JP2010130767A - 接地短絡器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の導通線と大面積で導通接触可能であるとともに容易に接地短絡することのできる接地短絡器具を提供すること。
【解決手段】本体上部21の円弧溝21a内に収装する電線を、上昇させる可動部13の収装溝32b内で位置決めするとともにその被覆に主刃34と補助刃を切り込ませた状態にした後に、回動レバー15を牽引するなどして回転させることによりその被覆を剥ぎ取って導通線を露出させる被覆剥取器10と、その回動レバー15に導通接続する接地線50とを備えており、本体上部21はストッパ部材24を外して再度可動部を上昇させることにより本体上部の円弧溝の内面に導通線を面接触させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、接地短絡器具に関し、詳しくは、電柱などに架線されている電線に広い面積で導通させて接地することのできるものに関する。
受電設備や電線路などに対して各種作業を行なう際には、安全を確保するために接地線を接続して短絡させることが行なわれており、それぞれの接続ポイントに応じた各種の接地短絡用具が提案されている。
この種の接地短絡用具としては、例えば、電線の導通線に達する針電極や接触刃を被覆に刺し込んで導通を確保したり(例えば、特許文献1、2)、電線の被覆を円形に切削する切削刃先を導通線に接触させて導通を確保することが行われている(例えば、特許文献3)。
その一方で、電線を分岐などさせる場合には、被覆剥取器の平行方向に延在する切断刃により電線の被覆を切断するとともに、その被覆剥取器を電線周りで回転させることにより、被覆を剥ぎ取って露出させた導通線に分岐する電線を接続することも行われている(例えば、特許文献4)。
実開平2−18277号公報 特開2004−235045号公報 特開平9−46843号公報 特開2008−136299号公報
しかしながら、この特許文献1〜3に記載のような接地短絡器具では、針電極や刃先を導通線に接触させるだけであることから、不安定な導通で短絡している状態であるとともに、十分な容量を通電可能な状態で接地短絡することができない。
また、特許文献4に記載に被覆剥取器を用いて露出させた導通線に接地短絡器具の接地線の一端側を導通接続させることもできるが、この方法では、被覆剥取器を電線に取り付けて、電線の被覆を剥いで、その被覆剥取器を外して、接地線を導通接続する、という煩雑で作業に時間が掛かる、という課題が別に生じる。
そこで、本発明は、電線の導通線と大面積で導通接触可能であるとともに容易に接地短絡することのできる接地短絡器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する接地短絡器具の第1の発明は、電線の延長方向に延在して該電線を引っ掛けた状態にする引掛部と、該引掛部に対して接離することにより前記電線を当該引掛部の間で挟持あるいは解放する接離部と、該接離部と同一方向に移動して前記電線の被覆に切り込む第1〜第3切断刃と、を具備する被覆剥取器を備えるとともに、前記引掛部の前記電線との当接面を導電性材料で構成して、当該当接面に対して導通接続する接地線を備えており、前記第1、第2切断刃は、前記電線の延長方向に離隔して刃先が該電線に対して直交する姿勢になるように設置される一方、前記第3切断刃は、前記第1、第2切断刃の間に延在して刃先が前記電線の延長方向と平行な姿勢になるように設置されることにより、前記被覆剥取器は、前記引掛部と前記接離部の間の離隔間隔を調整して、前記電線を互いの間に内装する状態のまま該電線の周囲を周回させることにより、前記第1〜第3切断刃が該電線の被覆を周方向および平行に切り込んで該被覆を当該電線の導通線から剥ぎ取るとともに、この後に、前記接離部を前記引掛部に接近させることにより、該引掛部の前記当接面に当該導通線を圧接させることを特徴とするものである。
この発明では、引掛部と接離部との間に電線を挿し込んで引っ掛けた後に、その接離部を電線に接近させて周回させることにより被覆を導通線から剥ぎ取って除去することができ、続けて、引掛部に接離部をさらに接近させることにより被覆を剥がれた電線の導通線に引掛部の当接面を面接触させて接地線を介して接地短絡させることができる。この接地短絡作業が終了した後には、引掛部と接離部の間を離隔させることにより、電線を解放して取り外すことができる。
上記課題を解決する接地短絡器具の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記被覆剥取器の前記引掛部は、前記当接面に当接する前記電線の前記導通線内まで前記第1〜第3切断刃の刃先が達しないように前記接離部の接近を制限するストッパ手段を備えており、該ストッパ手段は、前記引掛部にスライド構造などの着脱構造を介して該引掛部に装着されていることを特徴とするものである。
