JP2010138695A - 掘削体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、作業用ピットを設けることなく、地上から地下埋設管の接続部近傍へ下穴を非開削で掘削し、接続配管を敷設するための大きさに拡径することが可能な掘削体を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、掘削ヘッドと前記掘削ヘッドの後部に連結されたロッドユニットとを備えた下穴掘削体と、回転刃具を備えるとともに前記ロッドユニットの軸方向に沿い移動する拡径ビットと拡径ビットに推力を伝達する推進ユニットとを備えた拡径掘削体とを有する掘削体であって、推進ユニットは略半円筒形状の複数の推進部材からなり、推進部材はロッドユニットを半径方向から抱き込んだ状態でロッドユニットの軸方向に沿い一列に配設され、軸心方向において推進部材の一端面には突起が、他端面には突起に嵌め合い可能な溝が形成されており、隣接する推進部材の端部同士は突起と溝とで形成される関節を介して結合されている掘削体である。
【選択図】図1

Description

本発明は、非開削で地中穴を形成するための掘削体に関し、特に、ガス、上下水道などの地下埋設管からの分岐配管敷設用の地中穴を形成するのに好適な掘削体に関する。
ガスや上下水道などの地下埋設管から供給管を分岐させるには、地下埋設管部分と供給管敷設部分を地上から掘削して土砂を取り除いた上で作業を進めることが普通であるが、地上からの開削作業が必要であり、作業量が増えるだけでなく、工期も長くなって不経済であり、また道路等を掘り返すことによる地域への影響も無視できない。これを解決するために、非開削で供給管を敷設する非開削工法が提案されている。非開削工法において地中に掘削する穴は、供給管のサイズにもよるが、直径が100mm程度以上の穴を掘削する場合、下穴を掘削した後これを拡径して形成されることが多い。
地中穴を掘削した後、拡大リーマで地中穴内面を掘削して拡径する技術が、例えば下記特許文献1に開示されている(公知例1)。これは、第1施工ピット及び第2施工ピットの間に地中穴を形成するもので、例えば第1施工ピットから第2施工ピットに向けて推進ユニットを推進して下穴を掘削し、第2施工ピットにおいて、推進ユニットを貫通して設けられている駆動軸の先端に拡大リーマを取付け、駆動軸を駆動させて拡大リーマを回転させながら推進ユニットを第1施工ピットに引抜いて行くことにより、拡径穴を形成するものである。
また、下記非特許文献1には、地上から地下埋設管部分へ供給管敷設用地中穴を掘り下げる工法が記載されている(公知例2)。これには、「SDスピーダ工法」と「TPH工法」の2つが説明されているが、類似した技術である。前者は、「奈良市における小口径管推進工法による取り付け管工事について」と題した記事中に記載されており、上下水道管を敷設する際に用いられて、地中の本管に向けて直線状ガイドロッドを推進した後、ガイドロッドに貫通するオーガビットとオーガを連結セットし、オーガを回転、推進し、オーガビットにより地中穴を拡径していくものである。拡径により発生する土砂は、オーガで地表へと搬出する。後者は「ハウスコネクションに威力を発揮するTPH工法」と題した記事に記載されており、前記工法におけるオーガの代わりに、シールドパイプを用いるものであり、シールドパイプ先端に掘削用のビットを取り付け、シールドパイプを回転、推進し、掘削用ビットで拡径していくものである。この工法は、シールドパイプに水を流し込んで、戻り水で排土する。
特開平5−149084号公報
「月間下水道」(1993年発行、Vol.16、No.11)
非開削工法においては、できるだけ地上からの開削作業を行わないことが望ましいが、公知例1の工法では作業用ピットを明ける必要があり好ましくない。
また、一般家庭へのガスや上水道の供給管のように、ポリエチレン等可撓性を有する配管材を用いる場合、敷設経路途中に他の埋設管等の障害物があっても、これを避けて曲げることができる。従って、敷設用の地中穴は、他の配管等の障害物を回避して迂回し、かつできるだけ小さい曲げ半径で形成することが望ましい。しかし、公知例2においては、ガイドロッドは直線状であり、拡径して形成される地中穴は直線状のものに限定されるという問題がある。
従って、本発明は、作業用ピットを設けることなく、地上から地下埋設管の接続部近傍へ下穴を非開削で掘削し、接続配管を敷設するための大きさに拡径することが可能な掘削体を提供することを目的とし、特に、曲線状の下穴であっても、これに沿って拡径することができる掘削体を提供することを目的としている。
