JP2010132238A - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】前部車体と後部車体とをピンの回りに揺動させて操舵するアーティキュレート式の車両の車両用操舵装置において、長尺のシリンダが一対、ピンを挟むように配置されていると、ピンの回りにシリンダが張り出し、装置が大型化してしまう。
【解決手段】車両用操舵装置は、電動モータ32,42を備えている。電動モータ32,42は、前部車体に連結された第1の部材18と、後部車体に連結された第2の部材19とを揺動軸線Aの回りに揺動させるための操舵力を発生する。電動モータ32,42は、それぞれ、ロータ25,35と、ロータ25,35を取り囲むステータ26,36とを有している。各ロータ25,35の回転中心軸線C1,C2は、揺動軸線A上または揺動軸線Aとは平行な軸線上に配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】車両用操舵装置は、電動モータ32,42を備えている。電動モータ32,42は、前部車体に連結された第1の部材18と、後部車体に連結された第2の部材19とを揺動軸線Aの回りに揺動させるための操舵力を発生する。電動モータ32,42は、それぞれ、ロータ25,35と、ロータ25,35を取り囲むステータ26,36とを有している。各ロータ25,35の回転中心軸線C1,C2は、揺動軸線A上または揺動軸線Aとは平行な軸線上に配置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用操舵装置に関する。
建設現場等で使用される車両には、前部車体と後部車体とをピンで連結し、前部車体と後部車体とをピンの回りに揺動させることで車両を操向する、アーティキュレート(関節)式のものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の構成では、ピンを挟むようにして一対のシリンダが配置されており、各シリンダが、前部車体および後部車体に接続されている。これら一対のシリンダの伸縮により、前部車体と後部車体がピンの回りを揺動して車両が中折れし、車両の向きが変えられる。
実開昭62−110647号公報
しかしながら、長尺のシリンダが一対、ピンを挟むように配置されているので、ピンの回りにシリンダが張り出し、装置が大型化してしまう。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、小型化を達成することのできる車両用操舵装置を提供することを目的とする。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、小型化を達成することのできる車両用操舵装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、前部車体(2)と、後部車体(3)と、前記前部車体および前記後部車体を揺動軸線(A)の回りに揺動可能に連結する連結機構(4)とを備えた車両(1)を操舵するための車両用操舵装置(5)において、操舵部材(13)の操作に応じて前記前部車体および前記後部車体を前記揺動軸線の回りに揺動させるための操舵力を発生する操舵アクチュエータ(32,42;32B,42B;32D,42D)を備え、前記操舵アクチュエータは、ロータ(30,40;30B,40B;30D,40D)と、前記ロータと対向するステータ(26,36)とを有する電動モータとを含み、前記ロータの回転中心(C1,C2)は、前記揺動軸線上または前記揺動軸線とは平行な軸線(A’)上に配置されていることを特徴とする(請求項1)。
本発明によれば、ロータの回転中心を揺動軸線上または揺動軸線とは平行な軸線上に配置していることにより、操舵アクチュエータのロータを、揺動軸線と重なるように、または揺動軸線の極めて近くに配置することができる。これにより、操舵アクチュエータが揺動軸線に対して揺動軸線の径方向に大きく張り出さないようにでき、操舵アクチュエータの配置の最適化を通じて車両用操舵装置を小型化できる。
また、本発明において、前記連結機構は、前記前部車体および後部車体の何れか一方とは揺動軸線の回りに同行回転可能な連結凹部(28,38)を有する第1の部材(18;18A;18B;18D)と、前部車体および後部車体の他方とは揺動軸線の回りに同行回転可能な連結凸部(29,39;29D,39D)を有する第2の部材(19;19A;19B;19D)とを含み、前記ロータは、前記連結凸部とは揺動軸線の回りに同行回転可能に連結され、前記ステータは、前記連結凹部とは揺動軸線の回りに同行回転可能に連結されている場合がある(請求項2)。
この場合、ロータとステータとの相対回転により、連結凸部と連結凹部とを揺動軸線の回りに揺動させて、前部車体と後部車体とを揺動させることができる。このように、連結凸部と連結凹部との間に電動モータのトルクを作用させることで車両を操舵するようにしており、前部車体と後部車体とを連結する部材としての連結凸部および連結凹部を、前部車体と後部車体との間に操舵トルクを伝達する部材としても用いることができ、車両用操舵装置の部品点数を少なくすることができる。
