JP2010127494A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】沸き上げ温度に応じて圧縮機の回転数を制御するヒートポンプ式給湯機において、流量センサなしで目標加熱能力を維持する。
【解決手段】高圧側の冷媒圧力Tciと吐出冷媒温度Tciおよび出口冷媒温度Tcoと比エンタルピーのデータテーブルから水熱交換器15の冷媒入口出口の比エンタルピーの変化量を求め、吸入冷媒温度Teoと入口冷媒温度Teoと冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度ρを求め、圧縮機14の押しのけ量Vと圧縮機15の回転数と吸入冷媒密度ρから冷媒の質量流量Mを求め、比エンタルピーの変化量と冷媒の質量流量Mと水熱交換器15の熱交換効率ηの値とを乗算して加熱能力Wを算出し、この算出加熱能力Wと所定の目標加熱能力Wsとが近づく方向へ循環ポンプ19の目標回転数Npsを補正するようにした。
【選択図】図6
【解決手段】高圧側の冷媒圧力Tciと吐出冷媒温度Tciおよび出口冷媒温度Tcoと比エンタルピーのデータテーブルから水熱交換器15の冷媒入口出口の比エンタルピーの変化量を求め、吸入冷媒温度Teoと入口冷媒温度Teoと冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度ρを求め、圧縮機14の押しのけ量Vと圧縮機15の回転数と吸入冷媒密度ρから冷媒の質量流量Mを求め、比エンタルピーの変化量と冷媒の質量流量Mと水熱交換器15の熱交換効率ηの値とを乗算して加熱能力Wを算出し、この算出加熱能力Wと所定の目標加熱能力Wsとが近づく方向へ循環ポンプ19の目標回転数Npsを補正するようにした。
【選択図】図6
Description
本発明は、ヒートポンプ式給湯機に関するものである。
従来より、この種のヒートポンプ式給湯機では、湯水を貯湯する貯湯タンクと給湯機能部品等が収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続したヒートポンプユニットと、水熱交換器の水側と貯湯タンクとを循環ポンプと流量センサを介して水が循環可能に接続した循環回路を備えたものであった。
そして、沸き上げる水の入水温度と目標沸き上げ温度と定格加熱能力から水の目標循環流量を演算し、流量センサで検出する流量が目標循環流量となるように循環ポンプの回転数を制御し、圧縮機からの吐出冷媒温度が目標吐出冷媒温度となるように膨張弁の開度を制御し、水熱交換器の出口湯温が目標沸き上げ温度となるように圧縮機の回転数を増減制御するようにして沸き上げ運転を行うようにしていたものであった。(特許文献1)
特開2007−327725
ところで、この従来のものでは、コストダウンのために流量センサを廃止した場合には循環ポンプの回転数を固定することで沸き上げ運転を実行可能となるが、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットの間の配管長や高低差の違いによって流通抵抗が設置現場個々に相違して流量が変わるため、設置条件が変わると循環ポンプの回転数を固定しただけでは目標の定格加熱能力を維持することができないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1では、湯水を貯湯する貯湯タンクが収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続し高圧側で超臨界状態となるヒートポンプサイクルを有したヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクと前記水熱交換器を循環ポンプを有した循環回路で水が循環可能に接続したヒートポンプ式給湯機において、前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口冷媒温度を検出する水熱交出口冷媒温度センサと、高圧側の冷媒圧力を検出する圧力センサと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度を検出する空気熱交入口冷媒温度センサと、前記圧縮機の吸入冷媒温度を検出する吸入冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口湯温を検出する沸き上げ温度センサと、前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度が所定の目標吐出温度となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が所定の目標沸き上げ温度となるように前記圧縮機の回転数を制御し、前記循環ポンプが所定の目標回転数となるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、高圧側の冷媒圧力と冷媒温度に応じた比エンタルピーのデータテーブルと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吸入冷媒温度に応じた冷媒密度のデータテーブルと、前記圧縮機の一回転当たりの冷媒の押しのけ量と、前記水熱交換器の熱交換効率とが予め記憶され、前記圧力センサで検出する冷媒圧力と前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度および前記水熱交出口冷媒温度センサで検出する出口冷媒温度と前記比エンタルピーのデータテーブルから前記水熱交換器の冷媒入口出口の比エンタルピーの変化量を求め、前記吸入冷媒温度センサで検出する吸入冷媒温度と前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度を求め、前記圧縮機の押しのけ量と前記圧縮機の回転数と前記吸入冷媒密度から冷媒の質量流量を求め、前記比エンタルピーの変化量と前記冷媒の質量流量と前記水熱交換器の熱交換効率の値とを乗算して加熱能力を算出し、この算出加熱能力と所定の目標加熱能力とが近づく方向へ前記循環ポンプの目標回転数を補正するようにした。
