JP2010121477A - マニュアルトランスミッションの回転同期制御装置 - Google Patents

マニュアルトランスミッションの回転同期制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】目標ギヤ位置信号が不自然に変動して回転同期中にエンジン回転数が不自然に変動することのないようにする。
【解決手段】変速レバーを矢印で示すように2→3変速中、実線矢印のストローク操作前半で、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、その補正値SToが実線矢印に保たれるようにする。この間変速レバーが1st-2nd列に保たれるため、セレクト位置補正値SEoが0である。これらの和値である目標ギヤ位置信号tGは2速対応の1のままである。一点鎖線矢印のセレクト操作では、SEおよびSEoが一点鎖線矢印のごとく2へ上昇するが、この時SToが一点鎖線矢印で示すように0に低下されるようになす。tGは示すように2となる。破線矢印のストローク操作後半で、SToが破線矢印で示すごとく0に保たれるようにする。この間、SEoが2である。よって、tGは3速対応の2に保たれる。
【選択図】図8

Description

本発明は、マニュアルトランスミッションに関し、特に、その入力軸と、エンジンのような原動機との間におけるクラッチが変速に際し解放されている間に、クラッチ前後回転を同期させてクラッチ締結時のショックを緩和する、マニュアルトランスミッションの回転同期制御装置に関するものである。
マニュアルトランスミッションは、原動機(エンジン)との間におけるクラッチの解放状態で、変速レバーをストローク操作方向中立位置においてセレクト操作したり、セレクト操作方向と直交する方向へストローク操作することにより、対応するギヤ位置の選択(切り替え)を行い、その後クラッチを締結させることにより変速段の選択(変速)を完了する。
ところで、変速段の選択後クラッチを締結させるに際しては、クラッチの前後回転が同期した状態で当該締結を行わないと、クラッチの大きな締結ショックが発生する。
かといって、クラッチの前後回転が同期するのを待っていたのでは、クラッチを締結させ得る同期状態になるまでに相当時間を要し、変速が完了するまでに長い時間が必要になる。
そこで従来、クラッチが変速に際し解放されている状態で、切り替え後における変速段のギヤ比と車速(変速機出力回転数)とで決まる変速機入力回転数(クラッチの後側回転数)に対し、クラッチの前側回転数を原動機の回転制御により同期させて、クラッチの前後回転を同期させるようにしたマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置が種々提案されている。
かかる回転同期制御装置としては従来、例えば特許文献1に記載のようなものが知られている。
この回転同期制御装置は、変速レバーのセレクト操作位置を検出するセレクト位置センサからの出力、および、変速レバーのストローク操作位置を検出するストローク位置センサからの出力を基に目標ギヤ位置を判定し、
この目標ギヤ位置および車速(トランスミッション出力回転数)から、変速後のクラッチ出力側回転数、つまり変速後にクラッチ前後回転を一致させておくのに必要な目標エンジン回転数を求め、実エンジン回転数がこの目標エンジン回転数となるようエンジンを回転数フィードバック制御するものである。
特開2007−032341号公報
しかし上記従来技術においては、ストローク位置センサ出力とセレクト位置センサ出力とに基づく目標ギヤ位置の判定に関して詳細な技術提案がなされていないため、以下の問題が発生する懸念を払拭しきれない。
つまり従来技術においては、変速レバーを変速前ギヤ位置から変速後ギヤ位置へ操作する際に通過する中立位置近辺で、回転同期制御に用いる目標ギヤ位置を如何様に決定するかについて言及していない。
従って、例えば変速レバーを第2速位置から第3速位置へ操作する場合について述べると、当該操作の途中(中立位置近辺)で、ストローク位置センサ出力とセレクト位置センサ出力とに基づいて求めた目標ギヤ位置が、第2速位置対応値から一時的に逆向きの変動を生じつつ第3速位置対応値へ変化することがある。
この場合、回転同期制御中に目標エンジン回転数が不自然な変動を生じてしまい、これに追従されるよう制御される実エンジン回転数も不自然に変動し、運転者に違和感を与えるという問題を生ずる。
本発明は、かかる問題を生ずることのないようにし得るのはもとより、更に加えて、変速中(回転同期制御中)において所望される如何なる原動機回転数変化をも惹起させ得るようにしたマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置を提案することを目的とする。
この目的のため、本発明によるマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置は、請求項1に記載のごとくに構成する。
先ず、本発明の回転同期制御装置を適用するマニュアルトランスミッションを説明するに、これは、
変速レバーのストローク操作方向中立位置でのセレクト操作と、該中立位置からのストローク操作とで、対応するギヤ位置への変速が可能なものである。
かかるマニュアルトランスミッションに用いる本発明の前提となる回転同期制御装置は、
上記の変速に際しマニュアルトランスミッションの入力軸および原動機間のクラッチが解放されている間、該クラッチの原動機側回転数が、前記変速レバーのセレクト操作位置およびストローク操作位置を検出するセレクト位置検出手段およびストローク位置検出手段の検出結果から演算した目標ギヤ位置、および、マニュアルトランスミッションの出力回転数から求め得るクラッチの目標原動機側回転数に一致するよう前記原動機を回転速度制御する型式のものである。
本発明においては特に、上記型式の回転同期制御装置におけるセレクト位置検出手段およびストローク位置検出手段を以下のような構成にする。
先ずセレクト位置センサは、変速レバーが低速セレクト列対応位置から高速セレクト列対応位置へセレクト操作されるにつれ順次大きな、数値化したセレクト位置を発するような構成となす。
またストローク位置検出手段は、変速レバーが低速段対応位置から、中立対応位置を経て、高速段対応位置へストローク操作されるにつれ順次大きな、数値化したストローク位置を発するような構成となす。
そして本発明においては、これらセレクト位置検出手段およびストローク位置検出手段からの数値化したセレクト位置およびストローク位置の和値を前記目標ギヤ位置として前記目標原動機側回転数の演算に供する目標ギヤ位置検出手段を設け、
該手段からの目標ギヤ位置が、前記変速中において所望される原動機回転数変化を惹起する態様で変化するよう、前記セレクト位置検出手段からの数値化したセレクト位置および前記ストローク位置検出手段からの数値化したストローク位置の少なくとも一方を補正して、前記目標ギヤ位置の演算に資する補正処理手段を設けた構成に特徴づけられる。
上記した本発明によるマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置によれば、
セレクト位置検出手段およびストローク位置検出手段からの数値化したセレクト位置およびストローク位置の和値を目標ギヤ位置として、回転同期制御に用いる目標原動機側回転数の演算に供するようにし、
この目標ギヤ位置が、変速中(回転同期制御中)において所望される原動機回転数変化を惹起する態様で変化するよう、セレクト位置検出手段からの数値化したセレクト位置およびストローク位置検出手段からの数値化したセレクト位置の少なくとも一方を補正して目標ギヤ位置の演算に資するため、
変速レバーの操作途中(中立位置近辺)で目標ギヤ位置が変速前ギヤ位置対応値から逆向き変動することなく変速後ギヤ位置対応値へ連続的に変化するようにしたり、
変速中(回転同期中)において所望される如何なる原動機回転数変化をも惹起させ得るような目標ギヤ位置にすることができる。
前者の目標ギヤ位置によれば、これが変速前ギヤ位置対応値から一時的にせよ逆向き変動することなく変速後ギヤ位置対応値へ向け連続的に変化するため、
回転同期制御中に目標原動機側回転数が不自然な変動を生じないこととなり、これに一致するよう制御される原動機回転数の変動が不自然なものになることがなくて、運転者に違和感を与えるという問題を回避可能である。
また後者の目標ギヤ位置によれば、これが変速中(回転同期中)において所望される如何なる原動機回転数変化をも惹起させ得ることから、変速応答を高めるなどの要求を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図1,2,6〜22に示す第1実施例、図23〜26に示す第2実施例、図27〜32に示す第3実施例、図33〜36に示す第4実施例、図37,38に示す第5実施例に基づき詳細に説明する。
[第1実施例の構成]
図1は、本発明の第1実施例になる回転同期制御装置を具えたマニュアルトランスミッションを搭載する車両のパワートレーンを示す概略系統図である。
図1において、1は、原動機であるエンジン、2は、マニュアルトランスミッションを示し、エンジン1およびマニュアルトランスミッション2間をクラッチ3により断接可能とする。
クラッチ3は、常態で内蔵バネにより係合状態を保って、エンジン1の出力軸(クランクシャフト)と、マニュアルトランスミッション2の入力軸との間を駆動結合させるが、クラッチペダル4の踏み込みにより内蔵バネに抗して解放状態にされ、エンジン1およびマニュアルトランスミッション2間を遮断するものとする。
マニュアルトランスミッション2は変速レバー5を具え、運転者がこの変速レバー5を操作することで、マニュアルトランスミッション2は同期噛合機構(シンクロメッシュ機構)を介して任意の変速段(ギヤ位置)を選択した状態にされるものとする。
変速レバー5は、車両上方から見て図3(a)に示すようなシフトゲート6に沿って操作されるものである。
シフトゲート6は、変速レバー5を図3(a)の左右方向(車幅方向)へセレクト操作可能にガイドすると共に、図3(a)の上下方向(車両前後方向)へストローク操作可能にガイドする。
このためシフトゲート6は、セレクト操作方向に沿って延設されるニュートラル(中立)ゲート部6aと、
ニュートラル(中立)ゲート部6aの左端に連なって、ここから図の上下方向(ストローク操作方向)に延設される1st(第1速選択位置)‐2nd(第2速選択位置)ゲート部6bと、
ニュートラル(中立)ゲート部6aの中央部に連なって、ここから図の上下方向(ストローク操作方向)に延設される3rd(第3速選択位置)‐4th(第4速選択位置)ゲート部6cと、
ニュートラル(中立)ゲート部6aの右端に連なって、ここから図の上下方向(ストローク操作方向)に延設される5th(第5速選択位置)‐6th(第6速選択位置)ゲート部6dとを有する。
なお図示しなかったがシフトゲート6は、図3(a)においてニュートラル(中立)ゲート部6aの右端を更に右方向へ延長され、その延長端に連なって、ここから図の下方向(車両後方へのストローク操作方向)に延設される後退選択位置ゲート部を有するが、
この後退選択位置ゲート部は、本発明の対策を施す必要がない後退選択に係わるものであるため、また、煩雑になるのを避けるため省略した。
変速レバー5をニュートラル(中立)ゲート部6a内に位置させるとき、マニュアルトランスミッション2は動力伝達不能な中立状態にされる。
なお変速レバー5は、ニュートラル(中立)ゲート部6a内に位置されているとき、図3(a)に二点鎖線で示すごとく、ニュートラル(中立)ゲート部6aと3rd‐4thゲート部6cとが交差する中立位置に弾支されるものとする。
この変速レバー5を、ニュートラル(中立)ゲート部6aに沿って1st‐2ndゲート部6bへセレクト操作し、1速位置へストローク操作することによりマニュアルトランスミッション2は第1速ギヤ位置へ投入され、同じセレクト位置で、2速位置へストローク操作することによりマニュアルトランスミッション2は第2速ギヤ位置へ投入される。
変速レバー5を、図3(a)に二点鎖線で示す中立位置において、ニュートラル(中立)ゲート部6aから3速位置へストローク操作することにより、マニュアルトランスミッション2は第3速ギヤ位置へ投入され、同じ中立位置で、ニュートラル(中立)ゲート部6a から4速位置へストローク操作することによりマニュアルトランスミッション2は第4速ギヤ位置へ投入される。
変速レバー5を、ニュートラル(中立)ゲート部6aに沿って5th‐6thゲート部6dへセレクト操作し、5速位置へストローク操作することによりマニュアルトランスミッション2は第5速ギヤ位置へ投入され、同じセレクト位置で、6速位置へストローク操作することによりマニュアルトランスミッション2は第6速ギヤ位置へ投入される。
勿論、上記した変速段への投入は、クラッチペダル4の踏み込みによりクラッチ3を解放し、マニュアルトランスミッション2をエンジン1から遮断した状態で行うのは言うまでもない。
現在選択中の変速前ギヤ位置から変速後ギヤ位置への切り替え(変速)に際しては、クラッチペダル4の踏み込みによりクラッチ3を解放し、マニュアルトランスミッション2をエンジン1から遮断した状態で、変速レバー5を、変速前ギヤ位置に対応したシフト位置から中立位置へ戻すことにより(ストローク操作前半により)、セレクト操作可能なニュートラル(中立)ゲート部6a内の位置となす。
次いで変速レバー5をこのニュートラル(中立)ゲート部6aに沿いセレクト操作して変速後ギヤ位置に対応したセレクト位置となし、
このセレクト位置で変速後ギヤ位置に対応した方向へストローク操作することにより(ストローク操作後半により)、変速後ギヤ位置への切り替え(変速)を行う。
その後、クラッチペダル4の釈放によりクラッチ3を締結してマニュアルトランスミッション2をエンジン1に結合することで、上記変速後ギヤ位置への切り替え(変速)を完了することができる。
ところで当該クラッチ3の締結は、クラッチ3の前後回転(エンジン側回転数および変速機側回転数)が同期した状態で行わないと、大きなクラッチの締結ショックを生ずる。
そのため本実施例においては、エンジン1の回転制御によりクラッチ3の前後回転を同期させるようにするため、図1に示すごとく当該回転同期のためのエンジンコントローラ11を設ける。
当該エンジンコントローラ11には、クラッチペダル4の踏み込みを検知してクラッチ3が解放状態である時にONとなるクラッチペダルスイッチ12からの信号と、
エンジン1の回転数Ne(クラッチ3の前側回転数)を検出するエンジン回転センサ13から信号と、
変速機出力回転数Noを検出する変速機出力回転センサ14からの信号と、
変速レバー5のセレクト操作量を検出するセレクト位置センサ15からのセンサ出力Vse(電圧)と、
変速レバー5のストローク操作量を検出するストローク位置センサ16からのセンサ出力Vst(電圧)と、
アクセルペダル7の踏み込み量(アクセル開度APO)を検出するアクセル開度センサ17からの信号とを入力する。
セレクト位置センサ15は、変速レバー5のセレクト操作に応動して低速側の1st-2ndセレクト列から高速側の5th-6thセレクト列に向かうにつれ高くなるセンサ出力Vse(電圧)を発生するもので、
このセンサ出力Vse(電圧)を基に、図3(a)に示すごとく、
変速レバー5が低速側の1st-2ndセレクト列(1st‐2ndゲート部6b)にあるときのセレクト位置SEを0と数値化し、
変速レバー5が中速の3rd‐4thセレクト列(3rd‐4thゲート部6c)にあるときのセレクト位置SEを2と数値化し、
変速レバー5が高速側の5th‐6th セレクト列(5th‐6thゲート部6d)にあるときのセレクト位置SEを4と数値化する。
よって、かかる数値化を行うためのエンジンコントローラ11内の図示せざる部分は、セレクト位置センサ15と共に、本発明におけるセレクト位置検出手段を構成する。
そして以後、変速レバー5のセレクト位置SEを、上記の通り数値化した「セレクト位置SE=0」、「セレクト位置SE=2」、「セレクト位置SE=4」のように呼称することとする。
ストローク位置センサ16は、変速レバー5のストローク操作に応動して1st,3rd,5thの低速段側ストローク位置から2nd,4th,6thの高速段側ストローク位置に向かうにつれ高くなるセンサ出力Vst(電圧)を発生するもので、
このセンサ出力Vst(電圧)を基に、図3(a)に示すごとく、
変速レバー5が1st,3rd,5thの低速段側ストローク位置にあるときのストローク位置STを0と数値化し、
変速レバー5がニュートラル(中立)ゲート部6aの近辺位置へストロークされているときのストローク位置STを0.5と数値化し、
変速レバー5が2nd,4th,6thの高速段側ストローク位置にあるときのストローク位置STを1と数値化する。
よって、かかる数値化を行うためのエンジンコントローラ11内の図示せざる部分は、ストローク位置センサ16と共に、本発明におけるストローク位置検出手段を構成する。
そして以後、変速レバー5のストローク位置STを、上記の通り数値化した「ストローク位置ST=0」、「ストローク位置ST=0.5」、「ストローク位置ST=1」のように呼称することとする。
エンジンコントローラ11は、上記した各種センサからの情報をもとに、上記変速時におけるクラッチ3の回転同期を図るべく、エンジン1を回転速度制御する。
なおエンジン1の回転速度制御は、一般的な手法を用いて、図1に示す電子制御式スロットルバルブ21の開度(スロットル開度)を加減することにより実現することができる。
エンジンコントローラ11は通常、スロットルバルブ21の目標開度(目標スロットル開度)TVOをアクセル開度APOに対応した開度とし、この目標スロットル開度TVOとなるようモータ22によりスロットルバルブ21を開度制御するが、
クラッチ3の回転同期を図るべくエンジン1を回転速度制御する際は、目標スロットル開度TVOをアクセル開度APOとは別に、クラッチ3の回転同期が実現されるように加減するものとする。
上記回転同期制御用の目標スロットル開度TVOを決定するエンジンコントローラ11の回転同期制御部は、図2のブロック線図により示すようなものとする。
目標ギヤ位置検出部31は基本的には図3(b)に明示するごとく、前記の通り数値化したセレクト位置SEおよびストローク位置STを加算して、両者の和値(SE+ST)を、運転者が変速レバー5で指令する目標ギヤ位置tG(単位のない数値)として出力する。
従って図3(a)に示すように、変速レバー5が1st(1速)位置にあるとき、目標ギヤ位置tGは0であり、
変速レバー5が2nd(2速)位置にあるとき、目標ギヤ位置tGは1であり、
変速レバー5が3rd(3速)位置にあるとき、目標ギヤ位置tGは2であり、
変速レバー5が4th(4速)位置にあるとき、目標ギヤ位置tGは3であり、
変速レバー5が5th(5速)位置にあるとき、目標ギヤ位置tGは4であり、
変速レバー5が6th(6速)位置にあるとき、目標ギヤ位置tGは5である。
よって、目標ギヤ位置tGの数値から、運転者が変速レバー5で指令している目標ギヤ位置を判定することができる。
図2の目標エンジン回転数算出部32は、目標ギヤ位置検出部31からの目標ギヤ位置tG(変速後ギヤ比)と、現在の変速機出力回転数Noとから、クラッチ3の前後回転を同期させるのに必要な目標エンジン回転数tNeを求める。
回転同期制御実行判定部33は、クラッチペダルスイッチ12からの信号および変速機出力回転数Noから、クラッチペダル4が踏み込まれてクラッチ3が解放状態であり、且つ、変速機出力回転数Noがクラッチ回転同期制御を行ってもよい車速域である時に、クラッチ回転同期制御実行許可信号を出力する。
回転同期制御部(エンジン回転数フィードバック制御部)34は、回転同期制御実行判定部33からクラッチ回転同期制御実行許可信号が出力されている間、算出部32からの目標エンジン回転数tNeに実エンジン回転数Neを一致させるのに必要な目標エンジントルクtTeを求める。