この発明では、ストッパ手段を存在させることにより導通線を傷つけてしまうことに注意を払うことなく電線の被覆を剥ぎ取る作業を容易に行うことができ、導通線を面接触させて接地させる際にはそのストッパ手段を外すだけで当接面にその導通線を圧接させることができる。
このように本発明によれば、電線に引っ掛けて1周させた後に再度締め込むだけで当接面が大面積で面接触して導通を確保することができ、容易に電線の接地短絡作業を実行することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図9は本発明に係る接地短絡器具の第1実施形態を示す図である。
図1において、接地短絡器具は、電線路の途中の被覆を剥いで電線の導通線を露出させる被覆剥取器10と、その電線の導通線に一端側を導通接触させるとともに他端側を接地することにより電線路を接地短絡させる接地線50と、を備えて構成されている。
被覆剥取器10は、縦断面形状を縦長のコの字形状に形成されている本体部12と、この本体部12のコの字内に内装されて上下動する可動部13と、この可動部13を上下動させる調整機構14と、を組み立てることにより構築されている。
本体部12は、コの字形状の上部に位置する本体上部21と、その下部に位置する本体下部22と、これら本体上部21と本体下部22の一端側を連結するように側方に位置する本体側部23と、を備えるように縦断面形状が縦長のコの字形状になるようにブロック状の導電性材料を切削加工などすることにより作製されている。
この本体部12の本体上部21は、図2に示すように、本体側部23側の下面で幅方向に延在する円弧溝21aが形成されている。これにより、本体部12は、後述するヤットコ100などにより把持して、電柱などに架線させている遠隔位置の電線を本体側部23の反対側から本体上部21の下方内に挿し込んで平行状態になるように位置させることにより、その本体上部21の円弧溝21a内にその電線の一部を収装する状態にして引っ掛けた状態にすることができる。すなわち、この本体上部21が引掛部を構成している。
ここで、ヤットコ100は、図7に示すように、対象物を掴む把持部101と、作業者が把持して支持する支持棒102と、伝達棒103を介して操作力を伝達することにより把持部101を操作するハンドル104と、を備えている。これにより、ヤットコ100は、支持棒102に固設されている把持部101の不動部材101aに対して、ハンドル104を操作することにより伝達棒103に連結されている可動部材101bを回動軸101cを中心に回動させることにより、本体部12などの対象物等を掴むことができる。なお、このヤットコ100には、掴む側からの水分を滴下させる傘カバー105と、掴む側からの絶縁性を考慮して安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー106とを備えて、概略全体をプラスチックやゴム材料などの絶縁材料で作製されることにより絶縁性が確保されている。
可動部13は、本体部12の本体上部21と本体下部22の間に位置して調整機構14により上下動されるベース部材31と、このベース部材31の両側方に連設されている側面板32により本体側部23の背面側に位置するように支持されている背面バー33と、を備えている。
また、調整機構14は、可動部13のベース部材31の下面に回転自在に連結されて外周面側に雄ネジ山41aを刻設されている主軸41と、本体下部22の上下方向に貫通する不図示の貫通穴に隣接するように固設されてその貫通穴に挿通される主軸41の雄ネジ山41aを螺合させる雌ネジリング42と、主軸41の下部に相対回転不能に連結されて後述する絶縁操作棒200先端のフック210を差込・係合可能に円形穴43aの開口する縦ハンドル43と、を備えている。
これにより、可動部13は、調整機構14の縦ハンドル43の円形穴43aにフック210などを挿し込んで回転させることにより、あるいは、その縦ハンドル43をヤットコ100により掴んで回転させることにより、雌ネジリング42に螺合する主軸41を上下動させることができ、その主軸41の上部に連設されているベース部材31を背面バー33により本体側部23から離隔することを制限しつつ本体上部21に接離させることができる。すなわち、この可動部13が接離部を構成している。
