JP2010145518A - 二次転写装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】潜像担持体12から中間転写ベルト1に一次転写されたトナー像に、記録材4を重ねて、二次転写ローラ2と対向ローラ3との間を通過させることによってトナー像を記録材4に二次転写させる二次転写装置であって、二次転写ローラ2の表面硬度が中間転写ベルト1および対向ローラ3の表面硬度より大きく、二次転写ローラ2の体積抵抗率が1×103Ω・cm以上である二次転写装置、および該二次転写装置を備えた画像形成装置。
【選択図】図1
Description
二次転写ローラの表面硬度が中間転写ベルトおよび対向ローラの表面硬度より大きく、
二次転写ローラの体積抵抗率が1×103Ω・cm以上であることを特徴とする二次転写装置、および該二次転写装置を備えた画像形成装置に関する。
(1)中間転写ベルト≦対向ローラ<二次転写ローラ;
(2)対向ローラ<中間転写ベルト<二次転写ローラ。
二次転写ローラの表面硬度はローラ半径方向の表面硬度であり、ローラ表面から当該半径方向に測定針を刺すことによって測定された値を用いている。
中間転写ベルトの表面硬度はベルト全体の硬度であって、トナー像形成面側から厚み方向に測定針を刺すことによって測定された値を用いている。
対向ローラ3の表面硬度はローラ半径方向の表面硬度であり、ローラ表面から当該半径方向に測定針を刺すことによって測定された値を用いている。
これらの表面硬度は、25℃、25%の環境下で測定された値である。
二次転写ローラ2は体積抵抗率が1×103Ω・cm以上、特に1×103〜1×108Ω・cmであり、好ましくは1×105〜1×108Ω・cmである。二次転写ローラの体積抵抗率が小さすぎると、二次転写効率が低下するとともに、放電ノイズが発生する。
基材31の厚さとしては、強度上の観点から、70〜200μmの範囲のものを例示できる。
弾性層32の厚さとしては、十分に弾性の効果を発揮させる観点から、50〜500μm、特に150〜500μmの範囲とすることが好ましい。
表層は、上記所定の材料を溶剤に溶解または分散させた溶液を塗布し、乾燥させることにより製造できる。
対向ローラの弾性層の厚さとしては、十分に弾性の効果を発揮させる観点から、1〜20mm、特に5〜10mmの範囲とすることが好ましい。
トナーの平均粒径は特に制限されるものではなく、7μm以下、特に4.5μm〜6.5μmが好ましい。
KONICAMINOLTA社製bizhubC450に搭載されている中間転写ベルトに、カーボンブラックを分散させた未硬化クロロプレンゴムをロールコーターで塗布し、加熱し硬化させ、厚み150μmのクロロプレンゴム層(弾性層)を形成した。未硬化クロロプレンゴムを硬化させる際の温度と時間は中間転写ベルトの表面硬度が所定の値になるように調整した。さらにその表面にディップ法によりウレタン樹脂で1μmの厚さの表面層を形成した。
未硬化クロロプレンゴムを硬化させる際の温度と時間を変化させることによって表面硬度を所定の値に調整したこと以外、中間転写ベルトAと同様の方法により中間転写ベルトB,Cを製造した。
(中間転写ベルトD)
未硬化クロロプレンゴムを硬化させる際の温度と時間を変化させることによって表面硬度を所定の値に調整したこと、および体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックの混合量を調整した以外、中間転写ベルトAと同様の方法により中間転写ベルトDを製造した。
KONICAMINOLTA社製bizhubC450に搭載されている中間転写ベルトユニットに用いられている対向ローラの表面層を変更した。表面層としては、カーボンブラックを分散させた未硬化ウレタンゴムをロールコーターで塗布し、加熱し硬化させ、厚み5mmのウレタンゴムゴム層を形成した。未硬化ウレタンゴムを硬化させる際の温度と時間は対向ローラの表面硬度が所定の値になるように調整した。
未硬化ウレタンゴムを硬化させる際の温度と時間を変化させることによって表面硬度を所定の値に調整したこと以外、対向ローラAと同様の方法により対向ローラB,Cを製造した。
(対向ローラD)
未硬化ウレタンゴムを硬化させる際の温度と時間を変化させることによって表面硬度を所定の値に調整したこと、体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックの混合量を調整したこと、および所定のRaを有するよう研磨したこと以外、対向ローラAと同様の方法により対向ローラDを製造した。
体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックとウレタン樹脂の混合比率を調整した混合液を、金属のシャフトにロールコーターで塗布し、乾燥させ、厚み50μmの表面層を形成した。
体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックとウレタン樹脂の混合比率を調整した混合液を、シャフトを入れた金型に流し込み、加熱し硬化させ、厚み5mmのウレタン樹脂層を形成した。
体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックと未硬化ウレタンゴムの混合比率を調整した混合液を、シャフトを入れた金型に流し込み、加熱し硬化させ、厚み5mmのウレタンゴムゴム層を形成した。未硬化ウレタンゴムを硬化させる際の温度と時間は二次転写ローラの表面硬度が所定の値になるように調整した。
