JP2010134350A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器において、外観態様を大きく変化させる。
【解決手段】デジタルカメラ10の外装前部11aは、調光フィルム12で構成されている。外装前部11aの下地を構成するメタリックシルバーの下地部材には、5個の濃い赤色をした星型模様19が印刷等により施されている。デジタルカメラ10の電源がオフで調光フィルム12に所定電圧が印加されていない状態では、調光フィルム12の色は星型模様19と同系色の濃いマゼンタをしており、星型模様19は調光フィルム12に隠れて目立たない。デジタルカメラ10の電源がオンされ、調光フィルム12に所定電圧が印加されると、調光フィルム12の色が透明に近い薄いマゼンタに変化し、濃い赤色をした星型模様19は調光フィルム12から浮き出て目立つようになる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器に関し、更に詳しくは変化する外装を備えた電子機器に関するものである。
例えば、デジタルカメラや携帯電話等の電子機器の中には、外装に種々の工夫を凝らしたものがある。例えば、撮影レンズ,ファインダ対物レンズ,及びAF用の投受光レンズ(以下撮影レンズ等という)の各前面を覆うように液晶素子を配置し、電源がオフの時(撮影を行なわない時)には、各液晶素子が不透明になって撮影レンズ等の透明部分や金属反射部分を隠し、外装全体を均一な色調とすることにより、メカニック感を強調しないようにしたカメラが知られている(特許文献1)。なお、一般に、液晶素子は、2枚のガラス基板上に、蒸着した電極を配設し、その内側に、高分子と液晶分子を封入し、かつ電極に配向膜をコーティングした構成となっている。
特開平11−327013号公報
上記特許文献1記載のカメラは、その存在感を隠すために、外装の一部を変化させている。しかしながら、最近では、むしろその存在感を強調するために、外観態様が大きく変化するカメラを所望する声が、特に若年層の方々から多く出ている。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、外観態様を大きく変化させることができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、機器本体の外装の少なくとも一部を構成し、所定の電圧を印加することにより光透過率が変化する平面状の光透過率変化部材と、前記光透過率変化部材の背後で前記外装の下地を構成し、色柄模様が施された下地部材と、前記光透過率変化部材への前記電圧印加を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
前記光透過率変化部材の光透過率の変化により、前記下地部材の色柄模様は、前記光透過率変化部材に隠れて目立たない状態と、前記光透過率変化部材から浮き出るように目立つ状態との間で変化することが好ましい。
前記光透過率変化部材は、前記電圧を印加していない電圧無印加時よりも、前記電圧を印加した電圧印加時の方が、光透過率が大きくなるゲストホスト方式の調光フィルムであることが好ましい。
前記調光フィルムは、所定の色をしており、前記電圧無印加時よりも、前記電圧印加時の方が、前記色の濃度が低くなることが好ましい。
前記制御部は、前記機器本体の電源のオン/オフに連動して、前記光透過率変化部材への前記電圧印加を制御することが好ましい。
前記光透過率変化部材は、前記機器本体に設けられた撮影レンズの前面を覆うことが好ましい。また、前記光透過率変化部材は、前記機器本体に設けられたフラッシュ発光部の前面を覆うことが好ましい。
本発明の電子機器によれば、外装の少なくとも一部を構成する光透過率変化部材の背後に色柄模様を施した下地部材を設け、光透過率変化部材への電圧印加を制御して光透過率変化部材の光透過率を変化させるので、下地部材の色柄模様が、光透過率変化部材に隠れて目立たない状態と、光透過率変化部材から浮き出るように目立つ状態との間で変化し、外観態様を大きく変化させることができる。
