JP2010127515A - フィルタ清掃装置および空気調節装置 - Google Patents

フィルタ清掃装置および空気調節装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルタに付着した塵埃を除去する清掃ブラシの配置を工夫して、移動するフィルタから塵埃を確実に除去できるようにする。
【解決手段】空気調和機の吸込口に設けられるフィルタ8では、吸い込まれた空気がフィルタ8の表面から裏面に通り抜ける。フィルタ8から塵埃を除去するための塵埃ボックス23に、複数の清掃ブラシ24,25が内装される。フィルタ8は、左右方向に移動しながら、除塵ボックス23を通過する。フィルタ8の裏面に接触する下側の清掃ブラシ25は、フィルタ8の表面に接触する上側の清掃ブラシ24よりもフィルタ8の移動方向において上流側に配置される。フィルタ8が除塵ボックス23を通過するとき、下側の清掃ブラシ24により、フィルタ8の目に詰まった塵埃が押し上げられる。その後、上側の清掃ブラシ25により、フィルタ8の表面から塵埃が掻き取られる。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気調和機等の空気調節装置に装着されたフィルタを清掃するためのフィルタ清掃装置に関する。
空気調和機の室内ユニットでは、吸込口から空気を吸い込んで、熱交換した空気を吹出口から吹き出す。吸込口に、吸い込んだ空気の塵埃を捕集するフィルタが設けられる。そして、このフィルタを清掃するフィルタ清掃装置が設けられ、フィルタに付着した塵埃が除去される。
フィルタ清掃装置として、特許文献1には、清掃ブラシを内装した除塵ボックスを備え、除塵ボックスの内部の空気を吸引する吸引部が設けられている。フィルタは移動可能とされ、フィルタは、除塵ボックスを貫通するように除塵ボックスの内部を通過する。このとき、除塵ボックスはフィルタの両面を覆う。清掃ブラシにより、通過するフィルタから塵埃が除去され、フィルタから取り除かれた塵埃が吸引されて、除塵ボックスの外部に排出される。
除塵ボックスには、回転駆動される一対の清掃ブラシが設けられる。清掃ブラシは、複数のブレードを有し、弾力性を有するブレードは、回転軸の外周に螺旋状に巻き付けられている。各清掃ブラシがフィルタの表裏面にそれぞれ接触するように、各清掃ブラシが通過するフィルタを挟んで対向して配置される。
特開2007−183081号公報
特許文献1においては、フィルタが除塵フィルタを通過するとき、清掃ブラシは回転するので、対向する清掃ブラシのブレードがフィルタの表面および裏面に常に接触する。ブレードは、フィルタの表裏面に対して同じ位置で接触する。すなわち、移動するフィルタは、清掃ブラシによって両側から挟みつけられる。移動するフィルタの抵抗となり、モータに負荷がかかる。そのため、フィルタがスムーズに移動しなくなり、フィルタの清掃むらが生じるおそれがある。また、フィルタに付着した塵埃がブレードによって両側から押えられ、フィルタの目に詰まるおそれがあり、フィルタをきれいに清掃できない。
本発明は、上記に鑑み、フィルタに付着した塵埃をより確実に除去できるフィルタ清掃装置の提供を目的とする。
本発明は、通り抜ける空気から塵埃を捕集するフィルタを清掃するフィルタ清掃装置であって、内部を通過するフィルタから塵埃を除去するための除塵部を備え、除塵部に、複数の清掃ブラシが、通過するフィルタを挟んで対向して設けられ、各清掃ブラシは、フィルタの移動方向に対してずれて配置されたものである。
複数の清掃ブラシは、フィルタを挟んで配置されるが、互いにずれて配置されるので、清掃ブラシ同士が直接対向することはない。これにより、フィルタが清掃ブラシによって両側から挟み付けられることはなく、フィルタの移動に対する抵抗がなくなって、清掃中、フィルタはスムーズに移動する。
フィルタの表面から裏面に空気が通り抜けるとき、フィルタの裏面に接触する清掃ブラシは、表面に接触する清掃ブラシよりもフィルタの移動方向の上流側に位置する。この場合、フィルタの表面側に多く塵埃が付着する。移動するフィルタに対して、清掃ブラシは、先にフィルタの裏面に接触する。フィルタの目に詰まっている塵埃が表面側に押し出される。この後、フィルタの表面に接触する清掃ブラシによって、フィルタの表面から塵埃が取り除かれる。
