JP2010125125A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】傾斜磁場コイルの振動によって傾斜磁場コイルとケーブルとの接続部に破損が生じるのを防ぐ。
【解決手段】磁気共鳴現象を利用して被検体内を画像化する磁気共鳴イメージング装置が、被検体が置かれる撮像空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル13、傾斜磁場コイル13に電流を供給する傾斜磁場電源、傾斜磁場コイル13と傾斜磁場電源とを接続するケーブル1、ならびに、傾斜磁場コイル13とケーブル1との接続部の近傍部分を傾斜磁場コイル13に固定するケーブル固定板5およびケーブル固定蓋6を備えるよう構成する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、磁気共鳴現象を利用して被検体内を画像化する磁気共鳴イメージング装置に関し、特に、傾斜磁場コイルの振動によって傾斜磁場コイルとケーブルとの接続部に破損が生じるのを防ぐことができる。
磁気共鳴イメージング装置は、静磁場中に置かれた被検体に高周波磁場を印加し、それにより被検体から発せられる磁気共鳴信号をもとに画像を再構成する装置である。かかる磁気共鳴イメージング装置は、磁気共鳴信号から位置情報が得られるように、互いに直交するx,y,zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を撮像空間に発生させる。
そのため、磁気共鳴イメージング装置は、前述した傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、傾斜磁場コイルに電流を供給する傾斜磁場電源とを備える。これら傾斜磁場コイルと傾斜磁場電源とはケーブルを介して接続される。このケーブルは、通常、撮像空間に静磁場を発生させる静磁場磁石や、傾斜磁場コイルが収容される真空容器によって保持・固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−85370号公報
ところで、近年では、撮像の高速化にともなって、磁気共鳴イメージング装置における傾斜磁場の高速スイッチングおよび高強度化が必須となっている。そのため、傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルの高性能化が進められており、この高性能化にともなって、傾斜磁場コイルに生じる振動が大きくなっている。
しかしながら、前述したように、傾斜磁場コイルと傾斜磁場電源とを接続するケーブルは静磁場磁石や真空容器によって保持されているため、傾斜磁場コイルの振動が大きくなると、それにともなってケーブルも大きく振動する。そして、このケーブルの振動によって、傾斜磁場コイルとケーブルとの接続部に破損が生じる可能性がある。
この発明は、上述した従来技術による課題を解決するためになされたものであり、傾斜磁場コイルの振動によって傾斜磁場コイルとケーブルとの接続部に破損が生じるのを防ぐことができる磁気共鳴イメージング装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、磁気共鳴現象を利用して被検体内を画像化する磁気共鳴イメージング装置であって、前記被検体が置かれる撮像空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、前記傾斜磁場コイルに電流を供給する傾斜磁場電源と、前記傾斜磁場コイルと前記傾斜磁場電源とを接続するケーブルと、前記ケーブルにおける前記傾斜磁場コイルとの接続部近傍部分を前記傾斜磁場コイルに固定するケーブル固定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、傾斜磁場コイルの振動によって傾斜磁場コイルとケーブルとの接続部に破損が生じるのを防ぐことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る磁気共鳴イメージング装置およびRFコイルの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、磁気共鳴イメージング装置を「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」と呼ぶ。
まず、本実施例に係るMRI装置の構成について説明する。図1は、本実施例に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。図1に示すMRI装置100は、傾斜磁場コイルが真空容器内に封入されて配置された、いわゆる静音化型のMRI装置である。