本発明の第1実施形態の外観を示す図1及び図2において、デジタルカメラ10(電子機器)のカメラ本体11の外装前部11aは、ゲストホスト方式の調光フィルム12(光透過率変化部材)で構成されている。外装前部11aに設けられた撮影レンズ13及びフラッシュ発光部14は、調光フィルム12に形成された円形開口12a,矩形開口12bから露呈されている。なお、カメラ本体11の外装前部11aを含む全ての外壁を外装部ということとする。
カメラ本体11の外装上部11bには、シャッタボタン15と電源ボタン16が設けられている。なお、カメラ本体11の背面部には、スルー画像を表示したり、撮影済みの画像を再生表示する液晶ディスプレイ(LCD)28(図4参照)が設けられている。
調光フィルム12としては、調光用のゲストホスト型液晶素子が用いられる。このゲストホスト型液晶素子については、例えば特開2002−365621号公報等に詳しく記載されているように、透明導電層(透明電極)をコーティングした2枚の透明樹脂製偏光板の間に、二色性染料分子(ゲスト材料)と液晶分子(ホスト材料)との混合物を封入したものである。
ゲストホスト型液晶素子の一対の透明電極間に電圧を印加しない時(電圧無印加時)には、液晶分子がランダムな方向に配向するので、二色性染料分子もランダムな配向に配向し、二色性染料分子がこれに当たる光を散乱させるから、ゲストホスト型液晶素子の色は二色性染料分子の色になる。二色性染料分子の色としては、イエロー,マゼンタ,シアン,黒があり、本実施形態の調光フィルム12では、マゼンタとしている。したがって、電圧を印加しない時には、調光フィルム12の色は、濃いマゼンタをしている。
ゲストホスト型液晶素子の一対の透明電極間に所定電圧、例えば8Vを印加すると(電圧印加時)、液晶分子が透明電極板に対して垂直配向し、これと同じ方向に二色性染料分子も配向するから、ゲストホスト型液晶素子の光透過率が大きくなり、本実施形態の調光フィルム12の色は、透明に近い薄いマゼンタになる。なお、一対の透明電極間に印加する電圧を変更すれば、調光フィルム12の光透過率は、例えば0.5%〜55%の間で変化可能であるが、本実施形態では、一対の透明電極間に一定の所定電圧(8V)を印加するか否かの二者択一としている。したがって、調光フィルム12は、濃いマゼンタ(電圧無印加時)、透明に近い薄いマゼンタ(電圧印加時)、のいずれか一方となる。
調光フィルム12の背後で外装前部11aの下地を構成する下地部材17には、複数個、例えば5個の星型模様19(色柄模様)が印刷等により施されている。つまり、調光フィルム12は、下地部材17の上面に貼着されており、調光フィルム12の背面に星型模様19が密着した状態になっている。外装上部11b,外装側部11c,外装下部11d,LCD28を除く外装背部11e及び下地部材17の色は、それぞれ、例えばメタリックシルバーとし、星型模様19の色は、調光フィルム12のマゼンタと同系色の濃い赤色としている。
図3(A)に示すように、調光フィルム12に所定電圧が印加されておらず、調光フィルム12の色が濃いマゼンタをしている状態では、濃い赤色をした星型模様19は調光フィルム12に隠れて目立たないが、同図(B)に示すように、調光フィルム12に所定電圧が印加され、調光フィルム12の色が透明に近い薄いマゼンタに変化すると、濃い赤色をした星型模様19は調光フィルム12から浮き出て目立つようになる。
デジタルカメラ10の概略的な電気的構成を示す図4において、CPU21は、電源ボタン16を押圧操作することによりカメラ本体11の電源がオンにされると、ドライバ22に指令信号を出力し、調光フィルム12に所定の電圧(8V)を印加する。これにより、調光フィルム12の色は、濃いマゼンタから透明に近い薄いマゼンタに変化する。再び電源ボタン16を押圧操作すると、CPU21は、ドライバ22に指令信号を出力し、調光フィルム12に電圧を印加するのを止める。これにより、調光フィルム12の色は、透明に近い薄いマゼンタから、元の濃いマゼンタに変化する。
また、CPU21は、シャッタボタン15からのレリーズ信号を受信すると、撮影レンズ13の背後に配設されたCMOSイメージセンサ等の撮像素子23を駆動するとともに、被写体輝度に応じてフラッシュ駆動装置24に駆動信号を送って、フラッシュ発光部14からフラッシュ光を発光させる。
