JP2010124434A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真方式のようなドット密度に濃度ムラの影響を受け易い記録方式の場合であっても、またコスト削減のためにマトリクスサイズや出力ビット数を落としても粒状性の少ない良好な画像を得ることを可能とする。
【解決手段】中間調処理部304は、閾値マトリクスの領域内に階調毎のパターンでドットを配置したドット画像データを生成し、各階調のドット画像データに対して視覚特性に基づいたフィルタ処理を行うことによりフィルタ処理画像データを生成する。そして、中間調処理部304は、フィルタ処理画像データの逆特性テーブルを算出し、各階調のドット画像データから逆特性テーブルの値を画素毎に減算して補正ドット画像データを生成する。そして、中間調処理部304は、各階調の補正ドット画像データに基づいて閾値マトリクスを生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力画像信号と比較することによって出力画像信号を得るための閾値マトリクスを生成する技術に関するものである。
近年、プリンタ、複写機等の電子写真方式やインクジェット方式等を採用したカラー画像形成装置には、出力画像の高画質化がますます求められている。
画像形成装置の画質は擬似中間調処理に依存する部分が多く、擬似中間調処理の手法としては、従来から組織的ディザ法及び誤差拡散法が知られている。
組織的ディザ法は、入力画像に対して各画素値と閾値マトリクスとを比較し、比較の結果によって出力値を決めるものであり、特徴としては処理が比較的軽い、周期性がある、等がある。
一方の誤差拡散法は、入力画像に対して各画素値と閾値とを比較し、比較の結果によって出力値を決め、出力値と閾値との誤差を周囲の入力画素値に加算するものであり、特徴としては処理が比較的重い、周波数変調であるため特定の周期を持たない、等がある。
一般的に電子写真方式の画像形成装置ではドット集中型の組織的ディザ法を用いることが多い。図23(a)にドット集中型の閾値マトリクスの例、図23(b)にディザ処理後のドット形成の例を示す。
このようなドット集中型のディザマトリクスの問題点として、解像度と階調性の両立が難しいという問題がある。これは、解像度を上げるためにはマトリクスサイズを小さくする必要があり、階調性を増加させるためにはマトリクスサイズを大きくする必要があるからである。さらにドット集中型の組織的ディザ法は特定の周波数にパワーを持つ。そのため、印刷物をスキャナで読み込んだ画像や特定の周期的なパターンを含んだ画像等、画像中に特定の周波数が含まれる場合に、当該周波数とディザ法の周波数とが干渉して、いわゆるモアレ縞が発生するという問題があった。さらには画像形成装置の各種変動要因、例えばポリゴンミラーの面周期で発生するジッタのような周期的に発生する変動とディザ法の周波数とが干渉して低周波のモアレ縞が発生するという問題があった。
一方で、誤差拡散法は解像度が高く階調性も高いため、解像度と階調性の両立を図ることが比較的容易である。また、特定の周波数にパワーを持たないため、ドット集中型ディザ法のようなモアレの問題は起こらない。しかし、誤差を周囲の画素値に加算するため、数ライン分のラインバッファを持つ必要があり、処理もディザ法に比べると比較的重いため、より高速な処理系が必要となり、コストが高くなるという問題があった。また、画像や階調によってはいわゆる掃き寄せやワーム等、画質劣化となる現象が発生する問題があった。さらには誤差拡散法を適用すると微小ドットが高周波に分布してドットが形成されることになるが、電子写真方式の画像形成装置では微小ドットを高周波で安定的に再現することが困難である。結果として不安定なドットが形成され、粒状性の悪い出力画像となってしまう問題があった。
上記問題を解決する手法として誤差拡散法のようなFMスクリーンの特徴を持ったディザマトリクスでディザ処理を行う方法(以下、FMスクリーンディザ法と呼ぶ)が近年注目されている。FMスクリーンディザ法はマトリクス内のドットをランダムな配置で形成するために、ドット集中型の組織的ディザ法のようなモアレの問題は発生しない。また、処理方法はドット集中型の組織的ディザ法と同じであるので処理も比較的軽く、低コストで実現可能である。さらに、誤差拡散法のような掃き寄せ、ワーム等の問題も発生しない。
このFMスクリーンディザ法の閾値マトリクスを作成する方法としてボロノイ図を用いてドット(網点中心)の分散性を高くしてランダムに配置する方法が特許文献1に提案されている。
また、特許文献2では、低階調のドット配置を生成し、生成されたドット配置に対してドットの間に順次ドットを分散性が高くなるように追加配置して、より階調の高いドット配置を生成する方法が提案されている。