また、請求項2では、湯水を貯湯する貯湯タンクが収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続し高圧側で超臨界状態となるヒートポンプサイクルを有したヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクと前記水熱交換器を循環ポンプを有した循環回路で水が循環可能に接続したヒートポンプ式給湯機において、前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口冷媒温度を検出する水熱交出口冷媒温度センサと、高圧側の冷媒圧力を検出する圧力センサと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度を検出する空気熱交入口冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口湯温を検出する沸き上げ温度センサと、前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度が所定の目標吐出温度となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が所定の目標沸き上げ温度となるように前記圧縮機の回転数を制御し、前記循環ポンプが所定の目標回転数となるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、高圧側の冷媒圧力と冷媒温度に応じた比エンタルピーのデータテーブルと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吸入冷媒温度に応じた冷媒密度のデータテーブルと、前記圧縮機の一回転当たりの冷媒の押しのけ量と、前記水熱交換器の熱交換効率と、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吐出冷媒温度に応じた前記圧縮機の吸入冷媒温度のデータテーブルとが予め記憶され、前記圧力センサで検出する冷媒圧力と前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度および前記水熱交出口冷媒温度センサで検出する出口冷媒温度と前記比エンタルピーのデータテーブルから前記水熱交換器の冷媒入口出口の比エンタルピーの変化量を求め、前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度と前記吸入冷媒温度のデータテーブルから吸入冷媒温度を求め、この吸入冷媒温度と前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度を求め、前記圧縮機の押しのけ量と前記圧縮機の回転数と前記吸入冷媒密度から冷媒の質量流量を求め、前記比エンタルピーの変化量と前記冷媒の質量流量と前記水熱交換器の熱交換効率の値とを乗算して加熱能力を算出し、この算出加熱能力と所定の目標加熱能力とが近づく方向へ前記循環ポンプの目標回転数を補正するようにした。
また、請求項3では、湯水を貯湯する貯湯タンクが収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続し高圧側で超臨界状態となるヒートポンプサイクルを有したヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクと前記水熱交換器を循環ポンプを有した循環回路で水が循環可能に接続したヒートポンプ式給湯機において、前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口冷媒温度を検出する水熱交出口冷媒温度センサと、高圧側の冷媒圧力を検出する圧力センサと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度を検出する空気熱交入口冷媒温度センサと、前記圧縮機の吸入冷媒温度を検出する吸入冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口湯温を検出する沸き上げ温度センサと、前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度が所定の目標吐出温度となるように前記膨張弁の開度を制御するか前記圧力センサで検出する冷媒圧力が所定の目標圧力となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が所定の目標沸き上げ温度となるように前記圧縮機の回転数を制御し、前記循環ポンプが所定の目標回転数となるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、複数の圧力毎の高圧側の冷媒の定圧比熱と温度の関係式と、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吸入冷媒温度に応じた冷媒密度のデータテーブルと、前記圧縮機の一回転当たりの冷媒の押しのけ量と、前記水熱交換器の熱交換効率とが予め記憶され、前記圧力センサで検出した冷媒圧力で前記定圧比熱と温度の関係式を選択し、選択した前記定圧比熱と温度の関係式を前記水熱交出口冷媒温度センサで検出する出口冷媒温度から前記吐出温度センサで検出する吐出冷媒温度まで積分して比エンタルピーの変化量を求め、前記吸入冷媒温度センサで検出する吸入冷媒温度と前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度を求め、前記圧縮機の押しのけ量と前記圧縮機の回転数と前記吸入冷媒密度から冷媒の質量流量を求め、前記比エンタルピーの変化量と前記冷媒の質量流量と前記水熱交換器の熱交換効率の値とを乗算して加熱能力を算出し、この算出加熱能力と所定の目標加熱能力とが近づく方向へ前記循環ポンプの目標回転数を補正するようにした。
また、請求項4では、湯水を貯湯する貯湯タンクが収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続し高圧側で超臨界状態となるヒートポンプサイクルを有したヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクと前記水熱交換器を循環ポンプを有した循環回路で水が循環可能に接続したヒートポンプ式給湯機において、前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口冷媒温度を検出する水熱交出口冷媒温度センサと、高圧側の冷媒圧力を検出する圧力センサと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度を検出する空気熱交入口冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口湯温を検出する沸き上げ温度センサと、前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度が所定の目標吐出温度となるように前記膨張弁の開度を制御するか前記圧力センサで検出する冷媒圧力が所定の目標圧力となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が所定の目標沸き上げ温度となるように前記圧縮機の回転数を制御し、前記循環ポンプが所定の目標回転数となるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、複数の圧力毎の高圧側の冷媒の定圧比熱と温度の関係式と、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吸入冷媒温度に応じた冷媒密度のデータテーブルと、前記圧縮機の一回転当たりの冷媒の押しのけ量と、前記水熱交換器の熱交換効率と、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