JP2010130552A - 遠隔操作システム及び遠隔操作方法 - Google Patents

遠隔操作システム及び遠隔操作方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010130552A
JP2010130552A JP2008305256A JP2008305256A JP2010130552A JP 2010130552 A JP2010130552 A JP 2010130552A JP 2008305256 A JP2008305256 A JP 2008305256A JP 2008305256 A JP2008305256 A JP 2008305256A JP 2010130552 A JP2010130552 A JP 2010130552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation key
unit
mobile terminal
remote
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008305256A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kitahara
俊夫 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2008305256A priority Critical patent/JP2010130552A/ja
Priority to US12/591,494 priority patent/US20100127996A1/en
Publication of JP2010130552A publication Critical patent/JP2010130552A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】車載装置を介する携帯端末の遠隔操作を向上させることを課題とする。
【解決手段】遠隔操作システム1では、携帯端末50の機種に対応する操作キーであって他の機種との間で共通化されていない非共通操作キーの情報を含む操作キー情報を取得し、取得した操作キー情報に基づいてDA30のタッチパネルに操作キーを表示させ、タッチパネルに表示させた操作キーに対する操作を当該操作に対応するコマンドに変換することとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯端末と連携する車載装置の表示入力部に携帯端末を遠隔操作する操作キーを表示させる遠隔操作システム及び遠隔操作方法に関する。
近年、乗用車には、画像または音声によって経路誘導を行うナビゲーション機能、ラジオ受信機能やオーディオ機能などを有する車載装置が広く搭載されている。
かかる車載装置は、車両内において多種多様な機能を提供することができる反面、その機能を実現する高い性能が求められるので、イニシャルコストが高くなりがちであり、コスト低減のニーズが高まっている。
このことから、最近では、携帯電話やPHSなどの携帯端末と車両に搭載される車載装置とを連携させた車載システムが考案されつつある。
この車載システムは、第3世代携帯電話などに代表される携帯端末にプリインストールされているナビゲーション機能、オーディオ機能や動画再生機能などの各種機能を流用して車載装置のスピーカやディスプレイから音声出力又は表示出力させるものである。
つまり、かかる車載システムにおいては、車載装置を音声及び画像の出力に特化することで、ハード構成及びソフト構成の両面において車載装置の構成を簡素化し、廉価な価格で製品提供することができるようにしている。
例えば、特許文献1には、携帯端末と車載装置を相互に通信可能に構成し、携帯端末の画面に表示されている表示データを車載装置に供給し、この表示データを車載装置の画面の一部に表示させるとともに、当該表示データに占有されないブランク領域には、携帯端末の英数字キーなどのタッチスイッチを表示し、車載装置から携帯端末を操作可能にする情報表示システムが開示されている。
特開2003−244343号公報
しかしながら、上記の情報表示システム(特許文献1)においては、車載装置に表示される操作キーを通じて携帯端末に遠隔操作を行う場合に、複数のキャリアやメーカの間で携帯端末に共通して設けられている十字キーや英数字キーなどの共通操作キーだけしか車載装置に表示されないので、携帯端末に対する操作の幅が狭められる結果、携帯端末を直接操作する場合よりも操作性が悪くなるという問題があった。
すなわち、携帯端末に設けられる操作キーは、十字キーや英数字キーなどの基本操作を担うものについては統一されているものの、特定のコマンドにショートカットしたり、或いは画面上でアクティブに動作させるアプリを切り替えたりする機能など、一部の操作に特化した応用操作を担うものについては、キャリアやメーカの違い、さらにはキャリアやメーカが同じであっても製造時期の違いによって多種多様であり、一様に統一されてはいない。
そして、上記の情報表示システムでは、このように携帯端末の機種によって統一されていない非共通操作キーを車載装置で表示させることはできず、十字キーや英数字キーなどの共通操作キーしか車載装置に表示されない。
かかる共通操作キーだけでは、乗車者に基本操作を行わせるのが限界であり、より利便性を追求した応用操作を車載装置から行わせることはできず、たとえば目的のコマンドまで達するまでの操作が煩雑になったり、また、車載装置の画面上では1つずつアプリを終了しないと他のアプリを使用できなかったりというような不便が生じる。
このことから、車載装置に表示される操作キーを通じて携帯端末に遠隔操作を行う場合に、キャリア、メーカ或いは製造時期によって多極化されている非共通操作キーをいかにして車載装置で再現するかが重要な課題となっている。
なお、この課題は、車載装置と携帯端末が連携する車載システムに限定して生ずるものではなく、情報処理装置と携帯端末が連携する場合でも同様に生じる課題である。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、車載装置を介する携帯端末の遠隔操作を向上させることができる遠隔操作システム及び遠隔操作方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る遠隔操作システムは、携帯端末と連携する車載装置の表示入力部に前記携帯端末を遠隔操作する操作キーを表示させる遠隔操作システムであって、前記携帯端末の機種に対応する操作キーであって他の機種との間で共通化されていない非共通操作キーの情報を含む操作キー情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された操作キー情報に基づいて前記車載装置の表示入力部に操作キーを表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段によって前記表示入力部に表示された操作キーに対する操作を当該操作に対応するコマンドに変換する変換手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末の機種に対応する操作キーであって他の機種との間で共通化されていない非共通操作キーの情報を含む操作キー情報を取得し、取得した操作キー情報に基づいて車載装置の表示入力部に操作キーを表示させ、表示入力部に表示された操作キーに対する操作を当該操作に対応するコマンドに変換するように構成したので、車載装置を介する携帯端末の遠隔操作を向上させることが可能になるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る遠隔操作システム及びその遠隔操作方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る遠隔操作システムの概要を説明する。