上記課題を解決する本発明に係わる掘削体は、地中に進入して下穴を形成する掘削ヘッドと前記掘削ヘッドの後部に連結され掘削ヘッドに推力および回転力を伝達する屈曲自在なロッドユニットとを備えた下穴掘削体と、前記ロッドユニットから回転力が伝達されて軸心廻りに回転する回転刃具を備えるとともに前記ロッドユニットの軸方向に沿い移動する拡径ビットと前記拡径ビットの後部に連結され拡径ビットに推力を伝達する推進ユニットとを備えた拡径掘削体とを有する掘削体であって、前記推進ユニットは前記ロッドユニットの外径より大きな内径を有するとともに半径方向から前記ロッドユニットを通すことが可能な開放が軸心に沿い形成された略半円筒形状の複数の推進部材からなり、前記推進部材はその開放を通し前記ロッドユニットを半径方向から抱き込んだ状態で前記ロッドユニットの軸方向に沿いその軸心を揃えて当該ロッドユニットに一列に配設され、軸心方向において前記推進部材の一端面の両側には突起が、他端面の両側には前記突起に嵌め合い可能な溝が形成されており、隣接する推進部材の端部同士は前記突起と溝とで形成される関節を介して結合されている掘削体である。
なお、上記掘削体において、互いに嵌め合った突起と溝が外れないようにするためには、軸心方向において前記推進部材の両端にはリング状の弾性部材を係止可能なピンが設けられ、隣接する推進部材のピン同士には前記弾性部材が係止されていることが望ましい。さらに、推進部材が半径方向にずれることを防止するためには、軸心方向において前記推進部材の一端面の頂部には突起が、他端面の頂部には溝が形成されていることが望ましい。
さらに加えて、推進ユニットがロッドユニットから浮き上がり外れることを防止するためには、前記ロッドユニットを抱き込んだ前記推進部材の開放側から当該ロッドユニットを抱き込むよう前記推進部材に固定された推進部材の抜け止め具を有することが望ましい。
さらに加えて、掘削作業を簡便にするためには、前記ロッドユニットとは異なる推進手段により前記推進ユニットは推進されることが望ましい。
本発明は次の効果を有している。
1)曲進状の非開削穴であっても、地表側から掘削することができる。
2)曲進穴は、推進方向に向かって360度自由な方向に曲がっていても対応できる。
3)拡径ビットの回転力を下穴掘削体から得るので、特別の駆動手段が不要で、拡径掘削体の機構が簡潔である。
4)拡径ビットに推進力を伝達する推進部材は、下穴掘削体の外側からセットできるので、拡径掘削作業を効率良く行なえる。
本発明の掘削体の一例を示す図である。 拡径掘削体の拡径ビットを示す図である。 拡径掘削体の一例を示す側面図である。 推進部材とロッド部材の関係を示す断面図である。 抜け止め具の装着状態を示す図である。 ロッドユニットに沿って推進ユニットが曲がっている時の状態を示す図である。 下穴掘削体の一例を示す側面図である。 ロッドユニットの一部断面を含む側面図である。 ロッドユニットに用いる中間ロッド部材の軸方向断面図である。 曲がった状態のロッドユニットが回転する時の中間ロッド部材の挙動を表す図である。 下穴掘削体を用いた穴掘削の一例を示す図である。 拡径掘削体を1ストローク押し込んだ後、ソケットが後退した時の図である。 圧力水噴出及び泥水吸引構造の拡径ビットの一例を示す図である。 推進ユニットを別の推力付与手段で推進する時の状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、下穴を掘削する下穴掘削体に、本発明の一実施例に係わる下穴を拡径する拡径用掘削体(以下、拡径掘削体と称す)の係合した状態を示す図である。図1に示すように、下穴掘削体40は、例えば、地中に進入して穴を形成する掘削ヘッド1と、掘削ヘッド1の後部に連結されて掘削装置(図示せず)からの推力及び回転力を伝達する棒状のロッドユニット2とで構成される。本発明に係わる拡径掘削体45は、ロッドユニット2に嵌合され、軸方向に沿ってはスライドできるが、軸心廻りはロッドユニット2と噛合って回転力が伝達される回転刃具51を備えた拡径ビット62と、拡径ビット62の後部に連結され、かつロッドユニット2にその軸方向に沿って外装され、推力を伝達する推進ユニット70を有している。
本発明の拡径掘削体45の各部は次のように構成されている。
