JP2010140692A - 多重回転式電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化が図れ、下側の回転体であっても容易に操作でき、下側2つの回転体をあたかも同一面上に設置されているかのように構成できる多重回転式電子部品を提供する。
【解決手段】第1回転軸13を有する第1回転体10と、筒状であって第1回転体10の下側に配置され第1回転軸13と同じ軸中心で回転する第2回転体70と、筒状であって第2回転体70の下側に配置され第1回転軸13と同じ軸中心で回転する第3回転体100とを具備する。第1回転体10の下面に設けた収納部15内に第2回転体70と第3回転体100の一部とを収納設置する。第2回転体70と第3回転体100のそれぞれから第1回転体10の外周壁11の下辺の下側を通して外周壁11の外方に操作レバー75,105を突出させ、操作レバー75,105に外周壁11の外方において上方向に突出する操作部75b、105bを設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、同軸上に3つの回転式電子部品を設置してなる多重回転式電子部品に関するものである。
従来、ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの携帯機器において、その小型化のためにこれを操作する各種スイッチ類を一か所に集積化したものがある。たとえば特許文献1に示す多重回転式電子部品(1)においては、その図1に示すように、3つの回転式電子部品(100),(200),(300)をそれらの各回転軸が同一軸となるように上下に重ね合わせて構成されている。
しかしながら上記特許文献1に示す従来の多重回転式電子部品(1)においては、各回転式電子部品(100),(200),(300)の回転体(140),(250),(330)が上下に重ね合わせて設置されているので、各回転体(140),(250),(330)の高さ寸法(厚み寸法)を積算した寸法以下にはこの多重回転式電子部品(1)の高さを低くすることはできず、厚みの薄型化に限界があった。また上記のように各回転体(140),(250),(330)を積み上げて設置すると、下部に位置する回転体(330)を指で摘むことが困難になり、その回転操作をスムーズに行うことができなくなる恐れもあった。この問題は、多重回転式電子部品(1)が小型化すればするほど大きくなる。また従来とは異なる操作感覚の要望及びデザイン上の要望から、多重回転式電子部品(1)の少なくとも下側2つの回転式電子部品の回転体をあたかも同一面上に設置されているかのような構成にすることも要望されていたが、そのような構成のものはなかった。
特開2005−19031号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、薄型化が図れ、下側の回転体であっても容易に操作でき、また下側2つの回転体をあたかも同一面上に設置されているかのように構成できる多重回転式電子部品を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、下面から第1回転軸を突出してなる第1回転体と、筒状であって前記第1回転体の下側に配置されかつ前記第1回転軸と同じ軸中心で回転する第2回転体と、筒状であって前記第2回転体の下側に配置されかつ前記第1回転軸と同じ軸中心で回転する第3回転体と、前記第1回転体の回転によって回転操作される第1電気的機能部と、前記第2回転体の回転によって回転操作される第2電気的機能部と、前記第3回転体の回転によって回転操作される第3電気的機能部と、を具備し、前記第1回転体の下面の前記第1回転軸の周囲に収納部を設けてこの収納部内に少なくとも前記第2回転体を収納設置したことを特徴とする多重回転式電子部品にある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多重回転式電子部品において、第2回転体と第3回転体のそれぞれに、第1回転体の外周壁の下辺の下側を通して外周壁の外方に突出するアーム部と、突出したアーム部に連結され前記第1回転体の外周壁の外方において上方向に突出する操作部とを有する操作レバーを設け、前記第2回転体の操作レバーのアーム部を、第3回転体の筒状部分の上端部分より下方に位置させたことを特徴とする多重回転式電子部品にある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の多重回転式電子部品において、前記多重回転式電子部品は前記第1,第2,第3回転体のすべてを回転自在に軸支するつまみ支持部材を具備し、このつまみ支持部材は、柱状に形成された軸支部の外周面の上下の部分をそれぞれ前記第2回転体中央の第2開口部と前記第3回転体中央の第3開口部に回動自在に挿入される軸支面とし、さらに前記軸支部の上面中央に前記第1回転体の第1回転軸を回動自在に挿入する軸支孔を設けて構成されていることを特徴とする多重回転式電子部品にある。