撮像素子23から出力された画像信号は、アナログ信号処理部25において、増幅やホワイトバランス調整等の処理が施されてからデジタルの画像データに変換され、デジタル信号処理部26に入力される。デジタル信号処理部26は、画像データに階調変換、γ補正処理などの各種画像処理を施した後、画像データをメモリカード27に記憶する。また、デジタル信号処理部26には、スルー画像の表示や撮影された画像データを再生表示するLCD28が接続されている。
このように構成されたデジタルカメラ10の作用について図5に示すフローチャートを参照して説明する。カメラ本体11の電源がオフの状態では、調光フィルム12に電圧が印加されていないから、調光フィルム12の色は濃いマゼンタをしており、これと同系色の濃い赤色をした星型模様19は調光フィルム12に隠れて目立たない。この状態では、デジタルカメラ10は、外装前部11aが濃いマゼンタで、その他の部分がメタリックシルバーのツートンカラーになっており、洒落た外観態様となっている。
電源ボタン16を押圧操作してカメラ本体11の電源をオンにすると(st1)、このオン信号を受けたCPU21がドライバ22に指令信号を送り、ドライバ22が所定の電圧を調光フィルム12に印加する(st2)。これにより、調光フィルム12の色が濃いマゼンタから透明に近い薄いマゼンタに変化する(st3)。この結果、下地部材17に施された濃い赤色の星型模様19が鮮やかに浮き出て目立つようになり(st4)、デジタルカメラ10の外観態様が大きく変化する。
撮影に際しては、調光フィルム12に形成された円形開口12a,矩形開口12bにより、撮影レンズ13,フラッシュ発光部14が露呈されているから、調光フィルム12の色の濃度変化になんら影響を受けることなく、通常の撮影を行なうことができる。
撮影が終了した後、電源ボタン16を再び押圧操作してカメラ本体11の電源をオフにすると(st5)、調光フィルム12への電圧印加が停止されて(st6)、調光フィルム12の色が透明に近い薄いマゼンタから濃いマゼンタに戻る(st7)。これにより、濃い赤色をした星型模様19は、濃いマゼンタの調光フィルム12に隠れて目立たなくなる(st8)。このように、電源のオン/オフによって調光フィルム12の色の濃度変化や星型模様19の見え具合が大きく変化するから、これによって電源のオン/オフを確認することもできる。
本実施形態では、調光フィルムの色をマゼンタ、下地の星型模様の色を濃い赤色としたが、同系色の色同士であれば、どのような色の組み合わせでもよく、例えば調光フィルムの色をシアン、下地の星型模様の色を濃い青色としてもよい。
次に、調光フィルムの色と星型模様の色とを反対色とした本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態で説明した部材と同じものについては、同じ符号を付してその説明は省略する。また、同様に、以降に説明する他の実施形態においても、それ以前に説明した実施形態と同じ部材については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、デジタルカメラ30は、カメラ本体31の外装前部31aを構成する調光フィルム32(光透過率変化部材)の色を、濃い赤色の星型模様19と反対色のシアンとしている他は、上記第1実施形態のデジタルカメラ10と同じ構成である。調光フィルム32の色の濃度は、上記第1実施形態と同様に変化し、電圧を印加していない時には、濃いシアン(同図(A))、電圧を印加している時には、透明に近い薄いシアン(同図(B))になる。
デジタルカメラ30の電源がオフの時は、調光フィルム32に電圧を印加していないから、同図(A)に示すように、下地部材に設けられた星型模様19の濃い赤色と、下地部材上に被せるように設けた調光フィルム32の濃いシアンとが混色する。このため、星型模様19の色合いが黒っぽい紫色となり、星型模様19は、外装前部31aにうっすらと見えているが、ほとんど目立たない状態である。
電源ボタン16を押圧操作してデジタルカメラ30の電源をオンにすると、調光フィルム32に所定電圧が印加され、同図(B)に示すように、調光フィルム32の色が透明に近い薄いシアンに変化する。このため、星型模様19の色合いがほぼ本来の濃い赤色になり、星型模様19は、薄いシアンをバックに浮き出たように明瞭に見えるようになる。
