JP2010141966A - 非接触電力送信装置、非接触電力受信装置および非接触電力伝送システム - Google Patents

非接触電力送信装置、非接触電力受信装置および非接触電力伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】磁気共鳴現象を用いて非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置において、送電量と受電量が正常値であるかを検査する、また、送電を受ける機器が送電を受ける権利を有しているかを認証するなどのため、装置の回路規模やコストが増大することなく、非接触電力伝送と同時に非接触データ通信を行うことが望まれる。
【解決手段】所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴現象を用いた非接触電力伝送に用いる送電コイルおよび受電コイルをヘリカルアンテナとし、前記磁気共鳴周波数の信号の定数倍の信号を搬送波として用いることで、非接触電力伝送と非接触データ通信とを、同一のコイルで同時に行えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は非接触電力送信装置、非接触電力受信装置および非接触電力伝送システムに係り、特に磁気共鳴現象を利用した非接触電力送信装置、非接触電力受信装置および非接触電力伝送システムに関するものである。
現在、特許文献1に示されるように非接触ICカードや据置型電話機の子機などで非接触電力伝送技術が盛んに用いられている。これらの非接触電力伝送には電磁誘導が用いられているため、送信される電力および受信される電力は交流信号である。このため、効率的な電力伝送を行うためには電力送信側の共鳴周波数と電力受信側の共鳴周波数が一致していることが重要である。特許文献2では、受信コイルにおける電圧レベルを検出し、該検出電圧レベルが常に最高値をとるように送信コイルおよび受信コイルの共鳴状態を制御するようにしている。
しかし、電磁誘導を用いた非接触電力伝送では、電力の伝送距離が数mmから数cmの範囲に限られているため、複数の電力受信側に対し同時に電力を伝送するような状況はあまり考えられていない。
以上の技術は電磁誘導により非接触電力伝送を行っている一方で、非特許文献1のように磁気共鳴現象を用いて非接触電力伝送を行う技術が実証されている。磁気共鳴現象を用いた非接触電力伝送では電力受信側と電力送信側との間の距離が数mであっても電力伝送が可能である。
前記磁気共鳴現象を用いた非接触電力伝送装置では、数10cmから数m離れての電力伝送が可能であるため、非接触電力伝送の対象である電力受信側と同じ特性の受信共鳴系をもった別の電力受信側を故意に用いることで、電力の不正受電を行うことが可能である。また、磁気共鳴現象において受信用コイルと同等の共鳴特性をもつ物体が付近にあった場合、その物体が電力を受信してしまって物体が過熱されてしまう、あるいは該物体が電力を受信してしまったために、受信用コイルで受信できる電力量が本来受信できるはずの電力量よりも小さくなってしまう、などの異常送電が発生する可能性もある。特許文献3では、電力送信側と電力受信側との間で、電力を伝送する系とは別に、データの非接触通信を行うデータ通信系を実装し、現在電力を受信している電力受信系が正規に電力を受信することが許可された受信系であるかどうかを確認するためのデータ、あるいは、正規の電力受信系が現在受信している電力量が、電力送信系が送信している電力と比較して極端に減衰していないかを確認するためのデータなどを通信している。
特開平8−340285号公報 特開平11−188113号公報 特開2007−231567号公報 Andre Kurs, et al. "Wireless Power Transfer via Strongly Coupled Magnetic Resonances," SCIENCE, VOL 317, pp.83-85, 6 JULY 2007
しかしながら、上記電力送信側と電力受信側との間で、電力を伝送する系とは別のデータ通信系を実装すると、回路規模が増大し、それに伴って製造コストの上昇、機器の大きさの巨大化が生じるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するために、非接触電力伝送と、非接触データ通信とを同時に行うことのできる、小型の非接触電力送信装置、非接触電力受信装置および非接触電力伝送システムを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明は所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴を用いて電力を非接触で送信し、前記電力の送信とともに変調信号とされたデータを非接触で送受信する非接触電力送信装置であって、周波数が前記所定の磁気共鳴周波数であり前記電力を搬送する第1の搬送信号と、周波数が前記第1の搬送信号の定数倍である第2の搬送信号とを発生する信号発生部と、前記第2の搬送信号を搬送波として、該搬送波を送信するデータにより変調して第1の変調信号を生成し、また受信した第2の変調信号からデータを復調する変復調部と、前記第1の搬送信号と前記変復調部の生成した前記第1の変調信号を送信し、前記第2の変調信号を受信して前記変復調部に供給する送電コイルとを有したことを特徴としている。
また本発明は所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴を用いて送信された電力を非接触で受信し、前記電力の受信とともに、周波数が前記磁気共鳴周波数の定数倍である搬送波をデータにより変調した変調信号を非接触で送受信する非接触電力受信装置であって、前記送信された電力を受信し、前記変調信号を送受信する受電コイルと、該受電コイルで受信した電力を消費する負荷部と、周波数が前記搬送波の周波数である第3の搬送信号を発生する信号発生部と、前記受電コイルで受信した第3の変調信号を前記信号発生部で発生された第3の搬送信号を用いて復調し、また前記第3の搬送信号を搬送波として該搬送波を送信するデータにより変調して第4の変調信号を生成し前記受電コイルに供給する変復調部とを有することを特徴としている。
また本発明は所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴を用いて電力を非接触で伝送し、前記電力の伝送とともに変調信号とされたデータを非接触で伝送する、非接触電力送信装置と非接触電力受信装置とを含む非接触電力伝送システムであって、前記非接触電力送信装置は、周波数が前記所定の磁気共鳴周波数であり前記電力を搬送する第1の搬送信号と、周波数が前記第1の搬送信号の定数倍である第2の搬送信号とを発生する信号発生部と、前記第2の搬送信号を搬送波として、該搬送波を送信するデータにより変調して第1の変調信号を生成し、また受信された第2の変調信号からデータを復調する変復調部と、前記第1の搬送信号と前記変復調部の生成した前記第1の変調信号を送信し、前記第2の変調信号を受信して前記変復調部に供給する送電コイルとを有し、前記非接触電力受信装置は、前記第1の搬送信号による電力を受信し、前記変調信号を送受信する受電コイルと、該受電コイルで受信した電力を消費する負荷部と、周波数が前記第2の搬送信号の周波数である第3の搬送信号を発生する信号発生部と、前記受電コイルで受信した第1の変調信号を前記信号発生部で発生された第3の搬送信号を用いて復調し、また前記第3の搬送信号を搬送波として該搬送波を送信するデータにより変調して前記第2の変調信号を生成し前記受電コイルに供給する変復調部とを有することを特徴としている。
本発明により、所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴現象を用いて非接触電力伝送と穂接触データ通信を同時に行うことのできる、小型の非接触電力送信装置、非接触電力受信装置および非接触電力伝送システムを実現できるという効果がある。
以下、本発明の一実施例につき図面を用いて説明する。
図1は本発明による非接触電力伝送装置の第1の実施例を示すブロック図である。
本実施例の非接触電力伝送装置は、所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴現象を用いて非接触で電力を送信する少なくとも一つの電力送信部と、所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴現象を用いて非接触で電力を受信する少なくとも一つの電力受信部とを備えており、前記電力送信部は、所定の磁気共鳴周波数の信号と、該所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号とをそれぞれ個別に出力することができる少なくとも一つの信号発生部と、前記所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴現象を用いて電力を送信することができ、同時に前記所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号を搬送波としてデータを送受信することができるヘリカルアンテナである電力送信コイルと、該電力送信コイルで受信した受信信号と前記信号発生部から出力された前記所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号が入力され、前記受信信号を復調することができる、あるいは前記電力送信コイルから送信する送信データを前記信号発生部から出力された前記所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号を用いて変調し前記電力送信コイルに出力することができる少なくとも一つの変復調部と、を備えている。
また、前記電力受信部は、所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号を出力することができる少なくとも一つの信号発生部と、所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴現象を用いて電力を受信することができ、同時に前記所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号を搬送波としてデータを送受信することができるヘリカルアンテナである電力受信コイルと、該電力受信コイルで受信した電力を消費する負荷部と、前記電力受信コイルで受信した受信信号と前記信号発生部から出力された前記所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号が入力され、前記受信信号を復調することができる、あるいは前記電力受信コイルから送信する送信データを前記信号発生部から出力された前記所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号を用いて変調し前記電力受信コイルに出力することができる少なくとも一つの変復調部と、を備えている。