また、本発明において、前記電動モータは、操舵力を、伝達機構(91,101;91D,101D)を用いて、前記前部車体および後部車体に与え、前記ステータは、前記前部車体および前記後部車体の何れか一方とは前記揺動軸線の回りに同行回転可能に取り付けられ、前記伝達機構は、前記ロータとはロータの回転中心の回りに同行回転可能な駆動部材(92、102;92D,102D)と、前記駆動部材に従動して回転し、前記前部車体および前記後部車体の他方とは前記揺動軸線の回りに同行回転可能な従動部材(93,103;93C,103C;93D,103D)とを含む場合がある(請求項3)。
この場合、前部車体および後部車体の何れか一方側に配置されたステータに対してロータが回転することにより、駆動部材および従動部材が回転する。これにより、従動部材と、前部車体および後部車体の他方とが、前部車体および後部車体の一方に対して揺動軸線回りを揺動し、車両を操向することができる。
また、例えば、駆動部材を相対的に小径な小歯車とし、従動部材を相対的に大径な大歯車とした場合には、伝達機構で電動モータのトルクを増幅することができる。これにより、よりトルクの小さい小型の電動モータを用いて車両を操向することができ、車両用操舵装置の更なる小型化を達成できる。
また、例えば、駆動部材を相対的に小径な小歯車とし、従動部材を相対的に大径な大歯車とした場合には、伝達機構で電動モータのトルクを増幅することができる。これにより、よりトルクの小さい小型の電動モータを用いて車両を操向することができ、車両用操舵装置の更なる小型化を達成できる。
また、本発明において、前記操舵部材に操作反力を与えるための反力アクチュエータ(45)と、前記揺動軸線回りに関する前部車体と後部車体の揺動角度(θ2)を検出するための角度検出手段(49)と、検出した揺動角度に応じて反力アクチュエータを制御する反力制御手段(46)と、をさらに備える場合がある(請求項4)。
この場合、揺動角度に応じて、すなわち、車両の転舵角度に応じて、反力アクチュエータに操作反力を発生させることができ、操舵部材に最適な操舵反力を付与することができる。これにより、操舵部材を操作するときの操舵フィーリングを極めてよくすることができる。
この場合、揺動角度に応じて、すなわち、車両の転舵角度に応じて、反力アクチュエータに操作反力を発生させることができ、操舵部材に最適な操舵反力を付与することができる。これにより、操舵部材を操作するときの操舵フィーリングを極めてよくすることができる。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施の形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1(A)は、本発明の一実施の形態に係る車両用操舵装置を備える車両の模式的な側面図である。図1(B)は、車両の模式的な平面図である。図1(A)を参照して、車両1は、例えば、建設現場等で使用されるダンプトラックやホイールローダであり、前部車体2と、後部車体3と、前部車体2と後部車体3とを鉛直方向に沿って延びる揺動軸線Aの回りに相対回転(揺動)可能に連結する連結機構4と、前部車体2と後部車体3とを揺動軸線A回りに揺動するための車両用操舵装置5と、を備えている。すなわち、車両1は、いわゆるアーティキュレート(関節)式の車両であり、車両1の向きを変える転舵時には、後部車体3を前部車体2に対して揺動軸線Aの回りに揺動させることで、転舵する。
図1(A)は、本発明の一実施の形態に係る車両用操舵装置を備える車両の模式的な側面図である。図1(B)は、車両の模式的な平面図である。図1(A)を参照して、車両1は、例えば、建設現場等で使用されるダンプトラックやホイールローダであり、前部車体2と、後部車体3と、前部車体2と後部車体3とを鉛直方向に沿って延びる揺動軸線Aの回りに相対回転(揺動)可能に連結する連結機構4と、前部車体2と後部車体3とを揺動軸線A回りに揺動するための車両用操舵装置5と、を備えている。すなわち、車両1は、いわゆるアーティキュレート(関節)式の車両であり、車両1の向きを変える転舵時には、後部車体3を前部車体2に対して揺動軸線Aの回りに揺動させることで、転舵する。
前部車体2は、車台としての前シャシ6と、前シャシ6に支持されるボディ7とを含んでいる。図示していないが、前シャシ6には、車両1を前進/後進させる駆動力を発生するエンジン等の駆動源が搭載されており、駆動源の動力は、変速機、ディファレンシャルおよび左右の前車軸8,8等を介して左右の前輪9,9に伝達される(図1(A)において、左側の前車軸8、前輪9のみを図示)。
ボディ7は、前シャシ6の上方に配置されている。ボディ7内には、運転席10や、アクセルペダル11や、ブレーキペダル12が配置されているとともに、車両1を操舵するためのステアリングホイール等の操舵部材13が配置されている。アクセルペダル11およびブレーキペダル12は、実際には紙面に垂直な方向(車両の左右方向に相当)に横並びで配置される。
