JP2010132263A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気円板の設置位置やサイズの自由度を大きくすると共に、簡単な構成で検出手段による検出の精度を確保する。
【解決手段】ウエビング巻取装置10では、スプール12と一体に回転ギヤ18が回転されて、磁気円板20が回転される。さらに、AMRセンサ24が磁気円板20の回転位置を検出して、制御装置30がスプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出する。ここで、スプール12の回転軸14と磁気円板20の回転軸22とが異なっている。このため、磁気円板20の設置位置やサイズの自由度を大きくできる。さらに、AMRセンサ24が、基準方向に対する磁気円板20の磁界方向の角度を検出して、磁気円板20の回転位置を検出する。このため、磁気円板20の極数を1つにできて、磁気円板20を簡単な構成にできると共に、AMRセンサ24による磁気円板20の回転位置の検出の精度(精密度)を確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の乗員に装着されるウエビングを巻取軸に巻き取るウエビング巻取装置に関する。
シートベルト用リトラクタとしては、シートベルトがスピンドルに巻き取られると共に、スピンドルと一体回転可能に設けられた円板の外周に周方向に沿って透過部(磁界を透過する非磁性体)と遮蔽部(磁界を遮蔽する磁性体)とが交互に設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このシートベルト用リトラクタでは、一対の磁気センサが、円板の周方向において互いに規定距離離間されて、設置されている。さらに、磁気センサには、永久磁石とホールICとが設けられており、永久磁石とホールICとは、円板の外周を挟んで対向している。これにより、円板が回転される際に磁気センサが円板外周の透過部と遮蔽部とを検出することで、各磁気センサに接続された回転量検出手段が、各磁気センサからの情報に基づき、円板ひいてはスピンドルの回転量(回転総角度)及び回転方向を検出して、スピンドルに対するシートベルトの巻取量又は引出量を検出する。
しかしながら、このシートベルト用リトラクタでは、スピンドルと円板との回転軸が同一にされている。このため、円板の設置位置やサイズに制約がある。さらに、スピンドルの回転量の検出の精度(精密度)を上げるためには、円板外周の透過部と遮蔽部との数(円板の極数(N極とS極との対の数))を増加させる必要があり、円板の構成が複雑になって、円板のコストが増加する。
また、円板外周への透過部と遮蔽部との設置間隔を維持しつつ、円板外周の透過部と遮蔽部との数を増加させると、円板のサイズが大きくなって、円板の設置位置に一層の制約が生じる。一方、円板外周への透過部と遮蔽部との設置間隔を小さくして、円板外周の透過部と遮蔽部との数を増加させると、一対の磁気センサの設置間隔の精度を確保することが困難になる。
さらに、スピンドルの回転量(回転総角度)を検出するためには、回転量検出手段が常時各磁気センサからの情報を監視する必要がある。このため、回転量検出手段(制御回路)の応答能力を高くする必要があると共に、低電力化が困難である。
特許第4034754号公報
本発明は、上記事実を考慮し、回転部材の設置位置やサイズの自由度を大きくできると共に、簡単な構成で検出手段による検出の精度を確保できるウエビング巻取装置、及び、検出手段が各回転部材の回転位置を常時検出しなくても巻取軸の回転量を検出できるウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のウエビング巻取装置は、車両の乗員に装着されるウエビングを巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、前記ウエビングが引き出されることで引出方向へ回転される巻取軸と、前記巻取軸の回転に伴い回転されると共に、前記巻取軸と回転軸が異なる回転部材と、前記回転部材の回転量及び回転方向の少なくとも一方を検出する検出手段と、を備えている。
請求項2に記載のウエビング巻取装置は、車両の乗員に装着されるウエビングを巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、前記ウエビングが引き出されることで引出方向へ回転される巻取軸と、前記巻取軸の回転に伴い回転されると共に、回転位置に応じて磁界方向が変化する回転部材と、基準方向に対する前記回転部材の磁界方向の角度を検出する検出手段と、を備えている。
請求項3に記載のウエビング巻取装置は、車両の乗員に装着されるウエビングを巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、前記ウエビングが引き出されることで引出方向へ回転される巻取軸と、前記巻取軸の回転に伴い回転されると共に、前記巻取軸の回転に伴う回転角度が互いに異なる複数の回転部材と、前記複数の回転部材のそれぞれの回転位置を検出する検出手段と、を備えている。