請求項1に記載の発明によれば、第1回転体の収納部内に少なくとも第2回転体を収納するので、多重回転式電子部品全体の高さを低く(厚みを薄く)構成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第2回転体の操作レバーと第3回転体の操作レバーとを第1回転体の外周壁の外方に突出させ、それらに設けた操作部によって第2、第3回転体を操作するので、下側に設置した回転体であってもこれらを容易に操作できる。さらに第2回転体の操作レバーのアーム部を、第3回転体の筒状部分の上端部分より下方に位置させたので、2つの操作レバーの高さ方向の位置を容易に同一高さに設置でき、外部から見ると下側2つの回転体があたかも同一面上に設置されているかのように構成でき、さらにこれら第2,第3回転体の操作が行い易くなり、またデザイン上でも斬新なものとなる。
請求項3に記載の発明によれば、3つの回転体を軸支する部材として1つのつまみ支持部材だけを用いればよくなり、簡単な構造で3つの回転体を容易に上下に積み重なるように軸支して設置することが可能になる。またこのつまみ支持部材の構造によれば、第1回転体に設けた収納部内への第2回転体(さらには第3回転体)の収納が容易に行える。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の1実施形態にかかる多重回転式電子部品1の斜視図、図2は図1のA−A概略断面図(ただし図示の都合上、各部の断面は必ずしもA−A線上ではない)、図3は多重回転式電子部品1を上側から見た分解斜視図(その上部の部品)、図4は多重回転式電子部品1を上側から見た分解斜視図(その中間の部品)、図5は多重回転式電子部品1を上側から見た分解斜視図(その下部の部品)、図6は多重回転式電子部品1を下側から見た分解斜視図(その上部の部品)、図7は多重回転式電子部品1を下側から見た分解斜視図(その中間の部品)、図8は多重回転式電子部品1を下側から見た分解斜視図(その下部の部品)、図9はつまみ支持部材160を図4の反対側から見た斜視図、図10は第2回転体70の側面図、図11は第3回転体100の側面図である。これらの図に示すように多重回転式電子部品1は、第1回転体10の下側に、押え部材(以下「押え板」という))40と、第2回転体70と、第3回転体100と、ケース130と、つまみ支持部材160と、第1,第2,第3駆動体200,230,260と、第1,第2,第3摺動子290,300,310と、回路基板(以下「フレキシブル回路基板」という)330と、支持板360とを設置して構成されている。なお以下の説明において、「上」とは第3回転体100から第1回転体10を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
第1回転体10は合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その外周壁11はこの第1回転体10を回転するつまみ部となっている。第1回転体10の下面中央には下方向に向かって突出する第1回転軸13が設けられ、また第1回転体10の下面の第1回転軸13の周囲は凹状の収納部15になっている。第1回転軸13は円柱状であり、その下面中央には円形凹状の取付孔17(図2参照)が設けられ、取付孔17の周囲を囲む位置からは3本の舌片状の係止突起19が等間隔に下方向に向かって突出している。収納部15は円形凹状に形成され、下記する押え板40、第2回転体70、第3回転体100の外径寸法よりも大きい内径寸法を有している。
押え板40は合成樹脂を薄い略円板状に成形して構成されており、中央には上下に貫通する円形の軸挿通孔41が設けられ、軸挿通孔41の周囲には円周状に等間隔に4つの上下に貫通する小孔からなる取付固定部43が設けられている。また押え板40の下面の所定位置(下記するつまみ支持部材160の第3クリック機構収納部189の押え部収納部189aに対向する位置)には下方向に突出する略矩形状のクリック部材押え部45が設けられている。