この遠隔操作システムは、車両に搭載されるシステムの中でも、とりわけ車載装置に基礎的な機能だけを実装しながらも携帯端末と連携することで多機能化を実現し、併せて車載装置から携帯端末を遠隔操作させるものである。
図1は、実施例1に係る遠隔操作システムの概要を示す図である。同図に示すように、この遠隔操作システム1は、携帯端末を製造するメーカまたは通信事業者であるキャリアが提供するサーバ装置10と、車両に搭載されるDA30と、車両の乗車者が保有する携帯電話やPHSなどの携帯端末50とを含んで構成される。
ここで言うDA(Display Audio)30は、携帯端末50が有する各種アプリの機能を流用して画像または音声のコンテンツを出力する車載装置であり、表示機能やオーディオ再生機能、携帯端末50との通信機能といった基礎的な機能のみを実装し、携帯端末50と連携することで多機能化する。なお、以下では、以前の多機能搭載型の車載装置と区別する観点から「DA」と呼称することとし、特に区別する必要がない場合には単に「車載装置」と呼称することとする。
この遠隔操作システム1では、携帯端末50に搭載される各種アプリの出力をDA30側で呼び出すために、DA30及び携帯端末50の両者を連携させる連携用アプリが携帯端末50にインストールされており、この連携用アプリによって、DA30のタッチパネルをあたかも携帯端末30の画面であるかのように機能させる。
さらに、遠隔操作システム1は、DA30のタッチパネル上で携帯端末50に設けられている操作キーを表示するとともに該操作キーの押下を検出してコマンドを実行することで、携帯端末50に付設された操作キーをDA30上で仮想的に再現し、DA30から携帯端末50の遠隔操作を受け付ける。
ここで、本実施例では、DA30に表示される操作キーを通じて携帯端末50に遠隔操作を行う場合に、キャリア、メーカ或いは製造時期によって多極化している非共通操作キーをDA30で再現する仕組みにその特徴がある。
すなわち、本実施例では、携帯端末50の機種に対応する操作キーであって他の機種との間で共通化されていない非共通操作キーの情報を含む操作キー情報を取得し、取得した操作キー情報に基づいてDA30のタッチパネルに操作キーを表示させ、タッチパネルに表示させた操作キーに対する操作を当該操作に対応するコマンドに変換することとした。
これを具体的に説明すると、携帯端末50を単独で使用する場合には、非共通操作キーを直接操作できるので操作上の問題は発生せず、携帯端末50では操作キーの画像は本来的に必要ない情報である。その一方で、DA30から携帯端末50を遠隔操作するという特殊な状況では、他装置であるDA30に対して操作入力を行わせる必要があり、携帯端末50上に形成されている非共通操作キーに対応するものをDA30で再現するには、非共通操作キーを含む操作キーの画像が必要となってくる。
このことから、サーバ装置10では、携帯端末の機種ごとに非共通操作キーを含む操作キーの画像(図4参照)をあらかじめ格納しており、携帯端末50からのアクセスを公衆回線を介して受け付けると、携帯端末50の機種の指定を受け付けた上でその機種に対応する操作キーの画像を携帯端末50に送信し、携帯端末50に操作キーの画像をダウンロードさせる(0)。
その上で、携帯端末50は、DA30との通信コネクションを確立すると(1)、予めDA30との間で連携を定めたナビアプリ等のアプリを起動し、アプリ画像を生成してそのアプリ画像をDA30に送信するとともに(2)、ダウンロードした操作キーの画像をDA30に送信する(3)。
一方、DA30では、携帯端末50から受信したアプリ画像と共通操作キー及び非共通操作キーの画像とを重畳してタッチパネルに表示し(4)、これらのうちいずれかの操作キーが押下されると(5)、押下を検出したディスプレイ上の座標などのタッチ位置を携帯端末50に送信する(6)。
そして、携帯端末50は、あらかじめ規定された座標とコマンドの対応関係に基づき、DA30から受信したタッチ位置に対応するコマンドを操作コマンドとして解釈し(7)、当該操作コマンドを実行する。
このように、異なる機種の携帯端末50に対応する共通操作キー及び非共通操作キーをDA30のタッチパネルに表示させ、これらの操作キーに対する操作をコマンドに変換するので、キャリア、メーカ或いは製造時期によって多極化している非共通操作キーをDA30で再現することができる。
したがって、本実施例では、非共通操作キーに対応するコマンドをDA30のタッチパネルを介して遠隔操作で受け付けることができ、車載装置を介する携帯端末の遠隔操作を向上させることが可能になる。
また、本実施例では、移動体である車両内で非共通操作キーに対応するコマンドを遠隔操作させるので、乗車者、特に運転者が携帯端末50を取り出して携帯端末50に直接操作を行わずともよくなる。さらには、携帯端末50よりも大きい画面を介して遠隔操作できるので、運転操作以外の操作が制約される運転者であっても携帯端末の全機能を安全かつ簡易に使用することも可能になる。
続いて、本実施例に係る遠隔操作システムを構成する各装置の構成について説明する。なお、以下では、DA30の構成を説明してから携帯端末50の構成を説明することとする。
図2は、実施例1に係る遠隔操作システムを構成する各装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、実際のDA30では、図示した機能部以外の機能部(例えば、マイク等の音声入力手段、音声認識部や記憶部など)を有するが、図2では、実施例1に係るDA30の特徴を説明するために必要な構成要素のみを抜粋している。
同図に示すように、DA30は、ハードスイッチ31と、スピーカ32、タッチパネル33と、近距離通信部34と、制御部35とを有する。
ハードスイッチ31は、DA30の外面に設けられた各種メカスイッチである。例えば、押下式、スライド式やダイヤル式などの機械的なスイッチがこれにあたる。なお、ハードスイッチ31やその近辺には、各ハードスイッチ31の役割を示す文字列が付されることが通常である。たとえば、ボリューム調整用のダイヤルには「VOL」、音量を無音にするためのボタンには「MUTE」といった文字列が付される。
