JP2012115456A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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歩 勝沼
Hiromitsu Takamori
博光 高森
Masamiki Yamashita
正幹 山下
Kota Watanabe
広太 渡辺
Hiroshi Ueda
祐 上田
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Abstract

【課題】磁気共鳴イメージング装置において、静磁場の磁束のローレンツ力に起因するケーブルの振動を抑えることで、磁場環境下での消音効果や、ケーブル自体の疲労破断の防止効果を向上させること。
【解決手段】磁気共鳴イメージング装置において、X軸傾斜磁場コイルに電源供給するケーブルを、X軸傾斜磁場コイルに電流を入力する導体16Xiと、X軸傾斜磁場コイルから電流を出力する導体16Xiとが一体の同軸ケーブル16Xとし、Y軸傾斜磁場コイルに電源供給するケーブルを、Y軸傾斜磁場コイルに電流を入力する導体16Yiと、Y軸傾斜磁場コイルから電流を出力する導体16Yiとが一体の同軸ケーブル16Yとし、Z軸傾斜磁場コイルに電源供給するケーブルを、Z軸傾斜磁場コイルに電流を入力する導体16Ziと、Z軸傾斜磁場コイルから電流を出力する導体16Ziとが一体の同軸ケーブル16Zとする。
【選択図】 図5

Description

本発明の一態様としての本実施形態は、磁気共鳴現象を利用して被検体内を画像化する磁気共鳴イメージング(MRI)装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置は、静磁場中に置かれた被検体に高周波磁場を印加し、それにより被検体から発せられる磁気共鳴信号を基に画像を再構成する装置である。磁気共鳴イメージング装置は、磁気共鳴信号から位置情報が得られるように、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を撮像空間に発生させる。
そのため、磁気共鳴イメージング装置では、前述した傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、傾斜磁場コイルに電力を供給する傾斜磁場電源とがケーブルを介して接続される。傾斜磁場コイルの接続ケーブルは、通常、撮像空間に静磁場を発生させる静磁場磁石や、傾斜磁場コイルが収容される真空容器によって保持・固定される。
また、傾斜磁場コイルの接続ケーブルを、外部がシールド層で覆われている同軸ケーブルとする磁気共鳴イメージング装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−346234号公報
従来の磁気共鳴イメージング装置による磁場環境下(数10ガウス〜数テスラ)では、傾斜磁場コイルの接続ケーブルを介してパルス状の電流を流すと、静磁場磁石による静磁場の磁束に起因するローレンツ力によってケーブルが振動する。また、傾斜磁場コイルの接続ケーブルには、ケーブルを傾斜磁場コイル等に剛に固定するためのフラットバー等の部品が取り付けられるが、その部品を介してケーブルに傾斜磁場コイル等に生じる振動が伝わる。
傾斜磁場コイルの接続ケーブルの振動は、騒音源となったり、ケーブル自体の疲労破断の原因となったりする。
傾斜磁場コイルの接続ケーブルの振動を防止するために、従来の磁気共鳴イメージング装置では、傾斜磁場コイルの接続ケーブルを静磁場の磁束に沿うように(磁束に直交しないように)レイアウトする方法等が取られてきた。しかし、その場合、傾斜磁場コイルの接続ケーブルの振動の防止効果が十分でなかったり、傾斜磁場コイルの接続ケーブルの設置方法が制限されたりするという問題があった。
さらに、特許文献1ではそもそも、傾斜磁場コイルの接続ケーブルの振動の防止効果の向上のために同軸ケーブルを用いるものではないので、特許文献1には、同軸ケーブルの具体的な設置箇所や構造についての記載がない。
本実施形態の磁気共鳴イメージング装置は、上述した課題を解決するために、静磁場を発生する静磁場磁石と、前記静磁場に重畳される傾斜磁場を被検体に印加する傾斜磁場コイルと、前記傾斜磁場コイルに電力を供給する傾斜磁場電源と、前記傾斜磁場コイルと前記傾斜磁場電源とを接続するケーブルと、前記被検体から発生する電磁波の磁気共鳴信号を受信して電気信号に変換する高周波コイルと、を備えた磁気共鳴イメージング装置において、前記ケーブルは、前記傾斜磁場コイルの端面を含む平面から外側に少なくとも一部を有し、前記傾斜磁場コイルに電流を入力する入力導体と、前記傾斜磁場コイルから前記電流を出力する出力導体とが一体の同軸ケーブルである。
