JP2010125194A - 加熱送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非円形輪郭の吐出口を有する本体部に吐出ノズルを取り付ける場合であっても、吐出ノズルを本体部に対して相対回転可能に取り付けることができる加熱送風装置を得る。
【解決手段】吐出ノズル23の本体部1bへの取付部23bの外形輪郭を円形に形成するとともに、当該取付部23bがノズル取付部22に摺接するようにした。その結果、非円形輪郭の吐出口4bを有する本体部1bに吐出ノズル23を取り付ける場合であっても、吐出ノズル23を本体部1bに対して相対回転可能に取り付けられるようにした。
【選択図】図14

Description

本発明は、加熱送風装置に関する。
従来の加熱送風装置としてのヘアドライヤとして、吸入口と吐出口とを有するケースの吐出口側にノズルを一体に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−367609号公報
しかしながら、上記従来技術では、ノズルがケースに一体に設けられているためノズルをケースに対して相対回転させることができなかった。
そのため、ノズルをケースに着脱可能に取り付ける構成としてノズルをケースに対して相対回転させるようにしたものが提案されているが、この場合、ケースの吐出口の輪郭を円形にする必要があり、ケースの吐出口の輪郭が非円形のヘアドライヤを用いた場合には、ノズルをケースに対して自由に回転させることができなかった。
そこで、本発明は、非円形輪郭の吐出口を有する本体部に吐出ノズルを取り付ける場合であっても、吐出ノズルを本体部に対して相対回転可能に取り付けることができる加熱送風装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、吸入口と非円形輪郭の吐出口とを有して内部に風洞が形成された本体部の吐出口側先端に、吐出ノズルが着脱可能に取り付けられる加熱送風装置であって、前記本体部には、前記吐出ノズルを取り付けるノズル取付部が設けられており、前記吐出ノズルには、外側輪郭が円形に形成されて前記ノズル取付部に相対回転可能に摺接する取付部が設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の加熱送風装置において、前記ノズル取付部には、前記風洞の下流側端部から上流側に向かうにつれて徐々に縮径し、輪郭が前記取付部の外形輪郭に対応する円形となる内面が形成されるとともに、前記内面の上流側端部に前記風洞の径方向に延在する端面が形成されており、前記取付部の外周面には、前記内面の上流側端面に摺接する突部が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、非円形輪郭の吐出口を有する本体部に吐出ノズルを取り付ける場合であっても、吐出ノズルを本体部に対して相対回転可能に取り付けることができる。
請求項2の発明によれば、本体部の風洞と吐出ノズルの風洞とを隙間なく連通させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態にかかる加熱送風装置としてのヘアドライヤの断面図、図2は、ヘアドライヤを吹出口側から見た正面図、図3は、ヘアドライヤの本体部内で金属微粒子生成部とミスト生成部が設けられる部分を拡大して示す平面図、図4は、吐出ノズルの平面図、図5は、吐出ノズルの側面図、図6は、吐出ノズルの正面図、図7は、図5のA−A断面図、図8は、ノズル取付部の平面図、図9は、ノズル取付部の側面図、図10は、ノズル取付部の正面図、図11は、ノズル取付部の側断面図、図12は、図11のB−B端面図、図13は、図11のC−C端面図、図14は、吐出ノズルを取り付けた状態におけるヘアドライヤの拡大側断面図、図15は、吐出ノズルを取り付けた状態におけるヘアドライヤの拡大平断面図である。
本実施形態にかかる加熱送風装置としてのヘアドライヤ1は、使用者が手で握る部分としての把持部1aと、把持部1aと交差する方向に結合された本体部1bとを備えており、使用時には把持部1aと本体部1bとで略T字状あるいは略L字状(本実施形態では略T字状)の外観を呈するように構成されている。把持部1aの突出端部からは、電源コード2が引き出されている。また、把持部1aは、本体部1b側の根元部1cと先端部1dとに分割されており、これら根元部1cと先端部1dとが、連結部1eを介して回動可能に連結されている。先端部1dは、本体部1bに沿う位置まで折り畳むことができるようになっている。