図2に断面で示すように、拡径ビット62は非回転部56と回転部52を有しており、各々の中央部には、ロッドユニット2が貫通できる穴部が形成されている。非回転部56は、ロッドユニット2の外周部とは非接触でロッドユニット2が挿通される穴部を有する段付き円筒形状部材である。非回転部56の小径側外周部には、円筒状の回転部52が、ラジアル軸受け54とスラスト軸受け55を介して回転可能に装着されており、半径方向にセットされた複数本のピン61で、軸方向への移動で阻止されている。回転部52の端部には、複数の拡径用刃具51が、回転半径が回転部52及び非回転部56の外径より大きくなるように、ピン53等で固着されている。
回転部52の貫通穴部52aは、ロッドユニット2の外周部と回転力伝達可能な嵌合い形状に形成されている。後述するように、ロッドユニット2の外周部断面形状は基本的には円であるが、拡径ビット62を装着して拡径する工法に用いるには、回転力伝達部を形成するための、軸方向に沿った溝や平面部を加工しておく必要がある。図4にロッドユニット2の半径方向断面図が示されているが、例えば外周部を2対の2面幅状に加工しておく。このロッドユニット2を用いる場合、回転部52の貫通穴部52aは、少なくとも1対の2面幅部には嵌合する形状で、かつ軸方向にはスライドできる寸法とする。
推進ユニット70は、図3に示すように、同一の基本構造を有する複数の推進部材71(本図では71a、71b、71cの3本)を一列に接続して組立てたもので、先端の推進部材71aは拡径ビット62の非回転部56に連接され、後端の推進部材71cは推力を付与する推進具72に連接されるように、ロッドユニット2に沿って配設される。推進具72は、掘削装置7(図11参照)のソケット8の移動に同調して推進方向に移動する装置に取り付けられ、ロッドユニット2を抱き込むように配設される。
推進部材71は、ロッドユニット2を半径方向から抱き込んで接続でき、かつロッドユニット2の回転時に回転力が伝達されないように構成されている。即ち、推進部材71の内周部は、図4に断面図で示すように、例えばロッドユニット2の外径寸法より大きな内径寸法を有する半円形部と、平行な延長線部からなる壁部を有し一方が開放された略U字形状とする。また、図3及び図5に示すように、推進部材71の軸心方向の一端面には先端が円弧状の突起80が、また他端面には円弧状溝81が、半円形部と延長線部の境界箇所で180°対向する位置に形成されており、例えば一つの推進部材71bの突起80bと別の推進部材71aの円弧状溝81aは、嵌め合って、円弧廻りに回転可能な関節を形成することができる。複数の推進部材71は、ロッドユニット2に沿って関節で連接される。
前記したように、前端の推進部材71aは拡径ビット62と連接され、後端の推進部材71cは推進具72と連接される。従って、前述の推進部材同士の連接におけると同様、拡径ビット62の非回転部56には、推進部材71aの突起80aと嵌め合って関節をなすような円弧状の溝56aを形成する。また推進具72には、推進部材71cの円弧状の溝81cと嵌め合って関節をなすような、先端が円弧状の突起72aを形成する。隣接する推進部材71間、或いは推進部材71cと拡径ビット62間には、関節が外れないように圧縮力を作用させる。圧縮力は、例えば、各部材に設けたピン85にゴムリング等の弾性部材84を係止して付与する。
また、推進部材71には、図5に示すように、例えば関節に、ロッドユニット2を推進部材71とは逆方向から抱き込むような抜け止め具75を装着し、推進ユニット70がロッドユニット2から浮上がって外れないようにする。従って、突起80は、抜け止め具75を挿入しても関節機能を果すために必要な隙間を確保できるような長さとする。また、抜け止め具75やピン85等は、刃具51の回転直径の範囲に収まる寸法や構造とする。
前述したように構成される関節は、推進具72からの推力を、推進部材71を通じて拡径ビット62の非回転部56に伝達するとともに、図6に示すように、推進部材71をロッドユニット2の曲がりに合せて傾かせることができる。図6は、関節が円弧廻りに回転する方向にロッドユニット2が曲がっている場合を示しているが、突起は、円弧廻りに直交する方向にも溝内で傾くことができるので、ロッドユニット2が2自由度で曲がっていても対応することができる。なお、関節は、前記180°対向する位置に設けるだけでなく、半円形部頂点である中間位置にも設ければ、関節回転中心が確保されて、推進部材71が半径方向にずれることがなく好ましい。
次に、下穴掘削体40について説明する。
下穴掘削体40は、図7に示すように、地中穴を形成する掘削ヘッド1と、掘削ヘッド1に推力及び回転力を伝達するロッドユニット2とで構成されている。
