JP2010121772A - ディファレンシャルギヤ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディファレンシャルギヤ装置における低負荷領域の捩り剛性をより低剛性化して、駆動系捩り共振系の共振周波数を低回転側にシフトさせ、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立できるようにする。
【解決手段】サイドギヤ64の径方向内側に、該サイドギヤ64からの駆動トルクを出力軸へ伝達する出力部材を設け、該サイドギヤ64と該出力部材66との間の周方向の隙間Sに弾性部材68を設ける。また、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達に関し、該駆動トルクが大きい高負荷領域よりも、該駆動トルクが小さい低負荷領域の方が低剛性であり、かつサイドギヤ64の相対回転角と、出力部材66に伝達される駆動トルクとの関係が非線形となるように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディファレンシャルギヤ装置に関する。
最終減速装置(ディファレンシャルギヤ装置)において、リングギヤに、低トルク域では低剛性で、高トルク域では高剛性となる弾性体(コイルスプリングやゴム)を介装し、駆動系の捩り共振を低減する構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開平10−318351号公報
車両用オートマチックトランスミッションに、トルクコンバータが用いられている場合、車両の燃費向上やCO2規制対応のためには、トルクコンバータにおけるロックアップ回転数(回転速度)をより低くして、トルク伝達のロスを低減することが望ましい。
しかしながら、通常のロックアップ回転数、例えば1500rpm付近では、エンジン回転数の増加に伴い、こもり音による車内音レベルが右肩下がりに低下する性質があるため、ロックアップ回転数を低く設定すると車内騒音が悪化するおそれがある。
ここで、こもり音は、エンジンの爆発によるトルク変動を強制源とし、駆動系捩り共振系を伝達増幅系とする現象である。駆動系捩り共振系とは、例えばエンジン、トルクコンバータ、トランスミッション、ドライブシャフト、タイヤ、サスペンション、サスペンションメンバ及びボデーを伝達経路とする振動系である。トルクコンバータのロックアップ回転数域に影響を及ぼしているのは、該駆動系捩り共振系における2次モードである。
この駆動系捩り共振系において、共振周波数を操作するためには、例えば、(1)ロックアップダンパの捩り剛性の低減、(2)トルクコンバータにおける2次側(従動側)の慣性モーメントの増加、(3)ドライブシャフトの捩り剛性低減、が考えられる。
「ロックアップダンパの捩り剛性の低減」については、ロックアップダンパのスプリング長をより長く設定する、即ちロングトラベル化することにより行われる。しかしながら、ロングトラベル化するためのスペースが必要であり、更なるロックアップ回転数に対応することは難しい。また「トルクコンバータにおける2次側(従動側)の慣性モーメントの増加」については、トルクコンバータの質量の増加や、それに伴う燃費の悪化が懸念される。更に「ドライブシャフトの捩り剛性低減」については、ドライブシャフトの強度要件の確保や車両の操縦安定性の確保が問題となる。
一方、上記した特許文献1に記載の従来例では、ディファレンシャルギヤ装置のリングギヤに、低トルク領域(低負荷領域)では低剛性で、高トルク領域(高負荷領域)では高剛性となる弾性体(コイルスプリングやゴム)を介装し、駆動系の捩り共振を低減する構造が開示されている。
しかしながら、該従来例におけるリングギヤの相対回転角−トルク特性は線形であり、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、ディファレンシャルギヤ装置における低負荷領域の捩り剛性をより低剛性化して、駆動系捩り共振系の共振周波数を低回転側にシフトさせ、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、エンジンからの駆動トルクが伝達されるドライブピニオンと、前記ドライブピニオンと噛合するリングギヤと、該リングギヤに固定され、該リングギヤと共に回動するディファレンシャルケースと、該ディファレンシャルケースに回動自在に支持された複数のピニオンと、前記複数のピニオンと夫々噛合する一対のサイドギヤと、該サイドギヤの径方向内側に、該サイドギヤの周方向に隙間をもって設けられた弾性部材と、を有し、前記サイドギヤから前記出力部材への前記駆動トルクの伝達に関し、該駆動トルクが大きい高負荷領域よりも、該駆動トルクが小さい低負荷領域の方が低剛性であり、かつ前記サイドギヤの相対回転角と、前記出力部材に伝達される駆動トルクとの関係が非線形となるように構成されている。