スピーカ32は、制御部36から出力される音声信号を音声出力するオーディオデバイスである。なお、スピーカ32は、車両につき1つ設けてもよいし、或いは複数設けるようにしてもかまわない。
タッチパネル33は、液晶パネルやディスプレイなどの表示デバイス上で操作入力を受け付けることができる表示可能かつ入力可能なデバイスである。例えば、DA30独自の画面の他、携帯端末50の各種アプリによって生成されるアプリ画像(例えば、ナビ画像や動画など)や共通操作キーや非共通操作キーなどの操作キーの画像を表示したり、また、操作者によって押下されたディスプレイ上の座標を検出したりする。
ここで、DA30および携帯端末50に設けられる操作スイッチについて図3を用いて説明しておく。図3は、DA30および携帯端末50の各種操作スイッチを示す図である。なお、同図の(A)には、DA30の各種操作スイッチについて、同図の(B)には、携帯端末50の各種操作スイッチについて、それぞれ示している。
図3の(A)に示すように、DA30の前面には、タッチパネル33が配置されるとともに、タッチパネル33の周辺にはハードスイッチ31が配置されている。
ハードスイッチ31には、ダイヤルやボタン等の種類があり、同図に示した場合には、タッチパネルディスプレイ33の左側には、ダイヤルL1、ボタンL2、ボタンL3、ボタンL4およびボタンL5が、同じく右側には、ダイヤルR1、ボタンR2、ボタンR3、ボタンR4およびボタンR5が、それぞれ配置されている。
また、同図の(B)に示すように、携帯端末50の操作面には、上下左右方向への移動指示などを行う十字キー520と、テンキー530とが配置されている。また、操作面の左側面には、側面キー540が、同じく右側面には、側面キー550および側面キー560が、操作面の下部には、MULTIキー570が、それぞれ配置されている。
なお、携帯端末50は、ディスプレイ510を有しているが、DA30との連携中には、アプリによる出力画面の表示はなされず、表示休止状態となるか、「連携中」といったDA30と連携中である旨の表示がなされる。
ここで、十字キー520やテンキー530に含まれる入力キーの配置や種類、各種側面キーの有無等は、携帯端末50の機種ごとに異なることが通常である。なお、テンキー530に含まれる「0」〜「9」までの数字キー、「*」キー、「♯」キーのように、配置や種類がすべての携帯端末50間で共通して用いられる「共通操作キー」も存在する一方、側面キー540、側面キー550、側面キー560及びMULTIキー570のように、携帯端末50の機種ごとに共通化されていない「非共通操作キー」も存在する。
図2に戻り、DA30の構成についての説明をつづける。近距離通信部34は、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信を用いて携帯端末50との通信リンクを確立するとともに、確立した通信リンクを用いてDA30/携帯端末50間の通信処理を行う。ここで、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)とは、2.4GHzの周波数帯を用いて半径数10m程度の無線通信を行う近距離無線通信規格であり、近年では、携帯電話やパーソナルコンピュータなどの電子機器に広く適用されている。
なお、本実施例では、ブルートゥース(登録商標)を用いてDA30/携帯端末50間の通信を行う場合について説明するが、Wi−Fi(ワイファイ:登録商標)、ZigBee(ジグビー:登録商標)といった他の無線通信規格を用いることとしてもよい。また、DA30/携帯端末50間の通信を有線通信で行うこととしてもよい。
制御部35は、DA30を全体制御する制御部であり、対携帯端末連携部36を有する。実際には、かかる機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行し、対携帯端末連携部36に対応するプロセスを実行させることになる。
対携帯端末連携部36は、携帯端末50と連携して各種の処理を行う機能部である。具体的には、携帯端末50の各種アプリ55によって生成された表示データや音声データをスピーカ32及び/又はタッチパネル33に出力させるDA30としての基本機能を有する他、本実施例に特有の機能部として、合成表示部36aと、出力信号送信部36bとを内在する。
合成表示部36aは、携帯端末50から近距離通信部34経由で受け取ったアプリ画面と、操作キー画像とを合成してタッチパネル33へ出力する処理を行う処理部である。例えば、アプリ画像の全体もしくは一部のエリアに操作キー画像を重畳して表示する際には、アプリ画像を下位層、操作キー画像を上位層と定めておき、アプリ画像の全体もしくは一部のエリアを覆う操作キー画像の透明度をアプリ画像よりも高くする画像処理を施し、両画像を重畳表示する(図7参照)。
さらに、合成表示部36aは、アプリ画面に対する操作キー画面の大きさは、アプリが提供するコンテンツの内容がどの程度画面表示に依存するかを表す依存度を設定し、その依存度に応じて変更することもできる。例えば、チューナーソフトやオーディオソフトなどのように音声が主、画面が副の関係あるものについてはアプリ画面に過度に大きなサイズを必要としないので操作キー画面を大きくする一方で、メールソフトなどのように、情報伝達を画面表示だけに依存するものについては操作キー画面を小さくするか、或いはタッチパネル33に接触されなければ表示しないという制御を行ってもよい。
このような重畳表示を行えば、携帯端末50を直接操作する場合よりも操作性を高めながらも、アプリ画像の視認性を担保することができる。また、タッチパネル33上に接触操作が行われた場合など所定の操作がなされた場合にのみ、操作キー画面を表示することとしてもよい。
出力信号送信部36bは、タッチパネル33上で操作キーが操作された場合の出力信号を近距離通信部34経由で携帯端末50に送信する処理を行う処理部である。具体的には、合成表示部36aによって表示された操作キー画面上の共通操作キーまたは非共通操作キーが押下されると、当該押下がなされたディスプレイ上の座標(タッチ位置)を携帯端末50に通知する。
次に、本実施例に係る携帯端末の構成について説明する。図2に示したように、この携帯端末50は、近距離通信部51と、キャリア通信部52と、記憶部53と、制御部54とを有する。
なお、実際の携帯端末50では、図示した機能部以外の機能部(例えば、操作部、表示部、スピーカ、マイク等の音声入力手段や音声認識部など)を有するが、図2では、実施例1に係る携帯端末50の特徴を説明するために必要な構成要素のみを抜粋している。
近距離通信部51は、DA30の近距離通信部34と同様に、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信を用いてDA30との通信リンクを確立するとともに、確立した通信リンクを用いて携帯端末50/DA30間の通信処理を行う。
キャリア通信部52は、キャリアの基地局及びセンターを介して目的の装置との間で電波通信を行う処理部である。このキャリア通信部52では、制御部54内で動作するWebブラウザと協働してWebアクセスを行うこともできる。
