JP2010132142A - ドア構造 - Google Patents

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隆 佐々木
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Abstract

【課題】調光ガラスにおいて、電波の受信感度を向上させるドア機構を得る。
【解決手段】ドアガラス28の上端部には調光層46が設けておらず、この領域が電波透過エリア60となる。車両室内側には、電波を受信する電波受信センサが設けられており、電波受信センサが予め設定された周波数の電波を受信すると、制御装置によってウインドレギュレータ用モータが駆動し、ガラスラン30のアウタリップ31A及びインナリップ31Bがドアガラス28に当接している範囲内で、ドアガラス28が下降する。これにより、電波送受信時において、ガラスラン30のアウタリップ31A及びインナリップ31Bのシール性能を悪化させることなく、車両室内の通信機器の電波受信感度を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、調光ガラスを用いた車両用のドア構造に関する。
調光ガラスでは、電波透過性の低い透明導電膜がガラス全面に設けられているため、車室内にアンテナのある通信機器(携帯電話、ワイヤレスドアロック、スマートエントリ、タイヤ空気圧センサなど)の受信感度が低下する。
この問題を解決するため、特許文献1に記載の発明では、ドアウインドガラス等の一部領域において、レーザ処理により送信や受信機器の信号に対する不透過性を減少させ、信号に対する不透過性を向上させている。
また、特許文献2に記載の発明では、熱線遮断機能を有するウインドシール用合わせガラスにおいて、電磁波遮断機能を有している透明導電膜を部分的に形成せずに、通信用開口部を設けて通信を可能にしている。
さらに、特許文献3に記載の発明では、合わせガラスの積層体において、基材フィルムの表面に遮断層の未積層箇所を最小限必要な範囲に限定して設けることにより、必要な電磁波を車内に導入している。
特表2008−526677号公報 特開2003−211956号公報 特開2008−68519号公報
本発明は、上記事実を考慮し、調光ガラスにおいて、電波の受信感度を向上させるドア機構を提供することを目的とする。
請求項1に係るドア構造は、車両用のドアガラスを昇降させる昇降手段と、前記昇降手段によって昇降する前記ドアガラスが全閉された状態で該ドアガラスの上端部に弾性変形した状態で圧接されてドアガラスの上端部との間をシールするシール部を備えたガラスランと、前記ドアガラスの上端部であって、ドアガラスが全閉された状態で前記ガラスランに覆われる領域に設けられ、電波が透過可能な電波透過エリアと、前記ドアガラスの前記電波透過エリア以外の領域に設けられ、電圧が印加されると光の透過率が変化する調光エリアと、電波を受信する電波受信センサで受信された電波が予め設定された周波数の範囲内であるとき、前記昇降手段を駆動させ前記シール部が前記ドアガラスに当接している範囲内で該ドアガラスを下降させる制御手段と、を有している。
請求項1に係るドア構造では、ドアガラスを、電圧が印加されると光の透過率が変化する調光エリアと、電波が透過可能な電波透過エリアに分けている。そして、電波透過エリアを、ドアガラスの上端部であって、ドアガラスが全閉された状態でガラスランに覆われる領域に設けている。このため、ドアガラスを全閉させた状態では、電波透過エリアが外部に露出しないようにしている。
また、電波を受信する電波受信センサでは、予め設定された周波数の範囲内の電波を受信すると、ドアガラスを昇降させる昇降手段が制御手段によって駆動し、ガラスランに設けられたシール部がドアガラスに当接している範囲内で該ドアガラスを下降させる。つまり、ドアガラスとガラスランに設けられたシール部とのシール性能が確保された範囲内でドアガラスを下降させる。
このように、ドアガラスを下降させることで、電波透過エリアがガラスランから露出することとなり、車両室内外の電波の送受信が可能となる。ドアガラスを全閉させた状態では、電波透過エリアは外部に露出しないため、車両室内外からの見栄を損なうことなく、また電波送受信時において、シール部のシール性能を悪化させることなく、車両室内の通信機器の電波受信感度を向上させることができる。
本発明は、上記構成としたので、調光ガラスにおいて、電波の受信感度を向上させることができる。
