JP2010123222A - 情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリおよび情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一定方向に回転する磁気記録媒体の外側に配置されたピボット軸のまわりを回動可能に形成された平板状のキャリッジ11を備え、キャリッジは、ピボット軸のまわりを回動可能に形成された基部15と、基部から磁気記録媒体の表面に沿って延設された回動部材14と、を有し、回動部材の先端部には、磁気記録媒体の表面と対向するように支持されたスライダを備え、複数の回動部材の先端部にそれぞれスライダが設けられた情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリであって、磁気記録媒体を加熱するため光束を出射する光源20と、光源から複数のスライダに光束を配給する光束配給手段21,32と、を備え、光源および光束配給手段が、回動部材に形成された貫通孔18を通して配されている。
【選択図】図6
Description
さらに、上述した特許文献1の情報記録再生装置の一実施例にあっては、光源がスライダの上面に搭載されているため、光源から発生する熱がスライダに直接伝わり、スライダが加熱される。スライダが加熱されると、スライダが反ったり、熱膨張が生じたりする虞がある。上述したスライダのABSは、ディスクのうねり等によりスライダに風圧が加わった際に、この風圧に追従してスライダが浮上するように構成されている。このABSが、スライダの反りや熱膨張により変形すると、スライダの浮上特性が変化するという問題がある。また、スライダが加熱されると、スライダの再生素子の特性等に影響が及び、情報の記録再生を高精度、かつ正確に制御することができない虞がある。
また、スライダは、ロータリアクチュエータを回転中心としてディスク表面を平行に移動するが、光源(半導体レーザチップ)をスライダに搭載すると、スライダの移動時において駆動アームに作用するモーメントが大きくなり、トラッキングの精度が低下するという問題がある。
また、上述した特許文献1の情報記録再生装置の別実施例にあっては、半導体レーザおよび光切換器を情報記録再生装置のケーシング上に配置しているため、装置の小型化を図ることができないという問題がある。
また、半導体レーザおよび光切換器をケーシング上に配置した場合に、特許文献1の別実施例のように光配線をキャリッジの側面に配置すると、キャリッジ回転時のバランスが悪くなるという問題がある。
本発明に係る情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリは、一定方向に回転する磁気記録媒体の外側に配置されたピボット軸のまわりを回動可能に形成された平板状のキャリッジを備え、該キャリッジは、前記ピボット軸のまわりを回動可能に形成された基部と、該基部から前記磁気記録媒体の表面に沿って延設された回動部材と、を有し、該回動部材の先端部には、前記磁気記録媒体の表面と対向するように支持されたスライダを備え、複数の前記回動部材の先端部にそれぞれ前記スライダが設けられた情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリであって、前記磁気記録媒体を加熱するため光束を出射する光源と、該光源から複数の前記スライダに光束を配給する光束配給手段と、を備え、前記光源および前記光束配給手段が、前記回動部材に形成された貫通孔または切欠きを通して配されていることを特徴としている。
また、回動部材に貫通孔または切欠きを形成することにより、キャリッジの軽量化を図ることができる。
また、従来構造のキャリッジを形成した後に、光源および光分配器を取り付け、スライダから延設された第二光束伝播手段を光分配器に接続すればよいため、製造コストを上昇させることなく情報記録再生用ヘッドを製造することができる。
また、回動部材に設けられた光源から光束配給手段を介してスライダに光束を供給するため、光束の供給時に光源から発生する熱がスライダまで伝達する虞が極めて少なく、光源から発生する熱の影響を抑えることができる。また、回動部材に光源を設けることで、ケーシング上に光源を搭載した場合に比べて、情報記録再生用ヘッドの小型化を図ることができる。さらに、光源から発せされた光束を光束配給手段を介して各スライダに光を伝達できるようにしたため、一つの光源で全てのスライダに光を導くことができ、情報記録再生用ヘッドの小型化を図ることができる。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1〜図12を参照して説明する。図1は、本発明に係る情報記録再生装置1の第一実施形態を示す構成図である。なお、本実施形態の情報記録再生装置1は、垂直記録層を有するディスク(磁気記録媒体)Dに対して、垂直記録方式で書き込みを行う装置である。
図2〜図4に示すように、本実施形態のヘッドジンバルアセンブリ12は、上記スライダ2をディスクDから浮上させるサスペンションとして機能するものであり、スライダ2と、金属性材料により薄い板状に形成され、ディスク面D1に平行なXY方向に移動可能なサスペンション3と、スライダ2を、ディスク面D1に平行で且つ互いに直交する2軸(X軸、Y軸)回りに回動自在な状態、即ち、2軸を中心として捻れることができるようにサスペンション3の下面に固定させるジンバル手段16とを備えている。なお、キャリッジ11のアーム部14とヘッドジンバルアセンブリ12のサスペンション3とで回動部材を構成している。
