JP2010123468A - 電気コネクタ - Google Patents

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一宏 佐藤
Hiromichi Kato
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Hitoshi Kikuchi
仁 菊池
Ichito Takei
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Abstract

【課題】本発明は嵌合時に破損がなく、基板間の低背や狭ピッチ等の小型化が図れるコネクタの提供。
【解決手段】本目的はレセプタクル20のブロック22は4つの第1側壁36と第1底壁38から構成され、ブロック22は中央部分にプラグ50が入る嵌合口5を有し、各々の第1側壁36はレセコンタクト24が固定される第1挿入孔34を有し、レセコンタクト24は第1接触部26と第1固定部28との間に蛇行する弾性部32を設け、プラグ50のハウジング52は4つの第2側壁66と第2底壁68から構成され、各々の第2側壁66はプラグコンタクト56が固定される第2挿入孔78を有し、ハウジング52の4つの頂角部分76に逃げ部74を形成し、プラグコンタクト56は第2接触部58が第2側壁66の外側に折返すように形成され、レセコンタクト24とプラグコンタクト56との接触位置は各々の第1側壁部26と第2側壁部66の間で行うことで達成。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯電話や小型パーソナルコンピュータ(PC)等の電気機器や電子機器に使用される電気コネクタに関するもので、特に、コネクタ同士の嵌合時に破損がなく、安定した接続が得られ、基板間の低背を図った構造の電気コネクタである。
通常、基板間を接続する場合、2つのコネクタを用いて、それぞれの基板に半田付け等により固定し、行うことが一般的に行われている。
下記に、特許文献として、本出願人が既に提案した基板間を接続するコネクタとしての特許文献1(特願2008−114972)とコンタクトが4つの側面に配置されているカメラモジュールとしての特許文献2(特開2004−63391)を示す。
特願2008−114972の要約によると、少芯数でも十分な保持力を確保でき、安定した接続を得る電気コネクタを提供することを目的とし、プラグコンタクト24とブロック22を有するプラグコネクタ20とレセプタクルコンタクト54とハウジング52を有するレセプタクルコネクタ50とを備える電気コネクタ10において、プラグコンタクト24の第1接触部26にはレセプタクルコンタクト54の第2接触部56が入る凹部36を設け、長手ピッチ方向の両端側で、かつ、電気コネクタ10の中心に対して対称の少なくとも2本のレセプタクルコンタクト54を、凹部36に係合接触する係合接触部80を有する第2レセプタクルコンタクト55とし、第2レセプタクルコンタクト55の係合接触部80がプラグコンタクト24の凹部36に入ることにより係合接触することで互いの両コネクタ20、50の抜去力を高め、かつ、電気的接続を得る電気コネクタ10が開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲には、請求項1として、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタであって、相手物であるレセプラクルコンタクトと接触する第1接触部とブロックに保持される第1固定部と基板に接続される第1接続部とを有するとともに幅方向両側に対向するように配置される複数のプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列されるブロックとを有する前記プラグコネクタと、前記プラグコンタクトと接触する第2接触部とハウジングに保持される第2固定部と基板に接続される第2接続部とを有するとともに幅方向両側に対向するように配置される複数のレセプタクルコンタクトと該レセプタクルコンタクトが保持・配列されるとともに前記プラグコネクタが入る嵌合口が設けられたハウジングとを有する前記レセプタクルコネクタとを備え、前記ブロックの長手方向両側には前記プラグコンタクトの上面より高い突出壁が形成されるとともに対向する前記プラグコンタクト間には前記レセプタクルコネクタと係合する係止凹部が設けられ、前記ハウジングには前記係止凹部と係合する係合凸部が設けられ、長手方向両側には凸部壁が形成されるとともに前記突出壁が入る係合溝が長手方向両側に設けられる電気コネクタにおいて、前記プラグコンタクトの第1接触部には前記レセプタクルコンタクトの第2接触部が入る凹部を設け、長手ピッチ方向の両端側で、かつ、電気コネクタの中心に対して対称の少なくとも2本のレセプタクルコンタクトを、前記凹部に係合接触する係合接触部を有する第2レセプタクルコンタクトとし、前記第2レセプタクルコンタクトの係合接触部が前記プラグコンタクトの凹部に入ることにより係合接触することで互いの両コネクタの抜去力を高め、かつ、電気的接続を得ることを特徴とする電気コネクタ、請求項2として、前記第2レセプタクルコンタクトを、長手ピッチ方向の両端側に互いに向き合うように4本配置することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ、請求項3として、前記第2レセプタクルコンタクトの係合接触部を、抜き加工のより凸部形状にし、前記レセプタクルコンタクトの第2接触部を、曲げ加工のより湾曲形状にすることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ、請求項4として、前記レセプタクルコンタクトの第2接触部と第2固定部の間及び前記第2レセプタクルコンタクトの係合接触部と第2固定部の間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部を設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の電気コネクタ、請求項5として、長手方向の前記レセプタクルコンタクト間及び前記レセプタクルコンタクトと前記第2レセプタクルコンタクトとの間には、前記レセプタクルコンタクト及び前記第2レセプタクルコンタクトの弾性部上面より高い側壁Aと該側壁Aに連設するとともに前記レセプタクルコンタクトの接触部上面及び前記第2レセプタクルコンタクトの係合接触部上面より高い側壁Bとが設けられ、前記凸部壁の高さは前記レセプタクルコンタクト及び前記第2レセプタクルコンタクトの弾性部上面より高くし、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとが嵌合する際に、完全に嵌合するまでは前記プラグコンタクトと前記レセプタクルコンタクトとが接触しないようにすることを特徴とする請求項1、2または3、4記載の電気コネクタ、請求項6として、芯数が20芯以下の場合に前記第2レセプタクルコンタクトを使用することを特徴とする請求項1から5項のうちいずれか1項記載の電気コネクタ、請求項7として、前記係合接触部は、ロック機構にのみ使用することを特徴とする請求項1から6項のうちいずれか1項記載の電気コネクタ等が開示されている。 特開2004−63391の要約によると、モジュール用コネクタの薄型化、及び、省スペース化を図ることを目的とし、モジュール(カメラモジュール21)を組み込むための一端開放の中空部25aを有するモジュール用コネクタ25に於て、前記中空部25aの内側面に接触端子(コンタクトピン26,26…)を設ける共に、前記モジュールの側面に該接触端子に接触させるための接触パッド24,24…を設けたモジュール用コネクタが開示されている。 ちなみに、特許請求の範囲には、請求項1として、モジュールを組み込むための一端開放の中空部を有するモジュール用コネクタに於て、前記中空部の内側面に接触端子を設ける共に、前記モジュールの側面に該接触端子に接触させるための接触パッドを設けたことを特徴とするモジュール用コネクタ、請求項2として、上記接触端子はコンタクトピンであることを特徴とする請求項1記載のモジュール用コネクタ、請求項3として、上記モジュールはメモリーモジュールであることを特徴とする請求項1又は2記載のモジュール用コネクタ、請求項4として、上記モジュールはカメラモジュールであることを特徴とする請求項1又は2記載のモジュール用コネクタ、請求項5として、上記中空部は他端も開放されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のモジュール用コネクタ、請求項6として、上記接触端子は少なくとも上記中空部の対峙する両内側面に設けられていることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のモジュール用コネクタ等が開示されている。
近年においては、客先からより一層の狭ピッチ化や小型化や低背の要求が強くなってきている。特許文献1に挙げたような構造では、大芯数になった場合に長手ピッチ方向が長くなってしまい、限られた範囲(基板占有面積)内に所定の芯数を納めることが出来ないと言った課題があった。
そこで、特許文献2に示すカメラモジュールのように、4つの側壁(側面)全てにコンタクトを配置すれば、長手ピッチ方向だけが長くなることなく、限られた範囲(基板占有面積)内に所定の芯数を納めることができると考えられた。
しかしながら、4つの側壁(側面)全てにコンタクトを配置しただけでは狭ピッチ化をにはならず、かつ、狭ピッチ化すると4隅の部分の肉厚が小さくなり、2つのコネクタを嵌合した際に位置ズレが起こると負荷が加わるために4隅が折れてしまうと言った課題があった。
また、従来は絶縁体(前記ブロックや前記ハウジング等)の外側に金属板を配置することでEMC対策等を行っていた。さらに、高速伝送化や高密度化の要求に伴い、信号コンタクト(前記プラグコンタクトと前記レセプタクルコンタクト)と金属板とのインピーダンス整合が要求されるようになってきた。しかしながら、従来の構造では金属板とコンタクトテールとの干渉が問題になり、信号コンタクト(前記プラグコンタクトと前記レセプタクルコンタクト)と金属板の間の距離が一定にならず、そのため、信号コンタクト(前記プラグコンタクトと前記レセプタクルコンタクト)のインピーダンスが一定にならないといった問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、コネクタ同士の嵌合時に破損がなく、安定した接続が得られ、基板間の低背が図れ、かつ、狭ピッチ等の小型化が図れ、また、インピーダンス整合も図れる電気コネクタを提供せんとするものである。
本目的は、請求項1記載の電気コネクタのように、プラグコネクタとレセプタクルコネクタが着脱自在に嵌合するとともに基板間を接続する電気コネクタであって、相手コンタクトと接触する第1接触部とブロックに固定される第1固定部と基板に接続する第1接続部を有する複数のレセプタクルコンタクトと該レセプタクルコンタクトが保持・配列されるブロックを有する前記レセプタクルコネクタと、前記レセプタクルコンタクトと接触する第2接触部とハウジングに固定される第2固定部と基板に接続する第2接続部を有する複数のプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列されるハウジングを有する前記プラグコネクタとを備える電気コネクタにおいて、前記レセプタクルコネクタの前記ブロックは、4つの第1側壁と第1底壁から構成される略立方体をし、前記ブロックには