JP2010130321A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010130321A
JP2010130321A JP2008302548A JP2008302548A JP2010130321A JP 2010130321 A JP2010130321 A JP 2010130321A JP 2008302548 A JP2008302548 A JP 2008302548A JP 2008302548 A JP2008302548 A JP 2008302548A JP 2010130321 A JP2010130321 A JP 2010130321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image sensor
light
image
pixels
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008302548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5054659B2 (ja
Inventor
Kei Tokui
圭 徳井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008302548A priority Critical patent/JP5054659B2/ja
Publication of JP2010130321A publication Critical patent/JP2010130321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5054659B2 publication Critical patent/JP5054659B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

【課題】撮像素子の受光量低下を補う目的で実行するゲイン処理によるノイズ発生を抑制することでSN比の向上を図り、更に、画像解像度を向上することができる撮像装置を提供すること。
【解決手段】被写体Sからの入射光を、第1光路P1に向けて反射/透過し、第2光路P2に向けて透過/反射する光分離部3と、第1光路P1に、受光量に応じた信号値を生成する光電変換素子を含む画素が複数配置された第1撮像素子11を備え、第2光路P2に、受光する波長領域が異なる光電変換素子を含む画素が複数配置された第2撮像素子12を備え、第1撮像素子11で受光する感度が視感度特性となるように、光分離部3が入射光を分離する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル式の撮像装置に係り、特に、高画質な画像を取得することが可能な撮像装置に関する。
近年、静止画及び動画を取得する撮像装置としてデジタルカメラが普及している。画像の取得には、受光量に応じた信号値(画素値)を生成する光電変換素子を含む画素が行列状/ハニカム状などに配置された撮像素子が用いられる。撮像素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等がある。
撮像素子を用いてカラー画像を取得する場合、例えば、被写体に係る入射光を誘電体多層膜によって赤色、緑色、青色の光成分に分離し、各色の光(成分)を、それぞれ異なる撮像素子によって受光する方法がある。
また別の方法として、撮像素子の受光面に、当該素子の画素に対応して赤色、緑色、青色の何れかの光成分を選択的に透過する特性をもつベイヤ配列状の色フィルタを設け各色の光を受光する方法がある。
ところで、被写体に係る色の再現性を向上させるために、いわゆる4色以上の画像を取得する撮像装置が提案されている(特許文献1参照)。
図11は、特許文献1に開示の撮像装置100の概略構成図である。
101は、レンズで、被写体Sに係る光を集光する。102は、分光プリズム(以下、光分離部と記す)で、被写体Sに係る入射光から所定波長領域の光成分を選択的に第1の光路(以下、第1光路と記す)に向けて反射し、更に、当該入射光を第2の光路(以下、第2光路と記す)に向けて透過する。
111は、第1光路に配置された第1の撮像素子(以下、第1撮像素子と記す)、112は、第2光路に配置された第2の撮像素子(以下、第2撮像素子と記す)である。各撮像素子(111、112)の受光面には、上記の色フィルタが設けられている。
図12(A)は、第1撮像素子111の受光面に設けられた色フィルタの概略平面図であり、第1撮像素子111の画素(マトリクス)に対応して、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の何れかの光成分を選択的に透過する特性をもつ色フィルタが設けられている状態を示している。なお、図12(A)の画素“R1/G1/B1”で得られる信号値は、赤色(R)/緑色(G)/青色(B)のみである。
図12(B)は、図12(A)と同様の、第2撮像素子112の受光面に設けられた色フィルタの概略平面図である。