以下、図1に示す実施例の動作について詳細に説明する。ここでは前記したように、所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴現象を用いて電力を送信する電力送信部14と、前記所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴現象を用いて電力を受信する電力受信部15とを備えている。
まず、電力送信部14の動作について詳細に説明する。
信号発生部1は、所定の磁気共鳴周波数の信号を共鳴信号出力端子10から出力し、前記所定の磁気共鳴周波数の定数倍の周波数の信号を定数倍信号出力端子11から出力する。共鳴信号出力端子10から出力された共鳴信号は、送電コイル入出力端子3からヘリカルアンテナである送電コイル4に入力され、定数倍信号出力端子11から出力された定数倍信号は、定数倍信号入力端子12から変復調部13に入力される。
ヘリカルアンテナである送電コイル4は、入力された共鳴信号による磁気共鳴現象を用いて、伝送電力8を電力受信部15のヘリカルアンテナである受電コイル9へ伝送する。
定数倍信号入力端子12から定数倍信号が入力された変復調部13は、電力受信部15へ送信するべきデータを、前記定数倍信号を搬送波として変調し、送受信信号入出力端子2から出力する。送受信信号入出力端子2から出力された送信信号は送電コイル入出力端子3からヘリカルアンテナである送電コイル4に入力される。
ヘリカルアンテナである送電コイル4は送電コイル入出力端子3から入力された送信信号を電波5として電力受信部15のヘリカルアンテナである受電コイル9へ伝送する。また、ヘリカルアンテナである送電コイル4は、電力受信部15のヘリカルアンテナである受電コイル9から電波5を受信することができ、受信した信号を送電コイル入出力端子3から出力する。
送電コイル入出力端子3から出力された受信信号は送受信信号入出力端子2から変復調部13に入力される。
送受信信号入出力端子2から受信信号が入力された変復調部13は、定数倍信号入力端子12から入力された定数倍信号を用いて前記受信信号を復調する。
次に、電力受信部15の動作について詳細に説明する。
ヘリカルアンテナである電力受信コイル9は、電力送信部14のヘリカルアンテナである送電コイル4から磁気共鳴現象によって伝送されてきた伝送電力8と、電波5とを受信し、受信した電力と受信した信号とを受電コイル入出力端子6から出力する。受電コイル入出力端子6から出力された電力は負荷部7へ入力され、負荷部7は入力された電力を消費する。受電コイル入出力端子6から出力された受信信号は、送受信信号入出力端子17から変復調部へ入力される。
信号発生部20は、所定の磁気共鳴周波数の定数倍の周波数の信号を定数倍信号出力端子19から出力する。定数倍信号出力端子19から出力された定数倍信号は、定数倍信号入力端子18から変復調部16に入力される。
変復調部16は、定数倍信号入力端子18から入力された定数倍信号を用いて送受信信号入出力端子17から入力された受信信号を復調する。また、変復調部16は、電力送信部14へ送信するべきデータを、定数倍信号入力端子18から入力された定数倍信号を搬送波として変調し、送受信信号入出力端子17から出力することもできる。送受信信号入出力端子17から出力された送信信号は、受電コイル入出力端子6から受電コイル9へ入力される。ヘリカルアンテナである受電コイル9は、受電コイル入出力端子6から入力された送信信号を、電波5として電力送信部1のヘリカルアンテナである送電コイル4へ伝送する。
ここで、本発明の特徴であるヘリカルアンテナである送電コイル4とヘリカルアンテナである受電コイル9の実施例の1例について図2に示す。図1と同様な機能ブロックについては同一の符号を示す。
ヘリカルアンテナである送電コイル4は、送電コイル入出力端子3と、1巻きの一次コイル21と、ヘリカルアンテナである二次コイル22とを備えている。1巻きの一次コイル21と、ヘリカルアンテナである二次コイル22は同じ直径であり、電磁誘導によって結合し、励振する。
ここで、所定の磁気共鳴周波数をf(Hz)、該磁気共鳴周波数の信号の波長λ(m)、二次コイル22の巻き数をT、二次コイル22の全長をL(m)、二次コイル22の1巻きの長さl(m)、光の速度c(m/s)とすると、
λ=c/f・・・・・(式1)
である。また、磁気共鳴現象を用いた電力伝送を行うため、Lはλ/2にほぼ等しい値にする必要があるが、二次コイル22の巻き線間の寄生容量により、実際の共鳴周波数は若干低い値となる。このため、二次コイルの全長Lはλ/2よりも少し短い値となるが、ここでは式1のとおりL=λ/2として、以下、磁気共鳴周波数f(Hz)と、ヘリカルアンテナで伝送可能な周波数f(Hz)との関係を分かり易く説明する。
二次コイル22の巻き数がT、二次コイル22の全長は、
L=λ/2(m)・・・・・(式2)
であるため、二次コイル22の1巻きの長さlは、
l=L/T=λ/2T(m)・・・・・(式3)
となる。ここで、二次コイル22はヘリカルアンテナである。ヘリカルアンテナは、コイル1巻きの長さと波長が等しい信号を伝送することが可能である。すなわち、ヘリカルアンテナで伝送可能な信号の波長をλ、周波数をfとすると、
λ=l=L/T=λ/2T(m)・・・・・(式4)
=c/λ=2×T×c/λ=2×T×f(Hz)・・・・・(式5)
となり、二次コイル22は所定の磁気共鳴周波数f(Hz)での磁気共鳴現象を用いて非接触で電力受信部に電力を伝送することと、式5で表される前記所定の磁気共鳴周波数f(Hz)の2×T倍の周波数f=2×T×f(Hz)の信号を搬送波として変調データを送信または受信することが可能となる。二次コイル22の巻き数Tは1以上の実数であれば自由に設定可能である。また、二次コイル22の巻き数Tを整数に設定すると、ヘリカルアンテナで伝送可能な信号の周波数はf=2×T×f(Hz)なので、所定の磁気共鳴周波数fの偶数倍の周波数の高調波が伝送可能となる。同様に、二次コイル22の巻き数Tを(自然数+0.5)の倍数に設定すると、ヘリカルアンテナで伝送可能な信号の周波数はf=2×T×f(Hz)なので、所定の磁気共鳴周波数fの奇数倍の周波数の高調波が伝送可能となる。
ヘリカルアンテナである受電コイル9は、送電コイル入出力端子6と、1巻きの一次コイル23と、ヘリカルアンテナである二次コイル24とを備えている。1巻きの一次コイル23は、前記1巻きの一次コイル21と、ヘリカルアンテナである二次コイル24は前記ヘリカルアンテナである二次コイル22と同様のものである。
次に、信号発生部1の実施例の1例について図3に示す。図1と同様な機能ブロックについては同一の符号を示す。
信号発生部1は、逓倍・分周器25aおよび25bと、フィルタ回路26と、フィルタ回路27と、増幅器28と、発振器29と、共鳴信号出力端子10と、定数倍信号出力端子11とを備えている。
図3の実施例では、発振器29は、任意の周波数の信号を出力する。発振器29から出力された信号は、逓倍・分周器25aおよび26bへそれぞれ入力される。逓倍・分周器25aは、入力された信号を基準周波数信号として所定の磁気共鳴周波数の信号を出力する。逓倍・分周器25aから出力された信号はフィルタ回路26へ入力される。フィルタ回路26は、入力された信号の中から、所定の磁気共鳴周波数の信号のみをフィルタリングして出力する。フィルタ回路26から出力された信号は増幅器28に入力され、増幅器28は入力された信号を増幅し、共鳴信号出力端子10から出力する。逓倍・分周器25bは、入力された信号を基準周波数信号として所定の磁気共鳴周波数の定数倍の周波数の信号を出力する。逓倍・分周器25bから出力された信号はフィルタ回路27へ入力される。フィルタ回路27は入力された信号の中から、送電コイル4が前記したとおりのヘリカルアンテナとして伝送可能な、所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数以外の周波数成分を抑圧して出力する。フィルタ回路27から出力された信号は、定数倍信号出力端子11から出力される。
次に、信号発生部20の実施例の1例を図4に示す。図1と同様な機能ブロックについては同一の符号を示す。
信号発生部20は、フィルタ回路39と、逓倍・分周器40と、発振器41と、定数倍信号出力端子19とを備えている。
図4の実施例では、発振器41は、任意の周波数の信号を出力する。発振器41から出力された信号は、逓倍・分周器40へ入力される。逓倍・分周器40は、入力された信号を基準周波数信号として所定の磁気共鳴周波数の定数倍の周波数の信号を出力する。逓倍・分周器40から出力された信号はフィルタ回路39へ入力される。フィルタ回路39は、入力された信号の中から、所定の磁気共鳴周波数の定数倍の周波数の信号のみをフィルタリングして出力する。フィルタ回路39から出力された信号は共鳴信号出力端子19から出力される。
次に、変復調部13の実施例の一例を図5に示す。図1と同様な機能ブロックについては同一の符号を示す。
変復調部13は、変調器30と、スイッチング回路31と、フィルタ回路32と、復調器33と、制御部34と、送受信信号入出力端子2と、定数倍信号入力端子12と、変調信号入力端子35と、復調信号出力端子36と、スイッチング回路入出力端子37と、フィルタ回路38とを備えている。
定数倍信号入力端子12から入力された送電コイル4が前記したとおりのヘリカルアンテナとして伝送可能な、所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数の信号である定数倍信号は、変調器30および復調器33へそれぞれ入力される。
まず、電力送信部14から電力受信部15へデータを送信する場合の変復調部13の動作について、詳細に説明する。
電力送信部14から電力受信部15へデータを送信する場合、制御部34は、変調器30へ送信データを出力し、スイッチング回路31に対して変調信号入力端子35とスイッチング回路入出力端子37とを接続させる制御信号を出力する。
