JP2010140785A - 故障診断回路、及び電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減しつつ、二次電池の充放電経路に設けられた開閉部の故障を診断することができる故障診断回路、及びこのような故障診断回路を備えた電池パックを提供する。
【解決手段】二次電池B11を充放電させる充放電経路Lmを開閉する開閉部105と、充放電経路Lm上における、開閉部105の、二次電池B11と反対側である第1位置P1の電圧を第1開閉電圧Vp1として検出する第1開閉電圧検出部43と、第1位置P1と第1開閉電圧検出部43との間を接続する第1導電路L1を開閉するスイッチング素子SW1と、スイッチング素子SW1をオンさせた状態で第1開閉電圧検出部43によって検出された第1開閉電圧Vp1、及び開閉部105の開閉状態に基づいて、開閉部105の故障診断を行う故障診断部42とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電可能な二次電池を有する充電式の電池パック、及び電池パックに用いられる故障検出回路に関する。
充電可能な二次電池を有する充電式の電池パックにおいて、二次電池への過充電および二次電池からの過放電を防止するために、二次電池の充放電経路に充放電禁止用の開閉部としてFET(Field Effect Transistor)を設ける方法が一般的によく知られている。電池パック内部のFETが故障状態のまま電池パックが使用し続けられると二次電池の充放電の制御を正しく行うことが出来ないため、安全性が低下する可能性がある。FETの故障による安全性の低下を防ぐためには、FETの故障を検出する必要がある。その方法として、電池パックの外部端子電圧と二次電池の端子電圧とを測定し、その差分からFETの故障を検出する方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−005593号公報
しかし、上述の従来の技術では、二次電池の充放電を管理するために必要な二次電池の端子電圧の他に、電池パックの外部端子電圧を測定する必要があるため、外部端子が電圧測定回路に接続されることとなる。そして、外部端子を測定回路に接続すると、測定回路へリークする漏れ電流が流れるため、外部端子電圧の測定の実行中か否かにかかわらず、常時漏れ電流が流れて二次電池が放電する。
従って、上述のように二次電池の充放電を管理するために必要な測定の他に、故障診断のために電池パックの外部端子電圧を測定する場合には、漏れ電流による二次電池の放電電流が増加して常に電力を消費してしまうため、実際に電池パックを使用しようとしたときには十分な電力を得られなくなるおそれがあった。
本発明の目的は、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減しつつ、二次電池の充放電経路に設けられた開閉部の故障を診断することができる故障診断回路、及びこのような故障診断回路を備えた電池パックを提供することである。
本発明に係る故障診断回路は、二次電池を充放電させる充放電経路を開閉する開閉部と、前記充放電経路上における、前記開閉部の、前記二次電池と反対側である第1位置の電圧を第1開閉電圧として検出する第1開閉電圧検出部と、前記第1位置と前記第1開閉電圧検出部との間を接続する第1導電路を開閉する第1故障検出用スイッチング素子と、前記第1故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で前記第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧、及び前記開閉部の開閉状態に基づいて、前記開閉部の故障診断を行う故障診断部とを備えている。
この構成によれば、開閉部によって、二次電池の充放電経路が開閉される。また、二次電池から見て開閉部を越えた第1位置と第1開閉電圧検出部との間の第1導電路が第1故障検出用スイッチング素子によって開閉され、第1開閉電圧検出部によって、第1導電路によって導かれた第1位置の電圧が第1開閉電圧として検出される。そして、故障診断部によって、第1故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧と、開閉部の開閉状態とに基づいて開閉部の故障診断が行われる。
この場合、故障診断を行う際に第1開閉電圧検出部によって第1開閉電圧が検出されるとき以外は、第1故障検出用スイッチング素子をオフさせることで第1導電路から第1開閉電圧検出部へリークする漏れ電流を遮断することができるので、背景技術のように二次電池の充放電を管理するために必要な測定の他に、故障診断のための測定回路へ常時漏れ電流が流れるものと比べて、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減しつつ、開閉部の故障を診断することができる。