図13は、分離部102の分光反射率特性を示した図である。
図14は、色フィルタ付きの第1撮像素子111におけるR、G、Bの分光感度を示した図で、図中Rは、図12(A)に示したマトリクス(画素)“R”に対応するフィルタ部分における当該素子111の画素の分光感度、同Gは、前記マトリクス“G”に対応するフィルタ部分における当該素子111の画素の分光感度、同Bは、前記マトリクス“B”に対応するフィルタ部分における当該素子111の画素の分光感度を示した図である。なお、同第2撮像素子112についても同様である。
入射光が、図13の分光反射率特性グラフに示す分光反射率特性を持つ光分離部102により分離(反射)され、当該入射光の反射光が、図14の分光感度グラフに示す受光特性を持つ色フィルタ付きの第1撮像素子111によって受光された場合、当該撮像素子111における分光感度は、図15に示すようになる。
同様に、前記入射光が前記光分離部102により分離(透過)され、当該入射光の透過光が、同フィルタ付きの第2撮像素子112によって受光された場合、当該撮像素子112における分光感度は、図16に示すようになる。
上記図15及び図16に示したように、特許文献1に開示の撮像装置100の撮像素子は、6つの異なる波長領域の光を受光することができる。
その後、撮像装置100は、図12(A)に示した第1撮像素子111の各画素において生成された色以外の色の信号値を、当該画素の周辺画素において生成された色の信号値に基づき算出・生成し(デモザイク処理)、画像データを生成する。
前記デモザイク処理によれば、第1撮像素子111の画素“G1”における赤色(R)の信号値を、例えば、左右に隣接する画素“R1”の信号値の平均を取ることによって算出する。青色(B)の信号値も同様に、上下に隣接する画素“B1”の信号値の平均を取ることによって算出する。
なお、他にも、第1撮像素子111の画素“G1”からの距離に応じて、信号値に所定の係数を乗算する等して、信号値を算出することができる。
第2撮像素子112の画素においても同様のデモザイク処理を行い、画像データを生成する。
そして、第1撮像素子111、及び、第2撮像素子112において生成された各画像データを合成し、更に、所定の画像処理を施して、被写体Sに係る画像データを生成する。
特開2004−172832号公報
このように、波長領域ごとに光を分離し、画像データを生成すれば、光の利用効率を高め、色再現性を向上させることができる。
しかし、撮像装置100の各撮像素子(111、112)における分光感度(図15及び図16参照)は、色フィルタ付き撮像素子の各フィルタに対応する画素における分光感度(図14参照)に比較すると低下してしまう。何故なら、分離部102によって波長領域を2分割しているからである。
したがって、撮像装置100を利用していわゆる6色画像を得ようとすると、分光感度が約半分になってしまう。そこで、低下した感度を補う目的で撮像素子のゲインを高めて被写体を撮像するが、このようにすると、ノイズが増加してしまう。
特に、図14の赤色(R)のように、感度特性が感度中心波長に対して対称でない場合、波長領域を1:1で分割することが難しく、4色以上の画像を取得するときの分光感度が、波長領域分割前の30%以下になることもある。暗い被写体を撮像するときは、分光感度の低下を補う目的でゲインを更に高めて撮像するが、このようにすると、ノイズが増加するだけで、かえって画質が劣化してしまう。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、撮像素子の受光量低下を補う目的で実行するゲイン処理によるノイズ発生を抑制することでSN比の向上を図り、更に、画像解像度を向上することができる撮像装置を提供することを目的とする。
第1の技術手段は、被写体からの入射光を、第1光路に向けて反射/透過し、第2光路に向けて透過/反射する光分離部と、前記第1光路に、受光量に応じた信号値を生成する光電変換素子を含む画素が複数配置された第1撮像素子を備え、前記第2光路に、受光する波長領域が異なる光電変換素子を含む画素が複数配置された第2撮像素子を備え、前記第1撮像素子で受光する感度が視感度特性となるように、前記光分離部が入射光を分離することを特徴とする撮像装置。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第1撮像素子の画素数と、前記第2撮像素子の画素数とが1対1で対応していることを特徴する。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記第1撮像素子の画素数と前記第2撮像素子の画素数とが同じであり、前記第1撮像素子の画素と、前記第2撮像素子の画素との対応関係が、前記第1撮像素子の画素に対して半画素ずれていることを特徴とする。
第4の技術手段は、第1から第3のいずれか一の技術手段において、前記光分離部が前記第1光路に向けて反射/透過する光成分を可変制御することを特徴とする。
第5の技術手段は、第1から第4のいずれか一の技術手段において、前記第1撮像素子で取得される画像と、前記第2撮像素子で取得される画像から、赤色、緑色、青色を原色とする画像を生成することを特徴とする。