、その中央部分に前記プラグコネクタが入る嵌合口を有するとともにそれぞれの前記第1側壁には前記レセプタクルコンタクトが固定される第1挿入孔を有し、前記レセプタクルコンタクトには、前記第1接触部と第1固定部との間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部を設け、前記プラグコネクタの前記ハウジングは、4つの第2側壁と第2底壁から構成される略立方体をし、それぞれの前記第2側壁には前記プラグコンタクトが固定される第2挿入孔を有するとともに前記ハウジングの4つの頂角部分に逃げ部を形成し、前記プラグコンタクトは前記第2接触部が前記第2側壁の外側に折り返すように形成され、前記レセプタクルコンタクトと前記プラグコンタクトとの接触位置は、それぞれの前記第1側壁部と前記第2側壁部との間で行うことを特徴とする電気コネクタにより達成できる。
請求項2記載の電気コネクタは、前記レセプタクルコネクタのレセプタクルコンタクトのピッチが0.2〜0.5mmで、4つ頂角部分に隣接する前記レセプタクルコンタクトと頂角部分までの間隔が3〜5mmの場合に用いることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにある。
また、請求項3記載の電気コネクタは、前記レセプタクルコネクタのブロック若しくは前記プラグコネクタのハウジングのどちらか一方に、相手コネクタの挿入方向へ突出した位置決め用凸部が形成され、さらに、前記凸部の4つの頂部には相手コネクタの挿入方向へ突出した位置決め用突出部が形成され、前記凸部が形成された反対側の前記ハウジング若しくは前記ブロックのどちらか一方に、前記凸部及び前記突出部に対応する位置にそれぞれ凹部及び窪み部を形成することを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタにある。
さらに、請求項4記載の電気コネクタは、前記逃げ部を、C面取り若しくはR形状に形成することを特徴とする請求項1または2、3記載の電気コネクタにある。
請求項5記載の電気コネクタは、前記プラグコンタクトの第2接触部の部分に、凹を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4記載の電気コネクタにある。
請求項6記載の電気コネクタは、前記凸部の外周全面及び前記凹部の内周全面に、金属板を配置することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の電気コネクタにある。
また、請求項7記載の電気コネクタは、それぞれの前記金属板を前記基板に接続するとともに前記金属板と4つの前記第1側壁及び前記第2側壁に配置された前記プラグコンタクト及び前記レセプタクルコンタクトと一定の距離にし、前記金属板と前記プラグコンタクト及び前記レセプタクルコンタクトとのインピーダンスを一定にすることを特徴とする請求項6記載の電気コネクタにある。
以上の説明から明らかなように、本発明の電気コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1記載の電気コネクタ10は、プラグコネクタとレセプタクルコネクタが着脱自在に嵌合するとともに基板間を接続する電気コネクタであって、相手コンタクトと接触する第1接触部とブロックに固定される第1固定部と基板に接続する第1接続部を有する複数のレセプタクルコンタクトと該レセプタクルコンタクトが保持・配列されるブロックを有する前記レセプタクルコネクタと、前記レセプタクルコンタクトと接触する第2接触部とハウジングに固定される第2固定部と基板に接続する第2接続部を有する複数のプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列されるハウジングを有する前記プラグコネクタとを備える電気コネクタにおいて、前記レセプタクルコネクタの前記ブロックは、4つの第1側壁と第1底壁から構成される略立方体をし、前記ブロックには、その中央部分に前記プラグコネクタが入る嵌合口を有するとともにそれぞれの前記第1側壁には前記レセプタクルコンタクトが固定される第1挿入孔を有し、前記レセプタクルコンタクトには、前記第1接触部と第1固定部との間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部を設け、前記プラグコネクタの前記ハウジングは、4つの第2側壁と第2底壁から構成される略立方体をし、それぞれの前記第2側壁には前記プラグコンタクトが固定される第2挿入孔を有するとともに前記ハウジングの4つの頂角部分に逃げ部を形成し、前記プラグコンタクトは前記第2接触部が前記第2側壁の外側に折り返すように形成され、前記レセプタクルコンタクトと前記プラグコンタクトとの接触位置は、それぞれの前記第1側壁部と前記第2側壁部との間で行うことを特徴とする電気コネクタにしているので、4方向からの接触圧で確実に中央部分に位置決めすることができ、頂角部分が破損することがなく、狭ピッチ化が可能で、かつ、安定した接続が得られ、基板間を接続する1.5mm以下の電気コネクタを提供できる。
(2)請求項2の電気コネクタは、前記レセプタクルコネクタのレセプタクルコンタクトのピッチが0.2〜0.5mmで、4つ頂角部分に隣接する前記レセプタクルコンタクトと頂角部分までの間隔が3〜5mmの場合に用いることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにしているので、狭小ピッチに対応でき、確実に中央部分に位置決めすることができ、頂角部分が破損することがなく、狭ピッチ化が可能で、かつ、安定した接続が得られ、基板間を接続する1.5mm以下の電気コネクタを提供できる。