請求項1に記載のディファレンシャルギヤ装置では、サイドギヤから出力部材への駆動トルクの伝達に関し、該駆動トルクが大きい高負荷領域よりも、該駆動トルクが小さい低負荷領域の方が低剛性であり、かつサイドギヤの相対回転角と、出力部材に伝達される駆動トルクとの関係が非線形となるように構成されているので、低負荷領域におけるサイドギヤの相対回転角−トルク特性を、上記従来例よりも低剛性化することができ、駆動系捩り共振系の共振周波数をより低回転側にシフトさせることができる。このため、トルクコンバータのロックアップ回転数を低く設定しても、こもり音の増加を抑制することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のディファレンシャルギヤ装置において、前記弾性部材は、ゴムであり、該ゴムと、前記サイドギヤ又は前記出力部材との接触面積が、前記低負荷領域では小さく、前記高負荷領域では大きくなるように変化する。
請求項2に記載のディファレンシャルギヤ装置では、弾性部材としてのゴムと、サイドギヤ又は出力部材との接触面積が、低負荷領域では小さく、高負荷領域では大きくなるように変化するので、低負荷領域におけるサイドギヤの相対回転角−トルク特性を、上記従来例よりも低剛性化することができ、駆動系捩り共振系の共振周波数をより低回転側にシフトさせることができる。このため、生産性が良好で簡易な構成により、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立することができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載のディファレンシャルギヤ装置において、前記弾性部材は、剛性の異なる2種類のゴムを前記サイドギヤの周方向に重ねて構成されている。
請求項3に記載のディファレンシャルギヤ装置では、サイドギヤと出力部材との間の隙間に設けられる弾性部材として、剛性の異なる2種類のゴムをサイドギヤの周方向に重ねているので、低負荷領域におけるサイドギヤの相対回転角−トルク特性を、低剛性側のゴムにより、上記従来例よりも低剛性化することができ、駆動系捩り共振系の共振周波数をより低回転側にシフトさせることができる。このため、簡易な構成により、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立することができる。
請求項4の発明は、請求項1に記載のディファレンシャルギヤ装置において、前記弾性部材は、前記サイドギヤ及び前記出力部材よりも低剛性のばねであり、該ばねが所定量圧縮されると、前記サイドギヤと前記出力部材とが接触するように構成されている。
請求項4に記載のディファレンシャルギヤ装置では、サイドギヤから出力部材への駆動トルクの伝達の際、低負荷領域においては、サイドギヤと出力部材との間の隙間に設けられたばねを介してトルクの伝達が行われる。このときのサイドギヤの相対回転角−トルク特性は、ばねの剛性(ばね定数)により定まる。トルクの伝達の際の負荷が増大し、該ばねが所定量圧縮されると、サイドギヤと出力部材とが接触して、直接的にトルクの伝達が行われる。サイドギヤ及び出力部材は、ばねよりも高剛性であるため、サイドギヤの相対回転角−トルク特性を大幅に高剛性化することができる。
このように、請求項4に記載のディファレンシャルギヤ装置では、低負荷領域においては、ばねを介してトルク伝達を行い、高負荷領域においては、サイドギヤと出力部材との接触によるトルク伝達を行う構成とすることで、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のディファレンシャルギヤ装置によれば、ディファレンシャルギヤ装置における低負荷領域をより低剛性化して、駆動系捩り共振系の共振周波数を低回転側にシフトさせ、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立できるようにすることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載のディファレンシャルギヤ装置によれば、生産性が良好で簡易な構成により、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立することができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載のディファレンシャルギヤ装置によれば、簡易な構成により、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立することができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載のディファレンシャルギヤ装置によれば、低負荷領域においては、ばねを介してトルク伝達を行い、高負荷領域においては、サイドギヤと出力部材との接触によるトルク伝達を行う構成とすることで、トルクコンバータのロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立することができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
(駆動系捩り共振系の説明)
まず、図1において、車両(図示せず)における駆動系捩り共振系12について説明する。駆動系捩り共振系12とは、例えばエンジン14、トルクコンバータ16、トランスミッション18、駆動伝達機構22、車輪24、ボデー26を伝達経路とする振動系である。車内におけるこもり音の発生は、エンジン14の爆発によるトルク変動ΔTを強制源とし、該駆動系捩り共振系12を伝達増幅系とする現象である。
ここで、エンジン14におけるクランクシャフト28は、トルクコンバータ16に連結されている。トルクコンバータ16においては、1次側であるポンプインペラ32と、2字側であるタービンランナ34が対向して配置されており、図示しない流体を介して、該ポンプインペラ32からタービンランナ34へトルクが伝達されるようになっている。またトルクコンバータ16において、ポンプインペラ32とタービンランナ34との間には、例えばロックアップダンパ36が設けられている。
トルクコンバータ16におけるタービンランナ34は、トランスミッション18の入力側に連結されている。トランスミッション18の出力側は、例えば駆動伝達機構22を介して車輪24に連結されている。ここで、図2(A)に示されるように、駆動伝達機構22には、例えばディファレンシャルギヤ装置10、アクスルシャフト42、等速ジョイント44が含まれる。等速ジョイント44は、ディファレンシャルギヤ装置10側に位置するジョイントインボード46と、車輪24(図1(A))側に位置するジョイントアウトボード48と、該ジョイントインボード46とジョイントアウトボード48との間を連結するシャフト50とを有して構成されている。図1(A)において、車輪24には、ホイール52及びタイヤ54が含まれる。車輪24はボデー26に連結されている。このボデー26には、サスペンション及びサスペンションメンバ(何れも図示せず)が含まれる。
この駆動系捩り共振系12は、エンジン14におけるクランクシャフト28からトルクコンバータ16におけるポンプインペラ32(トルクコンバータ1次側)までの慣性モーメントをIとし、ロックアップダンパ36の捩り剛性をk1とし、トルクコンバータ16におけるタービンランナ34(トルクコンバータ2次側)からトランスミッション18までの慣性モーメントをIとし、駆動伝達機構22の捩り剛性をk2とし、車輪24におけるホイール52の慣性モーメントをIとし、車輪24におけるタイヤ54の捩り剛性をk3とし、ボデー26の慣性モーメントをIとすると、図1(B)に示される等価4自由度モデルに置き換えることができる。
駆動伝達機構22の捩り剛性k2は、図2(B)に示されるように、例えばディファレンシャルギヤ装置10の捩り剛性k21、ジョイントインボード46の捩り剛性k22、シャフト50の捩り剛性k23及びジョイントアウトボード48の捩り剛性k24を式1のように直列合成したものとなる。
Figure 2010121772
図1(B)において、本実施形態に係るディファレンシャルギヤ装置10は、該駆動伝達機構22の捩り剛性k2の設定を工夫することで、駆動系捩り共振系12の共振周波数を低回転側にシフトさせ、トルクコンバータ16のロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立させようとするものである。
(ディファレンシャルギヤ装置の説明)