変調器30は、入力された定数倍信号を搬送波として制御部から入力された送信データを変調し、送信信号として出力する。変調器30から出力された送信信号はフィルタ回路32に入力される。フィルタ回路32は入力された送信信号を、送電コイル4が前記したとおりのヘリカルアンテナとして伝送可能な、所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数帯域の信号以外の周波数成分を抑圧して出力する。フィルタ回路32から出力された送信信号は、変調信号入力端子35からスイッチング回路31へ入力される。
スイッチング回路31では、制御部から出力された制御信号が入力され、入力された制御信号に従って、変調信号入力端子35とスイッチング回路入出力端子37とを接続することで、変調信号入力端子35から入力された送信信号をスイッチング回路入出力端子37から出力する。スイッチング回路入出力端子37から出力された送信信号は送受信信号入出力端子2から出力される。
次に、電力受信部15から電力送信部14へデータを送信する場合の変復調部13の動作について、詳細に説明する。
電力受信部15から電力送信部14へデータを送信する場合、制御部34はスイッチング回路31に対して復調信号出力端子36とスイッチング回路入出力端子37とを接続させる制御信号を出力する。
送受信信号入出力端子2から受信信号が入力され、受信信号はスイッチング回路入出力端子37からスイッチング回路31へ入力される。スイッチング回路31では、制御部から出力された制御信号が入力され、入力された制御信号に従って、復調信号出力端子36とスイッチング回路入出力端子37とを接続することで、スイッチング回路入出力端子37から入力された受信信号を復調信号入力端子36から出力する。
復調信号入力端子36から出力された受信信号はフィルタ回路38に入力される。フィルタ回路38は入力された受信信号を、送電コイル4が前記したとおりのヘリカルアンテナとして伝送可能な、所定の磁気共鳴周波数の信号の定数倍の周波数帯域の信号以外の周波数成分を抑圧して出力する。フィルタ回路38から出力された受信信号は、復調器33へ入力される。
復調器33は、入力された定数倍信号を搬送波として、フィルタ回路38から入力された受信信号を復調し、受信信号を復調した結果得られた受信データを制御部へ出力する。制御部では復調器から出力された受信データが入力される。
変復調部16は前記の変復調13とまったく同一の構成である。しかしながら、制御部34が出力する制御信号と、制御部34から出力された制御信号が入力され、入力された制御信号に基づいたスイッチング回路31の動作が、変復調部13とは異なる。電力送信部14から電力受信部15へデータを送信する場合、制御部34は、スイッチング回路31に対して復調信号出力端子36とスイッチング回路入出力端子37とを接続させる制御信号を出力し、電力受信部15から電力送信部14へデータを送信する場合、制御部34はスイッチング回路31に対して変調信号入力端子35とスイッチング回路入出力端子37とを接続させる制御信号を出力する。
スイッチング回路31は、電力送信部14から電力受信部15へデータを送信する場合、制御部34から出力された制御信号が入力され、入力された制御信号に基づいて復調信号出力端子36とスイッチング回路入出力端子37とを接続し、電力受信部15から電力送信部14へデータを送信する場合、入力された制御信号に基づいて、変調信号入力端子35とスイッチング回路入出力端子37とを接続する。
前記に述べた実施例1の構成においては、電力送信部14から電力受信部15へと送信されるデータと、電力受信部15から電力送信部14へと送信されるデータとは、共に同一周波数の電波として送受信がなされる。このとき、電力送信部14と電力受信部15とで同時にデータ送信を実行すると、正確にデータを送受信することができなくなる。そのため、制御部34において、電力送信部14と電力受信部15とで同時にデータ送信を実行することがないようにデータの送信と受信のタイミングを制御することで、正確なデータの送受信を実現する。
本実施例に示した構成とすることで、電力を送信する側と受信する側との間で、相互に任意のデータを通信するための通信系を、電力を伝送する系とは個別に設ける必要が無いため、非接触電力伝送と非接触データ通信とを同時に実行できる装置を小型で安価に実現することが可能となる。
従来はデータ通信をするための通信系を、電力を伝送する系と一緒にする場合、電力を伝送する搬送波をデータに基づき変調していた。本実施例では、電力を伝送する搬送波の定数倍の周波数でデータ通信するために、伝送するデータレートを高くすることができる。また、電力を伝送する搬送波は一般に振幅が大きいため、これを変調することは規模の大きい回路を必要としていた。本実施例では、電力を伝送する搬送波の定数倍の周波数でデータ通信するために、変復調の処理に適した小さい振幅の信号で変復調をすることが可能となる。
前記任意のデータとしては、電力を受信している機器が電力を受信する権利を有している機器であるか否かを認証する認証データ、あるいは、現在伝送されている電力が正常な電力量であるか否かを監視するためのデータ、などを通信することが可能である。前記認証データ、あるいは前記監視するためのデータを通信した結果、電力を受信する権利が無いにもかかわらず電力を受信している機器が存在する不正受電、あるいは現在伝送されている電力が正常な電力量ではない異常送電、などが発生した場合、電力送信部14による電力の送信を直ちに停止することで、電力を送信している機器が無駄な電力を消費することを抑制することが可能となる。
前記不正受電および前記異常送電が発生したときに、電力送信部14による電力の送信を直ちに停止する処理のフローチャートの一例を図6に示す。
ステップS1で、電力を送信する装置と電力を受信する装置との間で、認証データの通信を行い、ステップS2を実行する。
ステップS2では、前記電力を送信する装置が、前記電力を受信する装置は電力を受信する権利を有しているか否かを判定する。ステップS2での判定の結果、前記電力を受信する装置が電力を受信する権利を有していると判断された場合には(図中のYES)、ステップS3を実行する。一方、前記電力を受信する装置が電力を受信する権利を有していないと判断された場合には(図中のNO)、ステップS4を実行する。
ステップS3では、前記電力を送信する装置が、前記電力を受信する装置から、前記電力を受信する装置が現在受信している電力量のデータを受信し、ステップS6を実行する。
ステップS6では、前記電力を送信する装置は、前記電力を送信する装置が現在送信している電力量と、前記受信した電力量のデータとが極端に異なっていた場合には(図中のNO)、電力の異常送電が発生していると判断し、ステップS4を実行する。一方、前記電力を送信する装置が現在送信している電力量と、前記受信した電力量のデータとが極端には異なっていなかった場合には(図中のYES)、電力の異常送電が発生していないと判断し、ある一定の時間が経過した後、再度ステップS3を実行する。
ステップS4では、前記電力を送信する装置が、前記電力を受信する装置に対して電力の送信を停止する旨を通知し、ステップS5を実行する。
ステップS5では、前記電力を送信する装置は、図1に示した共鳴信号出力端子10からの共鳴信号の出力を停止することによって電力の送信を停止する。
図6に示した処理の流れを実行することで、電力を受信する権利が無いにもかかわらず電力を受信している機器が存在する不正受電、あるいは現在伝送されている電力が正常な電力量ではない異常送電などが発生した場合に、電力送信部14による電力の送信を直ちに停止することにより、電力を送信する機器が無駄な電力を消費することを抑制することが可能となる。
図7は、図1に示した本発明による非接触電力伝送装置の実施例1において、図3に示した実施例とは別の信号発生部1の実施例を示したブロック図である。図1および図3と同様な機能ブロックについては同一の符号を示す。
図7の実施例では、信号発生部1は、発振器29と、フィルタ回路26と、フィルタ回路27と、増幅器28と、共鳴信号出力端子10と、定数倍信号出力端子11とを備えている。
発振器29は、所定の磁気共鳴周波数の信号と、該所定の磁気共鳴周波数の信号の高調波信号とを出力する。発振器29から出力された信号は、フィルタ回路26およびフィルタ回路27の双方へ入力される。フィルタ回路26は、入力された信号の中から、所定の磁気共鳴周波数の信号以外の周波数成分を抑圧して出力する。フィルタ回路26から出力された信号は増幅器28に入力され、増幅器28は入力された信号を増幅し、共鳴信号出力端子10から出力する。フィルタ回路27は入力された所定の磁気共鳴周波数の信号の高調波の中から、送電コイル4が前記したとおりのヘリカルアンテナとして伝送可能な周波数の高調波以外の周波数成分を抑圧して出力する。フィルタ回路27から出力された信号は、定数倍信号出力端子11から出力される。
本実施例では、図3に示した実施例と比較して逓倍・分周器25aおよび26bを必要としないため、より回路の小型化、低価格化が実現可能である。
図8は、図1に示した実施例1とは別の電力受信部の実施例を示したブロック図である。図1および図4と同様な機能ブロックについては同一の符号を示す。
本実施例においては、電力受信部15bは、前記の実施例1に示した電力受信部15とは異なり、負荷部7ではなく負荷部7bを、信号発生部20ではなく信号発生部20bを備えている。
図8の実施例では、負荷部7bは基準信号出力端子42を備えており、信号発生部20bは、フィルタ回路39と、逓倍・分周器40と、定数倍信号出力端子19と、基準信号入力端子43とを備えている。
負荷部7bは、負荷部7と同様に入力された電力を消費すると同時に、入力された電力信号の一部を基準信号出力端子42から出力する。基準信号出力端子42から出力された信号は、基準信号入力端子43から信号発生部20bへ入力される。信号発生部20bでは、基準信号入力端子43から入力された信号が逓倍・分周器40へと入力される。逓倍・分周器40は入力された信号を基準信号として、所定の磁気共鳴周波数の定数倍の信号を出力し、フィルタ回路39へ入力する。フィルタ回路39は、入力された信号の中から、所定の磁気共鳴周波数の定数倍の周波数の信号のみをフィルタリングして出力する。フィルタ回路39から出力された信号は定数倍信号出力端子19から出力されることにより、信号発生部20bは、信号発生部20と同様に所定の磁気共鳴周波数の定数倍の周波数の信号を定数倍信号出力端子19から出力する。