請求項4に記載のウエビング巻取装置は、請求項3に記載のウエビング巻取装置において、前記複数の回転部材は、それぞれ回転位置に応じて磁界方向が変化し、前記検出手段は、前記複数の回転部材のそれぞれに対して基準方向に対する磁界方向の角度を検出する。
請求項5に記載のウエビング巻取装置は、請求項2又は請求項4に記載のウエビング巻取装置において、前記検出手段は、前記回転部材の側方に設けられたフルブリッジ構成のMRセンサと、前記フルブリッジ構成のMRセンサに磁界を印加する磁界印加手段と、を有している。
請求項1に記載のウエビング巻取装置では、車両の乗員に装着されるウエビングを巻取軸が巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、ウエビングが引き出されることで巻取軸が引出方向へ回転される。
また、巻取軸の回転に伴い回転部材が回転されると共に、検出手段が回転部材の回転量及び回転方向の少なくとも一方を検出する。これにより、巻取軸の回転量及び回転方向の少なくとも一方を検出できる。
ここで、巻取軸と回転部材との回転軸が異なっている。このため、回転部材の設置位置やサイズの自由度を大きくできる。しかも、巻取軸の回転角速度に比し回転部材の回転角速度を大きくでき、回転部材の構成を複雑にしなくても、検出手段による検出の精度(精密度)を確保できる。
請求項2に記載のウエビング巻取装置では、車両の乗員に装着されるウエビングを巻取軸が巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、ウエビングが引き出されることで巻取軸が引出方向へ回転される。
また、巻取軸の回転に伴い回転部材が回転されると共に、回転部材の回転位置に応じて回転部材の磁界方向が変化する。さらに、検出手段が、基準方向に対する回転部材の磁界方向の角度を検出して、回転部材の回転位置を検出する。これにより、回転部材ひいては巻取軸の回転量及び回転方向を検出できる。
ここで、上述の如く、検出手段が基準方向に対する回転部材の磁界方向の角度を検出する。このため、回転部材の極数(N極とS極との対の数)を少なくすることができて、回転部材を簡単な構成にでき、回転部材の設置位置やサイズの自由度を大きくできる。しかも、検出手段による検出の精度(精密度)を確保できる。
請求項3に記載のウエビング巻取装置では、車両の乗員に装着されるウエビングを巻取軸が巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、ウエビングが引き出されることで巻取軸が引出方向へ回転される。
また、巻取軸の回転に伴い複数の回転部材が回転されると共に、検出手段が複数の回転部材のそれぞれの回転位置を検出する。
ここで、巻取軸の回転に伴う複数の回転部材の回転角度が互いに異なっている。このため、各回転部材の回転位置から巻取軸の回転量(回転総角度)を検出できる。これにより、検出手段が各回転部材の回転位置を常時検出しなくても巻取軸の回転量(回転総角度)を検出できる。
請求項4に記載のウエビング巻取装置では、複数の回転部材がそれぞれ回転位置に応じて磁界方向が変化し、検出手段が複数の回転部材のそれぞれに対して基準方向に対する磁界方向の角度を検出する。
このため、回転部材の極数(N極とS極との対の数)を少なくすることができて、回転部材を簡単な構成にでき、回転部材の設置位置やサイズの自由度を大きくできる。しかも、検出手段による検出の精度(精密度)を確保できる。
請求項5に記載のウエビング巻取装置では、検出手段がフルブリッジ構成のMRセンサと磁界印加手段とを有しており、フルブリッジ構成のMRセンサが回転部材の側方に設けられると共に、磁界印加手段がフルブリッジ構成のMRセンサに磁界を印加する。このため、フルブリッジ構成のMRセンサの位置において回転部材の回転による回転部材の磁界方向の変化を磁界印加手段によって変更できて、検出手段が基準方向に対する回転部材の磁界方向の回転角度を検出する構成にすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置における磁気円板及びAMRセンサを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置における基準方向に対する磁気円板の磁界方向の角度を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置における基準方向に対する磁気円板の磁界方向の角度とAMRセンサの一対のフルブリッジの出力電圧との関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置における磁気円板、AMRセンサ及びバイアス磁石を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置における基準方向に対する磁気円板の磁界方向の回転角度を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置における基準方向に対する磁気円板の磁界方向の角度とAMRセンサのフルブリッジの出力電圧との関係を示すグラフである。 本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係るウエビング巻取装置を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係るウエビング巻取装置を示す斜視図である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10が斜視図にて示されており、図2には、ウエビング巻取装置10の主要部が斜視図にて示されている。