特開2001−186346号公報 特開2002−125122号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示されているような方法を用いて分散性を高くしてドットを配置したとしても、FMスクリーンディザ法の場合はドットをランダムに配置するためにドット間の距離は完全に均一にはならない。このドット間の距離(ドット密度)の不均一性は濃度むら、すなわち粒状性として画像に現れることがある。
特に電子写真方式の画像形成装置の場合には、ドット間の距離の変化によってトナーの現像性、転写性等が大きく影響を受け、結果としてドット間の距離が近いとドット濃度が増加し、ドット間の距離が遠いとドット濃度が減少する傾向がある。このため、ドット密度の不均一性が濃度むらとして現れやすいという問題があった。
また、マトリクスサイズを大きくすると、マトリクス内のドット配置の自由度が上がるため、ドットの分散性が上がり、ドット間の距離の不均一性が緩和されて粒状性は改善される。しかし、マトリクスサイズを大きくすると、メモリサイズが増加し、コストが大幅に増加するという問題があり、さらにマトリクスサイズを大きくしても不均一性は完全には解消されないため、粒状性は残るという問題があった。
さらに、解像度を上げるためにディザマトリクス内のドット数を増加させるとマトリクス内のドット配置の自由度が下がり、ドットの分散性が悪くなり、やはり粒状性は悪化するという問題があった。
さらに、メモリサイズの節約のためにディザマトリクスの出力ビット数を減らすとドット密度の違いがより顕著に濃度むらとして現れ、粒状性が悪化するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、電子写真方式のようなドット密度に濃度ムラの影響を受け易い記録方式の場合であっても、またコスト削減のためにマトリクスサイズや出力ビット数を落としても粒状性の少ない良好な画像を得ることを可能とすることにある。
本発明の画像処理装置は、入力画像信号と比較することによって出力画像信号を得るための閾値マトリクスを生成するマトリクス生成装置であって、前記閾値マトリクスの領域内に階調毎のパターンでドットを配置したドット画像データを生成するドット画像生成手段と、各階調の前記ドット画像データに対して視覚特性に基づいたフィルタ処理を行うことによりフィルタ処理画像データを生成するフィルタ処理画像生成手段と、前記フィルタ処理画像データの逆特性テーブルを算出する逆特性テーブル算出手段と、各階調の前記ドット画像データから前記逆特性テーブルの値を画素毎に減算して補正ドット画像データを生成する補正ドット画像生成手段と、各階調の前記補正ドット画像データに基づいて前記閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成手段とを有することを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、入力画像信号と比較することによって出力画像信号を得るための閾値マトリクスを生成するマトリクス生成方法であって、前記閾値マトリクスの領域内に階調毎のパターンでドットを配置したドット画像データを生成するドット画像生成ステップと、各階調の前記ドット画像データに対して視覚特性に基づいたフィルタ処理を行うことによりフィルタ処理画像データを生成するフィルタ処理画像生成ステップと、前記フィルタ処理画像データの逆特性テーブルを算出する逆特性テーブル算出ステップと、各階調の前記ドット画像データから前記逆特性テーブルの値を画素毎に減算して補正ドット画像データを生成する補正ドット画像生成ステップと、各階調の前記補正ドット画像データに基づいて前記閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、入力画像信号と比較することによって出力画像信号を得るための閾値マトリクスを生成するマトリクス生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記閾値マトリクスの領域内に階調毎のパターンでドットを配置したドット画像データを生成するドット画像生成ステップと、各階調の前記ドット画像データに対して視覚特性に基づいたフィルタ処理を行うことによりフィルタ処理画像データを生成するフィルタ処理画像生成ステップと、前記フィルタ処理画像データの逆特性テーブルを算出する逆特性テーブル算出ステップと、各階調の前記ドット画像データから前記逆特性テーブルの値を画素毎に減算して補正ドット画像データを生成する補正ドット画像生成ステップと、各階調の前記補正ドット画像データに基づいて前記閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明においては、電子写真方式のようなドット密度に濃度ムラの影響を受け易い記録方式の場合であっても、またコスト削減のためにマトリクスサイズや出力ビット数を落としても粒状性の少ない良好な画像を得ることが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では電子写真方式のカラー画像形成装置(以下、単に画像形成装置と称す)を例に説明する。