除塵部に対して、フィルタが一側からだけでなく他側からも進入してくる場合、裏面側の清掃ブラシが、フィルタの移動方向に沿って表面側の清掃ブラシを挟んで両側に配置される。いずれの側からフィルタが移動してきても、必ず裏面側の清掃ブラシが先にフィルタに接触する。
裏面側の清掃ブラシと表面側の清掃ブラシとは異なる種類のブラシとされる。空気がフィルタを通り抜けるときに捕集される塵埃の量は、フィルタの表裏面によって差が出る。そこで、各面に接触する清掃ブラシの種類を異ならせることにより、効率よく塵埃をフィルタから取り除くことができる。例えば、フィルタの表面から裏面に空気が通り抜ける場合、フィルタの表面に接触する清掃ブラシには、掻き取り能力の高い大きなブラシが適している。裏面に接触する清掃ブラシには、フィルタの目に詰まった塵埃を取り除けるように、目の細かいブラシが適している。
本発明によると、フィルタの表裏面での塵埃の付着具合やフィルタの移動方向を考慮して、複数の清掃ブラシを適正にフィルタを挟んで配置することができ、各清掃ブラシの能力を効率的に発揮させることができる。したがって、フィルタに付着した塵埃をより確実に除去することができ、信頼性の高いフィルタ清掃装置を実現できる。
本実施形態のフィルタ清掃装置を搭載した空気調節装置として、空気調和機の室内ユニットを図1,2に示す。室内ユニットのキャビネット1は、高さが低く、奥行きがある扁平な形状とされる。キャビネット1の天面に吸込口2が形成され、前面に吹出口3が形成される。キャビネット1の内部に、吸込口2から吹出口3に至る空気通路4が形成され、空気通路4に熱交換器5および送風機6が配される。
吹出口3は、左右にそれぞれ形成され、キャビネット1の前面に、各吹出口3を覆うパネル7がそれぞれ設けられる。パネル7は開閉自在とされ、冷房運転、暖房運転等の運転モードに応じてパネル7が開き、吹出口3が開放される。
吸込口2と熱交換器5との間に、吸い込んだ空気の塵埃を捕集するフィルタ8が設けられ、フィルタ8を清掃するフィルタ清掃装置が設けられる。図3に示すように、2つのフィルタ8が左右にそれぞれ設けられ、これらのフィルタ8は、左右方向にわたって形成された吸込口2から吸い込まれた空気の塵埃を捕集する。フィルタ8の表面から裏面に空気が通り抜けるので、フィルタ8の表面側には、裏面側よりも多くの塵埃が付着する。
フィルタ8は、左右方向に移動自在にキャビネット1に支持されている。フィルタ8は、通常時には、キャビネット1の天面に平行な状態で定位置に保持され、フィルタ清掃時に移動される。フィルタ8は、図4に示すように、四角い枠10に桟11が格子状に形成され、桟11によって区画された開口にメッシュフィルタ12が嵌め込まれたものである。枠10の前後方向の端縁が波形に形成されて、枠10の表面および裏面にラック13がそれぞれ形成される。ラック13は、左右方向に沿って平行に形成されており、ラック13に噛み合う駆動ギア14の回転により、フィルタ8は左右方向に移動する。
フィルタ8は、枠体15に収容される。枠体15はキャビネット1に装着される。枠体15は左右に独立して配置される。枠体15は、箱状に形成され、フィルタ8を前後方向および左右方向にスライド可能に保持する。枠体15の上面および下面に格子窓16が形成され、吸い込まれた空気が枠体15を通り抜ける。枠体15の前面は開口しており、フィルタ8を前側に向かってスライドさせることにより、開口からフィルタ8を取り出せる。開口にフィルタ8を差し込んで、後側にスライドさせることにより、フィルタ8が枠体15に装着される。枠体15の一方の側面も開口しており、フィルタ8が左右方向に移動したとき、フィルタ8は枠体15から突出可能とされる。
枠体15は、キャビネット1に設けられた図示しないガイドによって支持されている。ガイドは、各枠体15の左右両側に設けられ、それぞれの枠体15をキャビネット1の天面に平行な状態で、同一高さで支持する。なお、ガイドは前後方向に伸縮自在とされ、枠体15はガイドに沿って前後方向にスライドする。枠体15が前方に移動することにより、ユーザは、フィルタ8の着脱を容易に行える。