掘削ヘッド1は、全体が略円柱状で、先端側が先鋭になるように傾斜面1aが形成され、後端側に雄ネジ4が形成されている。傾斜面1aの傾斜角度θは、30°±15°の範囲で、掘削する土質や、曲線状穴の曲率を考慮して定めればよい。ロッドユニット2は、同一の基本構造を有する3種類のロッド部材を一列に接続して組立てたものである。即ち、図8に示すように、ロッドユニット2は、連結された複数(図8では15個)の中間ロッド部材12(12a、12b、…)の一端側に前部ロッド部材10が連結され、他端側に後部ロッド部材11が連結された構造を有する。
図9は、中間ロッド部材12の断面図である。中間ロッド部材12は、軸部14とフランジ状の胴部13を持つ段付き円筒形状部材である。胴部13の外径は、掘削ヘッド1の外径と同じか、それより小さくする。胴部13の中心部には、軸部14の外径dよりやや大きい内径Dの軸部装着穴15が形成されている。軸部装着穴15の端面側にはOリング装着溝21が設けられている。胴部13には、軸心Xと直交する方向(紙面に対して垂直)に、連結用ピン20を装着するための胴ピン穴16が設けられ、軸部14には、胴ピン穴16と直交する方向に、連結用ピン20を装着するための軸ピン穴17が設けられている。胴ピン穴16と軸ピン穴17を同一寸法とすることにより、1種類の連結用ピン20を準備すればよい。
上記中間ロッド部材12は、図8及び図9に示すように、隣接するロッド部材と、相互に軸部装着穴15が軸部14に嵌装され、ピン20を介して軸心X(図4参照)方向に連結できる構造を有する。組み付け精度に関連する因子として、軸部14の外径d、長さs、段部から軸ピン穴17中心までの距離hと、胴部16の軸部装着穴15の内径D、長さS、端部から胴ピン穴16中心までの距離Hがあり、その寸法関係は下記のように設定される。
D=d+α
H=h−γ
S=s−γ+β
上記α、β、γは、ロッドユニット2を所望の曲率半径に曲げた状態で部材どうしが干渉しないような値とし、予め算出することができるので、適宜設定して用いればよい。
前部ロッド部材10は、中間ロッド部材12の、軸部装着穴15の内径に雌ネジ5が形成されたもので、後部ロッド部材11は、同じく軸部14の外径に雄ネジ6が形成されたものである。前記掘削ヘッド1の雄ネジ4と、後部ロッド部材の雄ネジ6を同一仕様とし、前部ロッド部材10の雌ネジ5にねじ込み可能とすることにより、掘削ヘッド1は、前部ロッド部材10にネジで結合することができる。また、ロッドユニット2どうしもネジ締結で連結することができ、下穴掘削体40の長さを容易に調整することができる。
ロッドユニット2は、前部ロッド部材10、中間ロッド部材12、後部ロッド部材11を相互に組み付けて形成され、ロッドユニット2の長さは、中間ロッド材部材12の個数を地中穴掘削用動力源の推進ストロークに応じて選定することにより調整される。また、施工する穴の長さに合せて、予め必要分のロッドユニットを組立てておくと、効率よく掘削作業を行なうことができる。
次に、図8を参照してロッドユニット2の組立て手順を説明する。
1)前部ロッド部材10と第1中間ロッド部材12aを連結する。
前部ロッド部材10の軸部14にリング状のゴムシート24を挿入する。ゴムシート24は、厚さが前記γとほぼ同じで、外径が胴部13の外径とほぼ同じか、圧縮されても胴部から極端にはみ出さないような寸法に形成されている。次いで、第1中間ロッド部材12aのOリング装着溝21(図9参照)にOリング19を装着した後、当該ロッド部材を前部ロッド部材10の軸部14に装入する。前部ロッド部材10の軸ピン穴17と、第1中間ロッド部材12aの胴ピン穴16aを合わせ、ピン20aを挿通する。ピン20aの外径と軸ピン穴17の内径は隙間ばめとなるような寸法関係を有し、前部ロッド部材10はピン20aを中心に揺動することができるようにする。ピンの長さは、胴部外径より短い寸法として、胴部から突出しないようにするとともに、抜け止めのために止め具等をセットする。
2)第1中間ロッド部材12aと第2中間ロッド部材12bを連結し、以降、所定数の中間ロッド部材を順次連結し、最後に後部ロッド部材11を連結する。
第1中間ロッド部材12aの軸部14aにゴムシート24を挿入する。次いで、第2中間ロッド部材12bの軸部装着穴15bにOリング19を装着した後、当該ロッド部材を第1中間ロッド部材12aの軸部14aに装入する。第1中間ロッド部材12aの軸ピン穴17aに第2中間ロッド部材12bの胴ピン穴16bを合わせ、ピン20bを挿通する。ピン20bの軸中心は、第1中間ロッド部材の胴部に装着されたピン20aの軸中心と、90度だけずれている。ピン20b外径と軸ピン穴17a内径は隙間ばめとなるような寸法関係を有し、第1中間ロッド部材12aはピン20bを中心に揺動することができる。以降、上記と同様にして第3中間ロッド部材12cから後部ロッド部材11までを連結し、組立作業は終了する。
