JP2010122392A - 画像形成システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置と、画像形成装置の給紙トレイとは独立した給紙トレイを有するオフライン方式の後処理装置とで構成される画像形成システムにおいて、後処理装置で給紙トレイごとに紙種を設定する手間を軽減する。
【解決手段】画像形成システム1は、給紙トレイを有する画像形成装置2と、給紙トレイとは独立した給紙トレイを有する後処理装置3とを備え、画像形成装置2は、シート単位での紙種情報(サイズ、坪量、コートの有無、OHPシートか否か)と画像形成の過程で付加される属性情報(像密度)を後処理装置3に通知する通知手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システムおよびプログラムに関する。
従来から画像形成装置の給紙トレイとは独立した給紙トレイを有するオフライン方式の後処理装置が知られている。後処理とは、画像形成後の処理のことをいい、例えば、ステイプル、パンチング、紙折り、断裁、製本等の処理のことを表す。画像形成装置において、異なる紙種(サイズ、坪量、コートの有無、OHPシートか否か)を混在させて印刷した場合、印刷後に用紙を紙種ごとに仕分けし、仕分けした用紙束を紙種ごとに後処理装置の給紙トレイにセットし、給紙トレイごとに紙種を設定する必要があった。
画像形成装置が仕分け機能を有していれば、手間が軽減される。しかしながら、後処理装置の給紙トレイごとに紙種を設定する作業は煩雑で手間が掛かる。また、後処理装置の給紙トレイの数が少ない場合には、紙種ごとに後処理が終了するのを待ち、次の紙種の用紙束を給紙トレイにセットする作業を繰り返さなければならない。
このような課題を解決する技術が、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。特許文献1に記載の発明では、画像形成に応じて設定される属性情報を書き込んだRFIDタグ(Radio Frequency Identification)を記録媒体に付帯し、後処理装置は、RFIDタグから読み取った属性情報に基づいて、記録媒体の後処理を制御する。
一方、特許文献2に記載の発明では、画像形成装置は、2次元コードに変換した後処理情報を記録紙上に画像形成し、後処理装置は、2次元コードから取得した後処理情報に基づいて記録紙に後処理を施す。
特開2006−327104号公報 特開2007−127774号公報
本発明は、このような背景を鑑み、画像形成装置と、画像形成装置の給紙手段とは独立した給紙手段を有するオフライン方式の後処理装置とで構成される画像形成システムにおいて、後処理装置で給紙手段ごとに紙種を設定する手間を軽減する技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、給紙手段を有する画像形成装置と、前記給紙手段とは独立した給紙手段を有する後処理装置とを備え、前記画像形成装置は、記録紙単位での紙種情報と画像形成の過程で付加される属性情報を前記後処理装置に通知する通知手段を有することを特徴とする画像形成システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記紙種情報は、記録紙のサイズ、坪量、またはコートの有無を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記属性情報は、記録紙に形成される画像の像密度であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記画像形成装置と前記後処理装置は、操作パネルを共有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記後処理装置は、サイズ以外の紙種が異なる記録紙を同一の給紙手段に搭載可能であり、前記画像形成装置から通知される記録紙単位の紙種情報と属性情報に基づいて、制御を切り替えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記紙種情報と属性情報は、記録紙番号と一括で管理され、前記画像形成装置は、排紙順に並んだ管理情報を前記後処理装置の給紙順に並び替えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の発明において、前記後処理装置で異常が発生した場合、異常により正常に排紙できなかった記録紙番号を前記画像形成装置に通知し、通知を受けた前記画像形成装置は前記記録紙番号の記録紙を再度印刷することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の発明において、前記後処理装置は、記録紙の取込時と排出時に前記画像形成装置に記録紙番号ごとの状態を通知し、前記後処理装置で異常が発生した場合、前記記録紙番号ごとの状態に基づき、前記画像形成装置は記録紙を再度印刷することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の発明において、前記再度印刷した記録紙の管理情報は更新されることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、給紙手段を有する画像形成装置と、前記給紙手段とは独立した給紙手段を有する後処理装置とを備える画像形成システムに、記録紙単位での紙種情報と画像形成の過程で付加される属性情報を前記画像形成装置から前記後処理装置に通知する通知手順を実行させるためのプログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、紙種情報や属性情報をシート自体に記録する構成を設けなくても、後処理装置で給紙手段ごとに紙種を設定する手間を軽減できる。