図1(A)および図1(B)を参照して、後部車体3は、車台としての後シャシ14と、後シャシ14に支持される荷台としてのベッセル15とを含んでいる。後シャシ14は、左右それぞれに例えば2本配置された後車軸16を回転可能に支持している。各後車軸16の先端には、それぞれ、後輪17が連結されている。
連結機構4は、前部車体2と後部車体3とを、揺動軸線Aの回りに揺動可能に連結するとともに、ねじり運動可能に連結するものであり、前部車体2の後端に連結される第1の部材18と、後部車体3の前端に連結される第2の部材19とを含んでいる。
連結機構4は、前部車体2と後部車体3とを、揺動軸線Aの回りに揺動可能に連結するとともに、ねじり運動可能に連結するものであり、前部車体2の後端に連結される第1の部材18と、後部車体3の前端に連結される第2の部材19とを含んでいる。
第1の部材18は、前部車体2の左右方向の中央を通り、且つ前部車体2の前後方向に沿って延びる第1のねじれ軸線B1の回りを、前部車体2に対して揺動可能に連結されている。また、第1の部材18は、前部車体2とは、揺動軸線Aの回りに同行回転可能とされている。
第2の部材19は、後部車体3の左右方向の中央を通り、且つ後部車体3の前後方向に沿って延びる第2のねじれ軸線B2の回りを、後部車体3に対して揺動可能に連結されている。また、第2の部材19は、後部車体3とは、揺動軸線Aの回りに同行回転可能とされている。
第2の部材19は、後部車体3の左右方向の中央を通り、且つ後部車体3の前後方向に沿って延びる第2のねじれ軸線B2の回りを、後部車体3に対して揺動可能に連結されている。また、第2の部材19は、後部車体3とは、揺動軸線Aの回りに同行回転可能とされている。
図2は、揺動軸線A周辺の要部の断面図である。図2を参照して、第2の部材19は、上下に並ぶ上アームおよび下アーム21,22を含んでいる。これら一対のアーム21,22の間に、第1の部材18の後端が配置されている。
上アーム21と第1の部材18の後端との間に、上電動モータユニット23が設けられている。また、下アーム22と第1の部材18の後端との間に、下電動モータユニット33が設けられている。
上アーム21と第1の部材18の後端との間に、上電動モータユニット23が設けられている。また、下アーム22と第1の部材18の後端との間に、下電動モータユニット33が設けられている。
上電動モータユニット23は、モータハウジング24と、モータハウジング24に収容されたロータ25およびステータ26と、ロータ25を支持する一対の軸受27a,27bとを含んでいる。下電動モータユニット33は、モータハウジング34と、モータハウジング34に収容されたロータ35およびステータ36と、ロータ35を支持する一対の軸受37a,37bとを含んでいる。
上電動モータユニット23のモータハウジング24は、第1の部材18の上面に形成された上連結凹部28に嵌め入れられて固定されており、この上連結凹部28とは揺動軸線Aの回りを同行回転可能である。下電動モータユニット33のモータハウジング34は、第1の部材18の下面に形成された下連結凹部38に嵌め入れられて固定されており、この下連結凹部38とは揺動軸線Aの回りを同行回転可能である。
上電動モータユニット23のロータ25は、上ロータ軸30と、上ロータ軸30の外周に固定されたロータマグネット31とを含んでいる。下電動モータユニット33のロータ35は、下ロータ軸40と、下ロータ軸40の外周に固定されたロータマグネット41とを含んでいる。
各ロータ軸30,40の回転中心軸線C1,C2は、当該ロータ軸30,40の中心軸線でもあり、揺動軸線Aと合致している。
各ロータ軸30,40の回転中心軸線C1,C2は、当該ロータ軸30,40の中心軸線でもあり、揺動軸線Aと合致している。
上ロータ軸30は、一対の軸受27a,27bを介して、モータハウジング24に支持されており、モータハウジング24に対しては、相対回転可能であり、且つ、揺動軸線Aの延びる方向としての揺動軸線方向Dには相対移動を規制されている。具体的には、一対の軸受27a,27bは、例えば、深溝玉軸受や、アンギュラ玉軸受等、ラジアル荷重およびスラスト荷重の双方を受けることのできる軸受であり、揺動軸線方向Dに離隔して配置されている。一対の軸受27a,27bの内輪は、上ロータ軸30の外周に圧入固定されており、一対の軸受27a,27bの外輪は、モータハウジング24の内周に圧入固定されている。
下ロータ軸40は、一対の軸受37a,37bを介して、モータハウジング34に支持されており、モータハウジング34に対しては、相対回転可能であり、且つ、揺動軸線方向Dには相対移動を規制されている。具体的には、一対の軸受37a,37bは、一対の軸受27a,27bと同様の軸受であり、揺動軸線方向Dに離隔して配置されている。一対の軸受37a,37bの内輪は、下ロータ軸40の外周に圧入固定されており、一対の軸受37a,37bの外輪は、モータハウジング34の内周に圧入固定されている。
各電動モータユニット23,33のロータマグネット31,41は、対応する一対の軸受27a,27b,37a,37b間に配置されている。
