JP2010138640A - 地下水の流動化阻害防止方法及びその方法で構築された山留め壁の流動阻害防止構造 - Google Patents

地下水の流動化阻害防止方法及びその方法で構築された山留め壁の流動阻害防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】安価で、かつ、安全に施工できる流動阻害防止方法を提供する。
【解決手段】ソイルセメント柱列壁1には、丸型鋼管9が壁面方向に間隔をおいて埋設されている。この丸型鋼管9内には、筒状のフィルター材24が丸型鋼管9の内周面に接するように設置されている。また、丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1の帯水層4に相当する深度部分には、スリット6が複数形成されている。上流側の丸型鋼管9内にはこのスリット6を通じて地盤内の地下水が集水され、下流側の地盤内にはこのスリット6を通じて丸型鋼管9内の地下水が放出される。
【選択図】図3

Description

本発明は、山留め壁が構築された地盤内の地下水の流動阻害防止方法及びその方法にて構築された流動阻害防止構造に関するものである。
地下構造物を開削工法等にて構築する際は、遮水性の山留め壁が地盤内に形成され、作業領域内への地下水の浸入を防止している。しかし、山留め壁を形成することにより、地盤内の地下水の流動を阻害するので、山留め壁の下流側に地下水が流れなくなり、下流側の井戸の水位が低下したり、地盤沈下が生じるという問題点があった。
そこで、例えば、特許文献1には、上流側の山留め壁内に設けられた井戸の周囲に砕石層を設け、この砕石層を通じて井戸内に集水された地下水を、山留め壁に囲まれて地盤掘削された空間の底盤上に敷設された通水管を介して、上流側と同様に下流側にも設けられた井戸の周囲の砕石層から地盤内に拡散させる方法が開示されている。
また、特許文献2には、ソイルセメントからなる山留め壁に、その構築時又は構築後に、所望の間隔を隔てて縦向きの作業孔を形成し、その作業孔に水等の衝撃伝達材を注入するとともにプラズマ発生用電力を供給するためのプローブを挿入し、これに電力を供給してプラズマによる衝撃波を発生させて遮水性山留め壁を破砕し、この破砕により生じた隙間を介して地下水を下流側に流水させる方法が開示されている。
特開2000−186336号公報 特開2004−124575号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、山留め壁内に設けられた複数の井戸の周囲に砕石層を設けるので、構築作業に手間がかかり、施工費が高くなるという問題点があった。
また、特許文献2に記載の方法では、プラズマ電力を発生させるための装置が高額なので設備投資費が高くなるという問題点があった。さらに、雨天時等には周囲に漏電する可能性があるという問題点もあった。
そこで、本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、安価で、かつ、安全に施工できる流動阻害防止方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の地下水の流動阻害防止方法は、地盤内の帯水層よりも深い深度まで構築され、前記帯水層よりも深い深度まで到達する管が地下水の流れに関して上流側及び下流側にそれぞれ埋設された山留め壁における地下水の流動阻害防止方法において、前記管内に高圧水を噴射可能な破砕機を挿入して、前記帯水層の位置において前記高圧水を噴射することにより、前記管の内部から前記帯水層まで貫通する貫通孔を形成する開口工程と、前記貫通孔を通じて上流側の前記管内に集水された地下水を下流側の前記管に送水するための送水手段を、前記山留め壁で囲まれた内側の地盤を掘削して形成された空間の底盤に設置する送水手段設置工程とを備えることを特徴とする。
本発明による地下水の流動阻害防止方法によれば、管内に高圧水を噴射可能な破砕機を挿入し、その破砕機から高圧水を噴射して帯水層まで貫通する貫通孔を形成することにより、この貫通孔を介して地下水を管内へ集水したり、管内の地下水を帯水層へ放出することができる。また、管内にて高圧水の噴射を行うので、安全に山留め壁及び管に貫通孔を形成することができる。さらに、高圧水を作成する装置は、一般的なもので、入手性が良く、安価なので、設備投資費を低減することができる。
そして、上流側の管内に集水された地下水を下流側の管に送水するための送水手段を設置することにより、上流の地下水をすべて下流側に送水することができる。