吐出冷媒温度に応じた前記圧縮機の吸入冷媒温度のデータテーブルとが予め記憶され、前記圧力センサで検出した冷媒圧力で前記定圧比熱と温度の関係式を選択し、選択した前記定圧比熱と温度の関係式を前記水熱交出口冷媒温度センサで検出する出口冷媒温度から前記吐出温度センサで検出する吐出冷媒温度まで積分して比エンタルピーの変化量を求め、前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度と前記吸入冷媒温度のデータテーブルから吸入冷媒温度を求め、この吸入冷媒温度と前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度を求め、前記圧縮機の押しのけ量と前記圧縮機の回転数と前記吸入冷媒密度から冷媒の質量流量を求め、前記比エンタルピーの変化量と前記冷媒の質量流量と前記水熱交換器の熱交換効率の値とを乗算して加熱能力を算出し、この算出加熱能力と所定の目標加熱能力とが近づく方向へ前記循環ポンプの目標回転数を補正するようにした。
また、請求項5では、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯機において、前記循環ポンプの所定の目標回転数は、前記所定の目標加熱能力を前記所定の目標沸き上げ温度と前記水熱交換器に流入する入水温度の温度差で除して求めた目標流量に基づいて決定するようにした。
また、請求項6では、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯機において、前記算出加熱能力が所定の目標加熱能力よりも低いときは、前記循環ポンプの目標回転数を増加する方向へ補正するようにした。
また、請求項7では、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯機において、前記算出加熱能力が所定の目標加熱能力よりも高いときは、前記循環ポンプの目標回転数を減少する方向へ補正するようにした。
このように本発明によれば、流量センサを用いずとも加熱能力を算出でき、循環回路の流通抵抗が変わっても目標の加熱能力で沸き上げることができる。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1実施形態のヒートポンプ式給湯機を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、1は湯水を貯湯する貯湯タンク2を有した貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク2内の湯水を加熱するヒートポンプ式加熱手段、4は前記貯湯タンク2の下部に接続された熱交入水管5および前記貯湯タンク2の上部に接続された熱交出湯管6よりなる循環回路、7は前記貯湯タンク2の下部に接続され貯湯タンク2に水を給水する給水管、8は前記貯湯タンク2の上部に接続され貯湯されている高温水を給湯する給湯管である。
次に、本発明の第1実施形態のヒートポンプ式給湯機を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、1は湯水を貯湯する貯湯タンク2を有した貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク2内の湯水を加熱するヒートポンプ式加熱手段、4は前記貯湯タンク2の下部に接続された熱交入水管5および前記貯湯タンク2の上部に接続された熱交出湯管6よりなる循環回路、7は前記貯湯タンク2の下部に接続され貯湯タンク2に水を給水する給水管、8は前記貯湯タンク2の上部に接続され貯湯されている高温水を給湯する給湯管である。
9は給水管7から分岐された給水バイパス管、10は給湯管8からの湯と給水バイパス管9からの水を混合して給湯設定温度の湯とする混合弁、11は混合弁10で混合後の給湯温度を検出する給湯温度センサ、12は貯湯タンク2の側面上下にわたり複数設けられ、貯湯タンク2内の湯の温度を検出する貯湯温度センサ、13は前記貯湯タンクユニット1内の各センサの出力を受けて各機器の作動を制御する貯湯制御手段である。
前記ヒートポンプ式加熱手段3は、冷媒を圧縮する圧縮機14と、高温高圧の冷媒と貯湯タンク2内の湯水とを熱交換する水熱交換器15と、水熱交換器15通過後の冷媒を減圧させる減圧器としての膨張弁16と、膨張弁16からの低温低圧の冷媒を蒸発させる蒸発器としての空気熱交換器17とを冷媒配管で環状に接続したヒートポンプサイクル18と、水熱交換器15の水側の循環回路4途中に設けられて貯湯タンク2の湯水を循環させる循環ポンプ19とから構成されている。このヒートポンプサイクル18には、二酸化炭素冷媒が充填され、高圧側で超臨界状態となるようにされている。
20は圧縮機14と水熱交換器15との間に設けられ、吐出冷媒温度Tci[℃]を検出する吐出冷媒温度センサ、21は水熱交換器15と膨張弁16との間に設けられ、冷媒の水熱交換器15から流出する出口冷媒温度Tco[℃]を検出する水熱交出口冷媒温度センサ、22は空気熱交換器17の空気入口側に設けられ、外気温度Ta[℃]を検出する外気温度センサ、23は膨張弁16と空気熱交換器17との間に設けられ、空気熱交換器17へ流入する入口冷媒温度Tei[℃]を検出する空気熱交入口冷媒温度センサ、24は空気熱交換器17の冷媒出口側に設けられ、空気熱交換器17から流出して圧縮機14に吸入される吸入冷媒温度Teo[℃]を検出する吸入冷媒温度センサ、25は水熱交換器15の水側の入水温度Twi[℃]を検出する入水温度センサ、26は水熱交換器15の水側の沸き上げ温度Two[℃]を検出する沸き上げ温度センサ、27はヒートポンプサイクル18の高圧側の冷媒圧力Ph[MPa]を検出する圧力センサである。
28は前記ヒートポンプユニット3内の各センサの出力を受けて各機器の作動を制御する加熱制御手段で、貯湯制御手段13と通信可能に接続され、貯湯制御手段13と連携してヒートポンプ式給湯機を制御する制御装置を構成しているものである。
そして、この加熱制御手段28には、図2、3に示す冷媒水熱交15の入口側と出口側の冷媒圧力と冷媒温度に応じた比エンタルピー[kJ/kg]のデータテーブル、図4に示す圧縮機14の吸入圧力Pl[MPa]と圧縮機14の吸入冷媒温度による冷媒密度ρ[g/cm3]のデータテーブル、圧縮機14の一回転当たりの冷媒押しのけ量[cm3]の値、水熱交換器15の熱交換効率の値(冷媒の配管等でのロスを含む)、予め定められた所定範囲の循環流量F[l/min]を標準施工状態で流すのに必要な循環ポンプ19の回転数Np[rpm]の関係(式またはデータテーブル)が記憶されていると共に、制御に必要な演算式が記憶されている。
次に、この第1実施形態の作動について説明する。
給湯を行う際は、ユーザーが蛇口(図示せず)を開くと、貯湯タンク2の下部の給水管7から市水が流入し、貯湯タンク2上部から深夜時間帯に沸き上げられて貯湯されている高温の湯が給湯管8へ出湯される。そして、給湯管8からの高温の湯と給水バイパス管9からの市水とが混合弁10で混合される。このとき、給湯温度センサ11で検出する混合後の給湯温度がリモートコントローラ(図示せず)等で設定された給湯設定温度になるように混合弁10の混合比率が調整され、給湯設定温度の湯が蛇口から給湯される。