フィルタ清掃装置は、フィルタ8から塵埃を除去するための除塵部20と、除去した塵埃を収集する集塵部21と、除塵部20に対してフィルタ8を移動させる移動部22とを備えている。
除塵部20は、図3,5に示すように、細長い除塵ボックス23を有し、除塵ボックス23に複数の清掃ブラシ24,25が内装されている。フィルタ8は、除塵ボックス23を貫通するように通過し、通過中に清掃ブラシ24,25によってフィルタ8に付着した塵埃が取り除かれる。除塵部20は、キャビネット1の左右方向の中央において、左右の枠体15の間に位置し、前後方向に沿って配置される。
除塵ボックス23は、前後方向が開放された筒状とされ、左右両側に、フィルタ8が通過可能な通過口26が前側から後側にかけて形成される。通過口26には、ゴム等の弾性を有するシール部材27が取り付けられている。フィルタ8が除塵ボックス23を通り抜けるとき、シール部材27は、フィルタ8に接触して、隙間を塞ぐ。
集塵部21は、除塵ボックス23内の空気を吸引することにより塵埃を集める。集塵部21は、吸引ファン30および集塵ボックス31を備えている。図2に示すように、集塵ボックス31は、キャビネット1の左右方向の中央の下部に配され、除塵ボックス23の後側の開口と集塵ボックス31とを連通する吸引ダクト32が、キャビネット1の後側に形成される。吸引ダクト32に、吸引ファン30が介装される。
除塵ボックス23の前側の開口が吸気口とされ、吸引ファン30が作動すると、吸気口から吸い込まれた空気が除塵ボックス23内を通って、吸引ダクト32から集塵ボックス31に流れ込む。除塵ボックス23内に発生した風によって、フィルタ8から除去された塵埃が集塵ボックス31まで運ばれ、塵埃が集塵ボックス31に収集される。
移動部22は、同一高さにある2つのフィルタ8の一方を移動させて除塵部20に導く。除塵ボックス23の通過口26は、フィルタ8よりも一段高い位置にある。移動部22は、フィルタ8を持ち上げる平行移動機構と、フィルタ8を左右方向に移動させて除塵ボックス23を通過させる搬送機構とを有する。左右の通過口26を結ぶラインが、フィルタ8の移動する搬送ラインとされる。
平行移動機構は、フィルタ8を収容した枠体15を昇降させることにより、フィルタ8を除塵ボックス23に対して平行移動させる。すなわち、左右いずれか一方のフィルタ8は、除塵ボックス23の通過口26と同じ高さまで上昇し、搬送ラインに沿って除塵ボックス23内を通過可能となる。他方のフィルタ8は、低い位置に留まっている。平行移動機構は、左右のフィルタ8に対して設けられ、一方のフィルタ8の清掃が終了すると、他方のフィルタ8が移動される。
平行移動機構として、図5に示すように、平行リンク機構が利用される。平行移動機構は、左右方向に配された回動軸40および従動軸41、回動軸40および従動軸41に取り付けられたカムとしてのローラ42付きのアーム43、左右のアーム43を連結するリンク44、回動軸40を回転させる昇降モータ(図示せず)から構成される。
回動軸40および従動軸41は、前後方向に平行な方向に配され、キャビネット1に回転自在に支持される。アーム43は、回動軸40あるいは従動軸41と一体的に回動可能とされ、前後左右に設けられる。アーム43の一端にローラ42が回転自在に取り付けられ、他端にリンク44が回転自在に取り付けられる。リンク44は、左右方向に沿って配され、前後一対に設けられる。昇降モータは、回動軸40の後端に接続される。
左右のローラ42は、通常時、枠体15から離れている。昇降モータが駆動すると、回動軸40が反時計周りに回転して、アーム43も回動する。リンク44により、左右のアーム43が連動して起き上がる。左右のローラ42が上昇して、枠体15に当接し、アーム43の回転に伴って枠体15が持ち上げられる。フィルタ8が搬送ラインまで上昇すると、昇降モータは停止し、枠体15は、前後左右のアーム43によって、この高さで保持される。なお、昇降モータは、左右のフィルタ8に対してそれぞれ設けられ、フィルタ清掃時にいずれか一方の昇降モータが駆動される。
