JP2010140396A - ファイル整合性確認システム、ファイル整合性確認方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】順次実行される複数のジョブのうち出力ジョブにおいて出力処理されたファイルを入力ジョブに入力処理する場合、ファイルの入出力順序としての整合性が出力ジョブと入力ジョブとの先行・後続関係からみて妥当であるかを確認するファイル整合性確認システム1Aに、出力ジョブ及び入力ジョブのうち少なくとも一方におけるファイルの所定の状態、及び、出力ジョブ及び入力ジョブ同士の所定の状態を確認することによって整合性を確認する整合性確認部13を備える。
【選択図】図1
Description
(a)I/Oファイル定義情報・・・ジョブで入出力されるファイルを定義する情報
(b)ジョブ基準日情報・・・それぞれのジョブが実行される予定日である、「ジョブ基準時」としてのジョブ基準日を定義する情報
(c)ファイル通称名一覧・・・それぞれのファイルのファイル名を定義する情報
(d)カレンダ情報・・・日時を定義する情報。具体的には、休日や祝日を定義するためのフラグ情報
(e)世代管理マスタ情報,世代管理情報・・・それぞれのファイルの世代を管理するための情報
なお、ここでいう「世代」とは、特定の基準日からの相対的な偏差であって、対象となるファイルが前記特定の基準日に対して現在、過去、未来にどれだけ離れているかを相対的な日数で指定したものである。この実施の形態において、特定の基準日は対象となるファイルを処理する特定のジョブのジョブ基準日が相当するものとし、また、それぞれのファイルの世代は、それぞれのジョブにおいてファイルが更新される毎に更新される。また、この実施の形態においては、後述するように「日次周期」のジョブにおいて出力されるファイルや「月次周期」のジョブにおいて出力されるファイルなどが存在する。例えば、日次周期のジョブにおいて対象となるジョブの実行日(又は実行予定日)が特定のジョブ基準日の2日前であれば2世代前のファイル、3日後であれば3世代後のファイルになる。また、月時周期のジョブにおいて対象となるジョブの実行日(又は実行予定日)が特定のジョブ基準日の50日前であれば2世代前のファイル、80日後であれば3世代後のファイルになる。
(f)ジョブ定義情報・・・それぞれのジョブを定義するための情報。なおここには、二つのジョブが先行後続関係をもって実行される場合における当該先行後続関係を規定する情報としてのパス(以下単に「パス」と称する。本明細書において同じ。詳しくは後述する。)情報、このパスによって規定された、ジョブ毎の先行後続関係の一覧としてのジョブクロス(以下単に「ジョブクロス」と称する。本明細書において同じ。)情報、更に、ジョブ毎のスケジュール情報等の一覧としてのジョブ一覧(以下単に「ジョブ一覧」と称する。本明細書において同じ。)情報、ファイル記録部17に形成されたそれぞれのジョブが使用するファイル・テーブル(図示せず)の使用状況の一覧としてのファイルクロス(以下単に「ファイルクロス」と称する。本明細書において同じ。)情報も含まれる。
(g)翌営業日実行スケジュール情報・・・それぞれのジョブが特定の実行スケジュールの次に稼働するスケジュールの情報、即ち、それぞれのジョブにおける一の営業日の翌営業日の実行スケジュールを規定する情報
実行スケジュール管理部14は、運用バックアップサーバ6から取得されたジョブ管理情報を記録する。更に、実行スケジュール管理部14は、これらのジョブ管理情報からそれぞれのジョブの前後関係を取得し管理する。更にまた、基準時情報管理部15は、資源管理サーバ3から取得されたジョブ基準日一覧を記録し管理する。このジョブ基準日一覧には、ジョブの実行が行われる予定時としてのジョブ基準日が記録されており、基準時情報管理部15はこのジョブ基準日を管理する。
整合性確認部13は、実行スケジュール管理部14に記録されたジョブ管理情報を取得し、一のジョブ及び他のジョブが実行スケジュール管理部14において一連のジョブとしてスケジューリングされているか否かを確認することによって前記整合性を確認する。図6は、この実施の形態のファイル整合性確認システム1Aにおける、それぞれのファイルの出力ジョブと入力ジョブとの有無のパターン、及び、各パターン毎のファイル整合性確認の処理の方法、及び、それぞれの処理によるファイル整合性の有無の確認結果を定義するテーブルを模式的に示す図であり、図7は、ファイル整合性確認の際に整合性確認部で用いられる、ファイル及びジョブの重大なエラーである形式不正の種類を定義するテーブルを模式的に示す図である。これらのテーブルは整合性確認部13に記録されており、整合性確認部13は確認の対象となるファイルやジョブをこれらのテーブルに照合することでファイル整合性の確認を行う。