また、前記開閉部は、充電方向の電流を開閉すると共に放電方向の電流は常時流す充電用開閉部と、放電方向の電流を開閉すると共に充電方向の電流は常時流す放電用開閉部とが直列接続されて構成されたものであり、前記充電用開閉部と前記放電用開閉部との間である第2位置の電圧を第2開閉電圧として検出する第2開閉電圧検出部と、前記第2位置と前記第2開閉電圧検出部との間を接続する導電路を開閉する第2故障検出用スイッチング素子とをさらに備え、前記開閉部の開閉状態は、前記充電用開閉部及び前記放電用開閉部の開閉状態であり、前記故障診断部は、前記第2故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で前記第2開閉電圧検出部によって検出される第2開閉電圧をさらに用いて、前記充電用開閉部及び前記放電用開閉部の故障診断を行うことが好ましい。
この構成によれば、二次電池から見て充電用開閉部及び放電用開閉部のうちいずれか一方を越えた第2位置と第2開閉電圧検出部との間の第2導電路が第2故障検出用スイッチング素子によって開閉され、第2開閉電圧検出部によって、第2導電路によって導かれた第2位置の電圧が第2開閉電圧として検出される。そして、故障診断部によって、第1故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で第1開閉電圧検出部によって検出される第1開閉電圧と、第2故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で第2開閉電圧検出部によって検出される第2開閉電圧と、充電用開閉部及び放電用開閉部の開閉状態とに基づいて、充電用開閉部及び前記放電用開閉部の故障診断が行われる。
この場合、故障診断を行う際に、第1開閉電圧検出部によって第1開閉電圧が検出されるとき以外は第1故障検出用スイッチング素子をオフさせることで第1導電路から第1開閉電圧検出部へリークする漏れ電流を遮断し、第2開閉電圧検出部によって第2開閉電圧が検出されるとき以外は第2故障検出用スイッチング素子をオフさせることで第2導電路から第2開閉電圧検出部へリークする漏れ電流を遮断することが可能となるので、背景技術のように二次電池の充放電を管理するために必要な測定の他に、故障診断のための測定回路へ常時漏れ電流が流れるものと比べて、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減しつつ、開閉部の故障を診断することができる。
また、前記充電用開閉部と前記放電用開閉部とは、前記二次電池に近い側が前記充電用開閉部になるように接続され、前記故障診断部は、前記第2故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で前記第2開閉電圧検出部によって検出された第2開閉電圧が実質的にゼロであった場合、前記充電用開閉部がオープン故障していると判定し、当該第2開閉電圧が実質的にゼロでなければ前記充電用開閉部はオープン故障していないと判定することが好ましい。
この構成によれば、二次電池からみて充電用開閉部を越えた第2位置の第2開閉電圧は、二次電池の出力電圧によって上昇するはずである。しかるに第2開閉電圧検出部によって検出された第2開閉電圧が実質的にゼロであった場合、故障診断部は、充電用開閉部がオープン故障していると判定することができる。
また、前記故障診断部は、前記充電用開閉部はオープン故障していないと判定した場合、前記第1故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態でさらに前記放電用開閉部をオンさせて前記第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が実質的にゼロであったとき、前記放電用開閉部がオープン故障していると判定し、当該第1開閉電圧が実質的にゼロでなければ前記放電用開閉部はオープン故障していないと判定することが好ましい。
この構成によれば、充電用開閉部がオープン故障していなければ、充電用開閉部がオンしているとき、充電用開閉部は放電方向の電流は常時流すから、放電用開閉部が正常にオンすれば、二次電池からみて充電用開閉部と放電用開閉部とを越えた第1位置の第1開閉電圧は、二次電池の出力電圧によって上昇するはずである。しかるに、第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が実質的にゼロであった場合、故障診断部は、放電用開閉部がオープン故障していると判定することができる。
また、前記二次電池の端子電圧を検出する電池電圧検出部をさらに備え、前記充電用開閉部と前記放電用開閉部とは、前記二次電池に近い側が前記充電用開閉部になるように接続され、前記充電用開閉部は、充電方向の電流を開閉する充電用スイッチング素子と、当該充電用スイッチング素子と並列に放電方向が順方向となる向きに接続された放電方向ダイオードとを備え、前記第1導電路を、前記第1故障検出用スイッチング素子より前記第1開閉電圧検出部側の位置で、グラウンドに接続する第1抵抗をさらに備え、前記故障診断部は、前記第1故障検出用スイッチング素子をオン、前記放電用スイッチング素子をオフ、前記充電用スイッチング素子をオフさせた状態で、前記第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が前記電池電圧検出部によって検出された前記二次電池の端子電圧から前記放電方向ダイオードにおける順方向電圧を減じた電圧と実質的に等しい場合、前記放電用開閉部がショート故障していると判定することが好ましい。
この構成によれば、放電用開閉部がショート故障している場合、第1故障検出用スイッチング素子をオンすると、二次電池から放電方向ダイオード、放電用開閉部、及び第1抵抗を介してグラウンドへ電流が流れ、放電方向ダイオードで順方向電圧が生じる結果、二次電池からみて放電方向ダイオードと放電用開閉部とを越えた第1位置における第1開閉電圧は、二次電池の端子電圧から放電方向ダイオードの順方向電圧を減じた電圧と実質的に等しくなる。従って、故障診断部は、第1故障検出用スイッチング素子をオンして第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が、放電用スイッチング素子をオフさせた状態で電池電圧検出部によって検出された二次電池の端子電圧から放電方向ダイオードにおける順方向電圧を減じた電圧と実質的に等しい場合に放電用開閉部がショート故障していると判定することで、第1開閉電圧が0Vでなかった場合にショート故障していると判定する場合よりも放電用開閉部のショート故障の判定精度を向上することが可能となる。
また、前記二次電池の端子電圧を検出する電池電圧検出部をさらに備え、前記充電用開閉部と前記放電用開閉部とは、前記二次電池に近い側が前記充電用開閉部になるように接続され、前記第1導電路を、前記第1故障検出用スイッチング素子より前記第1開閉電圧検出部側の位置で、グラウンドに接続する第1抵抗をさらに備え、前記故障診断部は、前記第1故障検出用スイッチング素子をオン、前記放電用スイッチング素子をオフ、前記充電用スイッチング素子をオンさせた状態で、前記第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が前記電池電圧検出部によって検出された前記二次電池の端子電圧と実質的に等しい場合、前記放電用開閉部がショート故障していると判定することが好ましい。
この構成によれば、この構成によれば、放電用開閉部がショート故障している場合、第1故障検出用スイッチング素子をオンすると、二次電池から放電用開閉部、及び第1抵抗を介してグラウンドへ電流が流れ、二次電池からみて放電用開閉部を越えた第1位置における第1開閉電圧は、二次電池の端子電圧と実質的に等しくなる。従って、故障診断部は、第1故障検出用スイッチング素子をオンして第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が、放電用スイッチング素子をオフさせた状態で電池電圧検出部によって検出された二次電池の端子電圧と実質的に等しい場合に放電用開閉部がショート故障していると判定することで、第1開閉電圧が0Vでなかった場合にショート故障していると判定する場合よりも放電用開閉部のショート故障の判定精度を向上することが可能となる。
また、前記二次電池の端子電圧を検出する電池電圧検出部をさらに備え、前記充電用開閉部と前記放電用開閉部とは、前記二次電池に近い側が前記充電用開閉部になるように接続され、前記充電用開閉部は、充電方向の電流を開閉する充電用スイッチング素子と、当該充電用スイッチング素子と並列に放電方向が順方向となる向きに接続された放電方向ダイオードとを備え、前記第2導電路を、前記第2故障検出用スイッチング素子より前記第2開閉電圧検出部側の位置で、グラウンドに接続する第2抵抗をさらに備え、前記故障診断部は、前記第2故障検出用スイッチング素子をオン、前記充電用スイッチング素子をオフさせた状態で、前記第2開閉電圧検出部によって検出された第2開閉電圧が前記電池電圧検出部によって検出された前記二次電池の端子電圧と実質的に等しい場合、前記充電用開閉部がショート故障していると判定することが好ましい。
この構成によれば、もし充電用開閉部が正常であれば、第2故障検出用スイッチング素子をオンすると、二次電池から放電方向ダイオードと第2抵抗とを介してグラウンドへ電流が流れ、放電方向ダイオードで順方向電圧が生じる結果、二次電池からみて放電方向ダイオードを越えた第2位置における第2開閉電圧は、二次電池の端子電圧から放電方向ダイオードの順方向電圧を減じた電圧と実質的に等しくなる。にもかかわらず、第2故障検出用スイッチング素子をオン、充電用スイッチング素子をオフさせた状態で、第2開閉電圧検出部によって検出された第2開閉電圧が電池電圧検出部によって検出された二次電池の端子電圧と実質的に等しい場合、故障診断部は、充電用開閉部がショート故障していると判定することができる。
また、本発明に係る電池パックは、上述の故障診断回路と、前記二次電池とを備える。
この構成によれば、故障診断回路を備えた電池パックにおいて、背景技術のように二次電池の充放電を管理するために必要な測定の他に、故障診断のための測定回路へ常時漏れ電流が流れるものと比べて、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減しつつ、開閉部の故障を診断することができる。
このような構成の故障診断回路、及び電池パックは、故障診断を行う際に第1開閉電圧検出部によって第1開閉電圧が検出されるとき以外は、第1故障検出用スイッチング素子をオフさせることで第1導電路から第1開閉電圧検出部へリークする漏れ電流を遮断することができるので、背景技術のように二次電池の充放電を管理するために必要な測定の他に、故障診断のための測定回路へ常時漏れ電流が流れるものと比べて、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減しつつ、開閉部の故障を診断することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電池パックの構成の一例を示す概略ブロック図である。図1に示す電池パック100は、故障診断回路1と、二次電池B11と、接続端子101,102とを備えて構成されている。
なお、故障診断回路1は、電池パックに組み込まれる例に限らない。例えば、故障診断回路1は、携帯型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、携帯電話機、電気自動車、ハイブリットカー等、種々の電池駆動機器や、発電装置の負荷を二次電池によって平準化する電源システム、無停電電源装置等に用いられてもよい。
また、故障診断回路1は、例えば二次電池を充電する発電装置等の充電装置に内蔵されていてもよい。また、充電装置は、太陽光発電装置、風力発電装置、電動車輌における電力回生装置等であってもよい。
接続端子101は電池パック100のプラス端子、接続端子102は電池パック100のマイナス端子である。接続端子101,102は、電池パック100と充電装置(図示省略)、あるいは放電負荷装置(図示省略)とを電気的に接続するものであればよく、例えば電極やコネクタ、端子台等で構成される。
二次電池B11は、例えば複数の素電池B1が直列接続されて構成された組電池である。なお、二次電池B11は、複数の素電池B1が並列接続されたものであってもよく、直列と並列とか組み合わされて接続されたものでもよく、あるいは素電池単体であってもよい。
故障診断回路1は、スイッチング素子Q1(放電用開閉部),スイッチング素子Q2(充電用開閉部)、スイッチング素子SW1(第1故障検出用スイッチング素子)、スイッチング素子SW2(第2故障検出用スイッチング素子)、第1抵抗R1、第2抵抗R2、抵抗R3,R4、電池電圧検出部103、及び制御部104を備えて構成されている。スイッチング素子Q1,Q2は直列に接続されて、開閉部105を構成している。
接続端子101は、放電制御用のスイッチング素子Q1と、充電制御用のスイッチング素子Q2とをこの順に介して二次電池B11の正極に接続されている。スイッチング素子Q1,Q2としては、例えばFET(Field Effect Transistor)が用いられる。
スイッチング素子Q1は、例えばスイッチング素子Q11(放電用スイッチング素子)と、スイッチング素子Q11と並列に充電方向が順方向となる向きに接続された寄生ダイオードD1(充電方向ダイオード)とから構成されている。
スイッチング素子Q2は、例えばスイッチング素子Q21(充電用スイッチング素子)と、スイッチング素子Q21と並列に放電方向が順方向となる向きに接続された寄生ダイオードD2(放電方向ダイオード)とから構成されている。
そして、接続端子102は、二次電池B11の負極に接続されており、接続端子101からスイッチング素子Q1,Q2、及び二次電池B11を介して接続端子102に至る充放電経路Lmが構成されている。また、二次電池B11の負極が回路グラウンドにされている。
接続端子101とスイッチング素子Q1との接続点である第1位置P1は、スイッチング素子SW1と抵抗R3とを介して制御部104に接続されている。この場合、第1位置P1から制御部104に至る導電路が第1導電路L1に相当している。そして、第1導電路L1における抵抗R3と制御部104との接続点が、第1抵抗R1を介して回路グラウンドに接続されている。
これにより、第1位置P1の電圧Vp1が、抵抗R3,R1によって分圧されて得られた電圧Vin1が、制御部104に入力されるようになっている。従って、抵抗R3,R1の分圧比を適宜設定することにより、電圧Vp1を制御部104で検出可能な電圧範囲に変換することができる。
スイッチング素子Q1,Q2の接続点である第2位置P2は、スイッチング素子SW2と抵抗R4とを介して制御部104に接続されている。この場合、第2位置P2から制御部104に至る導電路が第2導電路L2に相当している。そして、第2導電路L2における抵抗R4と制御部104との接続点が、第2抵抗R2を介して回路グラウンドに接続されている。
これにより、第2位置P2の電圧Vp2が、抵抗R4,R2によって分圧されて得られた電圧Vin2が、制御部104に入力されるようになっている。従って、抵抗R4,R2の分圧比を適宜設定することにより、電圧Vp2を制御部104で検出可能な電圧範囲に変換することができる。
電池電圧検出部103は、例えばアナログデジタルコンバータ等を用いて構成されており、二次電池B11の正極端子の電圧、すなわち二次電池B11の端子電圧VBを検出し、これをデジタル値に変換して制御部104へ出力する。
なお、スイッチング素子Q1,Q2,SW1,SW2は、NチャネルMOSFETであってもよく、PチャネルMOSFETであってもよく、その他のスイッチング素子を用いてもよいが、FETは、オン抵抗が小さいので、スイッチング素子Q1,Q2,SW1,SW2として好適である。
スイッチング素子Q1,Q2,SW1,SW2は、ゲートが制御部104に接続されており、制御部104からの制御信号に応じてオン、オフされるようになっている。
