JP2010128980A - 自動車事故報告書ファイル作成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】手間をかけることなく客観性のある自動車事故報告書を作成することができる自動車事故報告書ファイル作成プログラムを提供する。
【解決手段】CPU424は、操作部430の操作を通じて車両のデータを自動車事故報告書に記述するとともに、事故発生時の画像を自動車事故報告書に貼り付ける。したがって、ドライブレコーダで記録された画像を見て事故の状況を確認しながら自動車事故報告書を作成する必要がないので、手間をかけることなく自動車事故報告書を作成することができる。また、事故発生時の画像が自動車事故報告書に貼り付けられるので、客観性のある自動車事故報告書を作成することができる。
【選択図】図7
【解決手段】CPU424は、操作部430の操作を通じて車両のデータを自動車事故報告書に記述するとともに、事故発生時の画像を自動車事故報告書に貼り付ける。したがって、ドライブレコーダで記録された画像を見て事故の状況を確認しながら自動車事故報告書を作成する必要がないので、手間をかけることなく自動車事故報告書を作成することができる。また、事故発生時の画像が自動車事故報告書に貼り付けられるので、客観性のある自動車事故報告書を作成することができる。
【選択図】図7
Description
自動車事故発生時に提出が義務付けられている自動車事故報告書を作成する自動車事故報告書ファイル作成プログラムに関する。
従来、車両に設置したカメラにより車両周辺の映像を撮影し、衝突や急ブレーキなど車両に衝撃が加わった際に周辺映像や車両速度を記録する車載用映像等記録装置、いわゆるドライブレコーダが提案されている。ドライブレコーダを車両に備えることにより、事故が発生した場合には記録した情報を解析することにより、事故原因を検証することが可能となっている。また、運転手の安全運転意識の向上が図れるとともに、日頃の運転状況を記録した映像を安全運転指導など役立てることができる。
これまで、車載カメラにより撮影した映像を循環的に記憶し、事故発生時に記憶した映像を他の記録媒体に記録するドライブレコーダが提案されている(例えば、特許文献1,2)。また、車両速度や変速機のシフト位置など走行データを循環記憶し、事故発生時に記憶した走行データを他の記録媒体に記録するドライブレコーダも提案されている(例えば、特許文献3,4)。
現在のドライブレコーダは、車両に取り付けて事故発生時やヒヤリハット時の前後の画像を記録しているので、ドライブレコーダで記録された画像は、パーソナルコンピュータのような再生装置にインストールされたビューアーソフトウェアによって再生され、再生された画像が閲覧される。また、国土交通省は、トラック、バス、タクシー等の運送業者に対して、事故発生時に自動車事故報告書を提出することを義務付けている。
従来、自動車事故報告書の作成は、ドライブレコーダで記録された画像を見て事故の状況を確認しながら行っているので、自動車事故報告書の作成に手間がかかるという不都合がある。また、ドライブレコーダで記録された画像を見て事故の状況を確認しながら自動車事故報告書を作成する場合、自動車事故報告書に事故発生時の画像が含まれないので、自動車事故報告書の内容の客観性を保つのが困難となる。
本発明の目的は、手間をかけることなく客観性のある自動車事故報告書を作成することができる自動車事故報告書ファイル作成プログラムを提供することである。
本発明による自動車事故報告書ファイル作成プログラムは、
車載機に記録された情報から自動車に関する事故の報告書を作成する自動車事故報告書作成プログラムであって、
前記車載機に記録された画像情報と車両データを読み取るステップと、
所定のフォーマットからなる自動車事故報告書の車両データ入力欄に読み取った車両データを入力するステップと、
所定のフォーマットからなる前記自動車事故報告書の画像情報入力欄に読み取った画像情報を入力するステップと、
を含む自動車事故報告書作成プログラム。
車載機に記録された情報から自動車に関する事故の報告書を作成する自動車事故報告書作成プログラムであって、
前記車載機に記録された画像情報と車両データを読み取るステップと、
所定のフォーマットからなる自動車事故報告書の車両データ入力欄に読み取った車両データを入力するステップと、
所定のフォーマットからなる前記自動車事故報告書の画像情報入力欄に読み取った画像情報を入力するステップと、
