JP2010140884A - コネクタ - Google Patents

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Sukenori Tanaka
佑典 田中
Fumiaki Ikeda
史亮 池田
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Abstract

【課題】挿脱操作性が良く、嵌合抜けの発生しにくいコネクタを提供する。
【解決手段】レセプタクル1の前端部の内面にはバネ13が配置され、後端部にはコ字状のプラグ固定部15が形成されている。プラグ2をプリント基板4に沿わせ、レセプタクルの下部に設けられた挿入口16に向けてA方向に挿入する。ガイド14に沿って先端部が上昇しB方向に移動し、バネ13を押し込む。この状態でプラグ2の突起部22をC方向に持ち上げる。プラグ2が水平になり、バネ13によりDの方向に押し返され、プラグ固定部15とプラグ2のケーブル3側の端部153が嵌合し保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板間を接続するツイストペアケーブルや細線同軸ケーブル用コネクタのような小形のロック機構付コネクタに関する。
(従来例1)
従来、ボディを保持する金属製取り付け板にロック用バネ片を一体に形成したソケットと、このロック用バネ片に形成された突部と嵌合する凹部が形成されたプラグとよりなるコネクタ構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、従来例1のコネクタ構造に用いられたプラグで、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
図において、51はボディ、52はボディ51を囲むように被されて取り付けられた取り付け板である。ボディ51上面には窓53が形成され、取り付け板52の、ボディ51上面に位置する部分には、ボディ51の窓53を介して開口54に臨むようにロック用のバネ片55が一体に形成されている。
ロック用のバネ片55はボディ51の前後方向に伸長されて、その遊端がボディ51の前面側とされ、図9(b)に示したように、開口54に突出する方向に、その基部において取り付け板52の板面に対して角度θ1で折り曲げられ、さらに中間部において角度θ2 (θ2 >θ1 )となるように折り曲げられた後、その遊端部が折り返されており、この開口54に突出する折り返し部が相手方ソケットの挿入部に設けられた凹部と係合する突部56とされる。
このように、従来のコネクタは、ボディに対して折り曲げられたバネ片に突部を形成し、この突部と相手方ソケットの挿入部に設けられた凹部とを係合することによってロック機構付コネクタを実現していた。
(従来例2)
また従来、支持・補強部材に係合突起を形成したプラグコネクタと、コネクタハウジングに、この係合突起と勘合するための系合穴部を形成されたレセプタクルコネクタよりなるコネクタ構造が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
図10は、従来例2のコネクタ構造を示す斜視図である。
図において、プラグコネクタ60をレセプタクルコネクタ70のコネクタハウジング71の両側壁71a、71bに形成された係合穴部72に係合してプラグコネクタ60のコネクタハウジング71からの抜けを防止するための係合突起63を形成されている。
このように、従来のコネクタは、支持・補強部材に係合突起を形成し、この係合突起とレセプタクルコネクタのコネクタハウジングに形成された系合穴部とを嵌合することによってロック機構付コネクタを実現していた。
特開平10−32043号公報 特開2005−93269号公報
しかしながら、特許文献1記載のコネクタは、ボディに対して折り曲げられたバネ片に突部を形成し、この突部と相手方ソケットの挿入部に設けられた凹部とを係合し、バネ片によるボディ上下方向の力を利用してロックしているので、ソケットの抜脱方向に対しての力は弱く、ソケットに接続されたケーブルにソケットの抜脱方向の力が加わった場合、ソケット抜けが発生しやすいという問題があった。
また、特許文献2記載のコネクタは、係合穴部52と係合突起で抜け防止を行っているが、嵌合時に操作部が外部にない為、抜脱時の操作性が悪いという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、嵌合位置において抜けが発生しにくく、抜脱時の操作性がよいコネクタを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、プリント基板に実装されコンタクトピンを備えた略直方体状のレセプタクルと複数本のケーブルが長手方向に並べて接続されるプラグから構成され、前記レセプタクルに前記プラグを挿入することによって、前記プリント基板と前記ケーブルを電気的に接続するコネクタであって、前記レセプタクルは、このレセプタクルの前端部の内面に固定され前記プラグ挿入時に前記プラグの先端部によって押圧され収縮することによって前記プラグへの挿入を可能にするとともに前記プラグとの嵌合時において前記プラグを前記レセプタクルの後部側に押し戻すバネと、前記レセプタクルの後端部に形成され前記プラグの上下方向および抜脱方向の移動を規制する断面コ字状のプラグ固定部と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、前記レセプタクルは、前記プラグの厚さの略2倍の高さを有し、前記プラグを挿入する挿入口が下部に形成され、前記プラグ挿入時に前記プラグを前記レセプタクルの上部に摺動案内する傾斜部および前記プラグの先端部を支える平坦部を有するガイド部を有し、前記コンタクトピンは、略L字状を成し、前記プラグの接続端子と接続するプラグ側接続端子が前記レセプタクルの上部内面に固定されていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、前記プラグは、前記プラグのケーブル側下部に前記プラグ固定部と嵌合する切り欠き部が形成されていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、前記レセプタクルは、前記プラグの厚さと同程度の高さを有し、前記プラグを挿入する挿入口が上部に形成され、前記プラグとの嵌合時において前記プラグの上下方向の動きを規制する断面コ字状のプラグ固定部を前記レセプタクルの前端部および後端部に備えたことを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、前記プラグは、前記挿入口から前記プリント基板に対して所定の傾きを持って挿入され、挿入時における前期前端部のプラグ固定部と前期プラグ先端部との干渉を防止するための切り欠きを前期プラグ先端部上面に備えたことを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、前記切り欠きは、くの字状の形状を成し、切り欠き角度は、前記プラグの挿入時に前記後端部のプラグ固定部と前記プラグのケーブル側の端部が干渉せずに挿入できる最小の角度であることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、前記コンタクトピンの一方の端部には前記プリント基板と電気的に接続するための実装側接続端子が形成され、もう一方の端部には前記プラグの接続端子を接続するプラグ側接続端子が形成され、前記嵌合時において、前記コンタクトピンがもつバネ特性による接触圧によって前記プラグ側接続端子と前記プラグの接続端子を接続することを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、前記プラグは、ケーブル側上部に、プラグ挿脱時においてプラグ挿入方向の力を加えるための突起部を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によると、レセプタクルは、プラグとの嵌合時においてこのプラグをレセプタクルの後端部側に押し戻すバネと、後端部にプラグの上下方向の動きを規制する断面コ字状のプラグ固定部を備えているので、プラグの抜けの発生しにくいコネクタが実現できる。
請求項2に記載の発明によると、レセプタクルの形状の一つは、プラグ挿入時にプラグをレセプタクルの上部に摺動案内するガイド部をもつので、挿入時に複雑な操作なく容易にプラグの挿入を実現できる。
請求項3に記載の発明によると、プラグにプラグ固定部と嵌合する切り欠き部が形成されているのでコネクタの高さ方向の距離を小さくでき小型のロック機構付コネクタが実現できる。
請求項4に記載の発明によると、レセプタクルがプラグの厚さと同程度の高さを有し、プラグを挿入する挿入口が上部に形成し、プラグとの嵌合時においてプラグの上下方向の動きを規制する断面コ字状のプラグ固定部をレセプタクルの前端部および後端部に備えれば、小形のコネクタが実現できる。
請求項5に記載の発明によると、プラグの先端部に、レセプタクルの先端面との干渉を防止するための切り欠きを備れば、レセプタクル上部に形成した挿入口から挿入が可能になり薄型のコネクタが実現できる。
請求項6に記載の発明によると、切り欠き角度をプラグの挿入時に後端部のプラグ固定部とプラグのケーブル側の端部が干渉せずに挿入できる最小の角度にすれば、切り欠きの深さが最小限に抑えられるので、プラグの機械的強度が大きく損なうことなく薄型のコネクタが実現できる。
請求項7に記載の発明によると、コンタクトピンは嵌合時において、コンタクトピンがもつバネ特性による接触圧によってプラグ側接続端子とプラグの接続端子を接続すれば、簡単な構造でケーブルとプリント基板の電気的接続を実現できる。
請求項8に記載の発明によると、プラグのケーブル側上部にプラグ挿脱時において挿脱方向に力を加えるための突起部を備えればコネクタ挿脱時にプラグの操作が容易になる。