制御部104は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、これらの周辺回路等とを備えて構成されている。そして、制御部104は、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、充放電制御部41、故障診断部42、第1開閉電圧検出部43、及び第2開閉電圧検出部44として機能する。
第1開閉電圧検出部43は、例えばアナログデジタルコンバータ等を用いて構成されている。そして、第1開閉電圧検出部43は、第1導電路L1を介して得られた電圧Vin1から、下記の式(1)に基づき第1位置P1の電圧Vp1(第1開閉電圧)を取得する。
Vp1=Vin1×(R+R)/R ・・・(1)
ただし、Rは第1抵抗R1の抵抗値、Rは抵抗R3の抵抗値である。
第2開閉電圧検出部44は、例えばアナログデジタルコンバータ等を用いて構成されている。そして、第2開閉電圧検出部44は、第2導電路L2を介して得られた電圧Vin2から、下記の式(2)に基づき第2位置P2の電圧Vp2(第2開閉電圧)を取得する。
Vp2=Vin2×(R+R)/R ・・・(2)
ただし、Rは第2抵抗R2の抵抗値、Rは抵抗R4の抵抗値である。
充放電制御部41は、例えば電池電圧検出部103によって検出された端子電圧VBが、過充電を防止するために予め設定された過充電防止電圧以上になると、スイッチング素子Q2をオフして二次電池B11の充電を禁止し、過充電を防止する。また、充放電制御部41は、例えば電池電圧検出部103によって検出された端子電圧VBが、過放電を防止するために予め設定された過放電防止電圧以下になると、スイッチング素子Q1をオフして二次電池B11の放電を禁止し、過放電を防止する。これにより、二次電池B11の過充電や過放電の発生が防止されて、安全性が向上するようになっている。
故障診断部42は、スイッチング素子SW1をオン、スイッチング素子SW2をオフさせた状態で、スイッチング素子Q1の開閉状態、第1開閉電圧検出部43によって検出された電圧Vp1に基づいて、スイッチング素子Q1の故障診断を行う。
また、故障診断部42は、スイッチング素子SW2をオフ、スイッチング素子SW2をオンさせた状態で、スイッチング素子Q2の開閉状態、第2開閉電圧検出部44によって検出された電圧Vp2に基づいて、スイッチング素子Q2の故障診断を行う。
また、故障診断部42は、スイッチング素子Q1,Q2の故障診断を行わないときは、スイッチング素子SW1,SW2をオフさせることで、第1導電路L1、及び第2導電路L2からの第1抵抗R1、第2抵抗R2、及び制御部104への漏れ電流を遮断する。
次に、図1に示す電池パック100の動作について説明する。図2は、図1に示す故障診断回路1の動作の一例を示すフローチャートである。まず、故障診断部42は、故障診断を開始すると、スイッチング素子Q1,Q2をオフし(ステップS1)、さらにスイッチング素子SW1をオフ、スイッチング素子SW2をオンする(ステップS2)。
スイッチング素子をこのような開閉状態にした状態で故障診断部42は、第2開閉電圧検出部44によって検出された第2位置P2の電圧Vp2を確認する(ステップS3)。ここで、もし仮にスイッチング素子Q2が正常であったとすれば、二次電池B11から寄生ダイオードD2、スイッチング素子SW2、抵抗R4、及び第2抵抗R2を介してグラウンドに至る電流経路が形成され、寄生ダイオードD2に電流が流れることにより順方向電圧Vfの電圧降下が生じる。
そうすると、もし仮にスイッチング素子Q2が正常であれば、第2位置P2の電圧Vp2は、VB−Vfとなるはずである。
ここで、電圧Vp2がVB−Vfとならず、実質的にゼロであった場合(ステップS3でYES)、故障診断部42は、スイッチング素子Q2がオープン故障したものと判定し(ステップS4)、ステップS14へ移行する。
なお、実質的にゼロとは、完全なゼロのみならず、例えば電圧の測定誤差等をゼロに加減算した電圧範囲を含む意味である。
一方、電圧Vp2が実質的にゼロでなかった場合(ステップS3でNO)、故障診断部42は、スイッチング素子Q2がオープン故障していないと判定し、ステップS5へ移行する。
次に、ステップS5において、故障診断部42は、電圧Vp2を、電池電圧検出部103によって検出された端子電圧VBと比較する(ステップS5)。上述したように、スイッチング素子Q2が正常であれば、電圧Vp2は、VB−Vfとなるはずである。にもかかわらず、電圧Vp2が実質的に端子電圧VBと等しい場合(ステップS5でYES)、故障診断部42は、スイッチング素子Q2がショート故障したものと判定し(ステップS6)、ステップS14へ移行する。
なお、実質的に等しいとは、完全に等しい場合のみならず、例えば電圧の測定誤差程度の差異が生じていても、等しいと見なす意味である。
一方、電圧Vp2が端子電圧VBと実質的に等しくなかった場合(ステップS5でNO)、故障診断部42は、スイッチング素子Q2がショート故障していないと判定し、ステップS7へ移行する。
次に、ステップS7において、故障診断部42は、スイッチング素子SW1をオン、スイッチング素子SW2をオフの開閉状態にする(ステップS7)。そして、故障診断部42は、第1開閉電圧検出部43によって検出された電圧Vp2を、VB−Vfと比較する(ステップS8)。