図1に示す如く、本実施の形態に係るウエビング巻取装置10には、巻取軸としての円軸状のスプール12が設けられており、スプール12は、フレーム(図示省略)に支持されて、回転軸14を中心として回転可能にされている。
スプール12の外周には、ベルトとしての長尺帯状のウエビング16(シートベルト)が基端側から巻き取られており、ウエビング16は、スプール12から引き出されて、車両のシート(図示省略)に着座した乗員に装着される。また、スプール12が巻取方向(図1の矢印Aの方向)へ回転されることで、ウエビング16がスプール12に巻き取られると共に、ウエビング16がスプール12から引き出されることで、スプール12が引出方向(図1の矢印Bの方向)へ回転される。
スプール12の軸方向一側には、中間部材としての回転ギヤ18が設けられており、回転ギヤ18は、スプール12と回転軸14が同一にされて、スプール12と一体に回転軸14を中心として回転可能にされている。また、回転ギヤ18の外周全体には、回転歯18A(外歯)が形成されている。
回転ギヤ18の径方向外側には、スプール12からのウエビング16の引出方向側において、回転部材としての磁気円板20が設けられており、磁気円板20は、回転ギヤ18及びスプール12と異なる回転軸22を中心として回転可能にされている。磁気円板20の外周全体には、ギヤ歯20A(外歯)が形成されており、ギヤ歯20Aは、回転ギヤ18の回転歯18Aに噛合されている。これにより、回転ギヤ18が回転されることで、磁気円板20が回転される。
図2に示す如く、磁気円板20は、極数(N極とS極との対の数)が1つの磁石にされており、磁気円板20の周方向各半分は、それぞれN極とS極とにされている。これにより、磁気円板20の周囲には、N極からS極へ向かう磁界H(磁束線H)が発生しており、磁気円板20は、回転位置に応じて、磁界方向H(磁束線Hの方向)が変化する(回転軸22を中心として回転する)。
図1に示す如く、磁気円板20の軸方向一側(本実施の形態ではスプール12側)には、検出手段(検知手段)としての所謂AMRセンサ24(Anitorpic−Magneto−Resistance−senser=異方性磁気抵抗素子)が設けられている。
図2に示す如く、AMRセンサ24は、所謂ダブルフルブリッジ型のものにされており、AMRセンサ24には、一対のフルブリッジ26、28(ホイートストン・ブリッジ)が設けられている。一対のフルブリッジ26、28は、それぞれ磁気円板20に回転軸22方向において対向されると共に、設置位置(回転軸22方向回りの周方向位置)が互いに所定角度(本実施の形態では45°)ずらされている。
図3に示す如く、磁気円板20の回転位置が変化して、所定の基準方向Pに対する磁気円板20の磁界方向Hの角度θが変化すると、図4に示す如く、一対のフルブリッジ26、28は、それぞれ、互いに異なる態様で、抵抗が変化して、出力電圧(フルブリッジ26ではVout1、フルブリッジ28ではVout2)が変化する。このため、AMRセンサ24は、一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2によって、磁気円板20の回転位置(上記角度θであり、0°以上180°以下の角度)を検出(検知)可能にされている。
図1に示す如く、AMRセンサ24は、制御手段としての制御装置30(例えばマイクロコンピュータ)に電気的に接続されており、制御装置30は、一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2を読み取り可能にされている。制御装置30は、磁気円板20が180°回転する毎に、一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2を2回以上読み取り可能にされている。これにより、制御装置30は、磁気円板20ひいては回転ギヤ18及びスプール12の回転量(回転総角度)及び回転方向を検出(計算)可能にされて、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出(計算)可能にされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のウエビング巻取装置10では、ウエビング16がスプール12に対し巻き取られ又は引き出されると、スプール12が巻取方向又は引出方向へ回転される。これにより、スプール12と一体に回転ギヤ18が回転されて、磁気円板20が回転される。