各電動モータユニット23,33のステータ26,36は、対応するロータマグネット31,41の周囲を取り囲んでおり、対応するモータハウジング24,34の内周面に固定されている。
各電動モータユニット23,33のステータ26,36は、対応するロータマグネット31,41の周囲を取り囲んでおり、対応するモータハウジング24,34の内周面に固定されている。
上電動モータユニット23のロータ25およびステータ26によって、上操舵アクチュエータとしての上電動モータ32が構成されている。下電動モータユニット33のロータ35およびステータ36によって、下操舵アクチュエータとしての下電動モータ42が構成されている。各電動モータ32,42は、操舵部材13の操作に応じて、前部車体2(第1の部材18)および後部車体3(第2の部材19)を揺動軸線Aの回りに揺動させるための操舵力を発生する。
上電動モータ32の上ロータ軸30の一端は、継手43を介して、第2の部材19の上アーム21の下面に突設された軸である上連結凸部29と揺動軸線Aの回りに同行回転可能に連結されている。上電動モータ32の上ロータ軸30の上端面と、上連結凸部29の下端面とは、互いに当接しており、上連結凸部29に作用する荷重を上電動モータ32の上ロータ軸30で受けることができる。なお、上ロータ軸30と上連結凸部29とは単一の部材で一体に形成されていてもよい。
下電動モータ42の下ロータ軸40の一端は、継手44を介して、第2の部材19の下アーム22の上面に突設された軸である下連結凸部39と揺動軸線Aの回りに同行回転可能に連結されている。下電動モータ42の下ロータ軸40の下端面と、下連結凸部39の上端面とは、互いに当接しており、下電動モータ42の下ロータ軸40に作用する荷重を下連結凸部39で受けることができる。なお、下ロータ軸40と下連結凸部39とは単一の部材で一体に形成されていてもよい。
図3は、車両1が転舵するときの様子を説明するための平面図であって、図3(A)は、車両1が右に転舵している状態を示し、図3(B)は、車両1が左に転舵している状態を示している。図2および図3(A)を参照して、上記の構成により、車両1が右に転舵されるときには、各電動モータ32,42のロータ25,35の双方が、対応するステータ26,36に対して、揺動軸線A回りの揺動方向の一方E1に回転駆動される。これにより、後部車体3および第2の部材19が、前部車体2および第1の部材18に対して揺動方向の一方E1に揺動され、前部車体2および第1の部材18が、後部車体3および第2の部材19に対して右側を向く。
図2および図3(B)を参照して、反対に、車両1が左に転舵されるときには、各電動モータ32,42のロータ軸25,35の双方が、対応するステータ26,36に対して、揺動方向の他方E2に回転駆動される。これにより、後部車体3および第2の部材19が、前部車体2および第1の部材18に対して揺動方向の他方E2に揺動され、前部車体2および第1の部材18が後部車体3および第2の部材19に対して左側を向く。
図1(B)および図2を参照して、車両用操舵装置5は、操舵部材13と操舵アクチュエータとしての一対の電動モータ32,42との間が機械的に連結されていない、ステアバイワイヤ式の操舵装置である。
この車両用操舵装置5は、操舵部材13に操舵反力を付与するための例えば電動モータからなる反力アクチュエータ45と、反力アクチュエータ45の駆動を制御する反力制御手段としての反力ECU46と、操舵部材13の操舵角θ1を検出する操舵角センサ47と、前部車体2および後部車体3を揺動軸線Aの回りに揺動させるための操舵力を発生する操舵アクチュエータとしての一対の電動モータ32,42と、これらの電動モータ32,42の駆動を制御する操舵制御手段としての操舵ECU48と、揺動軸線A回りの前部車体2と後部車体3の揺動角度を転舵角θ2として検出する角度検出手段としての転舵角センサ49と、を備えている。
この車両用操舵装置5は、操舵部材13に操舵反力を付与するための例えば電動モータからなる反力アクチュエータ45と、反力アクチュエータ45の駆動を制御する反力制御手段としての反力ECU46と、操舵部材13の操舵角θ1を検出する操舵角センサ47と、前部車体2および後部車体3を揺動軸線Aの回りに揺動させるための操舵力を発生する操舵アクチュエータとしての一対の電動モータ32,42と、これらの電動モータ32,42の駆動を制御する操舵制御手段としての操舵ECU48と、揺動軸線A回りの前部車体2と後部車体3の揺動角度を転舵角θ2として検出する角度検出手段としての転舵角センサ49と、を備えている。
反力アクチュエータ45のハウジング50は、ボディ7等に固定されている。反力アクチュエータ45の出力軸51の一端には、操舵部材13が同行回転可能に連結されている。反力ECU46は、前部車体2のボディ7内に配置されており、マイクロコンピュータを構成するCPU,ROMおよびRAMの他、各種インターフェース、各種ドライバを有している。反力ECU46は、反力アクチュエータ45、操舵角センサ47および操舵ECU48と接続されている。