請求項2に記載の発明によれば、後処理装置で給紙手段ごとに記録紙のサイズ、坪量、またはコートの有無を設定する手間を軽減できる。
請求項3に記載の発明によれば、記録紙の像密度に基づいて後処理の制御を切り替えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成装置の給紙手段と後処理装置の給紙手段の紙種設定を一つの操作パネルでまとめて行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、後処理装置で給紙手段ごとにサイズ以外の紙種を設定する手間をなくすことができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像形成装置で排紙した記録紙を、後処理装置で給紙する順番に並べ替える必要がない。
請求項7に記載の発明によれば、後処理装置で記録紙が正常に排紙できなかった場合でも、その記録紙を確認し、その記録紙に印刷された画像を再度用意し、その画像の印刷指示をやり直す必要がない。
請求項8に記載の発明によれば、後処理装置で記録紙が正常に排紙できなかった場合でも、その記録紙を確認し、その記録紙に印刷された画像を再度用意し、その画像の印刷指示をやり直す必要がない。
請求項9に記載の発明によれば、正常に排紙されなかった記録紙の後処理を再開することができる。
請求項10に記載の発明によれば、後処理装置で給紙手段ごとに紙種設定する手間が軽減する。
1.第1の実施形態
以下、画像形成装置と、画像形成装置の給紙手段(以下、給紙トレイという)とは独立した給紙トレイを有するオフライン方式の後処理装置とで構成される画像形成システムにおいて、後処理装置で給紙トレイごとに紙種を設定する手間を軽減した画像形成システムの一例について説明する。
(画像形成システムの構成)
図1は、第1の実施形態に係る画像形成システムの構成図である。画像形成システム1は、画像形成装置2、後処理装置3で構成される。
画像形成装置2は、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機の機能を有する。また、画像形成装置2は、カラー印刷、モノクロ印刷、クリアトナーを使用した印刷の機能を有する。クリアトナーとは、シートに光沢を付与するために用いる無色透明のトナーである。クリアトナーとしては、例えば、低分子量のポリエステル樹脂にSiO(二酸化シリコン)やTiO(二酸化チタン)を外添したものを用いる。クリアトナーは、原則無色透明であるが、添加剤等により不可避的に有色に見えるものも含まれる。
後処理装置3は、光沢付与、デカールの機能を有する。光沢付与は、クリアトナーを使用して印刷されたシートの表面を平滑化するものである。また、デカールは、シートの反りを補正するものである。後処理装置3は、光沢付与、デカールのいずれかの機能を有するものでもよく、ステイプル、パンチング、紙折り、断裁、製本等の機能を有するものであってもよい。
後処理装置3は、画像形成装置2から排出されたシートが直接給紙されないオフライン方式の後処理装置である。後処理装置3は、画像形成装置2の給紙トレイとは独立した給紙トレイを備える。オペレータは、画像形成装置2でクリアトナーを使用して印刷したシートを後処理装置3の給紙トレイに給紙する。
画像形成装置2が、クリアトナーを使用した印刷を行う場合、クリアトナーを使用して印刷したシートは、サイズが異ならない限り、同じ排出先に排出される。ただし、画像形成装置2が複数の排出先を有していない場合はこの限りでない。
画像形成装置2は、LAN(Local Area Network)4に接続する。また、画像形成装置2と後処理装置3は、通信回線5で接続する。なお、画像形成装置2と後処理装置3は無線でデータの送受信を行うように構成してもよい。
オペレータがクリアトナーを印刷したシートの取り出しを要求すると、画像形成装置2は、通信回線5を介して、後処理装置3の電源を投入する。電源が投入された後処理装置3は、予熱作業などの初期動作を行い、初期動作の完了とオペレータによる給紙トレイへの給紙とを待ち合わせて後処理を開始する。
また、画像形成装置2は、シート単位の紙種情報(サイズ、坪量、コートの有無、OHPシートか否か)と画像形成の過程で付加した属性情報(像密度)を後処理装置3へ送信する。
なお、サイズとは、シート縦横の長さ、または、A4、B4等の規格化されたサイズのことをいう。坪量は、シートの単位面積当たりの重さ(g/m)であり、シートの厚みを表す。コートの有無は、シートにコーティング加工を施しているか否かを表す。OHPシートは、オーバーヘッドプロジェクタで用いられる透明フィルムのことをいう。
また、像密度とは、シート全体の面積に対するトナーがのっている面積の割合のことをいう。例えば、印刷する画像データ全体の画素数が2000×1600ピクセルであり、トナーをのせる画素数が320000ドットの場合、像密度は、10%となる。さらに、4色カラー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)印刷の場合、像密度は、各色の割合の合計値によって表される。
後処理装置3は、画像形成装置2から受信したシート単位の紙種情報と属性情報に基づいて、給紙トレイ内のブロワー制御、フィード間隔の制御、定着温度の制御、デカーラーのペネトレーション制御を行う。以下、画像形成装置2、後処理装置3の一例について詳述する。