このように、調光フィルムと下地の色柄模様とが反対色の本実施形態では、調光フィルムと下地の色柄模様とが同系色の上記第1実施形態よりも、調光フィルムの色の濃度変化によって色柄模様の色合いがより大きく変化する。これにより、電源のオン/オフというきわめて簡単な操作でありながら、デジタルカメラの外観態様が大きく変化する、よりお洒落で魅力的な外装のデジタルカメラを提供することができる。
本実施形態では、調光フィルムの色をシアンとし、星型模様の色を濃い赤色としたが、本発明はこれに限定されることなく、反対色の組み合わせであれば、どのような色の組み合わせでもよく、例えば、調光フィルムの色をマゼンタとし、星型模様の色を濃い青色としてもよい。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7に示すように、デジタルカメラ35は、上記第1実施形態と同様に、カメラ本体36の外装前部36aが、電圧無印加時には濃いマゼンタに、電圧印加時には透明に近い薄いマゼンタに変化する調光フィルム37で構成されているが、撮影レンズ13も調光フィルム37によって覆われている点のみが、上記第1実施形態と異なる。なお、フラッシュ発光部14は、調光フィルム37に覆われておらず、露呈されている。また、デジタルカメラ35の電気的構成は、調光フィルム12が調光フィルム37に変更される他は、図4に示すデジタルカメラ10の電気的構成と同じである。
デジタルカメラ35の電源がオフの状態では、図7(A)に示すように、調光フィルム37の色が濃いマゼンタをしているため、下地部材に施された濃い赤色をした星型模様19が目立たないとともに、撮影レンズ13が調光フィルム37の濃いマゼンタでほぼ完全に隠れている。このため、デジタルカメラ35がカメラとして認識されず、他人から警戒感を持たれにくいという利点がある。また、撮影レンズ13は、常に調光フィルム37によって覆われ、保護されているから、表面に傷や埃等が付くおそれがない。
電源ボタン16を押圧操作してデジタルカメラ35の電源をオンにすると、同図(B)に示すように、調光フィルム37の色がほぼ透明に近い薄いマゼンタになるから、濃い赤色をした星型模様19が浮き出て目立つようになるとともに、撮影レンズ13の前面が薄いマゼンタの調光フィルム37を透してほぼ見えるようになる。
この状態で撮影を行なうと、薄いマゼンタの調光フィルム37を介して撮影が行なわれるため、撮影レンズ13を透過した被写体光は薄いマゼンタを帯びる。このため、撮像素子23から出力された画像信号に対して、アナログ信号処理部25(図4参照)が、調光フィルム37の薄いマゼンタに対応した適切なホワイトバランス調整を行ない、正常なカラーバランスの画像データに変換してから、デジタル信号処理部26に送る。これにより、正常なカラーバランスの画像データがメモリカード27に記録される。
なお、アナログ信号処理部25によるホワイトバランス調整レベルは、電圧印加時の調光フィルム37のマゼンタ濃度が予め判っているので、これに対応したレベルが予め設定されている。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図8に示すように、デジタルカメラ40は、カメラ本体41の外装前部41aが、上記第3実施形態の調光フィルム37と同様に、電圧無印加時には濃いマゼンタに、電圧印加時には透明に近い薄いマゼンタに変化する調光フィルム42で構成されているが、この調光フィルム42によって、撮影レンズ13だけでなくフラッシュ発光部14も覆われている点が、上記第3実施形態と異なる。また、デジタルカメラ40の電気的構成は、調光フィルム12が調光フィルム42に変更される他は、図4に示されるデジタルカメラ10の電気的構成と同じである。
フラッシュ発光部14が調光フィルム42によって覆われているため、フラッシュ発光部14から放出されるフラッシュ光は、電圧が印加されて薄いマゼンタになった調光フィルム42を透過するため、そのままでは薄いマゼンタを帯びる。これを相殺して正常な色温度のフラッシュ光とするため、フラッシュ発光部14と調光フィルム42との間に、薄いマゼンタの補色である薄い緑色のフィルタ(図示せず)を挿入してある。