給湯を行う際は、ユーザーが蛇口(図示せず)を開くと、貯湯タンク2の下部の給水管7から市水が流入し、貯湯タンク2上部から深夜時間帯に沸き上げられて貯湯されている高温の湯が給湯管8へ出湯される。そして、給湯管8からの高温の湯と給水バイパス管9からの市水とが混合弁10で混合される。このとき、給湯温度センサ11で検出する混合後の給湯温度がリモートコントローラ(図示せず)等で設定された給湯設定温度になるように混合弁10の混合比率が調整され、給湯設定温度の湯が蛇口から給湯される。
深夜時間帯となると、貯湯制御手段13は貯湯タンク2内の湯水が所定の目標沸き上げ温度Tws[℃]になるように沸き上げ運転を開始するよう加熱制御手段28へ沸き上げ開始命令を指示する。ここで、前記所定の目標沸き上げ温度Twsは、過去の給湯量の最大値や平均値等の給湯実績から翌日の給湯量の予測量を確保できるように貯湯制御手段13によって算出されるもので、65℃から90℃の範囲で決定されるものである。
目標沸き上げ温度Twsが決定されると、加熱制御手段28は、貯湯温度センサ12のうち最下方にある貯湯温度センサ12で検出する被加熱水温度Tti[℃]を所定の目標加熱能力Ws[kW]で目標沸き上げ温度Twsに沸き上げるのに必要な目標循環流量Fs[l/min]を予め記憶された次式(1)により求める(図6のステップS1)。
Fs=Ws/(Tws−Tti) ・・・式(1)
Fs:目標循環流量
Ws:目標加熱能力
Tws:目標沸き上げ温度
Tti:被加熱水温度
(式中には単位換算の定数を省略)
Fs:目標循環流量
Ws:目標加熱能力
Tws:目標沸き上げ温度
Tti:被加熱水温度
(式中には単位換算の定数を省略)
そして、予め記憶されたある範囲の循環流量Fを標準施工状態で流すのに必要な循環ポンプ19の回転数Npの関係(式またはデータテーブル)から、求められた目標循環流量Fsに対応する循環ポンプ19の目標回転数Nps[rpm]を求める(ステップS2)。ここで、標準施工状態とは、貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3とを同一高さに配置し、規定の長さの規定の種類の配管で貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3を接続した状態を指す。
そして、加熱制御手段28は、圧縮機14と循環ポンプ19を駆動開始すると共に、目標沸き上げ温度Tws+一定値を目標吐出温度Tcs[℃]として設定し、吐出冷媒温度センサ20で検出する吐出冷媒温度Tciが目標吐出温度Tcsになるように膨張弁16の開度を制御する。そして、循環ポンプ19の回転数Npが目標回転数Npsになるように制御すると同時に、沸き上げ温度センサ24で検出する水熱交換器15で加熱された沸き上げ温度Twoが目標沸き上げ温度Twsとなるように圧縮機14の回転数Nc[rpm]をフィードバックして増減制御する。
そして、加熱制御手段28は、圧縮機14の回転数Ncと膨張弁16の開度が所定の幅以内で変動することを確認してヒートポンプサイクル18の状態が安定したと判断した後に、実際に出力されている加熱能力W[kW]を算出するようにしており、この算出方法を以下に説明する。
まず、圧力センサ27で検出する高圧側の冷媒圧力Phと吐出冷媒温度センサ20で検出する吐出冷媒温度Tciに基づき前記比エンタルピーのデータテーブル(図2)から水熱交入口比エンタルピーhi[kJ/kg]を決定する(ステップS3)。
また、圧力センサ27で検出する高圧側の冷媒圧力Phと水熱交出口冷媒温度センサ21で検出する出口冷媒温度Tcoに基づき前記比エンタルピーのデータテーブル(図3)から水熱交出口比エンタルピーho[kJ/kg]を決定する(ステップS4)。
次に、吸入冷媒温度センサ24で検出する吸入冷媒温度Teoと空気熱交入口冷媒温度センサ23で検出する入口冷媒温度Teiに基づいて前記冷媒密度のデータテーブル(図4)から圧縮機14の吸入側の冷媒密度ρを決定する(ステップS5)。本来、冷媒密度ρは冷媒圧力と冷媒温度に基づいて決定されるものであるが、図5のp−h線図に示すように、吸入側の圧力は二相領域において冷媒温度に比例し、このヒートポンプサイクル18では膨張弁16での減圧後はこの二相状態となるため、吸入側の圧力の代わりに空気熱交換器17の入口冷媒温度Teiを用いることもでき、吸入圧力Plを検出する圧力センサを用いずとも吸入圧力を推定することが可能である。なお、図4の圧力値の下に代替できる入口冷媒温度を示す。
そして、加熱制御手段28は、圧縮機14の回転数Ncの検出値または指示回転数と、冷媒押しのけ量と、前のステップS5で求めた冷媒密度ρを用い、予め記憶された次式(2)によって冷媒の質量流量M[g/min]を算出する(ステップS6)。
M=V・Nc・ρ ・・・式(2)
M:質量流量
V:圧縮機一回転当たりの冷媒押しのけ量
Nc:圧縮機の回転数
ρ:冷媒密度
(式中には単位換算の定数を省略)
M:質量流量
V:圧縮機一回転当たりの冷媒押しのけ量
Nc:圧縮機の回転数
ρ:冷媒密度
(式中には単位換算の定数を省略)
そして、水熱交入口比エンタルピーhiと、水熱交出口比エンタルピーhoと、質量流量Mと、水熱交換器15の熱交換効率ηとを用い、予め記憶された次式(3)によって実際に出力されている加熱能力Wを算出する(ステップS7)。
W=(hi−ho)・M・η ・・・式(3)
W:加熱能力
hi:水熱交入口比エンタルピー
ho:水熱交出口比エンタルピー
M:質量流量
η:水熱交換器の熱交換効率
(式中には単位換算の定数を省略)
W:加熱能力
hi:水熱交入口比エンタルピー
ho:水熱交出口比エンタルピー
M:質量流量
η:水熱交換器の熱交換効率
(式中には単位換算の定数を省略)
次に、式(3)で算出した加熱能力Wが目標加熱能力Wsよりも一定値α以上低いかどうかを判断する(ステップS8)。加熱能力Wが一定値α以上低い場合は、水熱交換器15の水側の流量が目標循環流量Fsよりも低い状態であるため、循環ポンプ19の目標回転数Npsを増加するように補正する(ステップS9)。ここでは、目標回転数Npsを10%増加させる補正を行う。
また、式(3)で算出した加熱能力Wが目標加熱能力Wsよりも一定値α以上高い場合は(ステップS10でYes)、水熱交換器15の水側の流量が目標循環流量Fsよりも高い状態であるため、循環ポンプ19の目標回転数Npsを減少するように補正する(ステップS11)。ここでは、目標回転数Npsを10%減少させる補正を行う。
ここで、前記一定値αは、加熱能力Wを算出する際の各センサの検出する値の測定誤差やデータテーブルで決定される値の精度を考慮し、さらに目標加熱能力Wsと加熱能力Wが多少ずれることを許容するための一定値である。