を含む自動車事故報告書作成プログラム。
本発明によれば、車両データ及び画像情報を自動車事故報告書に入力する。したがって、ドライブレコーダで記録された画像を見て事故の状況を確認しながら自動車事故報告書を作成する必要がないので、手間をかけることなく自動車事故報告書を作成することができる。また、画像情報が自動車事故報告書に入力されるので、客観性のある自動車事故報告書を作成することができる。
以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加した形態で実施することも可能である。
最初に、ドライブレコーダにおける情報の記録について説明する。図1は、車両1にドライブレコーダ2を搭載した例を示す図である。車両1内にドライブレコーダ2が設置され、車両1の前方を撮影する第1カメラ3及び車両1の後方を撮影する第2カメラ4と接続されている。第1カメラ3及び第2カメラ4による映像情報をドライブレコーダ2内の半導体記憶部15に循環的に記憶する。半導体記憶部15に記憶された映像情報は、メモリカード6に記録される。
また、ドライブレコーダ2は、映像情報の他に、車両の速度情報などを含む運行情報を取得して、ドライブレコーダ2内の半導体記憶部15に循環的に記憶する。運行情報は、映像情報と関連付けられて映像情報と供にメモリカード6に記録される。運行情報の詳細については後述する。
図2は、ドライブレコーダ2を車両1に設置した例を示す図である。ドライブレコーダ2は、例えば、ハンドルの左下方でセンターパネルの端等に固定され、第1カメラ3(及び図2には図示されない第2カメラ4)、GPSセンサ9、不図示の車速センサ10、不図示のバッテリ21、車載用の表示部30等と電気的に接続されている。第1カメラ3は車室内ミラーの裏側のフロントガラス面に取り付けられ、車両前方を撮影し、映像情報をドライブレコーダ2へ送信する。
図3は、ドライブレコーダ2の本体の斜視図である。ドライブレコーダ2には、マイクロフォン7、撮影スイッチ8、電源スイッチ20、LED25、ブザー26、不図示の開閉センサ27、開閉ノブ31等を有している。マイクロフォン7は車両1内の音声を集音する。撮影スイッチ8は、ドライブレコーダ2の初期化等のための諸入力に利用される。LED25及びブザー26は、発光や警告音等を発生させることによって、ドライブレコーダ2の状況をユーザに知らせる機能を有している。
開閉ノブ31は、メモリカード6が後述するI/F11を構成するスロットに挿入された後に、メモリカード6を保護するようにその上部にスライドされて位置決めされる(図3の状況)。メモリカード6を抜く場合には、開閉ノブ31を矢印Aの方向にスライドさせる。また、ドライブレコーダ2は、開閉ノブ31に連動した開閉センサ27を有しており、開閉ノブ31がメモリカード6の上部にスライドされている状態(図3の状態)で、閉状態を示すOFF信号を出力し、メモリカード6を抜き出せる状態で、開状態を示すON信号を出力するように構成されている。
図4は、再生装置の外観例を示す図である。メモリカード6に記録された映像情報及び運行情報等はパーソナルコンピュータ等から構成される再生装置400により再生される。メモリカード6はパーソナルコンピュータに接続されたI/Fに挿入され、映像情報及び運行情報等が読み取られる。ユーザは再生された映像情報及び運行情報等を検証することによって、車両の走行状態又は事故原因の究明等を行うことができる。
図5は、ドライブレコーダ2の電気的構成を示すブロック図である。第1カメラ3は、車両1の前方を撮影してアナログのビデオ信号を第1映像情報500として出力するよう制御され、例えば二次元イメージセンサとしてのCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)やCMOSイメージセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)から構成される。
第2カメラ4は、2台目のカメラとして車両1に設置され、車両後方や車室内等の第1カメラ3と異なる方向を撮影してアナログのビデオ信号を第2映像情報501として出力するよう制御される。なお、カメラを1台のみ必要とする場合には第2カメラ4をドライブレコーダ2に接続する必要はない。
加速度センサ5は、車両1に加わる衝撃の大きさを重力加速度として検出する、いわゆるGセンサ(Gravity Accelerative Sensor)で構成される。加速度センサ5は、衝撃を受けるとその重力加速度に基づいた電流を発生する半導体からなり、車両の前後方向及び左右方向の重力加速度の大きさを検出して重力加速度情報502をCPU24へ出力する。