また、本発明において、前記管は前記帯水層の位置に開口部を有し、前記開口工程ではその前記開口部を介して前記山留め壁を貫通する貫通孔を形成することとすれば、山留め壁に貫通孔を容易に形成することができる。
また、本発明において、前記破砕機を、前記管の内周面をガイドにして前記管内を移動させることとすれば、破砕機は管の内周面をガイドにして管内を上下方向及び周方向に移動するので、貫通孔の位置、大きさ等を精度良く形成することができる。
また、本発明において、前記貫通孔を前記帯水層の土砂の粒径に応じてその土砂が流入しにくい大きさに形成することとすれば、帯水層内の土砂はほとんど貫通孔内に流入しない。したがって、貫通孔は目詰まりしにくい。
また、本発明において、前記貫通孔をスリット状に形成することとすれば、管は土圧によりつぶされない。
また、本発明において、地下水を通水可能なフィルター材を前記管内に設置するフィルター設置工程を更に備えることとすれば、帯水層の土砂はこのフィルター材で捕捉されるので、管内に地下水のみを流入させることができる。
また、本発明において、前記送水手段は、一端が上流側の前記管に接続され、他端が下流側の前記管に接続された送水管であることとすれば、送水管により、上流側の管内の地下水をすべて下流側の管に送水することができる。
さらに、本発明において、前記送水手段は、石や砂を所定の厚さになるように前記底盤上に敷設して形成された通水層であることとすれば、石や砂からなる通水層を底盤上に敷設するので、上流側の大量の地下水をすべて下流側に送水することができる。
また、本発明の山留め壁の流動阻害防止構造は、地盤内の帯水層よりも深い深度まで構築され、前記帯水層よりも深い深度まで到達する管が地下水の流れに関して上流側及び下流側にそれぞれ埋設された山留め壁における地下水の流動阻害防止構造であって、前記管内に高圧水を噴射可能な破砕機を挿入して、前記帯水層の位置において前記高圧水を噴射することにより、前記管の内部から前記帯水層まで貫通するように形成された貫通孔と、前記山留め壁で囲まれた内側の地盤を掘削して形成された空間の底盤に設置され、前記貫通孔を通じて上流側の前記管内に集水された地下水を下流側の前記管に送水する送水手段とを備えることを特徴とする。
本発明による山留め壁の流動阻害防止構造によれば、管内に高圧水を噴射可能な破砕機を挿入し、その破砕機から高圧水を噴射して帯水層まで貫通するように形成された貫通孔を備えているので、この貫通孔を介して地下水を管内へ集水したり、管内の地下水を帯水層へ放出することができる。また、管内にて高圧水の噴射を行うので、安全に山留め壁及び管に貫通孔を形成することができる。さらに、高圧水を作成する装置は、一般的なもので、入手性が良く、安価なので、設備投資費を低減することができる。
そして、山留め壁で囲まれた内側の地盤を掘削して形成された空間の底盤に設置され、貫通孔を通じて上流側の管内に集水された地下水を下流側の管に送水する送水手段を備えているので、上流の地下水をすべて下流側に送水することができる。
本発明の流動阻害防止方法を用いることにより、安価で、かつ、安全に山留め壁で遮断された地下水を下流に流すことができる。
以下、本発明の流動阻害防止方法の好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、山留め壁であるソイルセメント柱列壁を地山に設置した場合について説明するが、本発明は、RC等の山留め壁全般にも適用することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るソイルセメント柱列壁1を示す斜視断面図である。また、図2は、図1のA矢視図であり、図3は、図1のB−B断面図である。
図1〜図3に示すように、ソイルセメント柱列壁1は、地表付近の不透水層3及び帯水層4を貫通して不透水層5まで到達するように構築されている。
ソイルセメント柱列壁1には、丸型鋼管9が壁面方向に間隔をおいて埋設されている。この丸型鋼管9は、帯水層4よりも深く、かつ、ソイルセメント柱列壁1で囲まれた地盤を掘削して形成された空間2の底盤よりもやや深い深度まで埋設されている。
丸型鋼管9内には、筒状のフィルター材24が丸型鋼管9の内周面に接するように設置されている。
丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1の帯水層4に相当する深度部分には、スリット6が複数形成されている。上流側の丸型鋼管9内にはこのスリット6及びフィルター材24を通じて地盤内の地下水が集水され、下流側の地盤内にはこのフィルター材24及びスリット6を通じて丸型鋼管9内の地下水が放出される。