ヘアドライヤ1の外壁をなすケース3は、複数の分割体を継ぎ合わせて構成されている。ケース3の内部には空洞が形成されており、この空洞内に、各種電気部品が収容されている。
本体部1bの内部には、その長手方向(図1の左右方向)の一方側(右側)の入口開口(吸入口)4aから出口開口(吐出口)4bに至る風洞4が形成されており、この風洞4内に収容されたファン5を回転させることによって空気流Wが形成される。すなわち、空気流Wは、外部から入口開口4aを介して風洞4内に流入し、当該風洞4内を通って出口開口4bから外部に排出される。
また、本体部1bにおいて、ケース3の外筒3aの内部には、略円筒状の内筒6が設けられており、空気流Wはこの内筒6の内側を流れるようになっている。内筒6の内側では、最も上流側にファン5が配置され、その下流側にファン5を駆動するモータ7が配置され、モータ7のさらに下流側に加熱機構としてのヒータ8が配置されている。ヒータ8を作動させたときには、出口開口4bから温風が吹き出されることになる。なお、本実施形態では、ヒータ8は、帯状かつ波板状の電気抵抗体を内筒6の内周に沿って巻回して配置したものとして構成されているが、かかる構成には限定されない。
そして、本体部1b内で、ケース3と内筒6との間に形成された空洞9に、金属微粒子生成部10や、ミスト生成部11、ミスト生成部11に電圧を印加する第二の電圧印加回路12等が収容されている。また、把持部1aの根元部1c内の空洞13には、金属微粒子生成部10に電圧を印加する第一の電圧印加回路14や、動作モードの切り換え等を行うスイッチ部15が収容されている。さらに、把持部1aの先端部1d内の空洞には、電源のONとOFFとの切り換えや動作モードの切り換え等を行う別のスイッチ部16が収容されている。これら電気部品同士は、金属導体等からなる芯線を絶縁性樹脂等で被覆したリード線17によって接続されている。なお、スイッチ部15,16は、ケース3の表面に露出した操作子18,19を操作することで、内部接点の開閉状態を切り換えることができるように構成されている。
第一の電圧印加回路14および第二の電圧印加回路12は、図1に示すように、把持部1a内、または本体部1b内で把持部1aの延長線上となる領域に配置するのが好適である。使用者が把持部1aを持ったときに、第一の電圧印加回路14および第二の電圧印加回路12に作用する重力による回転モーメント(モーメントアーム)を小さくして、使用者の手に作用する負荷を小さくするためである。
また、図1に示すように、本実施形態では、これら第一の電圧印加回路14および第二の電圧印加回路12を、内筒6を挟んで相互に反対側となる位置に配置している。すなわち、第一の電圧印加回路14と第二の電圧印加回路12との間に内筒6を介在させることで、第一の電圧印加回路14と第二の電圧印加回路12との相互干渉による電圧の低下や不安定化等の不具合を抑制している。
内筒6は、筒状部6aと、筒状部6aから径方向外側に向けて伸びて周方向に分散して配置された複数の支持リブ6b(図1では一箇所のみ図示)と、支持リブ6bを介して筒状部6aに接続され当該筒状部6aの軸方向と略直交する方向に張り出すフランジ部6cと、を有している。筒状部6aとフランジ部6cとの間には間隙g1が形成されており、この間隙g1を介して空洞9内に空気流Wの一部が分岐されて流入し、分岐流Wpが形成されている。なお、分岐流Wpの空洞9内への導入口となる間隙g1は、ファン5の下流でありかつヒータ8の上流側となる位置に設けられている。したがって、分岐流Wpは、ヒータ8によって加熱される前の、比較的冷たい空気流となる。
また、図3に示すように、金属微粒子生成部10に繋がるリード線17aと、ミスト生成部11に繋がるリード線17bとは、相互に交叉させることなく極力離間させて配索するのが好適である。リード線17a,17bを流れる電流の相互干渉によって、金属微粒子生成部10あるいはミスト生成部11で所望の電圧が得られなくなったり、電圧が不安定になったりするのを抑制するためである。本実施形態では、金属微粒子生成部10をミスト生成部11に対して内筒6の周方向一方側(図3では上側)に離間して配置するとともに、リード線17aを内筒6と外筒3aとの間で金属微粒子生成部10に対して内筒6の周方向一方側となる領域に配索し、かつ、リード線17bを内筒6と外筒3aとの間でミスト生成部11に対して内筒6の周方向他方側(図3では下側)となる領域に配索している。