エンジントルク制御部35は、この目標エンジントルクtTeが達成されるような目標スロットル開度TVOを求め、これを図1のモータ22へ指令してスロットルバルブ21の開度を目標スロットル開度TVOに一致させる。
以上により、実エンジン回転数Neが目標エンジン回転数tNeに一致し、結果として、変速中のため解放状態にされているクラッチ3の前後回転が同期し、クラッチ3の締結により変速を完了させた時に大きな変速ショックが発生しないようにし得る。
ところで、目標ギヤ位置検出部31が図3(b)に示すごとく、数値化したセレクト位置SEおよびストローク位置STをそのまま用いて、両者の和値を目標ギヤ位置tG(=SE+ST)とする場合、以下に説明するような問題を生ずる。
変速レバー5を例えば図4に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、2nd位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第3速へ変速させる場合について考察する。
変速レバー5を2nd位置から中立ゲート部6aへストローク操作するストローク操作前半で、目標ギヤ位置tGが2速対応値の1から0.5へと低下し、
変速レバー5を中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列へセレクト操作する時、目標ギヤ位置tGが0.5から2.5へ上昇し、
変速レバー5を3rd-4thセレクト列で3rd位置へストローク操作するストローク操作後半で、目標ギヤ位置tGが2.5 から3速対応値の2へと低下する。
このため、変速レバー5を図4に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、2nd位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第3速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図5に示すように2速対応値の1から3速対応値の2へ向かう途中で、2速対応値の1よりも低い0.5へ低下し、その後3速対応値の2よりも高い2.5へ上昇するというように、一時的に逆向きの変動を生じたり、変速操作範囲外の値を経由しつつ、変速前ギヤ位置(2速)対応値の1から変速後ギヤ位置(3速)対応値の2に向かう。
一方で回転同期制御中に目標エンジン回転数tNeは前記した通り、目標ギヤ位置tGの数値を基に算出しており、目標エンジン回転数tNeも図5に一点鎖線で示すように一時的に高くなったり、低くなるような不自然な変動を生ずる。
また回転同期制御が、実エンジン回転数Neを目標エンジン回転数tNeに追従させるよう制御するものであるため、実エンジン回転数Neが図5に実線で示すごとく不自然に上下変動し、運転者がこれを違和感と感ずる。
かかる問題を生ずることのないようにするため、本実施例では図6に示すごとく、本発明における目標ギヤ位置検出手段に相当する目標ギヤ位置検出部31に対し、本発明における補正処理手段に相当する補正処理部31aを設け、
これにより、ストローク位置STおよびセレクト位置SEをそれぞれ後述するごとくに補正したストローク位置補正値SToおよびセレクト位置補正値SEoを加算器31bで合算して得られる両者の和値を目標ギヤ位置tG(=STo+SEo)となすよう構成する。
補正処理部31aによるストローク位置STおよびセレクト位置SEの補正要領を、図7に基づき以下に説明する。
変速レバー5を図7(a)に実線矢印で示すように、変速前ギヤ対応位置から中立対応位置までストロークさせるストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図7(b)に実線矢印で示すごとく、ストローク位置STの変化に関係なく変速前ギヤ対応値に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
変速レバー5を図7(a)に破線矢印で示すように、中立対応位置から変速後ギヤ対応位置までストロークさせるストローク操作後半では、
このストローク操作後半がセレクト操作後のものである場合、ストローク位置補正値SToが図7(b)に水平破線矢印で示すごとく、ストローク位置STの変化に関係なく、変速レバー5が中立対応位置にある時の数値に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなし、
上記のストローク操作後半がセレクト操作無しに行われるものである場合、ストローク位置補正値SToがストローク位置STに対し図7(b)に斜め破線矢印で示すごとく変化するよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
変速レバー5を図7(a)に一点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置に向けセレクト操作するセレクト操作前半、および、変速レバー5を図7(a)に二点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置から遠ざかる方向へセレクト操作するセレクト操作後半ではそれぞれ、
ストローク位置補正値SToが図7(b)に一点鎖線矢印および二点鎖線矢印で示すごとく、ストローク位置STの0.5での固定状態に関係なく、現在の数値(1または0)から反対側限界数値(0または1)に切り替えられるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
変速レバー5を図7(a)に一点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置に向けセレクト操作するセレクト操作前半、および、変速レバー5を図7(a)に二点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置から遠ざかる方向へセレクト操作するセレクト操作後半ではそれぞれ、
セレクト位置補正値SEoが図7(c)に一点鎖線矢印および二点鎖線矢印で示すごとく、セレクト位置SEと同じに保たれるよう、セレクト位置SEを補正せず、これをそのままセレクト位置補正値SEoとなす。
[第1実施例の作用・効果]
以上のようなストローク位置補正値SToおよびセレクト位置補正値SEoに基づく回転同期制御を、図8〜22により以下に説明する。
(2→3変速時の作用・効果)
図4の場合と同様、変速レバー5を図8(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、2nd位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第3速へ変速させる場合について先ず説明する。
変速レバー5を図8(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図8(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図8(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図8(a)に示すように2速対応値の1のままである。
変速レバー5をその後、図8(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの2への上昇につれ、図8(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じ2へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図8(b)に一点鎖線矢印で示すように0に低下されるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図8(a)に示すように2となる。
変速レバー5をその後、図8(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから3rd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図8(b)に破線矢印で示すように0に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図8(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図8(a)に示すように2を保ち、このtG=2は3速対応値である。
よって、変速レバー5を図8(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、2nd位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第3速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図9に実線で示すように2速対応値の1から3速対応値の2へ順方向に変化する。
つまり、図5の目標ギヤ位置tG波形を移記した図9に破線で示す目標ギヤ位置tG波形と、図9に実線で示す目標ギヤ位置tG波形との比較から明らかなように、
目標ギヤ位置tGが2速対応値の1から3速対応値の2へ変化する途中で、2速対応値の1よりも低い値に低下したり、3速対応値の2よりも高い値へ上昇するというように、一時的な逆向きの変動を生じたり、変速操作範囲外の値を経由しつつ、変速前ギヤ位置(2速)対応値の1から変速後ギヤ位置(3速)対応値の2に向かうことがない。
従って、2→3変速時の回転同期制御中に目標エンジン回転数tNeを前記した通り、目標ギヤ位置tGを基に算出していると雖も、この目標エンジン回転数tNeが図9に一点鎖線で示すように変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、目標エンジン回転数tNeが一時的に高くなったり、低くなるような不自然な変動を生ずることがない。
このため、実エンジン回転数Neを目標エンジン回転数tNeに追従させる回転同期制御中において、実エンジン回転数Neが図9に実線で示すごとく変速前回転数から変速後回転数へと絶えず順方向に変化し、実エンジン回転数Neが不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
なお、図9に破線で示す目標エンジン回転数tNeおよび実エンジン回転数Neの波形は、比較の都合上、図5に示す目標エンジン回転数tNeおよび実エンジン回転数Neの波形を移記したものである。
(1→2変速時の作用・効果)
変速レバー5を図10(a)に実線矢印および破線矢印で示すごとく、1st位置からセレクト操作無しに2nd位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第1速から第2速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図10(a)に実線矢印で示すごとく1st位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図10(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図10(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図10(a)に示すように1速対応値の0のままである。
変速レバー5をその後、図10(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが、ストローク位置STの0.5から1への上昇に対し図10(b)に破線矢印で示すごとく0から1に上昇されるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図10(c)に示すように0に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図10(a)に示すように2速対応値の1となる。
よって、変速レバー5を図10(a)に実線矢印および破線矢印で示すように、1st位置からセレクト操作無しに2nd位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第1速から第2速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図10(a)に示すように1速対応値の0から2速対応値の1へ順方向に変化する。
つまり、目標ギヤ位置tGが1速対応値の0から2速対応値の1へ変化する途中で、1速対応値の0よりも低い値に低下したり、2速対応値の1よりも高い値へ上昇するというように、一時的な逆向きの変動を生じたり、変速操作範囲外の値を経由しつつ、変速前ギヤ位置(1速)対応値の0から変速後ギヤ位置(2速)対応値の1に向かうことがない。
従って、1→2変速時の回転同期制御中に目標エンジン回転数tNeを前記した通り、目標ギヤ位置tGの数値を基に算出していると雖も、この目標エンジン回転数tNeが変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、目標エンジン回転数tNeが一時的に高くなったり、低くなるような不自然な変動を生ずることがない。
このため、実エンジン回転数Neを目標エンジン回転数tNeに追従させる回転同期制御中において、実エンジン回転数Neが変速前回転数から変速後回転数へと絶えず順方向に変化し、実エンジン回転数Neが不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(3→4変速時の作用・効果)
変速レバー5を図11(a)に実線矢印および破線矢印で示すごとく、3rd位置からセレクト操作無しに4th位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第4速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図11(a)に実線矢印で示すごとく3rd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図11(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図11(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図11(a)に示すように3速対応値の2のままである。
変速レバー5をその後、図11(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから4th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが、ストローク位置STの0.5から1への上昇に対し図11(b)に破線矢印で示すごとく0から1に上昇されるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図11(c)に示すように2に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図11(a)に示すように4速対応値の3となる。
よって、変速レバー5を図11(a)に実線矢印および破線矢印で示すように、3rd位置からセレクト操作無しに4th位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第4速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図11(a)に示すように3速対応値の2から4速対応値の3へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する3→4変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(4→5変速時の作用・効果)
変速レバー5を図12(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、4th位置から5th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第4速から第5速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図12(a)に実線矢印で示すごとく4th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図12(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図12(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図12(a)に示すように4速対応値の3のままである。
変速レバー5をその後、図12(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から5th-6thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの4への上昇につれ、図12(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じ4へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図12(b)に二点鎖線矢印で示すように0に低下されるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図12(a)に示すように4となる。
この目標ギヤ位置tG=4は、セレクト後の5th-6thセレクト列における二つのギヤ位置(5速、6速)に対応した数値(4,5)のうち、変速前ギヤ位置(3)に近い方のギヤ位置(4)である。
変速レバー5をその後、図12(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから5th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図12(b)に破線矢印で示すように0に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図12(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図12(a)に示すように4を保ち、このtG=4は5速対応値である。
よって、変速レバー5を図12(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、4th位置から5th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第4速から第5速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図12(a)に示すように4速対応値の3から5速対応値の4へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する4→5変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(5→6変速時の作用・効果)