また、空間2の底盤の下には、上流側の丸型鋼管9内に集水された地下水を下流側の丸型鋼管9に送水するための送水手段7が設置されている。本実施形態において、送水手段7は、一端が上流側の丸型鋼管9の下端部に接続され、他端が下流側の丸型鋼管9の下端部に接続された通水管を用いた。
したがって、ソイルセメント柱列壁1の上流側に位置する帯水層4内の地下水は、丸型鋼管9の上流側に形成されているスリット6及びフィルター材24を通過して丸型鋼管9内に流入し、その後、通水管7内を通過して下流側の丸型鋼管9へ導かれ、この丸型鋼管9の下流側に形成されているフィルター材24及びスリット6を通過して、ソイルセメント柱列壁1aの下流側に位置する帯水層4内に流出する。
なお、通水管7及び丸型鋼管9の設置数等は、設計等により決定され、各現場により異なる。
次に、本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造12の構築方法について説明する。
図4〜図8は、本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造12の構築手順を示す図である。
まず、図4に示すように、単軸又は多軸のアースオーガーにより形成した柱列状の掘削孔にセメントミルクを充填して、土中に土を骨材とするソイルセメント柱列壁1を構築する。
ソイルセメント柱列壁1の下端は、不透水層3及び帯水層4を貫通して不透水層5内の所定の深度に到達するように構築する。
次に、地上に設置されたクレーン8で、ソイルセメント柱列壁1の所定の位置に丸型鋼管9を建て込む。丸型鋼管9の建て込みは、丸型鋼管9の下端が空間2の下端深度よりもやや深い深度に到達するまで行う。また、丸型鋼管9は、スリット6を形成する予定のソイルセメント柱1aにのみ建て込む。
次に、丸型鋼管9の建て込まれているソイルセメント柱1aに隣接するソイルセメント柱1bにH型鋼10を建て込む。H型鋼10の建て込みは、H型鋼10の下端がソイルセメント柱列壁1の下端よりもやや浅い深度に到達するまで行う。
次に、図5に示すように、ソイルセメントが硬化した後に、丸型鋼管9内のソイルセメントを掘削機11で破砕して除去する。掘削機11でソイルセメントを除去した後、ソイルセメントが丸型鋼管9の内周面に残置されないように、さらに、丸型鋼管9内を洗浄する。
次に、図6に示すように、空間2の底盤上に通水管7を敷設し、一端を上流側の丸型鋼管9の下端部に、他端を下流側の丸型鋼管9の下端部に溶接等により接続する。通水管7の両端をそれぞれ丸型鋼管9に接続する際には、通水管7の端部がソイルセメント柱1a及び丸型鋼管9を挿通可能となるように、あらかじめ接続部分となるソイルセメント柱1a及び丸型鋼管9の側面の一部を開口しておく。本実施形態において、通水管7は、丸型鋼管9と同程度の径を有する丸型鋼管を用いた。
通水管7を設置後、この通水管7の周囲を覆うように埋戻材23を敷設する。
次に、図7に示すように、ソイルセメントを除去した丸型鋼管9内に高圧水を噴射可能な破砕機22を挿入し、帯水層4に相当する深度の丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1aに高圧水を噴射して、これらを貫通する縦方向に長いスリット6を形成する。
破砕機22は、高圧水を噴射可能なノズル14と、このノズル14に高圧水を供給する水供給手段18と、ノズル14に研磨材を供給する研磨材供給手段13とを備えている。
水供給手段18は、水を貯留するための水用タンク19と、水用タンク19内の水をノズル14に送給管21を介して圧送するための圧入ポンプ20とから構成されている。
研磨材供給手段13は、研磨材を貯蔵するための研磨材用タンク16と、研磨材用タンク16内の研磨材をノズル14に送給管17を介して圧送するためのエアーコンプレッサー15とから構成されている。
次に、帯水層4に相当する深度の丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1aにスリット6を形成する方法について説明する。
まず、丸型鋼管9内の帯水層4の下端深度付近まで挿入されたノズル14を地上側へ一定の速度で引き上げつつ、高圧水を地盤側に向かって所定の時間間隔で、所定の時間だけ噴射して丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1aを貫通するスリット6を複数形成する。なお、高圧水は、丸型鋼管9内から地盤側に向かって噴射し、地盤側にのみスリット6を形成する。