本実施形態のMRI装置の全体構成を示す概略図。 本実施形態のMRI装置の静磁場磁石によって発生する静磁場の磁束を示す図。 従来のMRI装置の真空容器、傾斜磁場コイルユニット、及びケーブルを示す斜視図。 本実施形態のMRI装置の真空容器、傾斜磁場コイルユニット、及び同軸ケーブルを示す斜視図である。 本実施形態のMRI装置の同軸ケーブルの構造例を示す断面図。 本実施形態のMRI装置の同軸ケーブルの設置例を示す図。
本実施形態の磁気共鳴イメージング(MRI:magnetic resonance imaging)装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のMRI装置の全体構成を示す概略図である。
図1は、本実施形態のMRI装置1を示す。MRI装置1は、架台装置(ガントリ)10、静磁場磁石11、真空容器12、傾斜磁場コイル(ASGS:actively shield gradient coil:ASGC)ユニット13、RFコイル14、傾斜磁場電源ユニット15、同軸ケーブル16、送信部17、受信部18、シーケンス制御装置19、寝台装置20、及びコンピュータ21によって構成される。
架台装置10は、Z軸方向に軸を有する円筒状の空洞(ボア)Bを形成する。被検体は、空洞BをZ軸方向に沿って進入及び退避する。
静磁場磁石11は、Z軸方向に軸を有する円筒状の磁石である。静磁場磁石11は、励起される際に静磁場電源(図示せず)に接続され、静磁場電源から供給される電流により、円筒内部に形成された撮像空間に静磁場を発生させる。
図2は、本実施形態のMRI装置1の静磁場磁石11によって発生する静磁場の磁束を示す図である。
図2に示すように、静磁場磁石11によって発生する静磁場の磁束は、空洞B内では軸方向に沿うが、空洞B外では、空洞Bの開口部付近から外側に向けて略放射状に拡がるように形成される。
図1に示す真空容器12は、Z軸方向に軸を有する円筒状に形成され、静磁場磁石11の内側に配置されている。真空容器12によって、円筒の外壁と内壁との間には密閉された内部空間が形成されている。真空容器12の内部空間は、診断時には、真空ポンプ(図示せず)によって大気圧よりも実質的に低い気圧(真空)となるように調整される。
傾斜磁場コイルユニット13は、Z軸方向に軸を有する円筒状に形成され、真空容器12の内部空間に配置される。傾斜磁場コイルユニット13は、傾斜磁場電源ユニット15から供給される電流により、互いに直交するX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に沿った傾斜磁場を静磁場磁石11の内側に発生させる。傾斜磁場コイルユニット13は、X軸方向の傾斜磁場を発生させるX軸傾斜磁場コイル、Y軸方向の傾斜磁場を発生させるY軸傾斜磁場コイル、Z軸方向の傾斜磁場を発生させるZ軸傾斜磁場コイル、及び、傾斜磁場コイルユニット13を冷却する冷却パイプ等が積層されて形成されている。
RFコイル14は、静磁場磁石11の開口部内で被検体Pに対向するように配設されたコイルである。RFコイル14は、送信部17及び受信部18と接続される。RFコイル14は、送信部17からラーモア周波数(共鳴周波数)の高周波(RF:radio frequency)信号を受けて被検体Pに高周波磁場パルスを送信する機能と、被検体Pの原子核スピンの高周波信号による励起に伴って発生したMR信号を受信して受信部18に与える機能とを有する。
なお、上述した静磁場磁石11、真空容器12、傾斜磁場コイルユニット13、及びRFコイル14は、架台装置10にそれぞれ搭載されている。
傾斜磁場電源ユニット15は、シーケンス制御装置19からの指示に基づいて、同軸ケーブル16を介して傾斜磁場コイルユニット13に電源を供給する。傾斜磁場電源ユニット15は、傾斜磁場コイルユニット13のX軸傾斜磁場コイルに接続されるX軸傾斜磁場電源15Xと、Y軸傾斜磁場コイルに接続されるY軸傾斜磁場電源15Yと、Z軸傾斜磁場コイルに接続されるZ軸傾斜磁場電源15Zとを備える。
同軸ケーブル16は、傾斜磁場電源ユニット15への電源供給用のケーブルである。傾斜磁場コイルユニット15の1つの傾斜磁場コイルにパルス状の電流を入力する入力導体と、当該傾斜磁場コイルからパルス状の電流を出力する出力導体とが一体となったケーブル、すなわち、電流が流れる向きが逆向きの2つの導体が一体となったケーブルである。同軸ケーブル16の設置箇所及び構造については後述する。