本実施例では、前記の図4に示した実施例1で用いた信号発生部20と比較して、発振器41を必要としないため、より回路の小型化、低価格化が実現可能である。
図9は、図1に示した実施例1とは別の電力送信部の実施例を示したブロック図である。図1および図5と同様な機能ブロックについては同一の符号を示す。
本実施例において、電力送信部14bは、前記の実施例1に示した電力送信部14とは異なり、データ入出力端子44と、変復調部13bとを備えている。
図9の実施例では、変復調部13bは、図5に示した前記実施例と異なり、制御部34の機能に加えてデータ入出力端子44へ信号の入出力が可能である制御部34bを備えている。
送電コイル4で受信された信号は、変復調部13bで復調され、制御部34bによってデータ入出力端子44から電力送信部14bの外部へと出力される。また、電力送信部14bの外部からデータ入出力端子44へ入力されたデータは制御部34bに入力され、変復調部13bにおいて変調され、送電コイル4から送信される。
本実施例に示した構成とすることで、電力送信部14bに対して、電力送信部14bの外部からデータ入出力端子44を用いて任意のデータの入出力が可能となり、該任意のデータを、電力送信部14bを用いて電力受信部との間で通信することが可能となる。
図10は、図1に示した実施例とは別の電力受信部の実施例を示したブロック図である。図1および図5と同様な機能ブロックについては同一の符号を示す。
本実施例において、電力受信部15cは、前記の図1および図5に示した電力受信部15とは異なり、データ入出力端子46と、負荷部7cと、変復調部16bと、電力出力端子45とを備えている。
負荷部7cは、図1および図8に示した実施例と異なり、入力された電力の一部あるいは全部を電力出力端子45から電力受信部15cの外部へ出力することが可能である。また、変復調部16bは、図5に示した前記実施例と異なり、制御部34の機能に加えてデータ入出力端子46へ信号の入出力が可能である制御部34bを備えている。
受電コイル9で受信された信号は、変復調部16bで復調され、制御部34bによってデータ入出力端子46から電力受信部15cの外部へ出力される。また、電力受信部15cの外部からデータ入出力端子46へ入力されたデータは制御部34bに入力され、変復調部16bにおいて変調され、受電コイル9から送信される。また、受電コイル9で受信された電力の一部あるいは全部は負荷部7cによって電力出力端子45から電力受信部15cの外部へ出力される。
本実施例に示した構成とすることで、電力受信部15cに対して、電力受信部15cの外部からデータ入出力端子46を用いて任意のデータの入出力が可能となる。図9の電力送信部14bは前記任意のデータを、電力受信部15cとの間で通信することが可能となる。さらに、電力受信部15cが受信した電力の全部あるいは一部を、電力出力端子45から電力受信部15cの外部へ出力することが可能となる。
図11は、前記実施例4に示した電力送信部14bと電力受信部15cとを用いた、リモコンで操作するテレビなどのオーディオビジュアルシステムにおいて、リモコンへ電力を伝送する場合の実施例を示したブロック図である。
本システムは、電力を送信する機能を持つセントラルステーションと、電力を受信する機能を持つリモコンとで構成される。
前記セントラルステーションは、前記セントラルステーションの動作を制御する、あるいは前記セントラルステーションが送信した電力を受信する機器が電力を受信する権利を有するか否かの認証を行う、あるいはデータを記録する、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記実施例4に示した電力送信部14bと、前記セントラルステーションへデータ信号を入出力する信号入出力部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。また、前記リモコンは、該リモコンを使う人が該リモコンの操作を行う入力部と、前記実施例4に示した電力受信部15cと、前記リモコンが前記セントラルステーションによって電力を伝送される権利を有するか否かの認証を行う、あるいは前記リモコンの動作を制御する、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記電力受信部15cが受信した電力を使用する電力使用部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。なお、前記電力使用部の内部には充電池を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
以下、図11に示した実施例の動作について詳細に説明する。
セントラルステーション47は、電力送信部14bからリモコン55の電力受信部15cへと非接触で伝送される電力50として、電力を伝送する。
リモコン55は、セントラルステーション47の電力送信部14bから送信された非接触で伝送される電力50を電力受信部15cで受信し、前記受信した電力の全部あるいは一部を電力出力端子45から取り出して電力使用部53へ入力する。電力使用部53は、入力された電力を、リモコン55の駆動に用いる、あるいは電力使用部53に備えられた充電池に充電する。
また、セントラルステーション47の電力送信部14bとリモコン55の電力受信部15cとの間でデータ通信51を行うことが可能である。
本実施例においては、データ通信51は、非接触で伝送される電力50が正常な電力量であるか否かを確認するための制御信号、および、リモコン55がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器であるか否かの認証確認をおこなうための認証信号、および、リモコン55からの操作信号の通信に用いることができる。
前記認証信号の通信について説明する。セントラルステーション47の制御・信号処理部49は、前記認証信号を入力あるいは出力し、リモコン55がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、セントラルステーション47によるリモコン55への電力の伝送を停止させる。あるいは、リモコン55の制御・信号処理部54は、前記認証信号を入力あるいは出力し、リモコン55がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、リモコン55による電力の受信を停止させる。
前記リモコン操作信号の通信について説明する。リモコン55の入力部52は、ユーザのリモコン操作を受け付け、リモコン操作信号を出力する。入力部52から出力された前記リモコン操作信号は、制御・信号処理部54に入力され、信号処理を施され、データ入出力端子46から電力受信部15cへ入力され、データ通信51としてセントラルステーション47の電力送信部14bへ送信される。セントラルステーション47の電力送信部14bは、受信した前記リモコン操作信号をデータ入出力端子44から出力し、制御・信号処理部49へ入力する。制御・信号処理部49へ入力された前記リモコン操作信号は、制御・信号処理部49によってセントラルステーション47の制御に用いられる、あるいは信号処理を施され、信号入出力部48へ出力される。信号入出力部48は入力された前記リモコン操作信号を、リモコン55によって操作される機器へ出力する。前記リモコン55によって操作される機器とは、セントラルステーション47に有線乃至無線によって接続された機器、あるいはリモコン55と同様にセントラルステーション47から非接触で電力を供給されている機器である。
前記制御信号および前記認証信号および前記リモコン操作信号は、お互いに時分割多重あるいは周波数分割多重あるいは符号分割多重によって重畳されることで、データ通信51として送受信される。
本実施例に示したシステムは、本発明による非接触電力伝送装置を備えており、リモコン55に対する非接触電力伝送と前記データ通信とを、同一のコイルでおこなうことが可能であるため、非接触電力伝送用のコイルと、データ通信用のコイルとそれぞれ個別に設ける必要がなく、リモコン55の小型化、軽量化、低価格化が可能となる。また、リモコン55は、内部に充電池を備えることができる電力使用部53を備えており、セントラルステーション47から非接触で電力を伝送されるため、電池切れを起こすことが無い。
なお、図11においては、本システムでセントラルステーション47から非接触で電力が伝送され、また、セントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことができる機器として、リモコン55を1つのみ備えているが、本システムにおいて複数のリモコンを使用する場合、セントラルステーション47がリモコンの数と同数の電力送信部14bを備えておくことで、上記複数のリモコンに対して、個別にセントラルステーション47から非接触で電力を伝送し、またセントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
また、本実施例に示したリモコン55による機器操作は、セントラルステーション47に有線乃至無線によって接続されたテレビ、ビデオカメラ、レコーダ、オーディオシステムなどのAV機器、あるいはエアコン、扇風機などの空調機器など、リモコンで操作され得るあらゆる機器に対して可能である。
図12は、前記実施例4に示した電力送信部14bと電力受信部15cとを用いた、映像表示モニターディスプレイ部とチューナ等の機能部が分離したテレビなどのオーディオビジュアルシステムにおいて、モニターディスプレイへ電力を伝送する場合の実施例を示したブロック図である。
本システムは、電力を送信する機能を持つセントラルステーションと、電力を受信する機能を持つモニターディスプレイとで構成される。
前記セントラルステーションは、該セントラルステーションの動作を制御する、あるいは該セントラルステーションが送信した電力を受信する機器が電力を受信する権利を有するか否かの認証を行う、あるいはデータを記録する、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記実施例4に示した電力送信部14bと、前記セントラルステーションへデータ信号を入出力する信号入出力部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。また、前記モニターディスプレイは、前記実施例4に示した電力受信部15cと、前記モニターディスプレイの動作を制御する、あるいは前記モニターディスプレイが前記セントラルステーションによって電力を伝送される権利を有するか否かの認証を行う、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記電力受信部15cが受信した電力を使用する電力使用部と、映像を表示あるいは音声を出力する表示部と、リモコンからの操作信号が入力される入力部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。なお、前記電力使用部の内部には充電池を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
