JP2010124375A - 車載端末、路側機、QoS制御方法及びプログラム - Google Patents

車載端末、路側機、QoS制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の種類のパケットが混在するネットワーク環境において、特定の種類のパケットを優先的に送受信する。
【解決手段】車両に搭載され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う車載端末であって、パケットに含まれるコンテンツの種類に応じてパケットを出力する順番を決定するための情報を受け付けて出力する受付部であるカーナビゲーション30と、パケットを受け付けると、受け付けたパケットがアクセスポイントから送信されたパケットか、またはアクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、受付部から出力された情報が示す順番で、受け付けたパケットを出力するQoSコントローラ40と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される車載端末、路側機、QoS制御方法及びプログラムに関する。
ITS(Intelligent Transport System)通信システムは、車両に搭載する車載端末や路上に設置される路側機がDSRC(Dedicated Short Range Communication)等の非IP(Internet Protocol)系プロトコルを利用して通信を行うことにより、安全運転を支援するシステムの実現を主な目的としている。
このITS通信システムにおいて、車載端末のユーザは、DSRC等の非IP系プロトコルを用いて安全運転のための様々なコンテンツの提供を受けることができる。
ここで、それらの様々なコンテンツをユーザの嗜好に応じて最適化し、ユーザが必要とするコンテンツを優先的に提供するための技術が例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている技術では、個々の車載機のユーザが個別に必要とするコンテンツだけをリクエストし、そのリクエストしたコンテンツが提供される。これにより、個々の車載機のユーザは、個々のユーザの状況に応じた安全運転のためのコンテンツを得ることができる。
特開2007−114027号公報
一方で、今後、車載端末や路側機がインターネットに接続されるようになると、ユーザは、安全運転のためのコンテンツ以外のエンターテイメント系のコンテンツの提供をIPを利用して受けるようになることが想定される。
この場合、ITS通信システムでは、IPパケットと非IPパケットとが混在するネットワーク環境となる。つまり、安全運転のためのコンテンツを含むパケットとエンターテイメント系のコンテンツを含むパケットとが混在することとなる。
しかしながら、現状のITS通信システムでは、複数の種類のパケットが混在するネットワーク環境において、特定の種類のパケットを優先的に送受信することができないという課題がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する車載端末、路側機、QoS制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、
車両に搭載され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う車載端末であって、
前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付けて出力する受付部と、
前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受付部から出力された情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力するQoSコントローラと、を有する。
また、車両が走行する路上に設置され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う路側機であって、
前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付けて出力する受付部と、
前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受付部から出力された情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力するQoSコントローラと、を有する。
また、車両に搭載され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う車載端末におけるQoS制御方法であって、
前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付ける処理と、
前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受け付けた情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力する処理と、を有する。
また、車両が走行する路上に設置され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う路側機におけるQoS制御方法であって、
前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付ける処理と、
前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受け付けた情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力する処理と、を有する。
また、車両に搭載され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う車載端末に、
前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付ける機能と、
前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受け付けた情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力する機能と、を実現させる。
また、車両が走行する路上に設置され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う路側機に、
前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付ける機能と、
前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受け付けた情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力する機能と、を実現させる。
本発明によれば車載端末及び路側機は、パケットに含まれるコンテンツの種類に応じてパケットを出力する順番を決定するための情報を受け付け、受け付けた情報が示す順番でパケットを出力する。そのため、複数の種類のパケットが混在するネットワーク環境において、特定の種類のパケットを優先的に送受信することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した通信システムの実施の一形態を示す図である。
本実施形態の通信システムは図1に示すように、センター局240と、路側機160aと、車両10a,10bに搭載される車載端末20とを備えている。
また、図1に示すように、センター局240と路側機160aとは、インターネット230及びアクセス網220を介して接続されている。なお、図1において路側機は、路側機160aの1つだけが描かれているが、路側機は車両10a及び車両10bが走行する路上に設置されるものであって1つに限定されない。また、図1において車両も車両10aと車両10bとの2台だけが描かれているが、車両の台数は2台に限定されない。
また、図1に示すように、路側機160a及び車両10a,10bに搭載される車載端末20は、WWAN(Wireless Wide Area Network)サービスエリア120やWMAN(Wireless Metro Area Network)サービスエリア121、WLAN(Wireless Local Area Network)サービスエリア122、WPAN(Wireless Personal Area Network)サービスエリア123のアクセスポイント(不図示)と接続されている。
また、上述したWWANサービスエリア120等においては、IP系のパケットと非IP系のパケットとが混在したネットワーク環境となっている。従って、車載端末20及び路側機160aは、IPパケット及び非IPパケットの両方の種類のパケットを送受信する。
図2は、図1に示した車両10aに搭載される車載端末20の構成を示すブロック図である。なお、車両10bに搭載される車載端末20も同様の構成である。