体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックとウレタン樹脂の混合比率を調整した混合液を用い、所定のRaになるよう研磨したこと以外、二次転写ローラAと同様の方法により製造した。
体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックとウレタン樹脂の混合比率を調整した混合液を用い、所定のRaになるよう研磨したこと以外、二次転写ローラBと同様の方法により製造した。
体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックと未硬化ウレタンゴムの混合比率を調整した混合液を用いたこと、未硬化ウレタンゴムを硬化させる際の温度と時間は二次転写ローラの表面硬度が所定の値になるように調整したこと、所定のRaになるよう研磨したこと以外、二次転写ローラCと同様の方法により製造した。
体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックとウレタン樹脂の混合比率を調整した混合液を用いたこと、硬度が所定の値になるように樹脂層の厚みを調整したこと、所定のRaになるよう研磨したこと以外、二次転写ローラAと同様の方法により製造した。
体積抵抗率が所定の値になるようにカーボンブラックとウレタン樹脂の混合比率を調整した混合液を用いたこと以外、二次転写ローラAと同様の方法により製造した。
画像形成装置(Bizhub C450;コニカミノルタ社製)に所定の中間転写ベルト、二次転写ローラおよび対向ローラを搭載し、実際に印字を行い、評価した。画像形成装置の他の構成部材および設定条件は特記しない限り、上記画像形成装置に標準的に搭載されている部材および条件である。特にトナーはBizhub C450用のトナーを用いた。
ベタ画像(透過濃度が1となるトナー量)を、中温中湿(25℃、60%)環境下で1万枚印字したとき、二次転写後の中間転写ベルト上の残トナー量を測定した。
○;0.9g/m2未満;
×;0.9g/m2以上。
ベタ画像(透過濃度が1となるトナー量)を、低温低湿(10℃、15%)環境下で1万枚印字した際の用紙つまりについて評価した。
○;用紙つまりは発生しなかった;
×;用紙つまりが発生した。
低温低湿環境下で、ベタ画像印字を、用紙の表面に続いて裏面に行った際に、ベタ画像上に白い斑点状のノイズが発生した場合を×、発生しない場合を○とした。
Claims (7)
- 潜像担持体から中間転写ベルトに一次転写されたトナー像に、記録材を重ねて、二次転写ローラと対向ローラとの間を通過させることによってトナー像を記録材に二次転写させる二次転写装置であって、
二次転写ローラの表面硬度が中間転写ベルトおよび対向ローラの表面硬度より大きく、
二次転写ローラの体積抵抗率が1×103Ω・cm以上であることを特徴とする二次転写装置。 - 二次転写ローラ、中間転写ベルトおよび対向ローラの表面硬度が以下に示す関係(1)または(2)を満たす請求項1に記載の二次転写装置;
(1)中間転写ベルト≦対向ローラ<二次転写ローラ;
(2)対向ローラ<中間転写ベルト<二次転写ローラ。 - 二次転写ローラの表面硬度が85〜105度であり、
中間転写ベルトおよび対向ローラの表面硬度がそれぞれ独立して60〜90度である請求項1または2に記載の二次転写装置。 - 二次転写ローラの表面粗さRaが0.5μm以上である請求項1〜3のいずれかに記載の二次転写装置。
- 中間転写ベルトが基材上に少なくとも弾性層を有してなる請求項1〜4のいずれかに記載の二次転写装置。
- 二次転写ローラと対向ローラとの間に直流電圧と交流電圧との複合バイアスを印加する請求項1〜5のいずれかに記載の二次転写装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の二次転写装置を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008319909A JP2010145518A (ja) | 2008-12-16 | 2008-12-16 | 二次転写装置および画像形成装置 |
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Publications (1)
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ID=42566060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008319909A Pending JP2010145518A (ja) | 2008-12-16 | 2008-12-16 | 二次転写装置および画像形成装置 |
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2008
- 2008-12-16 JP JP2008319909A patent/JP2010145518A/ja active Pending
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