合であっても、配線作業は前記接続用パッチパネルにおいて行えばよい。従って、当該構成によれば、サーバ機器の増設や移設に迅速に対応が可能となると共に、配線作業が容易となる。
次に、本発明の機器間配線構造における実施形態の一例について、図1乃至図8を参照して説明する。図1はサーバルームが設けられたビルディングとそのフロアを示す説明図、図2(a)及び(b)はサーバルーム内の各機器の状態を示す説明図、図3はコア機器用ラックを示す説明図、図4は光パッチラックを示す説明図、図5はスイッチ機器用ラックを示す説明図、図6はメタルパッチパネルを示す説明図、図7はサーバ機器用ラックを示す説明図、図8(a)乃至(c)はメタルパッチラックの他の実施形態を示す説明図である。なお、各図においては、各機器や各ポートの数を適宜減らした形で描画している。
本実施形態の機器間配線構造は、インターネット上でショッピングモールを運営するためのサーバシステム1に用いられる。サーバシステム1は、図1に示すように、サーバを管理する企業のビルディングBLにおけるサーバルームSR1内に設置されている。サーバルームSR1は、ビルディングBLの1フロアを2つのブロックに分割した形で設けられている。
サーバルームSR1内は、図2(a)及び(b)に示すように、各種機器が設置されたラック群が整列した状態となっている。サーバルームSR1内に設置されたラック群は、図2の手前からコア機器用ラック100、光パッチラック200、スイッチ機器用ラック(上流側ラック)300、メタルパッチラック(接続用パッチラック)400、及びサーバ機器用ラック(下流側ラック)500の各ラックである。各ラックは、サーバルームSR1内において、同種のラックが直列に配置されており、この直列に配列されたラック群が並列に配置されている。ここで、本実施形態においては、後述するサーバ機器510は、負荷の分散やメンテナンス等の都合を考慮して同一の機能を持つ機器を3台並列に設置する3部構成としているため、サーバ機器用ラック500も3列に並列して設置している。
また、図2(a)に示すように、サーバルームSR1の天井には各ラック間を接続するケーブルが設置される天井ケーブルラック600が設けられている。また、サーバルームSR1の床FLは、床下空調を兼ねたフリーアクセスフロアとなっている。なお、本実施形態では、図2における手前側、即ちネットワークの上流(Up)側を各ラックの表側とし、奥側、即ちネットワークの下流(Lw)側を各ラックの裏側として以下の説明を行う。
コア機器用ラック100は、図3に示すように、ルータ110及びバランサ120等の機器が設置されるラックであり、コア機器用ラック100の裏面側の上部にはコア機器用パッチパネル130が設けられている。ルータ110は、インターネット(外部ネットワーク)NWに接続されており、サーバ機器510へのユーザからのアクセスの入口となる。ロードバランサ120は、ルータ110を介してなされたサーバ機器510へのアクセスを複数のサーバ機器510の負荷を考慮して分散させるものである。
ルータ110は、インプットポート111とアウトプットポート112とを備えており、バランサ120もインプットポート121とアウトプットポート122とを備えている。また、コア機器用パッチパネル130もインプットポート131とアウトプットポート132とを備えている。このコア機器用パッチパネル130は、インプットポート131が外面に露出するように設置されている。
ルータ110のインプットポート111には、インターネットNWに接続される光ケーブル113が接続されており、ルータ110のアウトプットポート112には、バランサ120のインプットポート121に接続される光ケーブル114が接続されている。バランサ120のアウトプットポート122には、コア機器用パッチパネル130のインプットポート131に接続される光ケーブル123が接続されている。コア機器用パッチパネル130のアウトプットポート132には光パッチラック200側に延設される光ケーブル140が接続されている。この光ケーブル140は複数本がまとめられて統合配線141となり、天井ケーブルラック600を介して光パッチラック200まで延設されている。
また、バランサ120のアウトプットポート122aとコア機器用パッチパネル130のインプットポート131aとが光ケーブル123aにより接続されている。また、コア機器用パッチパネル130のアウトプットポート132aには光ケーブル140aが接続され、統合配線141とは別個にサーバラック500まで延設されている。
光パッチラック200は、図4に示すように、光パッチパネル210が設置されるラックである。光パッチパネル210は、光ケーブルを介して接続される機器の中継をする機器であり、複数のロードバランサ120と、複数のネットワークスイッチ310との接続を容易にするために用いられている。