第2回転体70は合成樹脂を筒状に成形して構成されており、その中央には円形の第2開口部71が形成され、またその内周面の所定位置には凹凸状のクリック係合部73が形成され、またその外周から第2回転体70の回転軸に対して半径方向外方に操作レバー75を突出し、またその所定位置から下方向に駆動体係止部77を突出して構成されている。クリック係合部73は略三角形状の凹部を2つ設けた形状であり、操作レバー75を突出する部分の内側面に形成されている。操作レバー75は、アーム部75aの先端に操作部75bを設けて構成されており、アーム部75aは略平板状であって第2回転体70の筒状の外周面からいったん下方向に突出した後に半径方向外方に突出しており、一方操作部75bは略矩形状であってアーム部75aの先端に上方向に突出するように設けられている。言い換えればアーム部75aによって操作部75bの高さ位置が少し下方に位置するように構成し、同時にアーム部75aの上面側に凹状のつまみ部挿通部79を形成している。つまりアーム部75aによって寸法L1(図10参照)だけ操作レバー75全体の高さを低くしている。この寸法L1は下記する第3回転体100の筒状部分の上面から操作レバー105のアーム部105aの下面までの寸法L2(図11参照)とほぼ同一となっている(L1≒L2)。さらにいえば、アーム部75aは、下記する第3回転体100の筒状部分の上端部分(摺接部111の上面)より下方に位置するように、いったん下方向に突出した後に半径方向外方に突出している。一方駆動体係止部77は第2回転体70の外周側面から下方に向けて略平板矩形状に突出し、その下辺に上方向に凹状となる係止部77aを設けている。
第3回転体100は合成樹脂を筒状に成形して構成されており、その中央には円形の第3開口部101が形成され、またその内周面の所定位置には凹凸状のクリック係合部103が形成され、またその外周から第3回転体100の回転軸に対して半径方向外方に操作レバー105を突出し、またその所定位置から下方向に駆動体係止部107を突出して構成されている。クリック係合部103は略三角形状の凹部を4つ設けた形状であり、駆動体係止部107を突出する部分の内側面に形成されている。操作レバー105は、アーム部105aの先端に操作部105bを設けて構成されており、アーム部105aは略平板状であって第2回転体100の筒状の外周面の下部から半径方向外方に向けて突出しており、一方操作部105bは略矩形状であってアーム部105aの先端に上方向に突出するように設けられている。そしてアーム部105aの上部に凹状のつまみ部挿通部109が形成されている。駆動体係止部107は第3回転体100の外周側面から下方に向けて略平板矩形状に突出し、その下辺に上方向に凹状となる係止部107aを設けている。また第3回転体100の筒状部分の上辺には凸条からなる摺接部111が設けられている。
ケース130は合成樹脂を略板状に成形して構成されており、その所定位置に上下に貫通する略円形の軸支部挿通孔131を設けている。ケース130の軸支部挿通孔131周囲の一部上面には、略円弧状で凹状の操作部収納部133が形成され、操作部収納部133中の所定位置にはその外周辺から内側に向かって突出して操作部収納部133を2つの領域に区画する棒状の区画用突起135が設けられている。操作部収納部133の底面は同一の平面であり、この底面の軸支部挿通孔131から離れた側には円弧状で上下に貫通する貫通孔136が区画用突起135の両側に一対設けられている。ケース130下面の複数位置にはねじ止め孔137が設けられ、またケース130下面の複数位置には下方向に向かって突出する小突起からなる係止部139が設けられている。
つまみ支持部材160は合成樹脂の一体成型品であり、略平板状のケース部161と、ケース部161の上面中央から上方向に柱状に突出して形成される軸支部163とを具備して構成されている。ケース部161はその下面の前記軸支部163の真下の部分に略円形凹状の第1駆動体収納部165を形成し、またその下面の第1駆動体収納部165の周囲にこれを囲むように円弧状の凹部からなる第2駆動体収納部167と第3駆動体収納部169とを形成して構成されている。第2駆動体収納部167と第3駆動体収納部169は略同一円弧上に連続して形成されている。第2,第3駆動体収納部167,169の上面にはそれぞれ円弧状の貫通孔からなる軸挿通部171,173が形成されている。またこのケース部161の所定位置(3か所)には上下に貫通する小孔からなる取付部175が設けられている。またケース部161の下面の所定位置からは小突起状の係止部176が突出している。またケース部161の上面の前記ケース130の一対の貫通孔136に対向する位置には、これら貫通孔136に挿入されて摺接部収納部133の底面上に突出する円弧状凸条の摺接突起174が一対設けられている。
