JP2010142847A - エコライズ装置を備えたc型溶接ガン - Google Patents
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Abstract
【課題】 エコライズ装置のユニット化によりエコライズ装置及び加圧駆動部の取り扱いが容易でそれぞれ量産が可能な、ガン全体もコンパクトにまとめられるエコライズ装置を備えたC型溶接ガンを提供する。
【解決手段】 溶接ガン本体2に設けた加圧駆動部3により動作する加圧軸5に形成したカム面8によりエコライズ装置6の機能を断続するようにしたC型溶接ガンにおいて、直進ガイドレ―ルと直進運動ガイド軸受とからなるエコライズ用直進運動ガイドとア―ム側ロック用駆動部とストッパ22とバランススプリング23と加圧軸軸受24と、をユニットとしてまとめてエコライズ装置とし、該エコライズ装置を溶接ガン本体の加圧駆動部の前面に接続位置させたエコライズ装置を備えたC型溶接ガン。
【選択図】 図3
【解決手段】 溶接ガン本体2に設けた加圧駆動部3により動作する加圧軸5に形成したカム面8によりエコライズ装置6の機能を断続するようにしたC型溶接ガンにおいて、直進ガイドレ―ルと直進運動ガイド軸受とからなるエコライズ用直進運動ガイドとア―ム側ロック用駆動部とストッパ22とバランススプリング23と加圧軸軸受24と、をユニットとしてまとめてエコライズ装置とし、該エコライズ装置を溶接ガン本体の加圧駆動部の前面に接続位置させたエコライズ装置を備えたC型溶接ガン。
【選択図】 図3
Description
本発明は、C型溶接ガンにおけるエコライズ装置の改良,特にロボットの手首に接続されたガンブラケットと溶接ガン本体とをエコライズ装置を介して接続し、溶接ガン本体に設けた加圧駆動部により動作する加圧軸に形成したカム面により前記エコライズ装置の機能を断続するようにしたC型溶接ガンに関するものである。
従来、ロボットの手首に接続されたガンブラケットと溶接ガン本体とをエコライズ装置を介して接続し、溶接ガン本体に設けた加圧駆動部により動作する加圧軸に形成したカム面により前記エコライズ装置の機能を断続するようにしたC型溶接ガンがある(例えば特許文献1参照)。
ところで、上記従来例のC型溶接ガンにおいては、エコライズ装置がガン本体の駆動装置と分離できない構造であるので、該エコライズ装置を必要としない溶接ガンには適用できず、溶接ガン本体の駆動装置,エコライズ装置が共に量産がしにくいことから、C型溶接ガンの製造コストがアップすることになる。また、溶接ガン本体の駆動装置の上面にエコライズ装置が位置するので、ストロ―クの長い場合などに溶接ガンへの給電用シャントの配置スぺ―スがとりにくく、さらに直進運動ガイドが丸棒ガイドであることからコンパクトに構成することができず、また全体を密閉することもできず、さらにまたカムロ―ラの直下に軸受がないので、加圧軸が撓んで逃げてしまい、カムロ―ラのリフトアップ量が不足してしまう、等の問題がある。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エコライズ装置のユニット化によりエコライズ装置及び加圧駆動部の取り扱いが容易でそれぞれ量産が可能な、ガン全体もコンパクトにまとめられるエコライズ装置を備えたC型溶接ガンを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明におけるエコライズ装置を備えたC型溶接ガンは、溶接ガン本体に設けた加圧駆動部により動作する加圧軸に形成したカム面により前記エコライズ装置の機能を断続するようにしたものにおいて、直進ガイドレ―ルと直進運動ガイド軸受とからなるエコライズ用直進運動ガイドとア―ム側ロック用駆動部とストッパとバランススプリングと加圧軸軸受と、をユニットとしてまとめてエコライズ装置とし、該エコライズ装置を溶接ガン本体の加圧駆動部の前面に接続位置させたことを特徴とするものである。
また、前記ア―ム側ロック用駆動部が、ガンブラケットに接続可能なロック本体と、該ロック本体に枢支され一端にカムロ―ラを有し他端にストッパ用ロ―ラを有する従動レバ―と、前記バランススプリングを収納する収納孔と、前記直進運動ガイドを収納する収納溝と、を備え、前記溶接ガン本体側に固定される加圧軸軸受に設置されたストッパにストッパ用ロ―ラが当接可能となされたことを特徴とするものである。
エコライズ動作の各機能要素をユニットとして全て組み込み、直進ガイドレ―ルと直進運動ガイド軸受とからなる直進運動ガイドを適用したので、コンパクトなエコライズ装置となり、しかもエコライズ装置がユニットになっているので、必要に応じて取り付け,取り外しができ、量産もし易いので製造コストも低減できる。また、エコライズユニットを溶接ガン本体の加圧駆動ユニットの前面に接続位置させたので、エコライズ装置の高さを低くしてその上部にシャントの進入できるスペ―スを容易に設けられてガン全体もコンパクトのまとめられれ、さらに、エコライズ装置の加圧軸軸受が加圧軸を支持するので、加圧軸が撓んでエコライズ装置から逃げてしまうおそれがない。