磁気円板20が回転されて(磁気円板20の回転位置が変化して)、基準方向Pに対する磁気円板20の磁界方向Hの角度θが変化すると、AMRセンサ24における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2が、それぞれ、互いに異なる態様で変化する。これにより、AMRセンサ24が、一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2によって、磁気円板20の回転位置(0°以上180°以下の角度θ)を検出する。
さらに、磁気円板20が180°回転する毎に、制御装置30が一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2を2回以上読み取る。これにより、制御装置30が、磁気円板20ひいては回転ギヤ18及びスプール12の回転量(回転総角度)及び回転方向を検出して、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出する。
ここで、スプール12に回転ギヤ18を介して磁気円板20が連絡されて、スプール12の回転軸14と磁気円板20の回転軸22とが異なっている。このため、磁気円板20の設置位置やサイズの自由度を大きくできる。
また、上述の如く、AMRセンサ24が、基準方向Pに対する磁気円板20の磁界方向Hの角度θを検出して、磁気円板20の回転位置を検出する。このため、磁気円板20の極数を1つにすることができて、磁気円板20を簡単な構成にでき、磁気円板20の設置位置やサイズの自由度を一層大きくできると共に、磁気円板20のコストを低減できる。しかも、AMRセンサ24による磁気円板20の回転位置の検出の精度(精密度)を確保できると共に、AMRセンサ24を1つにできて従来と異なり磁気センサの間隔精度を考慮する必要をなくすことができる。
さらに、上述の如く、磁気円板20が180°回転する毎に、制御装置30がAMRセンサ24における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2を2回以上読み取れば、制御装置30が、磁気円板20の回転量及び回転方向を検出できて、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出できる。このため、磁気円板20が回転された際に制御装置30がAMRセンサ24からの情報(一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2)を読み取る時間間隔を長くでき、制御装置30を情報読み取り速度が低速のものにすることができて、制御装置30のコストを低減できる。
また、回転ギヤ18の径に比し磁気円板20の径を小さくして、スプール12の回転角速度に比し磁気円板20の回転角速度を大きくすることで、磁気円板20の回転位置の検出によるスプール12の回転位置の検出の精度(精密度)を上げることができる。これにより、磁気円板20のサイズを小さくできると共に、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量の検出の精度(精密度)を上げることができる。
一方、回転ギヤ18の径に比し磁気円板20の径を大きくして、スプール12の回転角速度に比し磁気円板20の回転角速度を小さくすることで、磁気円板20が回転された際に制御装置30がAMRセンサ24からの情報を読み取る時間間隔を一層長くできる。このため、制御装置30を情報読み取り速度が一層低速のものにすることができて、制御装置30のコストを一層低減できる。
また、磁気円板20が、回転ギヤ18に対して、スプール12からのウエビング16の引出方向側に配置されている。このため、ウエビング16からスプール12に引出方向側への荷重が作用した場合でも、回転ギヤ18に磁気円板20側への荷重が作用する。これにより、磁気円板20のギヤ歯20Aと回転ギヤ18の回転歯18Aとの噛合が解除されることを防止できて、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量の検出に誤差が生じることを防止できる。
なお、本実施の形態において、従来と同様に、磁気円板20に周方向に沿って透過部(磁界を透過する非磁性体)と遮蔽部(磁界を遮蔽する磁性体)とを交互に設けると共に、AMRセンサ24に代えて一対の磁気センサを磁気円板20の周方向において互いに規定距離離間させて設置した構成としてもよい。
この構成では、磁気センサの永久磁石とホールICとが磁気円板20を挟んで対向している。これにより、磁気円板20が回転される際に磁気センサが磁気円板20の透過部と遮蔽部とを検出することで、各磁気センサに接続された制御装置30が、各磁気センサからの情報に基づき、磁気円板20ひいては回転ギヤ18及びスプール12の回転量(回転総角度)及び回転方向を検出する。
この場合、回転ギヤ18の径に比し磁気円板20の径を小さくして、スプール12の回転角速度に比し磁気円板20の回転角速度を大きくすると、磁気円板20の極数(透過部及び遮蔽部の数)を少なくしても、磁気センサによる磁気円板20の回転量の検出の精度(精密度)が低下することを抑制できる。これにより、磁気円板20を簡単な構成にできると共に、AMRセンサ24による磁気円板20の回転量の検出の精度(精密度)を確保できる。