変速レバー5を図13(a)に実線矢印および破線矢印で示すごとく、5th位置からセレクト操作無しに6th位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第6速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図13(a)に実線矢印で示すごとく5th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図13(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図13(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図13(a)に示すように5速対応値の4のままである。
変速レバー5をその後、図13(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから6th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが、ストローク位置STの0.5から1への上昇に対し図13(b)に破線矢印で示すごとく0から1に上昇されるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図13(c)に示すように4に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図13(a)に示すように6速対応値の5となる。
よって、変速レバー5を図13(a)に実線矢印および破線矢印で示すように、5th位置からセレクト操作無しに6th位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第6速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図13(a)に示すように5速対応値の4から6速対応値の5へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する5→6変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(6→5変速時の作用・効果)
変速レバー5を図14(a)に実線矢印および破線矢印で示すごとく、6th位置からセレクト操作無しに5th位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第6速から第5速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図14(a)に実線矢印で示すごとく6th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図14(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図14(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図14(a)に示すように6速対応値の5のままである。
変速レバー5をその後、図14(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから5th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが、ストローク位置STの0.5から0への低下に対し図14(b)に破線矢印で示すごとく1から0に低下されるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図14(c)に示すように4に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図14(a)に示すように5速対応値の4となる。
よって、変速レバー5を図14(a)に実線矢印および破線矢印で示すように、6th位置からセレクト操作無しに5th位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第6速から第5速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図14(a)に示すように6速対応値の5から5速対応値の4へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する6→5変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(5→4変速時の作用・効果)
変速レバー5を図15(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、5th位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第4速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図15(a)に実線矢印で示すごとく5th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図15(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図15(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図15(a)に示すように5速対応値の4のままである。
変速レバー5をその後、図15(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で5th-6thセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの2への低下につれ、図15(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じ2へ低下すると同時に、ストローク位置補正値SToが図15(b)に一点鎖線矢印で示すように1に上昇されるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図15(a)に示すように3となる。
この目標ギヤ位置tG=3は、セレクト後の3rd-4th セレクト列における二つのギヤ位置(3速、4速)に対応した(2,3)のうち、変速前ギヤ位置(4)に近い方のギヤ位置(3)である。
変速レバー5をその後、図15(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから4th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図15(b)に破線矢印で示すように1に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図15(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図15(a)に示すように3を保ち、このtG=3は4速対応値である。
よって、変速レバー5を図15(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、5th位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第4速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図15(a)に示すように5速対応値の4から4速対応値の3へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する5→4変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(4→3変速時の作用・効果)
変速レバー5を図16(a)に実線矢印および破線矢印で示すごとく、4th位置からセレクト操作無しに3rd位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第4速から第3速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図16(a)に実線矢印で示すごとく4th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図16(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図16(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図16(a)に示すように4速対応値の3のままである。
変速レバー5をその後、図16(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから3rd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが、ストローク位置STの0.5から0への低下に対し図16(b)に破線矢印で示すごとく1から0に低下されるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図16(c)に示すように2に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図16(a)に示すように3速対応値の2となる。
よって、変速レバー5を図16(a)に実線矢印および破線矢印で示すように、4th位置からセレクト操作無しに3rd位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第4速から第3速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図16(a)に示すように4速対応値の3から3速対応値の2へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する4→3変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(3→2変速時の作用・効果)
変速レバー5を図17(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、3rd位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第2速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図17(a)に実線矢印で示すごとく3rd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図17(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図17(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図17(a)に示すように3速対応値の2のままである。
変速レバー5をその後、図17(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から1st-2ndセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの0への低下につれ、図17(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じ0へ低下すると同時に、ストローク位置補正値SToが図17(b)に二点鎖線矢印で示すように1に上昇されるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図17(a)に示すように1となる。
この目標ギヤ位置tG=1は、セレクト後の1st-2nd セレクト列における二つのギヤ位置(1速、2速)に対応した(0,1)のうち、変速前ギヤ位置(3)に近い方のギヤ位置(1)である。
変速レバー5をその後、図17(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図17(b)に破線矢印で示すように1に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図17(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図17(a)に示すように1を保ち、このtG=1は2速対応値である。
よって、変速レバー5を図17(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、3rd位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第2速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図17(a)に示すように3速対応値の2から2速対応値の1へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する3→2変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(2→1変速時の作用・効果)
変速レバー5を図18(a)に実線矢印および破線矢印で示すごとく、2nd位置からセレクト操作無しに1st位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第1速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図18(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図18(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図18(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図18(a)に示すように2速対応値の1のままである。
変速レバー5をその後、図18(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから1st位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが、ストローク位置STの0.5から0への低下に対し図18(b)に破線矢印で示すごとく1から0に低下されるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図18(c)に示すように0に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図18(a)に示すように1速対応値の0となる。
よって、変速レバー5を図18(a)に実線矢印および破線矢印で示すように、2nd位置からセレクト操作無しに1st位置へ切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第1速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図18(a)に示すように2速対応値の1から1速対応値の0へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する2→1変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(1→3変速時の作用・効果)
変速レバー5を図19(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、1st位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第1速から第3速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図19(a)に実線矢印で示すごとく1st位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図19(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図19(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図19(a)に示すように1速対応値の0のままである。
変速レバー5をその後、図19(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの0から2への上昇につれ、図19(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じく0から2へ上昇すると共に、ストローク位置補正値SToが図19(b)に示すように0に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図19(a)に示すように2となる。
この目標ギヤ位置tG=2は、セレクト後の3rd-4th セレクト列における二つのギヤ位置(3速、4速)に対応した(2,3)のうち、変速前ギヤ位置(0)に近い方のギヤ位置(2)である。
変速レバー5をその後、図19(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから3rd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図19(b)に破線矢印で示すように、ストローク位置STの0.5から0への低下に関係なく、0に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図19(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図19(a)に示すように2を保ち、このtG=2は3速対応値である。
よって、変速レバー5を図19(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、1st位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第1速から第2速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図19(a)に示すように1速対応値の0から3速対応値の2へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する1→3変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(2→4変速時の作用・効果)
変速レバー5を図20(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、2nd位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第4速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図20(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図20(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図20(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図20(a)に示すように2速対応値の1のままである。
変速レバー5をその後、図20(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの0から2への上昇につれ、図20(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じく0から2へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図20(b)に一点鎖線矢印で示すごとく0にされるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図20(a)に示すように2となる。