(3)請求項3の電気コネクタは、前記レセプタクルコネクタのブロック若しくは前記プラグコネクタのハウジングのどちらか一方に、相手コネクタの挿入方向へ突出した位置決め用凸部が形成され、さらに、前記凸部の4つの頂部には相手コネクタの挿入方向へ突出した位置決め用突出部が形成され、前記凸部が形成された反対側の前記ハウジング若しくは前記ブロックのどちらか一方に、前記凸部及び前記突出部に対応する位置にそれぞれ凹部及び窪み部を形成することを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタにしているので、確実に中央部分に位置決めすることができ、頂角部分が破損することがなく、狭ピッチ化が可能で、かつ、安定した接続が得られ、基板間を接続する1.5mm以下の電気コネクタを提供できる。
(4)請求項4の電気コネクタは、前記逃げ部を、C面取り若しくはR形状に形成することを特徴とする請求項1または2、3記載の電気コネクタにしているので、確実に中央部分に位置決めすることができ、確実に頂角部分が破損することがなく、狭ピッチ化が可能で、かつ、安定した接続が得られ、基板間を接続する1.5mm以下の電気コネクタを提供できる。
(5)請求項5の電気コネクタは、前記プラグコンタクトの第2接触部の部分に、凹を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4記載の電気コネクタにしているので、確実に中央部分に位置決めすることができ、確実に頂角部分が破損することがなく、狭ピッチ化が可能で、かつ、安定した接続が得られ、基板間を接続する1.5mm以下の電気コネクタを提供でき、クリック感を得られ、かつ、安定した抜去力を得られる。
(6)請求項6の電気コネクタは、前記凸部の外周全面及び前記凹部の内周全面に、金属板を配置することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の電気コネクタにしているので、容易に信号コンタクト(前記プラグコンタクトと前記レセプタクルコンタクト)と金属板の距離を一定にでき、距離を一定にすることでインピーダンスも一定にでき、安定した信号特性を得ることができる。
(7)請求項7の電気コネクタは、それぞれの前記金属板を前記基板に接続するとともに前記金属板と4つの前記第1側壁及び前記第2側壁に配置された前記プラグコンタクト及び前記レセプタクルコンタクトと一定の距離にし、前記金属板と前記プラグコンタクト及び前記レセプタクルコンタクトとのインピーダンスを一定にすることを特徴とする請求項6記載の電気コネクタにしているので、容易に信号コンタクト(前記プラグコンタクトと前記レセプタクルコンタクト)と金属板の距離を一定にでき、距離を一定にすることでインピーダンスも一定にでき、安定した信号特性を得ることができる。
本発明の特徴は、プラグコネクタ50とレセプタクルコネクタ20が着脱自在に嵌合するとともに基板間を接続する電気コネクタ10であって、相手コンタクトと接触する第1接触部26とブロック22に固定される第1固定部28と基板に接続する第1接続部30を有する複数のレセプタクルコンタクト24と該レセプタクルコンタクト24が保持・配列されるブロック22を有する前記レセプタクルコネクタ20と、前記レセプタクルコンタクト24と接触する第2接触部58とハウジング52に固定される第2固定部60と基板に接続する第2接続部58を有する複数のプラグコンタクト56と該プラグコンタクト56が保持・配列されるハウジング52を有する前記プラグコネクタ50とを備える電気コネクタ10において、前記レセプタクルコネクタ20の前記ブロック22は、4つの第1側壁36と第1底壁38から構成される略立方体をし、前記ブロック22には、その中央部分に前記プラグコネクタ50が入る嵌合口5を有するとともにそれぞれの前記第1側壁36には前記レセプタクルコンタクト24が固定される第1挿入孔34を有し、前記レセプタクルコンタクト24には、前記第1接触部26と第1固定部28との間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部32を設け、前記プラグコネクタ50の前記ハウジング52は、4つの第2側壁66と第2底壁68から構成される略立方体をし、それぞれの前記第2側壁66には前記プラグコンタクト56が固定される第2挿入孔78を有するとともに前記ハウジング52の4つの頂角部分76に逃げ部74を形成し、前記プラグコンタクト56は前記第2接触部58が前記第2側壁66の外側に折り返すように形成され、前記レセプタクルコンタクト24と前記プラグコンタクト56との接触位置は、それぞれの前記第1側壁部26と前記第2側壁部66との間で行うことを特徴とする電気コネクタ10である。
つまり、前記レセプタクルコンタクト24と前記プラグコンタクト56との接触位置を、前記第1側壁部36と前記第2側壁部66との間で行い、4方向から前記レセプタクルコンタクト24の接触圧によって、前記プラグコネクタ50を嵌合口5の中心方向に位置決めし、かつ、前記レセプタクルコンタクト24に少なくと1回以上蛇行する弾性部32を設けることで4隅もコンタクト同士が接触することなく、4隅の肉厚を小さく(狭ピッチ)できるようにしたものである。
図に基づいて、本発明の電気コネクタの一実施例を説明する。図1(A)は嵌合方向からみたプラグコネクタの斜視図であり、(B)は嵌合方向からみたレセプタクルコネクタの斜視図である。図2(A)はプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の斜視図であり、(B)はあるコンタクト部分で断面したプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の断面図である。図3(A)はプラグコンタクトの斜視図であり、(B)はレセプタクルコンタクトの斜視図である。図4(A)はプラグコネクタのハウジングの斜視図であり、(B)はレセプタクルコネクタのブロックの斜視図である。図5(A)はあるコンタクト部分で断面したプラグコネクタの断面図であり、(B)はあるコンタクト部分で断面したレセプタクルコネクタの断面図である。