搬送機構は、枠体15のラック13に噛み合う駆動ギア14および搬送モータ50から構成される。駆動ギア14は、除塵ボックス23の左右両側かつ前後一対に設けられる。前後の駆動ギア14は、回転軸51に取り付けられる。回転軸51は、除塵ボックス23に回転自在に支持され、回転軸51の後端に搬送モータ50が接続される。搬送モータ50は、左右の回転軸51に対してそれぞれ設けられ、2つの搬送モータ50は同期して駆動される。
枠体15の中央側の端部に、切欠52が形成される。切欠52は、前後にも形成され、駆動ギア14が進入可能とされる。枠体15が持ち上げられたとき、切欠52に駆動ギア14が入り込み、フィルタ8のラック13と噛み合う。搬送モータ50が駆動されると、駆動ギア14が回転して、フィルタ8が左右方向に移動する。搬送モータ50は、正逆回転可能とされ、フィルタ8が左右方向に往復移動する。
ここで、除塵ボックス23内の複数の清掃ブラシ24,25は、図5に示すように、搬送ラインを挟んで上下に設けられ、各清掃ブラシ24,25は、前後方向沿って配される。搬送ラインの上側に1つの清掃ブラシ24が配され、搬送ラインの下側に2つの清掃ブラシ25が配される。下側の清掃ブラシ25は、上側の清掃ブラシ24を挟んで左右両側に配置される。下側の清掃ブラシ25は、通過口26から除塵ボックス23内に入ってきたフィルタ8に上側の清掃ブラシ24よりも先に接触する。
上側の清掃ブラシ24と下側の清掃ブラシ25とは、ブラシの種類が異なる。フィルタ8の表面に接触する上側の清掃ブラシ24は、多くの塵埃を除去しなければならないので、掻き取り力のあるゴム製のブレード55を有するブラシが用いられる。上側の清掃ブラシ24は、支持軸56に複数のブレード55が螺旋状に巻き付けられて形成される。フィルタ8の裏面に接触する下側の清掃ブラシ25には、フィルタ8の目に詰まった塵埃を取り除くことを目的とし、目の細かいブラシとして、ブラシ毛57を有するブラシが用いられる。下側の清掃ブラシ25は、支持軸56にブラシ毛57の複数の列が螺旋状に植え込まれて形成される。
各清掃ブラシ24,25の支持軸56の後端が除塵ボックス23に回転自在に支持される。各支持軸56の前端には、ギアが取り付けられている。上側の清掃ブラシ24のギアは、下側の一方の清掃ブラシ25のギアと直接噛み合わされる。下側の左右の清掃ブラシ25のギアは、中間ギアを介して接続される。そして、3つの支持軸56の1つに清掃モータ58が接続される。
清掃モータ58の駆動により、下側の各清掃ブラシ25は、同じ方向に回転し、上側の清掃ブラシ24は、逆方向に回転する。また、清掃モータ58は、正逆回転可能とされ、フィルタ8の移動方向に応じて回転駆動される。すなわち、搬送ライン上において、フィルタ8の移動方向と上下の清掃ブラシ24,25の回転方向とは同じ方向を向くように、各清掃ブラシ24,25は回転される。例えば、フィルタ8が右から左に移動するとき、上側の清掃ブラシ24は時計回りに回転し、下側の清掃ブラシ25は反時計回りに回転する。このように回転制御することにより、清掃ブラシ24,25の回転力がフィルタ8に加わり、フィルタ8はよりスムーズに搬送される。したがって、フィルタ8をすばやく清掃することができ、清掃による冷暖房等の運転の停止時間を短くできる。
なお、搬送ライン上において、フィルタ8の移動方向と上下の清掃ブラシ24,25の回転方向との関係は、目的に応じて設定される。搬送ライン上におけるフィルタ8の移動方向と清掃ブラシ24,25の回転方向とを逆方向を向くように、各清掃ブラシ24,25の回転を制御してもよい。例えば、フィルタ8が右から左に移動するとき、上側の清掃ブラシ24は反時計回りに回転し、下側の清掃ブラシ25は時計回りに回転する。これにより、フィルタ8と上側の清掃ブラシ24および下側の清掃ブラシ25との相対速度が増し、塵埃がフィルタ8から離脱しやすくなる。したがって、フィルタ8に対する清掃能力を高めることができる。