この目標ギヤ位置tG=2は、セレクト後の3rd-4th セレクト列における二つのギヤ位置(3速、4速)に対応した(2,3)のうち、変速前ギヤ位置(1)に近い方のギヤ位置(2)である。
変速レバー5をその後、図20(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから4th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図20(b)に破線矢印で示すように、ストローク位置STの0.5から1への上昇から切り離されて、0から1に上昇されるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図20(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図20(a)に示すように3となり、このtG=3は4速対応値である。
よって、変速レバー5を図20(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、2nd位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第4速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図20(a)に示すように2速対応値の1から4速対応値の3へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する2→4変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(2→5変速時の作用・効果)
変速レバー5を図21(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、二点鎖線矢印および破線矢印で示すごとく、2nd位置から5th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第5速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図21(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図21(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図21(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図21(a)に示すように2速対応値の1のままである。
変速レバー5をその後、図21(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの0から2への上昇につれ、図21(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じく0から2へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図21(b)に一点鎖線矢印で示すごとく0にされるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図21(a)に示すように2となる。
変速レバー5を図21(a)の二点鎖線矢印により示すごとく、中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から更に同方向へセレクト操作して5th-6thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの2から4への上昇につれ、図21(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じく2から4へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図21(b)に一点鎖線矢印で示すごとく低下した時の0に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図21(a)に示すように4となる。
この目標ギヤ位置tG=4は、セレクト後の5th-6th セレクト列における二つのギヤ位置(5速、6速)に対応した(4,5)のうち、変速前ギヤ位置(1)に近い方のギヤ位置(4)である。
変速レバー5をその後、図21(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから5th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図21(b)に破線矢印で示すように、ストローク位置STの0.5から0への低下から切り離されて、0に保たれるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図21(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図21(a)に示すように4となり、このtG=4は5速対応値である。
よって、変速レバー5を図21(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、二点鎖線矢印および破線矢印で示すように、2nd位置から5th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第5速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図21(a)に示すように2速対応値の1から5速対応値の4へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する2→5変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(5→2変速時の作用・効果)
変速レバー5を図22(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、5th位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第2速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図22(a)に実線矢印で示すごとく5th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図22(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図22(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図22(a)に示すように5速対応値の4のままである。
変速レバー5をその後、図22(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で5th-6thセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの4から2への低下につれ、図22(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じく4から2へ低下すると同時に、ストローク位置補正値SToが図22(b)に一点鎖線矢印で示すごとく1にされるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図22(a)に示すように3となる。
変速レバー5を図22(a)の二点鎖線矢印により示すごとく、中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から更に同方向へセレクト操作して1st-2ndセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの2から0への低下につれ、図22(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じく2から0へ低下すると同時に、ストローク位置補正値SToが図22(b)に一点鎖線矢印で示すごとく上昇した時の1に保たれるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図22(a)に示すように1となる。
この目標ギヤ位置tG=1は、セレクト後の1st-2nd セレクト列における二つのギヤ位置(1速、2速)に対応した(0,1)のうち、変速前ギヤ位置(4)に近い方のギヤ位置(1)である。
変速レバー5をその後、図22(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図22(b)に破線矢印で示すように1に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図22(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図22(a)に示すように1を保ち、このtG=1は2速対応値である。
よって、変速レバー5を図22(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、5th位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第2速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図22(a)に示すように5速対応値の4から2速対応値の1へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する5→2変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
[第2実施例の構成]
図23は本発明の第2実施例を示し、図7に対応する図面であるが、本実施例においては、セレクト操作を伴うダウンシフト時に、前記した第1実施例と異なる目標ギヤ位置tGの決定要領として、同様な作用効果が得られるにしたものである。
このために、図6の補正処理部31aによるストローク位置STおよびセレクト位置SEの補正要領を、図23に基づき以下に説明するようなものとする。
変速レバー5を図23(a)に実線矢印で示すように、変速前ギヤ対応位置から中立対応位置までストロークさせるストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図23(b)に実線矢印で示すごとく、ストローク位置STの変化に関係なく変速前ギヤ対応値に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
変速レバー5を図23(a)に破線矢印で示すように、中立対応位置から変速後ギヤ対応位置までストロークさせるストローク操作後半では、
このストローク操作後半がセレクト操作後のものであって、低速段側へのストロークである場合、ストローク位置補正値SToが図23(b)に水平破線矢印で示すごとく、ストローク位置STの変化に関係なく、変速レバー5が中立対応位置にある時の数値0に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなし、
上記のストローク操作後半がセレクト操作無しに行われるものである場合、また、このストローク操作後半がセレクト操作後のものであっても、高速段側へのストロークである場合、ストローク位置補正値SToがストローク位置STに対し図23(b)に斜め破線矢印で示すごとく変化するよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
変速レバー5を低速段側セレクト列から高速段側セレクト列に向けセレクト操作している間(アップシフト時)において、変速レバー5を図23(a)に一点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置に向けセレクト操作するセレクト操作前半、および、変速レバー5を図23(a)に二点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置から遠ざかる方向へセレクト操作するセレクト操作後半ではそれぞれ、
ストローク位置補正値SToが図23(b)に一点鎖線矢印(アップシフト時)および二点鎖線矢印(アップシフト時)で示すごとく、ストローク位置STの0.5での固定状態に関係なく、現在の数値(1)から反対側限界数(0)に切り替えられるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
同じく変速レバー5を低速段側セレクト列から高速段側セレクト列に向けセレクト操作している間(アップシフト時)において、変速レバー5を図23(a)に一点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置に向けセレクト操作するセレクト操作前半、および、変速レバー5を図23(a)に二点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置から遠ざかる方向へセレクト操作するセレクト操作後半ではそれぞれ、
セレクト位置補正値SEoが図23(c)に45°勾配の一点鎖線矢印(アップシフト時)および二点鎖線矢印(アップシフト時)で示すごとく、セレクト位置SEと同じに保たれるよう、セレクト位置SEを補正せず、これをそのままセレクト位置補正値SEoとなす。
しかし変速レバー5を逆に高速段側セレクト列から低速段側セレクト列に向けセレクト操作している間(ダウンシフト時)において、変速レバー5を図23(a)に一点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置に向けセレクト操作するセレクト操作前半、および、変速レバー5を図23(a)に二点鎖線矢印で示すように、中立ゲート部6a内でセレクト方向中立位置から遠ざかる方向へセレクト操作するセレクト操作後半ではそれぞれ、
セレクト位置補正値SEoが図23(c)に一点鎖線矢印(通常ダウンシフト時)および二点鎖線矢印(通常ダウンシフト時、飛び越しダウンシフト時)で示すごとく、セレクト位置SEの低下に対し遅れを持って低下するよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
つまり、飛び越しダウンシフト以外の通常ダウンシフトであれば、高速段側セレクト列から低速段側セレクト列へのセレクト操作につれ、セレクト位置補正値SEoが図23(c)に一点鎖線矢印(通常ダウンシフト時)で示すごとく、4から3に低下した後、破線矢印で示すごとくセレクト位置SEと同じ2となり、その後、二点鎖線矢印(通常ダウンシフト時)で示すごとく、2から1に低下した後、破線矢印で示すごとくセレクト位置SEと同じ0となるよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
しかし飛び越しダウンシフトであれば、セレクト位置補正値SEoが図23(c)に一点鎖線矢印(通常ダウンシフト時)で示すごとく4から3に低下した後に、二点鎖線矢印(飛び越しダウンシフト時)で示す勾配をもって3から1に低下するよう、そしてその後、破線矢印で示すごとくセレクト位置SEと同じ0となるよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
[第2実施例の作用・効果]
以上のようなストローク位置補正値SToおよびセレクト位置補正値SEoに基づく回転同期制御を、図24〜26に基づき以下に説明する。
なお、アップシフト時の回転同期制御は第1実施例と同じであるため、ダウンシフト時の回転同期制御について説明するのみとする。
(5→4変速時の作用・効果)
変速レバー5を図24(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、5th位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第4速へ変速させる場合について先ず説明する。
変速レバー5を図24(a)に実線矢印で示すごとく5th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図24(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図24(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図24(a)に示すように5速対応値の4のままである。
変速レバー5をその後、図24(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で5th-6thセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの2への低下につれ、図24(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが3へ低下するため、また、変速レバー5のストローク位置が不変でストローク位置補正値SToが図24(b)の実線矢印の終点値(0)に保たれているため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図24(a)に示すように3となる。
この目標ギヤ位置tG=3は、セレクト後の3rd-4th セレクト列における二つのギヤ位置(3速、4速)に対応した(2,3)のうち、変速前ギヤ位置(4)に近い方のギヤ位置(3)である。
変速レバー5をその後、図24(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから4th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図24(b)に破線矢印で示すように、ストローク位置STの0.5から1への上昇に呼応して0から1に上昇されるため、また、これに同期して、変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままであっても、セレクト位置補正値SEoが図24(c)に破線矢印で示すように2にされるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図24(a)に示すように3を保ち、このtG=3は4速対応値である。
よって、変速レバー5を図24(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、5th位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第4速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図24(a)に示すように5速対応値の4から4速対応値の3へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する5→4変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(3→2変速時の作用・効果)