[第2の実施の形態]
図5には、本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置50の主要部が斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るウエビング巻取装置50は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図5に示す如く、本実施の形態に係るウエビング巻取装置50では、AMRセンサ24にフルブリッジ26が1つのみ設けられており、フルブリッジ26は、磁気円板20に回転軸22方向において対向されている。
AMRセンサ24の磁気円板20とは反対側には、検出手段を構成する磁界印加手段としてのバイアス磁石52が設けられており、バイアス磁石52は、フルブリッジ26にバイアス磁界Jを印加する。バイアス磁界Jは、磁気円板20の磁界Hに比し大きくされると共に、フルブリッジ26の4つのエレメント26Aの長尺側部分の延伸方向に対して回転軸22方向回りに特定角度(本実施の形態では45°)傾斜されている。
図6に示す如く、磁気円板20の回転位置が変化して、所定の基準方向Pに対する磁気円板20の磁界方向Hの回転角度αが変化すると、図7に示す如く、フルブリッジ26の抵抗が変化して、フルブリッジ26の出力電圧Voutが変化する。また、上述の如くバイアス磁石52のバイアス磁界JがAMRセンサ24に印加されることで、フルブリッジ26の位置において磁気円板20の回転位置の変化に対する磁界方向Hの変化率が小さくされて、上記回転角度αの変化に対するフルブリッジ26の抵抗及び出力電圧Voutの変化率が小さくされている。このため、AMRセンサ24は、フルブリッジ26の出力電圧Voutによって、磁気円板20の回転位置(上記回転角度αであり、0°以上360°以下の角度)を検出(検知)可能にされている。
制御装置30(図1参照)は、磁気円板20が360°回転する毎に、フルブリッジ26の出力電圧Voutを2回以上読み取り可能にされている。これにより、制御装置30は、磁気円板20ひいては回転ギヤ18及びスプール12の回転量(回転総角度)及び回転方向を検出(計算)可能にされて、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出(計算)可能にされている。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、上述の如く、磁気円板20が360°回転する毎に、制御装置30がAMRセンサ24におけるフルブリッジ26の出力電圧Voutを2回以上読み取れば、制御装置30が、磁気円板20の回転量及び回転方向を検出できて、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出できる。このため、磁気円板20が回転された際に制御装置30がAMRセンサ24からの情報(フルブリッジ26の出力電圧Vout)を読み取る時間間隔を一層長くでき、制御装置30を情報読み取り速度が一層低速のものにすることができて、制御装置30のコストを一層低減できる。
なお、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、スプール12と磁気円板20とを1つの回転ギヤ18を介して連絡した構成としたが、スプール12と磁気円板20とを一体回転可能にした構成やスプール12と磁気円板20とを複数の回転ギヤ18を介して連絡した構成としてもよい。
[第3の実施の形態]
図8には、本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置60が側面図にて示されており、図9には、ウエビング巻取装置60が斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るウエビング巻取装置60は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図8及び図9に示す如く、本実施の形態に係るウエビング巻取装置60では、回転ギヤ18の径方向外側に、スプール12からのウエビング16の引出方向側かつ磁気円板20の側方において、回転部材としての追加磁気円板62が設けられており、追加磁気円板62は、回転ギヤ18、スプール12及び磁気円板20と異なる回転軸64を中心として回転可能にされている。追加磁気円板62の外周全体には、ギヤ歯62A(外歯)が形成されており、ギヤ歯62Aは、回転ギヤ18の回転歯18Aに噛合されている。これにより、回転ギヤ18が回転されることで、追加磁気円板62が回転される。