本実施形態の画像形成装置は600[dpi]の解像度で画像を形成するものとする。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置204は、画像処理部202と画像形成部203により構成される。ホストPC201と画像処理部202との間では、ホストPC201から画像処理部202に対するプリント指示や、画像処理部202からホストPC201に対する状態の通知等、各種の通信が行われる。なお、画像形成装置204は、本発明の画像処理装置の適用例となる構成である。
また、プリント時にはホストPC201から画像信号が画像処理部202に送信される。画像処理部202と画像形成部203との間では、画像処理部202から画像形成部203に対する各種制御の指示や、画像形成部203から画像処理部202に対する状態の通知等、各種の通信が行われる。また、プリント時には画像処理部202から後述する画像処理を施されたレーザ駆動信号が画像形成部203に送信される。
図2は、画像形成装置204の画像処理部202における構成を示すブロック図である。
306はCPUであり、ROM308に格納されたプログラムに基づいて、画像処理部202内の後述する各処理部及び全体を統括制御する。
307はRAMであり、CPU306の作業領域として使用される。通信部309はホストPC201との間で各種通信を行う。ホストPC201から通信部309へのプリント指示によりプリントが開始されると、カラーマッチング処理部301では、予めROM308に用意されているカラーマッチングテーブルにより、ホストPC201から送られてくる画像の色を表すRGB信号を画像形成装置204の色再現域に合わせたデバイスRGB信号(以下、DevRGB信号と称す)に変換する。色分解処理部302では、予めROM308に用意されている色分解テーブルにより、DevRGB信号を画像形成装置204のトナー色材色であるCyan、Magenta、Yellow、Blackを表すCMYK信号に変換する。
γ補正処理部303では、ROM308に格納されている階調値−濃度特性を補正するγ補正テーブルによって、CMYK信号に対して階調値−濃度特性が一定の関係になるような補正を加えたC’M’Y’K’信号へ変換する。
その後中間調処理部304で中間調処理を行い、C’’M’’Y’’K’’信号へ変換する。その後PWM処理部305で、PWM(Pulse Width Modulation)により、前記C’’M’’Y’’K’’信号に対応する不図示のレーザの露光時間を表すレーザ駆動信号Tc、Tm、Ty、Tkへ変換し、画像形成部203へ送信する。
画像処理部202(カラーマッチング処理部301、色分解処理部302、γ補正処理部303、中間調処理部304、PWM処理部305)はロジック回路で構成することで高速処理を可能としている。
次にレーザプリンタにより構成される画像形成部203の主要部について図3を用いて説明する。
制御部401は、画像形成部203全体を制御するブロックであり、画像処理部202からの指示によりレーザスキャナ部404、作像部403、給紙・搬送部402を制御する。
制御部401は、画像処理部202からプリント指示があると、レーザ駆動信号を受信し、レーザスキャナ部404を制御してレーザを駆動すると同時に作像部403を制御して、帯電、露光、現像、用紙への転写、定着プロセスを順に行う。さらに同時に給紙・搬送部402を制御し、用紙の給紙、搬送、排紙を行う。以上の動作により、用紙上に画像が形成される。
次に中間調処理部304の処理について図4を用いて説明する。図4は、中間調処理部304の構成を示すブロック図である。図4に示すように、中間調処理部304は、C、M、Y、K各色に対応して、比較部501C、501M、501Y、501Kとディザマトリクス格納部502C、502M、502Y、502Kとを備える。
ディザマトリクス格納部502C、502M、502Y、502Kには各色に対応した閾値マトリクスが格納されている。C、M、Y、K各色の動作は同様であるので、ここではCyanの処理を例に説明する。ディザマトリクス格納部502Cには図6のような閾値マトリクスMTR0〜15が格納されている。ここでは簡単のため、マトリクスサイズを4x4としている。
入力画像信号C’の階調値をVin、出力画像信号C''の階調値をVoutとする。画像上の座標(x,y)に位置する入力画像信号C’の階調値Vin及び座標情報(x,y)が比較部501Cに入力される。比較部501Cではまず、mx=MOD(x,m)、my=MOD(y,m)を計算する。ここで、mはマトリクスサイズ、MOD(a,b)はaをbで割った時の剰余を表す。次に階調値VinとマトリクスMTR0〜15の(mx、my)の位置の閾値とを比較する。