デジタルカメラ40の電源がオフの状態では、調光フィルム42にも電圧が印加されていないから、図8(A)に示すように、調光フィルム42の色が濃いマゼンタをしているため、星型模様19が目立たないとともに、撮影レンズ13及びフラッシュ発光部14がほぼ完全に隠れている。このため、デジタルカメラ40は、撮影レンズ13だけが隠される第3実施形態のデジタルカメラ35よりも更にカメラとして認識されにくく、他人から警戒感を持たれにくいという利点がある。また、撮影レンズ13及びフラッシュ発光部14は、常に調光フィルム42によって覆われ、保護されているから、表面に傷や埃等が付くおそれがない。
電源ボタン16を押圧操作してデジタルカメラ40の電源をオンにすると、調光フィルム42に電圧が印加され、同図(B)に示すように、調光フィルム42の色がほぼ透明に近い薄いマゼンタになり、濃い赤色の星型模様19が浮き出て目立つようになる。この状態で撮影を行なうと、被写体輝度が十分に高く、フラッシュ発光部14が発光しない場合には、上記第3実施形態と全く同様に、薄いマゼンタの調光フィルム42を通して撮影が行なわれるため、撮影レンズ13を透過した被写体光は薄いマゼンタを帯びる。この場合、上記第3実施形態と全く同様に、電圧印加時の調光フィルム42のマゼンタ濃度が予め判っているので、予め設定されたレベルでアナログ信号処理部25によるホワイトバランス調整が行なわれ、正常なカラーバランスの画像データがメモリカード27に記録される。
被写体輝度が所定の閾値よりも低く、フラッシュ発光部14が発光された場合、フラッシュ発光部14から放出されるフラッシュ光の色温度が、上述した薄い緑色のフィルタによって正常な色温度に調整されているから、アナログ信号処理部25においてフラッシュ発光部14が発光されない場合と同様のホワイトバランス調整が行なわれ、正常なカラーバランスの画像データがメモリカード27に記録される。
なお、上述したような色温度補正用の薄い緑色のフィルタをフラッシュ発光部14と調光フィルム42との間に挿入せず、アナログ信号処理部25によるホワイトバランス調整のみで画像信号を正常なカラーバランスに調整してもよい。
また、上述したような薄い緑色のフィルタ挿入によるフラッシュ光の色温度調整を行なうことなく、かつアナログ信号処理部25によるホワイトバランス調整も行なわない特殊効果モードを設け、この特殊効果モードを選択できるようにしてもよい。この特殊効果モードを選択して撮影を行なうと、マゼンタの色フィルタをかけて撮影したようなマゼンタを帯びた画像を得ることができる。
上記第3,第4実施形態では、調光フィルムの色をマゼンタとしたが、本発明はこれに限定されることなく、イエロー,マゼンタ,シアン,黒のうちいずれであってもよく、また、星型模様の色も自由に選べるのは勿論である。
以上説明した第1〜第4実施形態では、下地部材に施した色柄模様を星型模様としたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、水玉模様や、漫画のキャラクタなど、調光フィルムの色の濃度変化に応じて効果的な色合いの変化が得られるような色柄模様であれば、どのようなものでもよい。また、星型模様の数を5個としたが、本発明はこのような数に限定されないのは勿論である。
上記実施形態では、調光フィルムで構成するカメラ本体の外装部を外装前部としたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば外装前部に、カメラ本体の外装側部や外装上部などを加えてもよく、また外装側部,外装上部だけでもよく、更に、例えば、外装前部の一部だけを調光フィルムで構成してもよい。
上記実施形態では、色柄模様を施した下地部材の上に調光フィルムを被せて外装前部等の外装部を構成したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、調光フィルムの背面に予め色柄模様を施した薄板状の下地部材を貼り付けて一体化しておき、この調光フィルム付き下地部材を用いて、デジタルカメラの外装部を構成するようにしてもよい。
上記実施形態では、調光フィルムを1層としたが、異なる色の調光フィルムを2層にして重ねて設けてもよい。これにより、下地部材に施された色柄模様の色の多彩に変化させることができる。
上記実施形態では、調光フィルムに印加する電圧を一定とし、電圧を印加するか否かの二者択一としたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば調光フィルムに印加する電圧を複数段階にしたり、無段階に変更可能にしてもよい。