以下、図12に示した実施例の動作について詳細に説明する。
セントラルステーション47は、電力送信部14bからモニターディスプレイ61の電力受信部15cへと非接触で伝送される電力56として、電力を伝送する。
モニターディスプレイ61は、セントラルステーション47の電力送信部14bから送信された非接触で伝送される電力56を電力受信部15cで受信し、前記受信した電力の全部あるいは一部を電力出力端子45から取り出して電力使用部53へ入力する。電力使用部53は、入力された電力を、モニターディスプレイ61の駆動に用いる、あるいは電力使用部53に備えられた充電池に充電する。
また、セントラルステーション47の電力送信部14bとモニターディスプレイ61の電力受信部15cとの間でデータ通信57を行うことが可能である。
本実施例においては、データ通信57は、非接触で伝送される電力56が正常な電力量であるか否かを確認するための制御信号、および、モニターディスプレイ61がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器であるか否かの認証確認をおこなうための認証信号、および、モニターディスプレイ61が入力部58によってリモコン63から受け取ったリモコン操作信号、およびモニターディスプレイ61の表示部60において表示あるいは出力される映像および音声データの通信に用いることができる。
前記認証信号の通信について説明する。セントラルステーション47の制御・信号処理部49は、前記認証信号を入力あるいは出力し、モニターディスプレイ61がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、セントラルステーション47によるモニターディスプレイ61への電力の伝送を停止させる。あるいは、モニターディスプレイ61の制御・信号処理部59は、前記認証信号を入力あるいは出力し、モニターディスプレイ61がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、モニターディスプレイ61による電力の受信を停止させる。
前記リモコン操作信号の通信について説明する。リモコン63を用いてユーザが操作したリモコン操作信号62は、モニターディスプレイ61の入力部58から入力される。入力部58に入力された前記リモコン操作信号は、制御・信号処理部59へ入力される。制御・信号処理部59へ入力された前記リモコン操作信号は、信号処理が施され、モニターディスプレイ61の制御に用いられる、あるいは信号入出力端子46から電力受信部15cへ入力され、データ通信57としてセントラルステーション47の電力送信部14bへ送信される。セントラルステーション47の電力送信部14bは、受信した前記リモコン操作信号をデータ入出力端子44から出力し、制御・信号処理部49へ入力する。制御・信号処理部49へ入力された前記リモコン操作信号は、信号処理部49によってセントラルステーション47の制御に用いられる、あるいは信号処理を施され、信号入出力部48へ出力される。信号入出力部48は入力された前記リモコン操作信号を、リモコン63によって操作される機器へ出力する。前記リモコン63によって操作される機器とは、セントラルステーション47に有線乃至無線によって接続された機器、あるいはモニターディスプレイ61と同様にセントラルステーション47から非接触で電力を供給されている機器である。
前記映像および音声データの通信について説明する。該映像および音声データは、テレビジョン放送などの放送信号、またはセントラルステーション47に有線乃至無線によって接続されたレコーダあるいはビデオカメラあるいは音楽プレイヤなどに記録されていた信号が、セントラルステーション47の信号入出力部48からセントラルステーション47に入力されたもの、あるいは、セントラルステーション47の制御・信号処理部49に記録されていた信号、である。信号入出力部48からセントラルステーション47へ入力された前記映像および音声データは、制御・信号処理部49に入力される。制御・信号処理部49に入力された、あるいは制御・信号処理部49に記録されていた映像および音声データは信号処理を施され、データ入出力端子44から電力送信部14bへ入力され、データ通信57としてモニターディスプレイ61の電力受信部15cへ送信される。電力受信部15cが受信した前記映像および音声データは、データ入出力端子46から出力され、制御・信号処理部59へ入力される。制御・信号処理部59は入力された前記映像および音声データに信号処理を施し、表示部60へ出力する。表示部60は、入力された前記映像および音声データを表示あるいは出力する。
前記制御信号および前記認証信号および前記リモコン操作信号および前記映像および音声データは、お互いに時分割多重あるいは周波数分割多重あるいは符号分割多重によって重畳されることで、データ通信57として送受信される。
本実施例に示したシステムは、本発明による非接触電力伝送装置を備えており、モニターディスプレイ61に対する非接触電力伝送と前記データ通信とを、同一のコイルでおこなうことが可能であるため、非接触電力伝送用のコイルと、データ通信用のコイルとそれぞれ個別に設ける必要がなく、モニターディスプレイ61の小型化、軽量化、低価格化が可能となる。さらに、モニターディスプレイ61に対する有線による電力供給、およびモニターディスプレイ61に映像および音声データを送信するための有線接続が必要無くなるため、煩雑な配線の必要が無くなり、配線の失敗による不具合の回避、および、より自由度の高い機器の配置、などが可能となる。
なお、図12においては、本システムでセントラルステーション47から非接触で電力が伝送され、また、セントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことができる機器として、モニターディスプレイ61を1つのみ備えているが、本システムにおいて複数のモニターディスプレイを使用する場合、セントラルステーション47がモニターディスプレイの数と同じ数の電力送信部14bを備えておくことで、上記複数のモニターディスプレイに対して、個別にセントラルステーション47から非接触で電力を伝送し、またセントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
さらに、本システムは、本実施例で示した1つ以上のモニターディスプレイと同時に、前記実施例5に示した1個以上のリモコンを同時に用いることも可能である。上記1個以上のモニターディスプレイおよび1個以上のリモコンを同時に用いる場合、セントラルステーション47がモニターディスプレイおよびリモコンの総数と同じ数の電力送信部14bを備えておくことで、上記1個以上のモニターディスプレイおよび1個以上のリモコンに対して、個別にセントラルステーション47から非接触で電力を伝送し、またセントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
また、本実施例においては、前記映像および音声データを表示あるいは出力することが可能なモニターディスプレイを用いているが、モニターディスプレイではなく音声信号のみを扱うことができるスピーカを用いることも可能である。スピーカを用いた場合には、セントラルステーション47から送信されるデータ通信57は、音声データである。
また、本実施例に示したリモコン63による機器操作は、セントラルステーション47に有線乃至無線によって接続されたテレビ、ビデオカメラ、レコーダ、オーディオシステムなどのAV機器、あるいはエアコン、扇風機などの空調機器など、リモコンで操作され得るあらゆる機器に対して可能である。
図13は、前記実施例4に示した電力送信部14bと電力受信部15cとを用いた、ビデオカメラの映像をテレビなどに表示するオーディオビジュアルシステムにおいて、ビデオカメラへ電力を伝送する場合の実施例を示したブロック図である。
本システムは、電力を送信する機能を持つセントラルステーションと、電力を受信する機能を持つビデオカメラとで構成される。
前記セントラルステーションは、該セントラルステーションの動作を制御する、あるいは該セントラルステーションが送信した電力を受信する機器が電力を受信する権利を有するか否かの認証を行う、あるいはデータを記録する、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記実施例4に示した電力送信部14bと、前記セントラルステーションへデータ信号を入出力する信号入出力部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。前記ビデオカメラは、前記実施例4に示した電力受信部15cと、前記ビデオカメラの動作を制御する、あるいは前記ビデオカメラが前記セントラルステーションによって電力を伝送される権利を有するか否かの認証を行う、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記電力受信部15cが受信した電力を使用する電力使用部と、映像および音声データを記録する記録装置と、映像および音声を撮影および録音するための撮像部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。なお、前記電力使用部の内部には充電池を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
以下、図13に示した実施例の動作について詳細に説明する。
セントラルステーション47は、電力送信部14bからビデオカメラ68の電力受信部15cへと非接触で伝送される電力64として、電力を伝送する。
ビデオカメラ68は、セントラルステーション47の電力送信部14bから送信された非接触で伝送される電力64を電力受信部15cで受信し、該受信した電力の全部あるいは一部を電力出力端子45から取り出して電力使用部53へ入力する。電力使用部53は、入力された電力を、ビデオカメラ68の駆動に用いる、あるいは電力使用部53に備えられた充電池に充電する。