本発明により、色再現性及び画像解像度が高く、画質劣化の少ない撮像装置を提供することできる。
(実施例1)
以下、図面を使って本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図における構成は理解しやすいように誇張して記載しており、実際の間隔や大きさとは異なる。
図1は、本発明に係る撮像装置1の概略構成図及び機能ブロック図である。
光分離部3では、レンズ2によって集光された、被写体Sに係る入射光から人間の視感度である分光視感効率の特性を示す光成分を選択的に、第1光路P1に向けて反射し、更に、当該入射光を第2光路P2に向けて透過する。即ち、第1撮像素子11で受光する感度が視感度特性となるように、光分離部3が入射光を分離する。
第1撮像素子11は、第1光路P1に設けられた撮像素子で、受光量に応じた信号値を生成する光電変換素子を含む画素が複数、行列状又はハニカム配列状に配置されている。
第2撮像素子12は、第2光路P2に設けられた撮像素子で、受光する波長領域が異なる光電変換素子を含む画素が複数、行列状又はハニカム配列状に配置されている。
具体的には、第2撮像素子12の受光面には、当該素子12の画素に対応して赤色、緑色、青色の何れかの光成分を選択的に透過する特性をもつベイヤ配列状の色フィルタ12aが設けられている。
なお、各撮像素子(11、12)は、前述のように、CMOSやCCD等から構成される。
画像処理部13は、第2撮像素子12の各画素についてデモザイク処理を行う。また第1撮像素子11により取得される画像と、第2撮像素子12により取得される画像から赤色、緑色、青色を原色とする画像を生成する。また、この生成処理により生成した画像データに各種画像処理を施し、メモリ(図示しない)に記録しても良い。
操作部14は、撮像装置1を操作するキーを備え、表示部15は、前記メモリに記録された画像データや撮像装置1の状態情報を表示する表示部である。
制御部16は、CPU、ROM、RAM等から構成され各機能ブロックを制御する。
以下、光分離部3、各撮像素子(11、12)、画像処理部13の詳細について説明する。
図2は、光分離部3に設けられた誘電体多層膜の反射率特性を示した図である。光分離部3の誘電体多層膜は、図2の反射率特性グラフに示したように、入射光、特に、約555nm付近の光を選択的に反射する。
図3は、各撮像素子(11、12)の分光感度を示した図である。前記各撮像素子は、同図から明らかなように、約480nm付近の光に対して高感度の特性を有する。
図4(A)は、第2撮像素子12の受光面に設けられた色フィルタの概略平面図で、図中Rは、赤色光を選択的に透過する赤フィルタ、同Gは、緑色光を選択的に透過する緑フィルタ、図中Bは、青色光を選択的に透過する青フィルタを示す。
前記色フィルタは、緑フィルタGを中心にして、上下方向に2つの青フィルタB、左右方向に赤フィルタRがベイヤ配列状に配置されている。
なお、符号Gxは、緑フィルタG(画素)の一つを示している。
図4(B)は、当該色フィルタが設けられていない第1撮像素子11の受光面の概略平面図を示したもので、図中Yは、後述する三刺激値Yを示している。
なお、符号Yxは、図4(A)の符号Gxに対応する画素を示している。
このように、第2撮像素子12の画素数と、第1撮像素子11の画素数とが1対1で対応し、一画素の面積は同一である。
図5は、前記色フィルタの透過率を示した図で、図中Rは、図4(A)に示した画素“R”に対応するフィルタ部分の透過率、同Gは、画素“G”に対応するフィルタ部分の透過率、同Bは、画素“B”に対応するフィルタ部分の透過率を示した図である。
図3及び図5から、色フィルタ付きの第2撮像素子12におけるR、G、Bの分光感度は、前述の図14に示した特性を持つ。
被写体に係る入射光が図2に示した反射率特性を有する光分離部3によって分離(透過)されて、前記色フィルタ付きの第2撮像素子12で受光された場合、当該素子12における分光感度は、図2及び図14から、図6のようになる。
図14と図6の各波長領域の分光感度を面積比(積分比)で比較すると、図14に対して図6での赤色波長領域感度は約75%、緑色波長領域感度は約70%、青色波長領域感度は約95%となる。従来の手法を用いた場合、各波長領域感度の比は、平均で約35%から60%となる。
このように、本実施例の方法で、赤色、緑色、青色の波長領域の光を撮像素子によって受光した場合、従来の方法に比べて分光感度が高くなるので、ノイズの少ない画像データを得ることができる。
また、図2及び図3から、色フィルタがない第1撮像素子11における分光感度は、図7の曲線Yに示すようになる。
前記特性を示す曲線Yは、人間の視感度である分光視感効率の特性を示す曲線Vと相似の関係となっており、第1撮像素子11で得られる信号値は三刺激値Yに相当する。換言すれば、第1撮像素子11で得られる信号値が三刺激値Yの特性となるように誘電体多層膜の反射率特性を設定している。