上記実施形態では、デジタルカメラの電源のオン/オフに連動して、調光フィルムへの電圧印加/電圧無印加を行なうようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、カメラ本体内に加速度センサを設け、デジタルカメラの姿勢に応じて調光フィルムへの電圧印加/電圧無印加を行なうようにしてもよい。
上記実施形態では、電子機器の例としてデジタルカメラを挙げて説明したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば携帯電話,PDA,デジタルビデオカメラ,ノート型パーソナルコンピュータなどでもよく、これらのような携帯可能な電子機器だけでなく、デスクトップ型パーソナルコンピュータなどの据え置き型の電子機器でもよい。このデスクトップ型パーソナルコンピュータの場合、例えば液晶ディスプレイの枠の外装前面部を調光フィルムで構成してもよいし、本体の外装前部や外装側部の一部を調光フィルムで構成してもよい。
本発明の第1実施形態であるデジタルカメラの外観を示す斜視図である。 調光フィルムと下地部材との関係を示す説明図である。 第1実施形態における調光フィルムの色の濃度変化と星型模様の色合いの変化との関係を示す説明図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態の主なシーケンスを示すフローチャートである。 第2実施形態における調光フィルムの色の濃度変化と星型模様の色合いの変化との関係を示す説明図である。 第3実施形態における調光フィルムの色の濃度変化と星型模様の色合いの変化との関係を示す説明図である。 第4実施形態における調光フィルムの色の濃度変化と星型模様の色合いの変化との関係を示す説明図である。
符号の説明
10,30,35,40 デジタルカメラ
11a,31a,36a,41a 外装前部
12,32,37,42 調光フィルム
13 撮影レンズ
14 フラッシュ発光部
16 電源ボタン
17 下地部材
19 星型模様
21 CPU
25 アナログ信号処理部

Claims (7)

  1. 機器本体の外装の少なくとも一部を構成し、所定の電圧を印加することにより光透過率が変化する平面状の光透過率変化部材と、
    前記光透過率変化部材の背後で前記外装の下地を構成し、色柄模様が施された下地部材と、
    前記光透過率変化部材への前記電圧印加を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記光透過率変化部材の光透過率の変化により、前記下地部材の色柄模様は、前記光透過率変化部材に隠れて目立たない状態と、前記光透過率変化部材から浮き出るように目立つ状態との間で変化することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記光透過率変化部材は、前記電圧を印加していない電圧無印加時よりも、前記電圧を印加した電圧印加時の方が、光透過率が大きくなるゲストホスト方式の調光フィルムであることを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記調光フィルムは、所定の色をしており、前記電圧無印加時よりも、前記電圧印加時の方が、前記色の濃度が低くなることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、前記機器本体の電源のオン/オフに連動して、前記光透過率変化部材への前記電圧印加を制御することを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の電子機器。
  6. 前記光透過率変化部材は、前記機器本体に設けられた撮影レンズの前面を覆うことを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の電子機器。
  7. 前記光透過率変化部材は、前記機器本体に設けられたフラッシュ発光部の前面を覆うことを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の電子機器。
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