図2に示すように図1に示した車載端末20は、受付部であるカーナビゲーション30と、統合通信端末60とを備えている。
カーナビゲーション30は、車載端末20のユーザからQoS制御方式の選択を受け付け、受け付けたQoS制御方式と、受け付けたQoS制御方式の詳細な設定内容とを示す情報を統合通信端末60へ出力する。なお、本実施形態においてユーザから受け付けるQoS制御方式は3つあるが、それぞれのQoS制御方式の詳細については後述する。
統合通信端末60は、QoSコントローラ40と、通信部50と、WWANインタフェース70と、WMANインタフェース80と、WLANインタフェース90と、WPANインタフェース100と、車載LANインタフェース110とを備えている。
WWANインタフェース70、WMANインタフェース80、WLANインタフェース90及びWPANインタフェース100は、それぞれ対応するネットワークのアクセスポイントと、車載端末20との間の通信を仲介する。
車載LANインタフェース110は、CAN(Controller Area Network)やMOST(Media Oriented Systems Transport)等を利用した車両10a内の通信を仲介する。
通信部50は、車載端末20と、WWANサービスエリア120やWMANサービスエリア121、WLANサービスエリア122、WPANサービスエリア123等のアクセスポイントとの間の通信を確立してIPパケットまたは非IPパケットの送受信を行う。また、通信部50は、車両10aがネットワークを跨って移動した場合でも、アクセスポイントからの電波強度を監視することにより、動的にアクセスポイントを切り替える。これにより、車両10aが移動した場合でも、シームレスな通信を確立し続けることができる。
QoSコントローラ40は、分類部41と、スケジューリング部42とを備えている。
分類部41は、WWANインタフェース70、WMANインタフェース80、WLANインタフェース90及びWPANインタフェース100を介してアクセスポイントから受信したIPパケットまたは非IPパケットや、車載端末20からアクセスポイントへ送信するIPパケットまたは非IPパケットを受け付ける。そして、カーナビゲーション30から出力された情報が示すQoS制御方式に従い、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをスケジューリング部42のキューにキューイングする。なお、ここでは、キューとは、分類部41が受け付けたIPパケットまたは非IPパケットを車載端末20内の所定の出力先へ出力する際に順番待ちをさせるための待ち行列のことである。
スケジューリング部42は、カーナビゲーション30から出力された情報が示すQoS制御方式に従い、分類部41によってキューイングされたパケットを出力する順番を決定するためのスケジューリングを行う。そして、そのスケジューリングに従ってパケットを出力する。
図3は、図1に示した路側機160aの構成を示すブロック図である。
図3に示すように図1に示した路側機160aは、受付部140と、通信部150と、QoSコントローラ170と、WWANインタフェース180と、WMANインタフェース190と、WLANインタフェース200と、WPANインタフェース210とを備えている。
受付部140は、路側機160aのユーザからQoS制御方式の選択を受け付け、受け付けたQoS制御方式と、受け付けたQoS制御方式の詳細な設定内容とを示す情報をQoSコントローラ170へ出力する。なお、路側機160aのユーザとは例えば、路側機160aの保守を行う保守作業者等である。
WWANインタフェース180、WMANインタフェース190、WLANインタフェース200及びWPANインタフェース210は、それぞれ対応するネットワークのアクセスポイントと、路側機160aとの間の通信を仲介する。
通信部150は、路側機160aと、WWANサービスエリア120やWMANサービスエリア121、WLANサービスエリア122、WPANサービスエリア123のアクセスポイントとの間の通信を確立してIPパケットまたは非IPパケットの送受信を行う。
QoSコントローラ170は、分類部171と、スケジューリング部172とを備えている。
分類部171は、WWANインタフェース180、WMANインタフェース190、WLANインタフェース200及びWPANインタフェース210を介してアクセスポイントから受信したIPパケットまたは非IPパケットや、路側機160aからアクセスポイントへ送信するIPパケットや非IPパケットを受け付ける。そして、受付部140から出力された情報が示すQoS制御方式に従い、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをスケジューリング部172のキューにキューイングする。
スケジューリング部172は、受付部140から出力された情報が示すQoS制御方式に従い、分類部171によってキューイングされたパケットを出力する順番を決定するためのスケジューリングを行う。そして、そのスケジューリングに従ってパケットを出力する。
図4は、図1に示した通信システムにおける通信の種類を説明するための図である。
図1に示した通信システムにおいては、路側機及び車両に関連して以下に説明する通信が行われる。
図4において車車間通信290は、車載端末20を搭載した車両10aと車両10bとの間の通信である
また、図4において路車間通信300は、各拠点320のインフラ設備として設置された路側機160aと車両10aとの間の通信や路側機160bと車両10bとの間の通信である。
また、図4において路路間通信310は、路側機160aと路側機160bとの間の通信である。
また、上述した通信以外にも図1に示した通信システムでは、路側機160aと車両10aまたは車両10bとが通信を行い、さらに、車両10aまたは車両10bと路側機160bとが通信を行う路車車路間通信や、路側機160a及び路側機160bがアクセス網220を介してインターネット230と接続する通信や、車両10a及び車両10bがアクセス網220に設置された路側機160a及び路側機160bを介し、インターネット230に接続する通信等がある。
上述した通信においては、車両10a,10bが搭載する車載端末20が備えるQoSコントローラ40と、路側機160a,160bのQoSコントローラ170とは、3つのQoS制御方式のいずれかにより、送受信するパケットのQoS制御を行う。
以下に、車両10a,10bの車載端末20が備えるQoSコントローラ40(図2参照)と、路側機160a,160bのQoSコントローラ170(図3参照)とが行う3つのQoS制御方式について説明する。なお、ここでは一例として、図2に示した車載端末20のQoSコントローラ40が行うQoS制御方式について説明するが、図3に示した路側機160のQoSコントローラ170も同様のQoS制御を行う。
まず、図2に示した車載端末20のQoSコントローラ40が行うQoS制御方式の1つであるプライオリティキューイング方式について説明する。
図5は、図2に示した車載端末20のQoSコントローラ40が行うプライオリティキューイング方式の一例を説明するための図である。
プライオリティキューイング方式によるQoS制御では、ユーザがカーナビゲーション30を操作することによって設定した優先順位が、車載端末20によって送受信されるIPパケットまたは非IPパケットに付加される。
この優先順位は、IPパケットまたは非IPパケットに含まれるコンテンツの種類に対応付けられて設定される。なお、ここでは、優先順位は、優先順位の高い方から順番にHIGHプライオリティ、MEDIUMプライオリティ、NORMALプライオリティ、LOWプライオリティの4段階としている。なお、この4段階の設定というのは一例であり、優先順位は4段階に限定されるものではない。
図5に示す例においてQoSコントローラ40の分類部41は、例えばカーナビゲーション30からINGRESSポート330を介し、アクセスポイントへ送信するIPパケットまたは非IPパケットを受け付けた場合、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに含まれるコンテンツの種類に応じて優先順位を付加し、付加された優先順位に対応するキューに受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをキューイングする。
また、分類部41は、車載端末20がアクセスポイントから受信したIPパケットまたは非IPパケットの出力をINGRESSポート330を介して受け付けた場合には、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されている優先順位に対応するキューに、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをキューイングする。なお、アクセスポイントから受信したIPパケットまたは非IPパケットに優先順位が付加されているのは、このIPパケットまたは非IPパケットの送信元のQoSコントローラが優先順位を付加して送信し、その優先順位が付加されたIPパケットまたは非IPパケットを受信しているからである。
