JP2010123107A - 三次元造形物製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CAMシステムが作成したソフトウエアに基づいて、工具5の回転中心が移動する各軌跡2に沿って、所定の順序による座標位置3を設定し、かつ特定の軌跡21において所定の順位に基づく座標位置3における軌跡21の方向と直交する方向に設定した法線4と当該特定の軌跡21に隣接し、かつ内側に位置している軌跡22との交点を当該内側の軌跡22における座標位置3として設定したうえで、工具5が前記特定の軌跡21よりも外側に偏差して移動している場合には、前記隣接して内側に位置している軌跡22において対応する座標位置又は当該座標位置及びその前後の座標位置を移動する際、工具5の移動速度を低下させることにより、前記課題を達成し得る三次元造形物製造方法。
【選択図】 図1
Description
(半径方向wの幅を有する弦の円弧)/(半径方向(w+a)の幅を有する弦の円弧)>w/(w+a)
が成立している。
(半径方向wの幅を有する弦の円弧)/(半径方向(w+a)の幅を有する弦の円弧)=α/(α+β)
である。
w/(w+a)=(1−cosα)/(1−cos(α+β))=sin2(α/2)/sin2{(α+β)/2}
が成立し、
(半径方向(w+a)の幅を有する弦の円弧)/(半径方向(w)の幅を有する弦の円弧)<(w+a)/w
が成立する。
記
CADシステムと連携しているCAMシステムが作成した下記のプロセスを設定しているソフトウエアに基づく請求項1記載の三次元造形物製造方法。
記
a.CADシステムが作成した外側から内側に至る各軌跡22において、工具5の回転中心が移動する基準点(Cutting Location、以下「CL」と略称する。)とは別に、N個の順番を付した所定の順序による座標位置を設定し、かつ座標位置を記録する。
b.工具5の回転移動が行われた場合に、前記各座標位置のうちの一方の方向の各座標パラメータ(直交座標における(x1、・・・xi、・・・xN)、又は極座標における角度座標(θ1、・・・θi、・・・θN))の一部又は全てを基準として、実際工具5が移動している場合の他方の座標のパラメータの数値(直交座標における(y1’、・・・yi’、yN’)又は極座標における中心からの距離(r1’、・・・ri’、・・・rN’))の測定指令、及び測定値と予め設定した他方の座標パラメータの数値との差の絶対値(直交座標における|y1−y1’|、・・・|yi−yi’|、・・・|yN−yN’|又は極座標における|r1−r1’|、・・・|ri−ri’|、・・・|rN−rN’|)の一部又は全部に対する算定指令。
c.前記bの算定において、他方の座標パラメータの差の絶対値が誤差範囲δを超えているか否かの判定。
d.前記cの判定において、誤差範囲δを超えている場合に、工具5に対し移動速度を低下すべき旨の指令。
記
a’ 三次元造形物において、切削領域に対応して材質の硬度が変化する場合には、硬度の大きさに対応して、複数段階の区分領域を各軌跡2上に設定する。
a” 各領域毎の硬度の大きさの判別し、及び当該硬度の範囲が所定の数以上である区分領域に対してのみ、前記b以下のプロセスを行うべき旨の指令。
記
a’ 各軌跡2において、直交座標を選択したうえで各座標位置につき、下記の算定を行う。
a’’ 前記(a)式によって算定された曲率の近似式の大きさに従って、最大値から最小値に至るまでの複数段階に区分すると共に、当該区分に対応する区分領域の設定。
a’’’ a’’の各区分領域の曲率の範囲が所定数以上であるか否かの判別を行うと共に、当該所定数以上であって、当該区分領域の各座標(xi、yi)が下記の不等式を充足する場合のみb以降のプロセスを行うべき旨の指令。
記
11、12・・・ 切削によって形成された面
110、120・・・ 工具の回転中心から最も深い切削面を形成する位置
2 軌跡
21・・・ 特定の軌跡
22・・・ 前記特定の軌跡に隣接し、かつ内側に位置している軌跡
21’・・・ 前記軌跡21から外側に偏位した状態にて工具が移動する位置