記憶部53は、制御部54による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、たとえば携帯端末50の操作キー画像を操作キー画像53aとして記憶する。
この操作キー画像53aは、図4に示す操作キー画像のうち携帯端末50に対応する機種の操作キー画像が後述する操作キー画像取得部56aによってダウンロードされる。これらの操作キー画像において、十字キー520やテンキー530などの共通操作キーについては、各キャリアやメーカの間で共通化されているものの、図中に太枠で示した非共通操作キーについては、配置個数、配置箇所或いはその機能が異なる。
例えば、図4の(A)及び(B)の操作キー画像では、携帯端末50内蔵のカメラ起動ボタン540の配置が異なり、また、図4の(A)のものにはMULTIボタン570が設けられている一方で図4の(B)には設けられておらず、さらには、図4の(B)のものにはメール起動ボタン580が設けられている一方で図4の(A)のものには設けられていないなど、そのほか様々な点(メモ再生キー550及び560とメモ再生キー595の配置の違いや録音ボタン590の有無など)において非共通操作キーの位置付けが各キャリアやメーカの間で異なる。
このため、本実施例では、後述する操作キー画像取得部56aによって携帯端末50の機種に対応した操作キー画像をサーバ装置10からダウンロードさせることとしている。
制御部54は、携帯端末50を全体制御する制御部であり、各種アプリ55と、対DA連携部56とを有する。実際には、かかる機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行し、各種アプリ55及び対DA連携部56に対応するプロセスを実行させることになる。
各種アプリ55は、ナビソフト、メールソフト、チューナーソフトやオーディオソフトなどの各種アプリケーションである。具体的には、DA30とのコネクションが確立して連携中である場合には、後述する対DA連携部56の要請に応答して記憶部53からロードされて起動し、DA30のタッチパネル33を介して遠隔操作されたコマンドに対応する処理を行う。
対DA連携部56は、DA30と連携して各種の処理を行う機能部である。具体的には、DA30から受け取ったタッチ位置からコマンドを解釈したり、記憶部53から各種アプリ55をロードして起動したりするなどのDA30との連携に関する基本機能を有するとともに、その他、本実施例の固有の機能として、操作キー画像取得部56aと、表示制御部56bと、遠隔入力処理部56cとをさらに内在する。
操作キー画像取得部56aは、外部装置または外部記録媒体から操作キー画像を取得する処理部である。詳細は図5を用いて後述するが、概要としては、サーバ装置10が取得しているURLにWebアクセスし、携帯端末50の機種を指定した上で当該機種に対応する操作キー画像、たとえば図4の(A)の画像を取得し、この画像を記憶部53に格納する。
表示制御部56bは、記憶部53に記憶された操作キー画像53aを用いて、DA30のタッチパネル33に共通操作キー及び非共通操作キーを表示させる処理部である。具体的には、DA30との通信リンク確立時には、予めDA30との間で連携を定めたナビアプリ等のアプリを起動し、当該ナビアプリにアプリ画像を生成させてそのアプリ画像をDA30に送信するとともに、記憶部53に記憶された操作キー画像53aをDA30に送信する。なお、本実施例では、アプリ画像と操作キー画像の重畳表示をDA30で行わせることとしたが、表示制御部56bで先に説明した画像処理を施して表示データをDA30に送信することとしてもよい。
遠隔入力処理部56cは、近距離通信部51経由でDA30から受け取ったタッチ位置からコマンドを解釈してそのコマンドの実行制御を行う処理部である。具体的には、あらかじめ規定された座標とコマンドの対応関係に基づき、タッチ位置からコマンドを解釈してそのコマンド(操作キーに対応する出力信号または出力信号列)を、アプリに対する入力信号としてその指令に対応する各アプリに振り分ける。このようにすることで、各アプリは、携帯端末50の入力キーが直接操作された場合と同様に動作することができる。
次に、本実施例に係る遠隔操作システムの処理の流れについて説明する。なお、ここでは、DA30のタッチパネル33に操作キーを表示させるに先立って行われる(1)操作キー画像取得処理を説明した後に、(2)遠隔操作処理を説明する。
(1)操作キー画像取得処理
前述したように、ここでは、本実施例に係る操作キー画像取得処理について説明する。なお、この処理は、携帯端末50の電源がON状態であり、かつ携帯端末50が基地局との通信圏内に所在する場合に行われる処理である。
図5は、実施例1に係る操作キー画像取得処理の操作シーケンスを示す図である。同図に示すように、操作キー画像取得部56aは、キャリアまたはメーカが提供するサーバ装置10のURLの入力を受け付け(ステップS101)、Webブラウザを用いてサーバ装置10にアクセスする(ステップS102)。
この携帯端末50からのアクセスを受け付けたサーバ装置10では、ダウンロードさせる操作キー画像の機種を特定すべく、機種情報入力画面を携帯端末50に送信する(ステップS103)。
そして、操作キー画像取得部56aは、機種情報入力画面に規定されたフォームにしたがって携帯端末50の機種情報の入力を受け付け(ステップS104)、該受け付けた機種情報をサーバ装置10に返信する(ステップS105)。図5の例では、キャリア名を選択させて機種の範囲を絞った上で機種名を選択させることとしているが、入力フォームを自由入力にして機種名を直接入力させるようにしてもよい。
続いて、サーバ装置10から受信したダウンロード実行の確認画面で操作キー画像のダウンロードの実行操作を受け付けると(ステップS106)、操作キー画像取得部56aは、操作キー画像のダウンロード要求をサーバ装置10に行い(ステップS107)、ダウンロードを開始し(ステップS108)、ダウンロードした操作キー画像を記憶部53に格納して処理を終了する。
このようにして、携帯端末50の機種それぞれで異なる操作キー画像が取得されることになり、かかる操作キー画像を用いて、非共通操作キーを含む操作キー画面をDA30のタッチパネル33に表示させることが可能になる。
ここで、本実施例では、サーバ装置10から操作キー画像だけをダウンロードすることとしたが、表示制御部56b及び遠隔入力処理部56cの機能を発揮する遠隔操作アプリを併せてダウンロードすることもできる。
この遠隔操作アプリは、あくまで携帯端末50単独で機能する際には必須のものではないため、必ずしも携帯端末50にプリインストールされているとは限らないが、操作キー画像及び遠隔操作アプリを併せてダウンロードすれば、たとえ遠隔操作アプリがプリインストールされていなくとも、1度の手間を経るだけで携帯端末50を遠隔操作する車載サービスを享受させることができる。
なお、本実施例では、キャリアやメーカが運営するサーバ装置10から操作キー画像をダウンロードすることとしたが、SDメモリカードなどの携帯端末用のフラッシュメモリや他の携帯端末から取得するようにしてもよい。