図1に示すように、MRI装置100は、架台10、傾斜磁場電源20、送信部30、受信部40、シーケンス制御部50および計算機システム60を有する。また、架台10は、静磁場磁石11、真空容器12、傾斜磁場コイル13、RFコイル14、寝台天板15を有する。
静磁場磁石11は、円筒状に形成されており、図示していない静磁場電源から供給される電流により、筒内部に形成された撮像空間Sに静磁場を発生させる。
真空容器12は、円筒状に形成され、静磁場磁石11の内側に配置されている。かかる真空容器12において、円筒の外壁と内壁との間には密閉された内部空間が形成されている。この内部空間は、診断時には、図示していない真空ポンプによって大気圧よりも実質的に低い気圧(真空)となるように調整される。
傾斜磁場コイル13は、円筒状に形成され、真空容器12の内部空間に配置されている。この傾斜磁場コイル13は、互いに直交するx,y,zの各軸に対応する3つのコイルによって構成されている。これら3つのコイルは、傾斜磁場電源20から供給される電流により、x,y,zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を撮像空間Sに発生させる。
なお、本実施例では、図1に示すように、円筒の軸方向の長さを比較した場合に、傾斜磁場コイル13の長さが静磁場磁石の長さよりも短いこととする。
RFコイル14は、傾斜磁場コイル13の内側で被検体Pに対向するように配設されている。このRFコイル14は、送信部30から高周波パルスの供給を受けて被検体Pに高周波磁場を印加する。また、RFコイル14は、励起によって被検体Pの水素原子核から放出される磁気共鳴信号を受信する。
寝台天板15は、診断時に被検体Pを撮像空間S内へ移動する。この寝台天板15は、図示していない寝台装置によって駆動される。
傾斜磁場電源20は、シーケンス制御部50によって駆動され、傾斜磁場コイル13に電流を供給する。この傾斜磁場電源20は、図示していないケーブルを介して傾斜磁場コイル13と接続されている。
送信部30は、シーケンス制御部50によって駆動され、RFコイル14にRFパルスを送信する。
受信部40は、シーケンス制御部50によって駆動され、RFコイル14によって受信された磁気共鳴信号を検出し、検出した磁気共鳴信号をデジタル化して得られる生データをシーケンス制御部50に送信する。
シーケンス制御部50は、計算機システム60による制御のもと、傾斜磁場電源20、送信部30および受信部40を駆動することによって、被検体Pのスキャンを行う。また、シーケンス制御部50は、スキャンを行った結果として受信部40から生データが送信されると、その生データを計算機システム60に送信する。
計算機システム60は、MRI装置100全体を制御する。例えば、撮像に関する制御としては、計算機システム60は、操作者から入力された撮像条件に基づいてシーケンス制御部50にスキャンを実行させる。そして、スキャンの結果としてシーケンス制御部50から生データが送信されると、その生データから画像を再構成する。
以上、本実施例に係るMRI装置100の構成について説明した。このような構成のもと、本実施例では、ケーブル1における傾斜磁場コイル13との接続部近傍部分を傾斜磁場コイル13に固定することによって、傾斜磁場コイル13とケーブルとの接続部にケーブルの振動による負荷が集中しないようにしている。これにより、傾斜磁場コイル13の振動によって傾斜磁場コイル13とケーブルとの接続部に破損が生じるのを防ぐことができる。
図2は、傾斜磁場コイル13およびケーブル1を示す斜視図である。図2に示すように、傾斜磁場コイル13には6本のケーブル1が接続されている。各ケーブル1における傾斜磁場コイル13側の端部は、傾斜磁場コイル13を構成する3つのコイルそれぞれのプラス端子およびマイナス端子に接続されている。一方、各ケーブル1における傾斜磁場コイル13の反対側の端部は、図1に示した傾斜磁場電源20にそれぞれ接続される(図2では、傾斜磁場電源20から取り外された状態で示されている)。
図3は、傾斜磁場コイル13とケーブル1との接続部を示す図である。図3に示すように、各ケーブル1の傾斜磁場コイル13側の端部には、それぞれケーブル端子3が設けられている。また、ケーブル1とケーブル端子3との接続部分は熱収縮チューブ9で覆われている。
一方、傾斜磁場コイル13の端部には、ケーブル1の本数と同じ数だけコイル凹部2が形成されている。また、図3では図示を省略しているが、各コイル凹部2の内側にはコイル端子部がそれぞれ設けられている。そして、各コイル端子部には、それぞれ、ケーブル端子固定用ボルト4を用いてケーブル1のケーブル端子3が取り付けられている。
図4は、傾斜磁場コイル13のコイル凹部2およびコイル端子部を示す斜視図である。図4に示すように、各コイル凹部2の内側にはコイル端子部8がそれぞれ設けられており、各コイル端子部8には、ケーブル端子固定用ボルト4の先端がねじ込まれるネジ穴8aが形成されている。ここで、各コイル端子部8は、ケーブル端子3が取り付けられた場合に、傾斜磁場コイル13によって発生する傾斜磁場の磁束に沿って各ケーブル1が配置されるように形成されている。