また、セントラルステーション47の電力送信部14bとビデオカメラ68の電力受信部15cとの間でデータ通信65を行うことが可能である。
本実施例においては、データ通信65は、非接触で伝送される電力64が正常な電力量であるか否かを確認するための制御信号、および、ビデオカメラ68がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器であるか否かの認証確認をおこなうための認証信号、およびビデオカメラ68の記録装置66に記録されている映像および音声データ、あるいは撮像部89で撮影された映像および音声データの通信に用いることができる。
前記認証信号の通信について説明する。セントラルステーション47の制御・信号処理部49は、前記認証信号を入力あるいは出力し、ビデオカメラ68がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、セントラルステーション47によるビデオカメラ68への電力の伝送を停止させる。あるいは、ビデオカメラ68の制御・信号処理部67は、前記認証信号を入力あるいは出力し、ビデオカメラ68がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、ビデオカメラ68による電力の受信を停止させる。
前記映像および音声データの通信について説明する。該映像および音声データは、ビデオカメラ68に備えられた記録装置66に記録されていたもの、あるいは撮像部89で撮影および録音されたもの、である。記録装置66に記録されていた、あるいは撮像部89で撮影および録音された前記映像および音声データは、制御・信号処理部67に入力され、信号処理を施される。該信号処理を施された前記映像および音声データは、データ入出力端子46から電力受信部15cへ入力され、データ通信65としてセントラルステーション47の電力送信部14bへ送信される。電力送信部14bが受信した前記映像および音声データは、データ入出力端子44から出力され、制御・信号処理部49へ入力される。制御・信号処理部49に入力された前記映像および音声データは、信号処理を施され、信号入出力部48へ出力される、あるいは制御・信号処理部49に記録される。信号入出力部48は、入力された前記映像および音声データを、セントラルステーション47に有線乃至無線によって接続された機器へ出力する。また、セントラルステーション47が電力送信部14bを2つ以上備えているなどした場合、前記実施例6に示したように、モニターディスプレイ61に前記映像および音声データ送信することも可能である。
前記制御信号および前記認証信号および前記映像および音声データは、お互いに時分割多重あるいは周波数分割多重あるいは符号分割多重によって重畳されることで、データ通信65として送受信される。
本実施例に示したシステムは、本発明による非接触電力伝送装置を備えており、ビデオカメラ68に対する非接触電力伝送と前記データ通信とを、同一のコイルでおこなうことが可能であるため、非接触電力伝送用のコイルと、データ通信用のコイルとそれぞれ個別に設ける必要がなく、ビデオカメラ68の小型化、軽量化、低価格化が可能となる。さらに、ビデオカメラ68に対する有線による電力供給、およびビデオカメラ68に記録された映像および音声データを送信するための有線接続が必要無くなるため、煩雑な配線の必要が無くなり、配線の失敗による不具合の回避、および、より自由度の高い機器の配置、などが可能となる。
なお、図13においては、本システムでセントラルステーション47から非接触で電力が伝送され、また、セントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことができる機器として、ビデオカメラ68を1つのみ備えているが、本システムにおいて複数のビデオカメラを使用する場合、セントラルステーション47がビデオカメラの数と同じ数の電力送信部14bを備えておくことで、上記複数のビデオカメラに対して、個別にセントラルステーション47から非接触で電力を伝送し、またセントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
さらに、本システムは、本実施例で示した1つ以上のビデオカメラと同時に、前記実施例5に示した1個以上のリモコンを同時に、さらに前記実施例6に示した1個以上のモニターディスプレイを同時に用いることも可能である。上記1個以上のビデオカメラおよび1個以上のリモコンおよび1個以上のモニターディスプレイを同時に用いる場合、セントラルステーション47がビデオカメラおよびリモコンおよびモニターディスプレイの総数と同じ数の電力送信部14bを備えておくことで、上記1個以上のビデオカメラおよび1個以上のリモコンおよび1個以上のモニターディスプレイに対して、個別にセントラルステーション47から非接触で電力を伝送し、またセントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
図14は、前記実施例4に示した電力送信部14bと電力受信部15cとを用いた、レコーダに記録した映像をテレビなどに表示するオーディオビジュアルシステムにおいて、レコーダへ電力を伝送する場合の実施例を示したブロック図である。
本システムは、電力を送信する機能を持つセントラルステーションと、電力を受信する機能を持つレコーダとで構成される。
前記セントラルステーションは、該セントラルステーションの動作を制御する、あるいは該セントラルステーションが送信した電力を受信する機器が電力を受信する権利を有するか否かの認証を行う、あるいはデータを記録する、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記実施例4に示した電力送信部14bと、前記セントラルステーションへデータ信号を入出力する信号入出力部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。前記レコーダは、前記実施例4に示した電力受信部15cと、前記レコーダの動作を制御する、あるいは該レコーダが前記セントラルステーションによって電力を伝送される権利を有するか否かの認証を行う、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記電力受信部15cが受信した電力を使用する電力使用部と、映像および音声データを記録しておく記録装置と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。なお、前記電力使用部の内部には充電池を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
以下、図14に示した実施例の動作について詳細に説明する。
セントラルステーション47は、電力送信部14bからレコーダ73の電力受信部15cへと非接触で伝送される電力69として、電力を伝送する。
レコーダ73は、セントラルステーション47の電力送信部14bから送信された非接触で伝送される電力69を電力受信部15cで受信し、該受信した電力の全部あるいは一部を電力出力端子45から取り出して電力使用部53へ入力する。電力使用部53は、入力された電力を、レコーダ73の駆動に用いる、あるいは電力使用部53に備えられた充電池に充電する。
また、セントラルステーション47の電力送信部14bとレコーダ73の電力受信部15cとの間でデータ通信70を行うことが可能である。
本実施例においては、データ通信70は、非接触で伝送される電力69が正常な電力量であるか否かを確認するための制御信号、および、レコーダ73がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器であるか否かの認証確認をおこなうための認証信号、およびレコーダ73の記録装置71に記録されている映像および音声データ、およびレコーダ73の記録装置71に記録する映像および音声データ、の通信に用いることができる。
前記認証信号の通信について説明する。セントラルステーション47の制御・信号処理部49は、前記認証信号を入力あるいは出力し、レコーダ73がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、セントラルステーション47によるレコーダ73への電力の伝送を停止させる。あるいは、レコーダ73の制御・信号処理部72は、前記認証信号を入力あるいは出力し、レコーダ73がセントラルステーション47によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、レコーダ73による電力の受信を停止させる。
前記映像および音声データの通信について説明する。セントラルステーション47からレコーダ73に送信される前記映像および音声データは、テレビジョン放送などの放送信号、またはセントラルステーション47に有線乃至無線によって接続されたレコーダあるいはビデオカメラあるいは音楽プレイヤなどに記録されていた信号が、セントラルステーション47の信号入出力部48からセントラルステーション47に入力されたもの、あるいは、セントラルステーション47に備えられた制御・信号処理部49に記録されていた信号、である。また、レコーダ73からセントラルステーション47に送信される映像および音声データは、レコーダ73に備えられた記録装置71に記録されていたものである。
まず、セントラルステーション47からレコーダ73に前記映像および音声データを送信する場合について説明する。信号入出力部48からセントラルステーション47へ入力された前記映像および音声データは、制御・信号処理部49に入力される。制御・信号処理部49に入力された、あるいは制御・信号処理部49に記録されていた映像および音声データは信号処理を施され、データ入出力端子44から電力送信部14bへ入力され、データ通信70としてレコーダ73の電力受信部15cへ送信される。電力受信部15cが受信した前記映像および音声データは、データ入出力端子46から出力され、制御・信号処理部72へ入力される。制御・信号処理部72は入力された前記映像および音声データに信号処理を施し、記録装置71へ記録する。