本発明の電気コネクタ10は、プラグコネクタ50とレセプタクルコネクタ20とを備えている。それぞれのコネクタ20、50ともに、主にコンタクト24、56とプラスチック製の絶縁物とから構成されている。
まず、レセプタクルコネクタ20について説明する。前記レセプタクルコネクタ20は主にブロック22とレセプタクルコンタクト24を有している。
最初に、レセプタクルコンタクト24について説明する。前記レセプタクルコンタクト24は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記レセプタクルコンタクト24の材質としても、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記レセプタクルコンタクト24は主にプラグコンタクト56と接触する第1接触部26と前記ブロック22に固定される第1固定部28と基板に接続される第1接続部30と前記第1接触部26と前記第1固定部28の間に位置する弾性部32とを有している。
それぞれの部位は、図3(B)のように第1接触部26・弾性部32・第1固定部28・第1接続部30の順に配置されている。以下で、それぞれの部位について説明する。まず、前記第1接触部26はプラグコンタクト56の第2接触部58と接触する部分である。前記第1接触部26は略板状片で、かつ、湾曲しており、前記プラグコンタクト56の第2接触部58と1箇所での線接触構造になっている。前記第1接触部26は前記プラグコンタクト56の第2接触部58と接触できればよく、接触安定性や嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化及び低背化や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記弾性部32は、少なくとも1回以上蛇行させることで、コネクタの小型化をし、接触圧によって前記プラグコネクタ50を押圧し、かつ、安定した接触を得るためのものである。本実施例においては、前記弾性部32は1回蛇行させている。前記弾性部66の位置は、前記ブロック22の高さとほぼ同一程度にしている。前記弾性部66は、接触圧によって前記プラグコネクタ50を押圧し、かつ、安定した接触を得られれば、何回蛇行させてもよいが、嵌合時の電気コネクタ10の接触圧や省スペース化及び低背化や加工性等を考慮して適宜設計する。前記弾性部66の蛇行部分の曲率径は嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化及び低背化や加工性等を考慮して適宜設計している。
前記第1固定部28は前記ブロック22の第1挿入孔34に保持される部分である。本実施例では圧入によって保持しているが、保持できればいかなる方法でもよく、コネクタの小型化や強度や保持力等を考慮して適宜設計する。
前記第1接続部30は基板に接続する部分である。前記第1接続部30は基板に接続できれば、いかなる形状(タイプ)でもよいが、本実施例では表面実装(SMT)タイプにしている。例えば、ディップタイプであってもよい。
次に、前記ブロック22について説明する。前記ブロック22は、4つの第1側壁36と第1底壁38とから形成され、略立方体をしている。前記ブロック22は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポニフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記ブロック22には、4つの第1側壁36に、それぞれ所要数のレセプタクルコンタクト20が固定(装着)される第1挿入孔34が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
前記ブロック22は、4つの第1側壁36と第1底壁38により前記プラグコネクタ50が入る嵌合口5が形成されている。前記嵌合口5は相手コネクタである前記プラグコネクタ50が入ればよく、大きさや形状は前記プラグコネクタの大きさに沿い、かつ、接触安定性やコネクタの小型化や加工性等を考慮して適宜設計している。
前記嵌合口5内には、前記プラグコネクタ50の挿入方向へ突出した位置決めするための凸部40が形成されている。さらに、前記凸部40の4つの頂部には、前記プラグコネクタ50の挿入方向へ突出した位置決めするための突出部42が形成されている。前記凸部40の役割は、前記プラグコネクタ50との嵌合の際に、前記プラグコネクタ50を正規の位置に位置決めし、安定した接続と嵌合位置ズレによる前記ブロック22の破損がないようにするためのものである。前記突出部42の役割は、前記プラグコネクタ50との嵌合の際に、前記プラグコネクタ50を前記嵌合口5内に誘い、かつ、前記プラグコネクタ50を正規の位置に位置決めし、安定した接続と嵌合位置ズレによる前記ブロック22の破損がないようにするためのものである。
前記凸部40は、本実施例においては前記嵌合口5のほぼ中央部分に略正方形に形成されている。前記凸部40の形状及び大きさは、上記役割やコネクタの小型化や加工性等を考慮して適宜設計している。本実施例では、2.5X2.5mmの正方形で、前記第1底壁38からの高さを0.4mmにしている。
前記突出部42は、本実施例においては前記凸部40上の4つの頂部部分に、略正方形に形成されている。但し、上記役割(誘い)を考慮して、外側部分にテーパ形成や面取りを施すことが望ましい。前記突出部42の形状及び大きさは、上記役割やコネクタの小型化や加工性等を考慮して適宜設計している。本実施例では、0.5X0.5mmの正方形で、前記凸部40の上面からの高さを0.25mmにしている。