このように、貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3との間の流通抵抗が標準の状態と較べて大きい場合(配管長が長い、あるいは高低差が大きい場合)は、固定の回転数では流量が減少して目標加熱能力Wsよりも低い加熱能力Wが算出されるが、これを検出して循環ポンプ19の目標回転数Npsを増加させる補正を行い、貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3との間の流通抵抗が標準の状態と較べて小さい場合(配管長が短い場合)は、固定の回転数では流量が増加して目標加熱能力Wsよりも高い加熱能力Wが算出されるが、これを検出して循環ポンプ19の目標回転数Npsを減少させる補正を行うため、目標加熱能力Wsを出力することが可能となる。
そして、沸き上げ運転が進行していくと、貯湯タンク2の下部の水がヒートポンプユニット3へ循環され、貯湯タンク2の上部から目標沸き上げ温度Tsetに加熱された湯が積層状態に貯湯されていく。貯湯タンク2内に必要な湯量が沸き上げられたことを貯湯温度センサ12で検出するか、ヒートポンプユニット3の入水温度センサ25で検出する入水温度Twiが沸き上げし難い所定の高温度以上を検出するか、あるいは電力料金単価の安い深夜時間帯が終了した時点で、貯湯制御手段13は沸き上げ運転を停止するべく加熱制御手段28に停止指示を出し、加熱制御手段28は圧縮機14と循環ポンプ19の運転を停止して、沸き上げ運転を終了する。
次回沸き上げ運転を行う際は、算出された目標循環流量Fsに応じた目標回転数Npsに前記ステップS9または前記ステップS11での補正値を加えて目標回転数Npsとして設定し直して沸き上げ運転を行う。
このようにして、次回の沸き上げ運転においては、補正された目標回転数Npsで循環ポンプ19を駆動するため、最初から目標加熱能力Wsでの沸き上げ運転が可能となり、予定の時刻に沸き上げるためのピークシフト演算がより正確になり、予定の時刻に沸き上がっていない、または予定の時刻よりも大幅に早く沸き上がってしまう不具合を解消できる。
このように、流量センサを用いずとも加熱能力Wを算出することができるため、流量センサを用いずに目標加熱能力Wsでの沸き上げ運転を行うことが可能となり、また、貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3との間の流通抵抗が設置現場個々に相違するが、算出された加熱能力Wと目標加熱能力Wsとを比較し、その結果によって循環ポンプ19の目標回転数Npsを補正することによって、流通抵抗が異なる場合でも、目標加熱能力Wsを維持することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面に基づいて説明する。この第2実施形態では、実際に出力されている加熱能力W[kW]の算出方法が異なる。なお、前記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について図面に基づいて説明する。この第2実施形態では、実際に出力されている加熱能力W[kW]の算出方法が異なる。なお、前記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
加熱制御手段28は、図7に示す冷媒の高圧側の定圧比熱Cp[kJ/kgK]と冷媒温度の関係が、複数の圧力毎に少なくとも極大値を境とした2本以上の式(近似式あるいは補間式)として記憶され、ここでは、ある冷媒圧力Phでの極大値よりも低温側を関数f(Ph1)、高温側を関数f(Ph2)として表す。なお、低温側の関数f(Ph1)と高温側の関数f(Ph2)をそれぞれ複数に分割した式としてもよいもので、分割することでそれぞれの関数の次数が減らすことが可能となるため、加熱制御手段28のマイコン演算の負荷を減らすことができる。
また、加熱制御手段28は、図4に示す圧縮機14の吸入圧力Pl[MPa]と圧縮機14の吸入冷媒温度による冷媒密度ρ[g/cm3]のデータテーブル、圧縮機14の一回転当たりの冷媒押しのけ量[cm3]の値、水熱交換器15の熱交換効率の値(冷媒の配管等でのロスを含む)、予め定められた所定範囲の循環流量F[l/min]を標準施工状態で流すのに必要な循環ポンプ19の回転数Np[rpm]の関係(式またはデータテーブル)が記憶されていると共に、制御に必要な演算式が記憶されている。
次に、この第2実施形態の作動を説明する。深夜時間帯となると、貯湯制御手段13は貯湯タンク2内の湯水が所定の目標沸き上げ温度Tws[℃]になるように沸き上げ運転を開始するよう加熱制御手段28へ沸き上げ開始命令を指示する。ここで、前記所定の目標沸き上げ温度Twsは、過去の給湯量の最大値や平均値等の給湯実績から翌日の給湯量の予測量を確保できるように貯湯制御手段13によって算出されるもので、65℃から90℃の範囲で決定されるものである。
目標沸き上げ温度Twsが決定されると、加熱制御手段28は、貯湯温度センサ12のうち最下方にある貯湯温度センサ12で検出する被加熱水温度Tti[℃]を所定の目標加熱能力Ws[kW]で目標沸き上げ温度Twsに沸き上げるのに必要な目標循環流量Fs[l/min]を予め記憶された次式(1)により求める(図8のステップS21)。
Fs=Ws/(Tws−Tti) ・・・式(1)
Fs:目標循環流量
Ws:目標加熱能力
Tws:目標沸き上げ温度
Tti:被加熱水温度
(式中には単位換算の定数を省略)
Fs:目標循環流量
Ws:目標加熱能力
Tws:目標沸き上げ温度
Tti:被加熱水温度
(式中には単位換算の定数を省略)
そして、予め記憶されたある範囲の循環流量Fを標準施工状態で流すのに必要な循環ポンプ19の回転数Npの関係(式またはデータテーブル)から、求められた目標循環流量Fsに対応する循環ポンプ19の目標回転数Nps[rpm]を求める(ステップS22)。ここで、標準施工状態とは、貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3とを同一高さに配置し、規定の長さの規定の種類の配管で貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3を接続した状態を指す。
そして、加熱制御手段28は、圧縮機14と循環ポンプ19を駆動開始すると共に、目標沸き上げ温度Tws+一定値を目標吐出温度Tcs[℃]として設定し、吐出冷媒温度センサ20で検出する吐出冷媒温度Tciが目標吐出温度Tcsになるように膨張弁16の開度を制御する。そして、循環ポンプ19の回転数Npが目標回転数Npsになるように制御すると同時に、沸き上げ温度センサ24で検出する水熱交換器15で加熱された沸き上げ温度Twoが目標沸き上げ温度Twsとなるように圧縮機14の回転数Nc[rpm]をフィードバックして増減制御する。
そして、加熱制御手段28は、圧縮機14の回転数Ncと膨張弁16の開度が所定の幅以内で変動することを確認してヒートポンプサイクル18の状態が安定したと判断した後に、実際に出力されている加熱能力W[kW]を算出するようにしており、この算出方法を以下に説明する。