送信部17は、シーケンス制御装置19からの指示に基づいて、RFコイル14にRFパルスを送信する装置である。
受信部18は、RFコイル14によって受信されたMR信号を検出し、検出したMR信号をデジタル化することによって得られる生データをシーケンス制御装置19に対して送信する。
シーケンス制御装置19は、コンピュータ21による制御に従って、傾斜磁場電源15、送信部17、及び受信部18をそれぞれ機能させることによって被検体Pのスキャンを行なう装置である。シーケンス制御装置19は、スキャンを行なった結果、受信部18から生データが送信されると、その生データをコンピュータ21に送信する。
寝台装置20は、被検体Pが載置される天板20aを備える。寝台装置20は、天板20aをZ軸方向に駆動させて、架台装置10に設けられた空洞内の撮像領域に、天板20a上の被検体Pを進入及び退避させる。
コンピュータ21は、MRI装置1全体を制御する装置である。コンピュータ21は、技師等の操作者から各種入力を受け付ける入力部と、操作者から入力される撮像条件に基づいてシーケンス制御装置19にスキャンを実行させるシーケンス制御部と、シーケンス制御装置19から送信された生データに基づいて画像を再構成する画像再構成部と、再構成された画像などを記憶する記憶部と、再構成された画像等の各種情報を表示する表示部と、操作者からの指示に基づいて各機能部の動作を制御する主制御部等を有する。
続いて、図3及び図4を用いて、従来技術のMRI装置と、本実施形態のMRI装置1との構成の違いを説明する。
図3は、従来のMRI装置の真空容器52、傾斜磁場コイルユニット53、及びケーブル56を示す斜視図である。
図3に示すように、傾斜磁場コイルユニット53には、6本の単線ケーブル56が接続される。6本の単線ケーブル56は、単線ケーブル56Xi,56Xo,56Yi,56Yo,56Zi,56Zoによって構成される。単線ケーブル56Xiは、X軸傾斜磁場コイルに電流を入力するための導体を有する。単線ケーブル56Xoは、X軸傾斜磁場コイルから電流を出力するための導体を有する。単線ケーブル56Yiは、Y軸傾斜磁場コイルに電流を入力するための導体を有する。単線ケーブル56Yoは、Y軸傾斜磁場コイルから電流を出力するための導体を有する。単線ケーブル56Ziは、Z軸傾斜磁場コイルに電流を入力するための導体を有する。単線ケーブル56Zoは、Z軸傾斜磁場コイルから電流を出力するための導体を有する。
単線ケーブル56Xiの導体の一端は、X軸傾斜磁場コイルのマイナス端子に、単線ケーブル56Xoの導体の一端はX軸傾斜磁場コイルのプラス端子に接続される。単線ケーブル56Yiの導体の一端は、Y軸傾斜磁場コイルのマイナス端子に接続される。単線ケーブル56Yoの導体の一端は、Y軸傾斜磁場コイルのプラス端子に接続される。単線ケーブル56Ziの導体の一端は、Z軸傾斜磁場コイルのマイナス端子に接続される。単線ケーブル56Zoの導体の一端は、Z軸傾斜磁場コイルのプラス端子に接続される。一方、6本の単線ケーブル56の導体の他端は、傾斜磁場電源ユニットにそれぞれ接続される。
また、単線ケーブル56は、真空容器52の内部の傾斜磁場コイルユニット53と真空容器52の外部の傾斜磁場電源とを接続するため、MRI装置1は、6本の単線ケーブル56が真空容器52を貫通する構成を有する。6本の単線ケーブル56の真空容器52に対する貫通部分は、真空容器52の内部からの真空漏れ防止と、単線ケーブル56の振動の防止を兼ねるためにゴムブッシュ構造とする。
図4は、本実施形態のMRI装置1の真空容器12、傾斜磁場コイルユニット13、及び同軸ケーブル16を示す斜視図である。図5は、本実施形態のMRI装置1の同軸ケーブル16の構造例を示す断面図である。
図4に示すように、傾斜磁場コイルユニット13には、3本の同軸ケーブル16が接続される。3本の同軸ケーブル16は、同軸ケーブル16X,16Y,16Zによって構成される。図5に示すように、同軸ケーブル16Xは、X軸傾斜磁場コイルに電流を入力する導体16Xiと、X軸傾斜磁場コイルから電流を出力するための導体16Xoとを一体として有する。同軸ケーブル16Yは、Y軸傾斜磁場コイルに電流を入力するための導体16Yiと、Y軸傾斜磁場コイルから電流を出力するための導体16Yoとを一体として有する。同軸ケーブル16Zは、Z軸傾斜磁場コイルに電流を入力するための導体16Ziと、Z軸傾斜磁場コイルから電流を出力するための導体16Zoとを一体として有する。