また、前述したように、第1撮像素子11の分光感度は、図7のようになるが、分光感度の面積比では図6の緑色波長領域と同程度となっている。これは、誘電体多層膜での反射率特性のピークを約50%にしているからである。
したがって、反射率特性のピークを45%から55%にしておくことで、第1撮像素子11は、ノイズの少ない画像データを生成することできる。
ところで、人間の視覚は、色に対する変化よりも明るさに対する変化の方が高感度であり、画像の解像度や鮮鋭感といった画質の重要な要素は、明るさの解像度に大きく依存することが知られている。
本発明に係る撮像装置1においては、従来例と同様に、色フィルタ(色付き画素配列)をベイヤ配列としているので、RGBの解像度の点では、従来例と変わらない。しかし、画素の輝度値(明るさ)を、第1撮像素子11によって取得することができるので、解像感の高い画像データを得ることができる。
次に、画像処理部13で実行する画像処理の一例について説明する。
まず、デモザイク処理、即ち、第2撮像素子12の画素が生成する色以外の色の信号値(画素値)を生成する処理を実行する。
ここで、デモザイク処理の一例を説明する。まず、第2撮像素子12のG画素(注目画素)において、4近傍画素の信号値平均Aを算出する。また、前記注目画素に対応する第1撮像素子11の画素の信号値(Y値)を、当該画素の4近傍画素のY値の平均値で除算した除算値Dを算出する。
そして、前記平均値Aと前記除算値Dを乗算すれば、第2撮像素子12の信号値を生成することができる。したがって、高解像度画像からG画素のデモザイク処理を行うことにより、高画質なG画像を得ることが可能である。
R画素およびB画素についても同様な手法を適用することが可能である。また、R画素およびB画素はG画素に比べ画素数が少ないため、R画素およびB画素のみ一般的なデモザイク処理を行っても良い。
このように、第1撮像素子11から得られた高解像度のY値を使うことにより、第2撮像素子12の画素におけるデモザイク処理を高精度に行うことが可能となる。
また、第1撮像素子11の画素が生成するY値によりエッジ方向を検出し、エッジ方向考慮型のデモザイク処理などにも応用することが可能である。これにより、高精度のデモザイク処理が可能となり、高画質な画像を得ることが可能となる。
上記デモザイク処理により生成されたRGB画像データと、第1撮像素子11が生成したY画像データに基づき新たにRGB画像データを生成する例を示す。
まず、RGBY値(信号値)からXYZ値を算出する。これは(数1)のような計算により得ることができる。
Figure 2010130321
ここで、第1撮像素子11の感度が分光視感効率と誤差が無い場合には、i=j=k=0として、lに定数を与えればY値を得ることができる。
一方、第1撮像素子11の感度が分光視感効率と誤差が有る場合には、i、j、kに適切な値を与えることで、Y値を多少補正することができ、Y値の精度を向上することが可能である。
次に、(数2)に示したように、XYZからRGBに変換する。RGBがsRGBのような規格であれば、行列の値として既に決められている行列の値を使用すればよい。
即ち、(数1)、(数2)の行列をそれぞれA、Bとすると、RGBYからRGBを算出するためには、(数3)の計算をすればよいことになる。
Figure 2010130321
Figure 2010130321
なお、式3において、行列C=行列A×行列Bである。
以上の手法により、RGBY画像データからRGB画像データを得ることができる。
ここでY値は、デモザイクされない最も高解像度な画像であり、解像度への寄与率も高く、生成されたRGB画像データは高精細な高画質画像となる。
以上の方法により、高解像度な明るさ画像Yを撮像することにより、高解像度でノイズが低減された、高色再現性の高画質画像を取得することができる。
(実施例2)
次に、本発明に係る撮像装置の第2実施例について図面を参照しながら説明する。なお、第2実施例の撮像装置の概略構成図及び機能ブロック図は、図1と同様なので説明を省略する。
図8(A)は、図4(A)と同様の、第2撮像素子12の受光面に設けられた色フィルタの概略平面図であり、図8(B)は、第1撮像素子11の受光面の概略平面図を示したものである。
実施例1の撮像装置では、第2撮像素子12の画素数と、第1撮像素子11の画素数とが1対1で対応し、一画素の面積は同一であった。
しかし、実施例2の撮像装置では、第2撮像素子12の画素数と、第1撮像素子11の画素数とが複数対1で対応している。
例えば、図8(B)に示したように、第2撮像素子12の画素数と、第1撮像素子11の画素数とが4対1で対応するようにし、第2撮像素子12の画素面積が、第1撮像素子11の画素面積の1/4となるようにする。
このように、第1撮像素子11の画素数が低下した分、当該素子11の画素面積(開口率)は、大きくなっている。
それ故、一画素の受光量を約4倍にすることができるので、暗い場所で被写体を撮像しても、十分な光量を得ることができノイズが低減された画像データを生成することができる。
また、光量が多いのでシャッタ速度を速くすることができ、動きのある被写体を撮像した場合でも、撮像ぼけの少ない高画質な画像データを生成することができる。