図2(A)において、本実施の形態に係るディファレンシャルギヤ装置10は、ディファレンシャルキャリア(図示せず)内に、ドライブピニオン56と、リングギヤ58と、ディファレンシャルケース60と、複数のピニオン62と、一対のサイドギヤ64と、出力部材66と、弾性部材の一例たるゴム68とを有して構成されている。
ドライブピニオン56は、エンジン14からの駆動トルクが伝達される歯車であり、一端がトランスミッション18に連結されたドライブシャフト70(図1(A))の他端に設けられている。リングギヤ58は、ドライブピニオン56と噛合する歯車である。ディファレンシャルケース60は、リングギヤ58に固定され、ドライブピニオン56により駆動されて、該リングギヤ58と共に回動する部材であり、ディファレンシャルキャリアに回動自在に支持されている。
複数のピニオン62は、ディファレンシャルケース60に回動自在に支持された歯車である。本実施形態では、2個のピニオン62が、ディファレンシャルケース60内において、その径方向に対向して設けられている。ディファレンシャルケース60には、その径方向に延び、かつその径方向両側で枢支された回転軸72が設けられており、ピニオン62は、該回転軸72に夫々取り付けられている。
一対のサイドギヤ64は、複数のピニオン62と夫々噛合し、ディファレンシャルギヤ装置10内で配分された駆動トルクを、車幅方向両側のアクスルシャフト42に夫々出力する歯車であり、ディファレンシャルケース60内において、車幅方向に対向して設けられている。
図3に示されるように、出力部材66は、両側のサイドギヤ64の径方向内側に、該サイドギヤ64の周方向に隙間Sをもって夫々設けられ、該サイドギヤ64からの駆動トルクを出力軸としてのアクスルシャフト42へ伝達する部材である。出力部材66の外周は、例えば4枚の外歯66Aを有する歯車状に形成されている。サイドギヤ64の内周は、該出力部材66の形状に対応した内歯64Aを有する内歯歯車状に形成されている。出力部材66の外歯66Aと、サイドギヤ64の内歯64Aとは、該サイドギヤ64の周方向において、隙間Sをもって交互に配置されている。両側の出力部材66には、両側のアクスルシャフト42が夫々スプライン嵌合している。
ゴム68は、サイドギヤ64から出力部材66へ駆動トルクを伝達するように、該サイドギヤ64と該出力部材66との間の隙間Sに設けられ、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達に関し、該駆動トルクが大きい高負荷領域よりも、該駆動トルクが小さい低負荷領域の方が低剛性であり、かつサイドギヤ64の相対回転角と、出力部材66に伝達される駆動トルクとの関係が非線形となるように構成されている。
具体的には、ゴム68は、例えば出力部材66における外歯66Aに固定され、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達時に、サイドギヤ64の内歯64Aと接触するように構成されている。なお、バックラッシ低減のために、ゴム68と内歯64Aとが常時接触するように構成してもよい。
またゴム68と、サイドギヤ64又は出力部材66との接触面積は、低負荷領域では小さく、高負荷領域では大きくなるように変化するように、サイドギヤ64の内歯64Aに向かうに従って、該サイドギヤ64の径方向における寸法が減少する断面山型に形成されている。図示の例では、ゴム68は、サイドギヤ64の正面視において、断面三角形に形成されている。ゴム68の頂点68Aは、内歯64Aに対向配置されている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。まず図3,図4において、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達に関し、該駆動トルクが大きい高負荷領域よりも、該駆動トルクが小さい低負荷領域の方が低剛性であり、かつサイドギヤ64の相対回転角と、出力部材66に伝達される駆動トルクとの関係が非線形となる原理について説明する。
ゴム68は、出力部材66における外歯66Aに固定され、サイドギヤ64の内歯64Aに向かうに従って、該サイドギヤ64の径方向寸法が減少する断面山型に形成されているので、サイドギヤ64の回転時における、出力部材66の外歯66Aに対する内歯64Aの相対変位をX、ゴム68を介して出力部材66に伝達される荷重をFとすると、相対変位Xと荷重Fとの関係は、図5に示されるような曲線Lとなる。