以下に、本実施の形態の一例を図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態に係るドア構造が適用された車両右側のリアドア12の側面図である。また、図2は、図1の2−2線断面図であり、(A)はドアガラスを全閉させた状態、(B)はドアガラスを下降させた状態である。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向内側を矢印INで示し、車両上方を矢印UPで示す。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る車両右側のリアドア12は、下側部分(ベルトラインLより下部)を構成する鋼板製等のアウタパネル14及びインナパネル16を備えている。ここで、アウタパネル14は車幅方向外側に配置され、インナパネル16は車幅方向内側に配置されている。
なお、ここでは、車両右側のリアドア12が図示されているが、フロントドアについても同様であり、また、車両左側のフロントドア及びリアドアについてもこれと略同様である。以下、車両右側のリアドア12(以下、「ドア本体12」という。)を例に挙げて説明する。
ドア本体12の上側部位における外周部は、下方が開放された枠状のドアフレーム18で構成されている。ドア本体12の車両後方側には、車両上下方向に沿ってディビジョンバー20が延設されており、ドアフレーム18とベルトラインLとで形成される空間を区画している。また、ドア本体12の車両後方側には、ディビジョンバー20とドアフレーム18とで略三角形状の小窓22が形成されており、嵌込み式のクォータガラス24によってこの小窓22は閉止されている。
また、ドア本体12の車両前方側には、ドアフレーム18、ベルトラインL及びディビジョンバー20によって形成されたウインド開口部26が設けられており、後述するドアガラス28にて開閉可能とされている。
ここで、図2に示すように、ドアフレーム18のウインド開口部26側には、ドアフレーム18の延設方向に沿って溝部18Aが形成されている。この溝部18Aに、ドアガラス28の上端部との間をシールする垂直断面U字状のガラスラン30が嵌め込まれている。
ガラスラン30の車幅方向外側の端部からは、フランジ部30Aが外側へ向かって張り出しており、溝部18Aの車幅方向外側の外縁部に掛止されている。また、ガラスラン30の車幅方向外側の端部内側には、ドアガラス28の厚さ方向へ弾性変形可能なアウタリップ30Bが設けられており、このアウタリップ30Bは、ドアガラス28の間に生じる隙間に配置され、摺動可能な状態でドアガラス28の車室外側に圧接され車室外側でドアガラス28との間をシールしている。
一方、ガラスラン30の車幅方向内側の端部からは、フランジ部30Cが外側へ向かって張り出しており、溝部18Aの車幅方向内側の外縁部に掛止されている。また、ガラスラン30の車幅方向内側の端部内側には、ドアガラス28の厚さ方向へ弾性変形可能なインナリップ30Dが設けられており、このインナリップ30Dは、ドアガラス28の間に生じる隙間に配置され、摺動可能な状態でドアガラス28の車室内側に圧接され車室内側でドアガラス28との間をシールしている。
このように、ドアガラス28の車室内側及び車室外側にドアガラス28に圧接されるシール部を設けることで車室内のシール性能を向上させている。
なお、ここでは、アウタリップ30Bとインナリップ30Dは別々に設けられているが、アウタリップ30Bとインナリップ30Dが一体化された形状であっても良い。
また、ドアガラス28の下部には、ドア本体12内部に設けられたウインドレギュレータ32(図3参照)と接続するリフトアームブラケット34が固定されている。このリフトアームブラケット34を介して、ウインドレギュレータ用モータ36(図3参照)の駆動によって、ドアガラス28が昇降し、ウインド開口部26が開放され、又は閉止される。
ここで、ドアガラス28について説明する。
図4(A)、(B)に示すように(なお、(A)は、いわゆる調光ガラスの正面図であり、(B)は調光ガラスの断面図である。)、ドアガラス28は、ガラス40とガラス42を合わせた、いわゆる合わせガラスを用いている。合わせガラスでは、ガラス40とガラス42の間に接着剤としての中間膜44が設けられているが、本実施形態では、ドアガラス28の上端部以外の領域(後述する)において、中間膜44の間に光の透過率を変化させる調光層(調光エリア)46が設けられている。