メモリカード6は、ドライブレコーダ2から取り外し可能な記録媒体であり、プログラム可能な不揮発性半導体メモリカードであるSDカード(Secure Digital Memory Card)で構成される。メモリカード6には、映像情報及び運行情報が記録される。また、メモリカード6には、車両のID、メモリカード6の固有のID、メモリカード6を利用する利用者(例えば、タクシー乗務員等)のID又は氏名のデータ等の諸情報が別途記録される。さらに、メモリカード6には、ディップスイッチが設けられており、ディップスイッチの操作によってメモリカード6を書き込み禁止状態にすることができるように構成されている。
なお、本実施の形態では取り外し可能な記憶媒体としてSDカードを用いているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、取り外し可能な他のメモリカード(例えば、CFカード(Compact Flash Card)又はメモリスティック等)、ハードディスク等を利用することもできる。また、メモリカード6の替わりに、ドライブレコーダ2にハードディスクを内蔵して用いることも可能であり、この場合にはドライブレコーダ2に送信回路を設け無線通信によりハードディスクに記録した映像情報及び運行情報を再生装置400へ送信するよう構成すればよい。
マイクロフォン7は、CPU24と電気的に接続され、車両1の車室内又は車外の音声を集音して音声情報503としてCPU24へ送信するよう構成される。音声情報503はCPU24内のアナログ/デジタル変換器でデジタル信号に変換される。なお、道路上の騒音を不必要に集音しないように、マイクロフォンの正面の感度が高い単一指向性マイクロフォンを用いることが好ましい。
撮影スイッチ(撮影SW)8は、ユーザにより操作されることによって、電気的に接続されたCPU24へ信号を送信する。これにより、CPU24は、第2RAM15に記憶された映像情報及び運行情報をメモリカード6に記録させるよう制御する。なお、撮影SW8が操作された瞬間の映像情報のみをメモリカード6に記録するようにしてもよい。
GPS(Global Positioning System;全地球測位システム)受信機9は、複数のGPS衛星から衛星の軌道と、衛星に搭載された原子時計からの時刻データを含む電波信号を受信し、受信した電波の時間差により各衛星との相対的距離差を算出して現在地情報を得る。3個の衛星の電波を捉えれば地球上の平面での位置が判別できる。GPS受信機9は、かかる現在地情報を検出すると、位置情報及び時刻情報からなるGPS情報504をCPU24へ送信する。
車速センサ10は、磁気センサ又は光センサにより構成され、車両1の車輪軸に設けられたローターの回転を回転パルス信号505として出力する。なお、CPU24は車速センサ10から受信するパルス信号から単位時間当たりの車輪回転数を算出することで車両1の速度情報を算出している。
インターフェイス(I/F)11は、ドライブレコーダ2に設けられたメモリカード6の差込口、いわゆるスロット部をも構成する。I/F11は、ドライブレコーダ2から送信される映像情報及び運行情報を含む記録情報506を、差し込まれたメモリカード6へ転送し、ドライブレコーダ2に予め記憶されている、諸情報507をCPU24へ転送する。
ビデオスイッチ(以下「ビデオSW」)12は、複数のカメラが設けられる場合に撮影するカメラを切り換えるためのスイッチである。本実施の形態では、第1カメラ3及び第2カメラ4が接続され、CPU24からの選択信号508により一方のカメラが選択されるよう構成されている。選択されたカメラからの映像情報を選択映像情報509として画像処理回路13へ出力する。なお、ビデオSW12に計時機能を持たせ、一定の時間間隔で切り換えを行うように構成してもよい。
画像処理回路13は、第1カメラ3及び第2カメラ4からビデオSW12を介して入力される選択映像情報509をデジタル信号に変換し、画像データ510を作成して出力する。画像処理回路13は、JPEG−IC(Joint Photographic coding Experts Group−Integrated Circuit)から構成され、JPEG形式のデータを作成する。この場合、JPEG−ICはアドレスを指定してデータを出力する機能を有さないため、毎秒30ファイルを第1RAM(Random Access Memory)14へ書込み、1ファイル毎に上書き処理を行う。