変速レバー5を図25(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、3rd位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第2速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図25(a)に実線矢印で示すごとく3rd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図25(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図25(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図25(a)に示すように3速対応値の2のままである。
変速レバー5をその後、図25(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から1st-2ndセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの0への低下につれ、図25(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが1へ低下するため、また、変速レバー5のストローク位置が不変でストローク位置補正値SToが図25(b)の実線矢印の終点値(0)に保たれているため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図25(a)に示すように1となる。
この目標ギヤ位置tG=1は、セレクト後の1st-2nd セレクト列における二つのギヤ位置(1速、2速)に対応した(0,1)のうち、変速前ギヤ位置(2)に近い方のギヤ位置(1)である。
変速レバー5をその後、図25(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図25(b)に破線矢印で示すように、ストローク位置STの0.5から1への上昇に呼応して0から1に上昇されるため、また、これに同期して、変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままであっても、セレクト位置補正値SEoが図25(c)に破線矢印で示すように0にされるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図25(a)に示すように1を保ち、このtG=1は2速対応値である。
よって、変速レバー5を図25(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、3rd位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第2速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図25(a)に示すように3速対応値の2から2速対応値の1へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する3→2変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
(5→2変速時の作用・効果)
変速レバー5を図26(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、5th位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第2速へ飛び越し変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図26(a)に実線矢印で示すごとく5th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図26(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図26(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図26(a)に示すように5速対応値の4のままである。
変速レバー5をその後、図26(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で5th-6thセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの4から2への低下につれ、図26(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが4から3へ低下するため、また、変速レバー5のストローク位置が不変でストローク位置補正値SToが図26(b)の実線矢印の終点値(0)に保たれているため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図26(a)に示すように3となる。
変速レバー5を図26(a)の二点鎖線矢印により示すごとく、中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から更に同方向へセレクト操作して1st-2ndセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの2から0への低下につれ、図26(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが3から1へ低下するため、また、変速レバー5のストローク位置が不変でストローク位置補正値SToが図26(b)の実線矢印の終点値(0)に保たれているため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図26(a)に示すように1となる。
この目標ギヤ位置tG=1は、セレクト後の1st-2nd セレクト列における二つのギヤ位置(1速、2速)に対応した(0,1)のうち、変速前ギヤ位置(4)に近い方のギヤ位置(1)である。
変速レバー5をその後、図26(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図26(b)に破線矢印で示すように、ストローク位置STの0.5から1への上昇に呼応して0から1に上昇されるため、また、これに同期して、変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままであっても、セレクト位置補正値SEoが図26(c)に破線矢印で示すように0にされるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図26(a)に示すように1を保ち、このtG=1は2速対応値である。
よって、変速レバー5を図26(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、5th位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第5速から第2速へ飛び越し変速させている間、目標ギヤ位置tGは図26(a)に示すように5速対応値の4から2速対応値の1へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する5→2変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
[第3実施例の構成]
図27は本発明の第3実施例を示し、図7,23に対応する図面である。
本実施例においては、変速中の回転同期制御に際しエンジン回転数が低下方向へ変化する分には運転者に違和感を与えにくいため、セレクト操作を伴う変速時に目標ギヤ位置tGが、変速後セレクト列における二つのギヤ位置の中間ギヤ位置を経由し、ストローク操作後半で、目標ギヤ位置tGがこの中間ギヤ位置相当値から変速後ギヤ位置相当値に切り替わるような構成として、変速応答を向上させ得るようにしたものである。
このために、図6の補正処理部31aによるストローク位置STおよびセレクト位置SEの補正要領を、図27に基づき以下に説明するようなものとする。
変速レバー5を図27(a)に実線矢印で示すように、変速前ギヤ対応位置から中立対応位置までストロークさせるストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図27(b)に実線矢印で示すごとく、ストローク位置STの変化に関係なく変速前ギヤ対応数に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
変速レバー5を図27(a)に破線矢印で示すように、中立対応位置から変速後ギヤ対応位置までストロークさせるストローク操作後半では、
このストローク操作後半がセレクト操作後のものである場合、ストローク位置補正値SToが図27(b)に破線矢印(セレクト有)で示すごとく、ストローク位置STと同じに保たれて変化するよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなし、
上記のストローク操作後半がセレクト操作無しに行われたものである場合、ストローク位置補正値SToが図27(b)に破線矢印(セレクト無)で示すごとく、図7(b)に示す第1実施例の場合と同様な変化を呈するよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
変速レバー5を高速段側ストローク位置から中立ゲート部6aまでストロークさせた後にセレクト操作した場合、1であったストローク位置補正値SToが図27(b)に一点鎖線矢印(セレクト操作前半)および二点鎖線矢印(セレクト操作後半)で示すごとく0.5に低下し、
変速レバー5を低速段側ストローク位置から中立ゲート部6aまでストロークさせた後にセレクト操作した場合、0であったストローク位置補正値SToが図27(b)に一点鎖線矢印(セレクト操作前半)および二点鎖線矢印(セレクト操作後半)で示すごとく0.5に上昇するよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
なおセレクト位置補正値SEoは、図27(c)に一点鎖線矢印および二点鎖線矢印で示すごとく、図7(c)に示す第1実施例の場合と同様、セレクト操作前半およびセレクト操作後半の何れでもセレクト位置SEと同じに保たれるよう、セレクト位置SEを補正せず、これをそのままセレクト位置補正値SEoとなす。
[第3実施例の作用・効果]
以上のようなストローク位置補正値SToおよびセレクト位置補正値SEoに基づく回転同期制御を、図28〜32により以下に説明する。
(2→4変速時の作用・効果)
変速レバー5を図28(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、2nd位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第4速へ変速させる場合について先ず説明する。
変速レバー5を図28(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図28(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図28(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図28(a)に示すように2速対応値の1のままである。
変速レバー5をその後、図28(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの0から2への上昇につれ、図28(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じく0から2へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図28(b)に一点鎖線矢印で示すごとく0.5に低下されるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図28(a)に示すように2.5となる。
この目標ギヤ位置tG=2.5は、セレクト後の3rd-4th セレクト列における二つのギヤ位置(3速、4速)に対応した(2,3)の中間値(中間ギヤ位置2.5)である。
変速レバー5をその後、図28(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから4th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図28(b)に破線矢印で示すように、ストローク位置STと同じ値を保って0.5から1に上昇されるため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図28(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図28(a)に示すように3となり、このtG=3は4速対応値である。
よって、変速レバー5を図28(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、2nd位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第4速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図28(a)に示すように2速対応値の1から4速対応値の3へ絶えず順方向に変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する2→4変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも変速前目標値から変速後目標値へ絶えず順方向に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
しかも当該2→4飛び越し変速時回転同期制御によれば、図29につき以下に説明するような利点が得られる。
前記した第1,2実施例による2→4飛び越し変速の場合、図20(a)に示すように目標ギヤ位置tGが1(2速相当値)から2(3速相当値)を経て3(4速相当値)へと変化するため、この目標ギヤ位置tGは図29のセレクト操作開始からストローク操作後半開始までのセレクト操作中に破線で示すような経時変化となる。
従って、目標ギヤ位置がセレクト操作時に変速前の2速から一旦3速となり、その後ストローク操作後半で変速後の4速となるよう変化することとなる。
そのため、目標エンジン回転数tNeおよびエンジン回転数Neが図29に破線で示すごとく、一旦3速相当の高い回転数で停滞した後に、ストローク操作後半で4速相当の回転数へと低下するように変化し、変速応答が悪化する懸念を払拭しきれない。
これに対し第3実施例による2→4飛び越し変速時回転同期制御では、目標ギヤ位置tGが図29のセレクト操作開始からストローク操作後半開始までのセレクト操作中、実線で示すごとく、3rd-4thセレクト列における二つのギヤ位置(3速、4速)に対応した(2,3)の中間値(中間ギヤ位置2.5)を経由して3(4速相当値)に至る。
そのため、目標エンジン回転数tNeが図29に一点鎖線で示すごとく、中間ギヤ位置2.5に対応した低い回転数で停滞した後に4速相当の回転数へと低下するように変化することとなり、エンジン回転数Neを図29に実線で示すごとく速やかに4速相当値へ低下させ得て、変速応答を同図にΔtで示す時間だけ早めることができる。
(2→3変速時の作用・効果)
変速レバー5を図30(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、2nd位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第3速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図30(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図30(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図30(c)に示すように0であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図30(a)に示すように2速対応値の1のままである。
変速レバー5をその後、図30(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの2への上昇につれ、図30(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じ2へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図30(b)に一点鎖線矢印で示すように0.5に低下されるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図30(a)に示すように2.5となる。
この目標ギヤ位置tG=2.5は、セレクト後の3rd-4th セレクト列における二つのギヤ位置(3速、4速)に対応した(2,3)の中間値(中間ギヤ位置2.5)である。
変速レバー5をその後、図30(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから3rd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図30(b)に破線矢印で示すようにストローク位置STと同じ値を保って0.5から0へ低下するため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図30(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図30(a)に示すように2.5から2へと低下し、このtG=2は3速対応値である。
よって、変速レバー5を図30(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、2nd位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第3速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図30(a)に示すように2速対応値の1から中間ギヤ位置2.5を経て3速対応値の2へ変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する2→3変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも、目標ギヤ位置tGの上記変化に対応して変速前目標値から変速後目標値へ変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
なお、上記の中間ギヤ位置2.5は目標エンジン回転数tNeを一旦、3速相当値よりも低下させるように作用するが、エンジン回転数Neの低下は運転者の違和感になりにくいため、上記の作用効果が阻害されることはない。
しかも、目標ギヤ位置tGがセレクト操作中およびストローク操作後半で、セレクト操作後の3rd-4thセレクト列における二つのギヤ位置(3速、4速)に対応した(2,3)の中間値(中間ギヤ位置2.5)を経由して3(4速相当値)に至るため、
図29につき前述したと同様の理由により、エンジン回転数Neを速やかに4速相当値へ低下させ得て、変速応答を早めることができる。
(4→5変速時の作用・効果)
