JP2010133566A - クリーンルーム設備およびその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のクリーンルーム装置を有するクリーンルーム設備において、火災が発生したクリーンルーム装置から他のクリーンルーム装置への火気や煙の誘引を防止する。
【解決手段】天井裏空間10の空気をファンフィルタユニット17でクリーンルーム15に給気し、クリーンルーム15から床下空間21に出た空気をレタンシャフト22を経て再び天井裏空間10に戻すクリーンルーム装置A、Bを備えたクリーンルーム設備1において、クリーンルーム装置Bにおいて火災が発生した場合、クリーンルーム装置Bに設置されたファンフィルタユニット17を停止し、かつ、クリーンルーム装置Bに対する給気ダクト11からの給気と排気ダクト25への排気を停止する。火災が発生していないクリーンルーム装置Aに設置されたファンフィルタユニット17は停止させないが、クリーンルーム装置Aに設置されたファンフィルタユニット17は稼動量を減らす。
【選択図】図3

Description

本発明は、各種製造分野などで必要とされるクリーンルーム設備およびその運転方法に関する。
例えば、半導体製造分野、食品製造分野、医療分野などの高度な清浄度を必要とする分野において、クリーンルーム装置が利用されている。クリーンルーム装置は、半導体製造等が設置されるクリーンルームの天井面に複数台のファンフィルタユニットを取り付けた構成になっており、クリーンルームの床面は通気可能なグレーチング床等で構成されている。また、クリーンルームの側方には、レタンシャフトが設けられている。そして、ファンフィルタユニットの稼動によって、天井裏空間の空気をフィルタに通し、清浄な空気としてクリーンルームに給気している(例えば、特許文献1、2参照)。こうして給気された空気は、ダウンフローとなってクリーンルーム内の塵埃と共にクリーンルーム下面のグレーチング床を通り、床下空間からレタンシャフトを経て再び天井裏空間に戻されるようになっている。これにより、クリーンルームは清浄な状態に維持される。
更に、上記特許文献1には、クリーンルーム内の空気を通気孔から天井裏空間に戻すことにより、天井付近に生じる空気溜まりを解消する構成が示されている。また、上記特許文献2には、天井面に排煙筒を接続することにより、クリーンルーム内の煙を排出させる構成が示されている。
特開平11−351627号公報 実用新案登録第2518038号公報
例えば半導体製造工場などでは、図1に示すように、複数のクリーンルーム装置A’、B’が隣接して配置されたクリーンルーム設備100が利用されている。各クリーンルーム装置A’、B’の天井裏空間には、空調された空気が給気ダクト101からそれぞれ供給されている。各クリーンルーム装置A’、B’に設けられたクリーンルーム102の天井面には、複数台のファンフィルタユニット103がそれぞれ設置されており、これらファンフィルタユニット103の稼動によって、天井裏空間の空気をフィルタに通し、清浄な空気として各クリーンルーム102に給気している。こうして給気された空気は、ダウンフローとなってクリーンルーム102内の塵埃と共にクリーンルーム下面のグレーチング床を通り、床下空間からレタンシャフト104を経て再び天井裏空間に戻されるようになっている。これにより、各クリーンルーム装置A’、B’のクリーンルーム102は清浄な状態に維持される。
ところで、このように複数のクリーンルーム装置A’、B’が隣接して配置されたクリーンルーム設備100において、例えば一つのクリーンルーム装置B’で火災が発生した場合、常識的には、当該火災が発生したクリーンルーム装置B’においては、ファンフィルタユニット103の稼動を停止させる。一方、隣接しているクリーンルーム装置A’においては、クリーンルーム102内を清浄な状態に維持するために、ファンフィルタユニット103の稼動は続行させることになる。
しかしながら、クリーンルーム装置B’に設置されたファンフィルタユニット103の稼動を停止させ、クリーンルーム装置A’に設置されたファンフィルタユニット103の稼動を続行させた場合、クリーンルーム装置B’の天井裏空間に比べて、クリーンルーム装置A’の天井裏空間は負圧になる。この圧力差により、クリーンルーム装置B’から給気ダクト101内に火気や煙を吸引してしまう問題がある。また、各クリーンルーム装置A’、B’に設置されている例えばPVC製の排気ダクトに火気が移り、延焼してしまうことが懸念される。
