JP2010146097A - 会計システム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客へ商品の説明情報を確実に報知して商品を販売することができる。
【解決手段】顧客が購入する商品の説明情報を記憶する商品関連情報記憶手段と、商品関連情報記憶手段から顧客が購入する商品の説明情報を読み出して、表示する表示手段と、表示手段が表示した顧客が購入する商品の説明情報に対する確認結果を入力する入力手段と、入力手段により入力された確認結果を出力する出力手段と、を備える表示装置3と、出力手段により出力された確認結果に基づいて、顧客が購入する商品を登録するか否かを判定する登録可否判定手段と、登録可否判定手段により登録すると判定された場合に顧客が購入する商品を登録する登録手段と、登録手段により登録された顧客が購入する商品の会計を行う会計手段と、を備える会計装置1と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、会計システムに関する。
近く、法制度の改正により、登録販売者試験制度が導入され、この登録販売者の資格の取得により、従来の薬剤師が常駐していなくても、登録販売者が常駐していれば店舗(コンビニエンスストアやスーパーなど)で医薬品を販売することが可能となる予定である。
ただし、医薬品を販売する場合には、薬事法や医薬品の種類別主成分に関する知識に基づいて、アドバイスや、用法・用量等の説明を行った上で販売する必要があり、特に副作用を有する一部の医薬品に対しては副作用の説明が漏れないよう注意を払って販売しなければならない。
特許文献1には、特定の商品に関する情報をその商品が販売される際に報知することができる商品情報報知システムが記載されている。
特開2005−149369号公報
しかしながら、登録販売者が席を外している場合に、店員が登録販売者に相談なしに医薬品を販売したり、または、店員が顧客にアドバイスや用法等の説明が必要な医薬品であることに気付かずに、用法・用量等の説明なしにその医薬品を販売してしまう可能性がある。
また、特許文献1に記載された技術では、顧客が報知された商品に関する情報を見ていない或いは聞いていないために認識していなかったとしても商品が販売されてしまう場合がある、という問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、顧客へ販売する商品の説明情報を確実に報知して商品を販売することができる会計システムを提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、顧客が購入する商品の説明情報を記憶する商品関連情報記憶手段と、前記商品関連情報記憶手段から前記顧客が購入する商品の説明情報を読み出して、表示する表示手段と、前記表示手段が表示した前記商品の説明情報を前記顧客が確認したか否かの確認結果を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記確認結果を出力する出力手段と、を備える表示装置と、前記出力手段により出力された前記確認結果に基づいて、前記顧客が購入する商品を登録するか否かを判定する登録可否判定手段と、前記登録可否判定手段により登録すると判定された場合に前記顧客が購入する商品を登録する登録手段と、前記登録手段により登録された前記顧客が購入する商品の会計を行う会計手段と、を備える会計装置と、を有することを特徴とする会計システムである。
また、本発明の一態様は、顧客が購入する商品の説明情報を記憶する商品関連情報記憶手段と、前記商品関連情報記憶手段から前記顧客が購入する商品の説明情報を読み出して、表示する表示手段と、前記表示手段が表示した前記商品の説明情報を前記顧客が確認したか否かの確認結果を入力する入力手段と、前記入力手段が入力した前記確認結果を記憶部に記憶させる確認結果記憶手段と、を備える表示装置と、前記記憶部に記憶された前記確認結果に基づいて、前記顧客が購入する商品を登録するか否かを判定する登録可否判定手段と、前記登録可否判定手段により登録すると判定された場合に前記顧客が購入する商品を登録する登録手段と、前記登録手段により登録された前記顧客が購入する商品の会計を行う会計手段と、を備える会計装置と、を有し、前記記憶部は、前記表示装置又は会計装置いずれかが備えることを特徴とする会計システムである。
この発明によれば、会計装置は確認結果に基づいて、購入商品を登録するか否かの判定を行うため、顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)を、顧客が購入する商品の説明情報の確認(説明)なしに登録することができない。これにより、顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)を、説明なしに販売することを防ぐことができる。また、表示装置が、顧客が購入する商品の説明情報を表示するため、顧客へ商品の説明情報の報知を確実に行うことができる。
また、本発明の一態様は、上記の会計システムにおいて、前記会計装置は、前記顧客が購入する商品の説明情報を表示するか否かを示す区分を記憶する記憶手段と、前記顧客が購入する商品に対応する前記区分を前記記憶手段から読み出し、当該区分が前記顧客が購入する商品の説明情報を表示する区分の場合に、前記表示装置へ前記顧客が購入する商品の説明情報の表示要求を送信する表示要求送信手段と、を備え、前記表示装置は、前記表示要求送信手段から前記顧客が購入する商品の説明情報の表示要求を受信する表示要求受信手段を備え、前記表示手段は、前記表示要求受信手段により受信された表示要求に基づき、前記顧客が購入する商品の説明情報を表示することを特徴とする。
この発明によれば、会計装置は購入商品の区分が、顧客が購入する商品の説明情報を表示する必要がある場合に、表示装置に顧客が購入する商品の説明情報の表示を要求するため、たとえ顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)を説明なしに購入しようとしても、会計処理時に表示装置へ表示要求して顧客に商品の説明情報を確実に報知することができる。