図5〜7は、コイル端子部8の形状を説明するための図である。図5に示すように、コイル端子部8は、ケーブル端子3が取り付けられる取り付け面が所定の傾斜角度で傾斜するように形成されている。この取り付け面の傾斜角度は、傾斜磁場コイル13が発生させる傾斜磁場の磁束の方向に基づいて決められている。
具体的に説明すると、図6に示すように、傾斜磁場コイル13によって発生する傾斜磁場の磁束は、傾斜磁場コイル13の内側では円筒の軸方向に沿うが、傾斜磁場コイル13の端部では円筒の外側に向けて放射状に拡がるように形成される。そこで、コイル端子部8は、図7に示すように、ケーブル端子3がコイル端子部8に取り付けられた場合に、傾斜磁場コイル13によって発生する傾斜磁場の磁束に沿ってケーブル1が配置されるように、前述した取り付け面の傾斜角度が決められている。
このように、傾斜磁場の磁束に沿ってケーブル1が配置されるように、ケーブル端子3が所定の傾斜角度でコイル端子部8に取り付けられることによって、ケーブル1に生じるローレンツ力が抑えられる。
また、傾斜磁場コイル13に設けられているコイル凹部2の凹みは、ケーブル端子3の大きさと概略一致する寸法に形成されている。これにより、ケーブル端子3がコイル端子部8に取り付けられた場合に、ケーブル端子3の動きがコイル凹部2によって制限される。
また、図7に示すように、ケーブル1とケーブル端子3との接続部分が熱収縮チューブ9で覆われていることによって、ケーブル端子3部分を絶縁するとともに、ケーブル1とケーブル端子3との接続部分、および、ケーブル1と傾斜磁場コイル13との接続部分を保護することができる。
また、ここでは図示を省略しているが、傾斜磁場コイル13に形成されたコイル凹部2には絶縁用のシリコンが充填される。コイル凹部2の内側にシリコンを注入することによって、容易かつ確実に端子部を絶縁することが可能になる。
通常、静音化型のMRI装置では、傾斜磁場コイルとケーブルとの接続部分は真空下に置かれるため、放電防止のために端子部を絶縁する必要がある。傾斜磁場コイルに高電圧が印加されると絶縁破壊のリスクが高まるため、従来は端子部を絶縁用のシリコンで覆うだけであった。しかし、この方法では作業者によってばらつきが生じる場合があった。また、ケーブルが太くなるとそれにつれて端子も大きくなるが、その場合、シリコンを塗布するだけでは十分な絶縁性能を保つのが困難であった。これに対し、本実施例では、コイル凹部2の内側にシリコンを注入することによって、容易かつ確実に端子部を絶縁することが可能になるので、作業者によらない確実な絶縁処理を行うことができる。
図3に戻って、傾斜磁場コイル13には、ケーブル固定板5が取り付けられている。このケーブル固定板5は、ケーブル1におけるケーブル端子3の近傍部分を下方から支持している。そして、ケーブル固定板5において、ケーブル1が置かれている各部には、ケーブル1を上から押さえるようにケーブル固定蓋6がそれぞれ取り付けられている。
図8は、ケーブル固定板5を示す斜視図である。図8に示すように、ケーブル固定板5は、傾斜磁場コイル13の端部に沿った弧状に形成されている。また、ケーブル固定板5には、ケーブル1が置かれる位置に溝状に形成されたケーブル載置部5aと、ケーブル固定板5を傾斜磁場コイル13に取り付けるためのネジが差し込まれる挿通孔5bが形成されている。
図9は、ケーブル固定蓋6を示す斜視図である。図9に示すように、ケーブル固定蓋6には、ケーブル1を押さえるケーブル押さえ部6aと、ケーブル固定蓋6をケーブル固定板5に取り付けるためのネジが差し込まれる挿通孔6bとが形成されている。
ケーブル固定蓋6がケーブル1を押さえた状態で、ネジを用いてケーブル固定蓋6をケーブル固定板5に固定することによって、ケーブル1におけるケーブル端子3の近傍部分が傾斜磁場コイル13に固定される。すなわち、ケーブル固定板5およびケーブル固定蓋6は、ケーブル1における傾斜磁場コイル13との接続部近傍部分を傾斜磁場コイル13に固定する「ケーブル固定手段」となる。
図3に戻って、ケーブル固定板5には、傾斜磁場コイル13の端部に沿ってケーブル固定板5から伸びるように、ケーブルさばき板7が取り付けられている。このケーブルさばき板7は、傾斜磁場コイル13によって発生する傾斜磁場の磁束に沿ってケーブル1が配置されるように、ケーブル1を下方から支持している。
図10は、ケーブルさばき板7を示す斜視図である。図10に示すように、ケーブルさばき板7は、傾斜磁場コイル13の端部に沿って湾曲する板状に形成されている。また、ケーブルさばき板7には、ケーブルさばき板7をケーブル固定板5に取り付けるためのネジが差し込まれる挿通孔7aと、インシュロック等を用いてケーブル1を適宜にケーブルさばき板7に固定するためのケーブル固定用孔7bとが形成されている。