整合性確認部13は、基準時情報管理部15において管理された、一のジョブにおいてファイルの出力処理が行われる予定時としてのファイル基準日と、他のジョブにおいてファイルの入力処理が行われる予定時としてのファイル基準日とが所定の条件を満たすか否かを確認することによって、整合性を確認する。
整合性確認部13は、出力ジョブ情報100及び入力ジョブ情報110に記録された世代情報102,112によってそれぞれの出力ジョブ、及び入力ジョブの世代を確認する。
整合性確認部13は、世代情報管理部16において、(出力ジョブ情報100が規定する)出力ジョブにおいて出力されたファイルX200の世代情報が(入力ジョブ情報110が規定する)入力ジョブにおいて要求されている世代情報に適合するものとして管理されているか否かを確認することで整合性を確認する。具体的には、以下(A)〜(D)のように整合性を確認する。
〔(A)出力ジョブ及び入力ジョブの双方にジョブ基準日が存在する場合〕
〔(A1)“出力側の世代情報=入力側の世代情報”の場合の整合性確認手順〕
まず、図8の(a),(b)に示すように、順次実行される複数のジョブにおいて、先に実行されるジョブAから出力されたファイルX200が後に実行されるジョブD又はジョブFに入力される場合、整合性確認部13は整合性があるものとして扱う。一方、図8の(c)に示すように、ジョブAから出力されたファイルX200が連続性のないジョブDで実行される場合には、整合性確認部13は整合性がないものとして扱う。但し、図6のテーブルにおいて、符号310に示す通り、過去日登録(出力ファイル基準日について、“最古のバッチ処理基準日>出力ジョブから出力されるファイルのファイル基準日”という条件を満たすもの。但し、この「最古のバッチ処理基準日」とは、“出力ジョブにおいて出力しようとしているファイル(論理ファイル)のファイル名+世代周期のバッチ処理基準日の中で最も古い日付のもの”を示す。本明細書において同じ。)をしていないものは整合性がないものとして扱う。
図6の符号311に示す通り、整合性確認部13は、実行スケジュールの中で出力ジョブ及び入力ジョブが同一のファイルX200を出力及び入力する場合であって、出力ジョブから出力されるファイルX200のファイル基準日が入力ジョブのファイル基準日よりも小さく、かつ、出力ジョブにおいて出力されたファイルX200の世代情報が入力ジョブにおいて要求されている世代情報よりも過去の世代である場合には、整合性を満たさないものとして判断する。
この場合、世代管理情報テーブル162と前日分の基準日付きファイルクロス情報を参照して、ファイルの存在を確認する。世代管理情報テーブル162の管理する物理ファイルがある場合には、整合性確認部13は過去日登録の有無を確認する。
この場合、図6の符号313に示す通り、整合性確認部13は、実行予定のない入力ジョブの有無と、出力ジョブの実行予定の有無とによって判定を振り分ける。入力ジョブ自体がない場合、及び入力ジョブ自体がある場合のいずれも、過去日登録の有無によって整合性の有無を判断する。
この場合、整合性確認部13は、実行予定のない出力ジョブの有無によって判定を振り分ける。
この場合、整合性確認部13は、整合性があるものとして扱う。
(処理1)特定のファイル基準日、例えば図5に示す、7月31日のファイルの整合性の確認を終了するチェックポイント3001までに、業務サーバシステム2において前のファイル基準日である7月30日のジョブ(オンライン処理、バッチ処理の双方を含む)が全て終了している場合には、当該ジョブにおいて更新されたファイルの世代情報をそのまま更新されたものとして扱う。
(処理2)特定のファイル基準日、例えば図5に示す、8月1日のファイルの整合性の確認を終了するチェックポイント3002までに、業務サーバシステム2において前のファイル基準日である7月31日のジョブのうち、符号301に示すバッチ処理の一部がまだ終了していない場合には、当該ジョブのうち終了したジョブ302において更新されたファイルの世代情報に加え、まだ終了していないジョブ301において更新される予定のファイルの世代情報を更新されたものとして扱う。
13・・・整合性確認部(整合性確認手段)
14・・・実行スケジュール確認部(実行スケジュール確認手段)
15・・・基準時情報確認部(基準時情報確認手段)
16・・・世代情報管理部(世代情報管理手段)
17・・・ファイル記録部(ファイル記録手段)
200,2001,2002,2003,2004・・・ファイルX(ファイル)
3001,3002・・・チェックポイント
Claims (13)
- 順次実行される複数のジョブのうち一のジョブにおいて出力処理されたファイルを他のジョブに入力処理する場合、前記ファイルの入出力順序としての整合性が前記一のジョブと前記他のジョブとの先行・後続関係からみて妥当であるかを確認するファイル整合性確認システムであって、