また、本発明の一態様は、上記の会計システムにおいて、前記出力手段は、前記確認結果を印刷媒体へ印刷するよう制御する印刷制御手段と、前記確認結果を前記会計装置へ送信する確認結果送信手段と、前記印刷制御手段或いは前記送信手段のいずれか一方を選択して前記確認結果を出力する選択手段と、を備え、前記会計装置は、前記印刷媒体へ印刷された前記確認結果を読み取る確認結果読取手段と、前記送信手段により送信された前記確認結果を受信する確認結果受信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、確認結果を印刷媒体へ印刷できるため、顧客は購入する商品の説明情報の確認結果が印刷された印刷媒体を所持して引き続き他の商品の買物を行うことができる。そして、顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)とそうでない商品とをまとめて会計することができる。また、確認結果を会計装置へ送信できるため、顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)の説明と、説明を行ったことの確認と、会計登録とを会計時に一緒に行うことができる。また、選択手段により前記印刷制御手段或いは前記送信手段を選択するため、顧客の買物状況に合わせて出力先を変更することができる。
また、本発明の一態様は、上記の会計システムにおいて、前記表示装置は、前記区分を記憶する区分記憶手段と、顧客が購入する商品のコード情報を読み取るスキャナと、前記スキャナにより読み取られた前記コード情報に対応する前記区分を読み出し、前記区分に基づいて前記顧客が購入する商品の説明情報を表示するか否かを判定する区分判定手段と、を備え、前記表示手段は、前記区分判定手段により前記顧客が購入する商品の説明情報を表示すると判定された場合に、前記コード情報に対応する前記顧客が購入する商品の説明情報を読み出して表示することを特徴とする。
本発明によれば、会計装置と表示装置とを常に連動する必要がなくなり、会計装置は表示装置で説明を受けている顧客とは別の顧客の会計処理を行うことができる。また、登録販売者が席を外す或いは不在であっても、表示装置が、顧客が購入する商品の説明情報を表示して顧客に報知し、その顧客が購入する商品の説明情報の確認結果を出力することができる。このため、接客されるのが苦手な顧客や、人に知られたくない薬品あるいは医薬品を購入する顧客は接客なしに商品の説明情報の説明を受けることができ、その確認をすることができる。
また、本発明の一態様は、上記の会計システムにおいて、前記出力手段は、前記確認結果と併せて前記顧客が購入する商品のコード情報を出力することを特徴とする。
この発明によれば、顧客が購入する商品の説明情報の確認結果と商品のコード情報とが含まれ出力されるので、会計装置において商品情報(商品名や価格、区分等)の読み出しと確認結果の取り込みとをまとめて行うことができる。これにより、顧客の会計時間を短縮しスムーズに行うことができる。
また、本発明の一態様は、上記の会計システムにおいて、前記会計装置は、前記商品の確認結果を会計情報とともに記憶する会計履歴記憶手段と、前記会計履歴記憶手段により記憶された前記確認結果を前記会計情報とともに呼び出す呼出手段と、を備えることを特徴とする。
従来技術では、顧客が商品を購入した時に、その商品の説明情報の説明を行ったか否かの記録が残っていないため、商品(薬品や医薬品)に関するトラブル等に対する小売店等へのクレームがあった場合には、人の記憶に頼って調査するしかなく、説明を行った上で販売したことを証明することが困難である、という問題があった。
この発明によれば、仮に商品(薬品や医薬品)に関するトラブル(副作用)等に対する小売店等へのクレームが顧客からあったとしても、登録販売者或いは店員により医薬品の説明を適切に行ったか否かを人の記憶に頼ることなく、会計履歴記憶手段に記憶されている確認結果を呼び出して追跡調査を行うことができる。これにより、適切な説明を行った上で販売した事実を簡単にそして確実に証明することができる。
本発明によれば、会計装置は確認結果に基づいて、購入商品を登録するか否かの判定を行うため、顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)を、顧客が購入する商品の説明情報の確認(説明)なしに登録することができない。これにより、顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)を、説明なしに販売することを防ぐことができる。また、表示装置が、顧客が購入する商品の説明情報を表示するため、顧客へ商品の説明情報の報知を確実に行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による会計システムの構成を表すブロック図である。
会計システムは、N台(Nは1以上の整数)の会計装置と、ストアコントローラ2と、M台(Mは1以上の整数)の表示装置3と、プリンタ4とを含んで構成されており、各装置は、LAN(Local Area Network)を介して接続されている。ストアコントローラ2は、データの集計や会計処理などといった事務処理や、このデータに基づいて仕入れ量や生産・加工量などに関する意志決定が行われるエリア(例えば、オフィス)に設置され、商品登録に係る各種ファイル(商品マスタ等)を保持している。会計装置1は、会計処理を行うPOS(Point Of Sale)レジスタである。表示装置3は、商品の説明情報を表示する。プリンタ4は、商品の説明情報を確認した結果などを印刷する印刷装置である。
図2は、本実施形態における会計装置1の外観正面図及び側面図である。また、図3は図2に示した会計装置1に内蔵される電気回路の構成を示すブロック図である。
図2及び図3において、符号11は会計装置1の動作全体を制御するCPU(中央演算装置)であり、図示するように他の構成要素それぞれと接続されている。符号12はCPU11が実行するプログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)である。符号13はCPU11の演算処理で使用されるRAM(Random Access Memory)である。