具体的には、相対変位Xが小さく駆動トルクが小さい低負荷領域では、ゴム68は、その頂点68Aにおいて内歯64Aと接触するので、該内歯64Aに対する接触面積は比較的小さい。またゴム68における頂点68Aは、比較的剛性が低いため、相対変位Xにより容易に圧縮変形するため、出力部材66側に伝達される荷重Fは小さくなる。即ち、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達に関し、低負荷領域で低剛性となる。
相対変位Xが大きく駆動トルクが大きい高負荷領域では、ゴム68が更に圧縮変形することで、内歯64Aに対する接触面積は比較的大きくなる。この接触面積の増大に伴い、ゴム68は圧縮変形し難くなるので、出力部材66側に伝達される荷重Fが大幅に大きくなる。即ち、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達に関し、高負荷領域で高剛性となる。
これにより、図6の実線に示されるように、出力部材66に対するサイドギヤ64の相対回転角θと、出力部材66に伝達される駆動トルクTとの関係が非線形となる。具体的には、低負荷領域(ロックアップ走行時)では、サイドギヤ64の相対回転角θに対する駆動トルクTの変化の割合が小さく、高負荷領域(加速時)では、その変化の割合が大きくなる。なお、図6において、破線は、リングギヤの相対回転角−トルク特性が線形である従来例を示している。
このように、本実施形態では、山型のゴム68を用いるという、生産性が良好で簡易な構成により、低負荷領域におけるサイドギヤ64と出力部材66との間の相対回転角−トルク特性(捩り剛性)を、従来例よりも低剛性化することができるので、図7の実線に示されるように、駆動系捩り共振系12(図1)の共振周波数fを、破線で示される従来の共振周波数f’より低回転側にシフトさせることができる。このため、トルクコンバータ16のロックアップ回転数Aを、より低い回転数Bに設定しても、こもり音の増加を抑制することができる。換言すれば、トルクコンバータ16のロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立することができる。またトルクコンバータ16におけるロックアップ回転数をより低くして、トルク伝達のロスを低減することで、車両の燃費を向上させ、CO2規制にも対応することができる。
更に、ディファレンシャルギヤ装置10内におけるサイドギヤ64の部位で捩り剛性をコントロールすることで、コストや質量の増加を最小限に抑えることができる。
[第2実施形態]
図8において、本実施の形態に係るディファレンシャルギヤ装置20では、サイドギヤ64と出力部材66との間の隙間Sに設けられる弾性部材として、サイドギヤ64の周方向に重ねて構成された、剛性の異なる2種類のゴム74,76が用いられている。ゴム74,76は、例えば2色成形により一体成形され、ゴム74の方がゴム76よりも低剛性に構成されている。またサイドギヤ64の周方向において、ゴム74の方がゴム76よりも厚く構成されている(図9)。
なお、ゴム74,76の厚さの比率は、図示の例には限られない。
ゴム74,76は、高剛性側のゴム76において、出力部材66の外歯66Aに固定され、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達時に、低剛性側のゴム74が、サイドギヤ64の内歯64Aと接触するように構成されている。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。まず、図8,図9において、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達に関し、該駆動トルクが大きい高負荷領域よりも、該駆動トルクが小さい低負荷領域の方が低剛性であり、かつサイドギヤ64の相対回転角と、出力部材66に伝達される駆動トルクとの関係が非線形となる原理について説明する。
ゴム74,76は、サイドギヤ64と出力部材66との間の隙間Sに、該サイドギヤ64の周方向に重ねて構成されているので、各々の剛性を直列合成したものが弾性部材としての全体の剛性となる。この全体の剛性のk7と、ゴム74,76の剛性k74,k76の関係は、式2のようになる。この式2を整理すると、全体の剛性k7は、式3に示されるようになる。この式3から明らかなように、低剛性側のゴム74と高剛性側のゴム76とを直列合成した全体の剛性k7は、該低剛性側のゴム74の剛性k74よりも低剛性となる。