本実施形態においては、丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1aを貫通するスリット6を形成するため、高圧水の噴射圧力は、例えば、2000kg/cmとしたが、この値に限定されるものではなく、丸型鋼管9の肉厚、ソイルセメント柱列壁1aの太さ等により適宜決定される。
次に、図8に示すように、ノズル14が帯水層4の上端深度付近まで到達したら、ノズル14を丸型鋼管9の周方向に所定の角度(例えば、15°)だけ回転させる。その後、ノズル14を丸型鋼管9内の底側へ一定の速度で降下させつつ、引き上げ時と同様に、高圧水を所定の時間間隔で、所定の時間だけ噴射してスリット6を複数形成する。
そして、ノズル14が帯水層4の下端深度付近まで到達したら、ノズル14を上記角度だけ回転させて、再び、地上側へ一定の速度で引き上げつつ、高圧水を噴射してスリット6を形成する。
上述したように、帯水層4に相当する深度部分の範囲内にノズル14を上下させるとともに、丸型鋼管9の周方向に所定の角度ずつ回転させて、丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1aにスリット6を形成する作業を、あらかじめ地質調査等により取得された地下水の流量に基づいて設計等により決定されているスリット6の開口率に達するまで繰り返す。
また、スリット6の幅は、帯水層4内の土砂の粒径に応じてその土砂が流入しにくい程度の大きさに開口率を決定する際に、同時に設計等に基づいて適宜決定する。このスリット6の幅は、ノズル14の噴射口の開閉程度により調整される。
さらに、スリット6の形成作業を、設計等により決定されている上流側の丸型鋼管9及び下流側の丸型鋼管9のすべてに実施する。
そして、帯水層4に相当する深度部分に複数のスリット6を設けたことにより、ソイルセメント柱列壁1の上流側に位置する帯水層4内の地下水は、丸型鋼管9の上流側に形成されている丸型鋼管9内及びソイルセメント柱列壁1a内のスリット6を通過して丸型鋼管9内に流入し、その後、通水管7内を通過して下流側の丸型鋼管9に導かれ、この丸型鋼管9の下流側に形成されている丸型鋼管9内及びソイルセメント柱列壁1a内のスリット6を通過して、ソイルセメント柱列壁1の下流側に位置する帯水層4内に放出される。
最後に、筒状のフィルター材24をその外周面が丸型鋼管9の内周面に接するように設置する。
以上説明した本実施形態における流動阻害防止方法によれば、帯水層4に相当する深度部分の丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1aに高圧水を噴射して帯水層4まで貫通するスリット6を形成することにより、このスリット6を介して地下水を丸型鋼管9内に集水したり、丸型鋼管9内の地下水を帯水層4へ放出することができる。
また、上流側の丸型鋼管9及び下流側の丸型鋼管9に接続された通水管7を用いることにより、上流側で集水した地下水を下流側に確実に送水することができる。
さらに、丸型鋼管9内で高圧水を噴射させるので、安全に丸型鋼管9及びソイルセメント柱列壁1aにスリット6を形成することができる。また、このスリット6の幅は、帯水層4の土砂の粒径に応じてその土砂が流入しにくい大きさに開口され、帯水層4内の土砂はほとんどスリット6内に流入しないので、スリット6は目詰まりしにくい。そして、スリット6の作成に使用する破砕機22及び水供給手段18は、一般的なもので、入手性が良く、安価なので、設備投資費を低減することができる。そして、丸型鋼管9内にフィルター材24を設置するので、土砂がスリット6を通過してもフィルター材24で捕捉される。
なお、本実施形態においては、通水管7を丸型鋼管9に接続した後に、丸型鋼管9内に破砕機22を挿入してスリット6を形成する手順について説明したが、これに限定されるものではなく、スリット6を形成した後に、通水管7を丸型鋼管9に接続することとしても良い。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。以下の説明において、上記の実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図9は、本発明の第二実施形態に係るソイルセメント柱列壁31を示す斜視図である。また、図10は、図9のC−C断面図である。
図9及び図10に示すように、ソイルセメント柱列壁31には、第一実施形態で用いた丸型鋼管9よりも径の小さい丸型鋼管32が壁面方向に間隔をおいて埋設されている。
丸型鋼管32及びソイルセメント柱列壁31の帯水層4に相当する深度部分には、それぞれスリット33a、33bが複数形成されている。上流側の丸型鋼管32内にはこのスリット33a、33bを通じて帯水層4の地下水が集水され、下流側の地盤内にはこのスリット33a、33bを通じて丸型鋼管32内の地下水が帯水層4に放出される。