また、符号14は店員用の表示部であると同時に、モード切替、設定、登録等の入力操作が可能な店員用の操作部として機能する店員用表示部(タッチパネル)である。符号15は商品登録の完了入力や精算時において顧客から受け取った預かり金額などの数字データ入力等を行うための入力手段が設けられ、入力されたデータをCPU11へ供給する操作部である。符号16はCPU11からの表示指示に従って所定の情報を表示することにより、顧客に対して商品名や値段を通知する客用表示器である。
符号17は計算した釣銭のうち、少なくとも硬貨分を釣り銭放出口17aに自動的に放出する自動釣銭機であり、17bは客から受け取った預かり金(硬貨)を投入するための預り金投入口である。符号18は商品に貼付されたバーコードを読み取り、そのデータをCPU11へ供給するスキャナ部である。符号19はCPU11からの印字指示に従って登録・精算された商品のレシート等の印字を行うレシート印字部である。符号20はLANを介した通信によって外部(例えば、ストアコントローラ2、表示装置3及びプリンタ4)とデータ交換を行う交信部である。交信部20は、例えば、ストアコントローラが保持している登録処理用の商品マスタをダウンロードしたり、逆に売上データをストアコントローラ2にアップロードしたりする。
また、スキャナ部18については図2に示していないが、これは、図2に示した会計装置1本体に有線で接続され、読み取ったデータを有線で装置本体に送信する構成としても良いし、また、無線によって装置本体に接続され、読み取ったデータを装置本体に無線によって送信するような構成としてもよい。さらに、符号30は、金銭が収納されるキャッシュドロアである。
なお、CPU11、ROM12、RAM13、店員用表示部14、操作部15、客用表示部16、自動釣銭機17、レシート印字部19、交信部20及びキャッシュドロア30は、バスを介して接続されており相互に通信可能となっている。
図4は、本実施形態における表示装置3の外観図であり、図4(a)は表示装置3の正面図、図4(b)は表示装置3の右側側面図、図4(c)は表示装置3の上面図、図4(d)は表示装置3の左側側面拡大図である。また、図5は図4に示した表示装置3に内蔵される電気回路の構成を示すブロック図である。
図4及び図5において、符号41は表示装置1の動作全体を制御するCPUであり、図示するように他の構成要素それぞれと接続されている。符号42はCPU41が実行するプログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)である。符号43はCPU41の演算処理で使用されるRAM(Random Access Memory)である。
また、符号44は商品の説明情報等を表示する表示部であると同時に、入力操作が可能な操作部として機能する表示部(タッチパネル)である。符号45はLANを介した通信によって外部(例えば、ストアコントローラ2、会計装置1及びプリンタ4)とデータ交換を行う交信部である。符号46は、商品の説明情報等を音声にて出力するスピーカである。符号47は、バーコードなどを読み取るスキャナ装置などを接続する、例えばUSB(Universal Serial Bus)ポートなどの外部装置接続I/O(Input/Output)ポートである。符号48は、表示装置の各部を動作させるための電力を供給する電源と接続する端子である。符号49は、スピーカ46の音量を調整するコントローラである。符号50は、会計装置1の電源をオンオフする電源スイッチである。
なお、CPU41、ROM42、RAM43、表示部44、交信部45、スピーカ46、外部装置接続I/Oポート47、端子48、コントローラ49及び電源スイッチ50は、バスを介して接続されており相互に通信可能となっている。
図6は、本実施形態における商品マスタのデータ構成及びデータ例を示す概略図である。会計処理装置1は、当該商品マスタをストアコントローラ2から取得してRAM13(記憶手段)に記憶する。また、表示装置3は、当該商品マスタをストアコントローラ2から取得してRAM43(商品関連情報記憶手段、区分記憶手段)に記憶する。
図示するように、商品マスタは、商品データとして部門コードと、部門名と、商品識別コードと、商品名称と、標準価格と、現在価格と、区分と、商品関連情報(医薬品の用法・用量や注意事項など)とを格納している。
部門コードは、部門を一意に識別するためのコード(識別情報)である。商品識別コードは、商品を一意に識別するためのコード(識別情報)である。標準価格は、メーカが希望する商品の販売価格である。現在価格は、商品を今現在販売している価格である。区分は、顧客が購入する商品の説明情報(商品関連情報)を説明する必要があるか否かを表し、その値が「1」のとき商品の説明情報を説明する必要があることを表し、その値が「0」のとき商品の説明情報を説明する必要がないことを表す。商品関連情報は、商品の説明情報であり、例えば商品が医薬品である場合には、その医薬品の副作用や効果・効能・用法・用量などの情報である。
図7は、本実施形態における表示要求電文のデータ構造及びデータ例を示す概略図である。表示要求電文は、会計装置1から表示装置3へ送信される商品関連情報の表示を要求するメッセージである。
表示要求電文には、送信元会計装置番号と、表示装置番号と、説明要求商品識別コードと、が含まれている。送信元会計装置番号は、送信元の会計装置1の識別番号である。表示装置番号は、要求先の表示装置3の識別番号である。なお、表示装置番号は、各会計装置1に予め設定してある。或いは、操作部15により選択できるようにしてもよい。また、表示装置3の識別番号は、6桁の数字で構成されており、最初の2桁が棚番号、次の2桁が列番号、次の2桁が段番号、最後の2桁が号機番号を表す。説明要求商品識別コードは、顧客が購入する商品の説明情報(商品関連情報)を表示説明する商品の商品識別コードである。
図8は、本実施形態における応答電文のデータ構造及びデータ例を示す概略図である。応答電文は、表示装置3から会計装置1に送信される表示要求電文に対する応答メッセージである。
応答電文には、送信元表示装置番号と、受取会計装置番号と、説明済み商品識別コードと、確認結果と、理由とが含まれる。