Figure 2010121772
Figure 2010121772
但し、低剛性側のゴム74がある程度圧縮変形されてそれ以上の変形の余地が少なくなると、全体の剛性k7は高剛性側のゴム76の剛性k6に近づく。従って、図10の実線に示されるように、出力部材66に対するサイドギヤ64の相対回転角θと、出力部材66に伝達される駆動トルクTとの関係が非線形となる。具体的には、低負荷領域では、式3に示される全体の剛性k7により、サイドギヤ64の相対回転角θに対する駆動トルクTの変化の割合が小さくなり、高負荷領域(加速時)では、高剛性側のゴム76の剛性k76により、その変化の割合が大きくなる。なお、図10において、二点鎖線は、低剛性側のゴム74の剛性k74を示している。
このように、本実施形態では、サイドギヤ64と出力部材66との間の隙間Sに設けられる弾性部材として、剛性の異なる2種類のゴム74,76をサイドギヤ64の周方向に重ねるという簡易な構成により、低負荷領域におけるサイドギヤ64と出力部材66との間の相対回転角−トルク特性を、従来例よりも低剛性化することができ、駆動系捩り共振系12の共振周波数f(図7参照)を、破線で示される従来の共振周波数f’より低回転側にシフトさせることができる。このため、トルクコンバータ16のロックアップ回転数Aを、より低い回転数Bに設定しても、こもり音の増加を抑制することができる。
[第3実施形態]
図11において、本実施の形態に係るディファレンシャルギヤ装置30では、出力部材66が、サイドギヤ64にスプライン嵌合するアクスルシャフト42であり、該アクスルシャフト42に設けられたスプライン外歯42Bと、サイドギヤ64のスプライン内歯64Bとの間の隙間S(図12)に設けられる弾性部材として、ゴム78が用いられている。サイドギヤ64からアクスルシャフト42への駆動トルクの伝達時において、ゴム78と、サイドギヤ64又はアクスルシャフト42との接触面積は、低負荷領域では小さく、高負荷領域では大きくなるように変化するように構成されている。
具体的には、ゴム78は、例えばアクスルシャフト42におけるスプライン外歯42Bに固定され、サイドギヤ64からアクスルシャフト42への駆動トルクの伝達時に、サイドギヤ64のスプライン内歯64Bと接触するように構成されている。なお、バックラッシ低減のために、ゴム68とスプライン内歯64Bとが常時接触するように構成してもよい。
また図12に示されるように、ゴム78は、サイドギヤ64の径方向における寸法について、スプライン外歯42B側が大きく、スプライン内歯64B側が小さくなるように、該スプライン内歯64B側の両側の角部78Cが面取りされ、該角部78Cの間の頂面78Aが、スプライン内歯64Bに対向配置されている。
なお、ゴム78におけるスプライン内歯64B側の形状は、これに限られず、例えばサイドギヤ64の径方向の中央部が、スプライン内歯64B側に盛り上がった凸状円弧面であってもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図12において、本実施形態に係るディファレンシャルギヤ装置30では、サイドギヤ64の回転時における、アクスルシャフト42のスプライン外歯42Bに対するスプライン内歯64Bの相対変位Xが小さく駆動トルクが小さい低負荷領域では、ゴム78は、その頂面78Aにおいてスプライン内歯64Bと接触するので、該スプライン内歯64Bに対する接触面積は比較的小さい。またゴム78の頂面78Aは、比較的剛性が低いため、相対変位Xにより容易に圧縮変形するため、アクスルシャフト42に伝達される荷重Fは小さくなる。即ち、サイドギヤ64からアクスルシャフト42への駆動トルクの伝達に関し、低負荷領域で低剛性となる。
相対変位Xが大きく駆動トルクが大きい高負荷領域では、ゴム68が更に圧縮変形することで、スプライン内歯64Bに対する接触面積は比較的大きくなる。この接触面積の増大に伴い、ゴム78は圧縮変形し難くなるので、出力部材66側に伝達される荷重Fが大幅に大きくなる。即ち、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達に関し、高負荷領域で高剛性となる。
これにより、図6に示される第1実施形態と同様に、出力部材66に対するサイドギヤ64の相対回転角θと、出力部材66に伝達される駆動トルクTとの関係が非線形となる。具体的には、低負荷領域(ロックアップ走行時)では、サイドギヤ64の相対回転角θに対する駆動トルクTの変化の割合が小さく、高負荷領域(加速時)では、その変化の割合が大きくなる。