(2)遠隔操作処理
次に、本実施例に係る遠隔操作処理について説明する。この遠隔操作処理は、DA30及び携帯端末50の両者が通信圏内に所在する場合に行われる処理である。
図6は、実施例1に係るDA及び携帯端末間の制御シーケンスを示す図である。同図に示すように、DA30及び携帯端末50の間で接続処理を行い(ステップS201)、DA30及び携帯端末50の間で通信リンクを確立する。なお、通信リンクを確立する際には、お互いが能動的に接続要求を行ってもよいし、一方の装置が他方の装置に接続要求を行うようにしてもよい。
このようにして通信リンクが確立すると、携帯端末50の表示制御部56bは、予めDA30との間で連携を定めたナビアプリ等のアプリを起動し、当該ナビアプリにアプリ画像を生成させてそのアプリ画像をDA30に送信するとともに(ステップS202及びS203)、記憶部53に記憶された操作キー画像53aを読み出してDA30に送信する(ステップS204及びS205)。
一方、DA30の合成表示部36aは、携帯端末50から受信したアプリ画像と操作キー画像とを重畳してタッチパネル33に表示させ(ステップS206)、操作キー画面上の共通操作キーまたは非共通操作キーが押下されると(ステップS207)、出力信号送信部36bは、当該押下がなされたディスプレイ上の座標(タッチ位置)を携帯端末50に送信する(ステップS208)。
そして、携帯端末50の遠隔入力処理部56cは、あらかじめ規定された座標とコマンドの対応関係に基づき、タッチ位置に対応するコマンドを操作コマンドとして解釈し(ステップS209)、該解釈したコマンド(操作キーに対応する出力信号または出力信号列)をアプリに対する入力信号としてその指令に対応する各アプリに振り分け、処理を終了する。
このように、はじめて通信リンクを確立した時または通信リンクを確立する都度に操作キー画像をDA30に送信しておけば、DA30側で操作キー画像が消去されるまでは操作キー画像を送る必要がなくなる。
例えば、携帯端末50の機種が図4の(A)に示した操作キー画像であるとした時に、DA30のタッチパネル33に操作キー画面として表示されたMULTIボタン570が押下されると、MULTIボタン570に対応するコマンドとして、携帯端末50にてバックグラウンドで動作している複数のアプリケーションのうち、画面上にアクティブに表示させるアプリ画像を切り替える処理を行う。
かかるMULTIボタン570の利用態様の一例としては、図7に示すように、MULTIボタン570が押下されるまではナビアプリの画像を表示していたのに対し、MULTIボタン570が押下された後にはオーディオアプリの画像をタッチパネル33上に表示させることができる。
このMULTIボタン570のような非共通操作キーの遠隔操作を実現することにより、共通操作キーしか使用できない制約下でナビアプリを終了してからオーディオアプリを起動するという煩雑な操作手順を踏まずとも、それよりも少ない操作手順でタッチパネル33上に表示させるアプリを切り替えることができ、携帯端末50の遠隔操作の操作性を高めることができる。
上述してきたように、本実施例では、携帯端末50の機種に対応する操作キーであって他の機種との間で共通化されていない非共通操作キーの情報を含む操作キー情報を取得し、取得した操作キー情報に基づいてDA30のタッチパネルに操作キーを表示させ、タッチパネルに表示させた操作キーに対する操作を当該操作に対応するコマンドに変換するように構成したので、キャリア、メーカ或いは製造時期によって多極化している非共通操作キーをDA30で再現することができ、非共通操作キーに対応するコマンドをDA30のタッチパネルを介して遠隔操作で受け付けることができる結果、車載装置を介する携帯端末の遠隔操作を向上させることが可能である。
また、本実施例では、携帯端末50の機種に対応する操作キーの画像を取得し、操作キーの画像をDA30のタッチパネル33に表示させるように構成したので、操作キー画面を構成するボタンアイコンなどの画面部品の描画処理を不要化することができ、DA30側の連携アプリを簡素化することが可能である。さらに、DA30に操作キー画像を送信した際にその操作キー画像を記憶させておけば、データサイズの大きい操作キー画像を授受する回数を低減させることもできる。
さて、上記の実施例1では、DA30のタッチパネル33に操作キーを表示させるに際して操作キーの画像をDA30に送信することとしたが、必ずしも操作キーの画像を送信する必要はない。そこで、実施例2では、他の情報を送ってタッチパネル33に操作キーを表示させる場合について説明する。
すなわち、実施例2に係る遠隔操作システム3では、サーバ装置10から取得した非共通操作キーの情報を用いて、タッチパネル33に表示させる操作キーを描画させる指令である描画コマンドを携帯端末90に生成させ、携帯端末90によって生成された描画コマンドにしたがってタッチパネル33に表示する操作キーをDA70に描画させることとした。
これを図8を用いて説明すると、サーバ装置10では、携帯端末の機種ごとに非共通操作キー情報、たとえば非共通操作キーの画像やコマンドの内容などをあらかじめ格納しており、携帯端末90からのアクセスを公衆回線を介して受け付けると、携帯端末90の機種の指定を受け付けた上でその機種に対応する非共通操作キー情報を携帯端末90に送信し、携帯端末90に操作キーの画像をダウンロードさせる(0)。
その上で、携帯端末90は、DA70との通信コネクションを確立すると(1)、ダウンロードした非共通操作キー情報をDA70に送信するとともに(2)、非共通操作キー、たとえば描画座標の範囲指定などを生成してその描画コマンドをDA70に送信する(3)。
一方、DA70では、携帯端末90から受信した描画コマンドにしたがって非共通操作キーを描画し(4)、たとえば非共通操作キーが所在する座標に押下操作を受け付けると(5)、該受け付けた非共通操作キーに対応するコマンドの実行指示と解釈し(6)、該解釈したコマンドの実行を携帯端末90に指示することによって当該コマンドを実行させる(7)。
このように、本実施例では、非共通操作キーを含む操作キー画像に代えて、描画コマンドをDA70に送信するようにしたので、DA70及び携帯端末90間で授受を行うデータ量を削減することができ、乗車者からの操作に迅速に応答することが可能になる。
また、本実施例では、携帯端末90に付設されている操作キーのうちアプリの操作に関係する非共通操作キーだけを描画させることとしたので、操作キー画面によってアプリ画面が圧迫される度合いを低減し、もってアプリ画像の視認性を高めることができる。
さらに、本実施例では、DA70のタッチパネル33上に非共通操作キーが表示される前に非共通操作キーのコマンド内容をあらかじめ送信しておくこととしたので、DA70側で操作を受け付けた座標等からコマンドを解釈することができる。
次に、本実施例に係る遠隔操作システムを構成する各装置の構成について説明する。なお、以下では、上記の実施例1に係る遠隔操作システム1と対比しながら説明を進めることとし、同様の機能を発揮するものについては実施例1と同一の符号を付してその説明を省略する。