まず、圧力センサ27で検出する高圧側の冷媒圧力Phに応じた定圧比熱Cpと冷媒温度の関係式f(Ph1)、f(Ph2)を選択し(ステップS23)、この選択された関係式f(Ph1)、f(Ph2)を水熱交出口冷媒温度センサ21で検出する出口冷媒温度Tcoから吐出冷媒温度センサ20で検出する吐出冷媒温度Tciまで次の[数1]によって積分し、熱交換前後の冷媒の比エンタルピーの変化量Δh[kJ/kg]を算出する(ステップS24)。ここで、[数1]中のTpは各圧力における定圧比熱Cpと冷媒温度の関係式の定圧比熱Cpの極大値に対応する冷媒温度である。
次に、吸入冷媒温度センサ24で検出する吸入冷媒温度Teoと空気熱交入口冷媒温度センサ23で検出する入口冷媒温度Teiに基づいて前記冷媒密度のデータテーブル(図4)から圧縮機14の吸入側の冷媒密度ρを決定する(ステップS25)。本来、冷媒密度ρは冷媒圧力と冷媒温度に基づいて決定されるものであるが、図5のp−h線図に示すように、吸入側の圧力は二相領域において冷媒温度に比例し、このヒートポンプサイクル18では膨張弁16での減圧後はこの二相状態となるため、吸入側の圧力の代わりに空気熱交換器17の入口冷媒温度Teiを用いることもでき、吸入圧力Plを検出する圧力センサを用いずとも吸入圧力を推定することが可能である。なお、図4の圧力値の下に代替できる入口冷媒温度を示す。
そして、加熱制御手段28は、圧縮機14の回転数Ncの検出値または指示回転数と、冷媒押しのけ量と、前のステップS5で求めた冷媒密度ρを用い、予め記憶された次式(2)によって冷媒の質量流量M[g/min]を算出する(ステップS26)。
M=V・Nc・ρ ・・・式(2)
M:質量流量
V:圧縮機一回転当たりの冷媒押しのけ量
Nc:圧縮機の回転数
ρ:冷媒密度
(式中には単位換算の定数を省略)
M:質量流量
V:圧縮機一回転当たりの冷媒押しのけ量
Nc:圧縮機の回転数
ρ:冷媒密度
(式中には単位換算の定数を省略)
そして、比エンタルピーの変化量Δhと、質量流量Mと、水熱交換器15の熱交換効率ηとを用い、予め記憶された次式(5)によって実際に出力されている加熱能力Wを算出する(ステップS27)。
W=Δh・M・η ・・・式(5)
W:加熱能力
h:比エンタルピー変化量
M:質量流量
η:水熱交換器の熱交換効率
(式中には単位換算の定数を省略)
W:加熱能力
h:比エンタルピー変化量
M:質量流量
η:水熱交換器の熱交換効率
(式中には単位換算の定数を省略)
次に、式(5)で算出した加熱能力Wが目標加熱能力Wsよりも一定値α以上低いかどうかを判断する(ステップS28)。加熱能力Wが一定値α以上低い場合は、水熱交換器15の水側の流量が目標循環流量Fsよりも低い状態であるため、循環ポンプ19の目標回転数Npsを増加するように補正する(ステップS29)。ここでは、目標回転数Npsを10%増加させる補正を行う。
また、式(5)で算出した加熱能力Wが目標加熱能力Wsよりも一定値α以上高い場合は(ステップS30でYes)、水熱交換器15の水側の流量が目標循環流量Fsよりも高い状態であるため、循環ポンプ19の目標回転数Npsを減少するように補正する(ステップS31)。ここでは、目標回転数Npsを10%減少させる補正を行う。
ここで、前記一定値αは、加熱能力Wを算出する際の各センサの検出する値の測定誤差やデータテーブルで決定される値の精度を考慮し、さらに目標加熱能力Wsと加熱能力Wが多少ずれることを許容するための一定値である。
このように、貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3との間の流通抵抗が標準の状態と較べて大きい場合(配管長が長い、あるいは高低差が大きい場合)は、固定の回転数では流量が減少して目標加熱能力Wsよりも低い加熱能力Wが算出されるが、これを検出して循環ポンプ19の目標回転数Npsを増加させる補正を行い、貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3との間の流通抵抗が標準の状態と較べて小さい場合(配管長が短い場合)は、固定の回転数では流量が増加して目標加熱能力Wsよりも高い加熱能力Wが算出されるが、これを検出して循環ポンプ19の目標回転数Npsを減少させる補正を行うため、目標加熱能力Wsを出力することが可能となる。
そして、沸き上げ運転が進行していくと、貯湯タンク2の下部の水がヒートポンプユニット3へ循環され、貯湯タンク2の上部から目標沸き上げ温度Tsetに加熱された湯が積層状態に貯湯されていく。貯湯タンク2内に必要な湯量が沸き上げられたことを貯湯温度センサ12で検出するか、ヒートポンプユニット3の入水温度センサ25で検出する入水温度Twiが沸き上げし難い所定の高温度以上を検出するか、あるいは電力料金単価の安い深夜時間帯が終了した時点で、貯湯制御手段13は沸き上げ運転を停止するべく加熱制御手段28に停止指示を出し、加熱制御手段28は圧縮機14と循環ポンプ19の運転を停止して、沸き上げ運転を終了する。
次回沸き上げ運転を行う際は、算出された目標循環流量Fsに応じた目標回転数Npsに前記ステップS29または前記ステップS31での補正値を加えて目標回転数Npsとして設定し直して沸き上げ運転を行う。
このようにして、次回の沸き上げ運転においては、補正された目標回転数Npsで循環ポンプ19を駆動するため、最初から目標加熱能力Wsでの沸き上げ運転が可能となり、予定の時刻に沸き上げるためのピークシフト演算がより正確になり、予定の時刻に沸き上がっていない、または予定の時刻よりも大幅に早く沸き上がってしまう不具合を解消できる。
このように、流量センサを用いずとも加熱能力Wを算出することができるため、流量センサを用いずに目標加熱能力Wsでの沸き上げ運転を行うことが可能となり、また、貯湯タンクユニット1とヒートポンプユニット3との間の流通抵抗が設置現場個々に相違するが、算出された加熱能力Wと目標加熱能力Wsとを比較し、その結果によって循環ポンプ19の目標回転数Npsを補正することによって、流通抵抗が異なる場合でも、目標加熱能力Wsを維持することが可能となる。
なお、前記第1実施形態、第2実施形態において、吸入冷媒温度センサ24によって圧縮機14へ吸入される吸入冷媒温度Teoを検出するようにしているが、吸入冷媒温度センサ24を用いずに推定することも可能である。図5のp−h線図に示すように、圧縮機14の吸入圧力は空気熱交換器17の圧力と等しく、また、圧縮機14による仕事は断熱圧縮であるためほぼ等エントロピー変化で、これらの実施形態の沸き上げ可能条件においてほぼ一定の傾きを示す。したがって、予め加熱制御手段28に吸入圧力相当の入口冷媒温度Teiと吐出冷媒温度Tciとに応じた吸入冷媒温度Teoのデータテーブルを記憶しておけば、空気熱交入口冷媒温度センサ23で検出する入口冷媒温度Teiと吐出冷媒温度センサ20で検出する吐出冷媒温度Tciとに基づいて吸入冷媒温度Teoを推定することが可能で、例えば、高圧側の放熱後の冷媒と低圧側の冷媒とを熱交換する内部熱交換器を付加したヒートポンプサイクルにおいても吸入冷媒温度センサ24を用いずに吸入冷媒温度Teoを推定することが可能となる。