図5に示すように、同軸ケーブル16Xは、大きくは、中心部の導体16Xiと、導体16Xiの周囲の複数の導体16Xoと、絶縁体16Xnとによって構成される。同軸ケーブル16Xは、導体16Xiの断面積と、複数の導体16Xoの断面積の合計とが略同一であることが望ましい。X軸傾斜磁場コイルへの電源供給は、RFコイル14への電源供給とは異なり高周波ではないので、電流が同軸ケーブル16の導体16Xi,16Xoの表面ではなく内部を流れるからである。同軸ケーブル16Y,16Zについても同様である。
また、同軸ケーブル16Xの導体16Xiの一端は、X軸傾斜磁場コイルのマイナス端子に接続される。同軸ケーブル16Xの導体16Xoの一端は、X軸傾斜磁場コイルのプラス端子に接続される。同軸ケーブル16Yの導体16Yiの一端は、Y軸傾斜磁場コイルのマイナス端子に接続される。同軸ケーブル16Yの導体16Yoの一端は、Y軸傾斜磁場コイルのプラス端子に接続される。同軸ケーブル16Zの導体16Ziの一端は、Z軸傾斜磁場コイルのマイナス端子に接続される。同軸ケーブル16Zの導体16Zoの一端は、Z軸傾斜磁場コイルのプラス端子に接続される。一方、3本の同軸ケーブル16の他端は、図1に示す傾斜磁場電源ユニット15にそれぞれ接続される。
同軸ケーブル16X,16Y,16Zの接続部分(端部)には、銅パイプを曲げてつぶしたラグ端子、又は、鋳物等で作るラグ等が圧着される。同軸ケーブル16X,16Y,16Zの接続部分は、エポキシ樹脂やシリコン樹脂等で含浸構造とすることもできる。
なお、同軸ケーブル16Xの導体16XiをX軸傾斜磁場コイルに電流を入力する導体とし、導体16XoをX軸傾斜磁場コイルから電流を出力するための導体として説明したが、逆であってもよいことは言うまでもない。同軸ケーブル16Y,16Zについても同様である。さらに、図4を用いて、傾斜磁場コイルユニット13の一方の端面に3本の同軸ケーブル16が接続される場合を説明したが、傾斜磁場コイルユニット13の一方の端面に2本の同軸ケーブル16が、他方の端面に1本の同軸ケーブル16が接続される場合であってもよい。
MRI装置1による磁場環境下(数10ガウス〜数テスラ)では、同軸ケーブル16Xを介してパルス状の電流を流すと、静磁場磁石11による静磁場の磁束(図2に図示)によって同軸ケーブル16の導体16Xiの電荷と導体16Xoの電荷とがローレンツ力を受ける。そして、導体16Xiの電荷が受けるローレンツ力の向きと、導体16Xoの電荷が受けるローレンツ力の向きとが相反することになる。同軸ケーブル16Y,16Zについても同軸ケーブル16Xと同様なことがいえる。よって、静磁場磁石11による静磁場の磁束によって同軸ケーブル16Xが受けるローレンツ力が互いに打ち消されるので、ローレンツ力に起因する同軸ケーブル16X,16Y,16Zの振動がなくなり、同軸ケーブル16X,16Y,16Zの振動が大幅に抑えられる。さらに、同軸ケーブル16X,16Y,16Zの振動が大幅に抑えられ、同軸ケーブル16X,16Y,16Zを傾斜磁場コイルユニット13に剛に固定する必要がなくなるので、傾斜磁場コイルユニット13から固定部品を介して同軸ケーブル16X,16Y,16Zに伝わる振動を抑えることができる。
したがって、MRI装置1によれば、同軸ケーブル16X,16Y,16Zの振動が大幅に抑えられるので、MRI装置1による磁場環境下での消音効果が向上すると共に、ケーブル自体の疲労破断の防止効果が向上する。
また、MRI装置1は、真空容器12の内部の傾斜磁場コイルユニット13と真空容器12の外部の傾斜磁場電源15とが同軸ケーブル16X,16Y,16Zを介して接続されるため、同軸ケーブル16X,16Y,16Zが真空容器12を貫通する構造を有する。したがって、MRI装置1によれば、同軸ケーブル16X,16Y,16Zの振動が大幅に抑えられるので、同軸ケーブル16X,16Y,16Zの真空容器12に対する各貫通部分におけるシール効果を向上できる。さらに、同軸ケーブル16X,16Y,16Zの真空容器12に対する貫通部分において同軸ケーブル16Xの防振措置を講じる必要がないので、貫通部分を、真空容器52の内部からの真空漏れ防止に特化したゴム質のシール部材ブーツ構造等とすることができる。したがって、MRI装置1において、貫通部分をゴム質のシール部材やブーツ構造等とすれば、同軸ケーブル16X,16Y,16Zの真空容器12に対する各貫通部分におけるシール効果をさらに向上できる。貫通部分をゴム質のシール部材とする場合、シール部材の外壁の形状を円錐状とし、円錐の底面に平行な面の直径が大きい側のシール部材の厚みが、直径が小さい側のシール部材の厚みよりも大きくなるように形成することが望ましい。