第1実施例では、第1撮像素子11の画素数が多いので、解像度が高くなる効果があったが、デモザイクによる高解像度化で十分の場合は、本実施例のように、第1撮像素子11の画素数を小さくして画素面積を大きくした方が好適である。
他にも、解像度を向上させる他の手法を、図9を用いて説明する。
図9は、図4に示した、第2撮像素子12の画素(数)と第1撮像素子11の画素(数)とが1対1で対応している場合における、第1撮像素子11の画素と第2撮像素子12の画素との対応関係が、当該第1撮像素子11の画素に対して半画素ずれている様子を示した図である。
図からも明らかなように、符号Yで示した第1撮像素子11の画素1つに対して、符号Rで示した第2撮像素子12における1つのR画素、符号Gで示した2つのG画素、符号Bで示した1つのB画素が対応している。換言すれば、R画素、G画素、B画素1つに対して4種類の第1撮像素子11の画素が対応している。
このずれを利用してデモザイクすることにより、より高解像度な画像データを得ることが可能となる。
このデモザイクの場合には、実施例1で説明した、Y値として、4種類の第1撮像素子11の画素の信号値(Y値)の平均値を用いればよい。次に、第2撮像素子12で取得されたG画素と、デモザイク処理により取得されたG画素を使って、第1撮像素子11で取得されたY画素を4分割する。例えば、注目Y画素に対応した4つのG画素の比によって分割する。次に、RGBの画素を分割されたY画素値の比によって分割する。これにより高解像度画像を取得することが可能である。
以上で説明した方法により、撮像素子の画素数(解像度)を変化させることで、ノイズが低減された画像、動きぼけの少ない画像データを得ることができる。また第1撮像素子と第2撮像素子の画素配列を半画素ずらすことで、デモザイクによる高解像度化が可能となる。
(実施例3)
次に、本発明に係る撮像装置1の第3実施例について図面を参照しながら説明する。なお、第3実施例の撮像装置1の概略構成図及び機能ブロック図は、図1と同様なので説明を省略する。
図10は、光分離部3に設けられた誘電体多層膜の反射率特性を示した他の図である。実施例1、実施例2では、図2で説明したように、誘電体多層膜の反射率のピークを50%程度に固定していた。
実施例3では、図10に示したように、反射率のピークを、例えば、50%、80%、100%と可変にする。即ち、光分離部3が第1光路P1に設けられた第1撮像素子11に向けて反射(透過)する光成分を可変制御する。
これら3種類の反射率の特性を示す曲線は、人間の視感度である分光視感効率の特性を示す曲線V(図6参照)と相似であるので、第1撮像素子11で得られる信号値は三刺激値Yに相当する。
また、反射率のピークを高くすれば、第1撮像素子11に入射する光量が大きくなるので、暗い環境においてもノイズの少ない画像データを得ることができる。
一方、第2撮像素子12では、反射率のピークが高くなると、第1撮像素子11に入射する光量が減少する。
しかし、図10から分かるように、反射率特性に大きく変化がある波長領域は限られている。それ故、反射率のピークを80%にしても、第2撮像素子12の各色の分光感度、特に、青色の分光感度は、図14に比べ大きく低下することはない。
このように、光分離部3に設けられた誘電体多層膜の反射率特性を変化させることにより、第1撮像素子11及び第2撮像素子12へ入射する光量を変化させることができる。
それ故、ノイズレベルを重視した画像データを得るか、又は、色再現性を重視した画像データを得るかを選択することができる。
例えば、晴天の下で撮影する場合、十分に明るいので、反射率のピーク値を小さくする。また、室内での撮影のように明るさが不十分である場合には、反射率のピーク値を大きくすることができる。このようにすることで、様々な環境下で撮影しても、ノイズを低減した高画質な画像データを取得することが可能となる。
反射率は、様々な手法を用いて変化させることができる。例えば、液晶材料を使って電気的に反射率を制御するようにしてもよい。また、光分離部3をダイクロイックミラーから構成し、当該ダイクロイックミラーを移動させ、レンズから入射される光が所望の反射率を有している誘電体多層膜へ照射されるようにすることもできる(可動式光分離部)。
上記実施例では、光分離部3として分光プリズムを用いたが、ダイクロイックミラーなど波長選択性のあるものを用いてもよい。
また、光分離部3の誘電体多層膜の反射特性を逆転させ、被写体に係る入射光から所定波長領域の光成分を選択的に第1光路に向けて透過し、更に、当該入射光を第2光路に向けて反射するように光分離部3を構成してもよい。
この場合、図1のブロック図に記載されている第1光路P1及び第1撮像素子11と第2光路P2と色フィルタ12a付き第2撮像素子12とが入れ替わるように配置される。