一方軸支部163は円形の柱状に形成され、その外周面の上下の部分をそれぞれ軸支面177,179とし、また軸支部163の上面181の中央に円形の開口からなる軸支孔183を設けて構成されている。軸支孔183は上面181から下方向に突出する略筒状部分の内部に形成されている。前記軸支面177は前記第2回転体70の第2開口部71に回動自在に挿入される寸法に形成され、前記軸支面179は前記第3回転体100の第3開口部101に回動自在に挿入される寸法に形成され、前記軸支孔183は前記第1回転体10の第1回転軸13を回動自在に挿入する寸法に形成されている。軸支面177の外径寸法は軸支面179の外径寸法よりも少し小さい寸法であり、両面間には段差がある。軸支部163の上面181の前記押え板40の各取付固定部43に対向する位置には、これら各取付固定部43に挿入される小突起からなる取付突起185が設けられている。また上面181には、矩形凹状であって外周の軸支面177も切り欠くように形成される第2クリック機構収納部187と、矩形凹状であって外周の軸支面177と軸支面179の両者にわたってこれらを切り欠くように形成される第3クリック機構収納部189(図9参照)とが形成されている。第3クリック機構収納部189の上部の軸支面177に形成されている部分は、前記押え板40のクリック部材押え部45をほぼぴったり挿入する押え部収納部189aとなっている。さらに上面181の裏面の前記軸支孔183の左右両側部からは下方向に向って一対の筒状部が突出しており、それらの内部は下方に解放された凹状の第1クリック機構収納部193,193となっている。
第1駆動体200は合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その中央には上下に貫通する小孔からなる挿通孔201が設けられ、挿通孔201の周囲の前記第1回転体10の各係止突起19に対向する位置にはこれら各係止突起19をぴったり挿入する係止孔203が設けられ、係止孔203周囲の第1駆動体200上面にはリング状の凹凸からなるクリック係合部205が設けられ、また第1駆動体200の下面には下記する第1摺動子290を固定する小突起状の取付突起207が設けられている。
第2駆動体230は合成樹脂を上から見て略円弧状に湾曲する略板形状に形成して構成されており、その上面には上方向に突出する小突起状の軸部231が設けられ、その下面には下記する第2摺動子300を固定する小突起状の取付突起233が設けられている。
第3駆動体260は合成樹脂を上から見て略円弧状に湾曲する略板形状に形成して構成されており、その上面には上方向に突出する小突起状の軸部261が設けられ、その下面には下記する第3摺動子310を固定する小突起状の取付突起263が設けられている。
第1,第2,第3摺動子290,300,310はいずれも弾性金属板製の摺動子基部291,301,311の一辺から摺動冊子293,303,313を突出し下方向に略180°折り返して構成されている。各摺動子基部291,301,311には前記
第1,第2,第3駆動体200,230,260の取付突起207,233,263を挿入する小孔からなる取付孔295,305,315が設けられている。
フレキシブル回路基板330は可撓性を有する合成樹脂フイルムの表面に回路パターンを形成して構成されており、略矩形状に形成した基板本体部311の外周辺から細帯状の引出部333を引き出している。基板本体部311の上面の所定位置には円形の第1スイッチパターン334が形成され、第1スイッチパターン334の周囲を囲む位置には円弧状の第2スイッチパターン335と第3スイッチパターン337とが形成されている。第2,第3スイッチパターン335,337は前記第1スイッチパターン334の中心を中心とする略同一円周上に形成されている。基板本体部311の前記ケース130の各係止部139とつまみ支持部材160の各係止部176に対向する位置にはこれら各係止部139,176を挿入する小孔からなる係止孔339が形成され、また基板本体部311の前記ケース130の1つのねじ止め孔137(中央のもの)に対向する位置に貫通孔341が形成されている。引出部333の先端辺近傍には前記第1,第2,第3スイッチパターン334,335,337からの出力を外部に取り出す接点パターン343が形成されている。
支持板360は金属板を前記フレキシブル回路基板330の基板本体部311の外形形状とほぼ同一の外形形状に形成して構成されており、前記フレキシブル回路基板330の各係止孔339に対向する位置に小孔からなる係止孔361を設け、また前記フレキシブル回路基板330の貫通孔341に対向する位置と、それ以外の前記ケース130のねじ止め孔137に対向する位置とにそれぞれねじ挿入孔363を形成している。なお図4,図7に示す4つの380はクリック用コイルばね、4つの381はクリック用ボール、4つの385はビスである。また図5,図8に示す4つの387はビスである。