操舵角センサ47は、反力アクチュエータ45の出力軸51の回転角を検出するレゾルバ等の回転角検出手段からなり、車両直進状態のときの操舵部材13の回転角を基準として、操舵部材13の操舵角θ1を検出する。なお、車両直進状態とは、第1および第2のねじれ軸線B1,B2が平行に並んでいるか、または合致している状態をいう。
操舵ECU48は、第1の部材18内に配置されており、マイクロコンピュータを構成するCPU,ROMおよびRAMの他、各種インターフェース、各種ドライバを有している。操舵ECU48は、各電動モータ32,42、転舵角センサ49および反力ECU46と接続されており、反力ECU46とは、双方向通信可能とされている。各ECU46,48間の通信や、各ECU46,48と各種センサ等との通信は、ハーネス等を介して行われる。
操舵ECU48は、第1の部材18内に配置されており、マイクロコンピュータを構成するCPU,ROMおよびRAMの他、各種インターフェース、各種ドライバを有している。操舵ECU48は、各電動モータ32,42、転舵角センサ49および反力ECU46と接続されており、反力ECU46とは、双方向通信可能とされている。各ECU46,48間の通信や、各ECU46,48と各種センサ等との通信は、ハーネス等を介して行われる。
転舵角センサ49は、上ロータ軸30の回転角を検出するレゾルバ等の回転角検出手段からなり、上ロータ軸30の外周に固定されたロータ49aと、上電動モータ32のハウジング24の内周に固定されロータ49aを取り囲むステータ49bとを含んでいる。この転舵角センサ49は、車両直進状態のときの上ロータ軸30の回転角を基準として、上ロータ軸30の回転角を転舵角θ2として検出する。各ロータ軸30,40は、同期して駆動されるようになっており、上ロータ軸30の回転角から下ロータ軸40の回転角を求めることができる。なお、各ロータ軸30,40のそれぞれに転舵角センサを設けてもよい。
また、車両1には、車速センサ52が例えば前輪9の近傍に設けられており、車速センサ52の車速検出信号が操舵ECU48に入力される。
操舵ECU48による転舵制御の一例としては、操舵角センサ47から入力された操舵角θ1および車速センサ52から入力された車速Vに基づいて目標転舵角θ2’を決定し、転舵角センサ49から入力された転舵角θ2を上記目標転舵角θ2’に近づけるように、各電動モータ32,42を、揺動方向の一方E1または他方E2に駆動する。
操舵ECU48による転舵制御の一例としては、操舵角センサ47から入力された操舵角θ1および車速センサ52から入力された車速Vに基づいて目標転舵角θ2’を決定し、転舵角センサ49から入力された転舵角θ2を上記目標転舵角θ2’に近づけるように、各電動モータ32,42を、揺動方向の一方E1または他方E2に駆動する。
反力ECU46による反力制御の一例としては、路面から前輪9への反力に応じた操舵反力を反力アクチュエータ45によって操舵部材13に与えるべく、転舵角センサ49から入力された転舵角θ2および車速センサ52から入力された車速Vに基づいて、反力アクチュエータ45を駆動制御する。このとき、検出された転舵角θ2に応じたトルクが反力アクチュエータ45に生じるように、反力アクチュエータ45が制御される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、各電動モータ32,42のロータ25,35の回転中心軸線C1,C2を揺動軸線A上に配置していることにより、各ロータ25,35を、揺動軸線Aと重なるように配置することができる。これにより、各電動モータ32,42が揺動軸線Aに対して揺動軸線Aの径方向に大きく張り出さないようにでき、各電動モータ32,42の配置の最適化を通じて車両用操舵装置5を小型化できる。
また、各電動モータ32,42のロータ25,35と対応するステータ26,36との相対回転により、各連結凸部29,39と対応する連結凹部28,38とを揺動軸線Aの回りに揺動させて、前部車体2と後部車体3とを揺動させることができる。このように、各連結凸部29,39と対応する連結凹部28,38との間に対応する電動モータ32,42のトルクを作用させることで車両1を操舵するようにしている。
したがって、前部車体2と後部車体3とを連結する部材としての連結凸部29,39および連結凹部28,38を、前部車体2と後部車体3との間に操舵トルクを伝達する部材としても用いることができ、車両用操舵装置5の部品点数を少なくすることができる。
また、例えば、従来のように、前部車体と後部車体とに接続された油圧シリンダを伸縮させることにより、前部車体と後部車体とを揺動軸線の回りに揺動させる構成では、転舵角に応じた操舵反力を操舵部材に与える構成とはなっていない。
また、例えば、従来のように、前部車体と後部車体とに接続された油圧シリンダを伸縮させることにより、前部車体と後部車体とを揺動軸線の回りに揺動させる構成では、転舵角に応じた操舵反力を操舵部材に与える構成とはなっていない。
一方、本実施の形態によれば、転舵角センサ49によって検出された転舵角θ2に応じた操舵反力(トルク)を発生するように、反力アクチュエータ45を駆動していることにより、操舵部材13に最適な操舵反力を付与することができる。このように、高度な反力制御を通じて、操舵部材13を操作するときの操舵フィーリングを極めてよくすることができる。