光パッチラック200には、複数の光パッチパネル210が縦に配列されている。光パッチパネル210は、インプットポート211と、このインプットポート211に対応する第1接続用ポート212とを備えている。また、光パッチパネル210は、アウトプットポート213と、このアウトプットポート213に対応する第2接続用ポート214とを備えている。本実施形態では、光パッチパネル210は、第1接続用ポート212と第2接続用ポート214とが外面に露出するように設置されている。
光パッチパネル210のインプットポート211には、コア機器用ラック100から延設された光ケーブル140が接続されている。また、アウトプットポート213にはスイッチ機器用ラック300に延設される光ケーブル220が接続されている。この光ケーブル220は、複数本がまとめられて統合配線221となり、天井ケーブルラック600を介してスイッチ機器用ラック300まで延設されている。
また、光パッチラック200の第1接続用ポート212と第2接続用ポート214とは、光ケーブルで構成されたパッチケーブル(以下「光パッチケーブル」という。)215により接続されており、これにより、コア機器用ラック100に設置された機器とスイッチ機器用ラック300に設置されたネットワークスイッチ310とが接続される。
スイッチ機器用ラック300には、図5に示すように、複数のネットワークスイッチ310が縦に配列されている。また、スイッチ機器用ラック300には、ネットワークの上流側に接続される上流側パッチパネル320と、ネットワークの下流側に接続される下流側パッチパネル330が設置されている。上流側パッチパネル320のインプットポート321には光パッチラック200からの光ケーブル220が接続されており、アウトプットポート322にはネットワークスイッチ310のインプットポート311に接続される光ケーブル313が接続されている。本実施形態では、上流側パッチパネル320のアウトプットポート322、及び下流側パッチパネル330のインプットポート331が外面に露出するように設置されている。
ネットワークスイッチ310は、ネットワークに接続された機器間の接続を行うネットワークデバイスであり、インプットポート311からインプットされたデータの宛先を解析し、該当するアウトプットポート312と接続先の機器とを接続するものである。ネットワークスイッチ310は、光ケーブル用のインプットポート311を1ポートと、メタルケーブル用のアウトプットポート312を複数(本実施形態では48個)備えている。ネットワークスイッチ310のアウトプットポート312には、下流側パッチパネル330のインプットポート331に接続されたメタルケーブル314が接続されている。下流側パッチパネル330のアウトプットポート332には、メタルパッチラック400側に延設されるメタルケーブル340が接続されている。このメタルケーブル340は複数本がまとめられて統合配線341となり、天井ケーブルラック600を介してメタルパッチラック400まで延設されている。
メタルパッチラック400は、図6に示すように、接続用パッチパネルであるメタルパッチパネル410,420がメタルパッチラック400の表裏両面に縦に配列されている。メタルパッチパネル410,420は、メタルケーブルで接続される機器の中継を行うものであり、本実施形態では複数のネットワークスイッチ310と複数のサーバ機器510との接続を容易にするために用いられている。
本実施形態では、メタルパッチラック400の表面側に設けられている上流側接続用パッチパネルを上流側メタルパッチパネル410といい、裏面側に設けられている下流側接続用パッチパネルを下流側メタルパッチパネル420という。上流側メタルパッチパネル410は、インプットポート411及びこれに対応する第1接続用ポート412を備えている。下流側メタルパッチパネル420は、アウトプットポート421及びこれに対応する第2接続用ポート422を備えている。
上流側メタルパッチパネル410のインプットポート411には、スイッチ機器用ラック300内の下流側パッチパネル330のアウトプットポート332に接続されたメタルケーブル340が接続されている。また、下流側メタルパッチパネル420のアウトプットポート421には、サーバ機器用ラック500内のサーバ用パッチパネル520のアウトプットポート522に接続されるメタルケーブル430が接続されている。このメタルケーブル430は複数本がまとめられて統合配線431となり、天井ケーブルラック600を介してサーバ機器用ラック500まで延設されている。
本実施形態では、上流側メタルパッチパネル410のインプットポート411と下流側メタルパッチパネル420のアウトプットポート421は、メタルパッチラック400の内部に面して設けられており、上流側メタルパッチパネル410の第1接続用ポート412と下流側メタルパッチパネル420の第2接続用ポート422はメタルパッチラック400の外部に面して設けられている。