ケース3には、図2に示すように、空洞9の出口開口4b側となる位置に、楕円形の貫通孔3bが形成されており、この貫通孔3bを絶縁性の合成樹脂材料からなるカバー20で塞いである。カバー20には、金属微粒子排出口20aとミスト排出口20bとが形成されている。カバー20は、金属微粒子あるいはミストによる帯電を抑制するため、ケース3よりも導電性を低くするのが好適である。カバー20が帯電すると、その電荷によって、金属微粒子生成部10やミスト生成部11から電荷を帯びた金属微粒子やミストが放出されにくくなるからである。なお、この部分では、カバー20がヘアドライヤ1の外壁を成している。
金属微粒子生成部10は、導電性を有する金属材料によって形成される放電極10aおよびグラウンド電極10bを有しており、これら放電極10aとグラウンド電極10bとの間に第一の電圧印加回路14によって高電圧を印加して放電(コロナ放電等)を生じさせ、その放電作用によって放電極10aやグラウンド電極10b等から金属微粒子(金属の分子やイオン等)を放出させるものである。
この金属微粒子生成部10は、箱状の筐体10cを備えており、放電極10aは、筐体10c内で、当該筐体10cに固定された基台部(例えばプリント基板等、図示せず)に、例えばはんだ付けやかしめ等によって固定されている。
放電極10aは、極細の線材として構成することができ、その幅(直径)を、10〜400[μm](好適には30〜300[μm]、より一層好適には50〜200[μm])に設定することができる。その場合、断面形状としては、円形、楕円形、多角形形状等、各種採用することができる。なお、放電極10aは、尖端を有する針状に形成してもよい。
グラウンド電極10bは、例えば、放電極10aの先端側に離間させて当該放電極10aの延伸方向と略直交して配置される環状かつ板状の部材として設けることができる。
また、放電極10aは、例えば、遷移金属(例えば、金、銀、銅、白金、亜鉛、チタン、ロジウム、パラジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウム等)の単体、合金、あるいは遷移金属をメッキ処理した部材等として構成することができる。金属微粒子生成部10で生成され放出された金属の微粒子に、金や、銀、銅、亜鉛等が含まれている場合、当該金属の微粒子によって抗菌作用を生じさせることができる。また、金属の微粒子に、白金、亜鉛、チタン等が含まれている場合、当該金属の微粒子によって抗酸化作用を生じさせることができる。なお、白金の微粒子は、抗酸化作用が極めて高いことが判明している。なお、金属微粒子の放出をさせない部分(例えばグラウンド電極10b等)は、ステンレススチールや、タングステン等を用いて構成することができる。
また、金属微粒子生成部10は、放電作用によってイオン(例えばマイナスイオン、例えばNO2−、NO3−等)を生じさせ、このイオンを、放電極10aや、グラウンド電極10b、他の金属材料や金属成分を含む部材等に衝突させることで、金属微粒子を生成するものであってもよい。すなわち、グラウンド電極10bや上記他の部材を、上記遷移金属を含む材料によって構成し、これらから金属微粒子を放出させるようにしてもよい。
ミスト生成部11は、導電性を有する金属材料によって形成される放電極11aおよびグラウンド電極11bを有しており、これら放電極11aとグラウンド電極11bとの間に第二の電圧印加回路12によって高電圧を印加することで放電(コロナ放電等)を生じさせるものである。具体的には、例えば、放電極11aは針状に形成し、グラウンド電極11bは放電極11aの先端側に離間配置した環状かつ板状の部材として形成することができる。また、ミスト生成部11は、冷却機構としてのペルチェ素子(図示せず)および熱伝導性を有する部材(例えば金属部材等)からなる冷却板11cとを含んでおり、ペルチェ素子によって冷却された冷却板11cの表面に空気中の水分を結露させ、結露水を生じるようになっている。かかる構成では、供給された水、すなわち結露水が、放電作用によって微粒化され、ナノメータサイズの非常に細かいミスト(マイナスイオンを含むマイナスに帯電されたミスト)が生成される。本実施形態では、ペルチェ素子および冷却板11cが水供給部に相当する。