ここでは、上述した4段階の優先順位に対応して図5に示すように、HIGHプライオリティキュー360、MEDIUMプライオリティキュー370、NORMALプライオリティキュー380及びLOWプライオリティキュー390の4つのキューがある。
そして、図5に示すように、HIGHプライオリティキュー360には、分類部41が受け付けたIPパケットまたは非IPパケットのうち、優先順位としてHIGHプライオリティが付加されたHIGHプライオリティパケット430がキューイングされる。
他のMEDIUMプライオリティキュー370、NORMALプライオリティキュー380及びLOWプライオリティキュー390にも、同様に、それぞれのIPパケットまたは非IPパケットに付加された優先順位に応じてMEDIUMプライオリティパケット440、NORMALプライオリティパケット450及びLOWプライオリティパケット460としてキューイングされる。
そして、QoSコントローラ40のスケジューリング部42は、それぞれのキューにキューイングされたIPパケットまたは非IPパケットを所定のスケジューリングに従って順番にEGRESSポート400から出力する。なお、スケジューリング部42がIPパケットまたは非IPパケットを出力する出力先としては例えば、そのIPパケットまたは非IPパケットがアクセスポイントから受信した受信パケットの場合はカーナビゲーション30であり、そのIPパケットまたは非IPパケットがアクセスポイントへ送信する送信パケットの場合は通信部50である。これは、後述する他のQoS制御方式においても同様である。
ここで、所定のスケジューリングとは例えば、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされた最も優先順位の高いHIGHプライオリティパケット430が、常に優先的に出力されるようにする。そして、優先順位がより高いキューにキューイングされたIPパケットまたは非IPパケットがなくなるまで優先順位がより低いキューにキューイングされたIPパケットまたは非IPパケットは出力されないようにする方法がある。この場合、優先順位の低いキューにキューイングされたIPパケットは出力されない場合もある。特に、LOWプライオリティキュー390にキューイングされたLOWプライオリティパケット460は、LOWプライオリティキュー390が溢れている場合等には廃棄されることもある。
なお、上述したプライオリティキューイング方式において、優先順位が最も高いHIGHプライオリティパケット430は、例えば、道路上の事故や渋滞等の情報を提供する安全運転のための安全系コンテンツを含む非IPパケットが想定される。一方、優先順位が最も低いLOWプライオリティパケット460は、例えば、道路上の店舗情報等の情報を提供するエンターテイメント系コンテンツを含むIPパケットが想定される。
次に、図2に示した車載端末20のQoSコントローラ40が行うQoS制御方式の1つであるクラスベースキューイング方式について説明する。
図6は、図2に示した車載端末20のQoSコントローラ40が行うクラスベースキューイング方式の一例を説明するための図である。
クラスベースキューイング方式によるQoS制御では、ユーザがカーナビゲーション30を操作することにより、パケットを分類するためのクラスと、クラスと対応付けられ、IPパケットまたは非IPパケットに含まれるコンテンツの種類を示すコンテンツ種別と、クラスと対応付けられた通信帯域の割合が設定される。このコンテンツ種別は、車載端末20によって送受信されるIPパケットまたは非IPパケットに付加される。なお、コンテンツ種別とは例えば、道路上の事故や渋滞等の情報を提供するための安全系コンテンツや、道路上の店舗情報等の情報を提供するためのエンターテイメント系コンテンツである。
そして、クラスに対応付けられたコンテンツ種別が付加されたIPパケットまたは非IPパケットがキューイングされるキューが設けられる。
ここで、例えば3つのクラス、クラス1、クラス2及びクラス3がユーザによって設定された場合、図6に示すようにクラス1キュー510、クラス2キュー520及びクラス3キュー530が設けられる。そして、各クラスにユーザの設定に応じた割合で通信帯域が確保される。
図6に示した例では、クラス1に通信帯域の50%が確保され、クラス2に通信帯域の30%が確保され、クラス3に通信帯域の20%が確保されている。
これらのクラスに分類されるコンテンツ種別としては、例えば、クラス1として優先度が高い安全系コンテンツ、クラス2として優先度がそれほど高くない安全系コンテンツ、クラス3としてエンターテイメント系コンテンツというようにすることが想定される。
そして、クラス1キュー510、クラス2キュー520及びクラス3キュー530の各クラスキューにキューイングされたパケットがラウンドロビン方式によって出力される。なお、ラウンドロビン方式とは、ここでは、パケットを出力するクラスキューを順番に割り当てることをいう。例えば、クラス1キュー510からパケットを出力した場合、次は、クラス2キュー520からパケットを出力し、その次は、クラス3キュー530からパケットを出力する。そして、次は、またクラス1キュー510からパケットを出力するという方式である。
図6に示す例において、QoSコントローラ40の分類部41は、例えばカーナビゲーション30からINGRESSポート330を介し、アクセスポイントへ送信するIPパケットまたは非IPパケットを受け付けた場合、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに含まれるコンテンツの種類に応じてコンテンツ種別を付加し、付加されたコンテンツ種別に対応するキューに受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをキューイングする。
また、分類部41は、車載端末20がアクセスポイントから受信したIPパケットまたは非IPパケットをINGRESSポート330を介して受け付けた場合には、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されているコンテンツ種別に対応するキューに、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをキューイングする。なお、アクセスポイントから受信したIPパケットまたは非IPパケットにコンテンツ種別が付加されているのは、このIPパケットまたは非IPパケットの送信元のQoSコントローラがコンテンツ種別を付加して送信し、その優先順位が付加されたIPパケットまたは非IPパケットを受信しているからである。これは、後述するローレイテンシーキューイング方式においても同様である。
そして、QoSコントローラ40のスケジューリング部42は、クラス1キュー510〜クラス3キュー530にキューイングされたIPパケットまたは非IPパケットをラウンドロビン方式によってスケジューリングして順番にEGRESSポート400から出力する。
このクラスベースキューイング方式は、遅延の問題はあるものの、各クラスに通信帯域を確保した上でパケットの出力がスケジューリングされる。そのため、上述したプライオリティキューイング方式とは異なり、あるクラスキューにキューイングされたパケットが全く送信されないということがない。
従って、クラスベースキューイング方式は、ある特定の種類のコンテンツが含まれるIPパケットまたは非IPパケットだけに通信帯域を占有させたくない場合に有効である。
次に、図2に示した車載端末20のQoSコントローラ40が行うQoS制御方式の1つであるローレイテンシーキューイング方式について説明する。
図7は、図2に示した車載端末20のQoSコントローラ40が行うローレイテンシーキューイング方式の一例を説明するための図である。
ローレイテンシーキューイング方式によるQoS制御では、上述したクラスベースキューイング方式と同様に、ユーザがカーナビゲーション30を操作することにより、パケットを分類するためのクラスと、クラスと対応付けられ、パケットに含まれるコンテンツの種類を示すコンテンツ種別と、クラスと対応付けられた通信帯域の割合が設定される。
さらに、ローレイテンシーキューイング方式によるQoS制御では、コンテンツ種別として、出力する順番が最も高いコンテンツであることを示す最優先コンテンツを設定することができる。
ここで、例えば3つのクラス、クラス1、クラス2及びクラス3がユーザによって設定された場合、図7に示すようにクラス1キュー600、クラス2キュー610及びクラス3キュー620が設けられる。そして、各クラスそれぞれに通信帯域が確保される。但し、ローレイテンシーキューイング方式の場合、コンテンツ種別として最優先コンテンツであることが付加された最優先パケットが分類されるプライオリティクラス590も設けられる。
図7に示した例では、プライオリティクラス590に通信帯域の30%が確保され、クラス1に通信帯域の30%が確保され、クラス2及びクラス3に通信帯域の20%が確保されている。
ローレイテンシーキューイング方式ではプライオリティクラス590に通信帯域が最優先で確保され、プライオリティクラス590に分類された最優先コンテンツを含むIPパケットまたは非IPパケットは、キューイングされずに出力される。