図9は、実施例2に係る遠隔操作システムを構成する各装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、DA70は、図2に示したDA30と比較して、合成表示部36aの代わりに、描画処理部72aと、コマンド解釈部72bと、出力信号送信部72cとを有する点、そして出力信号送信部72cの処理内容の一部が出力信号送信部36bと異なる点が相違する。
描画処理部72aは、携帯端末90から受信した描画コマンドにしたがってタッチパネル33に表示する操作キーを描画する処理部である。具体的には、あらかじめ後述する非共通操作キー情報通知部93bから受け取っておいた非共通操作キー情報、たとえば非共通操作キーの画像を用いて、後述する描画コマンド生成部93cによって生成された描画コマンド、たとえば非共通操作キーを描画する座標範囲の指定などの指令(図10(B)参照)にしたがってタッチパネル33に表示する非共通操作キーを描画する。
コマンド解釈部72bは、タッチパネル33上に表示された操作に対応するコマンドを解釈する処理部である。具体的には、タッチパネル33上で押下操作を受け付けたタッチ位置が、非共通操作キーを描画した座標範囲、たとえば図10(B)に示す(380,220)から(390,230)に該当する場合に、後述する非共通操作キー情報通知部93bから先に受け付けて記憶部等に保持しておいた非共通操作キーのコマンドのうち当該座標範囲に対応する非共通操作キーのコマンド「MULTI」(図10(A)参照)の実行指示と解釈し、非共通操作キーのコマンドの実行指示(図10(C)参照)を出力信号送信部72cを介して携帯端末90に送信する。
次に、携帯端末90は、図2に示した携帯端末50と比較して、記憶部91に非共通操作キー情報91aを記憶する点、操作キー画像取得部56aの代わりに非共通操作キー情報取得部93aを有し、表示制御部56bの代わりに非共通操作キー情報通知部93bと描画コマンド生成部93cを有するとともに、遠隔入力処理部93dの処理内容の一部が遠隔入力処理部56cと異なる点が相違する。
非共通操作キー情報取得部93aでは、図2に示した操作キー画像取得部56aがサーバ装置10から操作キー画像を取得していたところを、非共通操作キーの画像やコマンドの内容などを含む非共通操作キー情報を取得するように構成した点が異なる。なお、取得要領については図5に示した操作シーケンスと略同一であるのでその説明は省略する。
非共通操作キー情報通知部93bは、サーバ装置10からダウンロードされて記憶部91に記憶された非共通操作キー情報91aをDA70に通知する処理部である。
描画コマンド生成部93cは、非共通操作キーの描画コマンドを生成する処理部である。具体的には、DA70のタッチパネル33上に非共通操作キーを描画させる座標範囲などを指定した描画コマンドを生成し、該生成した描画コマンドをDA70に送信する。
遠隔入力処理部93dは、図2に示した遠隔入力処理部56cがタッチパネル33のタッチ位置を受けとってコマンドを解釈するのに対し、DA70側でコマンドが解釈される構成の変化に伴って非共通操作キーのコマンドそのものを受け取る点が異なる。
次に、本実施例に係る遠隔操作処理について説明する。この遠隔操作処理は、DA70及び携帯端末90の両者が通信圏内に所在する場合に行われる処理である。
図11は、実施例2に係るDA及び携帯端末間の制御シーケンスを示す図である。同図に示すように、DA70及び携帯端末90の間で接続処理を行い(ステップS301)、DA70及び携帯端末90の間で通信リンクを確立する。
このようにして通信リンクが確立すると、携帯端末90の非共通操作キー情報通知部93bは、サーバ装置10からダウンロードされて記憶部91に記憶された非共通操作キー情報91aをDA70に通知する(ステップS302)。
そして、携帯端末90の描画コマンド生成部93cは、DA70のタッチパネル33上に非共通操作キーを描画させる座標範囲などを指定した描画コマンドを生成し(ステップS303)、該生成した描画コマンドをDA70に送信する(ステップS304)。
一方、DA70の描画処理部72aは、非共通操作キー情報通知部93bから受け取っておいた非共通操作キー情報、たとえば非共通操作キーの画像を用いて、描画コマンド、たとえば非共通操作キーを描画する座標範囲の指定などの指令(図10(B)参照)にしたがってタッチパネル33に表示する非共通操作キーを描画する(ステップS305)。
そして、タッチパネル33上で非共通操作キーが所在する座標に押下操作を受け付けると(ステップS306)、コマンド解釈部72bは、当該座標範囲に対応する非共通操作キーのコマンド「MULTI」(図10(A)参照)の実行指示と解釈し(ステップS307)、非共通操作キーのコマンドの実行指示(図10(C)参照)を出力信号送信部72cを介して携帯端末90に送信する(ステップS308)。
このようにして携帯端末90に通知されたコマンドは、遠隔入力処理部93dによって各種アプリ55に振り分けられてコマンドが実行される。
なお、非共通操作キーの描画位置は、アプリ画像の変遷に伴ってステップS303〜S308までの一連のプロセスを含んだステップS309の処理を繰り返すことにより変更することができる。
例えば、図12に示すように、タッチパネル33上でナビアプリの画面を表示している状態で、そのナビアプリの画面上に描画されたMULTIボタン570が押下された場合には、実施例1と同様に、MULTIボタン570が押下されるまではナビアプリの画像を表示していたのに対し、MULTIボタン570が押下された後にはオーディオアプリの画像をタッチパネル33上に表示させるという切替えを行うことができる。
上述してきたように、本実施例では、サーバ装置10から取得した非共通操作キーの情報を用いて、タッチパネル33に表示させる操作キーを描画させる指令である描画コマンドを携帯端末90に生成させ、携帯端末90によって生成された描画コマンドにしたがってタッチパネル33に表示する操作キーをDA70に描画させるように構成したので、DA70及び携帯端末90間で授受を行うデータ量を削減することができ、乗車者からの操作に迅速に応答することが可能になる。
また、上記の実施例2では、アプリの操作に関係する非共通操作キーだけを描画させることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、実施例1と同様に、共通操作キーを含む操作キー全体を描画させることとしてもよい。
なお、本発明では、上記の実施例1及び2の内容に加えて、車両に搭載されたECU(Electronic Control Unit:エレクトロニック・コントロール・ユニット)から走行速度を取得し、取得した車両の走行速度に応じてタッチパネルでの操作キーの表示制御またはコマンドの解釈を制限するようにしてもよい。