ここで、フック210は、図9に示すように、鉤の手部211および横棒部212を備えており、この鉤の手部211および横棒部212の基端部側には、図8に示す絶縁操作棒200の先端部を差込可能に円筒形状に形成されているジョイント部215が連設されている。このフック210のジョイント部215は、円筒形状の対面する周面のそれぞれが概略T字形状に切り欠かれて開口することにより、後端面(絶縁操作棒200)側から先端側に向う差込切欠部216と、この差込切欠部216の直交方向の両側に連続するように屈曲する係合切欠部217と、が一対形成されている。これに対して、絶縁操作棒200は、円柱形状の先端部の互いに反対側となる側面に突起形状に一対立設されることによりフック210のジョイント部215の2箇所の切欠部216、217内に挿し込んで係合させることのできるピン201と、先端部の先端面に配設されて不図示の内蔵スプリングにより突出方向に付勢されている突起202と、先端部の側面に刻設されている不図示のネジ形状に螺合して進退可能なグリップ203と、滑り難い材質の取替え可能な滑り止が施されて作業員の把持する基端部側の把持部204と、を備えている。
この構成により、フック210は、ジョイント部215内に絶縁操作棒200の先端部を差し込んで突起202を内蔵スプリングの弾性力に抗して沈ませつつ、ピン201の双方を切欠部216、217内に進入させて回転させた後に、その進入させる力を解放すると、突起202がスプリングの弾性力により突出してジョイント部215を押し出すことにより、その係合切欠部217から屈曲する係合溝217a内にピン201を離脱不能に係合させることができる。さらに、この絶縁操作棒200は、グリップ203を回転させてジョイント部215側に寄せることによりピン201が係合溝217a内から離脱して回転しないようにロックすることができ、フック210が相対回転して外れてしまうことを信頼性高く防止して取り扱い易くすることができる。ここで、この絶縁操作棒200でも、中間部分に傘カバー205、206が取り付けられているとともに、全体をプラスチックなどの絶縁材料で作製されることにより絶縁性が確保されており、先端側の傘カバー205がフック210側からの水分を滴下させるとともに、基端側の傘カバー206が安全に作業を行い得る限界位置を示して、作業する際の安全を確保している。
さらに、可動部13は、図2に示すように、ベース部材31の両側方に連設されている側面板32の間の空間に、その側面板32の双方の内面近傍まで延在して本体部12の本体側部23に対面する主刃34がそのベース部材31にネジ止めされており、その主刃34の両端辺と側面板32との間にはその側面板32と平行な補助刃35がベース部材31にネジ止めされている。この主刃34は、可動部13が調整機構14により本体部12の本体上部21に接近すると、その本体上部21の円弧溝21a内に収装されて位置決めされている電線の被覆の本体側部23から離隔する側に平行に切れ込むように設置されている。また、補助刃35は、可動部13が調整機構14により本体部12の本体上部21に接近すると、その主刃34の両側で、同時に、その電線の被覆に周方向(直交方向)に切り込むように設置されている。
また、この可動部13の側面板32は、本体部12の本体上部21の円弧溝21aの両側に対応する箇所の端辺32aが主刃34と補助刃35よりも高くなるように延長されており、その円弧溝21aに対応する位置が電線を収装可能な幅のU字形状に切り欠かれた収装溝32bを形成する。これに対して、その本体部12の本体上部21は、円弧溝21a内に収装して位置決めする電線の被覆のみに、可動部13の主刃34と補助刃35が切り込んでそれ以上に上昇することを制限するストッパ溝25を有しており、主刃34と補助刃35が電線の被覆に切り込み過ぎて導通線を傷つけてしまうことがないようになっている。すなわち、主刃34が第3切断刃を構成する一方、補助刃35が第1、第2切断刃を構成している。なお、図中、36は、側面板32の外方に取り付けられているストッパであり、このストッパ36は、ネジ37で取り付けられているスプリング38により側面板32に押し付けられることにより、収装溝32b内に進退可能に保持されており、主刃34や補助刃35が不用意に電線の被覆に切り込まないように設けられている。
一方、本体部12は、本体上部21の円弧溝21aの反対側(本体側部23の背面側)に回動レバー15が立設されており、この回動レバー15の先端側には、調整機構14の縦ハンドル43と同様に、絶縁操作棒200先端のフック210を差込・係合可能に係合リング15aが固設されている。
したがって、被覆剥取器10は、電線を本体部12の本体上部21の円弧溝21a内に収装して引っ掛けた状態で位置決めした後に、可動部13を本体上部21に接近させる方向に上昇させると、可動部13の側面板32の端辺32a間の収装溝32b内に電線を収装することができる。このとき、可動部13は、電線の被覆に主刃34と補助刃35を切り込ませるとともに、側面板32の端辺32aをストッパ溝25の底面(天井)25aに突き当てて主刃34と補助刃35が電線の被覆のみに切り込む位置で衝止させる。