それぞれの前記第1側壁36に配置される、前記レセプタクルコネクタ20のレセプタクルコンタクト24のピッチが0.2〜0.5mmで、4つ頂角部分44に隣接する前記レセプタクルコンタクト24と頂角部分44までの間隔が3〜5mmの場合に、上記構造を用いると効果的である。このような構造にすることで、狭小ピッチに対応でき、確実に中央部分に位置決めすることができ、頂角部分が破損することがなく、狭ピッチ化が可能で、かつ、安定した接続が得られ、基板間を接続する1.5mm以下にできる。
次に、プラグコネクタ50について説明する。前記プラグコネクタ50は主にハウジング52とプラグコンタクト56を有している。前記ハウジング52は4つの第2側壁66と第2底壁68とから形成され、略立方体をしており、電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポニフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記ハウジング52には、4つの第2側壁66に、それぞれ所要数のプラグコンタクト56が装着される第2挿入孔78が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
次に、プラグコンタクト56について説明する。前記プラグコンタクト56は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記プラグコンタクト56の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記プラグコンタクト56は主にレセプタクルコンタクト24と接触する第2接触部58と前記ハウジング52に固定される第2固定部60と基板に接続される第2接続部64とを有している。
それぞれの部位は、第2接触部58・第2固定部60・第2接続部64の順に配置されている。以下で、それぞれの部位について説明する。まず、前記第2接触部58はレセクタクルコンタクト24の第1接触部26と接触する部分である。前記第2接触部58は前記レセプタクルコンタクト24の第1接触部26と接触できればよく、接触安定性や嵌合時の電気コネクタ10の省スペース化及び低背化や加工性等を考慮して適宜設計する。但し、本実施例においては、嵌合時のクリック感や安定した抜去力を得られるように、前記第2接触部58には、略板状片の平坦な形状部分に凹80が設けられている。前記凹部80の形状及び大きさは、上記役割や強度や接触安定性や加工性等を考慮して適宜設計している。本実施例では、0.25X0.35mmで、深さ0.2mmにしている。
前記プラグコンタクト56の前記第2接触部58は、前記第2側壁66の外側に折り返すように形成されている。このように外側に折り返すことで、前記レセピタクルコンタクト24と接触し易くし、かつ、4方向から接触圧を受けることで正規の位置になるようにしている。
前記第2固定部60は前記ハウジング52の第2挿入孔78に保持される部分である。本実施例では圧入によって保持しているが、保持できればいかなる方法でもよく、コネクタの小型化や強度や保持力等を考慮して適宜設計する。
前記第2接続部64は基板に接続する部分である。前記第2接続部64は基板に接続できれば、いかなる形状(タイプ)でもよいが、本実施例では表面実装(SMT)タイプにしている。例えば、ディップタイプであってもよい。
次に、前記ハウジング52について説明する。前記ハウジング52は4つの第2側壁66と第2底壁68とから形成され、略立方体をしている。前記ハウジング52にはそれぞれ4つの前記第2側壁66に前記プラグコンタクト56が挿入され、固定(保持)される第2挿入孔78が前記プラグコンタクト56の芯数分だけ設けられている。前記第2挿入孔78の形状・大きさは前記プラグコンタクトの大きさや形状や保持力等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング52には、前記レセプタクルコネクタ20の前記ブロック22の凸部40及び突出部42に対応する位置に、前記凸部40及び前記突出部42と係合するそれぞれ凹部70及び窪み部72が形成されている。
前記凹部70の役割は、前記レセプタクルコネクタ20との嵌合の際に、前記ブロック22の凸部40が前記凹部70に入ることで、前記プラグコネクタ50を正規の位置に位置決めし、安定した接続と嵌合位置ズレによる前記ブロック22の破損がないようにするためのものである。前記窪み部72の役割は、前記レセプタクルコネクタ20との嵌合の際に、まず、前記ブロック22の突出部42が前記窪み部72に入ることで、前記プラグコネクタ50を前記嵌合口5内に誘い、かつ、前記プラグコネクタ50を正規の位置に位置決めし、安定した接続と嵌合位置ズレによる前記ブロック22の破損がないようにするためのものである。
前記凹部70は、本実施例においては前記ハウジング52のほぼ中心付近に略正方形に形成されている。前記凹部70の形状及び大きさは、上記役割やコネクタの小型化や加工性等を考慮して適宜設計している。本実施例では、2.6X2.6mmの正方形で、深さを0.5mmにしている。
前記窪み部72は、本実施例においては前記凹部70の4つの頂部部分に、略正方形に形成されている。前記窪み部72の形状及び大きさは、上記役割やコネクタの小型化や加工性等を考慮して適宜設計している。本実施例では、0.6X0.6mmの正方形で、貫通孔にしている。
前記ハウジング52には、4つの頂角部分76に、逃げ部74が形成されている。前記逃げ部74は、前記プラグコネクタ50と前記レセプタクルコネクタ20とが嵌合した際に、前記ブロック22の嵌合口5の頂角部分44と接触しないようにするためにものである。前記逃げ部74の形状及び大きさは、このような役割や加工性や強度等と考慮して適宜設計している。本実施例では、0.1mmのC面取り741にしている。