先ず比較部501Cは、VinとMTR0(mx,my)とを比較し、Vin≦MTR0(mx,my)であれば出力画像信号C''の階調値Vout=0とする。Vin>MTR0(mx,my)であれば、比較部501Cは、次にVinとMTR1(mx,my)とを比較し、Vin≦MTR1(mx,my)であれば出力画像信号C''の階調値Vout=1とする。一方、Vin>MTR1(mx,my)であれば、次に比較部501CはVinとMTR2(mx,my)とを比較し、というように順に比較を行い、Vin>MTR15(mx、my)であればVout=16とする。以上の方法で出力画像信号C''の階調値Voutを決定する。以上の処理を座標(x,y)に対して順次行うことにより、入力画像全面に図6の閾値マトリクスが繰り返し適用され、出力画像信号C''を得る。
次にディザマトリクス格納部502C、502M、502Y、502Kに格納される閾値マトリクスの生成方法について説明する。図5は、閾値マトリクスの生成方法を示すフローチャートである。
処理を開始すると(ステップS101)、中間処理部304は、マトリクスサイズm×m、マトリクス内の所定のドット数zを入力する(ステップS102)。
続いて、中間処理部304は、初期配置として一様乱数によってマトリクス内にz個のドットを配置する(ステップS103)。
続いて、中間処理部304は、ドットの位置を最適位置、すなわちより分散性の高くなる位置へ移動する(ステップS104)。移動の方法としては、着目ドットに対して周囲のドットとのドット間の距離の2乗分の1を指標としてこの値が小さくなる位置へ移動する等の方法を用いる。また、移動の際にはマトリクスの繰り返しを考慮して移動する。
以上の方法によって移動されたドットの配置を最適ドット配置と呼ぶ。マトリクスサイズm=16、ドット数z=26の場合の最適ドット配置の例を図7に示す。
続いて、中間処理部304は、ステップS104で配置された最適ドット配置に対して各ドットの位置を母点にしたボロノイ分割によって領域分割を行う(ステップS105)。図7の最適ドット配置に対して領域分割を行った結果を図8に示す。各分割領域801をボロノイ領域と呼ぶ。また各ボロノイ領域内の黒点802が母点である。次に各ボロノイ領域に対してドット画像を形成する。
本実施形態では、画像のハイライトからシャドーまでの濃淡を階調値0〜255の256階調で表現する。
続いて、中間処理部304は、階調値nを0に初期化する(ステップS106)。次に、中間処理部304は、階調値nに対するドット領域を計算する(ステップS107)。ここで、ドット領域の計算方法について説明する。ステップS105で分割を行った各ボロノイ領域に対して、母点を中心とした相似形の形状で各ボロノイ領域内に階調毎のパターンでドット領域を形成する。階調値nの場合は面積率n/255のパターンでドット領域を形成するため、各ボロノイ領域に対して(ドット領域の面積):(ボロノイ領域の面積)=n:255となるようにドット領域を計算する。図9はある階調値nに対するドット領域のイメージを表している。図9の斜線領域901がドット領域である。斜線領域901は、最適ドット配置(ドットの配置位置)を中心に階調毎にドットを成長させたパターンである。
続いて、中間処理部304は、ステップS107で計算したドット領域を基にマトリクスの4倍の解像度でON、OFFの2値で2値ドット画像を生成する(ステップS108)。マトリクスサイズがm×mの場合は4×m×4×mのサイズで2値ドット画像を生成する。図10(a)、図10(b)、図10(c)はそれぞれ階調値n=64(面積率25%)、n=128(面積率50%)、階調値n=192(面積率75%)に対して生成された2値ドット画像の例を表す。図10の黒で示した領域がドット領域を表す。
その後、中間処理部304は、2値ドット画像を、4×4のブロック単位(図10の1001)で区切り、各ブロック内のONドットの数に応じてブロックの値を0〜16の値として算出する(ステップS109)。このようにして生成されたサイズm×mの画像を多値ドット画像と呼ぶ。上記の階調値n=64、n=128、n=192に対してそれぞれ生成された多値ドット画像の例を図11(a)、図11(b)、図11(c)に示す。なお、多値ドット画像は、本発明のドット画像データの適用例となる構成であり、2値ドット画像及び多値ドット画像データを生成するための処理は、本発明のドット画像生成手段の処理例である。
続いて、中間処理部304は、ステップS109で生成された多値ドット画像に対してフィルタ処理を行う(ステップS110)。なお、ステップS110は、本発明のフィルタ処理画像生成手段の処理例である。