磁気円板20のギヤ歯20Aの歯数と追加磁気円板62のギヤ歯62Aの歯数とは、所定数(例えば1個〜5個等の僅かな数)だけ異なっており、スプール12(回転ギヤ18)の回転による磁気円板20の回転角度と追加磁気円板62の回転角度とは、所定回転角度(例えば僅かな回転角度)だけ異なっている。これにより、ウエビング16が巻き取られ及び引き出されてスプール12が回転される範囲においては、磁気円板20の回転位置と追加磁気円板62の回転位置との対応関係が常に異なるようにされており、磁気円板20の回転位置及び追加磁気円板62の回転位置に基づき、スプール12(回転ギヤ18)の回転量(回転総角度、絶対角)を求めることができる。
追加磁気円板62は、磁気円板20と同様の構成にされており(図2参照)、追加磁気円板62は、回転位置に応じて、磁界方向H(磁束線Hの方向)が変化する(回転軸64を中心として回転する)。
追加磁気円板62の軸方向一側(本実施の形態ではスプール12とは反対側)には、検出手段(検知手段)としての追加AMRセンサ66が設けられており、追加AMRセンサ66は、磁気円板20の軸方向一側のAMRセンサ24と共に検出手段(検知手段)を構成している。追加AMRセンサ66は、AMRセンサ24と同様の構成にされており、追加AMRセンサ66には、一対のフルブリッジ26、28が設けられている(図2参照)。このため、追加AMRセンサ66は、一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2によって、追加磁気円板62の回転位置(図3に示す所定の基準方向Pに対する磁気円板20の磁界方向Hの角度θであり、0°以上180°以下の角度)を検出(検知)可能にされている。
追加AMRセンサ66は、制御装置30に電気的に接続されており、制御装置30は、追加AMRセンサ66における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2を読み取り可能にされている。制御装置30は、AMRセンサ24における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2を読み取ると同時に、追加AMRセンサ66における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2とを読み取る。これにより、制御装置30は、磁気円板20の回転位置及び追加磁気円板62の回転位置を検出(計算)することで、スプール12(回転ギヤ18)の回転量を検出(計算)可能にされて、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出(計算)可能にされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のウエビング巻取装置60では、ウエビング16がスプール12に対し巻き取られ又は引き出されると、スプール12が巻取方向又は引出方向へ回転される。これにより、スプール12と一体に回転ギヤ18が回転されて、磁気円板20及び追加磁気円板62が回転される。
磁気円板20が回転されて(磁気円板20の回転位置が変化して)、基準方向Pに対する磁気円板20の磁界方向Hの角度θが変化すると、AMRセンサ24における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2が、それぞれ、互いに異なる態様で変化する(図4参照)。これにより、AMRセンサ24が、一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2によって、磁気円板20の回転位置を検出する。
追加磁気円板62が回転されて(追加磁気円板62の回転位置が変化して)、基準方向Pに対する追加磁気円板62の磁界方向Hの角度θが変化すると、追加AMRセンサ66における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2が、それぞれ、互いに異なる態様で変化する(図4参照)。これにより、追加AMRセンサ66が、一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2によって、追加磁気円板62の回転位置を検出する。
ここで、スプール12(回転ギヤ18)の回転による磁気円板20の回転角度と追加磁気円板62の回転角度とは、所定回転角度(例えば僅かな回転角度)だけ異なっている。これにより、ウエビング16が巻き取られ及び引き出されてスプール12が回転される範囲においては、磁気円板20の回転位置と追加磁気円板62の回転位置との対応関係が常に異なるようにされており、磁気円板20の回転位置及び追加磁気円板62の回転位置に基づき、スプール12(回転ギヤ18)の回転量を求めることができる。
このため、制御装置30が、任意のタイミングで、AMRセンサ24における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2を読み取ると同時に、追加AMRセンサ66における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2とを読み取る。これにより、制御装置30が、磁気円板20の回転位置及び追加磁気円板62の回転位置を検出して、スプール12(回転ギヤ18)の回転量を検出でき、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出できる。