また、搬送ライン上におけるフィルタ8の移動方向と上側の清掃ブラシ24の回転方向とを逆方向を向くように、かつフィルタ8の移動方向と下側の清掃ブラシ25の回転方向とを同じ方向を向くように、各清掃ブラシ24,25の回転を制御してもよい。例えば、フィルタ8が右から左に移動するとき、上側の清掃ブラシ24は反時計回りに回転し、下側の清掃ブラシ25も反時計回りに回転する。すなわち、上下の清掃ブラシ24,25の回転方向は同じ方向となっている。これにより、下側の清掃ブラシ25の回転力がフィルタ8に加わり、フィルタ8は搬送されやすくなるとともに、フィルタ8と上側の清掃ブラシ24との相対速度が増し、塵埃がフィルタ8から離脱しやすくなる。したがって、清掃時間の短縮および清掃能力の向上の両立を図れる。
また、搬送ライン上におけるフィルタ8の移動方向と上側の清掃ブラシ24の回転方向とを同じ方向を向くように、かつフィルタ8の移動方向と下側の清掃ブラシ25の回転方向とを逆方向を向くように、各清掃ブラシ24,25の回転を制御してもよい。例えば、フィルタ8が右から左に移動するとき、上側の清掃ブラシ24は時計回りに回転し、下側の清掃ブラシ25も時計回りに回転する。すなわち、上下の清掃ブラシ24,25の回転方向は同じ方向となっている。これにより、上側の清掃ブラシ25の回転力がフィルタ8に加わり、フィルタ8は搬送されやすくなるとともに、フィルタ8と下側の清掃ブラシ24との相対速度が増し、塵埃がフィルタ8から離脱しやすくなる。したがって、清掃時間の短縮および清掃能力の向上の両立を図れる。
そして、本空気調和機は、冷暖房等の運転を制御する制御装置を備えている。CPU等を有する制御装置は、運転モードに応じて冷凍サイクルを制御するとともに送風機6の駆動やパネル7の開閉を制御する。また、制御装置は、フィルタ清掃装置を制御して、フィルタ清掃運転を実行する。制御装置は、運転の累積時間が所定時間に達したとき、光センサ等のフィルタの汚れを検出する検出センサによってフィルタの汚れ度合いが規定値を超えたとき、あるいはユーザがフィルタ清掃ボタンの操作を行ったときに、吸引ファン30、清掃モータ58、昇降モータおよび搬送モータ50を駆動制御して、フィルタ清掃運転を行う。なお、清掃ブラシ24,25の回転方向は、予め標準設定されているが、ユーザの操作によって設定を変更することは可能である。
フィルタ清掃運転が開始されると、制御装置は、まず左右いずれか一方のフィルタ8を移動させる。昇降モータが駆動され、アーム43が回動して、枠体15が持ち上げられる。フィルタ8が搬送ラインの高さまで上昇すると、フィルタ8のラック13と駆動ギア14とが噛み合う。搬送モータ50が駆動されるとともに、清掃モータ58および吸引ファン30が駆動される。フィルタ8は、左右方向に移動し、除塵ボックス23に対向する側面の開口を通って、除塵ボックス23に向かう。
フィルタ8が通過口26を通って除塵ボックス23の中に入ると、下側の清掃ブラシ25がフィルタ8の裏面に当たる。フィルタ8の目に詰まっている塵埃が表面側に押し上げられる。さらにフィルタ8が移動すると、上側の清掃ブラシ24がフィルタ8の表面に当たる。押し上げられた塵埃がフィルタ8の表面側に付着した塵埃とともに掻き取られ、フィルタ8から塵埃が除去される。除塵ボックス23内に舞い上がった塵埃は、吸引ファン30の吸引によって生じた風に吹き流され、吸引ダクト32を通じて集塵ボックス31に収集される。このように、フィルタ8に塵埃が目詰まりすることなく、フィルタ8から塵埃を確実に除去できる。
清掃されたフィルタ8が、反対側の通過口26から出て除塵ボックス23を通り抜ける。フィルタ8は、他方の枠体15上をスライドしていく。フィルタ8が折り返し位置に到達すると、搬送モータ50が逆方向に回転され、フィルタ8は逆方向に移動する。
フィルタ8は、再び除塵ボックス23を通過して、枠体15に戻される。このとき、清掃ブラシ24,25は、行きのときとは逆方向に回転される。フィルタ8が除塵部20に対して往復移動することにより、フィルタ8を2回清掃することができ、付着した塵埃をきれいに除去することができる。
フィルタ8が枠体15に収容されると、昇降モータが駆動され、アーム43が逆方向に回動し、枠体15が下降する。これと同時に、他方の昇降モータが駆動され、他方の枠体15が持ち上げられる。この後、同様に、他方のフィルタ8が往復移動され、フィルタ8の清掃が行われる。