本発明の第1実施例を示すロック機構付コネクタのフリー状態を示す斜視図 本発明の第1実施例のコネクタのロック状態を示す斜視図 本発明の第1実施例のコネクタの挿脱動作とロック機構を示す側面図 本発明の第2実施例を示すロック機構付コネクタのフリー状態を示す斜視図 本発明の第2実施例のロック時の嵌合の状態を示す側面図 本発明の第3実施例を示すロック機構付コネクタのフリー状態を示す斜視図 本発明のコネクタの第3実施例のロック状態を示す斜視図 本発明のコネクタの第3実施例の挿脱動作とロック機構を示す側面図 従来例1のコネクタ構造に用いられたプラグで、(a)は斜視図、(b)は断面図 従来例2のコネクタ構造を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1本発明の第1実施例を示すロック機構付コネクタのフリー状態を示す斜視図、図2は、ロック状態を示す斜視図である。
図1において、1はプリント基板に実装する略長方形状のレセプタクルであり、2は複数本のケーブルが長手方向に並べてアセンブリされ、レセプタクル1に挿入することでケーブル3とプリント基板内信号を接続するプラグである。16はレセプタクル下部に設けられた挿入口であり、ここよりプラグ2を挿入する。22はプラグ上面に設けられた突起部であり、プラグ両端を除いて中央部に設けられる。14はプラグ挿入時にプラグ2をレセプタクル1の上部に摺動案内するガイド部、15は嵌合時においてプラグ2の上下方向および抜脱方向への移動を規制する断面コ字状のプラグ固定部である。本発明のコネクタはレセプタクル1とプラグ2にて構成される。
図2に示すようにロック状態ではプラグ2はレセプタクルの上部に位置した状態で固定される。
図3は、本発明のコネクタの挿脱動作とロック機構を示す側面図である。
図において、4はプリント基板、10はレセプタクル1に固定されたコンタクトピンである。コンタクトピン10は略L字状を成し、レセプタクルの上部内面に固定され、プラグ2の接続端子21と接続されるプラグ側接続用端子11とプリント基板に半田付けして接続される実装側接続端子12を備えている。
プラグ側接続用端子11と実装側接続端子12は導通しており、コンタクトピン10をレセプタクル1内に複数配置することで多芯コネクタを実現している。13はプラグ2の抜脱方向にプラグを押圧するバネ、14はガイド部、15はプラグ固定部である。バネ13、ガイド部14およびプラグ固定部15はこれら3つの構成部位によりプラグ2の挿脱及びロック機構を実現している。また、21はプラグ2に設けられた接続用端子でありプラグ内の長手方向に並べて配置されケーブル3と接続用端子21はプラグ2内部で導通している。
本コネクタの挿脱動作について図3を用いて説明する。
先ず、挿入の動作について説明する。
図3(a)はコネクタの抜去(フリー)状態を示し、プラグ2の突起部22を持ち、プリント基板4に沿わせてA方向にスライドさせて、レセプタクル1の下部に配置された開口部である挿入口16からプラグ2を挿入する。
次に、図3(b)に示すようにプラグ2はレセプタクル1のガイド14に沿って先端部が上昇してB方向に移動し、バネ13を押し込む。プラグ2はバネ13を押し込むことによりレセプタクル1のプラグ固定部15の端部151よりも内部まで入り込む。この状態でプラグ2の突起部22をC方向に持ち上げるとプリント基板4に対してプラグ2が水平になる(図3(c)参照)。
この時点でレセプタクル1のプラグ側接続端子11とプラグ2の接続端子21が接触し電気的に接続された状態になる。水平になったプラグ2は、バネ13によりDの方向(抜脱方向)に押し返され、レセプタクル1の上部にあるプラグ固定部15とプラグ2のケーブル側の端部が嵌合しコネクタ挿入状態にて保持される(図3(d)参照)。
この状態においてプラグ2はケーブルの引っ張り方向にはレセプタクル1のプラグ固定部15によって抜脱方向への移動が規制される為、強固なロック機構を実現できる。反ケーブル側の端部(先端部)は、コンタクトピンがもつバネ特性によって下向きの力が加わっているが、ガイド14の平坦部141で支えられ固定されている。
次に、抜去動作について説明する。前記挿入動作の逆の動作を行う。
すなわち、プラグ2の突起部22を持ちプラグ2を図3(c)に示したDと逆方向に押し込む。これによってバネ13が縮み、プラグ固定部15とプラグ2のケーブル側の端部の嵌合が外れる。
次に、図3(b)に示したC方向と逆方向に突起部22を下げ、プラグ2を斜めにし、B方向と逆方向に突起部22を引き抜くことで図3(a)に示す抜去状態になる。
このように本コネクタの抜去については一度ケーブル引出し方向と逆に押し込む動作が必要となる為、嵌合位置において抜けの発生しにくい確実なロック機構を実現できる。
また、プラグが突起部を備えているのでコネクタ挿脱時にプラグの操作が容易になる。
図4本発明の第2実施例を示すロック機構付コネクタのフリー状態を示す斜視図である。
図において23は、プラグ2のケーブル側の両下端に形成した切り欠き部である。切り欠き部23はプラグ2のケーブル側下部にプラグ固定部15と嵌合するように形成されている。本実施例が第1実施例と異なる点はプラグ2に切り欠き部23を形成した点である。
図5はロック時の嵌合の状態を示す側面図である。
図においてh1はプリント基板4の上面からプラグ固定部15の下端までの距離、h2はプラグ固定部15の下端からレセプタクル1の上面までの距離である。h1については、プラグ挿脱時にプラグ固定部15の下端に接触しないよう実施例1の場合と同様な距離が必要となるが、h2については切り欠き部23をプラグ固定部15と嵌合させることによってその距離を短くすることができる。