以上のようにして組立てられたロッドユニット2には、軸心Z(図8、図10参照)が形成される。各ロッド部材は、隣接して嵌装された軸部14と軸部装着穴15がOリング19で圧着されているので、軸心Zと同心に保持される。また、各ロッド部材間にはゴムシート24が密接的に装着されているため、ロッドユニットにはゴムシート24の弾性等で定まる所定の曲げ剛性が付与される。一方、隣接する中間ロッド部材は、軸心Z方向と直交した方向で互いに90度方向が異なる軸方向回りに揺動することができる。従って、ロッドユニット2は、軸心Zから360度の範囲で向きを変えて進むことができるとともに、所定の曲げ力が作用した場合は所定の曲率で曲がることができる。曲げ剛性は、前記Oリング19及びゴムシート24の材質の変更や、組み込み時の圧縮代の設定により調整することができる。また、ゴムシート24は、中間ロッド部材間隙間に土砂が入らないようにシールの役割も果たしている。
上記下穴掘削体40によれば、次のようにして直進穴、曲進穴又は直進穴と曲進穴を掘削することができる。
直進穴を掘削する場合は、後部ロッド部材11に回転力と推力を作用させる。回転力及び推力は、ロッド部材を連結しているピン20を介して掘削ヘッド1に伝達される。これにより、掘削ヘッド1先端の傾斜面1aは回転するので、傾斜面1aが受ける推進反力の向きは軸心Zまわりに順次移動し、ロッドユニット2には曲がりは発生しない。従って、ロッドユニット2は真直状態を維持して推進することになり、直進穴が形成される。
曲進穴を掘削する場合は、掘削進行方向と逆向きに掘削ヘッド1先端の傾斜面1aを位置決めし、回転させずに掘削体を推し進める。この時は、掘削ヘッド1先端が傾斜面1aからの一方向の反力を受けて、ロッドユニット2に曲げモーメントが作用する。これにより、中間ロッド部材は、ピン20を中心にゴムシート24の材質や圧縮代等により定まる曲げ剛性に応じた角度だけ傾き、ロッドユニット2は曲進することになり、曲率を有する穴が形成される。
前述の下穴掘削体40は、曲進穴を形成した後でも、再度直進穴をあけることができる。これは、ロッドユニットが、その特徴的構造により、曲がった掘削穴中でも軸心Z回りに回転することができるからである。以下、この時の中間ロッド部材の挙動を、図11に示すように、紙面上で右上方から左下方に凹状態に湾曲した穴を掘削した後、水平方向に直進穴を掘削しようとする場合を例に、図10も参照して説明する。
図10(a)は、ちょうど掘削ヘッド1の軸心が水平方向となり、この後下穴掘削体40を回転させ直進穴を掘削しようとする直前の状態を示したものである。掘削ヘッド1と、ロッドユニット2の前部ロッド部材10はネジで締結されているので、前部ロッド部材10の軸心も水平状態である。前部ロッド部材10と第1中間ロッド部材12aはピン20aで連結されているが、本図においてはピン20aの軸は上下方向にあり、この状態では第1中間ロッド部材12aは上下方向に揺動できないため、その軸心も水平方向である。一方、第1中間ロッド部材12aと第2中間ロッド部材12bは、前記ピン20aと直交する方向に向いたピン20bで連結されており、第2中間ロッド部材12bは、ピン20b廻りに上下方向に揺動可能であり、掘削穴に沿って右上がりに傾いている。以降の中間ロッド部材は同様なピン結合構造であるため、第3中間ロッド部材12cは、第2中間ロッド部材12bと軸心方向を同一として右上がりに傾いており、第4中間ロッド部材12dは、第3中間ロッド部材12cの軸心よりさらに右上がりに傾いている。このように、曲がった掘削穴中での各中間ロッドは、上記のような状態にある。
図10(b)は、後部ロッド部材を90度回転し、中間ロッド部材を介して掘削ヘッド1を90度旋回させた状態を示したものである。この時の、中間ロッド部材の挙動を、第3、4、5中間ロッド部材12c、12d、12eに着目して説明する。