第1RAM14は、画像処理回路13によって変換された画像データ510を一時的に記憶する。なお、第1RAM14はCPU24内のDMA(Direct Memory Access)回路と接続されており、入力された映像のうち3枚に1枚、即ち、毎秒10ファイルがDMAの機能により第2RAM15へ転送されて循環的に記憶される。
第2RAM15は、画像処理回路13により画像データに変換された映像情報、及び運行情報を循環的に記憶する。なお、第1RAM14及び第2RAM15には、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が用いられる。SDRAMはCPUのクロックに同期して動作するよう設計されているため、入出力の待ち時間が短く、従来のDRAM(Dynamic Random Access Memory)に比較してアクセスを高速に行うことができ、大容量の映像データを高速に処理する制御に適しているためである。
不揮発性ROM16は、ドライブレコーダ2を構成するハードウェア資源を統括的に制御するための制御プログラム17等を記憶する。不揮発性ROM16には、マスクROMを用いてもよいが、プログラム可能な不揮発性半導体メモリであるフラッシュメモリ、EEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、強誘電体メモリ等を用いればプログラムの書き込みや消去が可能となる。
制御プログラム17は、不揮発性ROM16内に記憶されドライブレコーダ2の起動時にCPU24に読み出され、各部の制御やデータ演算処理のプログラムとして機能する。アクセサリスイッチ(ACCスイッチ)19は、車両1に備えられたエンジン始動用のキーシリンダと電気的に一体に構成されている。ユーザのキー操作によりスイッチがオンとされるとアクセサリオン信号511をドライブレコーダ2のCPU24及び電源制御回路22へ送信する。ドライブレコーダ2はACCスイッチ19のアクセサリオン信号511を受信することにより、電源制御回路22から電源が供給され制御を開始する。なお、ACCスイッチ19の出力信号に代わりに、イグニッションキー出力信号(IGオン信号)を利用することも可能である。
電源スイッチ(電源SW)20は、ユーザによりスイッチ操作がなされると、電源オン信号をドライブレコーダ2のCPU24及び電源制御回路22へ送信する。ACCスイッチ17をオンさせずにドライブレコーダ2を動作させたい場合に用いることができる。
バッテリ21は、車両1内に備えられ、ドライブレコーダ2の本体に電源を供給する。また、バッテリは、電源制御回路22へ電源を供給する。なお、バッテリ21は車両に装備可能で12Vの起電力を発生できるものであればよい。電源制御回路22は、バッテリ21からの電源をCPU24及びドライブレコーダ2の各部へ供給する。電源制御回路22の詳細は後述する。
CPU(Central Processing Unit)24は、ドライブレコーダ2の制御装置として動作し、マイクロコンピュータ等により構成される。CPU24は、制御プログラム17に基づき、ドライブレコーダ2の各部の制御やデータ演算処理等を実行する。
LED25は、CPU24から電源が供給されることによるドライブレコーダ2の起動中は点灯し、ユーザへ起動中であることを報知する。また、ドライブレコーダ2に異常が生じた場合等には、CPU24によって所定の点滅を行い、異常の発生をユーザへ報知するよう構成されている。
ブザー26は、ドライブレコーダ2に異常が生じた場合等には、CPU24によって所定の警告音を発生し、異常の発生をユーザへ報知するよう構成されている。開閉センサ27は、メモリカード6の抜き差しに伴う開閉ノブ31の移動に応じて、開信号及び閉信号を出力するように構成されている。RTC(Real Time Clock)28は、現在時刻に対応した信号を発生し、CPU24へ送信する。
表示部30は、液晶ディスプレイ等から構成され、メモリカード6に記録された映像情報を再生する。図2では、車両に搭載されたナビゲーション装置のディスプレイを表示部30として用いる場合を示したが、別体のディスプレイを表示部30として利用するようにしても良い。表示部30の利用によって、事故が発生した場合にその場で事故原因を検証することが可能となる。いずれにしても、ドライブレコーダ2は、映像情報を出力するための出力ポートを有していることが好ましい。