前記一のジョブ及び前記他のジョブのうち少なくとも一方における前記ファイルの所定の状態、及び、前記一のジョブ及び前記他のジョブ同士の所定の状態を確認することによって前記整合性を確認する整合性確認手段を備えたことを特徴とするファイル整合性確認システム。 - 複数の前記ジョブの実行スケジュールを管理する実行スケジュール管理手段を備え、
前記整合性確認手段は、前記一のジョブ及び前記他のジョブが前記実行スケジュール管理手段において一連のジョブとしてスケジューリングされているか否かを確認することによって前記整合性を確認することを特徴とする請求項1に記載のファイル整合性確認システム。 - 前記ジョブにおけるファイルの入出力処理が行われる予定時としてのファイル基準時を管理する基準時情報管理手段を備え、
前記整合性確認手段は、前記基準時情報管理手段において管理された、前記一のジョブにおいて前記ファイルの出力処理が行われる予定時としての前記ファイル基準時と、前記他のジョブにおいて前記ファイルの前記入力処理が行われる予定時としての前記ファイル基準時とが所定の条件を満たすか否かを確認することによって、前記整合性を確認することを特徴とする請求項1又は2に記載のファイル整合性確認システム。 - 前記基準時情報管理手段は、前記ジョブの実行が行われる予定時としてのジョブ基準時を管理し、
前記整合性確認手段は、前記一のジョブの前記ジョブ基準時及び前記他のジョブの前記ジョブ基準時を用いてそれぞれの前記ファイル基準時を設定することを特徴とする請求項3に記載のファイル整合性確認システム。 - 特定の前記ジョブ基準時からの相対的な偏差としての世代情報を前記ファイル毎に管理する世代情報管理手段を備え、
前記整合性確認手段は、前記世代情報管理手段において、前記一のジョブにおいて出力された前記ファイルの前記世代情報が前記他のジョブにおいて要求されている前記世代情報に適合するものとして管理されているか否かを確認することで前記整合性を確認することを特徴とする請求項3又は4に記載のファイル整合性確認システム。 - 同一の前記ファイルを複数の世代にわたって記録するファイル記録手段を備え、
前記世代情報管理手段は、それぞれの前記ファイル毎に設定された、前記ファイル記録手段に記録する前記同一の前記ファイルの上限世代数を管理することを特徴とする請求項5に記載のファイル整合性確認システム。 - 前記世代情報管理手段は、前記一のジョブから出力された前記ファイルで、前記ファイル記録手段に記録された前記ファイルの世代数が前記上限世代数に達している場合、記録された前記ファイルのうち最古の前記ファイルが最新の前記ファイルに置き換えられることを特徴とする請求項6に記載のファイル整合性確認システム。
- 前記整合性確認手段は、それぞれの前記ファイルの前記世代情報の更新を終了する時間情報としてのチェックポイントを前記ファイル基準時毎に設けると共に、該チェックポイントにおいては、該チェックポイント以前のファイル基準時に前記世代情報が更新されるべき前記ファイルであって前記世代情報が未更新のものについて、前記世代情報が更新されたものとして処理することを特徴とする請求項5乃至7のうち何れか一つに記載のファイル整合性確認システム。
- 前記整合性確認手段は、前記実行スケジュールの中で前記一のジョブ及び前記他のジョブが同一の前記ファイルを出力及び入力する場合であって、前記一のジョブにて出力される前記ファイルの前記世代情報が前記他のジョブにおいて入力が要求されている前記ファイルの前記世代情報よりも前の世代であり、かつ、前記世代情報管理手段において、前記他のジョブにおいて入力が要求されている前記世代情報を有する前記ファイルが管理されていない場合には、前記整合性を満たさないものとして判断することを特徴とする請求項5乃至8のうち何れか一つに記載のファイル整合性確認システム。
- 前記ジョブ基準時及び前記ファイル基準時は、それぞれ、年、月、日、時のうち少なくとも何れか一つであることを特徴とする請求項3乃至9のうち何れか一つに記載のファイル整合性確認システム。
- 順次実行される複数のジョブのうち一のジョブにおいて出力処理されたファイルを他のジョブに入力処理する場合、前記ファイルの入出力順序としての整合性が前記一のジョブと前記他のジョブとの先行・後続関係からみて妥当であるかを確認するファイル整合性確認方法であって、
前記一のジョブ及び前記他のジョブのうち少なくとも一方における前記ファイルの所定の状態、及び、前記一のジョブ及び前記他のジョブ同士の所定の状態を確認することによって前記整合性を確認する整合性確認手順を備えたことを特徴とするファイル整合性確認方法。 - コンピュータを請求項1乃至10の何れか一つに記載のファイル整合性確認システムとして機能させることを特徴とするプログラム。
- コンピュータに請求項11に記載のファイル整合性確認方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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