(画像形成装置の構成)
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。画像形成装置1は、通信手段6、画像読取手段7、操作パネル8、画像処理手段9、制御手段10、記憶手段11、走査書込手段12、感光体ドラム13a〜13e、帯電手段14a〜14e、現像手段15a〜15e、1次転写ローラ16a〜16e、中間転写ベルト17、2次転写ローラ18、給紙トレイ19a〜19d、ナジャーローラ20a〜20d、フィードローラ21a〜21d、リタードローラ22a〜22d、レジストローラ23、定着手段24、反転エリア25、インバートローラ26、排紙ローラ27a,27b、排紙トレイ28a,28b、排出トレイ29,30、通知手段31を備える。
通信手段6は、イーサネット(登録商標)に準拠したアクセス制御を行う制御回路で構成する。通信手段6は、LAN4を介してパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)等の外部機器から印刷要求を受信する。印刷要求された画像データは、画像処理手段9によってYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像データに変換される。YMCKの画像データは、印刷要求されたシートの紙種情報とともに、印刷順にシート番号が割り当てられ、記憶手段11に記憶される。
画像読取手段7は、透明な原稿台、ハロゲンランプ、ミラーやキャリッジ等の光学走査系、光学走査系で取得した像を結像するレンズ系、像をRGB(赤緑青)の電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)で構成する。操作パネル8で複写要求があった場合、画像読取手段7は、原稿を読み取ってRGBの電気信号に変換する。RGB信号は、画像処理手段9によってYMCKの画像データに変換される。YMCKの画像データは、複写要求されたシートの紙種情報とともに、印刷順にシート番号が割り当てられ、記憶手段11に記憶される。
操作パネル8は、タッチパネル方式の液晶ディスプレイ、キーボードで構成する。画像形成装置2と後処理装置3は、操作パネル8を共有する。画像形成装置2の給紙トレイと後処理装置3の給紙トレイの紙種設定は、一つの操作パネル8でまとめて行う。
画像処理手段9は、画像処理用のASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成する。画像処理手段9は、入力した画像データを色調補正するとともに、YMCKの画像データに変換する。この際、画像処理手段9は、画像データの属性情報(像密度)を算出する。像密度は、YMCKの画像データ、紙種情報とともに、シート単位で記憶手段11に記憶される。
制御手段10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/O(Input/Output)ポート等からなる半導体集積回路で構成する。制御手段10は、記憶手段11に記憶されたプログラムを読み出して、画像形成装置2を統括的に制御する。
記憶手段11は、RAMなどの半導体記憶装置、または、ハードディスクなどの磁気記憶装置で構成する。記憶手段11は、画像形成に必要なプログラムやデータを記憶する。また、紙種情報および属性情報等からなる管理情報や、これらを後処理装置3に通知するためのプログラムも、記憶手段11に記憶される。なお、これらのプログラムおよび後述するフローチャートのプログラムは、有線または無線の通信手段によって提供することはもちろん、CDROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
走査書込手段12は、レーザーダイオード、レーザー駆動回路、ポリゴンミラー、f−θレンズ、シリンドリカルレンズなどからなるROS(Raster Output Scanner)、または、LEDアレイ(Light Emitting Diode)、レーザー駆動回路、ロッドレンズアレイなどからなるLPH(LED Print Head)で構成する。走査書込手段12は、YMCKの画像データに基づいて、帯電した感光体ドラム13a〜13eを露光する。露光された感光体ドラム13a〜13eは、静電潜像を形成する。
帯電手段14a〜14eは、コロトロン、スコロトロン、または帯電ローラで構成する。帯電手段14a〜14eは、感光体ドラム13a〜13eをトナーの極性とは逆の極性に帯電する。静電潜像を形成した感光体ドラム13a〜13eは、現像手段15a〜15eによってYMCKトナー、クリアトナーが現像される。感光体ドラム13a〜13eに形成されたトナー像は、1次転写ローラ16a〜16eによって、中間転写ベルト17に転写される。中間転写ベルト17に転写されたトナー像は、2次転写ローラ18によってシートに2次転写される。
一方、画像形成装置2は、複数の給紙トレイ19a〜19dを備える。給紙トレイ19a〜19dは、操作パネル8で、給紙するシートの紙種情報が設定される。この際、後処理装置3の給紙トレイの紙種情報もまとめて設定する。例えば、給紙トレイ19aはA4の普通紙に、給紙トレイ19bはB4の普通紙に、給紙トレイ19cはA4の厚紙に、給紙トレイ19dはA4のコート紙に設定する。