本発明の目的は、複数のクリーンルーム装置を有するクリーンルーム設備において、火災が発生したクリーンルーム装置から他のクリーンルーム装置への火気や煙の誘引を防止することにある。
かかる目的を達成するために、本発明によれば、天井裏空間の空気をファンフィルタユニットでクリーンルームに給気し、クリーンルームから床下空間に出た空気をレタンシャフトを経て再び天井裏空間に戻すクリーンルーム装置を複数備えたクリーンルーム設備であって、系外から天井裏空間に空気を導入する給気ダクトが各クリーンルーム装置毎に設けられ、かつ、各給気ダクトに開閉ダンパが設けられ、クリーンルームもしくは床下空間から系外に空気を排出する排気ダクトが各クリーンルーム装置毎に設けられ、かつ、各排気ダクトに開閉ダンパが設けられていることを特徴とする、クリーンルーム設備が提供される。このクリーンルーム設備にあっては、あるクリーンルーム装置において火災が発生した場合、当該火災が発生したクリーンルーム装置の給気ダクトに設けられた開閉ダンパと、排気ダクトに設けられた開閉ダンパを閉じ、当該火災が発生したクリーンルーム装置に対する給気と排気を停止し、ファンフィルタユニットを停止させるように制御が行われる。これにより、火災が発生したクリーンルーム装置から他のクリーンルーム装置への火気や煙、熱の侵入を防止する。なお、各給気ダクトは、他のクリーンルーム装置を通らずに、系外から当該クリーンルーム装置に直接導入されており、各排気ダクトは、他のクリーンルーム装置を通らずに、当該クリーンルーム装置から系外に直接引き出されていても良い。
また、本発明によれば、天井裏空間の空気をファンフィルタユニットでクリーンルームに給気し、クリーンルームから床下空間に出た空気をレタンシャフトを経て再び天井裏空間に戻すクリーンルーム装置を複数備えたクリーンルーム設備の運転方法であって、系外から天井裏空間に空気を導入する給気ダクトとクリーンルームもしくは床下空間から系外に空気を排出する排気ダクトが各クリーンルーム装置毎に設けられ、あるクリーンルーム装置において火災が発生した場合、当該火災が発生したクリーンルーム装置に設置されたファンフィルタユニットを停止し、かつ、当該火災が発生したクリーンルーム装置に対する前記給気ダクトからの給気と前記排気ダクトへの排気を停止することを特徴とする、クリーンルーム設備の運転方法が提供される。
このクリーンルーム設備の運転方法において、火災が発生していないクリーンルーム装置に設置されたファンフィルタユニットが停止させられない場合、火災が発生していないクリーンルーム装置に設置されたファンフィルタユニットは必要最小限の稼動量としても良い。
複数のクリーンルーム装置を有するクリーンルーム設備において、あるクリーンルーム装置において火災が発生した場合、当該火災が発生したクリーンルーム装置の給気ダクトに設けられた開閉ダンパと、排気ダクトに設けられた開閉ダンパを閉じ、当該火災が発生したクリーンルーム装置に対する給気と排気を停止する。これにより、給気ダクトや排気ダクトを通じて他のクリーンルーム装置に火気や煙が進入することを回避できる。また、当該火災が発生したクリーンルーム装置に設置されたファンフィルタユニットを停止させる一方で、火災が発生していないクリーンルーム装置に設置されたファンフィルタユニットの稼動量を減らすことにより、火災が発生したクリーンルーム装置の天井裏空間と、火災が発生していないクリーンルーム装置の天井裏空間との間での圧力差をなるべく少なくする。これにより、火災が発生したクリーンルーム装置から他のクリーンルーム装置への火気や煙の誘引を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を、図面を参照にして説明する。図2は、本発明の実施の形態にかかるクリーンルーム設備1の説明図である。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
このクリーンルーム設備1は、隣接して配置された2つのクリーンルーム装置A、Bを有している。なお、本発明において、クリーンルーム装置A、Bとは、後述するパーティション30によって互いに区切られた状態で、それぞれのクリーンルーム15に対して清浄な空気を供給することが可能な、天井裏空間10、クリーンルーム15、床下空間21、レタンシャフト22等を備えた単位を意味する。各クリーンルーム装置A、Bの天井裏空間10には、末端に吹き出し開口を有する給気ダクト11がそれぞれ配置されている。クリーンルーム装置A、Bの外部には、メイン給気ダクト12が設置されており、新鮮外気や図示しない空調機で作られた空調空気が、このメイン給気ダクト12から給気ダクト11を経て各クリーンルーム装置A、Bの天井裏空間10に給気される。