変速レバー5を図31(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、4th位置から5th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第4速から第5速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図31(a)に実線矢印で示すごとく4th位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図31(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図31(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図31(a)に示すように4速対応値の3のままである。
変速レバー5をその後、図31(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から5th-6thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの4への上昇につれ、図31(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じ4へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図31(b)に二点鎖線矢印で示すように0.5に低下されるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図31(a)に示すように4.5となる。
この目標ギヤ位置tG=4.5は、セレクト後の5th-6th セレクト列における二つのギヤ位置(5速、6速)に対応した(4,5)の中間値(中間ギヤ位置4.5)である。
変速レバー5をその後、図31(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから5th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図31(b)に破線矢印で示すようにストローク位置STと同じ値を保って0.5から0に低下するため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図31(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図31(a)に示すように4.5から4へと低下し、このtG=4は5速対応値である。
よって、変速レバー5を図31(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、4th位置から5th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第4速から第5速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図31(a)に示すように4速対応値の3から中間ギヤ位置4.5 を経て5速対応値の4へ変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する4→5変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも、上記目標ギヤ位置tGの変化に対応して変速前目標値から変速後目標値に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
なお、上記の中間ギヤ位置4.5は目標エンジン回転数tNeを一旦、5速相当値よりも低下させるように作用するが、エンジン回転数Neの低下は運転者の違和感になりにくいため、上記の作用効果が阻害されることはない。
しかも、目標ギヤ位置tGがセレクト操作中およびストローク操作後半で、セレクト操作後の5th-6thセレクト列における二つのギヤ位置(5速、6速)に対応した(4,5)の中間値(中間ギヤ位置4.5)を経由して4(5速相当値)に至るため、
図29につき前述したと同様の理由により、エンジン回転数Neを速やかに5速相当値へ低下させ得て、変速応答を早めることができる。
(3→5変速時の作用・効果)
変速レバー5を図32(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、3rd位置から5th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第5速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図32(a)に実線矢印で示すごとく3rd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図32(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から1への上昇によっても、低速段側ストローク位置対応値(0)に保たれているため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列に保たれ、セレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図32(c)に示すように2であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図32(a)に示すように3速対応値の2のままである。
変速レバー5をその後、図32(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から5th-6thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの4への上昇につれ、図32(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが同じ4へ上昇すると同時に、ストローク位置補正値SToが図32(b)に二点鎖線矢印で示すように0.5に上昇されるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図32(a)に示すように4.5となる。
この目標ギヤ位置tG=4.5は、セレクト後の5th-6th セレクト列における二つのギヤ位置(5速、6速)に対応した(4,5)の中間値(中間ギヤ位置4.5)である。
変速レバー5をその後、図32(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから5th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図32(b)に破線矢印で示すようにストローク位置STと同じ値を保って0.5から0に低下するため、また、この間変速レバー5のセレクト位置が5th-6thセレクト列のままでセレクト位置補正値SEo(セレクト位置SEに同じ)が図32(c)に示すように4であるため、これら両者の和値である目標ギヤ位置tGは図32(a)に示すように4.5から4へと低下し、このtG=4は5速対応値である。
よって、変速レバー5を図32(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、3rd位置から5th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第5速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図32(a)に示すように4速対応値の3から中間ギヤ位置4.5 を経て5速対応値の4へ変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する3→5変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも、上記目標ギヤ位置tGの変化に対応して変速前目標値から変速後目標値に変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
なお、上記の中間ギヤ位置4.5は目標エンジン回転数tNeを一旦、5速相当値よりも低下させるように作用するが、エンジン回転数Neの低下は運転者の違和感になりにくいため、上記の作用効果が阻害されることはない。
しかも、目標ギヤ位置tGがセレクト操作中およびストローク操作後半で、セレクト操作後の5th-6thセレクト列における二つのギヤ位置(5速、6速)に対応した(4,5)の中間値(中間ギヤ位置4.5)を経由して4(5速相当値)に至るため、
図29につき前述したと同様の理由により、エンジン回転数Neを速やかに5速相当値へ低下させ得て、変速応答を早めることができる。
[第4実施例の構成]
図33〜36は本発明の第4実施例を、2→3変速時(図33,34)、3→2変速時(図35)、2→4変速時(図36)の動作に関して示すものである。
本実施例においては、変速中の回転同期制御に際しエンジン回転数が低下方向へ変化する分には運転者に違和感を与えにくいため、ストローク操作前半で目標ギヤ位置tGが変速前変速段よりも高速段(図示例では最高速段の第6速)相当値となるようにし、その後のセレクト操作中は目標ギヤ位置tGがこの高速段相当値に保持されるようにし、その後のストローク操作後半で目標ギヤ位置tGが高速段相当値から変速後変速段相当値へと変化されるような構成として、変速応答を向上させ得るようにしたものである。
このために、図6の補正処理部31aによるストローク位置STおよびセレクト位置SEの補正要領を、図33(2→3変速時)、図35(3→2変速時)、図36(2→4変速時)につき説明する以下のようなものとする。
[第4実施例の作用・効果]
(2→3変速時のストローク位置およびセレクト位置補正要領・効果)
変速レバー5を図33(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、2nd位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第3速へ変速させる場合について先ず説明する。
変速レバー5を図33(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図33(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列に保たれ、セレクト位置SEが0であっても、セレクト位置補正値SEoが図33(c)に実線矢印で示すように0から4に上昇するよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
かくして、変速レバー5を図33(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半で、目標ギヤ位置tGは図33(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=4との和値である5となる。
この目標ギヤ位置tG=5は、変速前ギヤ位置(第2速)対応値「1」よりも高速段側である最高速段(第6速)のギヤ位置相当値である。
変速レバー5をその後、図33(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの2への上昇と関係なく、図33(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが依然として4に保たれるよう、セレクト位置SEoを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
一方、当該セレクト操作前半では、ストローク位置が不変であるためストローク位置補正値SToが図33(b)に●印で示すように1に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
かくして、変速レバー5を図33(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半で、目標ギヤ位置tGは図33(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=4との和値である5(6速ギヤ位置)に保たれる。
変速レバー5をその後、図33(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから3rd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図33(b)に破線矢印で示すごとく1から0へ低下するよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
一方、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置SEが不変であっても、セレクト位置補正値SEoが図33(c)に破線矢印で示すよう4から2に低下するよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
かくして、変速レバー5を図33(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから3rd位置に向けストローク操作するストローク操作後半で、目標ギヤ位置tGは図33(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=0と、セレクト位置補正値SEo=2との和値である2へと低下し、このtG=2は3速対応値である。
よって、変速レバー5を図33(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、2nd位置から3rd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第3速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図33(a)に示すように2速対応値の1から、これよりも高速側変速段(第6速)のギヤ位置5を経て3速対応値の2へ変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する2→3変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも、目標ギヤ位置tGの上記変化に対応して変速前目標値から変速後目標値へ変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
なお、上記の高速側変速段(第6速)ギヤ位置5は目標エンジン回転数tNeを一旦、3速相当値よりも低下させるように作用するが、エンジン回転数Neの低下は運転者の違和感になりにくいため、上記の作用効果が阻害されることはない。
しかも当該2→3変速時回転同期制御によれば、図34につき以下に説明するような利点が得られる。
前記した第1,2実施例による2→3変速の場合、目標ギヤ位置tGが図34のセレクト操作開始からストローク操作後半開始までのセレクト操作中に破線で示すごとく1(2速相当値)から2(3速相当値)へと変化する。
そのため、目標エンジン回転数tNeおよびエンジン回転数Neが図34に破線で示す経時変化を持って、2速相当値から3速相当値へと低下することとなり、変速応答が悪化する懸念を払拭しきれない。
これに対し第4実施例による2→3変速時回転同期制御では、目標ギヤ位置tGが図34に実線で示すごとく、セレクト操作前のストローク操作前半開始時に最高速段(6速)相当値の5へ上昇し、セレクト操作開始からストローク操作後半開始までのセレクト操作中もこの5に保たれ、ストローク操作後半で3速相当値の2に至る。
そのため、目標エンジン回転数tNeが図34に一点鎖線で示すごとく、最高速段(6速)ギヤ位置(tG=5)に対応した低い回転数で停滞した後に3速相当の回転数となるように変化することとなり、エンジン回転数Neを図34に実線で示すごとく速やかに3速相当値へ低下させ得て、変速応答を同図にΔtで示す時間だけ早めることができる。
(3→2変速時のストローク位置およびセレクト位置補正要領・効果)
変速レバー5を図35(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、3rd位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第2速へ変速させる場合について次に説明する。
変速レバー5を図35(a)に実線矢印で示すごとく3rd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図35(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇につれて、0から高速段側ストローク位置対応値(1)へ上昇するよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列に保たれ、セレクト位置SEが2であっても、セレクト位置補正値SEoが図35(c)に実線矢印で示すように2から4に上昇するよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
かくして、変速レバー5を図35(a)に実線矢印で示すごとく3rd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半で、目標ギヤ位置tGは図35(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=4との和値である5となる。
この目標ギヤ位置tG=5は、変速前ギヤ位置(第3速)に対応した「2」よりも高速段側である最高速段(第6速)のギヤ位置相当値である。
変速レバー5をその後、図35(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から1st-2ndセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの0への低下に関係なく、図35(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが依然として4に保たれるよう、セレクト位置SEoを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
一方、当該セレクト操作後半では、ストローク位置が不変であるためストローク位置補正値SToが図35(b)に●印で示すように1に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
かくして、変速レバー5を図35(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から1st-2ndセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半で、目標ギヤ位置tGは図35(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=4との和値である5(6速ギヤ位置)に保たれる。
変速レバー5をその後、図35(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図35(b)に破線矢印で示すごとく、ストローク位置STの0.5から1への上昇にかかわらず 1に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
一方、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままでセレクト位置SEが不変であっても、セレクト位置補正値SEoが図35(c)に破線矢印で示すよう4から0に低下するよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