このため、例えば、遅延に敏感な介入制御等の非常に優先度の高い制御に利用される安全系コンテンツの非IPパケットをプライオリティクラス590に分類することにより、その非IPパケットは遅延なく出力される。
一方、プライオリティクラス590以外のクラス1キュー600〜クラス3キュー620にキューイングされたパケットは、上述したクラスベースキューイング方式と同様に、ラウンドロビン方式で出力される。
図7に示す例において、QoSコントローラ40の分類部41は、例えばカーナビゲーション30からINGRESSポート330を介し、アクセスポイントへ送信するIPパケットまたは非IPパケットを受け付けた場合、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに含まれるコンテンツの種類に応じてコンテンツ種別を付加し、付加されたコンテンツ種別に対応するキューに受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをキューイングする。ここで、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されたコンテンツ種別が最優先コンテンツの種類と一致した場合には、分類部41は、そのIPパケットまたは非IPパケットをプライオリティクラス590に分類する。なお、上述したように、プライオリティクラス590に分類されたIPパケットまたは非IPパケットはキューイングされずに出力される。
また、分類部41は、車載端末20がアクセスポイントから受信したIPパケットまたは非IPパケットをINGRESSポート330を介して受け付けた場合には、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されているコンテンツ種別に対応するキューに、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをキューイングする。ここで、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されたコンテンツ種別が最優先コンテンツの種類と一致した場合には、分類部41は、そのIPパケットまたは非IPパケットをプライオリティクラス590に分類する。なお、上述したように、プライオリティクラス590に分類されたIPパケットまたは非IPパケットはキューイングされずに出力される。
そして、QoSコントローラ40のスケジューリング部42は、クラス1キュー600〜クラス3キュー620にキューイングされたパケットをラウンドロビン方式によってスケジューリングして順番にEGRESSポート400から出力する。
以下に、上記のように構成された通信システムにおいてQoS制御を行う場合の動作について説明する。なお、ここでは一例として、図2及び図5〜図7に示したQoSコントローラ40が行うQoS制御について説明するが、図3に示したQoSコントローラ170も同様のQoS制御を行う。
まず、図1〜図7に示した通信システムにおいて、車載端末20のユーザがQoS制御方式を選択する場合について説明する。
図8は、図1〜図7に示した通信システムにおいてQoS制御方式の選択を受け付ける動作を説明するためのフローチャートである。
まず、車載端末20のユーザ(以降、ユーザという)は、カーナビゲーション30の設定画面からQoS制御を行うかどうかを選択する。
カーナビゲーション30は、ユーザからQoS制御を行うかどうかの選択を受け付ける(ステップS1)。ここでは、ユーザがQoS制御を行うことを選択したものとする。
ユーザからQoS制御を行うことの選択を受け付けたカーナビゲーション30は、次にユーザからQoS制御方式の選択を受け付ける(ステップS2)。なお、選択を受け付けるQoS制御方式は、上述したプライオリティキューイング方式、クラスベースキューイング方式及びローレイテンシーキューイング方式のいずれかである。
次に、カーナビゲーション30は、受け付けたQoS制御方式の種類を判定する(ステップS3)。
ステップS3における判定の結果、プライオリティキューイング方式を受け付けていた場合、カーナビゲーション30は、ユーザからプライオリティキューイング方式に関する詳細な設定内容の入力を受け付ける(ステップS4)。なお、プライオリティキューイング方式に関する詳細な設定内容とは例えば、優先順位の段階数や各優先順位に対応するコンテンツの種類等である。
また、ステップS3における判定の結果、クラスベースキューイング方式を受け付けていた場合、カーナビゲーション30は、ユーザからクラスベースキューイング方式に関する詳細な設定内容の入力を受け付ける(ステップS5)。なお、クラスベースキューイング方式に関する詳細な設定内容とは例えば、クラスの数や、それぞれのクラスに確保する通信帯域の割合や、それぞれのクラスに対応するコンテンツ種別等である。
また、ステップS3における判定の結果、ローレイテンシーキューイング方式を受け付けていた場合、カーナビゲーション30は、ユーザからローレイテンシーキューイング方式に関する詳細な設定内容の入力を受け付ける(ステップS6)。ローレイテンシーキューイング方式に関する詳細な設定内容とは例えば、クラスの数や、それぞれのクラスに確保する通信帯域の割合や、それぞれのクラスに対応するコンテンツ種別や、プライオリティクラスに分類されるコンテンツ種別等である。
そして、カーナビゲーション30は、ステップS1において選択されたQoS制御方式と、ステップS4またはステップS5またはステップS6において受け付けたQoS制御方式の詳細な設定内容とを示す情報を統合通信端末60へ出力する(ステップS7)。
次に、図8に示した動作フローにおいて選択されたプライオリティキューイング方式、クラスベースキューイング方式、またはローレイテンシーキューイング方式におけるQoSコントローラ40の動作について説明する。
まず、図5において説明したプライオリティキューイング方式の動作について説明する。
図9は、図2及び図5に示したQoSコントローラ40のプライオリティキューイング方式における動作を説明するためのフローチャートである。
まず、QoSコントローラ40の分類部41は、IPパケットまたは非IPパケットを受け付ける(ステップS51)。
次に、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが車載端末20から送信する送信パケットかどうかを判定する(ステップS52)。
ステップS52における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが送信パケットである場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに含まれるコンテンツの種類に応じた優先順位を、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加する(ステップS53)。
一方、ステップ52における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが送信パケットではなく、車載端末20が受信した受信パケットである場合、優先順位は付加されているためステップS54の動作へ移行する。
次に、分類部41は、付加されている優先順位に従い、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットを4段階の優先順位のいずれかに分類する(ステップS54)。なお、ここでは、4段階の優先順位とは、HIGHプライオリティ、MEDIUMプライオリティ、NORMALプライオリティまたはLOWプライオリティである。
次に、分類部41は、ステップS52における分類の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がHIGHプライオリティであるかどうかを判定する(ステップS55)。
ステップS55における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がHIGHプライオリティである場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをHIGHプライオリティパケット430(図5参照)としてHIGHプライオリティキュー360にキューイングする(ステップS56)。
そして、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430をEGRESSポート400から出力する(ステップS57)。
次に、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がないかどうかを確認する(ステップS58)。
ステップS58における確認の結果、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がある場合、ステップS57の動作へ移行し、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がなくなるまでパケットの出力を繰り返す。