このように、本実施例ではプラグに切り欠き部を形成したので、コネクタの高さ方向の距離を小さくでき小型のロック機構付コネクタが実現できる。
図6本発明の第3実施例を示すロック機構付コネクタのフリー状態を示す斜視図、図7は、ロック状態を示す斜視図である。
図6において、101はプリント基板に実装するレセプタクルであり、102はケーブル3をアセンブリしレセプタクル101に挿入することでケーブル3とプリント基板内信号を接続するプラグである。116はレセプタクルに設けられた挿入口であり、ここよりプラグ102を挿入する。122はプラグ上面に設けられた突起部であり、プラグ両端を除いて中央部に設けられる。
115は嵌合時においてプラグ102の上下方向および抜脱方向への移動を規制する断面コ字状のプラグ固定部で、115Aはレセプタクルの後端部に形成されたプラグのケーブル側を固定するプラグ固定部、115Bは前端部に形成されたプラグの先端部を固定するプラグ固定部である。
図7に示すようにロック状態では、プラグ102はレセプタクル101のプラグ固定部115A、115Bにより、内部に固定された状態となる。
図8は、本発明のコネクタの挿脱動作とロック機構を示す側面図である。
図において、4はプリント基板、110はレセプタクル101に固定されたコンタクトピンである。コンタクトピン110は略I字状を成し、プラグの接続端子121と電気的に接続するためのプラグ側接続端子111を備えている。そして、コンタクトピン110をレセプタクル101内に複数配置することで多芯コネクタを実現している。ケーブル3とプラグの接続端子121はプラグ102内部で接触し導通している。
また、13はプラグ102の抜脱方向にプラグを押圧するバネ、115A、115Bはプラグ固定部である。本発明のコネクタは、バネ13およびプラグ固定部115A、115Bによりプラグ102の挿脱及びロック機構を実現している。
本コネクタの挿脱動作について図8を用いて説明する。
先ず、挿入の動作について説明する。
図8(a)はコネクタの抜去(フリー)状態を示し、プラグ102の突起部122を持ち、A方向にスライドさせて、レセプタクル101に配置された開口部である挿入口116からプラグ102を挿入する。
次に、図8(b)に示すようにプラグ102はレセプタクル101の挿入口116に沿ってプリント基板4に対して所定の傾きを持って先端部をA方向に移動し、バネ113を押し込む。ここで123はプラグ固定部115Bとプラグ102の先端部上面との干渉を防ぐためのくの字状の切り欠きである。θaは切り欠き角度で、切り欠きの深さが出来るだけ小さくなるように、プラグの挿入時に後端部のプラグ固定部115Aとプラグのケーブル側の端部153が干渉せずに挿入できる最小の角度にしてある。θaは、プラグ102を最もA方向に押し込んだ時のプラグ102とプリント基板4との成す角度θbに等しい。
このように、切り欠き123の切り欠き角度θaは、プラグ102が図8(b)の状態のとき、プラグ102とプリント基板4が成す角θbと等しい角度となるように形成されている。このように構成することで、切り欠きの深さが最小限に抑えられるので、プラグの機械的強度が大きく損なうことなく薄型のコネクタが実現できる。
プラグ102はバネ13を押し込むことによりレセプタクル101のプラグ固定部115Aの端部152よりも内部まで入り込む。この状態でプラグ102の突起部122をB方向に押し下げるとプリント基板4に対してプラグ102が水平になる(図8(c)参照)。
この時点でプラグ側接続端子111とプラグ102の接続端子121が接触し電気的に接続された状態になる。水平になったプラグ102は、バネ13によりC方向に押し返され、プラグ固定部115Aとプラグのケーブル側の端部153が嵌合しコネクタ挿入状態にて保持される(図8(d)参照)。
この状態においてプラグ102はケーブルの引っ張り方向にはレセプタクル101のプラグ固定部115によって抜脱方向への移動が規制される為、強固なロック機構を実現できる。反ケーブル側の端部(先端部)は、コンタクトピン110がもつバネ特性によって上向きの力が加わっているが、プラグ固定部115Bで支えられ固定されている。
次に、抜去動作について説明する。前記挿入動作の逆の動作を行う。
すなわち、プラグ102の突起部122を持ちプラグ102を図8(c)に示したCと逆方向に押し込む。これによってバネ13が縮み、プラグ固定部115Aとプラグ102のケーブル側の端部153の嵌合が外れる。
次に、図8(b)に示したB方向と逆方向に突起部122を持ち上げ、プラグ102を斜めにし、A方向と逆方向に突起部122を引き抜くことで図8(a)に示す抜去状態になる。
このように本コネクタの抜去については一度ケーブル引出し方向と逆に押し込む動作が必要となる為、嵌合位置において抜けの発生しにくい確実なロック機構を実現できる。
また、プラグが突起部を備えているのでコネクタ挿脱時にプラグの操作が容易になる。