したがって、制御装置30が、AMRセンサ24及び追加AMRセンサ66における一対のフルブリッジ26、28の出力電圧Vout1、Vout2を常時読み取らなくても(磁気円板20及び追加磁気円板62の回転位置を常時検出しなくても)、スプール12の回転量ひいてはスプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量を検出できる。このため、制御装置30(制御回路)の応答能力を低くできると共に、低電力化でき、コストを低減できる。しかも、スプール12(回転ギヤ18)の回転による磁気円板20の回転角度と追加磁気円板62の回転角度との比を、制御装置30の応答能力によらず、最適に設定できる。
また、スプール12に回転ギヤ18を介して磁気円板20及び追加磁気円板62が連絡されて、スプール12の回転軸14と磁気円板20の回転軸22と追加磁気円板62の回転軸64とが異なっている。このため、磁気円板20及び追加磁気円板62の設置位置やサイズの自由度を大きくできる。
さらに、上述の如く、AMRセンサ24及び追加AMRセンサ66が、それぞれ、基準方向Pに対する磁気円板20及び追加磁気円板62の磁界方向Hの角度θを検出して、磁気円板20及び追加磁気円板62の回転位置を検出する。このため、磁気円板20及び追加磁気円板62の極数を1つにすることができて、磁気円板20及び追加磁気円板62を簡単な構成にでき、磁気円板20及び追加磁気円板62の設置位置やサイズの自由度を一層大きくできると共に、磁気円板20及び追加磁気円板62のコストを低減できる。しかも、AMRセンサ24及び追加AMRセンサ66による磁気円板20及び追加磁気円板62の回転位置の検出の精度(精密度)を確保できると共に、磁気円板20に対してAMRセンサ24を1つにできかつ追加磁気円板62に対して追加AMRセンサ66を1つにできて従来と異なり磁気センサの間隔精度を考慮する必要をなくすことができる。
また、回転ギヤ18の径に比し磁気円板20及び追加磁気円板62の径を小さくして、スプール12の回転角速度に比し磁気円板20及び追加磁気円板62の回転角速度を大きくすることで、磁気円板20及び追加磁気円板62の回転位置の検出によるスプール12の回転位置の検出の精度(精密度)を上げることができる。これにより、磁気円板20及び追加磁気円板62のサイズを小さくできると共に、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量の検出の精度(精密度)を上げることができる。
さらに、磁気円板20及び追加磁気円板62が、回転ギヤ18に対して、スプール12からのウエビング16の引出方向側に配置されている。このため、ウエビング16からスプール12に引出方向側への荷重が作用した場合でも、回転ギヤ18に磁気円板20及び追加磁気円板62側への荷重が作用する。これにより、磁気円板20のギヤ歯20A及び追加磁気円板62のギヤ歯62Aと回転ギヤ18の回転歯18Aとの噛合が解除されることを防止できて、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量の検出に誤差が生じることを防止できる。
[第4の実施の形態]
図10には、本発明の第4の実施の形態に係るウエビング巻取装置70が斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るウエビング巻取装置70は、上記第3の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図10に示す如く、本実施の形態に係るウエビング巻取装置70では、回転ギヤ18が1対設けられており、1対の回転ギヤ18は、回転軸14に沿って並べられて、スプール12と一体に回転軸14を中心として回転可能にされている。
1対の回転ギヤ18の回転歯18Aは、それぞれ磁気円板20のギヤ歯20A及び追加磁気円板62のギヤ歯62Aに適合したものにされている。これにより、一方の回転ギヤ18の回転歯18Aが磁気円板20のギヤ歯20Aに充分に噛合されると共に、他方の回転ギヤ18の回転歯18Aが追加磁気円板62のギヤ歯62Aに充分に噛合されている。
ここで、本実施の形態でも、上記第3の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、上記第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、スプール12と磁気円板20及び追加磁気円板62とをそれぞれ1つの回転ギヤ18を介して連絡した構成としたが、スプール12と磁気円板20とを複数の回転ギヤ18を介して連絡した構成やスプール12と追加磁気円板62とを複数の回転ギヤ18を介して連絡した構成としてもよい。
[第5の実施の形態]