また、前記圧縮機14の冷媒押しのけ量Vは固定値を用いたが、高圧側の冷媒圧力Phと推定低圧圧力Plを用いた圧縮機14の前後の圧縮比、あるいは圧縮機14の回転数Ncに応じて補正するようにして、冷媒リーク量を考慮したより正確な値を用いるようにしてもよい。
1 貯湯タンクユニット
2 貯湯タンク
3 ヒートポンプユニット
4 循環回路
14 圧縮機
15 水熱交換器
16 膨張弁
17 空気熱交換器
18 ヒートポンプサイクル
19 循環ポンプ
20 吐出冷媒温度センサ
21 水熱交出口冷媒温度センサ
23 空気熱交入口冷媒温度センサ
24 吸入冷媒温度センサ
26 沸き上げ温度センサ
27 圧力センサ
28 加熱制御手段
2 貯湯タンク
3 ヒートポンプユニット
4 循環回路
14 圧縮機
15 水熱交換器
16 膨張弁
17 空気熱交換器
18 ヒートポンプサイクル
19 循環ポンプ
20 吐出冷媒温度センサ
21 水熱交出口冷媒温度センサ
23 空気熱交入口冷媒温度センサ
24 吸入冷媒温度センサ
26 沸き上げ温度センサ
27 圧力センサ
28 加熱制御手段
Claims (7)
- 湯水を貯湯する貯湯タンクが収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続し高圧側で超臨界状態となるヒートポンプサイクルを有したヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクと前記水熱交換器を循環ポンプを有した循環回路で水が循環可能に接続したヒートポンプ式給湯機において、前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口冷媒温度を検出する水熱交出口冷媒温度センサと、高圧側の冷媒圧力を検出する圧力センサと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度を検出する空気熱交入口冷媒温度センサと、前記圧縮機の吸入冷媒温度を検出する吸入冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口湯温を検出する沸き上げ温度センサと、前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度が所定の目標吐出温度となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が所定の目標沸き上げ温度となるように前記圧縮機の回転数を制御し、前記循環ポンプが所定の目標回転数となるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、高圧側の冷媒圧力と冷媒温度に応じた比エンタルピーのデータテーブルと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吸入冷媒温度に応じた冷媒密度のデータテーブルと、前記圧縮機の一回転当たりの冷媒の押しのけ量と、前記水熱交換器の熱交換効率とが予め記憶され、前記圧力センサで検出する冷媒圧力と前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度および前記水熱交出口冷媒温度センサで検出する出口冷媒温度と前記比エンタルピーのデータテーブルから前記水熱交換器の冷媒入口出口の比エンタルピーの変化量を求め、前記吸入冷媒温度センサで検出する吸入冷媒温度と前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度を求め、前記圧縮機の押しのけ量と前記圧縮機の回転数と前記吸入冷媒密度から冷媒の質量流量を求め、前記比エンタルピーの変化量と前記冷媒の質量流量と前記水熱交換器の熱交換効率の値とを乗算して加熱能力を算出し、この算出加熱能力と所定の目標加熱能力とが近づく方向へ前記循環ポンプの目標回転数を補正するようにしたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
- 湯水を貯湯する貯湯タンクが収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続し高圧側で超臨界状態となるヒートポンプサイクルを有したヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクと前記水熱交換器を循環ポンプを有した循環回路で水が循環可能に接続したヒートポンプ式給湯機において、前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口冷媒温度を検出する水熱交出口冷媒温度センサと、高圧側の冷媒圧力を検出する圧力センサと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度を検出する空気熱交入口冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口湯温を検出する沸き上げ温度センサと、前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度が所定の目標吐出温度となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が所定の目標沸き上げ温度となるように前記圧縮機の回転数を制御し、前記循環ポンプが所定の目標回転数となるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、高圧側の冷媒圧力と冷媒温度に応じた比エンタルピーのデータテーブルと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吸入冷媒温度に応じた冷媒密度のデータテーブルと、前記圧縮機の一回転当たりの冷媒の押しのけ量と、前記水熱交換器の熱交換効率と、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吐出冷媒温度に応じた前記圧縮機の吸入冷媒温度のデータテーブルとが予め記憶され、前記圧力センサで検出する冷媒圧力と前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度および前記水熱交出口冷媒温度センサで検出する出口冷媒温度と前記比エンタルピーのデータテーブルから前記水熱交換器の冷媒入口出口の比エンタルピーの変化量を求め、前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度と前記吸入冷媒温度のデータテーブルから吸入冷媒温度を求め、この吸入冷媒温度と前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度を求め、前記圧縮機の押しのけ量と前記圧縮機の回転数と前記吸入冷媒密度から冷媒の質量流量を求め、前記比エンタルピーの変化量と前記冷媒の質量流量と前記水熱交換器の熱交換効率の値とを乗算して加熱能力を算出し、この算出加熱能力と所定の目標加熱能力とが近づく方向へ前記循環ポンプの目標回転数を補正するようにしたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