なお、ドライブレコーダ2は映像記録専用の装置として第1カメラ3、第2カメラ4、GPS受信機9、及び/又は表示部30等と同一の筐体内に収容して一体的に構成してもよい。また、ドライブレコーダ2は、車載用ナビゲーション装置の一機能として構成することもできる。
図6は、電源制御回路22の電気的構成を示すブロック図である。電源制御回路22は、第1電源回路40、第2電源回路41、第3電源回路42、第1検出部43、第2検出部44、第3検出部45、及びバックアップバッテリ46等から構成されている。
第1電源回路40は、ACCスイッチ19又は電源スイッチ20がオンすることにより動作を開始し、12.0V定格のバッテリ21から電力の供給を受け、6.0Vの出力を行う定電圧電源として機能する。第1電源回路40からの出力は、第1カメラ3及び第2カメラ4等へ供給されている。
第2電源回路41は、6.0V定格の第1電源回路40から電力の供給を受け、3.3Vの出力を行う定電圧電源として機能する。第2電源回路41からの出力は、画像処理回路13を構成するJPEG回路、GPS受信機9、CPU24等へ供給されている。
第3電源回路42は、3.3V定格の第2電源回路41から電力の供給を受け、1.8Vの出力を行う定電圧電源として機能する。第3電源回路41からの出力は、CPU24等へ供給されている。
第1検出部43は、バッテリ21の出力電圧を検出し、バッテリ21からの出力電圧が8.0V以下に低下した場合に、第1減電圧信号S1をCPU24へ出力する。また、第2検出部44は、第1電源回路40の出力電圧を検出し、第1電源回路40からの出力電圧が3.7V以下に低下した場合に、第2減電圧信号S2をCPU24へ出力する。さらに、第3検出部45は、第2電源回路41の出力電圧を検出し、第2電源回路41の出力電圧が3.0V以下に低下した場合に、リセット信号S3を、画像処理回路13を構成するJPEG回路、GPS受信機9、CPU24へ出力し、低電圧による誤動作防止のために各要素のリセットを行う。
バックアップバッテリ46は、2つのコンデンサから構成され、バッテリ21の出力電圧が、低下した場合でも、所定時間、少なくとも画像処理回路13を構成するJPEG回路、GPS受信機9及びCPU24が駆動できるような電力を供給できるように構成されている。衝突事故等により車両に衝撃が加わると、バッテリ21の破損やバッテリ21と電源制御回路22と接続線の断線が発生する恐れがある。バックアップバッテリ46は、蓄電された電源をCPU24等へ供給することで、そのような場合でも処理中の映像情報等を極力保存できるようにしている。
図7は、再生装置400の電気的構成を示すブロック図である。インターフェイス(I/F)411は、再生装置400に設けられたメモリカード6の差込口、いわゆるスロット部を構成する。I/F411は、メモリカード6に記録された、映像情報及び運行情報等を再生装置400側に転送する。
RAM414は、CPU424がメモリカード6から転送された映像情報の画像処理及び運行情報の情報処理等を行う際に一時的にデータを記憶するために利用される。RAM414には、例えばSDRAMが用いられる。
不揮発性ROM416は、再生装置400を構成するハードウェア資源を統括的に制御するための制御プログラム417、所定のフォーマットの自動車事故報告書ファイル等を記憶する。不揮発性ROM16には、例えば、EEPROM、強誘電体メモリ等が用いられる。
自動車事故報告書ファイル作成プログラムとしての制御プログラム417は、ハードディスクのような書き換え可能な不図示の媒体又は不揮発性ROM416内に記憶され、再生装置400の起動時にCPU424に読み出され、各部の制御やデータ演算処理のプログラムとして機能する。なお、所定のフォーマットの自動車事故報告書ファイルは、国土交通省等が指定するフォーマットを有し、氏名、車両情報等のドライブレコーダに存在する車両データ及び事故時の状況、対処事項等の必要事項が未記入であるファイル形式の自動車事故報告書を意味するものとする。
コンピュータとしてのCPU424は、再生装置400の制御装置として動作し、マイクロコンピュータ等により構成される。CPU424は、制御プログラム417に基づき、再生装置400の各部の制御やデータ演算処理等を実行する。