この後に、被覆剥取器10は、回動レバー15の係合リング15aに、フック210の鍵の手部211を引っ掛けて下方に牽引したり、そのフック210の横棒部212を挿し込んで上昇させるなどすることにより、本体上部21の円弧溝21aに位置決めされている電線の被覆に可動部13の主刃34と補助刃35を切り込ませた状態のまま、導通線を傷つけることなく、その電線の周囲を周回させることができ、その導通線周りの被覆を剥ぐことができる。
そして、本実施形態の本体部12は、本体上部21が可動部13の主刃34と略同一幅になるように本体側部23を延長して両側方を切り落とされた形状に形成されていることから、その本体上部21に着脱可能にストッパ部材24を装着することにより、可動部13の主刃34と補助刃35が円弧溝21a内の電線の被覆に切り込み過ぎないように制限するストッパ溝25を備えさせることができるようになっている。
このストッパ部材24は、本体部12の本体上部21の背面側(本体側部23側)以外を覆う形状に形成されており、その本体上部21の両側面には、図3に示すように、水平方向に延在するスライド溝21bが刻設されているのに対して、そのスライド溝21bにスライド可能に嵌り込むスライドリブ24bが内面に形成されている。すなわち、ストッパ部材24は、スライド構造により本体部12の本体上部21に着脱可能に装着されている。なお、このストッパ部材24は、スライド構造に限らずに、ネジ止めして着脱可能に装着する構造にしてもよいことはいうまでもない。
また、ストッパ部材24は、本体部12の本体上部21の側方側が肉厚に形成されて、その下面側にスライドリブ24bと平行なストッパ溝25が延在するように形成されている。また、このストッパ部材24は、本体部12の本体上部21の前面側の中央には、後述するヤットコ100により把持可能にスライドリブ24bの延長方向に突出する把持部26が一体形成されている。
これにより、ストッパ部材24は、本体部12の本体上部21のスライド溝21bにスライドリブ24bを嵌め込むことにより、本体上部21の上面と平行方向にスライドさせて着脱可能に装着されており、その本体上部21の背面側に向ってスライドさせて装着することにより、図5に示すように、可動部13の側面板32の端辺32aの上方にストッパ溝25を位置させることができ、この状態で、本体上部21を電線に引っ掛けた状態にして上述のようにその電線の被覆を剥ぐことができる。
この後には、ストッパ部材24は、把持部26をヤットコ100により把持して本体上部21の上面と平行方向に離隔させる、言い換えると、引き抜く方向に向ってスライドさせることにより、その本体上部21から取り外すことができ、可動部13をさらに上昇させることを可能にして、側面板32の端辺32a間の収装溝32b内に収装する被覆の剥がれた電線の導通線をベース部材31により本体上部21の円弧溝21a内に押し付けて大面積で導通接触させることを可能にする。
そして、被覆剥取器10は、概略全体を導電性材料により作製されており、特に、本実施形態の本体部12は、本体上部21、本体下部22、本体側部23が導電性材料により一体成形されているとともに、本体上部21に連設されている回動レバー15もその係合リング15aを含めて導電性材料により構成されて導通する一方、接地線50をその回動レバー15に接続することにより接地することができる。この電線は、接地短絡作業が終了した後には、同様に、縦ハンドル43を回転させて本体上部21と可動部13との間で挟持する状態から解放することにより、容易に被覆剥取器10を取り外すことができ、その露出する導通線はテープ巻きなどすることにより絶縁性を確保すればよい。なお、縦ハンドル43も本体下部22が雌ネジリング42と主軸41を介して導通していることから、その縦ハンドル43に接地線50を接続しても同様に接地することができる。
ここで、接地線50は、図6に示すように、接地する電線側に接続する接続クリップ52が端部に設けられている3本の分岐接地線51と、この分岐接地線51を集合させて端部に接地クリップ54が設けられている集合接地線53とを備えており、接続クリップ52をヤットコ100により掴んで拡開させることにより被覆剥取器10の回動レバー15などに導通接続して3相の電線を接地することができる。なお、図6中における54aは、接地クリップ54に導通接続されてネジ止め可能にネジ穴の開口するプレートである。
このように本実施形態においては、電線の被覆を剥ぐ被覆剥取器10をそのまま用いて、被覆を剥がれた電線を本体上部21と可動部13の間で再度挟持するように縦ハンドル43を回転させるだけで、その電線を位置決め保持する本体上部21の円弧溝21aの内面にその電線の導通線を大面積で導通接続することができる。したがって、信頼性高く接地短絡する作業を容易に完了することができる。