溶接ガン本体に設けた加圧駆動部により動作する加圧軸に形成したカム面により前記エコライズ装置の機能を断続するようにしたものにおいて、直進ガイドレ―ルと直進運動ガイド軸受とからなるエコライズ用直進運動ガイドとア―ム側ロック用駆動部とストッパとバランススプリングと加圧軸軸受と、をユニットとしてまとめてエコライズ装置とし、該エコライズ装置を溶接ガン本体の加圧駆動部の前面に接続位置させたエコライズ装置を備えたC型溶接ガン。
図1ないし図4を参照してこの発明の実施例1について説明をする。
図1は本発明に係るC型溶接ガンの側面図、図2は溶接ガン本体にエコライズ装置を配置したその要部の平面図、図3は図2のA―A断面図、図4は図3のB―B断面図である。
図1は本発明に係るC型溶接ガンの側面図、図2は溶接ガン本体にエコライズ装置を配置したその要部の平面図、図3は図2のA―A断面図、図4は図3のB―B断面図である。
図1において、1はC型溶接ガンであり、その溶接ガン本体2の内部には加圧駆動部3が配置され、該加圧駆動部3からの駆動力により先端に電極4を有する加圧軸5が溶接ガン本体2に対して前後進するようになっている。
6は溶接ガン本体2のエコライズ装置であり、該エコライズ装置6は全体がユニット化されており、ガンブラケット7に対して移動可能及びロック可能に接続されている。そしてガンブラケット7はロボットの手首(図示せず)に接続され、その途中には溶接用トランス8が保持されている。
前記溶接ガン本体2の側面には、先端に電極9を有するC型固定ア―ム10の端部が固着され、前記溶接用トランス8と固定ア―ム10はシャント11で,溶接用トランス8と加圧軸5側の可動ア―ム12はシャント13で、それぞれ接続されて溶接用電流の回路を構成するようになっている。
図3に詳しく示すように、前記加圧駆動部3はモ―タ14とその中空出力軸15に固着されたねじ軸16を主要構成要素としてユニット化されている。そしてねじ軸16は、前記加圧軸5の端部に設けられたナット17と螺合するようになっている。したがって、モ―タ14による回転駆動力はねじ軸16とナット17によって加圧軸5の前後進に変換されるものである。
前記加圧軸5の中間部には、その上面に切り込みによって形成されるカム面18が形成され、該カム面18によって前記エコライズ装置6の機能が断続されるようになっている。
図2ないし図4に詳しく示すように、前記エコライズ装置6は、エコライズ用直進運動ガイド(直進ガイドレ―ル19と直進運動ガイド軸受20とからなる)とア―ム側ロック用駆動部21とストッパ22とバランススプリング23と加圧軸軸受24と、をユニットとしてまとめてエコライズ装置としたものである。
即ち,直進ガイドレ―ル19は、加圧駆動部3の前面にねじ25,25…で取付けられ得る加圧軸軸受24のフランジ26にねじ27,27…でねじ止め形成され、ア―ム側ロック用駆動部21は、前記加圧軸軸受24の上部に立設形成されたストッパ22,22内に配置され、下部に直進運動ガイド軸受20がねじ28,28…でねじ止めされ、バランススプリング23が収納され、ガンブラケット7に図1に示すようにねじ29,29…で取付けられ得るようになっている。
そして、このユニット化されたエコライズ装置6は、加圧軸5の前方から該加圧軸に嵌め込まれることにより、加圧軸軸受24側を溶接ガン本体2の加圧駆動部3のユニットの前面に接続位置させるので、この位置でエコライズ装置6のア―ム側ロック用駆動部21側がガンブラケット7にねじ止め取付けられる。
以上のような構成を備えたC型溶接ガンにおいて、加圧軸5が開放状態にあり、ア―ム側ロック用駆動部21の位置に加圧軸5のカム面18が到達していない間はエコライズ装置6は機能せずガンブラケット7と溶接ガン本体2は一体的になっている。そして、溶接作業のために溶接ガン本体2に対して加圧軸5が移動してア―ム側ロック用駆動部21の位置に加圧軸5のカム面18が到達する(仮想線で示す)と、エコライズ装置6は機能して溶接ガン本体2はガンブラケット7に対してエコライズ可能となる。
そして、エコライズ動作の各機能要素である、直進ガイドレ―ル19と直進運動ガイド軸受20とからなるエコライズ用直進運動ガイドとア―ム側ロック用駆動部21とストッパ22とバランススプリング23と加圧軸軸受24とをユニットとして溶接ガン本体2に組み込み、直進ガイドレ―ル19と直進運動ガイド軸受20とからなる直進運動ガイドを適用したので、コンパクトなエコライズ装置となり、しかもエコライズ装置6がユニットになっているので、必要に応じて取り付け,取り外しができ、量産もし易いものとなる。また、エコライズ装置6のユニットを溶接ガン本体2の加圧駆動ユニット3の前面に接続位置させたので、エコライズ装置の高さを低くしてその上部にシャントの進入できるスペ―スを容易に設けられてガン全体もコンパクトのまとめられれ、さらに、エコライズ装置6の加圧軸軸受24が加圧軸18を支持するので、加圧軸18が撓んでエコライズ装置6から逃げてしまうおそれがない。
この実施例ではエコライズ装置6の前記ア―ム側ロック用駆動部21の好適例をより詳しく開示したものである。