また、上流側メタルパッチパネル410の第1接続用ポート412と下流側メタルパッチパネル420の第2接続用ポート422とは、メタルケーブルで形成されたパッチケーブル(以下「メタルパッチケーブル」という。)413で接続されている。このメタルパッチケーブル413は、上流側メタルパッチパネル410の表面の第1接続用ポート412に接続され、メタルパッチラック400の下方に設けられた通路内を通って下流側メタルパッチパネル420の表面の第2接続用ポート422に接続されている。
サーバ機器用ラック500は、図7に示すように、サーバ機器510が複数縦に配列されるラックであり、サーバ機器用ラック500の裏面側の上部にはサーバ用パッチパネル520が設けられている。本実施形態におけるサーバ機器510は、インターネットNW上でショッピングモールを運営するために用いられているサーバであり、機能的にはウエブサーバ、メールサーバ、データベースサーバ、及びアプリケーションサーバ等の各サーバが含まれる。このサーバ機器510は、1台当たり複数の接続用ポート511を有している。サーバ用パッチパネル520は、インプットポート521とアウトプットポート522とを備えている。
サーバ機器510の接続用ポート511は、メタルケーブル512によってサーバ用パッチパネル520のインプットポート521に接続されている。サーバ用パッチパネル520のアウトプットポート522は、メタルケーブル430によって下流側メタルパッチパネル420のアウトプットポート421に接続されている。これにより、スイッチ機器用ラック300に設置されたネットワークスイッチ310と、サーバ機器用ラック500に設置されたサーバ機器510とが接続される。
また、サーバ機器の中には、光ケーブルが接続される接続ポート511aを備えるサーバ機器510aが存在しており、当該サーバ機器510aの接続ポート511aにコア機器用パッチパネル130のアウトプットポート132aに接続された光ケーブル140aが接続される。
次に、本実施形態の機器間配線構造を利用したサーバシステム1の設置作業について説明する。まず、サーバシステム1を設置するビルディングBLのフロアFLを必要に応じて分割する。本実施形態では、図1に示すように、今回設置するサーバシステム1を最大限拡張した場合に必要な面積を考慮してフロアFLを2ブロック(SR1,SR2)に分割している。このフロアFLの分割は、サーバシステム1の拡張等の計画や、ウエブ上のショッピングモールの拡張・変更等の計画等を考慮して行われる。従って、フロアFLを分割せずに1フロアを1ブロックにしてもよく、フロアFLを3以上のブロックに分割してもよい。
次に、今回設置するサーバシステム1において、最大限拡張した場合のサーバ機器510の数を考慮し、その際に必要なサーバ機器用ラック500の台数を見積もる。本実施形態では、図2に示すように、サーバ機器用ラック500は8台設置可能である。そして、最大数のサーバ機器用ラック500が配置可能なようにサーバ機器用ラック500の設置エリアを定める。次に、サーバ機器510を最大数設置した際に必要なメタルパッチパネル410,420とメタルパッチラック400の数、及びネットワークスイッチ310とスイッチ機器用ラック300の数を見積もる。同様に、光パッチパネル210と光パッチラック200、コア機器(110,120)及びコア機器用ラック100の数を見積もる。本実施形態では、各ラック100,200,300及び400は、図2に示すように、それぞれ8台設置が可能である。
以上のように、サーバ機器510を最大数設置した際に必要な各機器の数を見積もった後、サーバルームSR1内の各ラック配置の検討を行う。その際、図2に示すように、同種のラックを列にして異種のラックを並列に配置するよう検討を行う。
次に、今回設置するのに必要なサーバ機器510の数を見積り、必要サーバ数に対応したサーバ機器用ラック500の数を定め、サーバルームSR1内での配置を決定する。本実施形態では、図2に示すように、サーバ機器用ラック500を4台設置し、コア機器用ラック100及び光パッチラック200もそれぞれ4台となる。サーバ機器用ラック500は、サーバ機器510が3部構成となっているため、4台×3の合計12台設置する。
次に、上記決定に基づき、実際にサーバルームSR1内に各機器の設置を行う。このとき、ルータ110、バランサ120、光パッチパネル210及びサーバ機器510の各機器、並びにコア機器用ラック100、光パッチラック200及びサーバ機器用ラック500の各ラックは、サーバルームSR1内に配置可能な最大数ではなく、今回設置するのに必要な機器を収納できる数(4台又は12台)だけ設置する。一方、ネットワークスイッチ310及びメタルパッチパネル410,420、並びにスイッチ機器用ラック300及びメタルパッチラック400は、サーバルームSR1内に配置可能な最大数のサーバ機器510を設置した場合であっても新たに配線作業を行う必要がない数だけ設置する。