送信元表示装置番号は、送信元の表示装置3の識別番号である。受取会計装置番号は、応答先の会計装置1の識別番号である。説明済み商品識別コードは、顧客が購入する商品の説明情報(商品関連情報)を表示説明した商品の商品識別コードである。確認結果は、商品関連情報を表示説明した結果を表し、その値が「1」のときは商品関連情報を表示説明し顧客から確認を取ったことを表し、その値が「0」のときは顧客から確認を取れなかったことを表す。理由は、確認結果の理由である。例えば確認結果が「0」である場合には、理由として「顧客が商品の購入をキャンセルした」などの場合があり得る。
また、確認結果の値は、「2」〜「9」の値を用いることがある。例えば、確認結果「2」は、確認不要であることを表す。これは、医薬品を購入する顧客が同じ医薬品を定期的に購入して服用している固定客であり、今回よりも前に購入する医薬品に対する説明を受けており、同じ説明を再度受ける必要がない場合などが想定される。また、このとき、図10に示す表示説明の画面上には、確認不要ボタン(不図示)を更に備える。そして、表示装置3は、確認不要ボタンが押下された場合には、応答電文の確認結果の値を「2」とし、理由を「再購入のため確認不要」とする。
また、応答電文に確認結果及び理由を適宜複数含め、上記以外の値及びコメント(理由)を設定してもよい。これにより、医薬品を販売する時に顧客へ購入する商品の説明情報を表示説明したか否かの確認結果を更に詳細に出力することができるため、この顧客が購入する商品(医薬品)の販売の可否判断を店員が容易に行うことができるとともに、後日問題が発生した場合の追跡調査時に、対象となる医薬品の販売時に確認された確認結果の詳細に基づいて商品の説明情報の説明を行ったことの証明を行うことができる。
次に、会計システムにおける会計処理手順について説明する。図9は、本実施形態における会計処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS301では、会計装置1のCPU11は、顧客が購入する商品の入力を行う。具体的には、CPU11が、会計装置1を操作する店員がスキャナ部18を用いて商品に付加されたバーコードを読み取った結果をRAM13へ一時記憶する。バーコードには商品識別コードが含まれる。
次に、ステップS302では、CPU11は、読み取った商品識別コードに対応する商品のデータを商品マスタから読み込み、区分が1であるか否かを判定する。区分が1である場合には、ステップS303へ進む。一方、区分が0である場合には、ステップS308へ進む。
ステップS303では、CPU11が、表示要求電文を生成する。具体的には、CPU11は、予め設定してある自会計装置1の端末番号を送信元会計装置番号とし、顧客が購入する商品の商品識別コードを説明要求商品識別コードとする。
次に、ステップS304では、CPU11が、交信部20を介して要求先の表示装置3に生成した表示要求電文を送信する。つまり、CPU11(表示要求送信手段)は、商品に対応する区分を記憶手段から読み出し、当該区分が、顧客が購入する商品の説明情報(商品関連情報)を表示する必要ありである(1である)場合に、表示装置3へ商品の商品関連情報の表示要求を送信する。
ステップS401では、要求先の表示装置3のCPU41が、会計装置1から表示要求電文を受信したか否かを判定する。表示要求電文を受信した場合には、ステップS402へ進む。一方、表示要求電文を受信していない場合には、ステップS401へ戻る。つまり、CPU11(表示要求受信手段)は、顧客が購入する商品の商品関連情報の表示要求を受信する。
ステップS402では、CPU41(表示手段)が、表示要求電文に含まれる説明要求商品識別コードに対応する商品関連情報を商品マスタから読み出し、表示部44に表示する。なお、この時、CPU41は、商品関連情報と併せて確認ボタンとキャンセルボタンを表示する。確認ボタンは、商品関連情報に対する了承を受け付けるボタンである。また、キャンセルボタンは、商品の購入に対してキャンセルを受け付けるボタンである。入力手段は、確認ボタン及びキャンセルボタンである。
次に、ステップS403では、CPU41は、確認ボタンが押下されたか否かを判定する。確認ボタンが押下された場合には、ステップS404に進む。一方、キャンセルボタンが押下された場合にはステップS406へ進む。
ステップS404では、CPU41は、確認結果が1であることを表す応答電文であるOK電文を生成する。具体的には、CPU41は、予め設定してある自表示装置3の端末番号を送信元表示装置番号とし、受信した表示要求電文に含まれる送信元会計装置番号を受取会計装置番号とし、受信した表示要求電文に含まれる説明要求商品識別コードを説明済み商品識別コードとし、確認結果を1にして応答電文を生成する。
そして、ステップS405では、CPU41は、交信部45を介してプリンタ4に対して確認結果を含む説明済み確認レシートの印字要求を送信する。プリンタ4は、説明済み確認レシートを印字する。説明済み確認レシートの詳細については後述する。つまり、CPU41(印刷制御手段)は、確認結果を印刷媒体へ印刷するよう制御する。なお、確認結果が「2」の場合には、確認レシートを発行しないようにしても良く、確認結果に基づいて確認レシートを印字発行するしないを決めて発行させても良い。
一方、ステップS406では、CPU41は、確認結果が0であることを表す応答電文であるNG電文を生成する。具体的には、CPU41は、予め設定してある自表示装置3の端末番号を送信元表示装置番号とし、受信した表示要求電文に含まれる送信元会計装置番号を受取会計装置番号とし、受信した表示要求電文に含まれる説明要求商品識別コードを説明済み商品識別コードとし、確認結果を0にして応答電文を生成する。
そして、ステップS407では、CPU41(出力手段)は、ステップS404又はS406で生成した応答電文を要求元の会計装置1に送信する。つまり、CPU41(確認結果送信手段)は、顧客が購入する商品の説明情報の確認結果を会計装置1へ送信する。
ステップS305では、会計装置1のCPU11が、送信した表示要求電文に対する応答電文を受信したか否かを判定する。応答電文を受信した場合には、ステップS306へ進む。一方、応答電文を受信していない場合には、ステップS305へ戻る。つまり、CPU11(確認結果受信手段)は、送信手段から送信された確認結果を受信する。