ナジャーローラ20a〜20dは、給紙トレイ20a〜20d内のシートを搬送路へ押し出す。フィードローラ21a〜21dは、ナジャーローラ20a〜20dによって押し出されたシートを搬送路へ送り込む。リタードローラ22a〜22dは、シートの裏面に接触して回転することで、シートの重送を防止する。フィードローラ21a〜21dによって取り込まれたシートは、画像形成路R1へ搬送される。画像形成路R1に搬送されたシートは、レジストローラ23によって2次転写のタイミングが調整される。2次転写ローラ18は、中間転写ベルト17に転写されたトナー像をシートに転写する。
定着手段24は、加熱ローラ24a、加圧ローラ24bを備える。トナー像を転写されたシートは、加熱ローラ24aによって加熱され、加圧ローラ24bによって加圧されることで、トナーを定着する。トナーを定着したシートは、裏面の印刷要求がある場合には、反転エリア25へ搬送される。反転エリア25に搬送されたシートは、インバートローラ26によって、反転路R2に搬送される。反転路R2から画像形成路R1に搬送されたシートは、レジストローラ23によって裏面へのトナーの2次転写タイミングが調整される。裏面にトナーが転写されたシートは、定着手段24でトナーが定着され、排紙ローラ27a,27bへ向かう。
排紙ローラ27a,27bは、シートを排紙トレイ28a,28bに排紙する。この際、クリアトナーが印刷されたシートは、サイズが異ならない限り、排紙トレイ28aまたは排紙トレイ28bのいずれかに排紙される。すなわち、クリアトナーが印刷されたシートは、シートの坪量、コートの有無、OHPシートか否かに関わらず、同じ排紙トレイ28a,28bに排紙される。
オペレータが操作パネル8でシートの排出を要求すると、排紙トレイ28a,28bに積載されたシート束は、排出トレイ29に排出される。また、印刷枚数が少ない場合には、シートは排出トレイ30に直接排出される。
通知手段31は、有線または無線、アナログ伝送またはデジタル伝送を行う制御回路で構成する。また、通知手段31は、少なくとも後処理装置3へデータを送信可能とする。クリアトナーを使用して印刷した場合、通知手段31は、シート単位の紙種情報、属性情報を後処理装置3へ送信する。
(後処理装置の構成)
図3は、第1の実施形態に係る後処理装置の断面図である。後処理装置3は、通知手段32、制御手段33、記憶手段34、給紙トレイ35a〜35b、ナジャーローラ36a,36b、フィードローラ37a,37b、リタードローラ38a,38b、送風ファン39a,39b、シャッター39c〜39d、ヒーター39e〜39f、定着手段40、加熱ローラ40a、加圧ローラ40b、送風ファン40c、ヒートシンク40d、定着ベルト40e、デカーラー41,42、ペネトレーションシャフト41a,42a、ドライブローラ41b,42b、ブランケット41c,42c、偏心カム41d,42d、モータ41e,42e、排紙トレイ43a,43b、排出トレイ44,45を備える。
通知手段32は、有線または無線、アナログ伝送またはデジタル伝送を行う制御回路で構成する。通知手段32は、少なくとも画像形成装置2からデータを受信可能とする。クリアトナーを使用して印刷した場合、通知手段32は、画像形成装置2の通知手段31からシート単位の紙種情報、属性情報を受信する。
制御手段33は、CPU、RAM、ROM、I/Oポート等からなる半導体集積回路で構成する。制御手段33は、後処理装置3を統括的に制御する。また、制御手段33は、画像形成装置2から受信したシート単位の紙種情報と属性情報に基づいて、給紙トレイ35a,35b内のブロワー制御、フィード間隔の制御、定着温度の制御、デカーラー41,42のペネトレーション制御を行う。
記憶手段34は、RAMなどの半導体記憶装置、または、ハードディスクなどの磁気記憶装置で構成する。記憶手段34は、後処理装置3を制御するためのプログラムおよびデータを記憶する。また、記憶手段34は、画像形成装置2から受信したシート単位の紙種情報と属性情報を記憶する。
給紙トレイ35a,35bは、画像形成装置2の操作パネル8で、給紙するシートのサイズのみが設定される。シートは、坪量、コートの有無、OHPシートか否かに関わらず、同一の給紙トレイ35a,35bに搭載可能とする。例えば、給紙トレイ35aは、クリアトナーが印刷されたA4の普通紙、コート紙、およびOHPシートをまとめて搭載可能とする。また、給紙トレイ35bは、クリアトナーが印刷されたB4の普通紙、コート紙、およびOHPシートをまとめて搭載可能とする。すなわち、サイズ以外の紙種が異なるシートを同一の給紙トレイ35a,35bに搭載可能とする。
ナジャーローラ36a,36bは、給紙トレイ35a,35bからシートを搬送路へ押し出す。フィードローラ37a,37bは、押し出されたシートを搬送路へ送り出す。リタードローラ38a,38bは、シートの裏面に接触して回転することで、シートの重送を防止する。シートのフィード間隔は、フィードローラ37a,37bの動作間隔によって決定される。フィード間隔は、シート単位の紙種情報および属性情報に基づいて、制御手段33によって制御される。
送風ファン39a,39bは、給紙トレイ35a,35b内に温風を送風し、湿気や静電気によるシートの密着を抑制する。シャッター39c,39dは、送風ファン39a,39bとシートとの間に設けられ、送風のオンオフ制御を行う。ヒーター39e,39fは、送風ファン39a,39bの下部に設けられ、送風ファン39a,39bに温かい空気を提供する。送風ファン39a,39bの風量、シャッターの開閉速度、シャッターの開閉回数は、シート単位の紙種情報および属性情報に基づいて、制御手段33によって制御される。