本発明のコネクタは基板間を接続するツイストペアケーブルや通信ラインや入出力信号などの信号線に使用する細線同軸ケーブルのコネクタに適用できる。また、狭小スペースに配置するような小形の機器に実装する際にもコネクタ外部にロック機構がないため、隣接したコネクタ配置が可能となり、ケーブルの可動性と狭小スペースへの配置が要求される移動体ロボットのケーブルのコネクタにも適用できる。
1 レセプタクル
10 コンタクトピン(接続ピン)
101 レセプタクル
102 プラグ
110 コンタクトピン(接続ピン)
11、111 プラグ側接続端子
12 実装側接続端子
122 突起部
123 切り欠き部
13 バネ
14 ガイド
141 平坦部
15、115、115A、115B プラグ固定部
151、152 プラグ固定部の端部
153 プラグのケーブル側の端部
16、116 挿入口
2 プラグ
21、121 接続端子
22 突起部
23 切り欠き部
3 ケーブル
4 プリント基板

Claims (8)

  1. プリント基板に実装されコンタクトピン(10)を備えた略直方体状のレセプタクル(1)と複数本のケーブル(3)が長手方向に並べて接続されるプラグ(2)から構成され、前記レセプタクルに前記プラグを挿入することによって、前記プリント基板と前記ケーブルを電気的に接続するコネクタであって、
    前記レセプタクルは、このレセプタクルの前端部の内面に固定され前記プラグ挿入時に前記プラグの先端部によって押圧され収縮することによって前記プラグへの挿入を可能にするとともに前記プラグとの嵌合時において前記プラグを前記レセプタクルの後部側に押し戻すバネ(13)と、前記レセプタクルの後端部に形成され前記プラグの上下方向および抜脱方向の移動を規制する断面コ字状のプラグ固定部(15)と、を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記レセプタクルは、前記プラグの厚さの略2倍の高さを有し、前記プラグを挿入する挿入口(16)が下部に形成され、前記プラグ挿入時に前記プラグを前記レセプタクルの上部に摺動案内する傾斜部および前記プラグの先端部を支える平坦部を有するガイド部(14)を有し、前記コンタクトピンは、略L字状を成し、前記プラグの接続端子と接続するプラグ側接続端子(11)が前記レセプタクルの上部内面に固定されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記プラグは、前記プラグのケーブル側下部に前記プラグ固定部(15)と嵌合する切り欠き部(23)が形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記レセプタクルは、前記プラグの厚さと同程度の高さを有し、前記プラグを挿入する挿入口(116)が上部に形成され、前記プラグとの嵌合時において前記プラグの上下方向の動きを規制する断面コ字状のプラグ固定部(115)を前記レセプタクルの前端部および後端部に備えたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  5. 前記プラグは、前記挿入口から前記プリント基板に対して所定の傾きを持って挿入され、挿入時における前期前端部のプラグ固定部と前期プラグ先端部との干渉を防止するための切り欠き(123)を前期プラグ先端部上面に備えたことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記切り欠き(123)は、くの字状の形状を成し、切り欠き角度は、前記プラグの挿入時に前記後端部のプラグ固定部(115A)と前記プラグのケーブル側の端部(153)が干渉せずに挿入できる最小の角度であることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記コンタクトピンの一方の端部には前記プリント基板と電気的に接続するための実装側接続端子が形成され、もう一方の端部には前記プラグの接続端子を接続するプラグ側接続端子が形成され、前記嵌合時において、前記コンタクトピンがもつバネ特性による接触圧によって前記プラグ側接続端子と前記プラグの接続端子を接続することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  8. 前記プラグは、ケーブル側上部に、プラグ挿脱時においてプラグ挿入方向の力を加えるための突起部を備えたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013097787A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Kotatsu Kokusai Denshi Kofun Yugenkoshi 着脱式アダプタとハンドヘルドデバイス
JP2019030356A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 オリンパス株式会社 内視鏡用コネクタユニットおよび内視鏡システム

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