図10(a)の段階では、第4中間ロッド部材12dは第5中間ロッド部材12eと、上下に向いたピン20eで連結されていたため、軸心方向は一致していたが、図10(b)に示すように、第5中間ロッド部材12eが、図10(a)の位置から90度旋回するにつれ、ピン20eの軸方向も上下から水平方向へと変るため、第4中間ロッド部材12dは、90度旋回しながらピン20eの軸廻りに揺動する。これに伴い、第4中間ロッド部材12dと連結した第3中間ロッド部材12cは、ピン20dが水平方向から垂直方向に旋回するにつれて、揺動しながら回転させられる。揺動時には、中間ロッド部材は隣接する中間ロッド部材となす軸心のづれ角度だけ振れる。理解を容易にするために、図10では中間ロッド部材の傾き状態を誇張して示しているが、実際には数m程度の曲率半径の形成穴に対し、中間ロッド部材の長さを数十mm程度とすれば、その傾きは非常に微小なものであり、個々の中間ロッド部材は、形成された穴との間に生じている隙間で十分揺動することができる。なお、中間ロッド部材の長さが短いほど小さいブレで回転することができるので、曲率半径の小さい穴を形成する時には好ましい。
図10(c)は、後部ロッド部材を、図10(b)の位置からさらに90度回転した状態を示す。この時も、前述したように中間ロッド部材は、各々ピンで回転力を伝達され回転するが、ピン軸方向の変化に伴い、形成穴との隙間で揺動する。このように、ロッドユニット2は、曲線状の穴の中にあってもほぼ軸心Z廻りに回転することができる。従って、後部ロッド部材を回転させながら推進させることにより、掘削ヘッド1の傾斜面1aから受ける推進反力はバランスされるので、下穴掘削体40は再び直進し、直進穴が形成される。
これより、所定の曲率半径の穴をあけるべく曲進掘削中に、硬い土質に遭遇するなどで、曲率半径が小さくなったような場合でも、曲進掘削を中止してしばらく直進掘削し、再度曲進掘削を行なうようにすれば、最終的に所定の曲率半径の穴を掘削することができる。
以上、下穴掘削体の一例を図7〜図10を中心に説明したが、細部の構造は種々変えることができる。例えば、推進ヘッド1と前部ロッド部材の結合、及び後部ロッド部材と後述する掘削装置7のソケット8との結合をネジ結合ではなくピン結合とすることもでき、この場合、ロッド部材は中間ロッド部材で示す1種類にまとめることができる。また、軸部14と軸部装着穴15間隙間に、ゴム等弾性材の円環部材を密接的に装着するようにして、前記Oリング19或いはゴムシート24を省略するようにすることもできる。また、ロッド部材を、連結するピン20が90度毎にできるだけ短いピッチ、例えば20〜70mmピッチで装着できるような構造にすると、ロッドユニットの曲率半径を小さくすることができ望ましいが、必ずしもこれに限定される必要はなく、2〜3ピッチ毎に方向を変えてもよいし、また例えば60度づつ装着方向を変えるようにしてもよい。
次に、本発明の掘削方法について、地上から地下埋設管9に向けて分岐管敷設用地中穴を掘削する例で説明する。
図11、図7を参照しながら、下穴掘削について説明する。
まず、掘削ヘッド1に最初のロッドユニット2aを接続した下穴掘削体40を組立て、供給管引込み側の地上に設置した掘削装置7にセットする。掘削装置7には後部ロッド部材11の軸部雄ネジに嵌合するソケット8が設けてあり、前記ソケット8は掘削装置7に組み込まれた油圧シリンダや油圧モータ(いずれも不図示)により、直進及び回転することができる。この時の掘削装置7は、ソケット8をストローク端まで移動させた時、嵌合されているロッドユニット2の後端部が、拡径掘削体の拡径ビット62の長さ以上地表から出るように配置する。
次に、掘削装置7を操作して下穴掘削体40を回転させながら斜め下方に掘削ヘッド1を地中に推進する。下穴掘削体40が掘削装置のストローク端まで押し込まれたら、ロッドユニット2aとソケット8の結合を外し、ソケット8をストローク分後退させる。次いで、新たなロッドユニット2bの前部ロッドユニット10bを、既挿入のロッドユニット2aの後部ロッドユニット11aにネジ込んで結合するとともに、後部ロッドユニット11bをソケット8にネジ込み、掘削装置7の操作を再開する。前記操作を、掘削ヘッド1が計画した斜め直進区間s1の終端部に達するまで繰り返す。
水平掘削のための遷移区間としての曲進区間s2では、下穴掘削体40は掘削ヘッド1の傾斜面1aの向きを所定方向に固定して推進のみを行なう。例えば掘削方向を斜め下方向から水平方向に修正する場合は、傾斜面1aを下に向けた状態で、下穴掘削体40を回転させずに押込む。直進区間s3開始点に達し、掘削ヘッド1が水平方向になると、下穴掘削体40を再度回転させながら押込み前進させ、目標地下埋設管9の方向に掘削ヘッド1を推し進める。
ここで、例えば目標地下埋設管9への掘削区間s3の途中に他の埋設管等障害物があった場合、前記曲進区間及び再直進区間における操作と同様操作をすることにより、迂回することができる。
なお、掘削ヘッド1の深さおよび傾斜面1aの向きは、例えば電磁波を発するゾンデ(図示せず)を掘削ヘッド1に組み込み、その磁界を受信機器で計測することにより検出することができる。