一方、ステップS58における確認の結果、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がない場合、MEDIUMプライオリティキュー370の処理へ移行する。具体的には、以下に示すステップS61の動作へ移行する。
ここで、ステップS55における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がHIGHプライオリティでない場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がMEDIUMプライオリティであるかどうかを判定する(ステップS59)。
ステップS59における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がMEDIUMプライオリティである場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをMEDIUMプライオリティパケット440としてMEDIUMプライオリティキュー370(図5参照)にキューイングする(ステップS60)。
そして、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440をEGRESSポート400から出力する(ステップS61)。
なお、このMEDIUMプライオリティパケット440を処理している間に、HIGHプライオリティキュー360にHIGHプライオリティパケット430がキューイングされた場合、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティパケット440の出力を中断する。そして、ステップS57の動作へ移行してHIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430を出力する。この動作を割り込みという。
次に、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がないかどうかを確認する(ステップS62)。
ステップS62における確認の結果、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたパケットがある場合、ステップS61の動作へ移行し、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がなくなるまでMEDIUMプライオリティパケット440の出力を繰り返す。
なお、このMEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440の出力を繰り返している間に、HIGHプライオリティキュー360にHIGHプライオリティパケット430がキューイングされた場合には、上述した割り込みが発生する。すなわち、この場合、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティパケット440の出力を中断し、ステップS57の動作へ移行してHIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430の出力を行う。
この割り込みの動作は、後述するNORMALプライオリティキュー380及びLOWプライオリティキュー390にキューイングされたパケットを処理している間にも同様に行われる。すなわち、例えば、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450の出力が行われている場合に、優先順位がより高いキュー、つまりHIGHプライオリティキュー360またはMEDIUMプライオリティキュー370にHIGHプライオリティパケット430またはMEDIUMプライオリティパケット440がキューイングされると、そのHIGHプライオリティパケット430またはMEDIUMプライオリティパケット440が、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450よりも優先して出力される。
一方、ステップS62における確認の結果、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がない場合、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がないかどうかを確認する(ステップS63)。
ステップS63における確認の結果、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がある場合、ステップS57の動作へ移行し、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430を出力する。
一方、ステップS63における確認の結果、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がない場合、NORMALプライオリティキュー380の処理へ移行する。具体的には、以下に示すステップS66の動作へ移行する。
ここで、ステップS59における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がMEDIUMプライオリティでない場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がNORMALプライオリティであるかどうかを判定する(ステップS64)。
ステップS64における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がNORMALプライオリティである場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをNORMALプライオリティパケット450としてNORMALプライオリティキュー380(図5参照)にキューイングする(ステップS65)。
そして、スケジューリング部42は、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450をEGRESSポート400から出力する(ステップS66)。
次に、スケジューリング部42は、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450がないかどうかを確認する(ステップS67)。
ステップS67における確認の結果、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450がある場合、ステップS66の動作へ移行し、スケジューリング部42は、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450がなくなるまでNORMALプライオリティパケット450の出力を繰り返す。
一方、ステップS67における確認の結果、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450がない場合、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がないかどうかを確認する(ステップS68)。
ステップS68における確認の結果、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がある場合、ステップS57の動作へ移行し、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430を出力する。
一方、ステップS68における確認の結果、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がない場合、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がないかどうかを確認する(ステップS69)。
ステップS69における確認の結果、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がある場合、ステップS61の動作へ移行し、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440を出力する。
一方、ステップS69における確認の結果、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がない場合、LOWプライオリティキュー390の処理に移行する。具体的には、以下に示すステップS71の動作へ移行する
ここで、ステップS64における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットの優先順位がNORMALプライオリティでない場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをLOWプライオリティパケット460としてLOWプライオリティキュー390にキューイングする(ステップS70)。なお、LOWプライオリティキュー390が溢れている場合、LOWプライオリティパケット460はキューイングされずに廃棄される場合がある。
そして、スケジューリング部42は、LOWプライオリティキュー390にキューイングされたLOWプライオリティパケット460をEGRESSポート400から出力する(ステップS71)。