次に、レコーダ73からセントラルステーション47に前記映像および音声データを送信する場合について説明する。記録装置66に記録されていた前記映像および音声データは、制御・信号処理部72に入力され、信号処理を施される。該信号処理を施された該映像および音声データは、データ入出力端子46から電力受信部15cへ入力され、データ通信70としてセントラルステーション47の電力送信部14bへ送信される。電力送信部14bが受信した前記映像および音声データは、データ入出力端子44から出力され、制御・信号処理部49へ入力される。制御・信号処理部49に入力された前記映像および音声データは、信号処理を施され、信号入出力部48へ出力される、あるいは制御・信号処理部49に記録される。信号入出力部48は、入力された前記映像および音声データを、セントラルステーション47に有線乃至無線によって接続された機器へ出力する。また、セントラルステーション47が電力送信部14bを2つ以上備えているなどした場合、前記実施例6に示したように、モニターディスプレイ61に前記映像および音声データ送信することも可能である。
前記制御信号および前記認証信号および前記映像および音声データは、お互いに時分割多重あるいは周波数分割多重あるいは符号分割多重によって重畳されることで、データ通信70として送受信される。
本実施例に示したシステムは、本発明による非接触電力伝送装置を備えており、レコーダ73に対する非接触電力伝送と前記データ通信とを、同一のコイルでおこなうことが可能であるため、非接触電力伝送用のコイルと、データ通信用のコイルとそれぞれ個別に設ける必要がなく、レコーダ73の小型化、軽量化、低価格化が可能となる。さらに、レコーダ73に対する有線による電力供給、およびレコーダ73に記録された映像および音声データを送信するための有線接続が必要無くなるため、煩雑な配線の必要が無くなり、配線の失敗による不具合の回避、および、より自由度の高い機器の配置、などが可能となる。
なお、図14においては、本システムでセントラルステーション47から非接触で電力が伝送され、また、セントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことができる機器として、レコーダ73を1つのみ備えているが、本システムにおいて複数のレコーダを使用する場合、セントラルステーション47がレコーダの数と同じ数の電力送信部14bを備えておくことで、上記複数のレコーダに対して、個別にセントラルステーション47から非接触で電力を伝送し、またセントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
さらに、本システムは、本実施例で示した1つ以上のレコーダと同時に、前記実施例5に示した1個以上のリモコンを同時に、さらに前記実施例6に示した1個以上のモニターディスプレイを同時に、さらに前記実施例7に示した1個以上のビデオカメラを同時に用いることも可能である。上記1個以上のレコーダおよび1個以上のリモコンおよび1個以上のモニターディスプレイおよび1個以上のビデオカメラを同時に用いる場合、セントラルステーション47がレコーダおよびリモコンおよびモニターディスプレイおよびビデオカメラの総数と同じ数の電力送信部14bを備えておくことで、上記1個以上のレコーダおよび1個以上のリモコンおよび1個以上のモニターディスプレイおよび1個以上のビデオカメラに対して、個別にセントラルステーション47から非接触で電力を伝送し、またセントラルステーション47との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
図15は、前記実施例4に示した電力送信部14bと電力受信部15cとを用いた携帯機器充電システムの実施例を示したブロック図である。
本システムは、電力を送信する機能を持つ携帯機器充電装置と、電力を受信する機能を持つ携帯機器とで構成される。
前記携帯機器充電装置は、前記携帯機器充電装置の動作を制御する、あるいは該携帯機器充電装置が送信した電力を受信する機器が電力を受信する権利を有するか否かの認証を行う、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記実施例4に示した電力送信部14bと、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。前記携帯機器は、前記実施例4に示した電力受信部15cと、前記携帯機器が前記携帯機器充電装置によって電力を伝送される権利を有するか否かの認証を行う制御・信号処理部と、前記電力受信部15cが受信した電力を前記携帯機器の駆動に用いる、あるいは充電に用いる充電部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えている。
以下、図15に示した実施例の動作について詳細に説明する。
携帯機器充電装置74は、電力送信部14bから携帯機器80の電力受信部15cへと非接触で伝送される電力75として、電力を伝送する。
携帯機器80は、携帯機器充電装置74の電力送信部14bから送信された非接触で伝送される電力75を電力受信部15cで受信し、該受信した電力の全部あるいは一部を電力出力端子45から取り出して充電部79へ入力する。充電部79は、入力された電力を、携帯機器80の駆動に用いる、あるいは充電に用いる。
また、携帯機器充電装置74の電力送信部14bと携帯機器80の電力受信部15cとの間でデータ通信76を行うことが可能である。
本実施例においては、データ通信76は、非接触で伝送される電力75が正常な電力量であるか否かを確認するための制御信号、および、携帯機器80が携帯機器充電装置74によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器であるか否かの認証確認をおこなうための認証信号の通信に用いることができる。
前記認証信号の通信について説明する。携帯機器充電装置74の制御・信号処理部78は、前記認証信号を入力あるいは出力し、携帯機器80が携帯機器充電装置74によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、携帯機器充電装置74による携帯機器80への電力の伝送を停止させる。あるいは、携帯機器80の制御・信号処理部77は、前記認証信号を入力あるいは出力し、携帯機器80が携帯機器充電装置74によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、携帯機器80による電力の受信を停止させる。
前記制御信号および前記認証信号は、お互いに時分割多重あるいは周波数分割多重あるいは符号分割多重によって重畳されることで、データ通信76として送受信される。
本実施例に示したシステムは、本発明による非接触電力伝送装置を備えており、携帯機器80に対する非接触電力伝送と前記データ通信とを、同一のコイルでおこなうことが可能であるため、非接触電力伝送用のコイルと、データ通信用のコイルとそれぞれ個別に設ける必要がなく、携帯機器80の小型化、軽量化、低価格化が可能となる。さらに、携帯機器80に対する有線による電力供給のための有線接続が必要無くなるため、自由度の高い機器の配置が可能となる。
なお、図15においては、本システムで携帯機器充電装置74から非接触で電力が伝送され、また、携帯機器充電装置74との間で通信データの送受信を行うことができる機器として、携帯機器80を1つのみ備えている。しかし、複数の携帯機器に対して、個別に携帯機器充電装置74から非接触で電力を伝送し、また、携帯機器充電装置74との間で通信データの送受信を行うことも可能である。ただし、上記複数の携帯機器を用いる場合には、携帯機器充電装置74が携帯機器の数と同数の電力送信部14bを備えておく必要がある。
なお、図15においては、本システムで携帯機器充電装置74から非接触で電力が伝送され、また、携帯機器充電装置74との間で通信データの送受信を行うことができる機器として、携帯機器80を1つのみ備えているが、本システムにおいて複数の携帯機器を使用する場合、携帯機器充電装置74が携帯機器の数と同数の電力送信部14bを備えておくことで、上記複数の携帯機器に対して、個別に携帯機器充電装置74から非接触で電力を伝送し、また携帯機器充電装置74との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
図16は、前記実施例4に示した電力送信部14bと電力受信部15cとを用いた無線LANシステムの実施例を示したブロック図である。
本システムは、電力を送信する機能を持つ無線LANターミナルと、電力を受信する機能を持つモバイル端末装置とで構成される。
前記無線LANターミナルは、前記実施例4に示した電力送信部14bと、前記無線LANターミナルの動作を制御する、あるいは該無線LANターミナルが送信した電力を受信する機器が電力を受信する権利を有するか否かの認証を行う、あるいは入力された信号に信号処理を施す制御・信号処理部と、前記無線LANターミナルをLANに接続する接続部と、をそれぞれ少なくとも一つ備えており、前記モバイル端末装置は、前記実施例4に示した電力受信部15cと、前記モバイル端末装置が前記無線LANターミナルによって電力を伝送される権利を有するか否かの認証を行う制御・信号処理部と、前記電力受信部15cが受信した電力を使用する充電部とをそれぞれ少なくとも一つ備えている。
以下、図16に示した実施例の動作について詳細に説明する。
無線LANターミナル81は、電力送信部14bからモバイル端末装置87の電力受信部15cへと非接触で伝送される電力84として、電力を伝送する。
モバイル端末装置87は、無線LANターミナル81の電力送信部14bから送信された非接触で伝送される電力84を電力受信部15cで受信し、該受信した電力の全部あるいは一部を電力出力端子45から取り出して充電部88へ入力する。充電部88は、入力された電力を、モバイル端末装置87の駆動に用いる、あるいは充電に用いる。
また、無線LANターミナル81の電力送信部14bとモバイル端末装置87の電力受信部15cとの間でデータ通信85を行うことが可能である。
本実施例においては、データ通信85は、非接触で伝送される電力84が正常な電力量であるか否かを確認するための制御信号、および、モバイル端末装置87が無線LANターミナル81によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器であるか否かの認証確認をおこなうための認証信号、および無線LAN通信データの通信に用いることができる。
前記認証信号の通信について説明する。無線LANターミナル81の制御・信号処理部83は、前記認証信号を入力あるいは出力し、モバイル端末装置87が無線LANターミナル81によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、無線LANターミナル81によるモバイル端末装置87への電力の伝送を停止させる。あるいは、モバイル端末装置87の制御・信号処理部86は、前記認証信号を入力あるいは出力し、モバイル端末装置87が無線LANターミナル81によって非接触で電力を伝送される権利を有する機器ではない、と判断した場合は、モバイル端末装置87による電力の受信を停止させる。