ここで、前記プラグコネクタ50と前記レセプタクルコネクタ20とが嵌合した際の、前記プラグコンタクト56と前記レセプタクルコンタクト24の接触位置について説明する。前記接触位置は前記第1側壁36と前記第2側壁66との間で、かつ、嵌合時厚さのほぼ中央部分で、前記レセプタクルコンタクト24の第1接触部26が前記プラグコンタクト56の第2接触部58の凹80に入ることで接触している。
前記凸部40と前記突出部42を、本実施例では前記レセプタクルコネクタ20のブロック22側に設け、前記凹部70と前記窪み部72を、前記プラグコネクタ50のハウジング52側に設け、それぞれのコネクタ20、50を嵌合した際に、前記凸部50が前記凹部70と、前記突出部42が前記窪み部72と係合するようにしたが、前記凸部40と前記突出部42を前記プラグコネクタ50のハウジング52側に設け、前記凹部70と前記窪み部72を前記レセプタクルコネクタ20のブロック22側に設けたものであってもよい。
つぎに、図6〜8に基づいて、それぞれのコネクタに金属板を用いた別の実施例について説明する。図6(A)は金属板が装着された嵌合方向からみたプラグコネクタの斜視図であり、(B)は金属板が装着された嵌合方向からみたレセプタクルコネクタの斜視図である。図7(A)は図6(A)のあるコンタクト部分で断面したプラグコネクタの断面図であり、(B)は図6(B)のあるコンタクト部分で断面したレセプタクルコネクタの断面図である。図8(A)はプラグコネクタに用いる第1金属板の斜視図であり、(B)はレセプタクルコネクタに用いる第2金属板の斜視図である。
以下では、同一箇所は同一符号を付し、上述した電気コネクタとの相違点についてのみ説明する。
上述した電気コネクタ10との大きな相違点は、それぞれのコネクタ(前記プラグコネクタ50と前記レセプタクルコネクタ20)に、金属板(第1金属板46と第2金属板82)を装着した点である。金属板(第1金属板46と第2金属板82)を装着した電気コネクタが11である。本実施例では前記プラグコネクタ50に前記第2金属板82を装着し、前記レセプタクルコネクタ20に前記第1金属板46を装着している。
本実施例においては、前記プラグコネクタ50の凹部70の内周全面に、前記第2金属板82を装着しており、前記レセプタクルコネクタ20の凸部40の外周全面に、前記第1金属板46を装着している。このように、装着することで、第1金属板46及び第2金属板82と4つの前記第1側壁36及び前記第2側壁66に配置された前記レセプタクルコンタクト24及び前記プラグコンタクト56と一定の距離にし、前記金属板と前記プラグコンタクト及び前記レセプタクルコンタクトとのインピーダンスを一定になるようにしている。上述した電気コネクタ10と同様に、前記凹部70と前記凸部40は、逆側のコネクタに設ける場合がある。つまり、前記凹部70を前記レセプタクルコネクタ20側に設け、前記凸部40を前記プラグコネクタ50側に設けることにあり、それぞれの第1金属板46と第2金属板82も逆側のコネクタに装着されることになる。
まず、第1金属板46について説明する。前記第1金属板46は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記第1金属板46の材質としては、バネ性や寸法安定性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記第1金属板46は略立法体をしており、主に第1本体部47と基板に接続される第3接続部48を有している。前記第1本体部47は前記レセプタクルコネクタ20の凸部40の外周全面に装着される部分であり、前記レセプタクルコンタクト24と前記第1金属板46とを一定の距離にしており、圧入によって固定されている。前記第1本体部47の形状・大きさは、上記役割や前記凸部40の形状・大きさやグランド性や加工性等を考慮して適宜設計している。前記第3接続部48は基板に接続される部分であり、前記第1本体部47の四隅付近から基板方向(嵌合口5と反対方向)に突出している。前記第3接続部48が基板に接続することで、グランドとしての役割も果たしている。本実施例ではディップタイプにしているが、表面実装(SMT)タイプであってもよい。
最後に、第2金属板82について説明する。前記第2金属板82は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記第2金属板82の材質としては、バネ性や寸法安定性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記第2金属板82は略立法体をしており、主に第2本体部83と基板に接続される第4接続部84を有している。前記第2本体部83は前記プラグコネクタ50の凹部70の内周全面に装着される部分であり、前記プラグコンタクト56と前記第2金属板82とを一定の距離にしており、圧入によって固定されている。前記第2本体部83の形状・大きさは、上記役割や前記凸部の形状・大きさやグランド性や加工性等を考慮して適宜設計している。前記第4接続部84は基板に接続される部分であり、前記第2本体部82の四隅付近から基板方向(嵌合口5と反対方向)に突出している。前記第4接続部84が基板に接続することで、グランドとしての役割も果たしている。本実施例ではディップタイプにしているが、表面実装(SMT)タイプであってもよい。
本発明の活用例としては、携帯電話や小型パーソナルコンピュータ(PC)等の電気機器や電子機器に使用される電気コネクタ10に活用され、特にコネクタ同士の嵌合時に破損がなく、安定した接続が得られ、基板間の低背を図った構造の電気コネクタ10に関するものである。