- 湯水を貯湯する貯湯タンクが収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続し高圧側で超臨界状態となるヒートポンプサイクルを有したヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクと前記水熱交換器を循環ポンプを有した循環回路で水が循環可能に接続したヒートポンプ式給湯機において、前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口冷媒温度を検出する水熱交出口冷媒温度センサと、高圧側の冷媒圧力を検出する圧力センサと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度を検出する空気熱交入口冷媒温度センサと、前記圧縮機の吸入冷媒温度を検出する吸入冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口湯温を検出する沸き上げ温度センサと、前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度が所定の目標吐出温度となるように前記膨張弁の開度を制御するか前記圧力センサで検出する冷媒圧力が所定の目標圧力となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が所定の目標沸き上げ温度となるように前記圧縮機の回転数を制御し、前記循環ポンプが所定の目標回転数となるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、複数の圧力毎の高圧側の冷媒の定圧比熱と温度の関係式と、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吸入冷媒温度に応じた冷媒密度のデータテーブルと、前記圧縮機の一回転当たりの冷媒の押しのけ量と、前記水熱交換器の熱交換効率とが予め記憶され、前記圧力センサで検出した冷媒圧力で前記定圧比熱と温度の関係式を選択し、選択した前記定圧比熱と温度の関係式を前記水熱交出口冷媒温度センサで検出する出口冷媒温度から前記吐出温度センサで検出する吐出冷媒温度まで積分して比エンタルピーの変化量を求め、前記吸入冷媒温度センサで検出する吸入冷媒温度と前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度を求め、前記圧縮機の押しのけ量と前記圧縮機の回転数と前記吸入冷媒密度から冷媒の質量流量を求め、前記比エンタルピーの変化量と前記冷媒の質量流量と前記水熱交換器の熱交換効率の値とを乗算して加熱能力を算出し、この算出加熱能力と所定の目標加熱能力とが近づく方向へ前記循環ポンプの目標回転数を補正するようにしたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
- 湯水を貯湯する貯湯タンクが収められた貯湯タンクユニットと、圧縮機と水熱交換器と膨張弁と空気熱交換器とを環状に接続し高圧側で超臨界状態となるヒートポンプサイクルを有したヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクと前記水熱交換器を循環ポンプを有した循環回路で水が循環可能に接続したヒートポンプ式給湯機において、前記圧縮機の吐出冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口冷媒温度を検出する水熱交出口冷媒温度センサと、高圧側の冷媒圧力を検出する圧力センサと、前記空気熱交換器の入口冷媒温度を検出する空気熱交入口冷媒温度センサと、前記水熱交換器の出口湯温を検出する沸き上げ温度センサと、前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度が所定の目標吐出温度となるように前記膨張弁の開度を制御するか前記圧力センサで検出する冷媒圧力が所定の目標圧力となるように前記膨張弁の開度を制御し、前記沸き上げ温度センサで検出する沸き上げ温度が所定の目標沸き上げ温度となるように前記圧縮機の回転数を制御し、前記循環ポンプが所定の目標回転数となるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、複数の圧力毎の高圧側の冷媒の定圧比熱と温度の関係式と、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吸入冷媒温度に応じた冷媒密度のデータテーブルと、前記圧縮機の一回転当たりの冷媒の押しのけ量と、前記水熱交換器の熱交換効率と、前記空気熱交換器の入口冷媒温度と前記圧縮機の吐出冷媒温度に応じた前記圧縮機の吸入冷媒温度のデータテーブルとが予め記憶され、前記圧力センサで検出した冷媒圧力で前記定圧比熱と温度の関係式を選択し、選択した前記定圧比熱と温度の関係式を前記水熱交出口冷媒温度センサで検出する出口冷媒温度から前記吐出温度センサで検出する吐出冷媒温度まで積分して比エンタルピーの変化量を求め、前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記吐出冷媒温度センサで検出する吐出冷媒温度と前記吸入冷媒温度のデータテーブルから吸入冷媒温度を求め、この吸入冷媒温度と前記空気熱交入口冷媒温度センサで検出する入口冷媒温度と前記冷媒密度のデータテーブルから吸入冷媒密度を求め、前記圧縮機の押しのけ量と前記圧縮機の回転数と前記吸入冷媒密度から冷媒の質量流量を求め、前記比エンタルピーの変化量と前記冷媒の質量流量と前記水熱交換器の熱交換効率の値とを乗算して加熱能力を算出し、この算出加熱能力と所定の目標加熱能力とが近づく方向へ前記循環ポンプの目標回転数を補正するようにしたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
- 前記循環ポンプの所定の目標回転数は、前記所定の目標加熱能力を前記所定の目標沸き上げ温度と前記水熱交換器に流入する入水温度の温度差で除して求めた目標流量に基づいて決定するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯機。
- 前記算出加熱能力が所定の目標加熱能力よりも低いときは、前記循環ポンプの目標回転数を増加する方向へ補正するようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯機。
- 前記算出加熱能力が所定の目標加熱能力よりも高いときは、前記循環ポンプの目標回転数を減少する方向へ補正するようにしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯機。
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