各給気ダクト11には、例えばモータダンパなどの開閉ダンパ13が設けられている。この開閉ダンパ13の開閉操作によって、各クリーンルーム装置A、Bの天井裏空間10に対する給気を行う状態と停止させる状態とに切り替えることができる。各給気ダクト11は、他のクリーンルーム装置を通らずに、系外から当該クリーンルーム装置に直接導入されている。即ち、クリーンルーム装置Aの天井裏空間10に給気する給気ダクト11は、クリーンルーム装置A、Bの外部(例えば機械室や屋外など)に配置されたメイン給気ダクト12から、直接(クリーンルーム装置Bを通らずに)クリーンルーム装置Aに導入されている。同様に、クリーンルーム装置Bの天井裏空間10に給気する給気ダクト11は、クリーンルーム装置A、Bの外部(例えば機械室や屋外など)に配置されたメイン給気ダクト12から、直接(クリーンルーム装置Aを通らずに)クリーンルーム装置Bに導入されている。
各クリーンルーム装置A、Bには、クリーンルーム15が設けられている。各クリーンルーム15の内部には、例えば半導体製造装置などの製造機器16が設置されている。各クリーンルーム15の天井面には、複数台のファンフィルタユニット17がそれぞれ設置されており、これらファンフィルタユニット17の稼動によって、天井裏空間10の空気をフィルタに通し、清浄な空気が各クリーンルーム15内に給気される。こうして、各クリーンルーム15内が清浄な環境に維持されている。
各クリーンルーム15の下面はグレーチング床20になっている。ファンフィルタユニット17の稼動によって各クリーンルーム15内に給気された空気は、ダウンフローとなってクリーンルーム11内の塵埃と共にグレーチング床20を通り、床下空間21に排出される。
各クリーンルーム15の側方には、レタンシャフト22が設けられている。また、各クリーンルーム装置A、Bにおいて、床下空間21とレタンシャフト22の間に、ファンコイルユニット23が配置されている。クリーンルーム11内の塵埃と共にグレーチング床20を通り、床下空間21に排出された空気は、ファンコイルユニット23を通過して顕熱交換され、レタンシャフト22を経て再び天井裏空間10に戻されるようになっている。
また、各クリーンルーム15に設置されている製造機器16の下方には、末端に吸気開口を有する排気ダクト25が設けられている。クリーンルーム装置A、Bの外部には、メイン排気ダクト26が設置されており、図示しない排気ファンの稼動によって、クリーンルーム装置A、Bに設置されている各製造機器16の近傍の空気が、給気ダクト11からの給気量と等しいか若干下回る量で排気ダクト25からメイン排気ダクト26を経て、クリーンルーム設備1の外部に排気されている。各排気ダクト25は、他のクリーンルーム装置を通らずに、当該クリーンルーム装置から系外に直接引き出されている。即ち、クリーンルーム装置Aに設けられた排気ダクト25は、クリーンルーム装置Aから直接(クリーンルーム装置Bを通らずに)クリーンルーム装置A、Bの外部(例えば機械室や屋外など)に引き出されてメイン排気ダクト26に接続されている。同様に、クリーンルーム装置Bに設けられた排気ダクト25は、クリーンルーム装置Bから直接(クリーンルーム装置Aを通らずに)クリーンルーム装置A、Bの外部(例えば機械室や屋外など)に引き出されてメイン排気ダクト26に接続されている。
各排気ダクト25には、例えばモータダンパなどの開閉ダンパ27が設けられている。この開閉ダンパ27の開閉操作によって、各クリーンルーム装置A、Bから外部に排気させる状態と、排気を停止させる状態とに切り替えることができる。
なお、2つのクリーンルーム装置A、Bの間(各クリーンルーム装置A、Bの天井裏空間10、クリーンルーム15および床下空間21の間)は、パーティション30で区切られている。パーティション30には、不燃材が用いられる。なお、パーティション30には、耐熱性の低い材料を用いても良い。