次に、スケジューリング部42は、LOWプライオリティキュー390にキューイングされたLOWプライオリティパケット460がないかどうかを確認する(ステップS72)。
ステップS72における確認の結果、LOWプライオリティキュー390にキューイングされたLOWプライオリティパケット460がある場合、ステップS71の動作へ移行し、LOWプライオリティキュー390にLOWプライオリティパケット460がなくなるまでLOWプライオリティパケット460の出力を繰り返す。
一方、ステップS72における確認の結果、LOWプライオリティキュー390にキューイングされたLOWプライオリティパケット460がない場合、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がないかどうかを確認する(ステップS73)。
ステップS73における確認の結果、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がある場合、ステップS57の動作へ移行し、スケジューリング部42は、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430を出力する。
一方、ステップS73における確認の結果、HIGHプライオリティキュー360にキューイングされたHIGHプライオリティパケット430がない場合、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がないかどうかを確認する(ステップS74)。
ステップS74における確認の結果、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がある場合、ステップS61の動作へ移行し、スケジューリング部42は、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440を出力する。
一方、ステップS74における確認の結果、MEDIUMプライオリティキュー370にキューイングされたMEDIUMプライオリティパケット440がない場合、スケジューリング部42は、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450がないかどうかを確認する(ステップS75)。
ステップS75における確認の結果、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450がある場合、ステップS66の動作へ移行し、スケジューリング部42は、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450を出力する。
一方、ステップS75における確認の結果、NORMALプライオリティキュー380にキューイングされたNORMALプライオリティパケット450がない場合、ステップS51の動作に移行してIPパケットまたは非IPパケットを受け付ける。
次に、図6において説明したクラスキューイング方式の動作について説明する。
図10は、図2及び図6に示したQoSコントローラ40のクラスキューイング方式における動作を説明するためのフローチャートである。
まず、QoSコントローラ40の分類部41は、IPパケットまたは非IPパケットを受け付ける(ステップS101)。
次に、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが車載端末20から送信する送信パケットかどうかを判定する(ステップS102)。
ステップS102における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが送信パケットである場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに含まれるコンテンツの種類に応じたコンテンツ種別を、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加する(ステップS103)。
一方、ステップS102における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが送信パケットではなく、車載端末20が受信した受信パケットである場合、コンテンツ種別は付加されているためステップS104の動作へ移行する。
次に、分類部41は、付加されているコンテンツ種別に応じ、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをクラスに分類する(ステップS104)。
そして、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されているコンテンツ種別に応じ、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットを分類したクラスのキューにキューイングする(ステップS105)。
次に、スケジューリング部42は、各クラスに通信帯域を確保する(ステップS106)。
そして、スケジューリング部42は、各クラスに対応するキューにキューイングされたIPパケットまたは非IPパケットをラウンドロビン方式によってEGRESSポート400から出力する(ステップS107)。
次に、図7において説明したローレイテンシーキューイング方式の動作について説明する。
図11は、図2及び図7に示したQoSコントローラ40のローレイテンシーキューイング方式における動作を説明するためのフローチャートである。
まず、QoSコントローラ40の分類部41は、IPパケットまたは非IPパケットを受け付ける(ステップS121)。
次に、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが車載端末20から送信される送信パケットなのかどうかを判定する(ステップS122)。
ステップS122における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが送信パケットである場合、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに含まれるコンテンツの種類に応じたコンテンツ種別を、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加する(ステップS123)。
一方、ステップS102における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットが送信パケットではなく、車載端末20が受信した受信パケットである場合、コンテンツ種別は付加されているためステップS124の動作へ移行する。
次に、分類部41は、付加されているコンテンツ種別に応じ、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットをクラスに分類する(ステップS124)。
次に、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されているコンテンツ種別が最優先コンテンツの種類と一致するかどうかを判定する(ステップS125)。
ステップS125における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されているコンテンツ種別が最優先コンテンツの種類と一致する場合、プライオリティクラス590に保証された通信帯域が最優先で割り当てられる。
そして、スケジューリング部42は、そのコンテンツ種別として最優先コンテンツが付加されているIPパケットまたは非IPパケットをキューイングせずに出力する(ステップS126)。
一方、ステップS125における判定の結果、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されているコンテンツ種別が最優先コンテンツの種類と一致しない場合には、分類部41は、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットに付加されているコンテンツ種別に応じ、受け付けたIPパケットまたは非IPパケットを分類したクラスに対応するキューにキューイングする。(ステップS127)。
次に、スケジューリング部42は、各クラスに通信帯域を確保する(ステップS128)。
そして、スケジューリング部42は、各クラスに対応するキューにキューイングされたIPパケットまたは非IPパケットをラウンドロビン方式によってEGRESSポート400から出力する(ステップS129)。
このように本実施形態においては、車載端末及び路側機は、パケットに含まれるコンテンツの種類に応じてパケットを出力する順番を決定するための情報を受け付け、受け付けた情報が示す順番でパケットを出力する。そのため、複数の種類のパケットが混在するネットワーク環境において、特定の種類のパケットを優先的に送受信することができる。