本実施形態では、金属微粒子生成部10およびミスト生成部11ともに、イオンを発生させるイオン発生部に相当するものである。なお、ミスト生成部としては、水を加熱してスチームを発生させるスチーム発生機構を搭載してもよいし、金属微粒子生成部としては、金属の溶液を霧化して金属微粒子を生成する金属溶液霧化機構を搭載してもよい。
また、本実施形態では、図2に示すように、金属微粒子排出口20aを、ミスト排出口20bより小さく形成してある。すなわち、ミスト排出口20bを介してのミスト生成部11のメンテナンスや状態の確認等をより容易に行わせるとともに、金属微粒子排出口20aを介しての手指や、道具、異物等の誤進入を抑制してある。
さらに、本実施形態にかかるヘアドライヤ1は、発光部21を備えている。発光部21は、空洞9内に配置されたLED(発光ダイオード)等の光源21aと、光源21aの光を導光するアクリル等の透光性を有する合成樹脂材料で形成される導光部材21bと、を有している。図2に示すように、カバー20の、金属微粒子排出口20aとミスト排出口20bとの間には、縦長の長円状の孔20cが形成されており、導光部材21bの光源21aと反対側の出射端部21cが、この孔20cに嵌挿されて、カバー20の外に露出している。したがって、光源21aの光は導光部材21bによって導光され、出射端部21cからカバー20の外に出射される。かかる構成では、ヘアドライヤ1の使用時には、出射端部21cが使用者の頭部に対向して配置されることになる。
この発光部21は、ヘアドライヤ1の動作モードの表示手段として利用することができる。例えば、ヒータ8を使用していて温風が吹き出されている状態では赤色、ヒータ8を使用せず冷風が吹き出されている状態では緑色、金属微粒子生成部10が稼動していて金属微粒子が放出されている状態では黄色、ミスト生成部11が稼動していてミストが放出されている状態では青色、など、動作状態に応じて色を変化させるようにすることができる。この場合、例えば第二の電圧印加回路12等と同じ基板上に実装された制御回路(図示せず)が各部の動作状態に応じて光源21aの発光を制御することができる。この場合、各色に対応する光源21aが複数実装され、制御回路がこれら複数の光源21aの発光を制御することになる。なお、制御回路によって光源21aを点滅させたり、その点滅間隔を制御したり、発光強度を変化させたりすることも可能であり、これら発光形態を、種々の動作モードに対応づけて設定することも可能である。
また、発光部21からの光によって、人体に所定の効果を与えることも可能である。例えば、光源21aとして波長415[nm]の高輝度LEDを用いた場合には、当該光源21aから出射される青色光により、細菌の破壊による殺菌効果や、毛孔の縮小や皮脂の分泌低下等によるざ瘡(にきび)の予防効果などが得られることが確認されている。また、光源21aとして波長630[nm]程度の高輝度LEDを用いた場合には、当該光源21aから出射される赤色光により、血行促進、血管新生による新陳代謝の活性、コラーゲンやエラスチンの生成を促進するなどの効果が得られることが確認されている。さらに、赤色光の照射回数を重ねた場合には、小じわ、しみ、くすみ、開大毛孔などの光老化皮膚やざ瘡後の瘢痕の改善に有効であることが確認されている。なお、これらの効果は、人によって異なるものとなる。
さらに、発光部21を、金属微粒子生成部10あるいはミスト生成部11を照らす照射手段として利用することができる。こうすれば、金属微粒子生成部10やミスト生成部11の状態を視認しやすくなるとともに、掃除等のメンテナンスを行う場合にも視認性が高まって作業効率が向上するという効果が得られる。
上述したように、本実施形態にかかる加熱送風装置としてのヘアドライヤ1は、金属微粒子生成部10およびミスト生成部11を同じ空洞9内に収容しているのであるが、ミスト生成部11で生じたミストが金属微粒子生成部10に到達すると、金属微粒子生成部10が帯電して電圧や電界が変化して金属微粒子の生成が不安定化したり、金属微粒子生成部10の金属部分が水分によって腐食したりする虞がある。