また、ロッドユニット2は、ロッド部材が円筒形状で、嵌装している軸部と軸部装着穴とはOリングが圧着されているため、内部に水、空気等の圧力流体を流すことができる。従って、掘削ヘッドに、先端に通じる貫通穴を設ければ、ロッドユニット内部に供給された例えば圧力水を掘削ヘッド先端から噴出しながら推進することができ、土質等の状態に応じて適用することにより、掘削を容易にすることができる。
次に、拡径動作について説明する。
前述したようにして、所定長さの下穴掘削を終了させると、ロッドユニット2とソケット8の結合を外し、ソケット8をストローク分後退させる。次いで、地表に出ているロッドユニット2に拡径ビット62を通し、ソケット8をストローク端まで前進させてロッドユニット2と結合し、ストローク分引き戻す。これにより、地中に推進していた下穴掘削体40は、ストローク分地上に引き戻される。この状態で、所定数の推進部材71を、地上に引戻されたロッドユニット2に沿って軸方向に連接する。最初にセットした推進部材71aは、拡径ビット62の非回転部56と関節を介して連接し、その後推進部材71同士を順次同様に関節を介して連接する。最後にセットする推進部材71cの端部に推進具72が連接できるようにする。この時の状態を図3に示す。図3には推進部材71は3本だけしか示していないが、推進部材71の長さ、ソケット8のストローク等の条件に応じてその適宜本数を定めることができる。
拡径も、掘削装置7を作動させて、ソケット8を回転させながら軸方向に移動させて行なう。この時、ソケット8に接続されているロッドユニット2は、回転しながら軸方向に移動するが、同時に推進具72もロッドユニット2と軸方向相対位置を保ちながら移動する。これにより、拡径ビット62は、推進ユニット70を介して軸方向に移動するとともに、回転部52はロッドユニット2からの回転力が伝達されて回転する。即ち、刃具51は回転しながらロッドユニット2と共に推進するので、下穴を拡径することができる。
下穴掘削体40は、ロッドユニット2が自由度高く変形するので、直進穴だけでなく曲進穴も掘削できるものであり、拡径される穴は、変形したロッドユニット2に沿って掘削されなければならない。前記拡径時には、ロッドユニット2は、1ストローク分後退した位置から回転しながら前進するが、この時は下穴掘削時と異なり、既に掘削した穴中を移動するので、掘削ヘッド1には掘削反力は作用せず、ロッドユニット2は掘削済みの下穴が曲線状であっても、下穴に沿って移動しながら軸心Zまわりに回転する。前述したように、推進ユニット70を構成している推進部材71は関節で連接されているので、ロッドユニット2の曲がりに合せて推進部材71を傾けることができ、拡径ビット62はロッドユニット2に沿って移動することができる。
掘削装置7のソケット8を、回転させながら1ストローク分だけ軸方向に移動し、この駆動力で、拡径ビット62を回転させて1ストローク分の拡径穴を形成すると、図12に示すようにソケット8を1ストローク分引戻す。この時、推進具72と後端の推進部材71cは容易に分離し、また拡径した状態でも拡径ビット62と土壌には抵抗があるので、ロッドユニット2に引きずられて拡径ビット62及び推進ユニット70が引戻されることはほとんどない。しかし、拡径ビット62と土壌の抵抗が少なく、ロッドユニット2につられて推進ユニット70と一緒に地表に戻されるような場合は、抜け止め具75を後端の推進部材71cと推進具72の関節にも入れておき、ソケット8引戻し時に掘削装置7にストッパー89をセットし、抜け止め具75を押えるようにすると、戻りを阻止することができる。
次いで、前述したと同様に、再び所定数の推進部材71を連接して、掘削装置7を作動させ、さらに拡径穴を1ストローク分の長さ延長する。以降、同様な操作を繰返し、拡径穴を所定長さだけ形成する。図1は、地中を推進した拡径ヘッド62が、ロッドユニット2先端の掘削ヘッド1の直前まで到達した状態を示している。掘削ヘッド1の外径をロッドユニット2の外径より大きくしておけば、拡径ヘッド62は掘削ヘッド1に当接するので、それ以上は進まなくなる。又、ロッドユニット2の回収時、拡径ヘッド62を掘削ヘッド1で引っかけて引戻すことができるので、掘削ヘッド1と拡径ヘッド62を同時に地中から回収することができる。