図11および12は、ケーブルさばき板7の形状を説明するための図である。図11に示すように、ケーブルさばき板7は、傾斜磁場コイル13に接続された各ケーブル1を下方から支持するように形成されている。ここで、ケーブルさばき板7は、図12に示すように、ケーブルさばき板7の上にケーブル1が置かれた場合に、傾斜磁場コイル13によって発生する傾斜磁場の磁束に沿ってケーブル1が配置されるように、形状が決められている。
このように、ケーブルさばき板7が、傾斜磁場の磁束に沿ってケーブル1が配置されるようにケーブル1を支持することによって、ケーブル1に生じるローレンツ力がさらに抑えられる。
上述してきたように、本実施例によれば、ケーブル固定板5およびケーブル固定蓋6が、ケーブル1におけるケーブル端子3との接続部近傍部分を傾斜磁場コイル13に固定する。したがって、傾斜磁場コイル13とケーブルとの接続部にケーブルの振動による負荷が集中しないようになるので、傾斜磁場コイルの振動によって傾斜磁場コイルとケーブルとの接続部に破損が生じるのを防ぐことができる。
また、本実施例によれば、傾斜磁場コイル13は、ケーブル端子3が接続されるコイル端子部8を有しており、ケーブル端子3は、傾斜磁場の磁束に沿ってケーブル1が配置されるように、所定の傾斜角度でコイル端子部8に取り付けられる。したがって、ケーブル1に生じるローレンツ力が抑えられ、ケーブル1の振動を低減することができる。また、ケーブル1の振動による騒音を低減することができる。
また、本実施例によれば、ケーブルさばき板7が、傾斜磁場コイル13に設けられ、傾斜磁場の磁束に沿ってケーブル1が配置されるように当該ケーブル1を支持する。したがって、ケーブル1に生じるローレンツ力がさらに抑えられ、ケーブル1の振動をより低減することができる。また、傾斜磁場コイル13の振動によってケーブル1にストレスが生じるのを防ぐことができる。
また、本実施例によれば、コイル端子部8は、傾斜磁場コイル13においてケーブル端子3との接続箇所に形成されたコイル凹部2の内側に設置されており、当該コイル凹部2には絶縁用のシリコンが充填される。したがって、容易かつ確実に端子部を絶縁することが可能になり、真空環境下での放電を防止することができる。また、傾斜磁場コイル13やケーブルの振動によってケーブル接続部に緩みが生じるのを防ぐことができる。
また、本実施例によれば、傾斜磁場コイル13に設けられたコイル凹部2の凹みは、ケーブル端子の大きさと概略一致する寸法に形成されている。したがって、ケーブル端子3がコイル端子部8に取り付けられた場合に、ケーブル端子3の動きがコイル凹部2によって制限されるので、ケーブル接続部に緩みが生じるのをより強固に防ぐことができる。
なお、本実施例では、1つのコイル端子部8に1つのケーブル端子3が取り付けられる場合について説明したが、例えば、コイル端子部8は、複数のケーブル端子3を並べて取り付け可能に形成されていてもよい。
図13は、1つのコイル端子部8が複数のケーブル端子3を支持する場合を説明するための図である。図13は、コイル端子部8が2つのケーブル端子を支持する場合を示している。図13に示すように、この場合には、コイル端子部8が、ケーブル端子3を2つ並べた幅よりも大きな幅を有するように形成される。
これにより、1本のケーブルをそのケーブルより細い複数のケーブルに置き換えることができるようになる。一般的に、ケーブルは、太さが増せば振動の大きさも大きくなるので、上記のようにケーブルを細いケーブルに置き換えることによって、ケーブルの振動を低減することができる。
また、本実施例では、ケーブル端子3が、コイル端子部8に設けられた取り付け面に取り付けられる場合について説明したが、例えば、コイル端子部8に設けられた取り付け面が、ケーブル端子3が嵌合される嵌合部を有するように形成されていてもよい。
図14は、コイル端子部8に設けられた取り付け面が嵌合部を有するように形成されている場合を説明するための図である。図14に示すように、この場合には、例えば、コイル端子部8に設けられた取り付け面に、ケーブル端子3の大きさに概略一致する寸法の嵌合凹部8bが形成される。この嵌合凹部8bにケーブル端子3をはめ込むことによって、ケーブル端子3が所定の位置に位置決めされるので、傾斜磁場コイル13やケーブルの振動によってケーブル接続部に緩みが生じるのを防ぐことができる。
また、本実施例では、図1に示したように、円筒の軸方向の長さを比較した場合に、傾斜磁場コイル13の長さが静磁場磁石の長さよりも短いこととした。これに対し、従来のMRI装置の中には、円筒の軸方向の長さを比較した場合に、傾斜磁場コイルの長さが静磁場磁石の長さよりも長いものもある。そのようなMRI装置では、傾斜磁場コイルの端部において上下に空間を確保することができるので、傾斜磁場コイルの端部から垂れ下がるようにケーブルを取り付けることが可能である。その場合には、重力の影響が小さくなる分だけケーブルの振動は小さくなる。したがって、円筒の軸方向の長さを比べた場合に、傾斜磁場コイルの長さが静磁場磁石の長さよりも短い場合のほうが、より顕著に本発明の効果を得ることができる。