そこで、本実施形態では、金属微粒子生成部10を、ミスト生成部11で生成されたミストが通過するミスト通過領域Amiから外して配置してある。具体的には、図3に示すように、金属微粒子生成部10を、ミスト生成部11に対して、ミスト通過領域Amiでミストが通過する方向Dpと略直交する方向Dnに、離間して配置してある。ミストは、ミスト生成部11から方向Dpに向けて流出するため、ミスト生成部11に対して当該方向Dpと直交する方向Dnに配置される金属微粒子生成部10には到達し難くなる。したがって、かかる構成により、金属微粒子生成部10は、ミスト生成部11から流出したミストによる影響を受け難くなる。
また、本実施形態では、空洞9内では、金属微粒子生成部10を、金属微粒子排出口20aに比較的近い位置で、当該金属微粒子排出口20aに対向させて配置し、ミスト生成部11を、ミスト排出口20bに比較的近い位置で、当該ミスト排出口20bに対向させて配置している。さらに、ミスト生成部11とカバー20との距離D1を、ミスト生成部11と金属微粒子生成部10との距離D2より短くしてある。さらに、空洞9内では、間隙g1から流入した分岐流Wpは、金属微粒子排出口20aおよびミスト排出口20bから外部に排出される。
したがって、本実施形態では、金属微粒子生成部10で生成された金属微粒子は、比較的スムーズに金属微粒子排出口20aから排出されるとともに、ミスト生成部11で生成されたミストは、比較的スムーズにミスト排出口20bから排出される。すなわち、金属微粒子生成部10で生成された金属微粒子はミスト生成部11側には流れにくく、かつミスト生成部11で生成されたミストは金属微粒子生成部10側には流れにくい構成となっている。なお、分岐流Wpは、金属微粒子およびミストの排出に貢献しているが、分岐流Wpが無い場合でも、金属微粒子およびミストは対応する排出口20a,20bから排出される。
さらに、本実施形態では、空洞9内に遮蔽壁を設けることで、ミストが金属微粒子生成部10に到達するのをより一層確実に抑制している。本実施形態では、導光部材21bと、金属微粒子生成部10を内筒6に取り付ける取付部材6dとを、遮蔽壁として利用している。
導光部材21bは、板状に形成され、その厚み方向が内筒6の周方向に沿う姿勢で、金属微粒子生成部10の放出端部側(図3の左側)とミスト生成部11の放出端部側との間に配置されており、空洞9内で、金属微粒子通過領域(すなわち金属微粒子生成部10に対して図3の左側の領域)Ame側と、ミスト通過領域(すなわちミスト生成部11に対して図3の左側の領域)Ami側とを区画する遮蔽壁となっている。
取付部材6dは、内筒6の筒状部6aから径外方向に向けて突設されており、金属微粒子生成部10を内筒6に取り付ける部材である。そして、金属微粒子生成部10側から金属微粒子排出口20a側に向けて延びる遮蔽壁部6eを有している。この遮蔽壁部6eは、取付部材6dに設けられているため必然的に金属微粒子生成部10に近接して配置されることとなり、比較的小さな構成でミストが金属微粒子生成部10側に到達するのを効率よく抑制することができる。
また、取付部材6dの遮蔽壁部6eとカバー20との間には間隙g2を設け、カバー20に滞留した電荷が遮蔽壁部6eを介して金属微粒子生成部10側へ到来して金属微粒子生成部10における金属微粒子の生成を阻害するのを抑制してある。なお、間隙g2を設けるのに替えて、取付部材6dとカバー20との間に導電性の低いあるいは絶縁性の部材を介在させてもよい。
そして、遮蔽壁として機能するこれら導光部材21bおよび取付部材6dは、図3に示すように、空洞9内で並列にミストが通過する方向Dpと略平行に配置されて、二重の遮蔽壁となっており、ミストが金属微粒子生成部10に到達するのをより一層効果的に抑制してある。
さらに、本実施形態にかかるヘアドライヤ1は、ケース3の吐出口側端部にノズル取付部材(ノズル取付部)22が取り付けられており、本体部1bと別体に設けられ、本体部1bに着脱可能に取り付けられる吐出ノズル23が、本体部1bに対して相対回転可能にノズル取付部材22に取り付けられている。なお、以下では、吐出ノズル23およびノズル取付部22は、吐出ノズル23を本体部1bのノズル取付部22に取り付けた状態で空気流Wを吸入する側(図14において右側)を上流側、空気流Wを吐出する側(図14において左側)を下流側として説明する。