さらに、MRI装置1によれば、真空容器12に対する貫通部分のケーブルが3本となるので、貫通部分のケーブルが6本である従来のMRI装置と比較してシール効果をさらに向上できる。
なお、MRI装置1では、傾斜磁場コイルユニット13と傾斜磁場電源15とを接続するケーブルの全体を同軸ケーブル16とする場合について説明した。しかしながら、MRI装置1では、図6に示すように、傾斜磁場コイルユニット13と傾斜磁場電源15とを接続するケーブルの全体のうち、静磁場磁石11の静磁場の磁束によってケーブルにローレンツ力が発生し得る部分、すなわち、傾斜磁場コイルユニット13の端面13aを含むXY平面Fから外側の部分(図6中のケーブルの破線部分を除く部分)が少なくとも同軸ケーブル16であればよい。
本実施形態のMRI装置1によると、傾斜磁場コイルユニット13への電源供給用のケーブルを同軸ケーブル16とすることで、静磁場磁石11の静磁場の磁束のローレンツ力に起因する同軸ケーブル16の振動がなくなり、同軸ケーブル16の振動が大幅に抑えられるので、磁場環境下での消音効果や、ケーブル自体の疲労破断の防止効果が向上する。
また、本実施形態のMRI装置1によると、傾斜磁場コイルユニット13への電源供給用のケーブルを同軸ケーブル16とすることで、真空容器12のシール効果が向上する。
なお、本実施形態のMRI装置1は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、本実施形態のMRI装置1に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1 MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)
10 架台装置(ガントリ)
11 静磁場磁石
12 真空容器
13 傾斜磁場コイルユニット
15 傾斜磁場電源ユニット
15X X軸傾斜磁場電源
15Y Y軸傾斜磁場電源
15Z Z軸傾斜磁場電源
16,16X,16Y,16Z 同軸ケーブル
16Xi,16Xo,16Yi,16Yo,16Zi,16Zo 導体
16Xn,16Yn,16Zn 絶縁体

Claims (6)

  1. 静磁場を発生する静磁場磁石と、
    前記静磁場に重畳される傾斜磁場を被検体に印加する傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルに電力を供給する傾斜磁場電源と、
    前記傾斜磁場コイルと前記傾斜磁場電源とを接続するケーブルと、
    前記被検体から発生する電磁波の磁気共鳴信号を受信して電気信号に変換する高周波コイルと、を備えた磁気共鳴イメージング装置において、
    前記ケーブルは、
    前記傾斜磁場コイルの端面を含む平面から外側に少なくとも一部を有し、前記傾斜磁場コイルに電流を入力する入力導体と、前記傾斜磁場コイルから前記電流を出力する出力導体とが一体の同軸ケーブルであることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記傾斜磁場コイルを内部空間に配置するような形状である真空容器をさらに有し、
    前記同軸ケーブルは前記真空容器を貫通する構成とすることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記真空容器を貫通する部分に配置されるゴム質のシール部材を介して前記真空容器を貫通する構成とすることを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記シール部材の外壁の形状を円錐状とし、円錐の底面に平行な面の直径が大きい側のシール部材の厚みが、直径が小さい側のシール部材の厚みよりも大きくなるように形成することを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記同軸ケーブルは、前記入力導体及び前記出力導体のうち一方の内部導体と、前記内部導体の周囲に配置される他方の複数の外部導体とによって構成されることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記内部導体の断面積と、前記複数の外部導体の断面積の合計とが略同一であることを特徴とする請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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