また、空間2の底盤の下には、上流側の丸型鋼管32内に集水された地下水を下流側の丸型鋼管32に送水するための送水手段34が設置されている。本実施形態において、送水手段34は、土砂や砕石を所定の厚さになるように敷設して形成された通水層である。
丸型鋼管32及びソイルセメント柱列壁31の通水層34に相当する深度部分には、それぞれスリット33c、33dが複数形成されている。通水層34の上流部に、このスリット33c、33dを通じて丸型鋼管32内の地下水が流入し、通水層34の下流部からこのスリット33c、33dを通じて丸型鋼管32内へ地下水が送水される。
通水層34内の地下水が外部へ流出しないように、通水層34は、丸型鋼管32との接続部を除いて、外周を遮水シート35で覆われている。さらに、遮水シート35を設置後、この遮水シート35を覆うように埋戻材23を敷設する。
次に、本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造30の構築方法について説明する。
図11〜図17は、本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造30の構築手順を示す図である。
まず、図11に示すように、クレーン8で、ソイルセメント柱列壁31の所定の位置に丸型鋼管32を建て込む。丸型鋼管32は前述した丸型鋼管9よりも径が小さく、帯水層4、通水層34に相当する深度部分には、あらかじめスリット33a、33cがそれぞれ複数設けられている。
丸型鋼管32の建て込みは、第一実施形態と同様に、通水層34を形成する予定のソイルセメント柱31aにのみ行い、また、図12に示すように、丸型鋼管32の建て込まれているソイルセメント柱31aに隣接するソイルセメント柱31bには、H型鋼10を建て込む。そして、丸型鋼管32内のソイルセメントを掘削機11(図示しない)で破砕して除去する。
次に、図13に示すように、空間2の底盤上に、袋状の遮水シート35を敷設する。そして、この遮水シート35内に土砂や砕石を所定の厚さになるまで詰め込み通水層34を構築する。この通水層34の厚さは、地下水の流量等によって現場毎に決定される。
なお、本実施形態においては、土砂や砕石を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、球状のプラスチック等を用いても良い。
そして、遮水シート35を覆うように埋戻材23を敷設後、構造物の土台となるコンクリート等を打設する(図示しない)。
次に、ソイルセメント柱列壁31a内にスリット33b、33dを形成する方法について説明する。まず、通水層34に相当する位置にスリット33dを作成し、次に、帯水層4に相当する位置にスリット33bを作成する順番で説明する。
まず、図14に示すように、ソイルセメントを除去した丸型鋼管32内に破砕機22のノズル14を通水層34の下端深度付近まで挿入し、このノズル14を丸型鋼管32のスリット33cに沿うように地上側へ引き上げつつ、スリット33cを介して高圧水をソイルセメント柱列壁31aに噴射して、スリット33cの設けられている位置に対応する部分のソイルセメント柱列壁31aを貫通するスリット33dを複数形成する。本実施形態においては、丸型鋼管32の帯水層4、通水層34に相当する深度部分には、あらかじめスリット33a、33cがそれぞれ設けられているため、ソイルセメント柱列壁31cのみを貫通するスリット33b、33dを形成すればよいので、高圧水の噴射圧力は、例えば、500kg/cmとしたが、この値に限定されるものではなく、ソイルセメント柱列壁31aの太さ等により適宜決定される。なお、ソイルセメント柱列壁31cのみを貫通すれば良いので、高圧水に研磨材を混合しなくても良い。
次に、図15に示すように、ノズル14が通水層34の上端深度付近まで到達したら、ノズル14を隣接するスリット33cの位置まで所定の角度だけ回転させる。その後、そのスリット33cに沿うように丸型鋼管32内の底側へ降下させつつ、引き上げ時と同様に、スリット33cを介して高圧水をソイルセメント柱列壁31aに噴射してスリット33dを複数形成する。
そして、ノズル14が通水層34の下端深度付近まで到達したら、ノズル14を上記角度だけ回転させて、再び、地上側へ引き上げつつ、高圧水を噴射してスリット33dを形成する。
上述したように、通水層34に相当する深度部分の範囲内にノズル14を上下させるとともに、丸型鋼管32の周方向に所定の角度ずつ回転させて、スリット33cを介して高圧水をソイルセメント柱列壁31aに噴射し、スリット33dを形成する作業を繰り返す。