吐出ノズル23は、図4〜図7に示すように、ノズル本体部23aと、当該ノズル本体部23aに一体に設けられ、ノズル取付部材22に取り付けられる取付部23bと、を備えている。
ノズル本体部23aは、下流側に向かうにつれて厚さが薄くなるとともに幅広となるように形成されており、その上流側先端には扁平楕円形状の吐出口23cが形成されている。また、ノズル本体部23aの下流側の輪郭は、後述するノズル取付部22の上流側先端に対応した非円形に形成されており、吐出ノズル23をノズル取付部材22に取り付けた状態でノズル取付部22の上流側先端に当接するように設計されている。
そして、ノズル本体部23の内側から上流側に向けて円筒状の取付部23bが突設されている。この取付部23bは、断面形状が真円のリング状に形成されている、すなわち、外形輪郭が真円となるように形成されており、上流側端部23dの外周面23eには、取付部23bの径方向外側に突出する突部23fが周方向に複数箇所(本実施形態では2箇所)設けられている。そして、当該突部23fの周方向両端部に切り欠き23gをそれぞれ設けることで、取付部23bの上流側端部に中心側に弾性変形可能な舌片部23hを形成し、ノズル取付部材22に容易に着脱できるようにしている。なお、取付部の上流側端部を薄肉に形成し、当該取付部の上流側端部を撓ませることで、ノズル取付部材に容易に着脱できるようにしてもよい。
ノズル取付部材22は、本実施形態では、ケース3とは別体に設けられており、当該ノズル取付部材22の下流側から突設したケース側取付部22a(本実施形態では、周方向に3箇所設けられている)の係合孔22bとケース3に設けられた係合突起3cとを係合することで、ケース3に取り付けている(図14参照)。
また、ノズル取付部材22の上流側の輪郭は、図10に示すように、非円形に形成されており、本実施形態では、正面視で上方が中心側に潰れた扁平形状をしている。そして、このノズル取付部材22の上流側先端が風洞4の出口開口(吐出口)4bとなっている。
また、ノズル取付部材22の内面22cは、上流側先端から下流側に向かうにつれて徐々に縮径するとともに、輪郭(ノズル取付部の内形輪郭)が取付部23bの外形輪郭に対応する円形となるように形成されている(図12および図13参照)。そして、ノズル取付部材22の内形輪郭の内径が取付部23bの外径とほぼ同一となる部分(本実施形態では、内面22cの上流側端部)に風洞4の径方向に延在する端面22dが形成されている。
そして、かかる構成とすることで、吐出ノズル23の取付部23bをノズル取付部材22の内側に挿入すると、突部23fがノズル取付部材22の内面22cに当接し、舌片部23hが取付部22bの中心側に弾性変形する。この吐出ノズル23をさらに奥側(上流側)に押し込むと、突部23fが内面22cの奥側(上流側)に抜けて舌片部23hが元の状態に戻り、突部23fと端面22dとが摺接可能に係合する(図14および図15参照)。このとき、ケース3の風洞4と吐出ノズル23の風洞23iとが隙間なく連通することになる。
このように、吐出ノズル23をノズル取付部材22に取り付けることで、吐出ノズル23が本体部1bに対して相対回転可能に取り付けられるため、吐出ノズル23を回転させてヘアドライヤ1の風向を調整することができるようになる。その結果、温風を容易に毛髪に当てることができるようになる。
なお、本実施形態では、ケース3の係合突起3cの突出量を0.7mm以上に設定するとともに、吐出ノズル23の突部23fの突出量を0.3mm〜0.7mmとなるように設定している。
このように、ケース3の係合突起3cの突出量が吐出ノズル23の突部23fの突出量よりも大きくなるように設定することで、ケース3によるノズル取付部材22の保持力をノズル取付部22による吐出ノズル23の保持力よりも大きくし、吐出ノズル23をノズル取付部材22から取り外す際に、ノズル取付部材22がケース3から外れてしまうのを抑制している。