次に、設置された各ラック及び各機器の配線作業を行う。
まず、コア機器用ラック100と光パッチラック200との間の配線作業について、図3及び図4を参照して説明する。コア機器用ラック100には、コア機器用パッチパネル130が設置されており、光パッチラック200には光パッチパネル210が設置されているので、この両機器の間の配線を行う。配線は、統合配線141を天井ケーブルラック600上に設置し、一方の端子をコア機器用パッチパネル130のアウトプットポート132に接続し、他方の端子を光パッチパネル210のインプットポート211に接続する。
次に、光パッチラック200とスイッチ機器用ラック300との間の配線作業について図4及び図5を参照して説明する。光パッチパネル210には、光パッチパネル210が設置されており、スイッチ機器用ラック300には上流側パッチパネル320が設置されているので、この両機器の間の配線を行う。配線は、統合配線221を天井ケーブルラック600上に設置し、一方の端子を光パッチパネル210のアウトプットポート213に接続し、他方の端子を他方の端子を上流側パッチパネル320のインプットポート321に接続する。
次に、スイッチ機器用ラック300とメタルパッチラック400との間の配線作業について図5及び図6を参照して説明する。スイッチ機器用ラック300には下流側パッチパネル330が設置されており、メタルパッチラック400には上流側メタルパッチパネル410が設置されているので、この両機器の間の配線を行う。配線は、統合配線341を天井ケーブルラック600上に設置し、一方の端子を下流側パッチパネル330のアウトプットポート332に接続し、他方の端子を上流側メタルパッチパネル410のインプットポート411に接続する。
次に、メタルパッチラック400とサーバ機器用ラック500との間の配線作業について図6及び図7を参照して説明する。具体的には、メタルパッチラック400に設置されている下流側メタルパッチパネル420とサーバ機器用ラック500に設置されているサーバ用パッチパネル520との間の配線を行う。配線は、統合配線431を天井ケーブルラック600上に設置し、一方の端子を下流側パッチパネル420のアウトプットポート421に接続し、他方の端子をサーバ用パッチパネル520のアウトプットポート522に接続する。
次に、各ラック内での配線について説明する。コア機器用ラック100内の配線は、図3に示すように、ルータ110のインプットポート111にインターネットNWに接続される光ケーブル113を接続し、ルータ110のアウトプットポート112とバランサ120のインプットポート121とを光ケーブル114で接続する。また、バランサ120のアウトプットポート122とコア機器用パッチパネル130のインプットポート131とを光ケーブル123で接続する。
光パッチパネル210の配線は、図4に示すように、光パッチパネル210のインプットポート211に対応する第1接続用ポート212と、アウトプットポート213に対応する第2接続用ポート214とを光パッチケーブル215にて接続する。この光パッチケーブル215による接続は同一の光パッチパネル210内で行ってもよく、図4の符号215aに示すように、異なる光パッチパネル210aのインプットポート211aと接続してもよい。
スイッチ機器用ラック300内の配線は、図5に示すように、上流側パッチパネル320の第1接続用ポート322とネットワークスイッチ310のインプットポート311とを光ケーブル313で接続する。また、ネットワークスイッチ310のアウトプットポート312と下流側パッチパネル330の第2接続用ポート331とをメタルケーブル314で接続する。
メタルパッチラック400内の配線は、図6に示すように、上流側メタルパッチパネル410の第1接続用ポート412と、下流側メタルパッチパネル420の第2接続用ポート422とをメタルパッチケーブル413により接続する。このメタルパッチケーブル413による接続は、同一ラック内の各パッチパネル同士を接続してもよく、図6において符号413a及び422aに示すように、下流側メタルパッチパネル420aのように異なるラック内のパッチパネル同士を接続してもよい。
サーバ機器用ラック500内の配線は、図7に示すように、サーバ用パッチパネル520のインプットポート521とサーバ機器510の接続用ポート511とをメタルケーブル512で接続する。当該配線作業により、サーバ機器510が、メタルパッチパネル410,420、ネットワークスイッチ310、光パッチパネル210、バランサ120、及びルータ110を介してインターネットNWに接続される。また、コア機器用パッチパネル130のアウトプットポート132aから延設されている光ケーブル140aをサーバ機器510aのインプットポート511aに接続する。