定着手段40は、クリアトナーを印刷したシートを低速で定着し、シートに光沢を付与する。定着手段40は、加熱ローラ40a、加圧ローラ40b、送風ファン40c、ヒートシンク40d、定着ベルト40eで構成する。加熱ローラ40aの表面温度(定着温度)は、送風ファン40cによって調整される。定着温度は、シート単位の紙種情報および属性情報に基づいて、制御手段33によって制御される。シートの表面に光沢が付与された後、シートは図示しない反転エリアにて反転する。反転したシートは再び定着手段40に入り、シートの裏面にも光沢が付与される。
デカーラー41,42は、ダウンカールしたシート、または、アッパーカールしたシートの反りを補正する。デカーラー41は、ペネトレーションシャフト41a,42a、ドライブローラ41b,42b、ブラケット41c,42c、偏心カム41d,42d、モータ41e,42eで構成する。ブラケット41c,42cの一端は、ペネトレーションシャフト41a,42aの両端部を回転自在に支持する。ブラケット41c,42cの多端は、偏心カム41d,42dに接触する。偏心カム41d,42dは、モータ41e,42eによって回転する。モータ41e,42eの回転は、制御手段33によって制御される。
ペネトレーションシャフト41a,42aのドライブローラ41b,42bに対する位置は、偏心カム41d,42dが回転することで、3段階で切り替わる。これにより、ペネトレーションシャフト41a,42aとドライブローラ41b,42bとの間のニップ力が3段階で変化する。ニップ力は、シート単位の紙種情報および属性情報に基づいて、制御手段33によって制御される。なお、片面印刷の場合は、ペネトレーションシャフト41aのみを制御してダウンカールを補正する。両面印刷の場合は、ペネトレーションシャフト41aとペネトレーションシャフト42aの両方を制御してダウンカールおよびアッパーカールを補正する。
排紙トレイ43a,43bは、画像形成装置2の操作パネル8で、排紙するシートのサイズのみが設定される。例えば、排紙トレイ43aは、A4の普通紙、コート紙、およびOHPシートを排紙するように設定される。また、排紙トレイ43bは、B4の普通紙、コート紙、およびOHPシートを排紙するように設定される。すなわち、サイズ以外の紙種が異なるシートを同一の排紙トレイ43a,43bに搭載可能とする。オペレータが画像形成装置2の操作パネル8でシート束の取り出しを選択すると、シート束は、排出トレイ44に排出される。また、印刷枚数が少ない場合には、シートは排出トレイ45に直接排出される。
(画像形成システムの動作)
図4は、第1の実施形態に係る画像形成システムのフローチャートである。画像形成装置2は、クリアトナーを使用した印刷要求があった場合(ステップS11)、シート単位の紙種情報および属性情報を、シートの印刷順に記憶手段11に記憶する(ステップS12)。
クリアトナーが印刷されたシートは、サイズが異ならない限り、同一の排紙トレイ28a,28bに排紙される。例えば、第1のジョブがクリアトナーを使用した印刷であり、第2のジョブがクリアトナーを使用しない印刷である場合、第1のジョブのシートは、上段の排紙トレイ28aに排紙され、第2のジョブのシートは、下段の排紙トレイ28bに排紙される。この場合、第1のジョブにおけるシート単位の紙種情報および属性情報が、記憶手段11に記憶される。
また、例えば、第1のジョブも第2のジョブもクリアトナーを使用した印刷であって、シートのサイズが異なる場合には、第1のジョブのシートは、上段の排紙トレイ28aに排紙され、第2のジョブのシートは、下段の排紙トレイ28bに排紙される。この場合、第1のジョブと第2のジョブにおけるシート単位の紙種情報および属性情報が、記憶手段11に記憶される。
また、例えば、第1のジョブも第2のジョブもクリアトナーを使用した印刷であって、シートの坪量、コートの有無、またはOHPシートか否かが異なる場合には、いずれも上段の排紙トレイ28aにまとめて排紙される。この場合、第1のジョブと第2のジョブにおけるシート単位の紙種情報および属性情報が、記憶手段11に記憶される。
画像形成装置2で印刷が終了すると、オペレータは、操作パネル8を操作して、クリアトナーを印刷したシートの取り出しを指示する(ステップS13)。すると、画像形成装置2は、後処理装置3の電源を投入する(ステップS14)。後処理装置3は、クリアトナー用の定着手段40の予熱作業を行う(ステップS15)。
また、画像形成装置2は、排紙順に並んだシート単位の紙種情報および属性情報を、後処理装置3での給紙順に並び替える(ステップS16)。また、画像形成装置2は、並び替えたシート単位の紙種情報および属性情報を後処理装置3に送信する(ステップS17)。後処理装置3は、受信したシート単位の紙種情報および属性情報を記憶手段34に記憶する(ステップS18)。
後処理装置3は、オペレータによる給紙トレイ35a,35bの抜き差しを待つ(ステップS19)。その後、後処理装置3は、シート単位の紙種情報および属性情報に基づいて、給紙トレイ35a,35b内のブロワー制御を行う(ステップS20)。
例えば、給紙トレイ35aに給紙されたシートが、普通紙で像密度が8%の場合、シャッター39cの開閉速度を高速にし、送風ファン39aの風量を少なくする。また、例えば、給紙トレイ35aに給紙されたシートが、コート紙で像密度が40%の場合、シャッター39cの開閉速度を低速にし、送風ファン39aの風量を多くする。以下の表1に、給紙トレイ内のブロワー制御の一例を示す。
Figure 2010122392
また、後処理装置3は、シート単位の紙種情報および属性情報に基づいて、シートのフィード間隔を制御する(ステップS21)。例えば、取り込むシートが普通紙で像密度が5%の場合、フィード間隔を短くする。また、例えば、取り込むシートがコート紙で像密度が40%の場合、フィード間隔を長くする。以下の表2に、フィード間隔の制御の一例を示す。