次に多重回転式電子部品1の組立方法を説明する。まず予め第1,第2,第3駆動体200,230,260の下面にそれぞれ第1,第2,第3摺動子290,300,310を設置して各取付突起207,233,263を各取付孔295,305,315に挿入してそれぞれの先端を熱かしめして取り付けておく。そしてまずケース130の下面側につまみ支持部材160を設置し、その際つまみ支持部材160の軸支部163をケース130の軸支部挿通孔131に挿入する。そしてつまみ支持部材160の3つの取付部175にそれぞれその下面側からビス385を挿入してケース130の各ねじ止め孔137にねじ込み、これによってケース130とつまみ支持部材160とを一体化する。このときつまみ支持部材160の摺接突起174はケース130の貫通孔136に挿入され上方に突出している。
次にケース130の上面側に突出している前記軸支部163を前記第3回転体100の第3開口部101に挿入し、軸支部163の軸支面179に回動自在に軸支させる。次に軸支部163に設けた第3クリック機構収納部189にクリック用コイルばね380とクリック用ボール381とを収納する。次に前記軸支部163を前記第2回転体70の第2開口部71に挿入し、軸支部163の軸支面177に回動自在に軸支させる。次に軸支部163に設けた第2クリック機構収納部187にクリック用コイルばね380とクリック用ボール381とを収納する。次に軸支部163の上面181に押え板40を設置し、その際上面181に設けた各取付突起185を押え板40の各取付固定部43に挿入し、各取付突起185の先端を熱かしめすることで押え板40を軸支部163上に固定する。これによって第2クリック機構収納部187の上部は押え板40によって塞がれ、第3クリック機構収納部189はその押え部収納部189aに押え板40のクリック部材押え部45が挿入されることで塞がれる。またこのとき図1に示すように、第2,第3回転体70,100の両操作レバー75,105はそれぞれケース130の操作部収納部133の区画用突起135によって区画されている両側位置にそれぞれ設置され、それらの下面は摺接突起174上に当接する。操作部収納部133の底面は同一面であり、また一対の摺接突起174の上辺も同一面であり、両操作レバー75,105のアーム部75a,105aの上面S1及び下面S2のそれぞれの高さ位置(図10、図11参照)と、操作部75b,105bの高さ位置とはいずれも両操作レバー75,105において同一高さ(回転軸に直交する同一面の位置、同一水平面の位置)であり並列に設置されている。つまり両操作部75b,105bの高さは両操作レバー75,105の両アーム部75a,105aの形状によって調整されている。またこのとき、第3クリック機構収納部189に収納したクリック用ボール381はクリック用コイルばね380によって第3回転体100のクリック係合部103に弾接し、第2クリック機構収納部187に収納したクリック用ボール381はクリック用コイルばね380によって第2回転体70のクリック係合部73に弾接している。また図2に示すように第3回転体100の摺接部111には、つまみ支持部材160の両軸支面177,179の間の段差(段部)の部分上に載置されている第2回転体70の下面が当接することで、第3回転体100の上下方向のがたつきが防止されている。第2回転体70もその上辺に設けた凸条からなる摺接部78に押え板40の下面が当接することで、第2回転体70の上下方向のがたつきが防止されている。
次に前記押え板40を取り付けた軸支部163の上に第1回転体10を設置し、その際第1回転体10の第1回転軸13を押え板40の軸挿通孔41を通して軸支部163の軸支孔183に回動自在に挿入し、その先端を軸支孔183の下面側に突出する。このとき両操作レバー75,105のつまみ部挿通部79,109内を第1回転体10の外周壁11の下辺が通過する。言い換えれば第2回転体70と第3回転体100のそれぞれから第1回転体10の外周壁11の下辺の下側を通して外周壁11の外方に操作レバー75,105が突出し、これら操作レバー75,105に設けた操作部75b,105bが何れも外周壁11の外方において上方向に突出し、これら2つの操作部75b,105bが同一高さで並列に設置された構成となる。またこのとき第2,第3回転体70,100に設けた駆動体係止部77,107は、それぞれつまみ支持部材160の軸挿通部171,173内に挿入され、第2,第3駆動体収納部167,169内に突出している。
次に軸支部163の下面側に設けた一対の第1クリック機構収納部193にそれぞれクリック用コイルばね380とクリック用ボール381とを収納し、その下側に第1駆動体200を設置し、第1回転軸13の各係止突起19を第1駆動体200の各係止孔203に挿入・係合し、次に第1駆動体200の挿通孔201にその下面側からビス385を挿入して第1回転軸13先端の取付孔17(図2参照)にねじ込み、これによってつまみ支持部材160を挟んで第1回転体10と第1駆動体200とを回転自在に一体化する。このとき前記第1クリック機構収納部193内のクリック用ボール381は第1駆動体200上面のクリック係合部205にクリック用コイルばね380の弾発力によって弾接する。