通水層34に相当する位置のスリット33dを作成したら、次に、図16に示すように、破砕機22のノズル14を帯水層4の下端深度付近まで引き上げ、このノズル14を丸型鋼管32のスリット33aに沿うように地上側へ引き上げつつ、スリット33aを介して高圧水をソイルセメント柱列壁31aに噴射して、スリット33aの設けられている位置に対応する部分のソイルセメント柱列壁31aを貫通するスリット33bを複数形成する。
次に、図17に示すように、ノズル14が帯水層4の上端深度付近まで到達したら、ノズル14を隣接するスリット33aの位置まで所定の角度だけ回転させる。その後、そのスリット33aに沿うように丸型鋼管32内の底側へ降下させつつ、引き上げ時と同様に、スリット33aを介して高圧水をソイルセメント柱列壁31aに噴射してスリット33bを複数形成する。
そして、ノズル14が帯水層4の下端深度付近まで到達したら、ノズル14を上記角度だけ回転させて、再び、地上側へ引き上げつつ、高圧水を噴射してスリット33bを形成する。
上述したように、帯水層4に相当する深度部分の範囲内にノズル14を上下させるとともに、丸型鋼管32の周方向に所定の角度ずつ回転させて、スリット33aを介して高圧水をソイルセメント柱列壁31aに噴射し、スリット33bを形成する作業を繰り返す。
最後に、筒状のフィルター材24をその外周面が丸型鋼管9の内周面に接するように設置する。
帯水層4に相当する深度部分に複数のスリット33a、33bを設けたこと及び通水層34に相当する深度部分に複数のスリット33c、33dを設けたことにより、ソイルセメント柱列壁1の上流側に位置する帯水層4内の地下水は、丸型鋼管32の上流側に形成されているスリット33a、33b及びフィルター材24を通過して丸型鋼管32内に流入するとともに、丸型鋼管32の下端部で下流側に形成されているスリット33c、33d及びフィルター材24を通過して通水層34内に流れる。
そして、地下水は通水層34内を通過し、下流側の丸型鋼管32の下端部に形成されているスリット33c、33d及びフィルター材24を通過して丸型鋼管32内に流入し、その後、丸型鋼管9の上端部で下流側に形成されているスリット33a、33b及びフィルター材24を通過して帯水層4内に放出される。
以上説明した本実施形態における流動阻害防止方法によれば、帯水層4に相当する深度部分のソイルセメント柱列壁31aに高圧水を噴射して帯水層4まで貫通するスリット33bを形成することにより、このスリット33bを介して地下水を丸型鋼管32内に集水したり、丸型鋼管32内の地下水を帯水層4へ放出することができる。また、通水層34に相当する深度部分のソイルセメント柱列壁31aに高圧水を噴射して通水層34まで貫通するスリット33dを形成することにより、このスリット33dを介して地下水を通水層34内に送水したり、通水層34内の地下水を丸型鋼管32へ送水することができる。
また、丸型鋼管32にはあらかじめスリット33a、33cが設けられており、ソイルセメント柱列壁31aにのみスリット33b、33dを形成するので、第一実施形態よりも高圧水の吐出圧を低くすることができる。したがって、小型の水供給手段18を使用することができる。
そして、丸型鋼管32は、ノズル14を挿入できる程度の径を有するものであれば良いので、小さい径の鋼管を用いることができる。また、小さい径の鋼管は、安価なので材料費を削減することができる。
また、上流側の丸型鋼管32内に集水された地下水を下流側の丸型鋼管32に送水するための通水層34を形成することにより、集水した地下水を下流側に確実に送水することができる。
なお、本実施形態においては、通水層34を形成した後に、丸型鋼管32内に破砕機22を挿入してスリット33b、33dを形成する手順について説明したが、これに限定されるものではなく、スリット33b、33dを形成した後に、通水層34を形成する順番で施工しても良い。
また、上述した各実施形態においては、縦方向にスリット6、33a〜33dを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図18及び図19に示すように、横方向のスリット41や斜め方向のスリット51を形成しても良い。また、スリット6、33a〜33d、41、51の形状も丸形や角形でも良く、形状は問わない。
そして、上述した各実施形態においては、ソイルセメント柱列壁1、31に埋設される管として丸型鋼管9、32を用いた場合について説明したが、材質は鋼材に限定されるものではなく、塩ビやプラスチックからなる管を用いても良い。