本発明に係る撮像装置の概略構成図及び機能ブロック図である。 誘電体多層膜の反射率特性を示した図である。 各撮像素子の分光感度を示した図である。 各撮像素子の受光面の外観図である。 色フィルタの透過率を示した図である。 第2撮像素子における分光感度特性を示す図である。 第1撮像素子における分光感度特性を示す図である。 各撮像素子の受光面の他の外観図である。 解像度を向上させる他の手法を説明するための図である。 誘電体多層膜の反射率特性を示した他の図である。 特許文献1に開示の撮像装置の概略構成図である。 特許文献1に開示の撮像装置における撮像素子の受光面の外観図である。 特許文献1に開示の撮像装置における分離部の分光反射率特性を示した図である。 色フィルタ付きの第1撮像素子におけるR、G、Bの分光感度を示した図である。 色フィルタ付きの第1撮像素子における分光感度特性を示す図である。 色フィルタ付きの第2撮像素子における分光感度特性を示す図である。
符号の説明
1,100…撮像装置、2,102…レンズ、3,103…光分離部、11,111…撮像素子、12,112…撮像素子、12a…色フィルタ、13…画像処理部、14…操作部、15…表示部、16…制御部、P1…第1光路、P2…第2光路。

Claims (5)

  1. 被写体からの入射光を、第1光路に向けて反射/透過し、第2光路に向けて透過/反射する光分離部と、
    前記第1光路に、受光量に応じた信号値を生成する光電変換素子を含む画素が複数配置された第1撮像素子を備え、
    前記第2光路に、受光する波長領域が異なる光電変換素子を含む画素が複数配置された第2撮像素子を備え、
    前記第1撮像素子で受光する感度が視感度特性となるように、前記光分離部が入射光を分離することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1撮像素子の画素と、前記第2撮像素子の画素とが1対1で対応していることを特徴する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1撮像素子の画素数と前記第2撮像素子の画素数とが同じであり、前記第1撮像素子の画素と、前記第2撮像素子の画素との対応関係が、前記第1撮像素子の画素に対して半画素ずれていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記光分離部が前記第1光路に向けて反射/透過する光成分を可変制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1撮像素子で取得される画像と、前記第2撮像素子で取得される画像から、赤色、緑色、青色を原色とする画像を生成する、請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
JP2008302548A 2008-11-27 2008-11-27 撮像装置 Expired - Fee Related JP5054659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008302548A JP5054659B2 (ja) 2008-11-27 2008-11-27 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008302548A JP5054659B2 (ja) 2008-11-27 2008-11-27 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010130321A true JP2010130321A (ja) 2010-06-10
JP5054659B2 JP5054659B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=42330384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008302548A Expired - Fee Related JP5054659B2 (ja) 2008-11-27 2008-11-27 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5054659B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012169989A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Jvc Kenwood Corp 撮像装置及び撮像装置の補間処理方法
JP2015035782A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 オリンパス株式会社 画像処理装置、撮像装置、顕微鏡システム、画像処理方法及び画像処理プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157109A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Nikon Corp 電子カメラおよび画像データ処理用記録媒体
JP2003299113A (ja) * 2002-04-04 2003-10-17 Canon Inc 撮像装置