ここで、もし仮にスイッチング素子Q1が正常であったとすれば、第1位置P1における電圧Vp1は、0Vになるはずである。にもかかわらず、電圧Vp1が実質的に端子電圧VB−Vfと等しい場合(ステップS8でYES)、故障診断部42は、スイッチング素子Q1がショート故障したものと判定し(ステップS9)、ステップS14へ移行する。
なお、ステップS8においては、電圧Vp1が実質的に0Vでなければスイッチング素子Q1がショート故障したものと判定するようにしてもよい。しかしながら、電圧Vp1が実質的に端子電圧VB−Vfと等しい場合にスイッチング素子Q1がショート故障したものと判定することで、ショート故障の判定精度を向上させることができる。
一方、電圧Vp1がVB−Vfと実質的に等しくなかった場合(ステップS8でNO)、故障診断部42は、スイッチング素子Q1をオン、スイッチング素子Q2をオフし(ステップS10)、電圧Vp1の値を確認する(ステップS11)。
ここで、もし仮にスイッチング素子Q1が正常であれば、電圧Vp1は、VB−Vfとほぼ等しいはずである。にもかかわらず、電圧Vp1が実質的にゼロであった場合(ステップS11でYES)、故障診断部42は、スイッチング素子Q1がオープン故障していると判定し(ステップS12)、ステップS14へ移行する。
一方、電圧Vp1が実質的にゼロではなかった場合(ステップS11でNO)、故障診断部42は、スイッチング素子Q1がオープン故障していないと判定し、ステップS13へ移行する。
ステップS13では、スイッチング素子Q1,Q2のいずれもが、ショート故障もオープン故障もしていなかったことになるから、故障診断部42は、スイッチング素子Q1,Q2は正常であると判定し(ステップS13)、ステップS14へ移行する。
次に、ステップS14において、故障診断部42は、スイッチング素子SW1,SW2をオフして、故障診断処理を終了する。これにより、故障診断部42は、故障診断処理を実行するとき以外は、スイッチング素子SW1,SW2をオフするので、故障診断を実行するとき以外は、第1導電路L1から第1抵抗R1や制御部104を介してリークする漏れ電流、及び第2導電路L2から第2抵抗R2や制御部104を介してリークする漏れ電流が遮断される。
これによって、背景技術のように二次電池の充放電を管理するために必要な測定の他に、故障診断のための測定回路へ常時漏れ電流が流れるものと比べて、故障診断を実行する場合にのみ、スイッチング素子Q1,Q2をオンさせて測定回路を接続させることができるので、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減しつつ、二次電池の充放電経路に設けられたスイッチング素子Q1,Q2の故障を診断することができる。
そして、例えば、ステップS4,S6,S9,S12のいずれかにおいて、故障診断部42によって、スイッチング素子Q1,Q2のうちいずれかの故障が検出された場合、充放電制御部41は、スイッチング素子Q1,Q2をオフしたり、図略の保護スイッチをオフして二次電池B11の充放電経路Lmを遮断したりする。
また、例えばステップS4,S6,S9,S12,S13において故障診断部42によって診断された故障診断結果を、LED(Light Emitting Diode)や液晶表示器を用いて表示したり、通信インターフェイス回路を用いて故障診断回路1の外部に通知したりしてもよい。
なお、ステップS2において、スイッチング素子SW1,SW2を両方ともオンし、ステップS7を削除してもよい。これにより、ステップS7の処理工数を削減し、処理を簡素化することができる。
一方、ステップS2でスイッチング素子SW1をオフ、スイッチング素子SW2をオンし、ステップS7でスイッチング素子SW1をオン、スイッチング素子SW2をオフすることで、ステップS3〜S6の処理中における第1導電路L1から第1抵抗R1を介してグランドへリークする漏れ電流や制御部104へリークする漏れ電流を遮断することができ、また、ステップS8〜S13の処理中における第2導電路L2から第2抵抗R2を介してグランドへリークする漏れ電流や制御部104へリークする漏れ電流を遮断することができるので、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減することができる。
また、第1開閉電圧検出部43による電圧Vin1の検出が終わった直後にスイッチング素子SW1をオフし、第2開閉電圧検出部44による電圧Vin2の検出が終わった直後にスイッチング素子SW2をオフするようにしてもよい。これにより、さらに漏れ電流が流れる時間を短縮することができるので、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減することができる。
また、例えば図3に示す電池パック100aにおける故障診断回路1aのように、開閉部105aを、寄生ダイオードを備えない単一のスイッチング素子で構成し、スイッチング素子SW2、抵抗R4、第2抵抗R2、及び第2開閉電圧検出部44を備えない構成としてもよい。