次に、図10は本発明に係る接地短絡器具の第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されていることから、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図10において、接地短絡器具は、被覆剥取器60と、接地線50と、を備えており、被覆剥取器60は、上述実施形態における本体部12に代えて、本体部62を可動部13および調整機構14と共に備えて構築されている。
本体部62は、上述実施形態における本体部12の本体側部23の背面側に導通部65が配設されており、この導通部65は、導電性材料をコの字形状に形成して溶接などすることにより導通接続されている。
このように本実施形態においては、円弧溝21aの内面に電線の導通線を大面積で導通接続する本体上部21と一体の本体側部23に、導通部65を直接導通接続していることから、より接触抵抗を少ない状態で電線を接地短絡させることができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る接地短絡器具の第1実施形態を示す図であり、(a)はその概略構成を示す正面図、(b)はその概略全体構成を示す側面図である。 その被覆剥取器における要部構成を示す図であり、(a)はそのストッパ部材を外した状態の正面図、(b)はそのストッパ部材を外した状態の側面図である。 その被覆剥取器における要部構成を示す図であり、(a)はそのストッパ部材の取付箇所の正面図、(b)はそのストッパ部材の取付箇所の一部断面下面図である。 その被覆剥取器における要部構成を示す図であり、(a)はそのストッパ部材の正面図、(b)はそのストッパ部材の下面図である。 その被覆剥取器における要部構成を示す図であり、(a)はそのストッパ部材を取り付けた状態の正面図、(b)はそのストッパ部材を取り付けた状態の側面図である。 その接地線の全体構成を示す平面図である。 その接地短絡器具を用いて作業する際に利用するヤットコを示す平面図である。 その接地短絡器具を用いて作業する際に利用する絶縁操作棒を示す平面図である。 その接地短絡器具を用いて作業する際に利用するフックを示す平面図である。 本発明に係る接地短絡器具の第2実施形態を示す図であり、(a)はその概略構成を示す正面図、(b)はその概略全体構成を示す側面図である。
符号の説明
10、60……被覆剥取器 12、62……本体部 13……可動部 14……調整機構 15……回動レバー 21……本体上部 21a……円弧溝 21b……スライド溝 22……本体下部 23……本体側部 24……ストッパ部材 24b……スライドリブ 25……ストッパ溝 26……把持部 31……ベース部材 32……側面板 32a……端辺 32b……収装溝 34……主刃 35……補助刃 41……主軸 43……縦ハンドル 50……接地線 51……分岐接地線 52……接続クリップ 53……集合接地線 54……接地クリップ 65……導通部 100……ヤットコ 200……絶縁操作棒 210……フック 211……鍵の手部 212……横棒部

Claims (2)

  1. 電線の延長方向に延在して該電線を引っ掛けた状態にする引掛部と、該引掛部に対して接離することにより前記電線を当該引掛部の間で挟持あるいは解放する接離部と、該接離部と同一方向に移動して前記電線の被覆に切り込む第1〜第3切断刃と、を具備する被覆剥取器を備えるとともに、前記引掛部の前記電線との当接面を導電性材料で構成して、当該当接面に対して導通接続する接地線を備えており、
    前記第1、第2切断刃は、前記電線の延長方向に離隔して刃先が該電線に対して直交する姿勢になるように設置される一方、
    前記第3切断刃は、前記第1、第2切断刃の間に延在して刃先が前記電線の延長方向と平行な姿勢になるように設置されることにより、
    前記被覆剥取器は、前記引掛部と前記接離部の間の離隔間隔を調整して、前記電線を互いの間に内装する状態のまま該電線の周囲を周回させることにより、前記第1〜第3切断刃が該電線の被覆を周方向および平行に切り込んで該被覆を当該電線の導通線から剥ぎ取るとともに、この後に、前記接離部を前記引掛部に接近させることにより、該引掛部の前記当接面に当該導通線を圧接させることを特徴とする接地短絡器具。
  2. 前記被覆剥取器の前記引掛部は、前記当接面に当接する前記電線の前記導通線内まで前記第1〜第3切断刃の刃先が達しないように前記接離部の接近を制限するストッパ手段を備えており、
    該ストッパ手段は、前記引掛部にスライド構造などの着脱構造を介して該引掛部に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の接地短絡器具。
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