また、従来の構成と異なり本実施の形態では、操舵のために油圧シリンダを用いないので、油圧シリンダのための常時駆動式のポンプを用いる必要がない。本実施の形態では、操舵アクチュエータとして電動モータ32,42を用いているので、操舵に必要なときに電動モータ32,42を駆動すればよく、操舵に必要なエネルギーを少なくできる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、図4に示すように、第1の部材18Aと第2の部材19Aとを揺動軸線Aの回りに相対的に揺動可能に支持する支持機構60を設けてもよい。なお、以下では、図1〜図3に示す構成と異なる点について主に説明し、同様の構成については、図に同様の符号を付してその説明を省略する。
支持機構60は、上電動モータユニット23の上側に配置された上支持機構61と、下電動モータユニット33の下側に配置された下支持機構62とを含んでいる。
支持機構60は、上電動モータユニット23の上側に配置された上支持機構61と、下電動モータユニット33の下側に配置された下支持機構62とを含んでいる。
上支持機構61は、スラスト軸受を構成しており、上アーム21Aと、第2の部材19Aに設けられ上アーム21Aの上方に配置される第2の上アーム63と、第1の部材18Aに設けられ各上アーム21A,63間に配置される上中間アーム64と、を含んでいる。
下支持機構62は、スラスト軸受を構成しており、下アーム22Aと、第2の部材19Aに設けられ下アーム22Aの下方に配置される第2の下アーム65と、第1の部材18Aに設けられ各下アーム22A,65間に配置される下中間アーム66と、を含んでいる。
下支持機構62は、スラスト軸受を構成しており、下アーム22Aと、第2の部材19Aに設けられ下アーム22Aの下方に配置される第2の下アーム65と、第1の部材18Aに設けられ各下アーム22A,65間に配置される下中間アーム66と、を含んでいる。
第2の上アーム63は、上アーム21Aおよび第2の部材19Aとは、揺動軸線Aの回りに同行回転可能である。第2の下アーム65は、下アーム22Aおよび第2の部材19Aとは、揺動軸線Aの回りに同行回転可能である。
上中間アーム64および下中間アーム64は、それぞれ、第1の部材18Aとは、揺動軸線Aの回りを同行回転可能である。
上中間アーム64および下中間アーム64は、それぞれ、第1の部材18Aとは、揺動軸線Aの回りを同行回転可能である。
上アーム21Aと上中間アーム64の互いの対向面67,68には、それぞれ、揺動軸線Aを中心とする環状の軌道輪69,70が形成されており、これらの軌道輪69,70間に玉からなる複数の転動体71が配列されている。各転動体71は、軌道輪69,70とは例えば4点接触しており、これらの軌道輪69,70と転動体71とによって、揺動軸線Aと平行な方向に沿うスラスト荷重および揺動軸線Aの径方向に沿うラジアル荷重の双方を受けることができる。
上中間アーム64と第2の上アーム63の互いの対向面73,74には、それぞれ、揺動軸線Aを中心とする環状の軌道輪75,76が形成されており、これらの軌道輪75,76間に複数の転動体77が配列されている。各転動体77は、軌道輪75,76とは例えば4点接触しており、これらの軌道輪75,76と転動体77とによって、スラスト荷重およびラジアル荷重の双方を受けることができる。
下アーム22Aと下中間アーム66の互いの対向面79,80には、それぞれ、揺動軸線Aを中心とする環状の軌道輪81,82が形成されており、これらの軌道輪81,82間に玉からなる複数の転動体83が配列されている。各転動体83は、軌道輪81,82とは例えば4点接触しており、これらの軌道輪81,82と転動体83とによって、スラスト荷重およびラジアル荷重の双方を受けることができる。
下中間アーム66と第2の下アーム65の互いの対向面85,86には、それぞれ、揺動軸線Aを中心とする環状の軌道輪87,88が形成されており、これらの軌道輪87,88間に複数の転動体89が配列されている。各転動体89は、軌道輪87,88とは例えば4点接触しており、これらの軌道輪87,88と転動体89とによって、スラスト荷重およびラジアル荷重の双方を受けることができる。
上記の構成により、一対の上アーム21A,63と上中間アーム64との間に作用するラジアル荷重およびスラスト荷重を、一対の軌道輪69,70および転動体71と、一対の軌道輪75,76および転動体77とで受けることが出来る。また、一対の下アーム22A,65と下中間アーム66との間に作用するラジアル荷重およびスラスト荷重を、一対の軌道輪81,82および転動体83と、一対の軌道輪87,88および転動体89とで受けることが出来る。
また、図4に示す構成では、各ロータ軸30,40は、第2の部材19Aとは対応する継手43,44を介して揺動軸線Aの回りに同行回転可能とされていたが、図5、図6(A)および図6(B)に示すように、各電動モータ32B,42Bのロータ軸30B、40Bを、対応する上伝達機構91および下伝達機構101を介して第2の部材19Bに連結し、操舵力を上伝達機構91および下伝達機構101を用いて前部車体2と後部車体3に与えてもよい。