図4は、図3に示す電池パック100aの動作の一例を示すフローチャートである。まず、故障診断部42aは、開閉部105aの故障診断を行わないときは、スイッチング素子SW1をオフさせることで、第1導電路L1からの第1抵抗R1、及び制御部104への漏れ電流を遮断している。そして、故障診断部42aは、故障診断を開始すると、開閉部105aをオフし(ステップS21)、さらにスイッチング素子SW1をオンする(ステップS22)。
この状態で故障診断部42aは、第1開閉電圧検出部43によって検出された第1位置P1の電圧Vp1を確認する(ステップS23)。そして、電圧Vp1が実質的にゼロでなかった場合(ステップS23でNO)、故障診断部42aは、開閉部105aがショート故障したものと判定し(ステップS24)、ステップS29へ移行する。
一方、電圧Vp1が実質的にゼロであった場合(ステップS23でYES)、故障診断部42aは、開閉部105aがショート故障していないと判定し、ステップS25へ移行する。
次に、ステップS25において、故障診断部42aは、開閉部105aをオンし(ステップS25)、電圧Vp1の値を確認する(ステップS26)。そして、電圧Vp1が実質的にゼロであった場合(ステップS26でYES)、故障診断部42aは、開閉部105aがオープン故障していると判定し(ステップS27)、ステップS29へ移行する。
一方、電圧Vp1が実質的にゼロではなかった場合(ステップS26でNO)、故障診断部42aは、開閉部105aがオープン故障していないと判定し、ステップS28へ移行する。
ステップS28では、開閉部105aが、ショート故障もオープン故障もしていなかったことになるから、故障診断部42aは、開閉部105aは正常であると判定し(ステップS28)、ステップS29へ移行する。
次に、ステップS29において、故障診断部42aは、スイッチング素子SW1をオフして、故障診断処理を終了する。これにより、故障診断部42aは、故障診断処理を実行するとき以外は、スイッチング素子SW1をオフするので、故障診断を実行するとき以外は、第1導電路L1から第1抵抗R1や制御部104を介してリークする漏れ電流が遮断される。
これによって、背景技術のように二次電池の充放電を管理するために必要な測定の他に、故障診断のための測定回路へ常時漏れ電流が流れるものと比べて、漏れ電流による二次電池の放電電流の増加を低減しつつ、二次電池の充放電経路に設けられた開閉部105aの故障を診断することができる。
なお、図2、図4におけるフローチャートはスイッチング素子の故障診断方法の一例を示したものであり、その他の判定基準を用いても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る故障診断回路、及び電池パックは、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、太陽電池や発電装置と二次電池とを組み合わされた電源システム、無停電電源装置等の電池搭載装置、システムにおいて、好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る電池パックの構成の一例を示す概略ブロック図である。 図1に示す故障診断回路の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す電池パックの変形例を示す略ブロック図である。 図3に示す故障診断回路の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1a 故障診断回路
41 充放電制御部
42,42a 故障診断部
43 第1開閉電圧検出部
44 第2開閉電圧検出部
100 電池パック
101,102 接続端子
103 電池電圧検出部
104 制御部
105,105a 開閉部
B1 素電池
B11 二次電池
D1,D2 寄生ダイオード
L1 第1導電路
L2 第2導電路
Lm 充放電経路
P1 第1位置
P2 第2位置
Q1,Q2,Q11,Q21 スイッチング素子
R1 第1抵抗
R2 第2抵抗
R3,R4 抵抗
SW1,SW2 スイッチング素子
VB 端子電圧
Vf 順方向電圧

Claims (8)

  1. 二次電池を充放電させる充放電経路を開閉する開閉部と、
    前記充放電経路上における、前記開閉部の、前記二次電池と反対側である第1位置の電圧を第1開閉電圧として検出する第1開閉電圧検出部と、
    前記第1位置と前記第1開閉電圧検出部との間を接続する第1導電路を開閉する第1故障検出用スイッチング素子と、
    前記第1故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で前記第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧、及び前記開閉部の開閉状態に基づいて、前記開閉部の故障診断を行う故障診断部と
    を備えることを特徴とする故障診断回路。
  2. 前記開閉部は、
    充電方向の電流を開閉すると共に放電方向の電流は常時流す充電用開閉部と、放電方向の電流を開閉すると共に充電方向の電流は常時流す放電用開閉部とが直列接続されて構成されたものであり、
    前記充電用開閉部と前記放電用開閉部との間である第2位置の電圧を第2開閉電圧として検出する第2開閉電圧検出部と、