例えば、車両が停車中である場合には、タッチパネル33上で携帯端末の遠隔操作を行わせるべく、非共通操作キーをはじめとした操作キーを画面上に表示させる一方で、車両が走行中である場合には、運転操作を妨げることを予防すべく、タッチパネル33上で一部または全部の非共通操作キーの表示を禁止することで、安全運転を順守させながらも停車時には非共通操作キーを遠隔操作させることが可能になる。また、微速である場合には、一部の共通操作キーだけを表示させてもよいが、その場合には目的のコマンドまでの操作手順が所定のステップ数よりも少ないものだけを許容するのが好ましい。
また、上記の実施例1及び2では、携帯端末を遠隔操作対象装置とした場合について説明したが、本発明の適用範囲は携帯端末に限定されるものではなく、入力インタフェースを有する各種装置を遠隔操作対象装置とするができる。
なお、上記の実施例1及び2では、DAと携帯電話が1対1であるケースについて説明したが、必ずしも両者が1対1である必要はなく、DAと携帯電話が1対Nである場合にも本発明を同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係る遠隔操作システム及び遠隔操作方法は、車載装置を介する携帯端末の遠隔操作を向上させる場合に適している。
実施例1に係る遠隔操作システムの概要を示す図である。 実施例1に係る遠隔操作システムを構成する各装置の構成を示す機能ブロック図である。 DAおよび携帯端末の各種操作スイッチを示す図である。 非共通操作キーを含む操作キー画像の一例を示す図である。 実施例1に係る操作キー画像取得処理の操作シーケンスを示す図である。 実施例1に係るDA及び携帯端末間の制御シーケンスを示す図である。 MULTIボタンの利用態様の一例を示す図である。 実施例2に係る遠隔操作システムの概要を示す図である。 実施例2に係る遠隔操作システムを構成する各装置の構成を示す機能ブロック図である。 非共通操作キー情報を説明するための説明図である。 実施例2に係るDA及び携帯端末間の制御シーケンスを示す図である。 MULTIボタンの利用態様の一例を示す図である。
符号の説明
1 遠隔操作システム
10 サーバ装置
30 DA
31 ハードスイッチ
32 スピーカ
33 タッチパネル
34 近距離通信部
35 制御部
36 対携帯端末連携部
36a 合成表示部
36b 出力信号送信部
50 携帯端末
51 近距離通信部
52 キャリア通信部
53 記憶部
53a 操作キー画像
54 制御部
55 各種アプリ
56 対DA連携部
56a 操作キー画像取得部
56b 表示制御部
56c 遠隔入力処理部

Claims (8)

  1. 携帯端末と連携する車載装置の表示入力部に前記携帯端末を遠隔操作する操作キーを表示させる遠隔操作システムであって、
    前記携帯端末の機種に対応する操作キーであって他の機種との間で共通化されていない非共通操作キーの情報を含む操作キー情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された操作キー情報に基づいて前記車載装置の表示入力部に操作キーを表示させる表示制御手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示入力部に表示された操作キーに対する操作を当該操作に対応するコマンドに変換する変換手段と
    を備えたことを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 前記取得手段は、
    当該携帯端末の機種に対応する操作キーの画像を取得し、
    前記表示制御手段は、
    前記取得手段によって取得された操作キーの画像を前記表示入力部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記取得手段によって取得された操作キー情報を用いて、前記表示入力部に表示させる操作キーを描画させる指令である描画コマンドを生成する描画コマンド生成手段と、
    前記描画コマンド生成手段によって生成された描画コマンドにしたがって前記表示入力部に表示する操作キーを描画する描画手段とをさらに備え、
    前記描画コマンド生成手段を前記携帯端末に所在させるとともに、前記描画手段を前記車載装置に所在させることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記取得手段によって取得された操作キー情報から生成した操作キー画面と、前記携帯端末によって生成される操作キー以外の表示画面とを重畳して前記表示入力部に表示させる合成表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の遠隔操作システム。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記操作キーのうち前記非共通操作キーを前記表示入力部に表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  6. 前記取得手段は、
    前記操作キー情報とともに、前記表示制御手段および前記変換手段による機能を実現するアプリケーションを取得することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  7. 車両の走行速度を取得する走行速度取得手段と、
    前記走行速度取得手段によって取得された車両の走行速度に応じて、前記表示制御手段による操作キーの表示制御または前記変換手段によるコマンド変換を制限する処理制限手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の遠隔操作システム。
  8. 携帯端末と連携する車載装置の表示入力部に前記携帯端末を遠隔操作する操作キーを表示させる遠隔操作システムに適用する携帯端末の遠隔操作方法であって、
    前記携帯端末の機種に対応する操作キーであって他の機種との間で共通化されていない非共通操作キーの情報を含む操作キー情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された操作キー情報に基づいて前記車載装置の表示入力部に操作キーを表示させる表示制御工程と、
    前記表示制御工程によって前記表示入力部に表示された操作キーに対する操作を当該操作に対応するコマンドに変換する変換工程と
    を含んだことを特徴とする遠隔操作方法。
JP2008305256A 2008-11-27 2008-11-28 遠隔操作システム及び遠隔操作方法 Withdrawn JP2010130552A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008305256A JP2010130552A (ja) 2008-11-28 2008-11-28 遠隔操作システム及び遠隔操作方法
US12/591,494 US20100127996A1 (en) 2008-11-27 2009-11-20 In-vehicle device, remote control system, and remote control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008305256A JP2010130552A (ja) 2008-11-28 2008-11-28 遠隔操作システム及び遠隔操作方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010130552A true JP2010130552A (ja) 2010-06-10