操作部430は、キーボード、マウス等から構成され、ユーザが再生装置400を操作する場合に、CPU424への操作入力を行うための手段として利用する。表示部440は、液晶表示装置等から構成され、メモリカード6に記録された映像情報及び運行情報等を適宜表示するために利用される。
地図情報記録部450は、ハードディスク、DVD等の記録媒体によって構成され、道路情報及び制限速度情報等を含んだ地図情報が記録されている。カード情報記録部460は、ハードディスク等の記録媒体によって構成され、メモリカード6に記録された映像情報及び運行情報等を、記録するために利用される。
運行情報とは、以下の情報を言う。
1.加速度センサ5の各軸で検出した重力加速度情報(G1、G2)。
2.GPS受信機9から検出した車両1の位置情報及び時刻情報。
3.車速センサ10から検出した速度情報。
4.ACCスイッチ19のON/OFF情報。
なお、運行情報は、例えばウィンカー等の灯火類の点灯状態やハンドル操舵角のような車両1の運行や走行に関する情報を含めるようにしても良い。
1.加速度センサ5の各軸で検出した重力加速度情報(G1、G2)。
2.GPS受信機9から検出した車両1の位置情報及び時刻情報。
3.車速センサ10から検出した速度情報。
4.ACCスイッチ19のON/OFF情報。
なお、運行情報は、例えばウィンカー等の灯火類の点灯状態やハンドル操舵角のような車両1の運行や走行に関する情報を含めるようにしても良い。
図8は、自動車事故報告書ファイル作成の処理フローを示す図である。図8に示す処理フローは、主に再生装置400のCPU424が制御プログラム417に従って再生装置400の各構成要素と共同することによって実行される。
この処理フローは、表示部440の画像再生画面において一時停止中の事故発生時の画像が表示された状態で操作部430による操作(例えば、表示部440の表示面に表示されたボタンへのマウスによるクリック)によって開始され、先ず、ステップS1において、CPU424は、操作部430の操作を通じて不揮発性ROM416から自動車事故報告書ファイルを取得する。
次いで、ステップS2において、CPU424は、操作部430からの入力を通じて、氏名、車両情報等のドライブレコーダに存在する車両データを自動車事故報告書に記述する。したがって、ドライブレコーダに存在する情報を自動車事故報告書に反映した状態で自動車事故報告書ファイルが作成される。次いで、ステップS3において、CPU424は、G検知時の画像をRAM414から取得する。
次いで、ステップS4において、CPU424は、操作部430の操作を通じて事故発生時の画像を自動車事故報告書に貼り付ける。このように事故発生時の画像を自動車事故報告書に貼り付けることによって、表示部440の画像再生画面において一時停止中の事故発生時の画像を自動車事故報告書に記載した状態でファイルが作成されるので、事故発生時の状況を客観的に把握することができる。この場合、事故発生時の画像だけでなく事故発生前後の画像を貼り付けてもよい。この場合、G検知時だけでなく事故発生前後の状況(例えば、事故発生前に対向車が車線からはみ出していたか否か。)を客観的に把握することができる。
次いで、ステップS5において、CPU424は、操作部430からの入力を通じて、メモリカード6に記録されている車両の運行情報を自動車事故報告書に記述する。このように車両の運行情報を記述することによって、事故時だけでなく事故前後の車両の走行状態を客観的に把握することができる。
次いで、ステップS6において、CPU424は、操作部430の操作を通じて事故発生時の位置に対応する地図を自動車事故報告書に貼り付ける。なお、事故発生時の位置の情報は不図示のGSPから取得され、地図情報は地図情報記録部450から取得される。これによって、事故発生時の画像と車両の位置との対応関係を容易に把握することができる。
次いで、ステップS7において、CPU424は、操作部430(例えば、表示部440の表示面に表示されたボタンへのマウスによるクリック)の操作を通じて自動車事故報告書を不図示のプリンタで印刷し、この処理フローを終了する。なお、各ステップは、操作部430の指示でそれぞれ実行してもよく、一度の操作で全てのステップを実行してもよい。
このように自動車事故報告書をファイル形式で作成する、すなわち、印刷して紙として保存し又は電子ファイルとして電子的に保存することによって、事故時の状況、対処事項等の必要事項を、操作部430を通じて又は印刷後に手書きで記入することができる。また、自動車事故報告書をファイル形式で作成することによって、自動車事故報告書をデータとして管理することができる。