この調光層46の両面には、透明導電膜(ITO(酸化インジウム・スズ)膜)で形成された電極層48、50が設けられており、ドアガラス28を全閉させた状態で、外部に露出しない位置に銅箔等の給電部52が設けられている。この給電部52には、フレキシブルフラットケーブル54(以下、「FFC54という)の一端部が接続されており、FFC54の他端部は給電コネクタ56に接続されている。この給電コネクタ56に電力が供給される。
給電コネクタ56に電力が供給され、給電部52を介して電極層48、50に電圧が印加されると、調光層46内のマイクロカプセル58の配向によって、着色状態から透明状態へドアガラス28の色が変化する。なお、給電部52に印加された電圧に応じて、ドアガラス28では、光、即ち可視光線の透過率が変化するようにしても良い。
ところで、本実施形態では、ドアガラス28の上端部以外の領域に調光層46が設けられている。つまり、ドアガラス28の上端部には調光層46を設けられていない。このため、この領域が電波透過エリア60となる。この電波透過エリア60は、図4(A)に示すように、ドアガラス28が全閉された状態でガラスラン30に覆われる領域に設けられている。このため、ドアガラス28を全閉させた状態では、電波透過エリア60は外部に露出しない。
また、車両室内側には、電波を受信する電波受信センサ62(図3参照)が設けられている。この電波受信センサ62は、予め設定された周波数(800MHz帯〜3.0GHz帯)の電波を受信すると、制御装置64(図3参照)によってウインドレギュレータ用モータ36(図3参照)が駆動し、ガラスラン30のアウタリップ31A及びインナリップ31Bがドアガラス28に当接している範囲内で、ウインドレギュレータ32(図3参照)を介して、ドアガラス28が下降する(図2(B)参照)。
つまり、ドアガラス28とガラスラン30のアウタリップ31A及びインナリップ31Bとのシール性能が確保された範囲内でドアガラス28は下降する。
このように、ドアガラス28を下降させることで、電波透過エリア60がガラスラン30から露出することとなり、車両室内外の電波の送受信が可能となる。ドアガラス28を全閉させた状態では、電波透過エリア60は外部に露出しないため、車両室内外からの見栄を損なうことなく、また電波送受信時において、ガラスラン30のアウタリップ31A及びインナリップ31Bのシール性能を悪化させることなく、車両室内の通信機器の電波受信感度を向上させることができる。
以上、本実施形態は、あくまでも一実施例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
本実施形態に係るドア構造が適用された車両右側のリアドアの側面図である。 本実施形態に係るドア構造を示す図1の2−2線断面図であり、(A)はドアガラスを全閉させた状態、(B)はドアガラスを下降させた状態である。 本実施形態に係るドア構造を示すブロック図である。 (A)は、調光ガラスの構造を示す正面図であり、(B)は調光ガラスの構造を示す断面図である。
符号の説明
12 ドア本体
18 ドアフレーム
28 ドアガラス
30 ガラスラン
30B アウタリップ(シール部)
30D インナリップ(シール部)
32 ウインドレギュレータ(昇降手段)
36 ウインドレギュレータ用モータ(昇降手段)
46 調光層(調光エリア)
60 電波透過エリア
62 電波受信センサ
64 制御装置(制御手段)

Claims (1)

  1. 車両用のドアガラスを昇降させる昇降手段と、
    前記昇降手段によって昇降する前記ドアガラスが全閉された状態で該ドアガラスの上端部に弾性変形した状態で圧接されてドアガラスの上端部との間をシールするシール部を備えたガラスランと、
    前記ドアガラスの上端部であって、ドアガラスが全閉された状態で前記ガラスランに覆われる領域に設けられ、電波が透過可能な電波透過エリアと、
    前記ドアガラスの前記電波透過エリア以外の領域に設けられ、電圧が印加されると光の透過率が変化する調光エリアと、
    電波を受信する電波受信センサで受信された電波が予め設定された周波数の範囲内であるとき、前記昇降手段を駆動させ前記シール部が前記ドアガラスに当接している範囲内で該ドアガラスを下降させる制御手段と、
    を有するドア構造。
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