22’・・・ 前記軌跡22から工具が相変わらず外側に偏位した状態にて移動する位置
3 予め設定した軌跡における各座標
3’ 工具が実際に移動する位置方向における各座標
4 法線
5 工具
6 アーム
7 NCコントローラー
Claims (13)
- 造形対象物の高さ位置に応じて、二次元方向(平面方向)における閉ループを形成している複数個の軌跡を外側から内側に向けて設定し、当該複数個の軌跡に沿って工具の回転中心を移動しながら切削を行うことによる三次元造形方法において、工具の回転中心が移動する各軌跡に沿って、所定の順序による座標位置を設定し、かつ特定の軌跡において所定の順位に基づく座標位置における軌跡方向と直交する方向に設定した法線と当該特定の軌跡に隣接し、かつ内側に位置している軌跡との交点を前記特定の軌跡における座標と同一順位の対応する座標位置としたうえで、前記特定の軌跡に基づいて工具が移動する際、実際に工具の回転中心が移動する位置の各座標を、前記所定の順序に基づいて検出し、かつNCコントローラーに入力し、予め設定した軌跡における座標位置との偏差を算出し、算出の結果、実際の工具の回転中心の位置が予め設定した前記特定の軌跡における座標位置よりも外側に位置している場合には、次に隣接する内側に位置している軌跡における移動を指令する際、前記偏差が生じた特定の軌跡における座標位置に対応する前記内側の座標位置、又は当該座標位置及び当該座標位置よりも一区分又は複数区分前段階及び後段階の各座標位置を含む座標位置に沿った移動を指令する段階では、工具の移動速度を低下させることに基づく三次元造形物製造方法。
- 外側から内側に向けて設定した複数個の軌跡につき、1回又は複数回の工具の切削移動を行うことによって、各軌跡において、偏差が生ずる座標位置の番号の範囲を予め確定したうえで、その後の切削の段階では、実際に工具の回転中心が移動する各座標位置の検出及び当該検出に基づく偏差の算出を行わずに、前記記録された座標位置に対応する内側の座標位置、又は当該座標位置及び当該座標位置よりも一区分又は複数区分前段階及び後段階の各座標位置を含む座標位置に沿った移動を指令する段階では、工具の移動速度を低下することを特徴とする請求項1記載の三次元造形物製造方法。
- 切削対象物の材質の硬度が比較的高い領域及び/又は事前に設定した軌跡が内側に湾曲している度合が比較的大きい領域を予め選択し、当該選択された領域内のみにおいて、工具の回転中心の移動位置の各座標を所定の順序に基づいて検出することを特徴とする請求項1、2の何れか一項に記載の三次元造形物製造方法。
- 偏差の算定の結果、工具の回転中心位置が予定している座標位置における軌跡よりも内側に位置している場合には、次に隣接する内側に位置している軌跡における移動を指令する際、偏差が生じた元の特定の軌跡における座標位置に対応する前記内側の座標位置、又は当該座標位置だけでなく、当該座標位置よりも一区分又は複数区分前段階及び後段階の各座標位置を含む座標位置に沿った移動を指令する段階では、工具の移動速度を大きくすることを特徴とする請求項1、2、3の何れか一項に記載の三次元造形物製造方法。
- 切削対象物の硬度が他の領域に比し比較的小さい領域を予め選択し、当該領域のみにおいて、工具の回転中心の移動位置の各座標を所定の順序に基づいて検出することを特徴とする請求項4記載の三次元総計物製造方法。
- 元の特定の軌跡を移動している工具の切削予定幅をwとし、外側に偏位している法線方向の幅をaとした場合、隣接する内側の軌跡を移動する際、予定している速度に対し、w/(w+a)倍以下に設定することを特徴とする請求項1、2、3、4、5の何れか一項に記載の三次元造形物製造方法。
- 工具の移動速度を低下する際、工具の回転速度を上昇させることを特徴とする請求項1、2、3、4、5の何れか一項に記載の三次元総計物製造方法。
- 元の外側の軌跡を移動している工具の予定している切削予定幅をwとし、内側に偏位による法線方向の幅をaとした場合、回転速度を(w+a)/w倍以上に設定することを特徴とする請求項7記載の三次元造形物製造方法。