以上のように構成された本発明の実施の形態にかかるクリーンルーム設備1において、各クリーンルーム装置A、Bのクリーンルーム15を清浄な環境に維持する場合、表1に示すように、各クリーンルーム装置A、Bの給気ダクト11に設けられている開閉ダンパ13をいずれも開き、各クリーンルーム装置A、Bのクリーンルーム15天井に設置されたファンフィルタユニット17を稼動させ、各クリーンルーム装置A、Bの排気ダクト25に設けられている開閉ダンパ27をいずれも開いた状態にする。
Figure 2010133566
こうして、空調空気が、給気ダクト11を経て各クリーンルーム装置A、Bの天井裏空間10に給気される。そして、天井裏空間10の空気が清浄な空気となって各クリーンルーム15内に給気され、更に、各クリーンルーム15内に給気された空気は、ダウンフローとなってクリーンルーム11内の塵埃と共にグレーチング床20を通り、床下空間21に排出される。こうして床下空間21に排出された空気は、ファンコイルユニット23を通過して温度調節され、レタンシャフト22を経て再び天井裏空間10に戻される。
更に、各クリーンルーム装置A、Bのクリーンルーム15内に設置されている各製造機器16の近傍の空気が、排気ダクト25からメイン排気ダクト26を経て、クリーンルーム設備1の外部に排気される。こうして、各クリーンルーム15内が清浄な環境に維持され、半導体製造等の作業が好適に行われる。なお、このように各クリーンルーム装置A、Bのクリーンルーム15を清浄な環境に維持する場合、各ファンフィルタユニット17の稼動量を大きくし、クリーンルーム15の換気回数を例えば40〜60回程度とする。
一方、このクリーンルーム設備1において、図3に示すように、例えばクリーンルーム装置Bのクリーンルーム15内において火災が発生したとする。かかる場合は、表2に示すように、火災が発生したクリーンルーム装置Bの給気ダクト11に設けられている開閉ダンパ13を閉じ、クリーンルーム装置Bのクリーンルーム15天井に設置されたファンフィルタユニット17の稼動を停止させ、クリーンルーム装置Bの排気ダクト25に設けられている開閉ダンパ27を閉じた状態にする。また一方で、火災が発生していないクリーンルーム装置Aについては、給気ダクト11に設けられている開閉ダンパ13を開き、ファンフィルタユニット17を稼動させ、排気ダクト25に設けられている開閉ダンパ27は開いた状態にする。
Figure 2010133566
こうして、火災が発生したクリーンルーム装置Bについては給気を停止して、火災の拡大を防ぐ。また、クリーンルーム装置Bの給気ダクト11に設けられている開閉ダンパ13を閉じ、排気ダクト25に設けられている開閉ダンパ27を閉じた状態にすることにより、給気ダクト11や排気ダクト25を通じて他のクリーンルーム装置Aに火気や煙が進入することを回避できる。上述したように、各給気ダクト11は、他のクリーンルーム装置を通らずに、系外から当該クリーンルーム装置に直接導入されており、各排気ダクト25は、他のクリーンルーム装置を通らずに、当該クリーンルーム装置から系外に直接引き出されているので、給気ダクト11や排気ダクト25を通じて他のクリーンルーム装置へ延焼することを回避できる。即ち、図示の例のように、クリーンルーム装置Bで火災が発生した場合であっても、給気ダクト11と排気ダクト25は、クリーンルーム装置Aを通らずに外部(例えば機械室や屋外など)に引き出されているので、給気ダクト11や排気ダクト25を通じてクリーンルーム装置Aへ直接延焼することを回避できる。
また、火災が発生していないクリーンルーム装置Aについては、ファンフィルタユニット17を稼動させ続けることにより、製造機器16に必要な清浄状態を維持でき、製造機器16の汚染を防止できる。但し、クリーンルーム装置Aについては、ファンフィルタユニット17の稼動量を通常よりも減らし、クリーンルーム装置Bの天井裏空間10とクリーンルーム装置Aの天井裏空間10との圧力差をなるべく少なくする。この場合、例えばクリーンルーム装置Aに設置された各ファンフィルタユニット17の稼動量は、クリーンルーム装置Aに設置された製造機器16の汚染を防止できる範囲でなるべく小さくすることが望ましい。例えば、クリーンルーム装置Aのクリーンルーム15の換気回数を例えば10回程度となるように、クリーンルーム装置Aに設置された各ファンフィルタユニット17の稼動量を低減させれば、クリーンルーム装置Bからクリーンルーム装置Aへの火気や煙の誘引を防止することができる。なお、このようにクリーンルーム装置Aのファンフィルタユニット17の稼動量を減らす場合、各ファンフィルタユニット17の稼動量を減らしても良いが、複数のファンフィルタユニット17のうち、一部のファンフィルタユニット17のみを稼動させ、稼働台数を減らすことによって送風量を低減させることもできる。