なお、本発明においては、車載端末内及び路側機内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを車載端末及び路側機にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを車載端末及び路側機に読み込ませ、実行するものであっても良い。車載端末及び路側機にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、車載端末及び路側機に内蔵されたHDDなどを指す。
本発明を適用した通信システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示した車両に搭載される車載端末の構成を示すブロック図である。 図1に示した路側機の構成を示すブロック図である。 図1に示した通信システムにおける通信の種類を説明するための図である。 図2に示した車載端末のQoSコントローラが行うプライオリティキューイング方式の一例を説明するための図である。 図2に示した車載端末のQoSコントローラが行うクラスベースキューイング方式の一例を説明するための図である。 図2に示した車載端末のQoSコントローラが行うローレイテンシーキューイング方式の一例を説明するための図である。 図1〜図7に示した通信システムにおいてQoS制御方式の選択を受け付ける動作を説明するためのフローチャートである。 図2及び図5に示したQoSコントローラのプライオリティキューイング方式における動作を説明するためのフローチャートである。 図2及び図6に示したQoSコントローラのクラスキューイング方式における動作を説明するためのフローチャートである。 図2及び図7に示したQoSコントローラのローレイテンシーキューイング方式における動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10a,10b 車両
20 車載端末
30 カーナビゲーション
40,170 QoSコントローラ
41,171 分類部
42,172 スケジューリング部
50,150 通信部
60 統合通信端末
70,180 WWANインタフェース
80,190 WMANインタフェース
90,200 WLANインタフェース
100,210 WPANインタフェース
110 車載LANインタフェース
120 WWANサービスエリア
121 WMANサービスエリア
122 WLANサービスエリア
123 WPANサービスエリア
140 受付部
160a,160b 路側機
220 アクセス網
230 インターネット
240 センター局
290 車車間通信
300 路車間通信
310 路路間通信
320 各拠点
330 INGRESSポート
360 HIGHプライオリティキュー
370 MEDIUMプライオリティキュー
380 NORMALプライオリティキュー
390 LOWプライオリティキュー
400 EGRESSポート
430 HIGHプライオリティパケット
440 MEDIUMプライオリティパケット
450 NORMALプライオリティパケット
460 LOWプライオリティパケット
510,600 クラス1キュー
520,610 クラス2キュー
530,620 クラス3キュー
590 プライオリティクラス

Claims (24)

  1. 車両に搭載され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う車載端末であって、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付けて出力する受付部と、
    前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受付部から出力された情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力するQoSコントローラと、を有する車載端末。
  2. 請求項1に記載の車載端末において、
    前記受付部は、前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられた前記パケットを出力する際の優先順位を受け付け、該受け付けた優先順位を示す情報を出力し、
    前記QoSコントローラは、前記パケットを受け付けると、前記受付部から出力された前記優先順位を示す情報に基づき、前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類に対応する前記優先順位で前記受け付けたパケットを前記所定の出力先へ出力する車載端末。
  3. 請求項1に記載の車載端末において、
    前記受付部は、前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられ、該コンテンツを含むパケットを出力するために確保する通信帯域の割合を受け付け、該受け付けた通信帯域の割合を示す情報を出力し、
    前記QoSコントローラは、前記パケットを受け付けると、前記受付部から出力された前記通信帯域の割合を示す情報に基づき、前記コンテンツの種類に対応し、該コンテンツの種類に対応した割合の通信帯域を持つキューを設定し、前記受け付けたパケットが含むコンテンツの種類に対応する前記キューに、前記受け付けたパケットをキューイングし、該キューイングされたパケットをラウンドロビン方式で前記所定の出力先へ出力する車載端末。
  4. 請求項3に記載の車載端末において、
    前記受付部は、出力する順番の優先度が最も高い最優先コンテンツの種類をさらに受け付け、該受け付けた最優先コンテンツの種類を示す情報をさらに出力し、
    前記QoSコントローラは、前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類が、前記受付部から出力された前記最優先コンテンツの種類と一致する場合には、前記受け付けたパケットをキューイングせずに前記所定の出力先へ出力する車載端末。
  5. 車両が走行する路上に設置され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う路側機であって、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付けて出力する受付部と、
    前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受付部から出力された情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力するQoSコントローラと、を有する路側機。
  6. 請求項5に記載の路側機において、
    前記受付部は、前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられた前記パケットを出力する際の優先順位を受け付け、該受け付けた優先順位を示す情報を出力し、
    前記QoSコントローラは、前記パケットを受け付けると、前記受付部から出力された前記優先順位を示す情報に基づき、前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類に対応する前記優先順位で前記受け付けたパケットを前記所定の出力先へ出力する路側機。
  7. 請求項5に記載の路側機において、
    前記受付部は、前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられ、該コンテンツを含むパケットを出力するために確保する通信帯域の割合を受け付け、該受け付けた通信帯域の割合を示す情報を出力し、
    前記QoSコントローラは、前記パケットを受け付けると、前記受付部から出力された前記通信帯域の割合を示す情報に基づき、前記コンテンツの種類に対応し、該コンテンツの種類に対応した割合の通信帯域を持つキューを設定し、前記受け付けたパケットが含むコンテンツの種類に対応する前記キューに、前記受け付けたパケットをキューイングし、該キューイングされたパケットをラウンドロビン方式で前記所定の出力先へ出力する路側機。
  8. 請求項7に記載の路側機において、
    前記受付部は、出力する順番の優先度が最も高い最優先コンテンツの種類をさらに受け付け、該受け付けた最優先コンテンツの種類を示す情報をさらに出力し、
    前記QoSコントローラは、前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類が、前記受付部から出力された前記最優先コンテンツの種類と一致する場合には、前記受け付けたパケットをキューイングせずに前記所定の出力先へ出力する路側機。
  9. 車両に搭載され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う車載端末におけるQoS制御方法であって、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付ける処理と、
    前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受け付けた情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力する処理と、を有するQoS制御方法。