- 各座標位置を、工具を移動させるアームの回転中心からの距離(r)及び当該アームの回転角度(θ)を基準として設定し、かつ移動している工具の回転中心の位置についても前記回転中心からの距離(r)及び回転角度(θ)を基準として検出することを特徴とする請求項1、2、3の何れか一項に記載の三次元造形物製造方法。
- 偏差をアームの方向に沿った距離を基準として算出することを特徴とする請求項9記載の三次元造形物製造方法。
- CADシステムと連携しているCAMシステムが作成した下記のプロセスを設定しているソフトウエアに基づく請求項1記載の三次元造形物製造方法。
記
a.CADシステムが作成した外側から内側に至る各軌跡において、工具の回転中心が移動する基準点(Cutting Location、以下「CL」と略称する。)とは別に、N個の順番を付した所定の順序による座標位置を設定し、かつ座標位置を記録する。
但し、特定の軌跡において所定の順位に基づく座標位置における軌跡方向と直交する方向に設定した法線と当該特定の軌跡に隣接し、かつ内側に位置している軌跡との交点を前記特定の軌跡における座標と同一順位の対応する座標位置とする。
b.工具の回転移動が行われた場合に、前記各座標位置のうちの一方の方向の各座標パラメータ(直交座標における(x1、・・・xi、・・・xN)、又は極座標における角度座標(θ1、・・・θi、・・・θN))の一部又は全てを基準として、実際工具が移動している場合の他方の座標のパラメータの数値(直交座標における(y1’、・・・yi’、yN’)又は極座標における中心からの距離(r1’、・・・ri’、・・・rN’))の測定指令、及び測定値と予め設定した他方の座標パラメータの数値との差の絶対値(直交座標における|y1−y1’|、・・・|yi−yi’|、・・・|yN−yN’|又は極座標における|r1−r1’|、・・・|ri−ri’|、・・・|rN−rN’|)の一部又は全部に対する算定指令。
c.前記bの算定において、他方の座標パラメータの差の絶対値が誤差範囲δを超えているか否かの判定。
d.前記cの判定において、誤差範囲δを超えている場合に、工具に対し移動速度を低下すべき旨の指令。 - CAMシステムが作成したソフトウエアにおいて、プロセスaとプロセスbとの間に下記のプロセスを付加していることを特徴とする請求項11記載の三次元造形物製造方法。
記
a’ 三次元造形物において、切削領域に対応して材質の硬度が変化する場合には、硬度の大きさに対応して、複数段階の区分領域を各軌跡上に設定する。
a” 各領域毎の硬度の大きさの判別し、当該硬度の範囲が所定の数以上である区分領域に対してのみ、前記b以下のプロセスを行うべき旨の指令。 - CAMシステムがプロセスaとプロセスbとの間に、下記のプロセスを付加していることを特徴とする請求項11記載の三次元造形物製造方法。
記
a’ 各軌跡において、直交座標を選択したうえで各座標位置につき、下記の算定を行う。
a’’ 前記(a)式によって算定された曲率の近似式の大きさに従って、最大値から最小値に至るまでの複数段階に区分すると共に、当該区分に対応する区分領域の設定。
a’’’ a’’の各区分領域の曲率の範囲が所定数以上であるか否かの判別を行うと共に、当該所定数以上であって、当該区分領域の各座標(xi、yi)が下記の不等式を充足する場合のみb以降のプロセスを行うべき旨の指令。
記
但し、a、bは工具の回転中心の座標位置を示す。
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JPH09160624A (ja) * | 1995-12-06 | 1997-06-20 | Toyota Motor Corp | 工具経路決定方法 |
JPH11134014A (ja) * | 1997-10-29 | 1999-05-21 | Nissan Motor Co Ltd | 削り残し部位の切削用ncデータ作成装置 |
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2009
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