なお、クリーンルーム装置Bのファンフィルタユニット17の稼動を停止させた場合、クリーンルーム装置Bの天井裏空間10からクリーンルーム装置Aの天井裏空間10への火気や煙の誘引を有効に防止できなくなる場合も考えられる。かかる場合は、クリーンルーム装置Bのファンフィルタユニット17の稼動はそのままとして延焼を防止しても良い。あるいは、クリーンルーム装置A、Bの両方のファンフィルタユニット17の稼動を停止させても良い。
以上、本発明の好ましい実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、2つのクリーンルーム装置A、Bが隣接して配置されている例を説明したが、2つのクリーンルーム装置A、Bは離れていても良い。また、2つのクリーンルーム装置A、Bに限らず、3つ以上の2つのクリーンルーム装置を備えるクリーンルーム設備にも本発明を適用できる。また、給気ダクト11に設けられる開閉ダンパ13や排気ダクト25に設けられる開閉ダンパ27はモータダンパの他、任意の開閉ダンパを利用できる。また、本発明は、半導体製造分野に限らず、食品製造分野、医療分野など広い分野に適用できる。
本発明は、各種製造分野、医療分野などで利用できる。
従来技術を説明するための、クリーンルーム設備の平面図である。 本発明の実施の形態にかかるクリーンルーム設備の説明図である。 本発明の実施の形態にかかるクリーンルーム設備の説明図であり、火災が発生した状態を示している。
符号の説明
A、B クリーンルーム装置
1 クリーンルーム設備
10 天井裏空間
11 給気ダクト
12 メイン給気ダクト
13 開閉ダンパ
15 クリーンルーム
16 製造機器
17 ファンフィルタユニット
20 グレーチング床
21 床下空間
22 レタンシャフト
23 ファンコイルユニット
25 排気ダクト
26 メイン排気ダクト
27 開閉ダンパ
30 パーティション

Claims (5)

  1. 天井裏空間の空気をファンフィルタユニットでクリーンルームに給気し、クリーンルームから床下空間に出た空気をレタンシャフトを経て再び天井裏空間に戻すクリーンルーム装置を複数備えたクリーンルーム設備であって、
    系外から天井裏空間に空気を導入する給気ダクトが各クリーンルーム装置毎に設けられ、かつ、各給気ダクトに開閉ダンパが設けられ、
    クリーンルームもしくは床下空間から系外に空気を排出する排気ダクトが各クリーンルーム装置毎に設けられ、かつ、各排気ダクトに開閉ダンパが設けられていることを特徴とする、クリーンルーム設備。
  2. 各給気ダクトは、他のクリーンルーム装置を通らずに、系外から当該クリーンルーム装置に直接導入されており、各排気ダクトは、他のクリーンルーム装置を通らずに、当該クリーンルーム装置から系外に直接引き出されていることを特徴とする、請求項1に記載のクリーンルーム設備。
  3. 天井裏空間の空気をファンフィルタユニットでクリーンルームに給気し、クリーンルームから床下空間に出た空気をレタンシャフトを経て再び天井裏空間に戻すクリーンルーム装置を複数備えたクリーンルーム設備の運転方法であって、
    系外から天井裏空間に空気を導入する給気ダクトとクリーンルームもしくは床下空間から系外に空気を排出する排気ダクトが各クリーンルーム装置毎に設けられ、
    あるクリーンルーム装置において火災が発生した場合、当該火災が発生したクリーンルーム装置に設置されたファンフィルタユニットを停止し、かつ、当該火災が発生したクリーンルーム装置に対する前記給気ダクトからの給気と前記排気ダクトへの排気を停止することを特徴とする、クリーンルーム設備の運転方法。
  4. 火災が発生していないクリーンルーム装置に設置されたファンフィルタユニットは停止させないことを特徴とする、請求項3に記載のクリーンルーム設備の運転方法。
  5. 火災が発生していないクリーンルーム装置に設置されたファンフィルタユニットは稼動量を減らすことを特徴とする、請求項4に記載のクリーンルーム設備の運転方法。
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