かくして、変速レバー5を図35(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半で、目標ギヤ位置tGは図35(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=0との和値である1へと低下し、このtG=1は2速対応値である。
よって、変速レバー5を図35(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、3rd位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第2速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図35(a)に示すように3速対応値の2から、これよりも高速側変速段(第6速)のギヤ位置5を経て2速対応値の1へ変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する3→2変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも、目標ギヤ位置tGの上記変化に対応して変速前目標値から変速後目標値へ変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
なお、上記の高速側変速段(第6速)ギヤ位置5は目標エンジン回転数tNeを一旦、2速相当値よりも低下させるように作用するが、エンジン回転数Neの低下は運転者の違和感になりにくいため、上記の作用効果が阻害されることはない。
しかも当該3→2変速時回転同期制御によれば、目標ギヤ位置tGが上記した通り、セレクト操作前のストローク操作前半開始時に最高速段(6速)相当値の5へ上昇し、セレクト操作開始からストローク操作後半開始までのセレクト操作中もこの5に保たれ、ストローク操作後半で2速相当値の1に至るため、図34につき前述したと同様な変速応答改善効果を達成することができる。
(2→4変速時のストローク位置およびセレクト位置補正要領・効果)
変速レバー5を図36(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すごとく、2nd位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第4速へ変速させる場合について先ず説明する。
変速レバー5を図36(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図36(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの1から0.5への低下によっても、高速段側ストローク位置対応値(1)に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
また、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列に保たれ、セレクト位置SEが0であっても、セレクト位置補正値SEoが図36(c)に実線矢印で示すように0から4に上昇するよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
かくして、変速レバー5を図36(a)に実線矢印で示すごとく2nd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半で、目標ギヤ位置tGは図36(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=4との和値である5となる。
この目標ギヤ位置tG=5は、変速前ギヤ位置(第2速)に対応した「1」よりも高速段側である最高速段(第6速)のギヤ位置相当値である。
変速レバー5をその後、図36(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半では、これに伴うセレクト位置SEの2への上昇と関係なく、図36(c)に一点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが依然として4に保たれるよう、セレクト位置SEoを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
一方、当該セレクト操作前半では、ストローク位置が不変であるためストローク位置補正値SToが図36(b)に●印で示すように1に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
かくして、変速レバー5を図36(a)の一点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で1st-2ndセレクト列から3rd-4thセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作前半で、目標ギヤ位置tGは図36(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=4との和値である5(6速ギヤ位置)に保たれる。
変速レバー5をその後、図36(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから4th位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図36(b)に破線矢印で示すごとく1に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
一方、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列のままでセレクト位置SEが不変であっても、セレクト位置補正値SEoが図36(c)に破線矢印で示すよう4から2に低下するよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
かくして、変速レバー5を図36(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから4th位置に向けストローク操作するストローク操作後半で、目標ギヤ位置tGは図36(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=2との和値である3へと低下し、このtG=3は2速対応値である。
よって、変速レバー5を図36(a)に実線矢印、一点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、2nd位置から4th位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第2速から第4速へ変速させている間、目標ギヤ位置tGは図36(a)に示すように2速対応値の1から、これよりも高速側変速段(第6速)のギヤ位置5を経て4速対応値の3へ変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGの数値を基に算出する2→4変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも、目標ギヤ位置tGの上記変化に対応して変速前目標値から変速後目標値へ変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
なお、上記の高速側変速段(第6速)ギヤ位置5は目標エンジン回転数tNeを一旦、4速相当値よりも低下させるように作用するが、エンジン回転数Neの低下は運転者の違和感になりにくいため、上記の作用効果が阻害されることはない。
しかも当該2→4変速時回転同期制御によれば、目標ギヤ位置tGが上記した通り、セレクト操作前のストローク操作前半開始時に最高速段(6速)相当値の5へ上昇し、セレクト操作開始からストローク操作後半開始までのセレクト操作中もこの5に保たれ、ストローク操作後半で4速相当値の3に至るため、図34につき前述したと同様な変速応答改善効果を達成することができる。
[第5実施例の構成]
図37,38は本発明の第5実施例を、3→2変速時の動作に関して示すものである。
上記した第4実施例においては図34に示すように、ストローク操作前半開始時に最高速段(6速)相当値の5へ上昇させた目標ギヤ位置tGを、セレクト操作中もそのままの値に保ち、その後のストローク操作後半で目標ギヤ位置tGを変速後ギヤ位置相当値になるようにしたが、
この場合、ダウンシフト変速時にストローク操作後半時までエンジン回転数を高めることができないことから、ダウンシフト変速応答が悪くなるという懸念がある。
第5実施例においては、ダウンシフト時のかかる懸念を払拭するために、ダウンシフト時は、ストローク操作前半開始時に最高速段(6速)相当値の5へ上昇させた目標ギヤ位置tGを、ストローク操作後半よりも前のセレクト操作時に変速後ギヤ位置相当値になるようにし、
これにより、ダウンシフト変速時に必要なエンジン回転上昇を、ストローク操作後半時よりも前のセレクト操作時に行わせ得るようにして、当該ダウンシフトの変速応答が悪くなるという懸念をなくすようにしたものである。
このために、図6の補正処理部31aによるストローク位置STおよびセレクト位置SEの補正要領を、3→2ダウンシフト時について代表的に説明すると、図37に示すようなものとする。
[第5実施例の作用・効果]
(3→2変速時のストローク位置およびセレクト位置補正要領・効果)
かかる3→2変速に際し、変速レバー5を図37(a)に実線矢印で示すごとく3rd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半では、ストローク位置補正値SToが図37(b)に実線矢印で示すように、ストローク位置STの0から0.5への上昇につれて、0から高速段側ストローク位置対応値(1)へ上昇するよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
また、この間変速レバー5のセレクト位置が3rd-4thセレクト列に保たれ、セレクト位置SEが2であっても、セレクト位置補正値SEoが図37(c)に実線矢印で示すように2から4に上昇するよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
かくして、変速レバー5を図37(a)に実線矢印で示すごとく3rd位置から中立ゲート部6aに向けストローク操作するストローク操作前半で、目標ギヤ位置tGは図37(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=4との和値である5となる。
この目標ギヤ位置tG=5は、変速前ギヤ位置(第3速)相当の「2」よりも高速段側である最高速段(第6速)に相当する。
変速レバー5をその後、図37(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から1st-2ndセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半では、これに伴うセレクト位置SEの0への低下につれ、図37(c)に二点鎖線矢印で示すごとくセレクト位置補正値SEoが4から0に低下するよう、セレクト位置SEoを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
一方、当該セレクト操作後半では、ストローク位置が不変であるためストローク位置補正値SToが図37(b)に●印で示すように1に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
かくして、変速レバー5を図37(a)の二点鎖線矢印により示すごとく中立ゲート部6a内で3rd-4thセレクト列から1st-2ndセレクト列に向けセレクト操作するセレクト操作後半で、目標ギヤ位置tGは図37(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=0との和値である1(2速ギヤ位置)へ低下される。
変速レバー5をその後、図37(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半では、ストローク位置補正値SToが図37(b)に破線矢印で示すごとく、ストローク位置STの0.5から1への上昇にかかわらず 1に保たれるよう、ストローク位置STを補正してストローク位置補正値SToとなす。
一方、この間変速レバー5のセレクト位置が1st-2ndセレクト列のままでセレクト位置SEが不変であるため、セレクト位置補正値SEoが図37(c)に●印で示すよう0に保たれるよう、セレクト位置SEを補正してセレクト位置補正値SEoとなす。
かくして、変速レバー5を図37(a)に破線矢印で示すごとく中立ゲート部6aから2nd位置に向けストローク操作するストローク操作後半で、目標ギヤ位置tGは図37(a)に示すように、ストローク位置補正値STo=1と、セレクト位置補正値SEo=0との和値である1へと低下し、このtG=1は2速対応値である。
よって、変速レバー5を図37(a)に実線矢印、二点鎖線矢印、および破線矢印で示すように、3rd位置から2nd位置に切り替え操作して、マニュアルトランスミッション2を第3速から第2速へダウンシフトさせている間、目標ギヤ位置tGは図37(a)に示すように、ストローク操作前半で3速対応値の2から高速側変速段(第6速)のギヤ位置5に上昇し、セレクト操作後半で2速対応値の1へ低下し、ストローク後半中この1を保つように変化する。
従って、この目標ギヤ位置tGを基に算出する3→2変速時の回転同期用目標エンジン回転数tNeも、目標ギヤ位置tGの上記変化に対応して変速前目標値から変速後目標値へ変化し、
回転同期制御中この目標エンジン回転数tNeに追従するよう制御される実エンジン回転数Neが、変速前回転数から変速後回転数へ変化する途中で不自然に上下変動して運転者に違和感を与えるようなことがない。
なお、上記の高速側変速段(第6速)ギヤ位置5は目標エンジン回転数tNeを一旦、2速相当値よりも低下させるように作用するが、エンジン回転数Neの低下は運転者の違和感になりにくいため、上記の作用効果が阻害されることはない。
しかも当該3→2変速時回転同期制御によれば、図38につき以下に説明するような利点が得られる。
前記した第4実施例による3→2変速の場合、目標ギヤ位置tGが図38に破線で示すように、ストローク操作前半開始時に最高速段(6速)相当値の5へ上昇させた目標ギヤ位置tGを、セレクト操作開始からストローク操作後半開始までのセレクト操作中もそのままの値に保ち、その後のストローク操作後半で目標ギヤ位置tGを変速後ギヤ位置(2速)相当値(1)になるようにする。
このため当該ダウンシフト変速時に、目標エンジン回転数tNeおよびエンジン回転数Neが図38に破線で示す経時変化を持って、3速相当値から2速相当値へと低下することとなり、ストローク操作後半時までエンジン回転数を高めることができずに、ダウンシフト変速応答が悪くなるという懸念がある。
これに対し第5実施例においては、ダウンシフトである場合、ストローク操作前半開始時に最高速段(6速)相当値の5へ上昇させた目標ギヤ位置tGを図38に実線で示すごとく、ストローク操作後半開始よりも前のセレクト操作開始時に変速後ギヤ位置(2速)相当値(1)にする。
そのため、目標エンジン回転数tNeが図38に一点鎖線で示すごとく、ストローク操作後半開始よりも前のセレクト操作開始時に、最高速段(6速)ギヤ位置5に対応した低い回転数から2速相当の高い回転数となるように変化することとなり、エンジン回転数Neを図38に実線で示すごとく速やかに2速相当値へ上昇させ得て、ダウンシフト変速応答を同図にΔtで示す時間だけ早めることができる。
本発明の第1実施例になる回転同期制御装置を具えたマニュアルトランスミッションを搭載する車両のパワートレーンを示す概略系統図である。 図1におけるエンジンコントローラの、回転同期制御部に係わる機能別ブロック線図である。 マニュアルトランスミッションの変速レバー位置に対応した目標ギヤ位置を検出する一般的な目標ギヤ位置検出要領を示し、 (a)は、図1におけるマニュアルトランスミッションの変速レバーに係わるシフトゲートと、変速レバーを該シフトゲートに沿いセレクト操作およびストローク操作した時におけるセレクト位置センサ出力およびストローク位置センサ出力と、これらセンサ出力を基に数値化したセレクト位置およびストローク位置の変化状況を示す説明図、 (b)は、これら数値化したセレクト位置およびストローク位置をそのまま用いて目標ギヤ位置を検出する一般的な目標ギヤ位置検出部のブロック線図である。 図1のマニュアルトランスミッションを2→3変速させる場合における変速レバーのシフトゲート上での操作経路と、該操作中における目標ギヤ位置の変化状況とを示す説明図である。 図3(b)の一般的な一般的な要領で目標ギヤ位置を検出した場合の不都合を、図4の2→3変速操作が行われた場合につき示す動作タイムチャートである。 図2における目標ギヤ位置検出部のブロック線図である。 図6における補正処理部によるストローク位置およびセレクト位置の補正要領を示し、 (a)は、図3(a)におけるシフトゲートに沿う変速レバーのストローク操作前半、ストローク操作後半、セレクト操作前半、セレクト操作後半をそれぞれ、実線矢印、破線矢印、一点鎖線矢印および二点鎖線矢印で示した説明図、 (b)は、これら各ストローク操作およびセレクト操作ごとのストローク位置補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、上記各ストローク操作およびセレクト操作ごとのセレクト位置補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 2→3変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この2→3変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの2→3操作時におけるストローク位置補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの2→3操作時におけるセレクト位置補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 図8により求めた2→3変速時における目標ギヤ位置の時系列変化を、この目標ギヤ位置に基づく回転同期制御時の目標エンジン回転数および実エンジン回転数の時系列変化と共に示す動作タイムチャートである。 