Figure 2010122392
また、後処理装置3は、シート単位の紙種情報および属性情報に基づいて、定着手段40の定着温度を制御する(ステップS22)。例えば、定着するシートが、坪量100g/mで像密度が80%の場合、定着温度を低温にする。また、例えば、定着するシートが、坪量220g/mで像密度が120%の場合、定着温度を高温する。以下の表3に、定着温度の制御の一例を示す。
Figure 2010122392
また、後処理装置3は、シート単位の紙種情報および属性情報に基づいて、デカーラー41,42のペネトレーション制御を行う(ステップS23)。例えば、デカールするシートが、坪量120g/mで像密度が60%の場合、ペネトレーションシャフト41a,42aとドライブローラ41b,42bのニップ力を第1段階にする。さらに、デカールするシートが、坪量220g/mで像密度が85%の場合、ペネトレーションシャフト41a,42aとドライブローラ41b,42bのニップ力を第3段階にする。以下の表4に、ペネトレーション制御の一例を示す。
Figure 2010122392
シートがデカーラー41,42を通過すると、後処理装置3は、シートのサイズに基づいて、シートを排紙する排紙トレイ43a,43bを切り替える(ステップS24)。
(第1の実施形態の優位性)
第1の実施形態によれば、画像形成装置2は、シート単位の紙種情報(サイズ、坪量、コートの有無、OHPシートか否か)と画像形成の過程で付加した属性情報(像密度)を後処理装置3へ送信する。また、サイズ以外の紙種が異なるシートを同一の給紙トレイ35a,35bに搭載可能であり、画像形成装置2から通知されるシート単位の紙種情報と属性情報に基づいて、制御を切り替える。
このため、紙種情報や属性情報をシート自体に記録する構成を設けなくても、後処理装置3で給紙トレイ35a,35bごとに紙種を設定する手間を軽減することができる。
また、画像形成装置2と後処理装置3は、操作パネル8を共有する。このため、画像形成装置2の給紙トレイ19a〜19dと後処理装置3の給紙トレイ35a,35bの紙種設定は、一つの操作パネル8でまとめて行うことができる。
さらに、画像形成装置2は、排紙順に並んだ管理情報を後処理装置3の給紙順に並び替えるため、画像形成装置2で排紙したシートを、後処理装置で給紙する順番に並べ替える必要がない。
2.第2の実施形態
以下、後処理装置でシートが正常に排紙されなかった場合に、そのシートを画像形成装置で自動的に再度印刷する画像形成システムの一例について説明する。
(画像形成装置および後処理装置の構成)
図2および図3に示す通知手段31と通知手段32は、双方向に送受信するように構成する。後処理装置3でシートが正常に排紙されなかった場合、紙詰まりしたシートのシート番号が、後処理装置3から画像形成装置2へ送信される。
後処理装置3は、紙詰まりしたシート番号を判断するため、後処理装置3内でのシートの状態を管理する。シートは、「給紙」、「取込」、「排紙」という3つの状態で管理される。
「給紙」は、シートが給紙トレイ35a,35bに給紙された状態を表し、「取込」は、シートがフィードローラ37a,37bを通過した状態を表し、「排紙」は、シートが排紙トレイ43a,43bに排紙された状態を表す。
図3に示すシート検知手段46a,46bは、給紙トレイ35a,35bに給紙されたシートを検知する手段である。また、シート検知手段47a,47bは、フィードローラ37a,37bを通過したシートを検知する手段である。さらに、シート検知手段48a,48bは、排紙トレイ43a,43bに排紙されたシートを検知する手段である。
シート検知手段46a,46b、47a,47b、48a,48bは、例えば、反射型光電センサで構成する。反射型光電センサは、発光素子から発光した光がシートで反射すると、反射光量の変化を受光素子で検知する。
図5(A)は、後処理装置が正常時のシートの管理情報である。管理情報は、画像形成装置2から通知されたシート番号、紙種情報(サイズ、坪量、コート有無など)、および属性情報(像密度)と、シートの状態とで構成される。図5(A)の場合、シート番号3〜5のシートは「取込」中であることがわかる。
図5(B)は、後処理装置が異常時のシートの管理情報である。図5(A)において、シートが正常に排紙されなかった場合、後処理装置3は、シート番号3〜5のシートが紙詰まりしたと判断する。そして、後処理装置3は、図5(B)に示すように、シート番号3〜5のシートの状態を「紙詰まり」に変更する。また、後処理装置3は、紙詰まりしたシート番号3〜5を、画像形成装置2に通知する。
(画像形成システムの動作)
以下、後処理装置3でシートが正常に排紙されなかった場合の画像形成システムの動作について説明する。図6は、第2の実施形態に係る画像形成システムのフローチャートである。後処理装置3でシートが正常に排紙されなかった場合、後処理装置3は、紙詰まりしたシート番号3〜5を画像形成装置2に通知する(ステップS31)。
次に、画像形成装置2は、通知されたシート番号3〜5の紙種情報と画像データを記憶手段11から読み出す(ステップS32)。そして、読み出した紙種情報と画像データに基づいて、画像形成装置2は、紙詰まりしたシートを再度印刷する(ステップS33)。再印刷したシートは、排出トレイ30に排出される。