フィルタ8を搬送しながら清掃するフィルタ清掃運転時において、移動するフィルタ8に対して、複数の清掃ブラシ24,25が異なる位置で接触する。そのため、従来のようにフィルタ8が両側から挟み付けられて、フィルタ8の移動を妨げるといったことをなくせる。フィルタ8の移動に対する抵抗が少なくなり、フィルタ8をスムーズに移動させることができる。したがって、フィルタ8は一定のスピードで移動するので、清掃ブラシ24,25による塵埃の除去にむらが生じることはなく、フィルタ8を満遍なく清掃することができる。
清掃ブラシの他の形態として、図6に示すように、毛ブラシを用いる。下側の清掃ブラシが毛ブラシ60とされ、除塵ボックス23に固定される。上側の清掃ブラシ24は、上記のブラシと同じであり、毛ブラシ60は、上側の清掃ブラシ24を挟んで左右両側に配置される。その他の構成は、上記のものと同じである。
上記の実施形態では、フィルタ8が2つであるが、フィルタ8が1つの場合、図7に示すように、フィルタ8は、除塵ボックス23に一側から入ってくる。下側の清掃ブラシ25は、上側の清掃ブラシ24よりもフィルタ8の移動方向において上流側に配置される。下側の清掃ブラシ25を左右方向に移動可能としてもよい。フィルタ8の進入に応じて清掃ブラシ25は移動する。フィルタ8が左右いずれの方向から進入してみても、清掃ブラシ25を常に移動方向の上流側に位置させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記のフィルタ清掃装置は、空気調和機以外の加湿機、除湿機、空気清浄機、ファンヒータといった空気調節装置に搭載してもよい。
フィルタと除塵部とを相対的に移動させてもよい。すなわち、上記では、フィルタが移動するが、除塵部を移動可能とし、フィルタに対して除塵部が移動する。この場合でも、清掃ブラシの配置は上記と同じである。また、上側の清掃ブラシは複数であってもよく、上側の清掃ブラシと下側の清掃ブラシとは、上下に重ならないようにずれて配置される。
清掃ブラシは、上下とも回転しない方式のブラシであってもよい。上下とも毛ブラシ、あるいは上側が固定ブレード、下側が毛ブラシといった様々な組み合わせとしてもよい。また、下側が回転ブラシ、上側が固定ブレードであってもよい。
本発明の空気調和機の室内ユニットの斜視図 室内ユニットの内部の概略構成を示す断面図 フィルタ清掃装置の斜視図 フィルタの斜視図 フィルタ清掃装置の正面図 他の形態の清掃ブラシを備えた除塵ボックスを示す図 フィルタが1つの場合に対応するフィルタ清掃装置の正面図
符号の説明
1 キャビネット
2 吸込口
8 フィルタ
13 ラック
14 駆動ギア
15 枠体
20 除塵部
21 集塵部
22 移動部
24 清掃ブラシ
25 清掃ブラシ
50 搬送モータ
55 ブレード
56 支持軸
57 ブラシ毛
58 清掃モータ

Claims (5)

  1. 通り抜ける空気から塵埃を捕集するフィルタを清掃するフィルタ清掃装置であって、内部を通過するフィルタから塵埃を除去するための除塵部を備え、除塵部に、複数の清掃ブラシが、通過するフィルタを挟んで対向して設けられ、各清掃ブラシは、フィルタの移動方向に対してずれて配置されたことを特徴とするフィルタ清掃装置。
  2. フィルタの表面から裏面に空気が通り抜けるとき、フィルタの裏面に接触する清掃ブラシは、表面に接触する清掃ブラシよりもフィルタの移動方向の上流側に位置することを特徴とする請求項1記載のフィルタ清掃装置。
  3. 裏面側の清掃ブラシが、フィルタの移動方向に沿って表面側の清掃ブラシを挟んで両側に配置されたことを特徴とする請求項2記載のフィルタ清掃装置。
  4. 裏面側の清掃ブラシと表面側の清掃ブラシとは異なる種類のブラシとされたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィルタ清掃装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のフィルタ清掃装置を搭載したことを特徴とする空気調節装置。
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