前記ア―ム側ロック用駆動部21が、ガンブラケット7に接続可能なロック本体30と、該ロック本体30に軸31で枢支され一端にカムロ―ラ32を有し他端にストッパ用ロ―ラ33を有する従動レバ―34と、バランススプリング23を収納する収納孔35と、直進運動ガイド19,20を収納する収納溝36と、を備え、溶接ガン本体2側に固定可能な加圧軸軸受24に一体成形されたストッパ22に前記ストッパ用ロ―ラ32が当接可能となされたエコライズ装置を備えたC型溶接ガンである。なお、37は前記軸31の軸受である。
このような構成にすることにより、前記実施例1のものにおいてア―ム側ロック用駆動部21がコンパクトにまとめられるものである。
1 C型溶接ガン
2 溶接ガン本体
3 加圧駆動部
5 加圧軸
6 エコライズ装置
7 ガンブラケット
8 カム面
19,20 直進運動ガイド
21 ア―ム側ロック用駆動部
22 ストッパ
23 バランススプリング
24 加圧軸軸受
30 ロック本体
32 カムロ―ラ
33 ストッパ用ロ―ラ
34 従動レバ―
35 収納孔
36 収納溝
2 溶接ガン本体
3 加圧駆動部
5 加圧軸
6 エコライズ装置
7 ガンブラケット
8 カム面
19,20 直進運動ガイド
21 ア―ム側ロック用駆動部
22 ストッパ
23 バランススプリング
24 加圧軸軸受
30 ロック本体
32 カムロ―ラ
33 ストッパ用ロ―ラ
34 従動レバ―
35 収納孔
36 収納溝
Claims (2)
- ロボットの手首に接続されたガンブラケットと溶接ガン本体とをエコライズ装置を介して接続し、溶接ガン本体に設けた加圧駆動部により動作する加圧軸に形成したカム面により前記エコライズ装置の機能を断続するようにしたC型溶接ガンにおいて、直進ガイドレ―ルと直進運動ガイド軸受とからなるエコライズ用直進運動ガイドとア―ム側ロック用駆動部とストッパとバランススプリングと加圧軸軸受と、をユニットとしてまとめてエコライズ装置とし、該エコライズ装置を溶接ガン本体の加圧駆動部の前面に接続位置させたことを特徴とするエコライズ装置を備えたC型溶接ガン。
- 前記ア―ム側ロック用駆動部が、ガンブラケットに接続可能なロック本体と、該ロック本体に枢支され一端にカムロ―ラを有し他端にストッパ用ロ―ラを有する従動レバ―と、前記バランススプリングを収納する収納孔と、前記直進運動ガイドを収納する収納溝と、を備え、前記溶接ガン本体側に固定される加圧軸軸受に設置されたストッパにストッパ用ロ―ラが当接可能となされたことを特徴とする請求項1記載のエコライズ装置を備えたC型溶接ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008323962A JP2010142847A (ja) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | エコライズ装置を備えたc型溶接ガン |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008323962A JP2010142847A (ja) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | エコライズ装置を備えたc型溶接ガン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2008323962A Pending JP2010142847A (ja) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | エコライズ装置を備えたc型溶接ガン |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010142847A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2399702A1 (en) * | 2010-06-23 | 2011-12-28 | Obara Corporation | Equalizing mechanism of welding apparatus |
JP2012254463A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Mazda Motor Corp | イコライズユニットを備えるスポット溶接装置 |
CN114799400A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-07-29 | 四川轻化工大学 | 一种彩灯条焊接装置 |
-
2008
- 2008-12-19 JP JP2008323962A patent/JP2010142847A/ja active Pending
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CN114799400B (zh) * | 2022-06-23 | 2022-09-02 | 四川轻化工大学 | 一种彩灯条焊接装置 |
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