1→2変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この1→2変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの1→2操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの1→2操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 3→4変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この3→4変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの3→4操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの3→4操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 4→5変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この4→5変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの4→5操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの4→5操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 5→6変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この5→6変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの5→6操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの5→6操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 6→5変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この6→5変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの6→5操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの6→5操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 5→4変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この5→4変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの5→4操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの5→4操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 4→3変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この4→3変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの4→3操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの4→3操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 3→2変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この3→2変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの3→2操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの3→2操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 2→1変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この2→1変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの2→1操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの2→1操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 1→3変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この1→3変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの1→3操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの1→3操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 2→4変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この2→4変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの2→4操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの2→4操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 2→5変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この2→5変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの2→5操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの2→5操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 5→2変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この5→2変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの5→2操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの5→2操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 本発明の第2実施例によるストローク位置およびセレクト位置の補正要領を示す、図7に対応する図面で、 (a)は、図3(a)におけるシフトゲートに沿う変速レバーのストローク操作前半、ストローク操作後半、セレクト操作前半、セレクト操作後半をそれぞれ、実線矢印、破線矢印、一点鎖線矢印および二点鎖線矢印で示した説明図、 (b)は、これら各ストローク操作およびセレクト操作ごとのストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、上記各ストローク操作およびセレクト操作ごとのセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 第2実施例の5→4変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この5→4変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの5→4操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの5→4操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 第2実施例の3→2変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この3→2変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの3→2操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの3→2操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 第2実施例の5→2変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この5→2変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの5→2操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの5→2操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 本発明の第3実施例によるストローク位置およびセレクト位置の補正要領を示す、図7に対応する図面で、 (a)は、図3(a)におけるシフトゲートに沿う変速レバーのストローク操作前半、ストローク操作後半、セレクト操作前半、セレクト操作後半をそれぞれ、実線矢印、破線矢印、一点鎖線矢印および二点鎖線矢印で示した説明図、 (b)は、これら各ストローク操作およびセレクト操作ごとのストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、上記各ストローク操作およびセレクト操作ごとのセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 第3実施例の2→4変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この2→4変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの2→4操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの2→4操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 図28により求めた2→4変速時における目標ギヤ位置の時系列変化を、この目標ギヤ位置に基づく回転同期制御時の目標エンジン回転数および実エンジン回転数の時系列変化と共に示す動作タイムチャートである。 第3実施例の2→3変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この2→3変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの2→3操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの2→3操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 第3実施例の4→5変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この4→5変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの4→5操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの4→5操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 第3実施例の3→5変速時における目標ギヤ位置の検出要領を示し、 (a)は、この3→5変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの3→5操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの3→5操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 本発明の第4実施例になる目標ギヤ位置の検出要領を、2→3変速時について示すもので、 (a)は、この2→3変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの2→3操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの2→3操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 図33により求めた2→3変速時における目標ギヤ位置の時系列変化を、この目標ギヤ位置に基づく回転同期制御時の目標エンジン回転数および実エンジン回転数の時系列変化と共に示す動作タイムチャートである。 本発明の第4実施例になる目標ギヤ位置の検出要領を、3→2変速時について示すもので、 (a)は、この3→2変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの3→2操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの3→2操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 本発明の第4実施例になる目標ギヤ位置の検出要領を、2→4変速時について示すもので、 (a)は、この2→4変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの2→4操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの2→4操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 本発明の第5実施例になる目標ギヤ位置の検出要領を、3→2変速時について示すもので、 (a)は、この3→2変速時におけるシフトゲート上での変速レバーの操作経路、および該変速レバー操作中における目標ギヤ位置の変化状況を示すシフトゲートの平面図、 (b)は、該変速レバーの3→2操作時におけるストローク位置の補正要領を、ストローク位置に対するストローク位置補正値の変化特性として示す特性線図、 (c)は、該変速レバーの3→2操作時におけるセレクト位置の補正要領を、セレクト位置に対するセレクト位置補正値の変化特性として示す特性線図である。 図37により求めた3→2変速時における目標ギヤ位置の時系列変化を、この目標ギヤ位置に基づく回転同期制御時の目標エンジン回転数および実エンジン回転数の時系列変化と共に示す動作タイムチャートである。
符号の説明
1 エンジン(原動機)
2 マニュアルトランスミッション
3 クラッチ
4 クラッチペダル
5 変速レバー
6 シフトゲート
6a ニュートラル(中立)ゲート部
6b 1速‐2速ゲート部
6c 3速‐4速ゲート部
6d 5速‐6速ゲート部
7 アクセルペダル
11 エンジンコントローラ
12 クラッチペダルセンサ
13 エンジン回転センサ
14 変速機出力回転センサ
15 セレクト位置センサ(セレクト位置検出手段)
16 ストローク位置センサ(ストローク位置検出手段)
17 アクセル開度センサ
21 スロットルバルブ
22 モータ
31 目標ギヤ位置検出部(目標ギヤ位置検出手段)
31a 補正処理部(補正処理手段)
32 目標エンジン回転数算出部
33 回転同期制御実行判定部
34 回転同期制御部
35 エンジントルク制御部

Claims (5)

  1. 変速レバーのストローク操作方向中立位置でのセレクト操作と、該中立位置からのストローク操作とで、対応するギヤ位置への変速が可能なマニュアルトランスミッションに用いられ、
    該変速に際しマニュアルトランスミッションの入力軸および原動機間のクラッチが解放されている間、該クラッチの原動機側回転数が、前記変速レバーのセレクト操作位置およびストローク操作位置を検出するセレクト位置検出手段およびストローク位置検出手段の検出結果から演算した目標ギヤ位置、および、マニュアルトランスミッションの出力回転数から求め得るクラッチの目標原動機側回転数に一致するよう前記原動機を回転速度制御する回転同期制御装置において、
    前記セレクト位置検出手段は、変速レバーが低速セレクト列対応位置から高速セレクト列対応位置へセレクト操作されるにつれ順次大きな、数値化したセレクト位置を発するよう構成し、
    前記ストローク位置検出手段は、変速レバーが低速段対応位置から、中立対応位置を経て、高速段対応位置へストローク操作されるにつれ順次大きな、数値化したストローク位置を発するよう構成し、
    これらセレクト位置検出手段およびストローク位置検出手段からの数値化したセレクト位置およびストローク位置の和値を前記目標ギヤ位置として前記目標原動機側回転数の演算に供する目標ギヤ位置検出手段を設け、
    該手段からの目標ギヤ位置が、前記変速中において所望される原動機回転数変化を惹起する態様で変化するよう、前記セレクト位置検出手段からの数値化したセレクト位置および前記ストローク位置検出手段からの数値化したストローク位置の少なくとも一方を補正して、前記目標ギヤ位置の演算に資する補正処理手段を設けたことを特徴とするマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置。
  2. 請求項1に記載のマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置において、
    前記補正処理手段は、
    前記変速レバーのセレクト操作を伴わないストローク操作のみによる変速時は、変速レバーを変速前ギヤ対応位置から中立対応位置までストロークさせるストローク操作前半で、前記目標ギヤ位置が変速前の目標ギヤ位置のままに保持されるよう、また、変速レバーを中立対応位置から変速後ギヤ対応位置までストロークさせるストローク操作後半で、前記目標ギヤ位置が前記保持した目標ギヤ位置から変速後の目標ギヤ位置へ変更されるよう、前記数値化したセレクト位置およびストローク位置の少なくとも一方の補正を行う構成とし、
    前記変速レバーのセレクト操作を伴う変速時は、前記ストローク操作前半で前記目標ギヤ位置が変速前の目標ギヤ位置のままに保持されるよう、また、前記セレクト操作で前記目標ギヤ位置が、変速後セレクト列の二つのギヤ位置のうち前記変速前目標ギヤ位置に近い方のギヤ位置を変速後の目標ギヤ位置として設定されるよう、前記セレクト位置およびストローク位置の少なくとも一方の補正を行う構成としたことを特徴とするマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置において、
    前記補正処理手段は、
    前記変速レバーのセレクト操作を伴い、且つ、原動機回転数が低下する変速時は、
    変速レバーを変速前ギヤ対応位置から中立対応位置までストロークさせるストローク操作前半で、前記目標ギヤ位置が変速前の目標ギヤ位置のままに保持されるよう、また、前記セレクト操作時に前記目標ギヤ位置が、前記変速前の目標ギヤ位置から、変速後セレクト列の二つのギヤ位置に対応したギヤ位置間の中間ギヤ位置となるよう、更に、変速レバーを中立対応位置から変速後ギヤ対応位置までストロークさせるストローク操作後半で、前記目標ギヤ位置が前記中間ギヤ位置から変速後の目標ギヤ位置となるよう、前記セレクト位置およびストローク位置の少なくとも一方の補正を行う構成としたことを特徴とするマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置において、
    前記補正処理手段は、
    変速レバーを変速前ギヤ対応位置から中立対応位置までストロークさせるストローク操作前半で、前記目標ギヤ位置が変速前の目標ギヤ位置よりも高速側の目標ギヤ位置にされるよう、また、セレクト操作時は前記目標ギヤ位置が高速側の目標ギヤ位置に保持されるよう、更に、変速レバーを中立対応位置から変速後ギヤ対応位置までストロークさせるストローク操作後半で、前記目標ギヤ位置が変速後の目標ギヤ位置となるよう、前記セレクト位置およびストローク位置の少なくとも一方の補正を行う構成としたことを特徴とするマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置。
  5. 請求項4に記載のマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置において、
    前記補正処理手段は、
    変速後に低速側のギヤ列へ変化する場合、前記セレクト操作時に前記目標ギヤ位置が変速後の目標ギヤ位置となるよう、前記セレクト位置およびストローク位置の少なくとも一方の補正を行う構成としたことを特徴とするマニュアルトランスミッションの回転同期制御装置。
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