画像形成装置2は、再印刷したシートを後処理装置3の給紙トレイ35a,35bへ給紙するように促す画面を操作パネル8に表示する(ステップS34)。後処理装置3は、再印刷されたシートが給紙トレイ35a,35bに給紙されるのを待つ(ステップS35)。再印刷したシートが給紙されると、後処理装置3は、図5(B)に示すように、シート番号3〜5の状態を「給紙」に戻す(ステップS36)。
そして、後処理装置3は、紙詰まりしたシートの光沢付与、デカール処理を再開する。後処理装置3は、シートの紙種情報および属性情報に基づいて、給紙トレイ35a,35b内のブロワー制御(ステップS37)、フィード間隔の制御(ステップS38)、定着温度の制御(ステップS39)、デカーラー41,42のペネトレーション制御(ステップS40)、排出トレイ43a,43bの切り替え(ステップS41)を行う。
(第2の実施形態の優位性)
第2の実施形態によれば、後処理装置3でシートが正常に排紙できなかった場合でも、正常に排紙できなかったシート番号が画像形成装置2に通知され、そのシートが再度印刷される。このため、正常に排紙できなかったシートを確認し、そのシートに印刷された画像(画像データや原稿)を再度用意し、その画像の印刷指示をやり直す必要がない。
3.第3の実施形態
以下、後処理装置でシートが正常に排出されなかった場合に、そのシートを画像形成装置で自動的に再印刷する画像形成システムの一例について説明する。
(画像形成装置および後処理装置の構成)
図2および図3に示す通知手段31と通知手段32は、双方向に送受信するように構成する。正常時において、後処理装置3は、シートの取込時と排紙時にシート番号とシートの状態を画像形成装置2に通知する。
画像形成装置2は、その通知が中断したとき、後処理装置3でシートが正常に排紙されていないと判断する。画像形成装置2は、正常に排紙されなかったシート番号を判断するため、後処理装置3から通知されるシートの状態を記憶手段11で管理する。
図7(A)は、画像形成装置に通知される正常時のシートの管理情報であり、図7(B)は、画像形成装置に通知される異常時のシート管理情報である。シートは、「取込」、「排紙」という2つの状態で管理される。「取込」は、後処理装置3でシートがフィードローラ37a,37bを通過した状態を表し、「排紙」は、シートが排紙トレイ43a,43bに排紙された状態を表す。「取込」は、シート検知手段47a,47bによって検知され、「排紙」は、シート検知手段48a,48bによって検知される。
図7(A)の場合、シート番号6〜8のシートは「取込」中であることがわかる。図7(A)の状態で、後処理装置3からシートの状態が通知されなくなると、画像形成装置2は、シート番号6〜8のシートが後処理装置3で正常に排紙されなかったと判断する。そして、画像形成装置2は、図7(B)に示すように、シート番号6〜8のシートの状態を「紙詰まり」に変更する。
(画像形成システムの動作)
以下、後処理装置3でシートが正常に排紙されなかった場合の画像形成システムの動作について説明する。図8は、第3の実施形態に係る画像形成システムのフローチャートである。正常時において、後処理装置3は、シートの取込時と排紙時にシート番号とシートの状態を画像形成装置2に通知する(ステップS51)。
シート単位の状態を通知された画像形成装置2は、後処理装置3で異常があったか否かを判断する(ステップS52)。後処理装置3からの通知が中断した場合には、画像形成装置2は、後処理装置3でシートが正常に排紙されなかったと判断する(ステップS52のYES)。
画像形成装置2は、紙詰まりしたシート番号を判断する(ステップS53)。通知されたシートの状態が「取込」である場合には、そのシートが紙詰まりしたと判断する。図7(A)および図7(B)の場合、画像形成装置2は、シート番号6〜8が紙詰まりしたと判断する。
次に、画像形成装置2は、紙詰まりしたシート番号6〜8の紙種情報と画像データを記憶手段11から読み出す(ステップS54)。そして、この紙種情報と画像データに基づいて、画像形成装置2は、紙詰まりしたシートを再度印刷する(ステップS55)。再印刷されたシートは、排出トレイ30に排出される。
画像形成装置2は、再印刷したシートを後処理装置3の給紙トレイ35a,35bへ給紙するように促す画面を操作パネル8に表示する(ステップS56)。また、画像形成装置2は、紙詰まりしたシート番号6〜8のシートの状態を管理情報から消去する(ステップS57)。後処理装置3は、再印刷されたシートが給紙トレイ35a,35bに給紙されるのを待つ(ステップS58)。
再印刷したシートが給紙されると、後処理装置3は、紙詰まりしたシートの光沢付与、デカール処理を再開する。後処理装置3は、シートの紙種情報および属性情報に基づいて、給紙トレイ35a,35b内のブロワー制御(ステップS59)、フィード間隔の制御(ステップS60)、定着温度の制御(ステップS61)、デカーラー41,42のペネトレーション制御(ステップS62)、排出トレイ43a,43bの切り替え(ステップS63)を行う。
(第3の実施形態の優位性)
第3の実施形態によれば、正常時において、後処理装置3から画像形成装置2にシート番号ごとの状態が通知される。後処理装置3でシートが正常に排紙できなかった場合でも、画像形成装置2が通知されたシートの状態に基づいて、そのシートを再印刷する。このため、正常に排紙できなかったシートを確認し、そのシートに印刷された画像(画像データや原稿)を再度用意し、その画像の印刷指示をやり直す必要がない。
本発明は、コピー機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、およびこれらの複合機などの画像形成装置と、光沢付与機、デカーラー、ステイプラー、パンチャー、紙折り機、断裁機、製本機、およびこれらの複合機の後処理装置とで構成される画像形成システムに利用することができる。