ステップS306では、CPU11が、受信した応答電文がOK電文であるか否かを判定する。具体的には、CPU11は、応答電文の確認結果が0以外である場合にはOK電文であると判定し、確認結果が0である場合にはNG電文とする。OK電文である場合には、商品を登録すると判定し、ステップS308に進む。一方、NG電文である場合には、商品を登録しないと判定し、ステップS307へ進む。つまり、CPU11(登録可否判定手段)は、確認結果に基づいて、商品を登録するか否かを判定する。
ステップS307では、CPU11は、応答電文に含まれる理由を店員用表示部14に表示してステップS309へ進む。
一方、ステップS308では、CPU11は、商品の登録を行い、当該商品の商品識別コードに対応する商品データを店員用表示部14に表示する。具体的には、CPU11は、商品の商品識別コードを購入商品としてRAM13へ記憶する。
次に、ステップS309では、CPU11は、次の商品が入力されたか否かを判定する。具体的には、CPU11は、操作部15に備えられた小計キーが押下された場合に次の商品は入力されていないと判定し、スキャナ部18により次の購入商品のバーコードが読み込まれた場合には次の商品が入力されたと判定する。次の商品が入力された場合にはステップS301へ戻る。一方、次の商品が入力されていない場合にはステップS310へ進む。
次に、ステップS310では、CPU11は、登録された購入商品の会計情報を店員用表示部14に表示する。会計情報とは、顧客が購入する商品の明細であり、購入商品の買上点数、小計、課税対象額、税額合計及び合計金額などである。CPU11は、RAM13に購入商品として記憶された商品識別コードに対応する現在価格を商品マスタから取得し、取得した情報に基づいてRAM13に購入商品として記憶された商品の買上点数、小計、課税対象額、税額合計及び合計金額などを算出して店員用表示部14に表示する。
次に、ステップS311では、CPU11は、店員が顧客から受け取った預かり金額の入力を受け付ける。店員は、操作部15を用いて金額登録を行う。又は、CPU11は、自動釣銭機17の預り金投入口17bに入金された金額に基づいて顧客から受け取った預かり金額の確定を行っても良い。
次に、ステップS312では、CPU11は、合計金額から預かり金額を減算して釣銭金額を算出し、算出した釣銭金額分の硬貨を自動釣銭機17の釣り銭放出口17aに放出する。
ステップS313では、CPU11は、レシート印字部19より、レシートを印字発行する。このとき、CPU11は、ステップS310で生成された会計情報と預かり金額に基づいてレシートに印字する会計データを生成する。
ステップS314では、CPU11は、レシート印字された会計データを購入商品の確認結果及び理由とともに会計履歴としてRAM13へ記憶保存させ、現在の取引を終了させて次の会計に備える。つまり、CPU11(会計履歴記憶手段)は、購入商品の確認結果を会計情報とともに記憶する。RAM13に記憶された会計履歴は、一日の終わりに実行される日締め処理にて、ストアコントローラ2へ売上データとしてLAN経由で送信される。なお、CPU11は、記憶した確認結果及び理由を会計データ(会計情報)とともに呼び出す呼出手段を備える。呼出手段は、例えば会計履歴を店員用表示部14に一覧表示したり、顧客番号あるいはレシート番号等に対応する会計履歴を検索して店員用表示部14に一覧表示する。
図10は、本実施形態における表示装置3が表示する商品関連情報の表示例を示す概略図である。
画面には、商品関連情報203と、確認ボタン201と、キャンセルボタン202とが表示される。なお、表示部44はタッチパネルを備えており、この画面では確認ボタン201又はキャンセルボタン202のいずれかを選択できる。
図11は、本実施形態における確認レシートの印字例を示す概略図である。
確認レシートには、現在の年月日時分と、レジ担当者又は商品関連情報を説明した説明員の氏名と、商品名称と、商品関連情報と、バーコードとが含まれる。バーコードには、コード情報として、商品の識別情報と、商品関連情報を顧客が確認したことを表す確認結果と理由とが含まれる。
図12は、本実施形態における表示装置3の商品関連情報表示処理の手順を示すフローチャートである。この図に示す処理は、表示装置3がバーコードスキャナにより商品のバーコードを読み込んだ場合の処理である。一方、図9に示す処理は、表示装置3が会計装置1から表示要求電文を受信した場合の処理である。
まず、ステップS201では、表示装置3のCPU41は、外部装置接続I/Oポート47を介して接続されているバーコースキャナが商品のバーコードのコード情報に含まれる商品識別コードを読み込んだか否かを判定する。商品識別コードを読み込んだ場合にはステップS202へ進む。一方、商品識別コードを読み込んでいない場合には、ステップS201へ戻る。
ステップS202では、CPU41は、読み込んだ商品識別コードに対応する商品のデータを商品マスタから読み出す。
次に、ステップS203では、CPU41は、読み込んだ商品識別コードに対応する商品データが商品マスタにあるか否かを判定する。商品データがある場合には、ステップS205へ進む。一方、商品データがない場合には、ステップS204へ進む。
ステップS204では、CPU41は、表示部44にエラーを表示してエラーを報知する。或いは、スピーカ46から音声を出力してエラーを報知してもよい。
一方、ステップS205では、CPU41(区分判定手段)は、読み込んだ商品データの区分が1であるか否かを判定する。区分が1である場合には、区分判定手段は、商品関連情報を表示する必要があると判定し、ステップS206へ進む。一方、区分が0である場合には、区分判定手段は、商品関連情報を表示する必要がないと判定し、ステップS201へ戻る。
ステップS206では、CPU41(表示手段)は、読み込んだ商品データの商品関連情報を表示部44に表示する。この時、CPU41は、商品関連情報とともに確認ボタンとキャンセルボタンを表示する。
次に、ステップS207では、CPU41は、確認ボタンが押下されたか否かを判定する。確認ボタンが押下された場合には、ステップS208に進む。一方、キャンセルボタンが押下された場合にはステップS201へ戻る。