次に、本実施形態の機器間配線構造において、サーバ機器510を増設する際の作業について説明する。サーバ機器510を増設する場合、サーバ機器用ラック500のスペースが開いていれば、開いているサーバ機器用ラック500にサーバ機器510を設置する。サーバ機器用ラック500の空きが無ければ、新たにサーバ機器用ラック500及びサーバ機器510を増設する。
ここで、サーバ機器用ラック500及びサーバ機器510を増設する場合の作業について説明する。サーバシステム1が設置されるサーバルームSR1には、現状のシステムで必要な数のサーバ機器用ラック500が設置されており(図2においては4台)、サーバルームSR1内には空きエリアがあるので、増設されるサーバ機器用ラック500の位置を決定し、必要な数のサーバ機器用ラック500の設置を行う。具体的には、図2において点線で表されているサーバ機器用ラックの位置に設置する。このサーバ機器用ラック500には、サーバ用パッチパネル520を設置すると共に、必要な数のサーバ機器510を設置する。
次に、増設されたサーバ機器510の配線作業を行う。まず、サーバ機器510の接続ポート511とサーバ用パッチパネル520のインプットポート521とをメタルケーブル512で接続する。また、下流側メタルパッチパネル420とサーバ用パッチパネル520とをメタルケーブル430で接続する。このとき、サーバ機器510の増設数に応じて、単品のメタルケーブル430による配線にするか、統合配線431を増設するかを決定する。統合配線431を増設する場合、統合配線431を天井ケーブルラック600に設置して、一方の端子を下流側メタルパッチパネル420のアウトプットポート421に接続し、他方の端子をサーバ用パッチパネル520のアウトプットポート522に接続する。
このとき、メタルパッチラック400、上流側メタルパッチパネル410及び下流側メタルパッチパネル420は予めサーバ機器510の最大数に対応可能な数だけ予め設置されているため、サーバ機器510の増設に伴うメタルパッチラック400等の増設は必要ない。また、下流側メタルパッチパネル420のアウトプットポート421に対応する第2接続用ポート422は、既に上流側メタルパッチパネル410の第1接続用ポート412に接続され、上流側のネットワークスイッチ310に接続されているため、サーバ機器510の増設にあたってネットワークスイッチ310やケーブルの増設は必要ない。
次に、あるサーバ機器510によって運営されているショッピングモールの運営内容の変更に伴って、サーバ機器510に接続される配線の変更が必要になった場合の作業について説明する。サーバ機器510の配線の変更は、メタルパッチラック400における上流側メタルパッチパネル410と下流側メタルパッチパネル420との接続を変更することにより行う。例えば、図6に示すように、下流側メタルパッチパネル420の第2接続用ポート422aからメタルパッチケーブル413bを取り外し、他の下流側メタルパッチパネル420bの第2接続用ポート422bに接続する。このように、サーバ機器510の接続先の変更があった場合であっても、配線作業はメタルパッチパネルの配線の接続先を変更するだけでよい。
次に、インターネットNW上のショッピングモールの大幅な拡張に伴い、サーバルームSR1以外にさらにサーバシステムを構築する必要が生じたときは、例えば、隣接するサーバルームSR2に新たなサーバシステムの設置を行う。サーバシステムの設置作業は、上記サーバシステム1の設置作業と同様であるので、各機器、各ラック及び配線が整然と整備され、設置作業が容易となり、設置後のメンテナンスも容易となる。
このように、新たにサーバルームを拡張する場合も、ビルディングBLのフロアFLを予め複数のブロックに分割しておき、必要に応じてサーバシステムを拡張することができるようにしている。その際、本発明の機器間配線構造を採用することにより、サーバルームの拡張も整然と行うことができる。
次に、本発明の機器間配線構造における第2実施形態について図8(a)を参照して説明する。第2実施形態では、メタルパッチラック400に設置される上流側メタルパッチパネル410及び下流側メタルパッチパネル420がいずれもメタルパッチラック400の片面に設置されていることを特徴としている。なお、その他の構成については、上記実施形態と同様の構成であるので、詳細な説明は省略する。
第2実施形態のメタルパッチラック400は、図8(a)に示すように、上流側メタルパッチパネル410と下流側メタルパッチパネル420とがメタルパッチラック400の裏面側に向けて設置されている。また、この第2実施形態では、1つのメタルパッチラック401に上流側メタルパッチパネル410を設置し、隣接するメタルパッチラック402に下流側メタルパッチパネル420を設置している。上流側メタルパッチパネル410のインプットポート411には、スイッチ機器用ラック300に設けられた下流側パッチラック330のアウトプットポート332から延びるメタルケーブル340が接続されている。また、下流側メタルパッチパネル420のアウトプットポート421には、サーバ機器用ラック500に設けられたサーバ用パッチパネル520のアウトプットポート522に延びるメタルケーブル430が接続されている。
また、上流側メタルパッチパネル410の第1接続用ポート412と、下流側メタルパッチパネル420の第2接続用ポート422とは、メタルパッチケーブル413により接続される。このとき、上流側メタルパッチパネル410の各第1接続用ポート412と接続される第2接続用ポート422を持つ下流側メタルパッチパネル420を、上流側メタルパッチパネル410に隣接する位置に設置することにより、メタルパッチケーブル413の接続が容易になるとともに、メタルパッチケーブル413の配線を短くすることができ、配線を整然と行うことができる。
なお、上記第2実施形態においては、複数の上流側メタルパッチパネル410を1つのメタルパッチラック400に設置し、これに対応する複数の下流側メタルパッチパネル420を隣接するメタルパッチラック400に設置しているが、これに限らず、図8(b)に示すように、1つのメタルパッチラック400に、上流側メタルパッチパネル410と下流側メタルパッチパネル420とを設置してもよい。この場合、例えば、メタルパッチラック400に10台のメタルパッチパネルを設置可能な場合、上方の5台を上流側メタルパッチパネル410とし、下方の5台を下流側メタルパッチパネル420としてもよい。また、メタルパッチラック400の上方から上流側メタルパッチパネル410と下流側メタルパッチパネル420とを交互に設置してもよい。
また、上記第2実施形態では、メタルパッチパネルを上流側メタルパッチパネル410と下流側メタルパッチパネル420とに分けているが、これに限らず、図8(c)に示すように、1台のメタルパッチパネル440にインプットポート441、第1接続用ポート442、アウトプットポート443及び第2接続用ポート444を備える構成としてもよい。
なお、上記実施形態及び第2の実施形態においては、サーバ機器用ラック500群を3列設ける3部構成としているが、これに限らず、2部構成や1部構成にしてもよい。
以上のように、本発明の機器間接続構造によれば、同種の機器がラックによって直列に配列され、異なる機器はそれぞれ並列に配列されており、各ラック間の配線は天井ケーブルラック600に設置されている。当該構成により、大量のケーブルを整然と設置することができるので、各機器の管理がしやすくなり、配線ミスによるシステム障害等が発生しにくくなる。
また、サーバ機器510等の発熱を伴う機器にあっては、ラック内の配線が各ラックに設けられたパッチパネルにより整然と配線されるため、ラック内の配線が占める割合を少なくすることができる。また、配線が密集するメタルパッチラック400においては、パッチパネル自体が発熱しない構成であるため、冷却に関する問題は生じない。従って、本発明の機器間接続構造によれば、発熱を生じる各機器における各ラック内での冷却を十分行うことができる。
また、サーバ機器510の増設を行う場合に容易にサーバ機器用ラック500やサーバ機器510の設置を行うことができると共に、サーバ機器510の配線作業も容易である。また、サーバ機器510の接続の変更があった場合であっても、配線作業はメタルパッチラック400においてメタルパッチケーブル413の接続先を変更するだけでよい。従って、インターネット上のショッピングモールの拡張や変更に迅速に対応することができる。
サーバルームが設けられたビルディングとそのフロアを示す説明図。 (a)及び(b)はサーバルーム内の各機器の状態を示す説明図。 コア機器用ラックを示す説明図。 光パッチラックを示す説明図。 スイッチ機器用ラックを示す説明図。 メタルパッチパネルを示す説明図。 サーバ機器用ラックを示す説明図。 (a)乃至(c)はメタルパッチラックの他の実施形態を示す説明図。 従来の機器間配線構造を示す説明図。
符号の説明
1…サーバシステム、100…コア機器用ラック、200…光パッチラック、300…スイッチ機器用ラック(上流側ラック)、310…ネットワークスイッチ(上流機器)、320…上流側パッチパネル、321…インプットポート、322…アウトプットポート、330…下流側パッチパネル、331…インプットポート、332…アウトプットポート、400…メタルパッチラック(接続用ラック)、410…上流側メタルパッチパネル(上流側接続用パッチパネル)、411…インプットポート(上流側ポート)、412…第1接続用ポート、420…下流側メタルパッチパネル(下流側接続用パッチパネル)、421…アウトプットポート(下流側ポート)、422…第2接続用ポート、500…サーバ機器用ラック(下流側ラック)、510…サーバ機器(下流機器)、NW…インターネット(外部ネットワーク)。