  10. 請求項9に記載のQoS制御方法において、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられた前記パケットを出力する際の優先順位を受け付ける処理と、
    前記パケット受け付けると、前記受け付けた優先順位に基づき、前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類に対応する前記優先順位で前記受け付けたパケットを前記所定の出力先へ出力する処理と、を有するQoS制御方法。
  11. 請求項9に記載のQoS制御方法において、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられ、該コンテンツを含むパケットを出力するために確保する通信帯域の割合を受け付ける処理と、
    前記パケットを受け付けると、前記受け付けた通信帯域の割合を示す情報に基づき、前記コンテンツの種類に対応し、該コンテンツの種類に対応した割合の通信帯域を持つキューを設定し、前記受け付けたパケットが含むコンテンツの種類に対応する前記キューに、前記受け付けたパケットをキューイングし、該キューイングされたパケットをラウンドロビン方式で前記所定の出力先へ出力する処理と、を有するQoS制御方法。
  12. 請求項11に記載のQoS制御方法において、
    出力する順番の優先度が最も高い最優先コンテンツの種類をさらに受け付ける処理と、
    前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類が、前記受け付けた最優先コンテンツの種類と一致する場合には、前記受け付けたパケットをキューイングせずに前記所定の出力先へ出力する処理と、を有するQoS制御方法。
  13. 車両が走行する路上に設置され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う路側機におけるQoS制御方法であって、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付ける処理と、
    前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受け付けた情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力する処理と、を有するQoS制御方法。
  14. 請求項13に記載のQoS制御方法において、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられた前記パケットを出力する際の優先順位を受け付ける処理と、
    前記パケット受け付けると、前記受け付けた優先順位に基づき、前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類に対応する前記優先順位で前記受け付けたパケットを前記所定の出力先へ出力する処理と、を有するQoS制御方法。
  15. 請求項13に記載のQoS制御方法において、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられ、該コンテンツを含むパケットを出力するために確保する通信帯域の割合を受け付ける処理と、
    前記パケットを受け付けると、前記受け付けた通信帯域の割合を示す情報に基づき、前記コンテンツの種類に対応し、該コンテンツの種類に対応した割合の通信帯域を持つキューを設定し、前記受け付けたパケットが含むコンテンツの種類に対応する前記キューに、前記受け付けたパケットをキューイングし、該キューイングされたパケットをラウンドロビン方式で前記所定の出力先へ出力する処理と、を有するQoS制御方法。
  16. 請求項15に記載のQoS制御方法において、
    出力する順番の優先度が最も高い最優先コンテンツの種類をさらに受け付ける処理と、
    前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類が、前記受け付けた最優先コンテンツの種類と一致する場合には、前記受け付けたパケットをキューイングせずに前記所定の出力先へ出力する処理と、を有するQoS制御方法。
  17. 車両に搭載され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う車載端末に、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付ける機能と、
    前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受け付けた情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられた前記パケットを出力する際の優先順位を受け付ける機能と、
    前記パケット受け付けると、前記受け付けた優先順位に基づき、前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類に対応する前記優先順位で前記受け付けたパケットを前記所定の出力先へ出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
  19. 請求項17に記載のプログラムにおいて、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられ、該コンテンツを含むパケットを出力するために確保する通信帯域の割合を受け付ける機能と、
    前記パケットを受け付けると、前記受け付けた通信帯域の割合を示す情報に基づき、前記コンテンツの種類に対応し、該コンテンツの種類に対応した割合の通信帯域を持つキューを設定し、前記受け付けたパケットが含むコンテンツの種類に対応する前記キューに、前記受け付けたパケットをキューイングし、該キューイングされたパケットをラウンドロビン方式で前記所定の出力先へ出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムにおいて、
    出力する順番の優先度が最も高い最優先コンテンツの種類をさらに受け付ける機能と、
    前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類が、前記受け付けた最優先コンテンツの種類と一致する場合には、前記受け付けたパケットをキューイングせずに前記所定の出力先へ出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
  21. 車両が走行する路上に設置され、通信ネットワークのアクセスポイントを介してパケットの送受信を行う路側機に、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に応じて前記パケットを出力する順番を決定するための情報を受け付ける機能と、
    前記パケットを受け付けると、該受け付けたパケットが前記アクセスポイントから送信されたパケットか、または前記アクセスポイントへ送信するパケットかに応じて決められた所定の出力先へ、前記受け付けた情報が示す順番で、前記受け付けたパケットを出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
  22. 請求項21に記載のプログラムにおいて、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられた前記パケットを出力する際の優先順位を受け付ける機能と、
    前記パケット受け付けると、前記受け付けた優先順位に基づき、前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類に対応する前記優先順位で前記受け付けたパケットを前記所定の出力先へ出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
  23. 請求項21に記載のプログラムにおいて、
    前記パケットに含まれるコンテンツの種類に対応づけられ、該コンテンツを含むパケットを出力するために確保する通信帯域の割合を受け付ける機能と、
    前記パケットを受け付けると、前記受け付けた通信帯域の割合を示す情報に基づき、前記コンテンツの種類に対応し、該コンテンツの種類に対応した割合の通信帯域を持つキューを設定し、前記受け付けたパケットが含むコンテンツの種類に対応する前記キューに、前記受け付けたパケットをキューイングし、該キューイングされたパケットをラウンドロビン方式で前記所定の出力先へ出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
  24. 請求項23に記載のプログラムにおいて、
    出力する順番の優先度が最も高い最優先コンテンツの種類をさらに受け付ける機能と、
    前記受け付けたパケットに含まれるコンテンツの種類が、前記受け付けた最優先コンテンツの種類と一致する場合には、前記受け付けたパケットをキューイングせずに前記所定の出力先へ出力する機能と、を実現させるためのプログラム。
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