JP2005175893A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Fuji Film Microdevices Co Ltd 2板式カラー固体撮像装置及びデジタルカメラ
JP2007013578A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 撮像装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157109A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Nikon Corp 電子カメラおよび画像データ処理用記録媒体
JP2003299113A (ja) * 2002-04-04 2003-10-17 Canon Inc 撮像装置
JP2005175893A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Fuji Film Microdevices Co Ltd 2板式カラー固体撮像装置及びデジタルカメラ
JP2007013578A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 撮像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012169989A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Jvc Kenwood Corp 撮像装置及び撮像装置の補間処理方法
JP2015035782A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 オリンパス株式会社 画像処理装置、撮像装置、顕微鏡システム、画像処理方法及び画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5054659B2 (ja) 2012-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9591239B2 (en) Physical information acquisition method, physical information acquisition device, and semiconductor device
US8125543B2 (en) Solid-state imaging device and imaging apparatus with color correction based on light sensitivity detection
JP5816015B2 (ja) 固体撮像装置及びカメラモジュール
US7400332B2 (en) Hexagonal color pixel structure with white pixels
JP5055643B2 (ja) 撮像素子および画像撮像装置
JP4603011B2 (ja) イメージ撮像装置及びその動作方法
US8508625B2 (en) Image processing apparatus
US10404953B2 (en) Multi-layer image sensor, image processing apparatus, image processing method, and computer-readable recording medium
JP5698875B2 (ja) カラー撮像素子および撮像装置
JP4867448B2 (ja) 物理情報取得方法および物理情報取得装置
US9013623B2 (en) Color image sensor
WO2012046522A1 (ja) 撮像装置及び混色補正方法
EP2031881B1 (en) Image pickup device and signal processing method
JP2007006061A (ja) カラーフィルター及びそれを有する撮像装置
US20110149126A1 (en) Multiband image pickup method and device
JP6692749B2 (ja) マルチスペクトルカメラ
WO2013099917A1 (ja) 撮像装置
JP5054659B2 (ja) 撮像装置
JP7083912B2 (ja) 撮像素子、撮像装置、撮像方法およびプログラム
WO2011162155A1 (ja) 撮像装置
WO2012008070A1 (ja) 撮像装置及び信号処理方法
JP5920144B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4911479B2 (ja) 信号処理方法及びその装置
JP2008035090A (ja) 信号処理方法およびカメラ
JP2010098085A (ja) 固体撮像素子及びそれを備えた撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees