JP2010124469A - 基地局、ユーザ端末及びシングルセルエンハンスドmbmsの実現方法 - Google Patents

基地局、ユーザ端末及びシングルセルエンハンスドmbmsの実現方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局、ユーザ端末及びシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法を提供する。
【解決手段】本発明の係る方法においては、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタと接続を確立し、ソースシンボル数と符号化シンボル数を取得し、目標復号失敗確率、上記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算し、エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得し、上記現在パケットロス率が目標パケットロス率以下となる場合、制御処理を行い、HARQ再送の平均再送回数を減らす。本発明の実施例によれば、サービスの需要を満足する場合には、HARQの平均再送回数を可能な限り低下させており、無線資源の利用率を向上させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、3G LTE(Long Term Evolution)システムのEMBMS(Enhanced Multimedia Broadcast/Multicast Service、エンハンスドマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス)に関し、特に、基地局、ユーザ端末及びシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法に関する。
マルチキャストとブロードキャストは、1つのデータソースから複数の宛先へデータを伝送する技術である。世界標準化組織3GPPは、モバイルネットワークにおけるMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス)を提案している。1つのデータソースから複数のユーザへデータを送信する一対多サービスをサポートすることで、ネットワーク資源の共有とネットワーク資源の利用率向上が実現され、特に、エアインタフェース資源の利用率向上が実現されている。
3G LTEシステムは、3GPP組織が3Gシステムを制定するエボリューションプロジェクトであり、通常3.9Gと思われている。3G LTEシステムでは、MBMSがエンハンスドMBMS(EMBMS)と呼ばれる。EMBMSでは、マルチセル伝送とシングルセル伝送の2種類の伝送方式が定義されている。
シングルセル伝送は、リンクのフィードバックとHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request、ハイブリッド自動再送要求)再送をサポートする。例えばホームベースステーションがカバーするセルのようなある特定のセルでは、シングルセル伝送によれば、信頼性の高いMBMSサービスを提供できる。
3GPPが定義するMBMSでは、リンクレイヤにおいて再送メカニズムがないため、無線リンクのエラーが直接アプリケーションレイヤに伝送されることとなり、MBMSサービスの品質が大幅に低減されることとなる。この問題を補償するために、MBMSでは、アプリケーションレイヤにおいてRaptorFEC(Forward Error Correction、前進型誤信号訂正)が定義されており、それを利用して一定のアプリケーションレイヤの前進型誤信号訂正を提供する。
Raptorは、ファウンテンコード(fountain code)の特例であり、レートレスの符号化案に属する。ファウンテンコードとは、K個のオリジナルパケットから任意の数の符号化パケットが生成されるコードであって、ユーザ端末がそのうちの任意のM個の符号化パケットを受信し、復号することによって、オリジナルパケットのすべてを高い確率で復元することに成功できる。一般的には、MがKより僅かに大きいため、一定の復号コストSを導入して、S=M/K−1と定義する。
ファウンテンコードは、自身の性質により、無線放送に非常に適用するため、2004年に3GPPのMBMS規格に採用され、アプリケーションレイヤの前方誤り訂正保護方法とされている。最近のLTE標準会議では、EMBMSに対して各メーカーから従来のMBMSと異なるメカニズムが提案されているが、アプリケーションレイヤにおけるRaptor FECの採用には異議がなかった。
アプリケーションレイヤの符号化案として、Raptor FECは引き続きEMBMS規格に採用される見込みがある。
しかし、本発明の発明者が本発明を実現する過程において、EMBMSのシングルセル伝送場合にRaptorとHARQを同時に使用することで無線資源の浪費を招くことを発見した。詳しくは下記のように分析する。
図1に示すように、伝送予定ファイルがアプリケーションレイヤにおいてK個のソースシンボルに分けられるとし、Raptor符号化器を経てN個の符号化シンボルを生成する。該N個の符号化シンボルは、MAC(Medium Access Control、メディアアクセスコントロール)層に伝送され、無線リンクを経由してユーザ端末のMAC層に送信される。
一方、送信側において、HARQ再送メカニズムを採用して信頼できない無線リンクを克服する。HARQにより無線リンクに生じたエラーが完全に克服されたとすると、ユーザ端末が該N個の符号化シンボルを受信でき、該N個のシンボルをアプリケーションレイヤに伝送する。それから、Raptor復号器が該N個の符号化シンボルに基づいて復号を行う。
実際の場合では、Raptor符号化の性質に応じて、K個のソースシンボルを復号するにはM(MがKより僅かに大きければよい)個の信号しか必要としない。しかし、アプリケーションレイヤのRaptor FECとMAC層のHARQとの間にいかなる交互もないため、一般的には、アプリケーションレイヤのRaptor FECで生成する符号化シンボルの数Nは、K個のソースシンボルの復号に必要とする符号化シンボルの数Mよりはるかに大きい。しかし、Raptor復号にはM個の符号化シンボルしか必要としないため、Raptor復号にとって、(N−M)個の符号化シンボルが余分となる。従って、MAC層が該(N−M)個の余分シンボルの送信に消耗するエネルギーと無線資源も浪費されることとなる。
本発明は、基地局、ユーザ端末及びシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法を提供し、エンハンスドMBMSがシングルセル伝送においてRaptorとHARQを同時利用する際の無線資源利用率を向上させることを目的とする。
上記目的を実現するために、本発明の実施例では、Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法を提供している。
該方法では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタと接続を確立し、ソースシンボル数と符号化シンボル数を取得し、目標復号失敗確率、上記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算し、エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得し、上記現在パケットロス率が上記目標パケットロス率以下となる場合、制御処理を行い、HARQ再送の平均再送回数を減らす。
上記方法において、Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pfが目標復号失敗確率であると、上記目標パケットロス率pは、下記公式で計算される。
Figure 2010124469
上記制御処理は、具体的に、エンハンスド基地局がHARQの現在最大再送回数を減らし、上記現在最大再送回数が減らされて1以上となる。
上記現在パケットロス率が上記目標パケットロス率よりも大きい場合、エンハンスド基地局がHARQの現在最大再送回数を増やし、上記現在最大再送回数が増やされて3以下となる。
上記制御処理は、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときにエンハンスド基地局にNACKをフィードバックする操作を遮断する。
上記現在パケットロス率が上記目標パケットロス率よりも大きい場合、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときにエンハンスド基地局にNACKをフィードバックする。
上記目的を実現するために、本発明の実施例では、Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法を提供している。
該方法では、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタと接続を確立し、ソースシンボル数と符号化シンボル数を取得し、目標復号失敗確率、上記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算し、エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得し、上記目標パケットロス率と現在パケットロス率に基づいて第1のフィードバック確率を計算し、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときに、上記第1のフィードバック確率以上であって、且つ1よりも小さい第2のフィードバック確率でエンハンスド基地局にNACKをフィードバックする。
上記方法において、Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pfが目標復号失敗確率とし、上記目標パケットロス率pは、下記公式で計算される。
Figure 2010124469
targetが上記目標パケットロス率、Pcurrentが上記現在パケットロス率とし、上記第1のフィードバック確率Poptは、下記公式で計算される。
Figure 2010124469
上記目的を実現するために、本発明の実施例では、Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSに用いる基地局を提供している。
該基地局は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタからソースシンボル数と符号化シンボル数を受信するための第1の受信モジュールと、目標復号失敗確率、上記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算するための目標パケットロス率計算モジュールと、エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得するための現在パケットロス率計算モジュールと、上記現在パケットロス率が上記目標パケットロス率よりも大きいか否かを比較するための比較モジュールと、上記現在パケットロス率が上記目標パケットロス率以下となる場合、制御処理を行い、HARQ再送の平均再送回数を減らすための調節モジュールとを備える。
上記基地局では、Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pfが目標復号失敗確率であると、上記目標パケットロス率計算モジュールが上記目標パケットロス率pを、下記公式で計算する。
Figure 2010124469
上記基地局の上記調節モジュールにおいて、上記現在パケットロス率が上記目標パケットロス率以下となる場合には、HARQの現在最大再送回数を減らし、上記現在最大再送回数が減らされて1以上となり、上記現在パケットロス率が上記目標パケットロス率よりも大きい場合には、HARQの現在最大再送回数を増やし、上記現在最大再送回数が3以下となるための第1の調節ユニットを含む。
上記目的を実現するために、本発明の実施例では、Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSに用いるユーザ端末を提供している。
該ユーザ端末は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタからソースシンボル数と符号化シンボル数を受信するための受信モジュールと、目標復号失敗確率、上記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算するための目標パケットロス率計算モジュールと、エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得するための現在パケットロス率計算モジュールと、上記現在パケットロス率が上記目標パケットロス率よりも大きいか否かを比較するための比較モジュールと、現在パケットロス率が目標パケットロス率よりも大きく、且つデータ受信エラーを検出した場合には、基地局にNACKをフィードバックし、現在パケットロス率が目標パケットロス率よりも大きく、且つデータ受信エラーを検出したことではない場合には、サイレンスを維持するための第1のフィードバックモジュールとを備える。
上記ユーザ端末では、Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pfが目標復号失敗確率であるとし、上記目標パケットロス率計算モジュールが上記目標パケットロス率pを、下記公式で計算する。
Figure 2010124469
上記目的を実現するために、本発明の実施例では、Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSに用いるユーザ端末を提供している。
該ユーザ端末は、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタからソースシンボル数と符号化シンボル数を受信するための受信モジュールと、目標復号失敗確率、上記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算するための目標パケットロス率計算モジュールと、エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得するための現在パケットロス率計算モジュールと、上記目標パケットロス率と現在パケットロス率に基づいて、サービスの需要を満足する第1のフィードバック確率を計算するための第1のフィードバック確率計算モジュールと、データ受信エラーを検出したときに、上記第1のフィードバック確率以上であって、且つ1よりも小さい第2のフィードバック確率でエンハンスド基地局にNACKをフィードバックするための第2のフィードバックモジュールとを備える。
上記ユーザ端末では、Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pfが目標復号失敗確率であると、上記目標パケットロス率計算モジュールが上記目標パケットロス率pを、下記公式で計算する。
Figure 2010124469
上記ユーザ端末では、Ptargetが上記目標パケットロス率、Pcurrentが上記現在パケットロス率とし、上記第1のフィードバック確率計算モジュールが上記第1のフィードバック確率Poptを、下記公式で計算する。
Figure 2010124469
上記目的を実現するために、本発明の実施例では、Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法を提供している。
復号が完了する前、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときに、エンハンスド基地局にNACKをフィードバックする。
復号が完了した後、上記ユーザ端末が、データ受信エラーを検出したときにエンハンスド基地局にNACKをフィードバックする操作を遮断する。
本発明の実施例によれば、下記の優れた効果を奏することができる。
本発明の実施例では、サービスの需要を満足する場合には、移動端末のデータ受信にエラーがあったとき、一定の確率でNACKをフィードバックする。従来技術においてデータ受信にエラーがあった度にNACKをフィードバックするのに対して、同一のネットワーク状況の下では、フィードバックするNACKの数が比較的少ない。HARQの再送がNACKをトリガーとするため、HARQの平均再送回数が必ず低下し、即ち、資源の利用率が向上することとなる。別の実現方式では、基地局がサービスの需要を満足する場合にHARQの最大再送回数を自動的に低下させることにより、E‐Node BのHARQの平均再送回数が低下し、従って、無線資源の利用率が向上することとなる。
従って、本発明の実施例は、サービスの需要を満足する場合には、HARQの平均再送回数を可能な限り低下させており、無線資源の利用率を向上させている。
従来技術のEMBMSにはRaptorとHARQを利用して再送する場合のデータストリームを示す。 本発明の第1の実施例の方法の流れを示す。 本発明の第1の実施例のユーザ端末の構造図である。 本発明の第2の実施例の方法の流れを示す。 本発明の第2の実施例の基地局の構造図である。 本発明の第3の実施例の方法の流れを示す。 本発明の第4の実施例のユーザ端末の構造図である。
本発明の実施例の基地局、ユーザ端末及びシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法では、サービスの需要を満足する場合、E‐Node Bの再送回数を可能な限り低下させ、無線資源の利用率を向上させている。
本発明の実施例を詳しく説明する前に、まず本発明の実施例に関わるパラメータについて詳しく説明する。
K:ソースシンボル数
N:符号化シンボル数
x:受信した符号化シンボル数
p:パケットロス率
f:Raptor復号失敗確率
Retrans_Num:HARQの平均再送回数であって、3以下である
X<Kのとき、ユーザ端末が復号に充分な情報を取得していないため、復号失敗率が1となり、すなわち必ず失敗する
X≧Kのとき、Pが上限である2−(X−K)よりも小さい
上述に基づき、ユーザ端末の復号失敗確率Pは、下記式のように示される。
Figure 2010124469
上記公式から分かるように、PはパラメータpとNに関係する。
背景技術部分の記述から分かるように、エンハンスドMBMSがシングルセル伝送においてRaptorとHARQを同時に利用して再送する際に無線資源が浪費される。資源の浪費を減少させるには、エンハンスドMBMSの需要を満足する前提において無用となるパケットの送信を減少させる必要がある。
エンハンスドMBMSがシングルセル伝送においてRaptorとHARQを同時に利用して再送する際、無用となるパケットの送信を減少させるには、下記2つの面から着手することが理解できる。
1) 符号化シンボルの数を減少させること 及び/又は
2)HARQの平均再送回数を低下させること
本発明の具体的な実施形態では、HARQの平均再送回数を低下させることで、無線資源を充分に利用することを実現している。
<第1の実施例>
本発明の第1の実施例では、NACKパケットの数をユーザ端末が制御することでHARQの平均再送回数を低下させる。サービスの需要を満足することは、復号失敗率を参照とする。
Raptor復号失敗の確率は、主に、エラーパケットレートと符号化シンボルの数に影響される。エラーパケットレートが大きければ、復号失敗確率が大きくなり、符号化シンボルの数が少なければ、復号失敗確率が大きくなる。
本発明の具体的な実施例では、該符号化シンボルの数を一定に維持するため、Raptor復号失敗の確率が需要を満足できるには、現在パケットロス率Pcurrentが目標復号失敗確率に対応する目標パケットロス率Ptarget(リンク層パケットロス率)より小さくすればよい。
HARQの動作過程から分かるように、ユーザ端末からNACKパケットが送信されたため、送信側がHARQ再送を開始させる。ユーザ端末から送信するNACKパケットの数を減らせば、必ずHARQの平均再送回数を低下させることができる。
従って、本発明の第1の実施例では、ユーザ端末がパケットのエラーを検出するたびに直ちにNACKをフィードバックするのではなく、現在パケットロス率Pcurrentが目標パケットロス率Ptargetよりも高いときにNACKをフィードバックする。現在パケットロス率Pcurrentが目標パケットロス率Ptarget以下となる場合には、パケットにエラーがあってもNACKをフィードバックしない。
図2に示すように、本発明の第1の実施例による方法では、エンハンスドMBMSがシングルセル伝送においてRaptorとHARQを同時に利用して再送する。
ステップ21において、ユーザ端末がBM‐SC(Broadcast Multicast Service Centre、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ)と接続を確立し、ソースシンボル数Kと符号化シンボル数Nを取得する。
ステップ22において、ユーザ端末が目標復号失敗確率Pf、K、Nに基づいて、下記公式で目標パケットロス率Ptargetを計算する。
Figure 2010124469
ステップ23において、EMBMSデータ伝送時に、ユーザ端末が現在パケット受信状況に基づいて現在パケットロス率Pcurrentを取得する。
ステップ24において、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きいか否かを判断する。現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きい場合にはステップ25へ進むが、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetより大きくない場合には、ステップ23に戻る(即ち、データ受信エラーを検出したときにエンハンスド基地局にNACKをフィードバックする操作を遮断する)。
ステップ25において、データ受信エラーを検出したときにE‐Node BにNACKをフィードバックし、ステップ23に戻る。
本発明の第1の実施例では、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きい場合、現在のチャネル条件が悪く、現在復号失敗確率を目標復号失敗確率P以下にすることができないことを意味するので、ユーザ端末がデータ受信にエラーがあったときにNACKをフィードバックする必要がある。一方、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも小さい場合、エラーパケットレートが小さければ復号失敗確率が小さくなって、こういう場合では現在復号失敗確率が目標復号失敗確率P以下となるので、サービスの需要に満足できており、受信したサービスデータにエラーがあっても、NACKをフィードバックする必要がない。
上記処理によれば、エラーがあったすべての受信データに対してユーザ端末がNACKをフィードバックするのではないため、送信側に受信したNACKの数が減少する。HARQの再送がNACKをトリガーとするため、HARQの平均再送回数が必ず低下し、即ち、資源の利用率が向上することとなる。
図3に示すように、本発明の第1の実施例のユーザ端末は、BM−SCとの接続を介して、BM−SCからソースシンボル数Kと符号化シンボル数Nを受信する受信モジュールと、目標復号失敗確率P、K、Nに基づいて、下記公式で目標パケットロス率Ptargetを計算する目標パケットロス率計算モジュールと、
Figure 2010124469
EMBMSデータ伝送時に、現在のパケット受信状況に基づいて現在パケットロス率Pcurrentを取得する現在パケットロス率計算モジュールと、上記現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きいか否かを比較する比較モジュールと、現在パケットロス率が目標パケットロス率よりも大きく、且つデータ受信エラーを検出した場合には、E‐Node BにNACKをフィードバックし、現在パケットロス率が目標パケットロス率よりも大きく、且つデータ受信エラーを検出したことではない場合には、サイレンスを維持する第1のフィードバックモジュールとを有する。
<第2の実施例>
本発明の第1の実施例では、NACKパケットの数をユーザ端末が制御することでHARQの平均再送回数を低下させる。サービスの需要を満足することは、復号失敗率を参照とする。
一方、本発明の第2の実施例では、E‐Node Bが主動的に再送回数を低下することでHARQの平均再送回数を低下させる。サービスの需要を満足することは、復号失敗率を参照とする。
Raptor復号失敗の確率は、主に、エラーパケットレートと符号化シンボルの数に影響される。エラーパケットレートが大きければ、復号失敗確率が大きくなり、符号化シンボルの数が少なければ、復号失敗確率が大きくなる。
本発明の具体的な実施例では、該符号化シンボルの数を一定に維持するため、Raptor復号失敗の確率が需要を満足できるには、現在パケットロス率Pcurrentが目標復号失敗確率に対応する目標パケットロス率Ptargetより小さくすればよい。
本発明の第2の実施例では、ユーザ端末がNACKを正常にフィードバックするが、E‐Node Bは、ユーザ端末からフィードバックされたNACKに基づき再送しない。
3GPP TS 36.321 E‐UTRA:MAC protocol specificationにおいて、HARQの最大再送回数が3と定められている。しかし、前述から分かるように、Raptorの符号化シンボルの数が大きめのとき、HARQを3回再送することで、多くの資源が浪費されるので、HARQの最大再送回数を減らさなければならない。
図4に示すように、本発明の第2の実施例による方法は、エンハンスドMBMSがシングルセル伝送においてRaptorとHARQを同時に利用して再送する際、E‐Node BがBM−SCとの接続から、ソースシンボル数Kと符号化シンボル数Nを取得するステップ41と、E‐Node Bが目標復号失敗確率Pf、K、Nに基づいて、下記公式で目標パケットロス率Ptargetを計算するステップ42と、
Figure 2010124469
EMBMSデータ伝送時に、E‐Node Bは、ユーザ端末がデータ受信エラーのときに送信したNACKを受信するステップ43と、E‐Node Bが、受信したNACKに基づいて現在パケットロス率Pcurrentを取得するステップ44と、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きいか否かを判断し、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きいと判断した場合、ステップ46へ進むが、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きいと判断しない場合ステップ47に戻るステップ45と、E‐Node BがHARQの現在最大再送回数を増やしてステップ43に戻るステップ46と、E‐Node BがHARQの現在最大再送回数を減らしてステップ43に戻るステップ47とを含む。
調節後のHARQの現在最大再送回数は、1以上であって3以下となる。
本発明の第2の実施例では、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きい場合、現在のチャネル条件が悪く、現在復号失敗確率を目標復号失敗確率Pf以下にすることができないことを意味するので、サービスの需要を満足するには、HARQの最大再送回数を高くする必要がある。ただし、該再送回数は、限度なく高くすることができず、3以下にしかできない。しかし、現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも小さい場合、エラーパケットレートが小さければ復号失敗確率が小さくなって、こういう場合では現在復号失敗確率が目標復号失敗確率Pより小さいので、サービスの需要に満足できており、即ち余分な符号化シンボルがユーザ端末に伝送されたので、HARQの最大再送回数を低くすることができる。
上記処理によれば、HARQの最大再送回数が常に最大値3であることがないため、チャネル条件が非常によいとき、該HARQの最大再送回数が1又は2である可能性もある。こうして、HARQの平均再送回数が減少され、即ち、資源の利用率が向上されることとなる。
図5に示すように、本発明の第2の実施例のE‐Node Bは、BM−SCとの接続を介して、BM−SCからソースシンボル数Kと符号化シンボル数Nを受信する第1の受信モジュールと、目標復号失敗確率P、K、Nに基づいて、下記公式で目標パケットロス率Ptargetを計算する目標パケットロス率計算モジュールと、
Figure 2010124469
EMBMSデータ伝送時に、ユーザ端末がデータ受信エラーのときに送信したNACKを受信する第2の受信モジュールと、受信したNACKに基づいて現在パケットロス率Pcurrentを取得する現在パケットロス率計算モジュールと、上記現在パケットロス率Pcurrentが上記目標パケットロス率Ptargetよりも大きいか否かを比較する比較モジュールと、現在パケットロス率が目標パケットロス率よりも大きい場合、HARQの現在最大再送回数を増やし、現在パケットロス率が目標パケットロス率よりも大きくない場合、HARQの現在最大再送回数を減らす調節モジュールとを有する。
<第3の実施例>
本発明の実施例による方法は、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときに一定の確率でNACKをフィードバックすることを制御することで、サービスの需要を満足することを保証する。
図6に示すように、本発明の第3の実施例による方法は、エンハンスドMBMSがシングルセル伝送においてRaptorとHARQを同時に利用する際に、ユーザ端末がBM−SCとの接続から、ソースシンボル数Kと符号化シンボル数Nを取得するステップ61と、ユーザ端末が目標復号失敗確率P、K、Nに基づいて、下記公式で目標パケットロス率Ptargetを計算するステップ62と、
Figure 2010124469
EMBMSデータ伝送時に、ユーザ端末は、現在パケット受信状況に基づいて現在パケットロス率Pcurrentを取得するステップ63と、目標パケットロス率Ptargetと現在パケットロス率Pcurrentに基づいて、サービスの需要を満足するNACK送信確率を計算するステップ64と、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときに、上記NACK送信確率でNACKを送信するステップ65とを含む。
本発明の具体的な実施例では、下記公式でNACK送信確率Poptを計算する。
Figure 2010124469
targetと現在パケットロス率Pcurrentを取得した後、上記方程式がPoptの一元二次方程式であるため、Poptを得ることができる。
図7に示すように、本発明の第3の実施例のユーザ端末は、BM−SCとの接続を介して、BM−SCからソースシンボル数Kと符号化シンボル数Nを取得する受信モジュールと、目標復号失敗確率P、K、Nに基づいて、下記公式で目標パケットロス率Ptargetを計算する目標パケットロス率計算モジュールと、
Figure 2010124469
EMBMSデータ伝送時に、現在パケット受信状況に基づいて現在パケットロス率Pcurrentを取得する現在パケットロス率計算モジュールと、目標パケットロス率Ptargetとパケットロス率Pcurrentに基づいて、サービスの需要を満足するNACK送信確率を計算するNACK送信確率計算モジュールと、データ受信エラーを検出したときに、上記NACK送信確率でNACKを送信する第2のフィードバックモジュールとを有する。
本発明の第3の実施例では、端末のデータ受信にエラーがあったときに、毎回NACKを送信するのではなく、一定の確率でNACKをフィードバックする。該確率でNACKをフィードバックすれば、現在のサービスの需要を満足できる。
一定の確率でNACKをフィードバックするため、従来技術のデータ受信エラーのあった度にNACKをフィードバックするのと比べ、本発明の第3の実施例によれば、同一のネットワーク状況の下で、フィードバックするNACKの数が比較的に少ない。HARQの再送がNACKをトリガーとするため、HARQの平均再送回数が必ず低下し、即ち、資源の利用率が向上することとなる。
上述では直接に最適な確率でNACKをフィードバックしているが、フィードバック確率が、該最適な確率よりも大きく、1以下であってもよい。このとき、HARQの平均再送回数は、最適な確率でNACKをフィードバックするときのHARQの平均再送回数よりも大きいが、従来技術と比べると、NACKをフィードバックする確率が1よりも小さいため、一部フィードバックされないNACKが存在する。HARQの再送がNACKをトリガーとするため、HARQの平均再送回数が必ず低下し、即ち、資源の利用率が向上することとなる。
<第4の実施例>
受信側がRaptor復号を持続的に行うため、本発明の第4の実施例では、2つの段階を分けて処理を行う。
復号が完了する前において、まだ復号に成功していないため、受信したシンボルでまだ復号の要求を満足できないことを示す。このとき、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したとき、より多くの正しいシンボルを受信して復号できるように、NACKをネットワーク側へフィードバックする。
復号が完了した後、復号に成功したため、シンボルを充分に受信したことを示す。このとき、ユーザ端末は、データ受信エラーを検出しても、NACKをネットワーク側へフィードバックしない。即ち、復号が完了した後NACKのフィードバックを停止する。この場合、サービスに影響を与えることがない。
上記方法によれば、伝送過程全体に対して1つの段階にNACKをフィードバックしないため、従来技術のデータ受信エラーのあった度にNACKをフィードバックすると比べ、本発明の第4の実施例が、同一のネットワーク状況の下で、フィードバックするNACKの数が比較的に少ない。HARQの再送がNACKをトリガーとするため、HARQの平均再送回数が必ず低下し、即ち、資源の利用率が向上することとなる。
以下、本発明の実施例の効果をシミュレーション結果を用いて説明する。
シミュレーションのパラメータは下記表1に示す。
Figure 2010124469
上述シミュレーション条件のもと、3つの実施例の方法が異なるSNRとNにおける平均再送回数を下記表2に示す。
Figure 2010124469
以上は、本発明の好ましい実施方式に過ぎない。なお、当該分野の一般技術者にとって、本発明の原理を背離しない前提で、若干の改進や修飾が考えられる。ただし、これらの改進や修飾も本発明の保護範囲にあることが理解されよう。

Claims (18)

  1. Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法であって、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタと接続を確立し、ソースシンボル数と符号化シンボル数を取得し、
    目標復号失敗確率、前記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算し、
    エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得し、
    前記現在パケットロス率が前記目標パケットロス率以下となる場合、制御処理を行い、HARQ再送の平均再送回数を減らすことを特徴とする方法。
  2. Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pfが目標復号失敗確率であると、前記目標パケットロス率pは、下記公式で計算されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
    Figure 2010124469
  3. 前記制御処理は、具体的に、エンハンスド基地局がHARQの現在最大再送回数を減らし、前記現在最大再送回数が減らされて1以上となることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記現在パケットロス率が前記目標パケットロス率よりも大きい場合、エンハンスド基地局がHARQの現在最大再送回数を増やし、前記現在最大再送回数が増やされて3以下となることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記制御処理は、具体的に、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときにエンハンスド基地局にNACKをフィードバックする操作を遮断することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  6. 前記現在パケットロス率が前記目標パケットロス率よりも大きい場合、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときにエンハンスド基地局にNACKをフィードバックすることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法であって、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタと接続を確立し、ソースシンボル数と符号化シンボル数を取得し、
    目標復号失敗確率、前記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要に満足する目標パケットロス率を計算し、
    エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得し、
    前記目標パケットロス率と現在パケットロス率に基づいて第1のフィードバック確率を計算し、
    ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときに、前記第1のフィードバック確率以上であって、且つ1よりも小さい第2のフィードバック確率でエンハンスド基地局にNACKをフィードバックすることを特徴とする方法。
  8. Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pfが目標復号失敗確率であると、前記目標パケットロス率pは、下記公式で計算されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
    Figure 2010124469
  9. targetが前記目標パケットロス率、Pcurrentが前記現在パケットロス率とし、前記第1のフィードバック確率Poptは、下記公式で計算されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
    Figure 2010124469
  10. Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSに用いる基地局であって、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタからソースシンボル数と符号化シンボル数を受信するための第1の受信モジュールと、