    前記第2位置と前記第2開閉電圧検出部との間を接続する第2導電路を開閉する第2故障検出用スイッチング素子とをさらに備え、
    前記開閉部の開閉状態は、
    前記充電用開閉部及び前記放電用開閉部の開閉状態であり、
    前記故障診断部は、
    前記第2故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で前記第2開閉電圧検出部によって検出される第2開閉電圧をさらに用いて、前記充電用開閉部及び前記放電用開閉部の故障診断を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の故障診断回路。
  3. 前記充電用開閉部と前記放電用開閉部とは、
    前記二次電池に近い側が前記充電用開閉部になるように接続され、
    前記故障診断部は、
    前記第2故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態で前記第2開閉電圧検出部によって検出された第2開閉電圧が実質的にゼロであった場合、前記充電用開閉部がオープン故障していると判定し、当該第2開閉電圧が実質的にゼロでなければ前記充電用開閉部はオープン故障していないと判定すること
    を特徴とする請求項2記載の故障診断回路。
  4. 前記故障診断部は、
    前記充電用開閉部はオープン故障していないと判定した場合、前記第1故障検出用スイッチング素子をオンさせた状態でさらに前記放電用開閉部をオンさせて前記第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が実質的にゼロであったとき、前記放電用開閉部がオープン故障していると判定し、当該第1開閉電圧が実質的にゼロでなければ前記放電用開閉部はオープン故障していないと判定すること
    を特徴とする請求項3記載の故障診断回路。
  5. 前記二次電池の端子電圧を検出する電池電圧検出部をさらに備え、
    前記充電用開閉部と前記放電用開閉部とは、
    前記二次電池に近い側が前記充電用開閉部になるように接続され、
    前記充電用開閉部は、
    充電方向の電流を開閉する充電用スイッチング素子と、当該充電用スイッチング素子と並列に放電方向が順方向となる向きに接続された放電方向ダイオードとを備え、
    前記第1導電路を、前記第1故障検出用スイッチング素子より前記第1開閉電圧検出部側の位置で、グラウンドに接続する第1抵抗をさらに備え、
    前記故障診断部は、
    前記第1故障検出用スイッチング素子をオン、前記放電用スイッチング素子をオフ、前記充電用スイッチング素子をオフさせた状態で、前記第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が前記電池電圧検出部によって検出された前記二次電池の端子電圧から前記放電方向ダイオードにおける順方向電圧を減じた電圧と実質的に等しい場合、前記放電用開閉部がショート故障していると判定すること
    を特徴とする請求項2記載の故障診断回路。
  6. 前記二次電池の端子電圧を検出する電池電圧検出部をさらに備え、
    前記充電用開閉部と前記放電用開閉部とは、
    前記二次電池に近い側が前記充電用開閉部になるように接続され、
    前記第1導電路を、前記第1故障検出用スイッチング素子より前記第1開閉電圧検出部側の位置で、グラウンドに接続する第1抵抗をさらに備え、
    前記故障診断部は、
    前記第1故障検出用スイッチング素子をオン、前記放電用スイッチング素子をオフ、前記充電用スイッチング素子をオンさせた状態で、前記第1開閉電圧検出部によって検出された第1開閉電圧が前記電池電圧検出部によって検出された前記二次電池の端子電圧と実質的に等しい場合、前記放電用開閉部がショート故障していると判定すること
    を特徴とする請求項2記載の故障診断回路。
  7. 前記二次電池の端子電圧を検出する電池電圧検出部をさらに備え、
    前記充電用開閉部と前記放電用開閉部とは、
    前記二次電池に近い側が前記充電用開閉部になるように接続され、
    前記充電用開閉部は、
    充電方向の電流を開閉する充電用スイッチング素子と、当該充電用スイッチング素子と並列に放電方向が順方向となる向きに接続された放電方向ダイオードとを備え、
    前記第2導電路を、前記第2故障検出用スイッチング素子より前記第2開閉電圧検出部側の位置で、グラウンドに接続する第2抵抗をさらに備え、
    前記故障診断部は、
    前記第2故障検出用スイッチング素子をオン、前記充電用スイッチング素子をオフさせた状態で、前記第2開閉電圧検出部によって検出された第2開閉電圧が前記電池電圧検出部によって検出された前記二次電池の端子電圧と実質的に等しい場合、前記充電用開閉部がショート故障していると判定すること
    を特徴とする請求項2記載の故障診断回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の故障診断回路と、
    前記二次電池と
    を備えることを特徴とする電池パック。
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