以上のように、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、傾斜磁場コイルと傾斜磁場電源とがケーブルで接続されている場合に有用であり、特に、傾斜磁場コイルが大きく振動する場合に適している。
本実施例に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。 傾斜磁場コイルおよびケーブルを示す斜視図である。 傾斜磁場コイルとケーブルとの接続部を示す図である。 傾斜磁場コイルのコイル凹部およびコイル端子部を示す斜視図である。 コイル端子部の形状を説明するための図(1)である。 コイル端子部の形状を説明するための図(2)である。 コイル端子部の形状を説明するための図(3)である。 ケーブル固定板を示す斜視図である。 ケーブル固定蓋を示す斜視図である。 ケーブルさばき板を示す斜視図である。 ケーブルさばき板の形状を説明するための図(1)である。 ケーブルさばき板の形状を説明するための図(2)である。 1つのコイル端子部が複数のケーブル端子を支持する場合を説明するための図である。 コイル端子部に設けられた取り付け面が嵌合部を有するように形成されている場合を説明するための図である。
符号の説明
1 ケーブル
2 コイル凹部
3 ケーブル端子
4 ケーブル端子固定用ボルト
5 ケーブル固定板
5a ケーブル載置部
5b 挿通孔
6 ケーブル固定蓋
6a ケーブル押さえ部
6b 挿通孔
7 ケーブルさばき板
7a 挿通孔
7b ケーブル固定用孔
8 コイル端子部
8a ネジ穴
8b 嵌合凹部
9 熱収縮チューブ
10 架台
11 静磁場磁石
12 真空容器
13 傾斜磁場コイル
14 RFコイル
15 寝台天板
20 傾斜磁場電源
30 送信部
40 受信部
50 シーケンス制御部
60 計算機システム
100 MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)

Claims (7)

  1. 磁気共鳴現象を利用して被検体内を画像化する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記被検体が置かれる撮像空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルに電流を供給する傾斜磁場電源と、
    前記傾斜磁場コイルと前記傾斜磁場電源とを接続するケーブルと、
    前記ケーブルにおける前記傾斜磁場コイルとの接続部近傍部分を前記傾斜磁場コイルに固定するケーブル固定手段と
    を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記ケーブルは、前記傾斜磁場コイル側の端部に設けられたケーブル端子を有し、
    前記傾斜磁場コイルは、前記ケーブル端子が接続されるコイル端子部を有し、
    前記ケーブル端子は、前記傾斜磁場の磁束に沿って前記ケーブルが配置されるように、所定の傾斜角度で前記コイル端子部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記傾斜磁場コイルに設けられ、前記傾斜磁場の磁束に沿って前記ケーブルが配置されるように当該ケーブルを支持するケーブル支持手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記コイル端子部は、前記傾斜磁場コイルにおいて前記ケーブル端子との接続箇所に形成されたコイル凹部の内側に設置されており、当該コイル凹部には絶縁用樹脂が充填されることを特徴とする請求項2または3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記傾斜磁場コイルに設けられた前記コイル凹部の凹みは、前記ケーブル端子の大きさと概略一致する寸法に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記コイル端子部は、複数のケーブル端子を並べて取り付け可能に形成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記コイル端子部は、前記ケーブル端子が嵌合される嵌合部を有することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
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