次につまみ支持部材160下面の第2,第3駆動体収納部167,169にそれぞれ第2,第3駆動体230,260を収納し、その際第2,第3駆動体収納部167,169内に挿入されている第2,第3回転体70,100の駆動体係止部77,107の係止部77a,107aに、それぞれ第2,第3駆動体230,260の軸部231,261を係合する。次にその下側にフレキシブル回路基板330と支持板360とを設置し、その際ケース130の各係止部139とつまみ支持部材160の各係止部176をフレキシブル回路基板330の各係止孔339と支持板360の各係止孔361とに挿入して位置決めし、支持板360の各ねじ挿入孔363にその下面側からビス387を挿入し、ケース130の各ねじ止め孔137にねじ込み、一体化する。これによって図1,図2に示す多重回転式電子部品1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
そして多重回転式電子部品1の第1回転体10を回転すれば、これと一体に第1駆動体200が回転し、これに取り付けている第1摺動子290の摺動冊子293がフレキシブル回路基板330上の第1スイッチパターン334上を摺動し、その電気的出力が変化する。第1駆動体200が回転する際、一対のクリック用ボール381がクリック係合部205の凹凸を乗り越えることでクリック感触が生じる。また第2回転体70の操作部75bを操作することで第2回転体70を回転すれば、これと一体に第2駆動体230が回転し、これに取り付けている第2摺動子300の摺動冊子303がフレキシブル回路基板330上の第2スイッチパターン335上を摺動し、その電気的出力が変化する。第2回転体70が回転する際、クリック用ボール381がクリック係合部73の凹凸を乗り越えることでクリック感触が生じる。第2回転体70はクリック係合部73の2つの凹部にクリック用ボール381が移動する範囲で回転移動する。また第3回転体100の操作部105bを操作することで第3回転体100を回転すれば、これと一体に第3駆動体260が回転し、これに取り付けている第3摺動子310の摺動冊子313がフレキシブル回路基板330上の第3スイッチパターン337上を摺動し、その電気的出力が変化する。第3回転体100が回転する際、クリック用ボール381がクリック係合部103の凹凸を乗り越えることでクリック感触が生じる。第3回転体100はクリック係合部103の4つの凹部にクリック用ボール381が移動する範囲で回転移動する。なお前記第1摺動子290と第1スイッチパターン334とによって第1電気的機能部が構成され、第2摺動子300と第2スイッチパターン335とによって第2電気的機能部が構成され、第3摺動子310と第3スイッチパターン337とによって第3電気的機能部が構成されている。
上記多重回転式電子部品1は上述のように、同じ軸中心で回転する第1回転体10と第2回転体70と第3回転体とを上下に重なるように設置してなる構造であるが、第1回転体10の下面の第1回転軸13の周囲に設けた収納部15内に第2回転体70の全体及び第3回転体100の上側の一部を収納設置したので、多重回転式電子部品1全体の高さ寸法を低く(厚みを薄く)構成することができる。
また上記多重回転式電子部品1は、第2回転体70と第3回転体100のそれぞれに、第1回転体10の外周壁11の下辺の下側を通して外周壁11の外方に突出するアーム部75a,105aと、突出したアーム部75a,105aに連結され前記第1回転体10の外周壁11の外方において上方向に突出する操作部75b,105bとを有する操作レバー75,105を設けたので、下側に設置した第2,第3回転体70,100であってもこれらを容易に操作できる。また第2回転体70の操作レバー75のアーム部75aを、第3回転体100の筒状部分の上端部分より下方に位置させたので、2つの操作レバー75,105の高さ方向の位置を容易に同一高さに設置でき、外部から見ると下側2つの第2,第3回転体70,100があたかも同一面上に設置されているかのように構成でき、さらにこれら第2,第3回転体70,100の操作が行い易くなり、またデザイン上でも斬新なものとなる。