(A) 嵌合方向からみたプラグコネクタの斜視図である。(B) 嵌合方向からみたレセプタクルコネクタの斜視図である。 (A) プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の斜視図である。(B) あるコンタクト部分で断面したプラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した状態の断面斜視図である。 (A) プラグコンタクトの斜視図である。(B) レセプタクルコンタクトの斜視図である。 (A) プラグコネクタのハウジングの斜視図である。(B) レセプタクルコネクタのブロックの斜視図である。 (A) あるコンタクト部分で断面したプラグコネクタの断面図である。(B) あるコンタクト部分で断面したレセプタクルコネクタの断面図である。 (A) 金属板が装着された嵌合方向からみたプラグコネクタの斜視図である。(B) 金属板が装着された嵌合方向からみたレセプタクルコネクタの斜視図である。 (A) 図6(A)のあるコンタクト部分で断面したプラグコネクタの断面図である。(B) 図6(B)のあるコンタクト部分で断面したレセプタクルコネクタの断面図である。 (A) プラグコネクタに用いる第1金属板の斜視図である。(B) レセプタクルコネクタに用いる第2金属板の斜視図である。
符号の説明
10、11 電気コネクタ
5 嵌合口
20 レセプタクルコネクタ
22 ブロック
24 レセプタクルコンタクト
26 第1接触部
28 第1固定部
30 第1接続部
32 弾性部
34 第1挿入孔
36 第1側壁
38 第1底壁
40 凸部
42 突出部
44、76 頂角部分
46 第1金属板
47 第1本体部
48 第3接続部
50 プラグコネクタ
52 ハウジング
56 プラグコンタクト
58 第2接触部
60 第2固定部
64 第2接続部
66 第2側壁
68 第2底壁
70 凹部
72 窪み部
74 逃げ部
741 C面取り
78 第2挿入孔
80 凹
82 第2金属板
83 第2本体部
84 第4接続部

Claims (7)

  1. プラグコネクタとレセプタクルコネクタが着脱自在に嵌合するとともに基板間を接続する電気コネクタであって、
    相手コンタクトと接触する第1接触部とブロックに固定される第1固定部と基板に接続する第1接続部を有する複数のレセプタクルコンタクトと該レセプタクルコンタクトが保持・配列されるブロックを有する前記レセプタクルコネクタと、
    前記レセプタクルコンタクトと接触する第2接触部とハウジングに固定される第2固定部と基板に接続する第2接続部を有する複数のプラグコンタクトと該プラグコンタクトが保持・配列されるハウジングを有する前記プラグコネクタとを備える電気コネクタにおいて、
    前記レセプタクルコネクタの前記ブロックは、4つの第1側壁と第1底壁から構成される略立方体をし、
    前記ブロックには、その中央部分に前記プラグコネクタが入る嵌合口を有するとともにそれぞれの前記第1側壁には前記レセプタクルコンタクトが固定される第1挿入孔を有し、
    前記レセプタクルコンタクトには、前記第1接触部と第1固定部との間に、少なくとも1回以上蛇行する弾性部を設け、
    前記プラグコネクタの前記ハウジングは、4つの第2側壁と第2底壁から構成される略立方体をし、
    それぞれの前記第2側壁には前記プラグコンタクトが固定される第2挿入孔を有するとともに前記ハウジングの4つの頂角部分に逃げ部を形成し、
    前記プラグコンタクトは前記第2接触部が前記第2側壁の外側に折り返すように形成され、
    前記レセプタクルコンタクトと前記プラグコンタクトとの接触位置は、それぞれの前記第1側壁部と前記第2側壁部との間で行うことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記レセプタクルコネクタのレセプタクルコンタクトのピッチが0.2〜0.5mmで、4つ頂角部分に隣接する前記レセプタクルコンタクトと頂角部分までの間隔が3〜5mmの場合に用いることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記レセプタクルコネクタのブロック若しくは前記プラグコネクタのハウジングのどちらか一方に、相手コネクタの挿入方向へ突出した位置決め用凸部が形成され、さらに、前記凸部の4つの頂部には相手コネクタの挿入方向へ突出した位置決め用突出部が形成され、
    前記凸部が形成された反対側の前記ハウジング若しくは前記ブロックのどちらか一方に、前記凸部及び前記突出部に対応する位置にそれぞれ凹部及び窪み部を形成することを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ。
  4. 前記逃げ部を、C面取り若しくはR形状に形成することを特徴とする請求項1または2、3記載の電気コネクタ。
  5. 前記プラグコンタクトの第2接触部の部分に、凹を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4記載の電気コネクタ。
  6. 前記凸部の外周全面及び前記凹部の内周全面に、金属板を配置することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の電気コネクタ。
  7. それぞれの前記金属板を前記基板に接続するとともに前記金属板と4つの前記第1側壁及び前記第2側壁に配置された前記プラグコンタクト及び前記レセプタクルコンタクトと一定の距離にし、前記金属板と前記プラグコンタクト及び前記レセプタクルコンタクトとのインピーダンスを一定にすることを特徴とする請求項6記載の電気コネクタ。
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