次に、本実施形態で行うフィルタ処理について説明する。本実施形態では、視覚特性に基づいたフィルタを用いる。図12は空間周波数に対する視覚特性を表わしたグラフを示す図である。横軸が空間周波数[cycle/inch]、縦軸が視覚感度となっている。図12のように80〜120[cycle/inch]近辺の周波数で最も視覚感度が高くなっており、この周波数帯が最も目につきやすいことが分かる。前述のように本実施形態の画像形成装置は600[dpi]の解像度で記録するため、目につきやすい空間周波数を600[dpi]のドットに換算すると、約5〜7.5[dot]の周期となる。この周期の濃度変化が最も目につきやすいため、この周期の濃度変化を抽出する。
そこで、本実施形態では約5〜7.5[dot]の周期の中で奇数となる周期5[dot]を選択し、図13のような直径5[dot]の平均化フィルタを作成する。
ステップS110では、中間処理部304は、ステップS109で生成された多値ドット画像に対して上記フィルタを用いてフィルタ処理を行う。図14に図5のステップS110のフィルタ処理の詳細な流れを示す。
多値ドット画像の左上を原点とした座標を(i,j)、階調値n、座標(i,j)における画素値をP(i,j,n)、フィルタの各要素(k,l)の値をF(k,l)とする。フィルタ処理を開始すると(ステップS1401)、まず中間処理部304は、ステップS1402で画像境界領域の処理を考慮して多値ドット画像を拡張する。図15のように、中間処理部304は、元の多値ドット画像領域1501に対して仮想的にxy方向の座標−1、0、m+1、m+2を追加して(m+4)×(m+4)の拡張多値ドット画像1502を生成する。ここで、xy座標のどちらか、もしくは両方が−1、0、m+1、m+2に位置する画素値P(i,j,n)は下式のように決定する。
○i≦0,j≦0の場合
(i,j,n)=P(i+m,j+m、n)
○i≦0,1≦j≦mの場合
P(i,j,n)=P(i+m,j,n)
○i≦0,m<jの場合
P(i,j,n)=P(i+m,j−m,n)
○1≦i≦m,j≦0の場合
P(i,j,n)=P(i,j+m,n)
○1≦i≦m,m<jの場合
P(i,j,n)=P(i,j−m,n)
○m<i,j≦0の場合
P(i,j,n)=P(i−m,j+m,n)
○m<i,1≦j≦mの場合
P(i,j,n)=P(i−m,j,n)
○m<i,m<jの場合
P(i,j,n)=P(i−m,j−m,n)
上式は、図16のように多値ドット画像1501を上下左右に3x3の領域分配置して、中央の(m+4)×(m+4)の領域1502を拡張多値ドット画像とすることを意味している。
拡張多値ドット画像を生成後、中間処理部304はステップS1403で座標(i,j)=(1,1)に初期化する。次に中間処理部304はステップS1404で拡張多値ドット画像P(i,j,n)に対して以下の式でフィルタ処理を行う。P'(i,j,n)は、階調値n、座標(i,j)の画素のフィルタ処理後の出力値である。
Figure 2010124434
その後、中間処理部304は、ステップS1405で座標iがmに等しいかどうかを判断し、座標i<mであればステップS1409で座標iを1つ増加させて再びステップS1404へ戻る。一方、ステップS1405で座標i=mであれば、中間処理部304はステップS1406で座標jがmに等しいかどうかを判断する。座標j<mであれば、中間処理部304はステップS1408で座標jを1つ増加させ、座標iを1に初期化して再びステップS1404へ戻る。一方、座標j=mであればループを抜けてフィルタ処理を終了する(ステップS1407)。
以上の処理によってフィルタ処理を画像の左上から右下へ逐次行い、目につきやすい周期の濃度変化を抽出した画像を生成することが可能となる。フィルタ処理によって生成される画像をフィルタ処理画像と呼ぶ。図11(b)の多値ドット画像に対してフィルタ処理を行ったフィルタ処理画像を図17に示す。なお、フィルタ処理画像は、本発明のフィルタ処理画像データの適用例となる構成である。
次に中間処理部304は、フィルタ処理画像の濃度補正テーブルを生成する(ステップS111)。なお、ステップS111は、本発明の逆特性テーブル算出手段の処理例となる構成である。
図18に濃度補正テーブル生成の流れを示す。濃度補正テーブル生成を開始すると(ステップS1801)、中間処理部304は、ステップS1802でフィルタ処理画像の画素値の平均値Aを次の式で求める。
Figure 2010124434
続いて中間処理部304は、ステップS1803で座標(i,j)=(1,1)に初期化し、ステップS1804で座標(i,j)のフィルタ処理画像の画素値と平均値Aとの差分を求め、ΔP(i,j,n)とする。すなわち、ΔP(i,j,n)=P'(i,j,n)−Aによって上記差分を求める。