上伝達機構91は、平行軸歯車機構であり、上電動モータ32Bの上ロータ軸30Bの一端に同軸に固定された駆動部材としての上小歯車92と、第2の部材19Bの上アーム21Bの一側面に形成された従動部材としての上大歯車93とを含んでいる。上大歯車93は、内歯のセクタギヤである。上大歯車93のピッチ円直径P2は、上小歯車92のピッチ円直径P1よりも大きい。
下伝達機構92は、平行軸歯車機構であり、下電動モータ42Bの下ロータ軸40Bの一端に同軸に固定された駆動部材としての下小歯車102と、第2の部材19Bの下アーム22Bの一側面に形成された従動部材としての下大歯車103とを含んでいる。下大歯車103は、内歯のセクタギヤである。下大歯車103のピッチ円直径P2は、上大歯車93のピッチ円直径P2と同じであり、下小歯車102のピッチ円直径P1は、上小歯車92のピッチ円直径P1と同じである。上伝達機構91における変速比と、下伝達機構101における変速比とは、互いに等しくされている。
上記の構成により、上電動モータ32Bの上ロータ軸30Bが回転駆動されると、上小歯車92および上大歯車93が連動して回転する。このとき、下電動モータ42Bの下ロータ軸40Bも上ロータ軸30Bと同期して回転駆動され、下小歯車102および下大歯車103が連動して回転する。これにより、第2の部材19Bは、第1の部材18Bに対して揺動軸線Aの回りを揺動し、後部車体3(第2の部材19B)に対する前部車体2(第1の部材18B)の向きが変わる。
本実施の形態によれば、各電動モータ32B,42Bのロータ軸30B,40Bが回転することにより、上小歯車92および上大歯車93が連動して回転するとともに、下小歯車102および下大歯車103が連動して回転する。これにより、各大歯車93,103と、第2の部材19B(後部車体3)とが、第1の部材18B(前部車体2)に対して揺動軸線Aの回りを揺動し、車両1を操向することができる。
また、各小歯車92,102と対応する大歯車93,103との噛み合いにより、上伝達機構91で上電動モータ32Bのトルクを増幅することができるとともに、下伝達機構92で下電動モータ42Bのトルクを増幅することができる。これにより、よりトルクの小さい小型の電動モータを各電動モータ32B,42Bとして用いて車両1を操向することができ、車両用操舵装置5の更なる小型化・軽量化を達成できる。
なお、図5、図6(A)および図6(B)に示す実施の形態では、大歯車93,103をそれぞれ内歯のセクタギヤとしたが、これに代えて、図7(A)および図7(B)に示すように、外歯のセクタギヤを大歯車93Cとして用いるとともに、外歯のセクタギヤを大歯車103Cとして用いてもよい。
この場合も、各大歯車93C,103Cは、対応する小歯車92,102との噛み合いにより、第1の部材18Bに対して、揺動軸線Aの回りを揺動する。
この場合も、各大歯車93C,103Cは、対応する小歯車92,102との噛み合いにより、第1の部材18Bに対して、揺動軸線Aの回りを揺動する。
また、各上記実施の形態では、ロータの回転中心軸線C1,C2を揺動軸線Aと合致させていたが、図8に示すように、揺動軸線Aとは平行に配置してもよい。
図8に示す構成が図4に示す構成と異なっているのは、主に、(1)各電動モータ32D,42Dのロータ軸30D,40Dのそれぞれの回転中心軸線C1,C2が、揺動軸線Aとは平行な軸線A’上に配置されている点と、(2)各ロータ軸30D,40Dと対応する連結凸部29D,39Dとの間に、上伝達機構91Dおよび下伝達機構101Dが配置されている点にある。
図8に示す構成が図4に示す構成と異なっているのは、主に、(1)各電動モータ32D,42Dのロータ軸30D,40Dのそれぞれの回転中心軸線C1,C2が、揺動軸線Aとは平行な軸線A’上に配置されている点と、(2)各ロータ軸30D,40Dと対応する連結凸部29D,39Dとの間に、上伝達機構91Dおよび下伝達機構101Dが配置されている点にある。
軸線A’は、揺動軸線Aに対して、前部車体2(第1の部材18の前端)寄りに配置されている。
上伝達機構91Dは、上ロータ軸30Dとは同軸に固定された駆動部材としての上小歯車92Dと、上連結凸部29Dとは同軸に固定された従動部材としての上大歯車93Dとを含んでいる。上小歯車92Dの回転中心軸線は、軸線A’と合致しており、上大歯車93Dの回転中心軸線は、揺動軸線Aと合致している。
上伝達機構91Dは、上ロータ軸30Dとは同軸に固定された駆動部材としての上小歯車92Dと、上連結凸部29Dとは同軸に固定された従動部材としての上大歯車93Dとを含んでいる。上小歯車92Dの回転中心軸線は、軸線A’と合致しており、上大歯車93Dの回転中心軸線は、揺動軸線Aと合致している。
下伝達機構101Dは、下ロータ軸40Dとは同軸に固定された駆動部材としての下小歯車102Dと、下連結凸部39Dとは同軸に固定された従動部材としての下大歯車103Dとを含んでいる。下小歯車102Dの回転中心軸線は、軸線A’と合致しており、下大歯車103Dの回転中心軸線は、揺動軸線Aと合致している。