図1,5に示すように、キャリッジ11の基部15における側面15cには、ターミナル基板30が配置されている。このターミナル基板30は、ハウジング9に設けられた制御部5とスライダ2とを電気的に接続する際の中継点となるものであり、その表面には、各種制御回路が形成されている。制御部5とターミナル基板30とは可撓性を有するフラットケーブル4により電気的に接続されている一方、ターミナル基板30とスライダ2とは、電気配線31により接続されている。電気配線31は、各キャリッジ11毎に設けられたアーム部14の数に対応して3組設けられており、フラットケーブル4を介して制御部5から出力された信号が、電気配線31を介してスライダ2に出力されるようになっている。本実施形態では、スライダ2がアーム部14の両面に設けられているため、電気配線31は、途中で分岐してアーム部14の両面に延設されている。
図6、図7に示すように、キャリッジ11のアーム部14には厚さ方向に貫通した貫通孔18が形成されている。この貫通孔18は、組立時の位置決めのために用いるとともに、キャリッジ11の軽量化を図る目的で形成されている。また、キャリッジ11の基部15にはピボット軸10を挿通するための貫通孔37が形成されている。
ここで、貫通孔18におけるピボット軸10側の幅方向中央部には光学装置50がピボット軸10の軸方向(鉛直方向)に沿って配置されている。
まず、スピンドルモータ7を駆動させてディスクDを所定方向に回転させる。次いで、アクチュエータ6を作動させて、ピボット軸10を回転中心としてキャリッジ11を回動させ、キャリッジ11を介してヘッドジンバルアセンブリ12をXY方向にスキャンさせる。これにより、ディスクD上の所望する位置にスライダ2を位置させることができる。
これにより、近接場光と記録素子で発生した記録磁界とを協働させたハイブリッド磁気記録方式の情報記録再生装置1において、スライダ2の熱膨張、反り等の影響によりスライダ2が変形することがない。したがって、スライダ2の浮上特性を維持することができる。
また、レーザ光源20から発生する熱の影響を抑えることができるため、スライダ2の再生素子の特性を維持することができる。
また、本実施形態におけるキャリッジ11、スライダ2、レーザ光源20、光分配器21および光導波路32が情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリとして構成されている。
Claims (5)
- 一定方向に回転する磁気記録媒体の外側に配置されたピボット軸のまわりを回動可能に形成された平板状のキャリッジを備え、
該キャリッジは、前記ピボット軸のまわりを回動可能に形成された基部と、該基部から前記磁気記録媒体の表面に沿って延設された回動部材と、を有し、
該回動部材の先端部には、前記磁気記録媒体の表面と対向するように支持されたスライダを備え、
複数の前記回動部材の先端部にそれぞれ前記スライダが設けられた情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリであって、
前記磁気記録媒体を加熱するため光束を出射する光源と、
該光源から複数の前記スライダに光束を配給する光束配給手段と、を備え、
前記光源および前記光束配給手段が、前記回動部材に形成された貫通孔または切欠きを通して配されていることを特徴とする情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリ。 - 前記光束配給手段は、前記光源から延設された第一光束伝播手段と、該第一光束伝播手段に設けられ前記光束の伝播方向を切換可能な複数の光分配器と、該複数の光分配器と前記複数のスライダとの間に前記回動部材に沿って配設された第二光束伝播手段と、を備え、
前記光束配給手段のうち前記第一光束伝播手段が、前記貫通孔または前記切欠きを通して配されていることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリ。 - 前記光源および前記光束配給手段が、前記貫通孔における前記ピボット軸側に配置されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリ。
- 前記光源および前記光束配給手段が、前記回動部材の幅方向の中心部に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリ。
- 前記1〜4のいずれかに記載の情報記録再生用ヘッドジンバルアセンブリと、
一定方向に回転する磁気記録媒体と、
前記回動部材の基端側を支持するとともに、該回動部材を前記磁気記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるアクチュエータと、
前記磁気記録媒体を前記一定方向に回転させる回転駆動部と、
前記スライダ及び前記光源の作動を制御する制御部と、を備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
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WO2008081909A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-10 | Fujitsu Limited | ヘッドサスペンションアセンブリおよびキャリッジアセンブリ並びにヘッドスライダアセンブリの製造方法 |
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