その後、中間処理部304は、ステップS1805で座標iがmに等しいかどうかを判断し、座標i<mであればステップS1808で座標iを1つ増加させて再びステップS1804へ戻る。一方、ステップS1805で座標i=mであれば、中間処理部304は、ステップS1806で座標jがmに等しいかどうかを判断する。座標j<mであれば、中間処理部304はステップS1809で座標jを1つ増加させ、座標iを1に初期化して再びステップS1804へ戻る。ステップS1806で座標j=mであればループを抜けて、中間処理部304は生成されたΔP(i,j,n)(i=1・・・m,j=1・・・m)を濃度補正テーブルとして濃度補正テーブル生成を終了する(ステップS1807)。なお、濃度補正テーブルは、本発明の逆特性テーブルの適用例となる構成である。
図19は、図17のフィルタ処理画像に対する濃度補正テーブルを示したものである。図19の数値がプラスの画素は平均よりも濃度が高い、マイナスの画素は平均よりも濃度が低いことを意味している。
中間処理部304は、ステップS111の濃度補正テーブル生成が終わると、次に生成された濃度補正テーブルを用いて濃度補正処理を行う(ステップS112)。図20に濃度補正処理の流れを示す。なお、ステップS112は、補正ドット画像生成手段の処理例である。
濃度補正処理を開始すると(ステップS2001)、中間処理部304は、まずステップS2002で座標(i,j)=(1,1)に初期化し、ステップS2003で重み係数kを乗算した濃度補正テーブルを多値ドット画像から減算する。濃度補正後の画素値をP’’(i,j,n)とすると、P’’(i,j,n)は以下の式で算出される。
P’’(i,j,n)=round(P’(i,j,n)−k*ΔP(i,j,n))
但し、P’’(i,j,n)<0の場合はP’’(i,j,n)=0
P’’(i,j,n)>16の場合はP’’(i,j,n)=16
上式でround(a)はaに最も近い整数に丸める処理を意味している。また、重み係数kは画像形成装置の特性に応じて決定する係数である。
その後、中間処理部304は、ステップS2004で座標iがmに等しいかどうかを判断し、座標i<mであればステップS2007で座標iを1つ増加させて再びステップS2003へ戻る。ステップS2004で座標i=mであれば、中間処理部304は、ステップS2005で座標jがmに等しいかどうかを判断する。座標j<mであれば、中間処理部304はステップS2008で座標jを1つ増加させ、座標iを1に初期化して再びステップS2003へ戻る。一方、ステップS2005で座標j=mであればループを抜けて、濃度補正処理を終了する(ステップS2006)。生成されたP’’(i,j,n)(i=1・・・m,j=1・・・m)を濃度補正画像と呼ぶ。なお、濃度補正画像は、本発明の補正ドット画像データの適用例となる構成である。
重み係数kを2として図17のフィルタ処理画像を濃度補正した結果の濃度補正画像を図21に示す。
ステップS112の濃度補正処理が終わると、中間処理部304は、ステップS113で階調値nが255であるかどうかを判断する。n<255であれば、中間処理部304は、ステップS117でnを1つ増加させ、再びステップS107に戻り、次のnに対してステップS107〜ステップS112の処理を行う。
ステップS113で階調値nが255に等しければループを終了する。以上の処理によってハイライトからシャドウまでの濃度補正画像が生成される。
次にステップS114の単調増加処理を行う。以下、単調増加処理について説明する。
図22に単調増加処理の流れを示す。
単調増加処理を開始すると(ステップS2201)、中間処理部304は、まずステップS2202で階調値n=1に初期化し、次にステップS2203で座標(i,j)=(1,1)に初期化する。
続いて、ステップS2204で、中間処理部304は、階調値nと階調値n−1の濃度補正画像に対して、
ΔP’’(i,j,n)=P’’(i,j,n)−P’’(i,j,n−1)
によって濃度補正画像間の差分を計算する。
続いて、ステップS2205で、中間処理部304は、差分ΔP’’(i,j,n)<0かどうかを判断する。ΔP’’(i,j,n)<0の場合、中間処理部304はステップS2206で、P’’(i,j,n)=P’’(i,j,n−1)によって階調値nの濃度補正画像の画素値P’’(i,j,n)の値を階調値n−1の濃度補正画像の画素値P’’(i,j,n−1)と等しくなるように修正し、ステップS2207へ移行する。一方、ステップS2205で差分ΔP’’(i,j,n)≧0の場合、中間処理部304は修正を行わずにステップS2207へ移行する。
ステップS2207では、中間処理部304は、座標iがmに等しいかどうかを判断し、座標i<mであればステップS2211で座標iを1つ増加させて再びステップS2204へ戻る。一方、ステップS2207で座標i=mであれば、中間処理部304は、ステップS2208で座標jがmに等しいかどうかを判断する。座標j<mであれば、中間処理部304はステップS2212で座標jを1つ増加させ、座標iを1に初期化して再びステップS2204へ戻る。