前記無線LAN通信データの通信について説明する。
モバイル端末装置87が無線LAN通信データを受信する場合について説明する。接続部82から無線LANターミナル81へ入力された無線LAN通信データは、制御・信号処理部83に入力され、信号処理を施される。該信号処理を施された前記無線LAN通信データは、データ入出力端子44から電力送信部14bへ入力され、データ通信85としてモバイル端末装置87の電力受信部15cへ送信される。電力受信部15cが受信した前記無線LAN通信データは、データ入出力端子46から出力され、制御・信号処理部86へ入力される。制御・信号処理部86は入力された前記無線LAN通信データに信号処理を施し、モバイル端末装置87の無線LAN通信データの受信が完了する。
次に、モバイル端末装置87が無線LAN通信データを送信する場合について説明する。モバイル端末装置87は、送信するべき無線LAN通信データに対して制御・信号処理部86で信号処理を施す。該信号処理を施された前記無線LAN通信データは、データ入出力端子46から電力受信部15cへ入力され、データ通信85として無線LANターミナル81の電力送信部14bへ送信される。電力送信部14bが受信した前記無線LAN通信データは、データ入出力端子44から出力され、制御・信号処理部83へ入力される。制御・信号処理部83に入力された前記無線LAN通信データは、信号処理を施され、接続部82から出力され、モバイル端末装置87の無線LAN通信データの送信が完了する。
前記制御信号および前記認証信号および前記無線LAN通信データは、お互いに時分割多重あるいは周波数分割多重あるいは符号分割多重によって重畳されることで、データ通信85として送受信される。
本実施例に示したシステムは、本発明による非接触電力伝送装置を備えており、モバイル端末装置87に対する非接触電力伝送と前記データ通信とを、同一のコイルでおこなうことが可能であるため、非接触電力伝送用のコイルと、データ通信用のコイルとそれぞれ個別に設ける必要がなく、モバイル端末装置87の小型化、軽量化、低価格化が可能となる。さらに、モバイル端末装置87に対する有線による電力供給のための有線接続が必要無くなるため、煩雑な配線の必要が無くなり、自由度の高い機器の配置が可能となる。
なお、図16においては、本システムで無線LANターミナル81から非接触で電力が伝送され、また、無線LANターミナル81との間で通信データの送受信を行うことができる機器として、モバイル端末装置87を1つのみ備えているが、本システムにおいて複数のモバイル端末装置を使用する場合、無線LANターミナル81がモバイル端末装置の数と同数の電力送信部14bを備えておくことで、上記複数のモバイル端末装置に対して、個別に無線LANターミナル81から非接触で電力を伝送し、また無線LANターミナル81との間で通信データの送受信を行うことも可能である。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された非接触電力伝送装置の実施例に限定されるものではなく、他の非接触電力伝送装置にも広く適用できることは言うまでもない。
本発明の一実施例を示す非接触電力伝送装置のブロック図である。 本発明の一実施例における送電コイルと受電コイルのブロック図である。 本発明の一実施例における信号生成部のブロック図である。 本発明の一実施例における信号発生部のブロック図である。 本発明の一実施例における変復調部のブロック図である。 本発明の一実施例における電力送信停止処理のフローチャートである。 本発明の一実施例における信号発生部のブロック図である。 本発明の一実施例における電力受信部のブロック図である。 本発明の一実施例における電力送信部のブロック図である。 本発明の一実施例における電力受信部のブロック図である。 本発明の一実施例におけるオーディオビジュアルコントロールシステムのブロック図である。 本発明の一実施例におけるオーディオビジュアルコントロールシステムのブロック図である。 本発明の一実施例におけるオーディオビジュアルコントロールシステムのブロック図である。 本発明の一実施例におけるオーディオビジュアルコントロールシステムのブロック図である。 本発明の一実施例における携帯機器充電システムのブロック図である。 本発明の一実施例における無線LANシステムのブロック図である。
符号の説明
1:信号発生部、4:送電コイル、7,7b,7c:負荷部、9:受電コイル、13,13b:変復調部、14,14b:電力送信部、15,15b,15c:電力受信部、16,16b:変復調部、20,20b:信号発生部、21:一次コイル、22:二次コイル、23:一次コイル、24:二次コイル、25a,25b:逓倍・分周器、26,27:フィルタ回路、28:増幅器、29:発振器、30:変調器、31:スイッチング回路、32:フィルタ回路、33:復調器、34,34b:制御部、38,39:フィルタ回路、40:逓倍・分周器、41:発振器、47:セントラルステーション、48:信号入出力部、49:制御・信号処理部、52:入力部、53:電力使用部、54:制御・信号処理部、55:リモコン、58:入力部、59:制御・信号処理部、60:表示部、61:モニターディスプレイ、63:リモコン、66:記録装置、67:制御・信号処理部、68:ビデオカメラ、71:記録装置、72:制御・信号処理部、73:レコーダ、74:携帯機器充電装置、77,78:制御・信号処理部、79:充電部、80:携帯機器、81:無線LANターミナル、82:接続部、83:制御・信号処理部、86:制御・信号処理部、87:モバイル端末装置、88:充電部、89:撮像部。

Claims (7)

  1. 所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴を用いて電力を非接触で送信し、前記電力の送信とともに変調信号とされたデータを非接触で送受信する非接触電力送信装置であって、
    周波数が前記所定の磁気共鳴周波数である前記電力を搬送する第1の搬送信号と、周波数が前記第1の搬送信号の定数倍である第2の搬送信号とを発生する信号発生部と、
    前記第2の搬送信号を搬送波として、該搬送波を送信するデータにより変調して第1の変調信号を生成し、また受信した第2の変調信号からデータを復調する変復調部と、
    前記第1の搬送信号と前記変復調部の生成した前記第1の変調信号を送信し、前記第2の変調信号を受信して前記変復調部に供給する送電コイルと
    を有したことを特徴とする非接触電力送信装置。
  2. 請求項1に記載の非接触電力送信装置において、前記送電コイルは前記第1の搬送信号により磁気共鳴を用いて電力を送信するとともに、前記第1の変調信号を送信し、前記第2の変調信号を受信するヘリカルアンテナであることを特徴とする非接触電力送信装置。
  3. 所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴を用いて送信された電力を非接触で受信し、前記電力の受信とともに、周波数が前記磁気共鳴周波数の定数倍である搬送波をデータにより変調した変調信号を非接触で送受信する非接触電力受信装置であって、
    前記送信された電力を受信し、前記変調信号を送受信する受電コイルと、
    該受電コイルで受信した電力を消費する負荷部と、
    周波数が前記搬送波の周波数である第3の搬送信号を発生する信号発生部と、
    前記受電コイルで受信した第3の変調信号を前記信号発生部で発生された第3の搬送信号を用いて復調し、また前記第3の搬送信号を搬送波として該搬送波を送信するデータにより変調して第4の変調信号を生成し前記受電コイルに供給する変復調部と
    を有することを特徴とする非接触電力受信装置。
  4. 請求項3に記載の非接触電力受信装置において、前記受電コイルは前記磁気共鳴を用いて電力を受信するとともに、前記第3の変調信号を受信し、前記第4の変調信号を送信するヘリカルアンテナであることを特徴とする非接触電力受信装置。
  5. 所定の磁気共鳴周波数での磁気共鳴を用いて電力を非接触で伝送し、前記電力の伝送とともに変調信号とされたデータを非接触で伝送する、非接触電力送信装置と非接触電力受信装置とを含む非接触電力伝送システムであって、
    前記非接触電力送信装置は、
    周波数が前記所定の磁気共鳴周波数であり前記電力を搬送する第1の搬送信号と、周波数が前記第1の搬送信号の定数倍である第2の搬送信号とを発生する信号発生部と、
    前記第2の搬送信号を搬送波として、該搬送波を送信するデータにより変調して第1の変調信号を生成し、また受信された第2の変調信号からデータを復調する変復調部と、
    前記第1の搬送信号と前記変復調部の生成した前記第1の変調信号を送信し、前記第2の変調信号を受信して前記変復調部に供給する送電コイルとを有し、
    前記非接触電力受信装置は、
    前記第1の搬送信号による電力を受信し、前記変調信号を送受信する受電コイルと、
    該受電コイルで受信した電力を消費する負荷部と、
    周波数が前記第2の搬送信号の周波数である第3の搬送信号を発生する信号発生部と、
    前記受電コイルで受信した第1の変調信号を前記信号発生部で発生された第3の搬送信号を用いて復調し、また前記第3の搬送信号を搬送波として該搬送波を送信するデータにより変調して前記第2の変調信号を生成し前記受電コイルに供給する変復調部と
    を有することを特徴とする非接触電力伝送システム。
  6. 請求項5に記載の非接触電力伝送システムにおいて、前記送電コイルは前記第1の搬送信号により磁気共鳴を用いて電力を送信するとともに、前記第1の変調信号を送信し、前記第2の変調信号を受信するヘリカルアンテナであり、前記受電コイルは磁気共鳴を用いて前記電力を受信するとともに、前記第1の変調信号を受信し、前記第2の変調信号を送信するヘリカルアンテナであることを特徴とする非接触電力伝送システム。
  7. 請求項5に記載の非接触電力伝送システムにおいて、前記非接触電力受信装置は、リモートコントローラ、テレビジョン、ビデオカメラ、ビデオレコーダ、携帯端末機器のうちの少なくも一つであることを特徴とする非接触電力伝送システム。
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