以上、説明したように、本実施形態では、吐出ノズル23の本体部1bへの取付部23bの外形輪郭を円形に形成するとともに、当該取付部23bがノズル取付部材(ノズル取付部)22に摺接するようにした。よって、非円形輪郭の出口開口(吐出口)4bを有するケース3(本体部1b)に吐出ノズル23を取り付ける場合であっても、吐出ノズル23を本体部1bに対して相対回転可能に取り付けることができる。
また、本実施形態では、ノズル取付部材22の内面22cを、上流側先端から下流側に向かうにつれて徐々に縮径するとともに、輪郭(ノズル取付部材22の内形輪郭)が取付部23bの外形輪郭に対応する円形となるように形成した。よって、ケース3の風洞4と吐出ノズル23の風洞23iとを隙間なく連通させることができる。
さらに、本実施形態では、ノズル本体部23aと取付部23bとを一体に設けている。そのため、部品点数を減少させることができ、コスト削減を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、ノズル取付部材とケースとを一体に設けてもよい。また、吐出ノズルの吐出口の形状や、出口開口の形状は、上記実施形態で示した形状に限らず様々な形状とすることができる。また、金属微粒子生成部およびミスト生成部は、上記実施形態と左右逆転して配置することができるし、どちらか一方のみ配置した構造とすることも、どちらも配置させない構造とすることも可能である。また、ミスト生成部の取付部材に遮蔽壁部を一体化させてもよい。また、排出口をケースと別体のカバーに設けることは必須ではなく、排出口をケースに設けてもよい。さらに、外壁と遮蔽壁との間に間隙を形成するのに替えて、それらの間に絶縁部材を介在させてもよい。
本発明の一実施形態にかかる加熱送風装置としてのヘアドライヤの断面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱送風装置としてのヘアドライヤを吹出口側から見た正面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱送風装置としてのヘアドライヤの本体部内で金属微粒子生成部とミスト生成部が設けられる部分を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる吐出ノズルの平面図である。 本発明の一実施形態にかかる吐出ノズルの側面図である。 本発明の一実施形態にかかる吐出ノズルの正面図である。 図5のA−A断面図である。 本発明の一実施形態にかかるノズル取付部の平面図である。 本発明の一実施形態にかかるノズル取付部の側面図である。 本発明の一実施形態にかかるノズル取付部の正面図である。 本発明の一実施形態にかかるノズル取付部の側断面図である。 図11のB−B端面図である。 図11のC−C端面図である。 本発明の一実施形態にかかる吐出ノズルを取り付けた状態におけるヘアドライヤの拡大側断面図である。 本発明の一実施形態にかかる吐出ノズルを取り付けた状態におけるヘアドライヤの拡大平断面図である。
符号の説明
1 ヘアドライヤ(加熱送風装置)
1b 本体部
4 風洞
4a 入口開口(吸入口)
4b 出口開口(吐出口)
22 ノズル取付部材(ノズル取付部)
22c 内面
22d 端面
23 吐出ノズル
23b 取付部材
23e 外周面
23f 突部

Claims (2)

  1. 吸入口と非円形輪郭の吐出口とを有して内部に風洞が形成された本体部の吐出口側先端に、吐出ノズルが着脱可能に取り付けられる加熱送風装置であって、
    前記本体部には、前記吐出ノズルを取り付けるノズル取付部が設けられており、
    前記吐出ノズルには、外側輪郭が円形に形成されて前記ノズル取付部に相対回転可能に摺接する取付部が設けられていることを特徴とする加熱送風装置。
  2. 前記ノズル取付部には、前記風洞の下流側端部から上流側に向かうにつれて徐々に縮径し、輪郭が前記取付部の外形輪郭に対応する円形となる内面が形成されるとともに、前記内面の上流側端部に前記風洞の径方向に延在する端面が形成されており、
    前記取付部の外周面には、前記内面の上流側端面に摺接する突部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の加熱送風装置。
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