Claims (8)

  1. 複数の上流側機器と、複数の下流側機器と、前記上流側機器を搭載可能な1以上の上流側ラックと、前記下流側機器を搭載可能な1以上の下流側ラックとを備え、前記上流側ラックに搭載された前記上流側機器と前記下流側ラックに搭載された前記下流側機器とがケーブルによって接続され、前記上流機器が外部ネットワークに接続される機器間配線構造において、
    前記上流側ラックおよび前記下流側ラックとは別個に接続用ラックを設け、
    前記上流側ラックが、当該上流側ラックに搭載される上流側機器の端子に接続可能なインプットポートと当該インプットポートに対応するアウトプットポートとを備えた上流側パッチパネルを有し、
    前記下流側ラックが、当該下流側ラックに搭載される下流側機器の端子に接続可能なインプットポートと当該インプットポートに対応するアウトプットポートとを備えた下流側パッチパネルを有し、
    前記接続用ラックが、前記上流側パッチパネルのアウトプットポートに対応する上流側ポートと、前記下流側パッチパネルのアウトプットポートに対応する下流側ポートと、前記上流側ポートに対応する第1接続用ポートと、前記下流側ポートに対応する第2接続用ポートとを備えた接続用パッチパネルを有し、
    前記上流側パッチパネルのアウトプットポートと前記接続用パッチパネルの上流側ポートとが予め接続されており、
    前記下流側パッチパネルのアウトプットポートと前記接続用パッチパネルの下流側ポートとが予め接続されており、
    前記接続用パッチパネルの第1接続用ポートと第2接続用ポートとが接続されることにより、前記上流側機器と前記下流側機器とが接続されることを特徴とする機器間配線構造。
  2. 複数の上流側ラックが直列に配列されて上流側ラック群を構成し、複数の下流側ラックが直列に配列されて下流側ラック群を構成し、前記上流側ラック群と前記下流側ラック群とが並列配置され、前記接続用ラックが前記上流側ラック群と前記下流側ラック群の間に設置されていることを特徴とする請求項1記載の機器間配線構造。
  3. 1つの上流側ラックと1つの接続用パッチパネルとが対になっており、
    1つの下流側ラックと1つの接続用パッチパネルとが対になっており、
    前記1つの接続用パッチパネルの第1接続用ポートと前記1つの接続用パッチパネルの第2接続用ポートが接続されることにより、前記1つの上流側ラックの上流側機器と前記1つの下流側ラックの下流側機器とが接続されること請求項1または2記載の機器間配線構造。
  4. 前記接続用パッチラックは、1つの上流側ラックに対応する上流側接続用パッチパネルと1つ下流側ラックに対応する下流側接続用パッチパネルとで構成され、
    前記上流側接続用パッチパネルが前記第1接続用ポートを備え、前記下流側接続用パッチパネルが前記第2接続用ポートを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の機器間配線構造。
  5. 前記接続用パッチパネルが、前記接続用パッチラックの表裏両面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の機器間配線構造。
  6. 1つのパッチラックに前記上流側接続用パッチパネルが設置されると共に、前記1つの前記パッチラックに隣接するパッチラックに前記下流側接続用パッチパネルが設置され、
    前記上流側接続用パッチパネルと前記下流側接続用パッチパネルは、接続予定の上流側機器及び下流側機器に接続される各パッチパネル同士が隣接した位置に設置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の機器間配線構造。
  7. 前記上流側パッチパネルのインプットポートは、当該上流側ラックの外側から差込可能なポートであり、前記下流側パッチパネルのインプットポートは、当該下流側ラックの外側から差込可能なポートであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の機器間配線構造。
  8. 前記上流側機器がネットワークスイッチであり、前記下流側機器がサーバ機器であって、
    前記上流側パッチパネルのアウトプットポートと前記接続用パッチパネルの上流側ポートとが、前記下流側機器の最大設置数に対応可能なように予め接続されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の機器間配線構造。
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