このように、本実施形態では、互いにスプライン嵌合するサイドギヤ64とアクスルシャフト42との間の隙間Sに、弾性部材としてのゴム78を設けるという簡易な構成により、低負荷領域におけるサイドギヤ64とアクスルシャフト42の間の相対回転角−トルク特性を、従来例よりも低剛性化することができ、駆動系捩り共振系12の共振周波数f(図7参照)を、破線で示される従来の共振周波数f’より低回転側にシフトさせることができる。このため、トルクコンバータ16のロックアップ回転数Aを、より低い回転数Bに設定しても、こもり音の増加を抑制することができる。
[第4実施形態]
図13において、本実施の形態に係るディファレンシャルギヤ装置40では、サイドギヤ64と出力部材66との間の隙間Sに設けられる弾性部材として、ばね80が用いられている。ばね80は、例えば圧縮コイルばねであり、サイドギヤ64の周方向に対する接線方向に沿って、該サイドギヤ64の内歯64Aと出力部材66の外歯66Aとの間の隙間Sに、例えば1つずつ組み込まれている。補足すると、サイドギヤ64の周方向に対向するサイドギヤ64の内歯64Aと、出力部材66の外歯66Aには、夫々ばね80の外径に対応した凹部64C,66Cが設けられている。ばね80の両端は、この凹部64C,66Cに差し込まれて保持されている。
無負荷時において、サイドギヤ64の内歯64Aと出力部材66の外歯66Aとの間の隙間Sは、ばね80の付勢力により維持されている。サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達時に、ばね80が所定量圧縮されると、サイドギヤ64の内歯64Aと出力部材66の外歯66Aとが接触するように構成されている。ここで、所定量とは、隙間Sに相当する。即ち、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達時において、低負荷領域では、ばね80を介してトルクの伝達が行われ、高負荷領域では、サイドギヤ64の内歯64Aと出力部材66の外歯66Aとが当接して、直接的にトルクが伝達されるようになっている。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図14において、本実施形態に係るディファレンシャルギヤ装置40では、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達の際、低負荷領域においては、サイドギヤ64の内歯64Aと出力部材66の外歯66Aとの間のばね80を介して、トルクの伝達が行われる。このときのサイドギヤ64の相対回転角−トルク特性は、ばね80の剛性(ばね定数)により定まる。トルクの伝達の際の負荷が増大し、該ばね80が所定量、即ち隙間Sがなくなるまで圧縮されると、サイドギヤ64の内歯64Aと出力部材66の外歯66Aとが接触して、直接的にトルクの伝達が行われる。サイドギヤ64及び出力部材66は、ばね80よりも高剛性であるため、サイドギヤ64の相対回転角−トルク特性を大幅に高剛性化することができる。
これにより、図15に示されるように、出力部材66に対するサイドギヤ64の相対回転角θと、出力部材66に伝達される駆動トルクTとの関係が非線形となる。具体的には、低負荷領域(ロックアップ走行時)では、ばね80の剛性により、サイドギヤ64の相対回転角θに対する駆動トルクTの変化の割合が小さく、高負荷領域(加速時)では、サイドギヤ64と出力部材66との接触により、その変化の割合が大きくなる。
このように、本実施形態では、低負荷領域においては、ばね80を介してトルク伝達を行い、高負荷領域においては、サイドギヤ64と出力部材66との接触によるトルク伝達を行う構成とすることで、低負荷領域におけるサイドギヤ64とアクスルシャフト42の間の相対回転角−トルク特性を、従来例よりも低剛性化することができ、駆動系捩り共振系12の共振周波数f(図7参照)を、破線で示される従来の共振周波数f’より低回転側にシフトさせることができる。このため、トルクコンバータ16のロックアップ回転数の低減と、こもり音の抑制を両立することができる。
なお、上記各実施形態において、弾性部材の一例として、ゴム68,74,76,78や、ばね80を挙げたが、弾性部材はこれらには限られず、サイドギヤ64から出力部材66への駆動トルクの伝達に関し、該駆動トルクが大きい高負荷領域よりも、該駆動トルクが小さい低負荷領域の方が低剛性であり、かつサイドギヤ64の相対回転角と、出力部材に伝達される駆動トルクとの関係が非線形となるようなものであればよい。