一方、ステップS2208で座標j=mであればループを抜けて、階調nに対する処理が終了する。ステップS2209では、中間処理部304は、ステップS2209で階調値nが255であるかどうかを判断する。n<255であれば、中間処理部304はステップS2213でnを1つ増加させ、再びステップS2203に戻り、次のnに対してステップS2203〜ステップS2208の処理を行う。ステップS2209でn=255であれば全階調に対する処理が終了したため、中間処理部304は単調増加処理を終了する(ステップS2210)。
以上の処理によって階調値0〜255の各濃度補正画像は各座標(i,j)に対して画素値が単調増加していくことになる。
最後に中間処理部304は閾値マトリクスの生成を行う(ステップS115)。生成方法については、ステップS114で単調増加処理を行った各階調毎の濃度補正画像に対して、階調値を入力値、濃度補正画像の画素値を出力値とするような閾値を濃度補正画像の座標毎に算出する。なお、ステップS115は、本発明の閾値マトリクス生成手段の処理例である。
具体的には、まず座標毎に濃度補正画像の値が0から1に変化する時の入力値を探索し、この探索によって得られた座標毎の入力値を閾値マトリクスMTR0の当該座標の閾値とする。例えば濃度補正画像のある座標が入力値20に対して0、入力値21に対して1であれば、閾値マトリクスMTR0のこの座標の閾値は20となる。
同様に濃度補正画像の値が1から2、2から3、・・・、15から16へ変化する時の入力値を探索し、閾値マトリクスMTR1〜15を生成する。
以上の処理によって本実施形態の閾値マトリクスMTR0〜15が生成される。以上、説明した方法によって本発明を効果的に実施することが可能となる。
なお、本実施形態では、最適ドット配置を生成するのにドット間の距離の二乗分の1を指標としてドットを移動して生成するようにしたが、最適ドット配置の生成方法はこれに限定されるものではない。
本実施形態では、ドット領域形成にボロノイ分割を使用し、相似形の形状でドット領域を形成したが、ドット領域形成の方法はこれに限らない。また、本実施形態ではフィルタ処理に5x5の平均化フィルタを用いたが、視覚特性に基づいたフィルタはこれに限定されるものではない。
また、閾値マトリクスのサイズや中間調処理部304への入力、出力の階調数は画像形成装置の特性やγ補正テーブル、ディザマトリクスの許容されるメモリサイズ、所望する画質レベル等に応じて最適なものを選べばよい。また、本実施形態では、単調増加処理を行い、入力値の増加に伴いディザマトリクス内の各出力画素値が単調増加するようにしているが、単調増加処理を行わずに局所的に出力画素値を減少させるような閾値マトリクスの構成にしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、FMスクリーンディザマトリクスを生成する際に、多値ドット画像に視覚特性に基づいたフィルタ処理を行い、フィルタ処理画像の逆特性テーブルを求める。そして、多値ドット画像に逆特性テーブルを加算して濃度補正画像を生成し、濃度補正画像に基づいて閾値マトリクスを生成するようにした。従って、電子写真方式のようなドット密度に濃度ムラの影響を受け易い記録方式の場合であっても、またコスト削減のためにマトリクスサイズや出力ビット数を落としても粒状性の少ない良好な画像を得ることができる。
上述した本発明の実施形態を構成する各手段及び各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 画像形成装置の画像処理部における構成を示すブロック図である。 レーザプリンタにより構成される画像形成部の主要部の構成を示す図である。 中間調処理部の構成を示すブロック図である。 閾値マトリクスの生成方法を示すフローチャートである。 ディザマトリクス格納部に格納される閾値マトリクスを示す図である。 最適ドット配置の例を示す図である。 最適ドット配置に対して領域分割を行った結果を示す図である。 ある階調値nに対するドット領域のイメージを示す図である。 階調値n=64(面積率25%)、n=128(面積率50%)、階調値n=192(面積率75%)に対して生成された2値ドット画像の例を示す図である。 階調値n=64、n=128、n=192に対してそれぞれ生成された多値ドット画像の例を示す図である。 空間周波数に対する視覚特性を表わしたグラフを示す図である。 平均化フィルタの例を示す図である。 図5のステップS110のフィルタ処理の詳細な流れを示すフローチャートである。 拡張多値ドット画像の例を示す図である。 拡張多値ドット画像の生成方法を説明するための図である。 多値ドット画像に対してフィルタ処理を行ったフィルタ処理画像の例を示す図である。 濃度補正テーブル生成の流れを示すフローチャートである。 図17のフィルタ処理画像に対する濃度補正テーブルを示す図である。 濃度補正処理の流れを示すフローチャートである。 重み係数kを2として図17のフィルタ処理画像を濃度補正した結果の濃度補正画像を示す図である。 単調増加処理の流れを示すフローチャートである。 ドット集中型の閾値マトリクスの例とディザ処理後のドット形成の例とを示す図である。