上伝達機構91Dにおける変速比と、下伝達機構101Dにおける変速比とは、等しくされている。
上伝達機構91Dにおける変速比と、下伝達機構101Dにおける変速比とは、等しくされている。
上記の構成により、上電動モータ32Dの上ロータ軸30Dが回転駆動されると、上小歯車92Dおよび上大歯車93Dが連動して回転する。このとき、下電動モータ42Dの下ロータ軸40Dも上ロータ軸30Dと同期して回転駆動され、下小歯車102Dおよび下大歯車103Dが連動して回転する。これにより、第2の部材19Dは、第1の部材18Dに対して揺動軸線Aの回りを揺動し、後部車体3(第2の部材19D)に対する前部車体2(第1の部材18D)の向きが変わる。
本実施の形態によれば、各ロータ軸30D,40Dの回転中心軸線C1,C2を揺動軸線Aとは平行な軸線A’上に配置していることにより、各ロータ軸30D,40Dを、揺動軸線Aの極めて近くに配置できる。これにより、各電動モータ32D,42Dが揺動軸線Aの径方向に大きく張り出さないようにでき、各電動モータ32D,42Dの配置の最適化を通じて車両用操舵装置5を小型化できる。
また、各上記実施の形態において、転がり軸受に代えて、すべり軸受を用いてもよい。さらに、各第1の部材18,18A,18B,18Dを後部車体3に連結し、対応する第2の部材19,19A,19B,19Dを前部車体2に連結してもよい。
1…車両、2…前部車体、3…後部車体、4…連結機構、5…車両用操舵装置、13…操舵部材、18,18A,18B,18D…第1の部材、19,19A,19B,19D…第2の部材、26…(上電動モータの)ステータ、28…上連結凹部、29,29D…上連結凸部、30,30B,30D…(上モータの)ロータ、32,32B,32D…上電動モータ(操舵アクチュエータ)、36…(下電動モータの)ステータ、38…下連結凹部、39,39D…下連結凸部、40,40B,40D…(下モータの)ロータ、42,42B,42D…下電動モータ(操舵アクチュエータ)、45…反力アクチュエータ、46…反力ECU(反力制御手段)、49…転舵角センサ(角度検出手段)、91,91D…上伝達機構、92,92D…上小歯車(駆動部材)93,93C,93D…上大歯車(従動部材)、101,101D…下伝達機構、102,102D…下小歯車(駆動部材)、103,103C,103D…下大歯車(従動部材)、A…揺動軸線、A’…揺動軸線とは平行な軸線、C1,C2…(ロータの)回転中心軸線、θ2…転舵角(揺動角度)。
Claims (4)
- 前部車体と、後部車体と、前記前部車体および前記後部車体を揺動軸線の回りに揺動可能に連結する連結機構とを備えた車両を操舵するための車両用操舵装置において、
操舵部材の操作に応じて前記前部車体および前記後部車体を前記揺動軸線の回りに揺動させるための操舵力を発生する操舵アクチュエータを備え、
前記操舵アクチュエータは、ロータと、前記ロータと対向するステータとを有する電動モータとを含み、
前記ロータの回転中心は、前記揺動軸線上または前記揺動軸線とは平行な軸線上に配置されていることを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1において、前記連結機構は、前記前部車体および後部車体の何れか一方とは揺動軸線の回りに同行回転可能な連結凹部を有する第1の部材と、前部車体および後部車体の他方とは揺動軸線の回りに同行回転可能な連結凸部を有する第2の部材とを含み、
前記ロータは、前記連結凸部とは揺動軸線の回りに同行回転可能に連結され、
前記ステータは、前記連結凹部とは揺動軸線の回りに同行回転可能に連結されていることを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1において、前記電動モータは、操舵力を、伝達機構を用いて、前記前部車体および後部車体に与え、
前記ステータは、前記前部車体および前記後部車体の何れか一方とは前記揺動軸線の回りに同行回転可能に取り付けられ、
前記伝達機構は、前記ロータとはロータの回転中心の回りに同行回転可能な駆動部材と、前記駆動部材に従動して回転し、前記前部車体および前記後部車体の他方とは前記揺動軸線の回りに同行回転可能な従動部材とを含むことを特徴とする車両用操舵装置。 - 前記操舵部材に操作反力を与えるための反力アクチュエータと、前記揺動軸線回りに関する前部車体と後部車体の揺動角度を検出するための角度検出手段と、検出した揺動角度に応じて反力アクチュエータを制御する反力制御手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用操舵装置。
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2008
- 2008-12-08 JP JP2008312478A patent/JP2010132238A/ja active Pending
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