第1の実施形態に係る画像形成システムの構成図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 第1の実施形態に係る後処理装置の断面図である。 第1の実施形態に係る画像形成システムのフローチャートである。 後処理装置が正常時のシートの管理情報(A)と、後処理装置が異常時のシートの管理情報である(B)である。 第2の実施形態に係る画像形成システムのフローチャートである。 画像形成装置に通知された正常時のシートの管理情報(A)と、画像形成装置に通知された異常時のシート管理情報(B)である。 第3の実施形態に係る画像形成システムのフローチャートである。
符号の説明
1…画像形成システム、2…画像処理装置、3…後処理装置、4…LAN、5…通信回線、6…通信手段、7…画像読取手段、8…操作パネル、9…画像処理手段、10…制御手段、12…走査書込手段、13a〜13e…感光体ドラム、14a〜14e…帯電手段、15a〜15e…現像手段、16a〜16e…1次転写ローラ、17…中間転写ベルト、18…2次転写ローラ、19a〜19d…給紙トレイ、20a〜20d…ナジャーローラ、21a〜21d…フィードローラ、22a〜22d…リタードローラ、23…レジストローラ、24…定着手段、25…反転エリア、26…インバートローラ、27a,27b…排紙ローラ、28a,28b…排紙トレイ、29,30…排出トレイ、31…通知手段、32…通知手段、33…制御手段、34…記憶手段、35a,35b…給紙トレイ、36a,36b…ナジャーローラ、37a,37b…フィードローラ、38a,38b…リタードローラ、39a,39b…送風ファン、39c〜39d…シャッター、39e,39f…ヒーター、40…定着手段、40a…加熱ローラ、40b…加圧ローラ、40c…送風ファン、40d…ヒートシンク、40e…定着ベルト、41,42…デカーラー、41a,42a…ペネトレーションシャフト、41b,42b…ドライブローラ、41c,42c…ブラケット、41d,42d…偏心カム、41e,42e…モータ、43a,43b…排紙トレイ、44,45…排出トレイ。

Claims (10)

  1. 給紙手段を有する画像形成装置と、前記給紙手段とは独立した給紙手段を有する後処理装置とを備え、前記画像形成装置は、記録紙単位での紙種情報と画像形成の過程で付加される属性情報を前記後処理装置に通知する通知手段を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記紙種情報は、記録紙のサイズ、坪量、またはコートの有無を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記属性情報は、記録紙に形成される画像の像密度であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置と前記後処理装置は、操作パネルを共有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記後処理装置は、サイズ以外の紙種が異なる記録紙を同一の給紙手段に搭載可能であり、前記画像形成装置から通知される記録紙単位の紙種情報と属性情報に基づいて、制御を切り替えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成システム。
  6. 前記紙種情報と属性情報は、記録紙番号と一括で管理され、前記画像形成装置は、排紙順に並んだ管理情報を前記後処理装置の給紙順に並び替えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記後処理装置で異常が発生した場合、異常により正常に排紙できなかった記録紙番号を前記画像形成装置に通知し、通知を受けた前記画像形成装置は前記記録紙番号の記録紙を再度印刷することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成システム。
  8. 前記後処理装置は、記録紙の取込時と排紙時に前記画像形成装置に記録紙番号ごとの状態を通知し、前記後処理装置で異常が発生した場合、前記記録紙番号ごとの状態に基づき、前記画像形成装置は記録紙を再度印刷することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成システム。
  9. 前記再度印刷した記録紙の管理情報は更新されることを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成システム。
  10. 給紙手段を有する画像形成装置と、前記給紙手段とは独立した給紙手段を有する後処理装置とを備える画像形成システムに、
    記録紙単位での紙種情報と画像形成の過程で付加される属性情報を前記画像形成装置から前記後処理装置に通知する通知手順を実行させるためのプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014211475A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム
JP2019130918A (ja) * 2019-04-25 2019-08-08 キヤノン株式会社 システム、後処理装置及びその制御方法

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