符号の説明
201 ホストPC
202 画像処理部
203 画像形成部
204 画像形成装置
301 カラーマッチング処理部
302 色分解処理部
303 γ補正処理部
304 中間調処理部
305 PWM処理部
306 CPU
307 RAM
308 ROM
309 通信部
401 制御部
402 給紙・搬送部
403 作像部
404 レーザスキャナ部
501C、501M、501Y、501K 比較部
502C、502M、502Y、502K ディザマトリックス格納部

Claims (6)

  1. 入力画像信号と比較することによって出力画像信号を得るための閾値マトリクスを生成する画像処理装置であって、
    前記閾値マトリクスの領域内に階調毎のパターンでドットを配置したドット画像データを生成するドット画像生成手段と、
    各階調の前記ドット画像データに対して視覚特性に基づいたフィルタ処理を行うことによりフィルタ処理画像データを生成するフィルタ処理画像生成手段と、
    前記フィルタ処理画像データの逆特性テーブルを算出する逆特性テーブル算出手段と、
    各階調の前記ドット画像データから前記逆特性テーブルの値を画素毎に減算して補正ドット画像データを生成する補正ドット画像生成手段と、
    各階調の前記補正ドット画像データに基づいて前記閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ドット画像生成手段は、前記閾値マトリクスの領域内に所定の数のドットを配置し、ドットの配置位置を中心として階調毎にドットを成長させたパターンの前記ドット画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記フィルタ処理画像生成手段は、前記視覚特性に基づいた平均化フィルタを用いて前記フィルタ処理画像データを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記逆特性テーブル算出手段は、前記フィルタ処理画像データの各画素の値と前記フィルタ処理画像データの平均値との差分を算出することにより、前記逆特性テーブルを算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 入力画像信号と比較することによって出力画像信号を得るための閾値マトリクスを生成する画像処理方法であって、
    前記閾値マトリクスの領域内に階調毎のパターンでドットを配置したドット画像データを生成するドット画像生成ステップと、
    各階調の前記ドット画像データに対して視覚特性に基づいたフィルタ処理を行うことによりフィルタ処理画像データを生成するフィルタ処理画像生成ステップと、
    前記フィルタ処理画像データの逆特性テーブルを算出する逆特性テーブル算出ステップと、
    各階調の前記ドット画像データから前記逆特性テーブルの値を画素毎に減算して補正ドット画像データを生成する補正ドット画像生成ステップと、
    各階調の前記補正ドット画像データに基づいて前記閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 入力画像信号と比較することによって出力画像信号を得るための閾値マトリクスを生成するマトリクス生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記閾値マトリクスの領域内に階調毎のパターンでドットを配置したドット画像データを生成するドット画像生成ステップと、
    各階調の前記ドット画像データに対して視覚特性に基づいたフィルタ処理を行うことによりフィルタ処理画像データを生成するフィルタ処理画像生成ステップと、
    前記フィルタ処理画像データの逆特性テーブルを算出する逆特性テーブル算出ステップと、
    各階調の前記ドット画像データから前記逆特性テーブルの値を画素毎に減算して補正ドット画像データを生成する補正ドット画像生成ステップと、
    各階調の前記補正ドット画像データに基づいて前記閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031148A (ja) * 2011-06-20 2013-02-07 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置及び画像形成方法

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