(A)駆動系捩り共振系を示す模式図である。(B)駆動系捩り共振系の等価4自由度モデルを示す模式図できる。 (A)駆動伝達機構を示す模式図である。(B)駆動伝達機構の捩り剛性を示す模式図である。 ディファレンシャルギヤ装置におけるサイドギヤ、出力部材、アクスルシャフト及びゴムを示す、図2(A)における3−3矢視拡大断面図である。 サイドギヤの相対変位により、ゴムを介して出力部材に荷重が伝達される原理を示す模式図である。 出力部材の外歯に対するサイドギヤの内歯の相対変位と、ゴムを介して出力部材に伝達される荷重との関係を示す線図である。 出力部材に対するサイドギアの相対回転角−トルク特性を示す線図である。 駆動系捩り共振系の共振周波数が、従来例よりも低回転側にシフトしている状態を示す線図である。 図8から図10は、第2実施形態に係り、図8は、ディファレンシャルギヤ装置におけるサイドギヤ、出力部材、アクスルシャフト、低剛性側のゴム及び高剛性側のゴムを示す、図3に相当する拡大断面図である。 サイドギヤの相対変位により、低剛性側のゴム及び高剛性側のゴムを介して出力部材に荷重が伝達される原理を示す模式図である。 出力部材に対するサイドギアの相対回転角−トルク特性を示す線図である。 図11及び図12は、第3実施形態に係り、図11は、ディファレンシャルギヤ装置におけるサイドギヤ、アクスルシャフト、ゴムを示す、図3に相当する拡大断面図である。 サイドギヤの相対変位により、ゴムを介して出力部材に荷重が伝達される原理を示す模式図である。 図13から図15は、第4実施形態に係り、図13は、ディファレンシャルギヤ装置におけるサイドギヤ、出力部材、アクスルシャフト及びばねを示す、図3に相当する拡大断面図である。 サイドギヤの相対変位により、ばねを介して出力部材に荷重が伝達される原理を示す模式図である。 出力部材に対するサイドギアの相対回転角−トルク特性を示す線図である。
符号の説明
10 ディファレンシャルギヤ装置
14 エンジン
20 ディファレンシャルギヤ装置
30 ディファレンシャルギヤ装置
40 ディファレンシャルギヤ装置
56 ドライブピニオン
58 リングギヤ
60 ディファレンシャルケース
62 ピニオン
64 サイドギヤ
66 出力部材
68 ゴム(弾性部材)
74 低剛性側のゴム
76 高剛性側のゴム
78 ゴム
S 隙間
T 駆動トルク
θ 相対回転角

Claims (4)

  1. エンジンからの駆動トルクが伝達されるドライブピニオンと、
    前記ドライブピニオンと噛合するリングギヤと、
    該リングギヤに固定され、該リングギヤと共に回動するディファレンシャルケースと、
    該ディファレンシャルケースに回動自在に支持された複数のピニオンと、
    前記複数のピニオンと夫々噛合する一対のサイドギヤと、
    該サイドギヤの径方向内側に、該サイドギヤの周方向に隙間をもって設けられ、該サイドギヤからの駆動トルクを出力軸へ伝達する出力部材と、
    該サイドギヤと該出力部材との間の前記隙間に設けられた弾性部材と、を有し、
    前記サイドギヤから前記出力部材への前記駆動トルクの伝達に関し、該駆動トルクが大きい高負荷領域よりも、該駆動トルクが小さい低負荷領域の方が低剛性であり、かつ前記サイドギヤの相対回転角と、前記出力部材に伝達される駆動トルクとの関係が非線形となるように構成されたディファレンシャルギヤ装置。
  2. 前記弾性部材は、ゴムであり、
    該ゴムと、前記サイドギヤ又は前記出力部材との接触面積が、前記低負荷領域では小さく、前記高負荷領域では大きくなるように変化する請求項1に記載のディファレンシャルギヤ装置。
  3. 前記弾性部材は、剛性の異なる2種類のゴムを前記サイドギヤの周方向に重ねて構成されている請求項1に記載のディファレンシャルギヤ装置。
  4. 前記弾性部材は、前記サイドギヤ及び前記出力部材よりも低剛性のばねであり、
    該ばねが所定量圧縮されると、前記サイドギヤと前記出力部材とが接触するように構成されている請求項1に記載のディファレンシャルギヤ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114135645A (zh) * 2020-09-03 2022-03-04 大众汽车股份公司 用于车辆、尤其用于机动车的差速器

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