次に、ステップS208では、CPU41は、顧客が購入する商品の説明情報の確認結果を確認レシートに印刷するか、会計装置1に応答電文で送信するかを選択する選択ボタン(選択手段)を表示部44に表示する。選択ボタンは、確認結果を確認レシートに印刷することを選択する印刷ボタンと、確認結果を応答電文で会計装置1に送信することを選択する送信ボタンとから構成される。印刷ボタンが押下されると、ステップS209へ進む。一方、送信ボタンが押下されると、ステップS210へ進む。
ステップS209では、CPU41は、交信部45を介してプリンタ4に対して確認レシートの印字要求を送信する。プリンタ4は、確認レシートを印字する。なお、確認結果が「2」の場合には、確認レシートを発行しないようにしても良い。
一方、ステップS210では、CPU41は、予め設定してある自表示装置3の端末番号を送信元表示装置番号とし、商品の商品識別コードを説明済み商品識別コードとし、確認結果を1にして応答電文を生成して会計装置1へ送信する。なお、受取会計装置番号は、各表示装置3に予め設定してある。或いは、送信先の会計装置1を選択する選択画面を設けてもよい。また、確認結果は、1以外が設定される場合もある。
なお、本実施形態では、表示装置3は、表示要求電文を受信すると確認レシートの印刷及び応答電文の送信を行い、バーコードスキャナによりコード情報が読み込まれると確認レシートの印刷を行っているが、CPU41が表示要求電文を受信すると応答電文の送信し、バーコードスキャナによりコード情報が読み込まれると確認レシートを印刷するようにしてもよい。
図13は、本実施形態における会計装置1による会計処理の他の手順を示すフローチャートである。この図に示す処理は、確認レシートに印字されたバーコードから確認結果を読み込む場合の処理である。
まず、ステップS100では、CPU11は、確認レシートに含まれるバーコードのコード情報がスキャナ部18から読み込まれたか否かを判定する。コード情報が読み込まれた場合には、ステップS104へ進む。一方、コード情報が読み込まれなかった場合には、ステップS101へ進む。つまり、スキャナ部18(確認結果読取手段)は、印刷媒体へ印刷された確認結果を読み取る。
ステップS101では、CPU11は、顧客が購入する商品の入力を行う。具体的には、CPU11は、会計装置1を操作する店員がスキャナ部18を用いて商品に付加されたバーコードを読み取った結果をRAM13へ一時記憶する。
次に、ステップS102では、CPU11は、読み取った商品識別コードに対応する商品のデータを商品マスタから読み込み、区分が1であるか否かを判定する。区分が1である場合には、ステップS103へ進む。一方、区分が0である場合には、ステップS107へ進む。
ステップS103では、CPU11は、読み取った商品識別コードを含むコード情報がスキャナ部18から読み込まれたか否かを判定する。コード情報が読み込まれた場合には、ステップS104へ進む。一方、コード情報が読み込まれなかった場合には、ステップS105へ進む。
ステップS104では、CPU11は、商品関連情報を顧客が確認したことを表す情報(確認結果「0」以外)がコード情報に含まれるか否かを判定する。商品関連情報を顧客が確認したことを表す情報が含まれる場合には、ステップS107へ進む。一方、商品関連情報を顧客が確認したことを表す情報が含まれない場合には、ステップS106へ進む。
ステップS105では、CPU11は、商品の登録がキャンセルされたか否かを判定する。具体的には、CPU11は、操作部15のキャンセルキーが押下された場合にキャンセルされたと判定する。キャンセルされた場合には、ステップS106に進む。一方、キャンセルされなかった場合には、ステップS103へ戻る。
ステップS106では、CPU11は、商品の購入がキャンセルされたことを表すNG内容を店員用表示部14に表示してステップS108へ進む。
一方、ステップS107では、CPU11は、商品の登録を行い、購入商品の商品識別コードに対応する商品データを店員用表示部14に表示する。具体的には、CPU11は、商品の商品識別コードを購入商品としてRAM13へ記憶する。
次に、ステップS108では、CPU11は、次の商品が入力されたか否かを判定する。次の商品が入力されていない場合にはステップS109へ進む。一方、次の商品が入力された場合にはステップS100へ戻る。
次に、ステップS109では、CPU11は、登録された購入商品の会計情報を店員用表示部14に表示する。CPU11は、登録された購入商品の会計情報を店員用表示部14に表示する。CPU11は、RAM13に購入商品として記憶された商品識別コードに対応する現在価格を商品マスタから取得し、取得した情報に基づいてRAM13に購入商品として記憶された商品の買上点数、小計、課税対象額、税額合計及び合計金額などを算出して店員用表示部14に表示する。
次に、ステップS110では、CPU11は、店員が顧客から受け取った預かり金額の入力を受け付ける。店員は、操作部15を用いて金額登録を行う。又は、CPU11は、自動釣銭機17の預り金投入口17bに入金された金額に基づいて顧客から受け取った預かり金額の確定を行っても良い。
次に、ステップS111では、CPU11は、合計金額から預かり金額を減算して釣銭金額を算出し、算出した釣銭金額分の硬貨を自動釣銭機17の釣り銭放出口17aに放出する。
ステップS112では、CPU11は、レシート印字部19より、レシートを印字発行する。このとき、CPU11は、ステップS109で生成された会計情報と預かり金額に基づいてレシートに印字する会計データを生成する。
ステップS113では、CPU11は、レシート印字された会計データを購入商品の確認結果とともに会計履歴としてRAM13へ記憶保存させ、現在の取引を終了させて次の会計に備える。RAM13に記憶された会計履歴は、一日の終わりに実行される日締め処理にて、ストアコントローラ2へ売上データとしてLAN経由で送信される。
なお、上述した例では、コード情報が入力されなかった場合(ステップS103でNo)には、ステップS105へ進んでいるが、表示要求電文を表示装置3に送信してもよい。表示要求電文を表示装置3に送信するか否かは会計装置1に予め設定してある。