    目標復号失敗確率、前記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算するための目標パケットロス率計算モジュールと、
    エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得するための現在パケットロス率計算モジュールと、
    前記現在パケットロス率が前記目標パケットロス率よりも大きいか否かを比較するための比較モジュールと、
    前記現在パケットロス率が前記目標パケットロス率以下となる場合、制御処理を行い、HARQ再送の平均再送回数を減らすための調節モジュールとを備えることを特徴とする基地局。
  11. Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pが目標復号失敗確率であると、前記目標パケットロス率計算モジュールが前記目標パケットロス率pを、下記公式で計算することを特徴とする請求項10に記載の基地局。
    Figure 2010124469
  12. 前記調節モジュールにおいて、
    前記現在パケットロス率が前記目標パケットロス率以下となる場合には、HARQの現在最大再送回数を減らし、前記現在最大再送回数が減らされて1以上となり、前記現在パケットロス率が前記目標パケットロス率よりも大きい場合には、HARQの現在最大再送回数を増やし、前記現在最大再送回数が増やされて3以下となるための第1の調節ユニットを含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の基地局。
  13. Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSに用いるユーザ端末であって、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタからソースシンボル数と符号化シンボル数を受信するための受信モジュールと、
    目標復号失敗確率、前記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算するための目標パケットロス率計算モジュールと、
    エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得するための現在パケットロス率計算モジュールと、
    前記現在パケットロス率が前記目標パケットロス率よりも大きいか否かを比較するための比較モジュールと、
    現在パケットロス率が目標パケットロス率よりも大きく、且つデータ受信エラーを検出した場合には、基地局にNACKをフィードバックし、現在パケットロス率が目標パケットロス率よりも大きく、且つデータ受信エラーを検出したことではない場合には、サイレンスを維持するための第1のフィードバックモジュールとを備えることを特徴とするユーザ端末。
  14. Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pが目標復号失敗確率であると、前記目標パケットロス率計算モジュールが前記目標パケットロス率pを、下記公式で計算することを特徴とする請求項13に記載のユーザ端末。
    Figure 2010124469
  15. Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSに用いるユーザ端末であって、
    ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタからソースシンボル数と符号化シンボル数を受信するための受信モジュールと、
    目標復号失敗確率、前記ソースシンボル数と符号化シンボル数に基づいて、サービスの需要を満足する目標パケットロス率を計算するための目標パケットロス率計算モジュールと、
    エンハンスドMBMSデータ伝送時に、現在パケットロス率を取得するための現在パケットロス率計算モジュールと、
    前記目標パケットロス率と現在パケットロス率に基づいて、サービスの需要を満足する第1のフィードバック確率を計算するための第1のフィードバック確率計算モジュールと、
    データ受信エラーを検出したときに、前記第1のフィードバック確率以上であって、且つ1よりも小さい第2のフィードバック確率でエンハンスド基地局にNACKをフィードバックするための第2のフィードバックモジュールとを備えることを特徴とするユーザ端末。
  16. Kがソースシンボル数、Nが符号化シンボル数、xが受信した符号化シンボル数、Pが目標復号失敗確率であると、前記目標パケットロス率計算モジュールが前記目標パケットロス率pを、下記公式で計算することを特徴とする請求項15に記載のユーザ端末。
    Figure 2010124469
  17. targetが前記目標パケットロス率、Pcurrentが前記現在パケットロス率とし、前記第1のフィードバック確率計算モジュールが前記第1のフィードバック確率Poptを、下記公式で計算することを特徴とする請求項16に記載のユーザ端末。
    Figure 2010124469
  18. Raptor符号化とハイブリッド自動再送要求HARQを利用して再送するシングルセルエンハンスドMBMSの実現方法において、
    復号が完了する前、ユーザ端末がデータ受信エラーを検出したときに、エンハンスド基地局にNACKをフィードバックし、
    復号が完了した後、前記ユーザ端末が、データ受信エラーを検出したときにエンハンスド基地局にNACKをフィードバックする操作を遮断することを特徴とする方法。
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