図11には、本発明の第5の実施の形態に係るウエビング巻取装置80が斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るウエビング巻取装置80は、上記第3の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図11に示す如く、本実施の形態に係るウエビング巻取装置80では、スプール12の軸方向一側に、回転ギヤ18に代えて、追加磁気円板62が設けられており、追加磁気円板62は、スプール12と回転軸14が同一にされて、スプール12と一体に回転軸14を中心として回転可能にされている。追加磁気円板62のギヤ歯62Aには、磁気円板20のギヤ歯20Aが噛合されており、追加磁気円板62が回転されることで、磁気円板20が回転される。
ここで、本実施の形態でも、回転ギヤ18による効果を除き、上記第3の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、追加磁気円板62が、磁気円板20に対して、スプール12からのウエビング16の引出方向側に配置されている。このため、ウエビング16からスプール12に引出方向側への荷重が作用した場合でも、追加磁気円板62に磁気円板20側への荷重が作用する。これにより、磁気円板20のギヤ歯20Aと追加磁気円板62のギヤ歯62Aとの噛合が解除されることを防止できて、スプール12に対するウエビング16の巻取量及び引出量の検出に誤差が生じることを防止できる。
さらに、磁気円板20のギヤ歯20Aと追加磁気円板62のギヤ歯62Aとが直接噛合されて、回転ギヤ18が設けられていない。このため、簡単な構成にできる。
なお、上記第5の実施の形態では、磁気円板20と追加磁気円板62とを直接連絡した構成としたが、磁気円板20と追加磁気円板62とを所定数の連絡部材(連絡ギヤ)を介して連絡した構成としてもよい。
また、上記第3の実施の形態〜第5の実施の形態において、上記第2の実施の形態と同様に、AMRセンサ24の磁気円板20とは反対側にバイアス磁石52を設けた構成や、追加AMRセンサ66の追加磁気円板62とは反対側にバイアス磁石52を設けた構成としてもよい。
さらに、上記第3の実施の形態〜第5の実施の形態では、2つの回転部材(磁気円板20及び追加磁気円板62)を設けて各回転部材の回転位置を検出する構成としたが、3つ以上の回転部材を設けて各回転部材の回転位置を検出する構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、回転部材を円板状の磁気円板20や追加磁気円板62にした構成としたが、回転部材を、円板状で外周全体にギヤ歯20Aが形成されたギヤ円板と、極数が1つの多角形板(角板)状(例えば矩形板状)の磁石と、を一体回転可能に結合して構成してもよい。
10 ウエビング巻取装置
12 スプール(巻取軸)
14 回転軸
16 ウエビング
20 磁気円板(回転部材)
22 回転軸
24 AMRセンサ(検出手段)
26 フルブリッジ
28 フルブリッジ
50 ウエビング巻取装置
52 バイアス磁石(磁界印加手段)
60 ウエビング巻取装置
62 追加磁気円板(回転部材)
64 回転軸
66 追加AMRセンサ(検出手段)
70 ウエビング巻取装置
80 ウエビング巻取装置
H 磁界方向
P 基準方向

Claims (5)

  1. 車両の乗員に装着されるウエビングを巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、前記ウエビングが引き出されることで引出方向へ回転される巻取軸と、
    前記巻取軸の回転に伴い回転されると共に、前記巻取軸と回転軸が異なる回転部材と、
    前記回転部材の回転量及び回転方向の少なくとも一方を検出する検出手段と、
    を備えたウエビング巻取装置。
  2. 車両の乗員に装着されるウエビングを巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、前記ウエビングが引き出されることで引出方向へ回転される巻取軸と、
    前記巻取軸の回転に伴い回転されると共に、回転位置に応じて磁界方向が変化する回転部材と、
    基準方向に対する前記回転部材の磁界方向の角度を検出する検出手段と、
    を備えたウエビング巻取装置。
  3. 車両の乗員に装着されるウエビングを巻取方向へ回転されることで巻き取ると共に、前記ウエビングが引き出されることで引出方向へ回転される巻取軸と、
    前記巻取軸の回転に伴い回転されると共に、前記巻取軸の回転に伴う回転角度が互いに異なる複数の回転部材と、
    前記複数の回転部材のそれぞれの回転位置を検出する検出手段と、
    を備えたウエビング巻取装置。
  4. 前記複数の回転部材は、それぞれ回転位置に応じて磁界方向が変化し、
    前記検出手段は、前記複数の回転部材のそれぞれに対して基準方向に対する磁界方向の角度を検出する、
    請求項3記載のウエビング巻取装置。
  5. 前記検出手段は、
    前記回転部材の側方に設けられたフルブリッジ構成のMRセンサと、
    前記フルブリッジ構成のMRセンサに磁界を印加する磁界印加手段と、
    を有する請求項2又は請求項4記載のウエビング巻取装置。
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