このように、本実施形態によれば、会計装置は確認結果に基づいて、購入商品を登録するか否かの判定を行うため、顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)を、顧客が購入する商品の説明情報の確認(説明)なしに登録することができない。これにより、顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)を、説明なしに販売することを防ぐことができる。また、表示装置が、顧客が購入する商品の説明情報を表示するため、顧客へ商品の説明情報の報知を確実に行うことができる。
また、会計装置1は購入商品の区分が1である場合に、表示装置3に商品関連情報の表示を要求するため、たとえ顧客が購入する商品の説明情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)を説明なしに購入しようとしても、会計処理時に表示装置へ表示要求して顧客に商品の説明情報を確実に報知することができる。
また、顧客が購入する商品の説明情報の確認結果を印刷するため、顧客は確認結果が印刷された印刷媒体を所持して引き続き他の商品の買物を行うことができる。そして、商品関連情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)とそうでない商品とをまとめて会計することができる。また、表示装置3は確認結果を会計装置1へ送信することができるため、商品関連情報(副作用、用法等)の説明が必要な商品(薬品又は医薬品)に対する商品関連情報の説明と、説明を行ったことの確認と、会計登録とを会計時に一緒に行うことができる。また、選択手段により前記印刷手段或いは前記送信手段を選択するため、顧客の買物状況に合わせて出力先を変更することができる。
また、表示装置3が商品関連情報を表示するため、接客されるのが苦手な顧客や、人に知られたくない薬品あるいは医薬品を購入する顧客は接客なしに商品の説明情報の説明表示とその確認をすることができる。
また、バーコードのコード情報に商品識別コードが含まれるため、会計装置1において商品情報(商品名や価格、区分等)の読み出しと顧客が購入する商品の説明情報を説明表示した確認結果の取り込みとをまとめて行うことができる。これにより、顧客の会計時間を短縮しスムーズに行うことができる。
また、顧客が購入する商品の説明情報を説明表示したその確認結果及び理由を会計情報とともに記憶しているため、仮に商品(薬品や医薬品)に関するトラブル(副作用)等に対する小売店等へのクレームが顧客からあったとしても、登録販売者或いは店員により医薬品の説明を適切に行ったか否かを人の記憶に頼ることなく、記憶されている確認結果を呼び出して追跡調査を行うことができる。これにより、適切な説明を行った上で販売した事実を簡単にそして確実に証明することができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施例では、医薬品に関して説明を行ったが、商品等で定められた賞味期限や販売期限を過ぎると販売できない商品の販売等に用いてもよい。
また、表示装置3に接続されているバーコードスキャナを用いて、来店した顧客の会員カードに含まれる顧客番号を読み込ませ、確認レシートに印字されるバーコード或いは応答電文に顧客番号を含めて会計履歴として記憶保存してもよい。これにより、後日問題が発生した場合に顧客を特定することが容易になる。
また、本実施例では、購入商品の登録を最初に会計装置1で行っているが、表示装置3から出力される応答電文を用いて、会計装置1への商品登録を行ってもよい。
また、本実施形態では、商品に付されているバーコードを読み取った場合又は表示要求電文を受信した場合に、表示装置3は商品関連情報を表示しているが、表示装置3の商品の一覧画面を表示して表示部44から商品関連情報を表示する商品を選択できるようにしてもよい。
また、本実施例では、確認結果が「1」の時に確認レシートを印字し、確認結果が「2」の時には確認レシートを印字しないが、確認結果が「2(確認不要)」の場合であって応答電文を通信により送信しない場合には確認レシートを印字し、確認結果が「2(確認不要)」の場合であって応答電文を通信により送信する場合には確認レシートを印字しないようにしてもよい。これにより、顧客が必要としない確認レシートを印字することがなくなり、この顧客の会計を確認結果に基づいてスムーズに行うことができる。また、この確認結果が会計履歴として記憶されるので、後日問題が発生した場合の追跡調査時に、対象となる医薬品の販売時に確認された確認結果の詳細に基づいて、説明を行った上で販売したこと或いは確認が不要であったことの証明を行うことが可能となる。
また、本実施例では、表示装置3は、顧客が購入する商品の説明情報を確認した確認結果を確認レシートや通信により会計装置1へ出力しているが、これに限らず、この確認結果を表示装置3、会計装置1又はストアコントローラ2の記憶部(RAM)に記憶してもよい。この場合、会計装置1は、記憶部から確認結果を取得し、この確認結果に基づいて、顧客が購入する商品を登録するか否かの登録可否判定を行う。なお、この登録可否判定以降の処理は本実施例に沿って行われる。なお、会計装置1又はストアコントローラ2の記憶部に確認結果を記憶する場合には、表示装置2は、確認結果を会計装置1又はストアコントローラ2に送信する。会計装置1又はストアコントローラ2は、確認結果を受信すると、その確認結果を自身の記憶部(RAM)に記憶する。
また、本実施例では、表示装置3と会計装置1とを分けたシステムであるがこれに限らず、表示装置3と会計装置1とを兼ね備えた会計装置を用いて、顧客が購入する商品の説明情報を客側表示部(タッチパネル表示部)に表示してもよい。