さらに、上述した各実施形態においては、ソイルセメント柱列壁1、31に埋設される管として丸型鋼管9、32を用いた場合について説明したが、形状は丸型に限定されるものではなく、角形等の多角形の管を用いても良い。
本発明の第一実施形態に係るソイルセメント柱列壁を示す斜視図である。 図1のA矢視図である。 図1のB−B断面図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るソイルセメント柱列壁を示す斜視図である。 図9のC−C断面図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 本実施形態に係る地下水の流動化阻害防止構造の構築手順を示す図である。 スリットの他の形状を示す図である。 スリットの他の形状を示す図である。
符号の説明
1 ソイルセメント柱列壁 1a、1b ソイルセメント柱
2 空間 3 不透水層
4 帯水層 5 不透水層
6 スリット 7 送水手段(=通水管)
8 クレーン 9 丸型鋼管
10 H型鋼 11 掘削機
12 地下水の流動化阻害防止構造 13 研磨材供給手段
14 ノズル 15 エアーコンプレッサー
16 研磨材用タンク 17 送給管
18 水供給手段 19 水用タンク
20 圧入ポンプ 21 送給管
22 破砕機 23 埋戻材
24 フィルター材 30 地下水の流動化阻害防止構造
31 ソイルセメント柱列壁 31a、31b ソイルセメント柱
32 丸型鋼管 33a、33b、33c、33d スリット
34 送水手段(=通水層) 35 遮水シート41、51 スリット

Claims (9)

  1. 地盤内の帯水層よりも深い深度まで構築され、前記帯水層よりも深い深度まで到達する管が地下水の流れに関して上流側及び下流側にそれぞれ埋設された山留め壁における地下水の流動阻害防止方法において、
    前記管内に高圧水を噴射可能な破砕機を挿入して、前記帯水層の位置において前記高圧水を噴射することにより、前記管の内部から前記帯水層まで貫通する貫通孔を形成する開口工程と、
    前記貫通孔を通じて上流側の前記管内に集水された地下水を下流側の前記管に送水するための送水手段を、前記山留め壁で囲まれた内側の地盤を掘削して形成された空間の底盤に設置する送水手段設置工程とを備えることを特徴とする地下水の流動阻害防止方法。
  2. 前記管は前記帯水層の位置に開口部を有し、前記開口工程ではその前記開口部を介して前記山留め壁を貫通する貫通孔を形成することを特徴とする請求項1に記載の地下水の流動阻害防止方法。
  3. 前記破砕機を、前記管の内周面をガイドにして前記管内を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の地下水の流動阻害防止方法。
  4. 前記貫通孔を前記帯水層の土砂の粒径に応じてその土砂が流入しにくい大きさに形成することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の地下水の流動阻害防止方法。
  5. 前記貫通孔をスリット状に形成することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の地下水の流動阻害防止方法。
  6. 地下水を通水可能なフィルター材を前記管内に設置するフィルター設置工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の地下水の流動阻害防止方法。
  7. 前記送水手段は、一端が上流側の前記管に接続され、他端が下流側の前記管に接続された送水管であることを特徴とする請求項1に記載の地下水の流動化阻害防止方法。
  8. 前記送水手段は、石や砂を所定の厚さになるように前記底盤上に敷設して形成された通水層であることを特徴とする請求項1に記載の地下水の流動化阻害防止方法。
  9. 地盤内の帯水層よりも深い深度まで構築され、前記帯水層よりも深い深度まで到達する管が地下水の流れに関して上流側及び下流側にそれぞれ埋設された山留め壁における地下水の流動阻害防止構造であって、
    前記管内に高圧水を噴射可能な破砕機を挿入して、前記帯水層の位置において前記高圧水を噴射することにより、前記管の内部から前記帯水層まで貫通するように形成された貫通孔と、
    前記山留め壁で囲まれた内側の地盤を掘削して形成された空間の底盤に設置され、前記貫通孔を通じて上流側の前記管内に集水された地下水を下流側の前記管に送水する送水手段とを備えることを特徴とする山留め壁の流動阻害防止構造。
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