また上記多重回転式電子部品1は、第1,第2,第3回転体10,70,100のすべてを回転自在に軸支するつまみ支持部材160を具備し、このつまみ支持部材160は、柱状に形成された軸支部163の外周面の上下の部分をそれぞれ第2回転体70中央の第2開口部71と第3回転体100中央の第3開口部101に回動自在に挿入される軸支面177,179とし、さらに軸支部163の上面中央に第1回転体10の第1回転軸13を回動自在に挿入する軸支孔183を設けて構成したので、簡単な構造で3つの回転体10,70,100を1つのつまみ支持部材160に容易に上下に積み重なるように軸支して設置することが可能になる。またこのつまみ支持部材160の構造は、第1回転体10に設けた収納部15内への第2回転体70(さらには第3回転体100)の収納が容易に行える構造である。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では第1回転体10の収納部15内に第2回転体70の全体及び第3回転体100の上側の一部分を収納したが、少なくとも第2回転体70の上側の一部分を収納設置する構成とすれば良く、その場合でも多重回転式電子部品1全体の高さ寸法を低くできる。逆に第3回転体100の全体をも収納部15内に収納してもよい。第1,第2,第3電気的機能部が必ずしも上記摺動子とスイッチパターンの組み合わせに限定されるものでないことは言うまでもなく、種々の変更が可能である。
多重回転式電子部品1の斜視図である。 図1のA−A概略断面図である。 多重回転式電子部品1を上側から見た分解斜視図(その上部の部品)である。 多重回転式電子部品1を上側から見た分解斜視図(その中間の部品)である。 多重回転式電子部品1を上側から見た分解斜視図(その下部の部品)である。 多重回転式電子部品1を下側から見た分解斜視図(その上部の部品)である。 多重回転式電子部品1を下側から見た分解斜視図(その中間の部品)である。 多重回転式電子部品1を下側から見た分解斜視図(その下部の部品)である。 つまみ支持部材160を図4の反対側から見た斜視図である。 第2回転体70の側面図である。 第3回転体100の側面図である。
符号の説明
1 多重回転式電子部品
10 第1回転体
11 外周壁(つまみ部)
13 第1回転軸
15 収納部
40 押え板(押え部材)
70 第2回転体
71 第2開口部
75 操作レバー
75a アーム部
75b 操作部
100 第3回転体
101 第3開口部
105 操作レバー
105a アーム部
105b 操作部
130 ケース
160 つまみ支持部材
161 ケース部
163 軸支部
177,179 軸支面
183 軸支孔
200 第1駆動体
230 第2駆動体
260 第3駆動体
290 第1摺動子(第1電気的機能部)
300 第2摺動子(第2電気的機能部)
310 第3摺動子(第3電気的機能部)
330 フレキシブル回路基板(回路基板)
334 第1スイッチパターン(第1電気的機能部)
335 第2スイッチパターン(第2電気的機能部)
337 第3スイッチパターン(第3電気的機能部)
360 支持板

Claims (3)

  1. 下面から第1回転軸を突出してなる第1回転体と、筒状であって前記第1回転体の下側に配置されかつ前記第1回転軸と同じ軸中心で回転する第2回転体と、筒状であって前記第2回転体の下側に配置されかつ前記第1回転軸と同じ軸中心で回転する第3回転体と、前記第1回転体の回転によって回転操作される第1電気的機能部と、前記第2回転体の回転によって回転操作される第2電気的機能部と、前記第3回転体の回転によって回転操作される第3電気的機能部と、を具備し、
    前記第1回転体の下面の前記第1回転軸の周囲に収納部を設けてこの収納部内に少なくとも前記第2回転体を収納設置したことを特徴とする多重回転式電子部品。
  2. 請求項1に記載の多重回転式電子部品において、
    第2回転体と第3回転体のそれぞれに、第1回転体の外周壁の下辺の下側を通して外周壁の外方に突出するアーム部と、突出したアーム部に連結され前記第1回転体の外周壁の外方において上方向に突出する操作部とを有する操作レバーを設け、
    前記第2回転体の操作レバーのアーム部を、第3回転体の筒状部分の上端部分より下方に位置させたことを特徴とする多重回転式電子部品。
  3. 請求項1または2に記載の多重回転式電子部品において、
    前記多重回転式電子部品は前記第1,第2,第3回転体のすべてを回転自在に軸支するつまみ支持部材を具備し、
    このつまみ支持部材は、柱状に形成された軸支部の外周面の上下の部分をそれぞれ前記第2回転体中央の第2開口部と前記第3回転体中央の第3開口部に回動自在に挿入される軸支面とし、さらに前記軸支部の上面中央に前記第1回転体の第1回転軸を回動自在に挿入する軸支孔を設けて構成されていることを特徴とする多重回転式電子部品。
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JP2005019031A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 多重回転式電子部品

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