本発明の一実施形態による会計システムの構成を表すブロック図である。 本実施形態における会計装置の外観正面図及び側面図である。 本実施形態における会計装置に内蔵される電気回路の構成を示すブロック図である。 本実施形態における表示装置の外観図である。 本実施形態における表示装置に内蔵される電気回路の構成を示すブロック図である。 本実施形態における商品マスタのデータ構成及びデータ例を示す概略図である。 本実施形態における表示要求電文のデータ構造及びデータ例を示す概略図である。 本実施形態における応答電文のデータ構造及びデータ例を示す概略図である。 本実施形態における会計処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態における表示装置が表示する商品関連情報の表示例を示す概略図である。 本実施形態における確認レシートの印字例を示す概略図である。 本実施形態における表示装置の商品関連情報表示処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態における会計装置による会計処理の他の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…会計装置 2…ストアコントローラ 3…表示装置 4…プリンタ 11…CPU 12…ROM 13…RAM 14…店員用表示部 15…操作部 16…客用表示部 17…自動釣銭機 17a…釣り銭放出口 17b…預り金投入口 18…スキャナ部 19…レシート印字部 20…交信部 30…キャッシュドロア 41…CPU 42…ROM 43…RAM 44…表示部 45…交信部 46…スピーカ 47…外部装置接続I/Oポート 48…端子 49…コントローラ 50…電源スイッチ

Claims (7)

  1. 顧客が購入する商品の説明情報を記憶する商品関連情報記憶手段と、
    前記商品関連情報記憶手段から前記顧客が購入する商品の説明情報を読み出して、表示する表示手段と、
    前記表示手段が表示した前記商品の説明情報を前記顧客が確認したか否かの確認結果を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記確認結果を出力する出力手段と、
    を備える表示装置と、
    前記出力手段により出力された前記確認結果に基づいて、前記顧客が購入する商品を登録するか否かを判定する登録可否判定手段と、
    前記登録可否判定手段により登録すると判定された場合に前記顧客が購入する商品を登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された前記顧客が購入する商品の会計を行う会計手段と、
    を備える会計装置と、
    を有することを特徴とする会計システム。
  2. 前記会計装置は、
    前記顧客が購入する商品の説明情報を表示するか否かを示す区分を記憶する記憶手段と、
    前記顧客が購入する商品に対応する前記区分を前記記憶手段から読み出し、当該区分が前記顧客が購入する商品の説明情報を表示する区分の場合に、前記表示装置へ前記顧客が購入する商品の説明情報の表示要求を送信する表示要求送信手段と、
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記表示要求送信手段から前記顧客が購入する商品の説明情報の表示要求を受信する表示要求受信手段を備え、
    前記表示手段は、前記表示要求受信手段により受信された表示要求に基づき、前記顧客が購入する商品の説明情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の会計システム。
  3. 前記出力手段は、
    前記確認結果を印刷媒体へ印刷するよう制御する印刷制御手段と、
    前記確認結果を前記会計装置へ送信する確認結果送信手段と、
    前記印刷制御手段或いは前記送信手段のいずれか一方を選択して前記確認結果を出力する選択手段と、
    を備え、
    前記会計装置は、
    前記印刷媒体へ印刷された前記確認結果を読み取る確認結果読取手段と、
    前記送信手段により送信された前記確認結果を受信する確認結果受信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の会計システム。
  4. 前記表示装置は、
    前記区分を記憶する区分記憶手段と、
    顧客が購入する商品のコード情報を読み取るスキャナと、
    前記スキャナにより読み取られた前記コード情報に対応する前記区分を読み出し、前記区分に基づいて前記顧客が購入する商品の説明情報を表示するか否かを判定する区分判定手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記区分判定手段により前記顧客が購入する商品の説明情報を表示すると判定された場合に、前記コード情報に対応する前記顧客が購入する商品の説明情報を読み出して表示する
    ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の会計システム。
  5. 前記出力手段は、前記確認結果と併せて前記顧客が購入する商品のコード情報を出力することを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の会計システム。
  6. 顧客が購入する商品の説明情報を記憶する商品関連情報記憶手段と、
    前記商品関連情報記憶手段から前記顧客が購入する商品の説明情報を読み出して、表示する表示手段と、
    前記表示手段が表示した前記商品の説明情報を前記顧客が確認したか否かの確認結果を入力する入力手段と、
    前記入力手段が入力した前記確認結果を記憶部に記憶させる確認結果記憶手段と、
    を備える表示装置と、
    前記記憶部に記憶された前記確認結果に基づいて、前記顧客が購入する商品を登録するか否かを判定する登録可否判定手段と、
    前記登録可否判定手段により登録すると判定された場合に前記顧客が購入する商品を登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された前記顧客が購入する商品の会計を行う会計手段と、
    を備える会計装置と、
    を有し、
    前記記憶部は、前記表示装置又は会計装置いずれかが備える
    ことを特徴とする会計システム。
  7. 前記会計装置は、
    前記商品の確認結果を会計情報とともに記憶する会計履歴記憶手段と、
    前記会計履歴記憶手段により記憶された前記確認結果を前記会計情報とともに呼び出す呼出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の会計システム。
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