Family

ID=42330567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008305256A Withdrawn JP2010130552A (ja) 2008-11-27 2008-11-28 遠隔操作システム及び遠隔操作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010130552A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008968A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Honda Motor Co Ltd 携帯機器と連携し、該携帯機器に対して可能な入力操作を実現する車載機器
JP2012111330A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Denso Corp 車載装置
WO2013054455A1 (ja) * 2011-10-14 2013-04-18 株式会社デンソー 制御装置
JP5706039B2 (ja) * 2012-04-05 2015-04-22 パイオニア株式会社 端末装置、表示装置、キャリブレーション方法及びキャリブレーションプログラム
JP2020191641A (ja) * 2019-02-07 2020-11-26 ソニー株式会社 端末装置
US11327712B2 (en) 2012-03-22 2022-05-10 Sony Corporation Information processing device, information processing method, information processing program, and terminal device

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008968A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Honda Motor Co Ltd 携帯機器と連携し、該携帯機器に対して可能な入力操作を実現する車載機器
JP2012111330A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Denso Corp 車載装置
WO2013054455A1 (ja) * 2011-10-14 2013-04-18 株式会社デンソー 制御装置
JP2013090051A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Denso Corp 制御装置
US11327712B2 (en) 2012-03-22 2022-05-10 Sony Corporation Information processing device, information processing method, information processing program, and terminal device
JP5706039B2 (ja) * 2012-04-05 2015-04-22 パイオニア株式会社 端末装置、表示装置、キャリブレーション方法及びキャリブレーションプログラム
JPWO2013150637A1 (ja) * 2012-04-05 2015-12-14 パイオニア株式会社 端末装置、表示装置、キャリブレーション方法及びキャリブレーションプログラム
JP2020191641A (ja) * 2019-02-07 2020-11-26 ソニー株式会社 端末装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10534460B2 (en) Terminal apparatus, display method and recording medium
JP6020864B2 (ja) 車載情報システム
US20100127996A1 (en) In-vehicle device, remote control system, and remote control method
JP5317991B2 (ja) 交通手段に用いられる電子システム及び関連制御方法
KR101495190B1 (ko) 영상표시장치 및 그 영상표시장치의 동작 방법
KR101250120B1 (ko) 차량 탑재 정보 처리 장치 및 방법
US10402592B2 (en) Electronic device and method for operating the same
CN101582053A (zh) 将用户界面推到远程设备
CN103873908A (zh) 显示装置、遥控装置及使用所述装置提供用户界面的方法
JP2011176591A (ja) 携帯端末を用いた無線通信システム
JP2007067724A (ja) 携帯端末装置及び表示方法
CN103282870A (zh) 用于使外部显示器的使用与移动设备适配的方法和系统
JP2010130553A (ja) 車載装置
CN104641622A (zh) 用于借助于移动电话控制车载计算机的系统
JP2010130552A (ja) 遠隔操作システム及び遠隔操作方法
KR100650954B1 (ko) 이동 단말기에서 복수의 화면을 동시에 출력하는 방법 및장치
CN105354003A (zh) 一种基于移动终端和车载终端互联的显示方法及装置
KR101201994B1 (ko) 인터페이스 장치 및 이을 이용한 스마트폰과 차량 디스플레이의 연동 방법
JP2012124578A (ja) 車載装置、車載システム及び携帯端末
JP2010130369A (ja) 車載装置および遠隔操作システム
CN105711523B (zh) 车载智能终端、系统及信息共享方法
JP2009296518A (ja) 表示装置および表示内容の切換え方法ならびにプログラム
JP5811935B2 (ja) 車両用通信システム、車両用通信装置及び携帯通信端末
WO2014112095A1 (ja) 情報表示制御装置
KR101667721B1 (ko) 다중 디스플레이 방법 및 이를 이용하는 이동 단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111020

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20130312

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130402