以上、圧密で拡径する場合について説明したが、高圧水を噴射しながら拡径することもできる。この場合の拡径ビットを図13に示すが、拡径ビットの非回転部56に噴出口90を設け、継手91で地上の放水ポンプに連なるホース92と接続する。また泥水吸引用ホース94を、拡径ビット非回転部56の後方に吸引口93が開口するように設け、地表の吸引ポンプと接続する。この状態で地表の吐出ポンプを動作させると、噴出口90から矢印95方向へと放水され、拡径ビット62で切り崩した土砂を泥水状態とすることができる。吸引ポンプを動作させると、泥水状態となった土砂を吸引口93から矢印96方向へと吸引し、地表へと排出することができる。浅い穴を圧密で拡径する等、拡径の圧力が地盤上面まで達する場合、拡径穴から地盤面までの土質はボロボロとなり、この状態で拡径を続けると拡径直後から拡径穴の崩落が始まる。しかし、上記のように切り崩した土砂を排土して圧密状態を緩和させると、拡径穴が崩落する危険性は減少する。
また、前述の拡径動作においては、掘削装置7に設けたソケット8で回転動作と推進動作を付与したが、ソケット8は回転動作のみを行わせ、推進具72への推進動作は、掘削装置7とは別のシリンダー等の手段で行なわせることもできる。即ち、図14に示すように、ソケット8は軸方向に移動せず、推進具72だけが移動するので、移動しないロッドユニット2に沿って、推進ユニット70と拡径ビット62が地中に推し進められることになる。このため、拡径穴を延長するために、推進部材71を継ぎ足すに際し、ロッドユニット2を地中からわざわざ引き抜かなくてもよく、作業能率がよくなる。
また、掘削穴が直線状であれば、拡径は必ずしも下穴を掘削した後に行なうようにする必要はなく、同時に掘削することができる。即ち、下穴開け当初の段階、又はソケットの1ストローク分掘削した段階から、拡径掘削体を下穴掘削体に組合わせ、ソケットを回転させながら推進すれば、直進状下穴が掘削されるすぐ後ろから拡径していくことができる。
以上の説明では、下穴掘削体についても詳細に記述したが、本発明の最大の特徴は、下穴掘削体からの回転力を受けて回転する拡径ビットと、下穴掘削体に沿って変形することができる推進ユニットを具有していることにあり、前述した構造以外の下穴掘削体を用いた場合でも、下穴掘削体が回転し、かつ拡径ビットのガイドとして用いることができるものであれば、その構造に制限はない。
1…掘削ヘッド、 2…ロッドユニット、 8…ソケット、
10…前部ロッド部材、 11…後部ロッド部材、 12…中間ロッド部材、
19…Oリング、 20…ピン、 X…ロッド部材の軸心、
Z…ロッドユニットの軸心、 40…下穴掘削体、 45…拡径掘削体、
51…刃具、 52…拡径ビット回転部、 56…拡径ビット非回転部、
62…拡径ビット、 70…推進ユニット、 71…推進部材、
72…推進具、 75…抜け止め具、 80…突起、 81…溝1

Claims (5)

  1. 地中に進入して下穴を形成する掘削ヘッドと前記掘削ヘッドの後部に連結され掘削ヘッドに推力および回転力を伝達する屈曲自在なロッドユニットとを備えた下穴掘削体と、前記ロッドユニットから回転力が伝達されて軸心廻りに回転する回転刃具を備えるとともに前記ロッドユニットの軸方向に沿い移動する拡径ビットと前記拡径ビットの後部に連結され拡径ビットに推力を伝達する推進ユニットとを備えた拡径掘削体とを有する掘削体であって、前記推進ユニットは前記ロッドユニットの外径より大きな内径を有するとともに半径方向から前記ロッドユニットを通すことが可能な開放が軸心に沿い形成された略半円筒形状の複数の推進部材からなり、前記推進部材はその開放を通し前記ロッドユニットを半径方向から抱き込んだ状態で前記ロッドユニットの軸方向に沿いその軸心を揃えて当該ロッドユニットに一列に配設され、軸心方向において前記推進部材の一端面の両側には突起が、他端面の両側には前記突起に嵌め合い可能な溝が形成されており、隣接する推進部材の端部同士は前記突起と溝とで形成される関節を介して結合されている掘削体。
  2. 軸心方向において前記推進部材の両端にはリング状の弾性部材を係止可能なピンが設けられ、隣接する推進部材のピン同士には前記弾性部材が係止されている請求項1に記載の掘削体。
  3. 軸心方向において前記推進部材の一端面の頂部には突起が、他端面の頂部には溝が形成されている請求項1または2のいずれかに記載の掘削体。
  4. 前記ロッドユニットを抱き込んだ前記推進部材の開放側から当該ロッドユニットを抱き込むよう前記推進部材に固定された推進部材の抜け止め具を有する請求項1乃至3のいすれかに記載の掘削体。
  5. 前記ロッドユニットとは異なる推進手段により前記推進ユニットは推進される請求項1乃至4のいずれかに記載の掘削体。
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