6 メモリカード
400 再生装置
411 インターフェイス(I/F)
414 RAM
416 不揮発性ROM
417 制御プログラム
424 CPU
430 操作部
440 表示部
450 地図情報記録部
460 カード情報記録部
400 再生装置
411 インターフェイス(I/F)
414 RAM
416 不揮発性ROM
417 制御プログラム
424 CPU
430 操作部
440 表示部
450 地図情報記録部
460 カード情報記録部
Claims (5)
- 車載機に記録された情報から自動車に関する事故の報告書を作成する自動車事故報告書作成プログラムであって、
前記車載機に記録された画像情報と車両データを読み取るステップと、
所定のフォーマットからなる自動車事故報告書の車両データ入力欄に読み取った車両データを入力するステップと、
所定のフォーマットからなる前記自動車事故報告書の画像情報入力欄に読み取った画像情報を入力するステップと、
を含む自動車事故報告書作成プログラム。 - 車載機に記録された事故発生前後の画像を読み取るステップと、
前記自動車事故報告書の画像情報入力欄に読み取った事故発生前後の画像を入力するステップと、
を更に含む請求項1に記載の自動車事故報告書ファイル作成プログラム。 - 前記自動車事故報告書の運行情報入力欄に前記車両の運行情報を入力するステップを更に含む請求項1又は2に記載の自動車事故報告書ファイル作成プログラム。
- 前記自動車事故報告書の地図入力欄に前記車両の事故発生時の位置に対応する地図を入力するステップを更に含む請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の自動車事故報告書ファイル作成プログラム。
- 前記事故発生時の画像が入力された前記自動車事故報告書を印刷するステップを更に含む請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の自動車事故報告書ファイル作成プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008305540A JP2010128980A (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | 自動車事故報告書ファイル作成プログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020250977A1 (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | 株式会社 村上開明堂 | 画像出力を備えた車載用電子ミラー |
JP2023522673A (ja) * | 2020-04-15 | 2023-05-31 | ベイジン・ジンドン・ゼンシ・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッド | 交通事故処理方法、機器及び記憶媒体 |
-
2008
- 2008-11-28 JP JP2008305540A patent/JP2010128980A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020250977A1 (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | 株式会社 村上開明堂 | 画像出力を備えた車載用電子ミラー |
JP7492512B2 (ja) | 2019-06-14 | 2024-05-29 | 株式会社村上開明堂 | 画像出力を備えた車載用電子ミラー |
JP2023522673A (ja) * | 2020-04-15 | 2023-05-31 | ベイジン・ジンドン・ゼンシ・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッド | 交通事故処理方法、機器及び記憶媒体 |
JP7453413B2 (ja) | 2020-04-15 | 2024-03-19 | ベイジン・ジンドン・ゼンシ・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッド | 交通事故処理方法、機器及び記憶媒体 |
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