JP2010119513A - X線撮影システム - Google Patents

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貴紘 黒木
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Abstract

【課題】X線撮影システムの電源装置に、可搬型平面検出器を接続することで、予め登録した情報を読み出すことができるようにしたことにより、自動的にX線撮影システムの環境の設定を変更することが可能となる。
【解決手段】X線発生制御装置13と、据付型の平面検出器22aと据付型の平面検出器22bと、画像処理装置19と、本撮影システムに対して着脱可能なコネクタを有する可搬型平面検出器17と、これらを制御するシステム制御装置16と、これらの装置を設定するための撮影条件を平面検出器の種別に応じて保存・管理する撮影条件管理部20とで構成される。可搬型平面検出器17をX線撮影システム1に着脱するだけで、現在接続されている平面検出器の種別に応じてX線撮影システム1の環境を設定変更することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、X線撮影システムに係わり、特に、着脱自在で持ち運び可能なX線平面検出器を備えたX線撮影システムに関する。
X線一般撮影システムは、1つの検査室にX線管を保持するX線管保持装置と被検体(患者)の姿勢に合わせて撮影を行なう水平撮影台および立位撮影台とを有しており、これらを用いて胸腹部と骨格系の診断を中心に単純撮影を行なうシステムである。このX線一般撮影システムで撮影を行なう場合、操作者は撮影台とX線管保持装置を操作して被検体の位置を決め、可動絞り装置にて照射野の決定を行う。その後、X線高電圧装置の盤面上で管電圧/管電流/撮影時間等の撮影条件を設定し、被検体の様子を観察しながら撮影を行う。
ところで、このX線一般撮影システムの水平撮影台および立位撮影台には、それぞれ被検体を透過したX線を検出し、電気信号に変換して出力する平面検出器が据付られている。近年、据付型の平面検出器に加えて、移動可能な可搬型の平面検出器が存在する(たとえば特許文献1)。この可搬型の検出器は、据付型の検出器と比較して物理的な制約が少なく、あらゆる撮影部位に対応できるという利点がある。
しかし、従来、X線一般撮影システムに可搬型の平面検出器を組合せることには、以下の問題があった。
まず、可搬型の平面検出器を着脱する度に、X線撮影システムの環境を設定し直す必要があり、設定作業が煩雑になるという問題があった。X線撮影システムには、撮影台に据え付けられた据付型の平面検出器が取り付けられており、この据付型の平面検出器に適合するように撮影位置、照射野の範囲、撮影条件等が設定されている。このため、X線撮影システムに可搬型の平面検出器を取り付けた時に、この平面検出器に適した撮影位置、照射野の範囲、撮影条件を設定し直す必要があった。同様に、取り外し時には、据付型の平面検出器に適合するように撮影位置、照射野の範囲、撮影条件を設定し直す必要があった。
次に、可搬型の平面検出器を着脱する度に、操作者がX線撮影システムに備えられたコンソールを用いて手入力で設定作業を行なうため、誤入力が生じやすいという問題があった。誤って入力した場合、再度入力することになり、設定作業の効率が悪い。また、撮影を行なった後に入力の誤りに気付いた場合、再度撮影を行なうことになるため、被検体に与える負担が大きい。
特開2000−116631
上述したように、従来技術には、X線撮影システムに可搬型の平面検出器を着脱する度に、X線撮影システムの環境を設定し直す必要があり、設定作業が煩雑になるという問題があった。また、可搬型の平面検出器を着脱する度に手入力で設定作業を行なうため、誤入力が生じ易いという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、X線撮影システムに可搬型の平面検出器を着脱した時に予め登録した設定条件を読み出す手段を設けることにより、可搬型の平面検出器の着脱操作をトリガーとして自動的にX線撮影システムの環境を切り替えることが可能となる。
上記目的を達成するために本発明は、X線を被検体に照射するためのX線発生制御手段と、被検体を透過したX線を検出する可搬型平面検出器と、前記可搬型平面検出器で検出されたX線をX線信号に変換する画像処理手段と、前記可搬型平面検出器の種別毎に、前記X線発生制御手段と前記画像処理手段とを制御するための設定条件を保存した設定条件管理手段と、前記可搬型平面検出器が接続された時、前記設定条件管理手段で保存された前記可搬型平面検出器に対応した前記設定条件に基づいて、前記X線制御手段と前記画像処理手段とを制御するシステム制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、X線撮影システムに可搬型平面検出器を着脱する時に予め登録した設定条件を読み出す手段を設けることにより、可搬型平面検出器の着脱操作をトリガーとして自動的にX線撮影システムの環境を設定変更することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るX線撮影システムの概要を説明するための図である。本実施の形態にかかるX線撮影システム1は、検査室2と操作室3の2室を備えている。この検査室2と操作室3とは、鉛ガラスよりなる窓を備えたX線に対する防護壁(図示せず)により隔離されている。
検査室2の天井には、レールが設けられ、このレールに懸架した台車から伸縮可能な2台のX線管保持装置11a、11bが懸垂され、その下端には取り付けブロックを介してX線管12a、12bが取り付けられている。このX線管保持装置11a、11bは、左右・前後走行、上下移動及びX線管装置の回動(垂直軸回り)、回転(水平軸回り)などが可能である。
ここで、図2に示すように、X線管12aにはX線を曝射するX線源としてのX線管球61と、X線照射領域を制限する可動絞り装置62とが備えられている。また、X線管12aの側面には、X線撮影システム1で撮影した画像を表示したり、X線撮影システム1の操作状況を示す表示装置が備えられていてもよい。なお、X線管12bとX線保持装置11bは、X線管12aとX線保持装置11aと同様の構成となっている。
検査室2の床には、X線管保持装置11aとX線管12aとを制御するX線発生制御装置13とX線撮影システム1全体を制御するシステム制御装置16と、被検体を立位に整姿して撮影を行なうための立位撮影台14と、被検体を横臥して撮影を行なうための水平撮影台15とが配置されている。
X線発生制御装置13は、X線管保持装置11aとX線管12aに高電圧を与える高電圧発生装置66と可動絞り装置62とを制御するとともに、X線管保持装置11aとX線管保持装置11bを制御する装置である。図2に示すように、X線発生制御装置13は、X線管保持装置11aの動作を制御するX線管保持装置制御部63と、X線管12aにX線を曝射させるための高電圧を発生する高電圧発生装置66を制御するX線管球制御部64と、可動絞り装置62に備えられた羽を制御させてX線照射領域を制限する可動絞り制御部65とから構成されている。
立位撮影台14と水平撮影台15には、それぞれ、平面検出器22aと平面検出器22bとが保持されている。
平面検出器22a、22bは、被検体を透過したX線を電気信号に変換する2次元の平面検出器である。この平面検出器22a、22bは、X線を蛍光体で受けて一旦光に変換させ、この光をフォトダイオードで受けて、電気信号に変換する構成のものがある。また、他の構成としては、X線を直接アモルファス・セレンなどで受けて、直接電気信号に変換する方式のものがある。この方式では、アモルファス・セレンに一定のバイアス電圧を印加しておき、この印加による電位の分布がX線の入射により習慣的に崩れ、この崩れによる電位の変化を捉えることで電気信号を得ることができる。
本実施の形態では、被検体を透過したX線を画像信号に変換出力する機能を有すると共に、X線撮影システム1に対して着脱可能な機構を有する可搬型平面検出器17が備えられている。
操作室3には、操作卓装置18が配置されている。この操作卓装置18には、キーボードやマウス等の入力装置と、モニタ等の出力装置が備えられている。この入力装置で、高電圧発生装置66がX線管12a、12bに印加するための管電圧、管電流、撮影時間等の撮影条件を設定され、出力装置にこれらが表示される。また、入力装置で、X線管保持装置11a、11bの位置を入力・操作することで、撮影位置を設定することも可能である。
この操作卓装置18は、画像処理装置19と設定条件管理部20を内蔵した筐体上に設置されている。この画像処理装置19は、平面検出器で検出したX線を読み取り、X線信号に補正処理を施した後、操作卓装置のモニタ上に撮影したX線撮影画像を表示させるための装置である。また、設定条件管理部20は、予め設定したX線撮影システム1の環境を保存・管理するメモリであり、たとえばハードディスクであってもよい。撮影を急ぐ場合など、操作者が使用する検出器を操作卓装置18の入力装置を用いて選択するだけで、X線撮影システム1の環境を自動的に設定することが可能である。
図3は、本実施の形態に係るX線撮影システムの一例を示すブロック図である。
既に述べたとおり、本実施の形態にかかるX線撮影システム1は、X線を曝射するX線管12aと、これを保持したX線管保持装置11aと、X線管保持装置11bと、X線管保持装置11aとX線管保持装置11bとX線管12aとX線管12bとの動作を制御するX線発生制御装置13を備えている。また、平面検出器22aを保持し、被検体を立位に整姿して撮影を行なうための立位撮影台14と、平面検出器22bを保持しており被検体を横臥して撮影を行なうための水平撮影台15と、X線撮影システム1全体の各装置の動作を制御するシステム制御装置16を備える。更に、電源装置21に接続され、このX線撮影システム1に対して着脱可能な可搬型平面検出器17と、平面検出器で検出したX線を読み取り、X線信号に補正処理を施す画像処理装置19と、X線撮影システム1の「設定条件」を図5に示すデータベースとして保存・管理する設定条件管理部20とを備えて構成する。
ここで、画像処理装置19は、各種平面検出器からX線信号を読み出す読み出し制御部41と、読み出したX線信号を補正する画像収集部42とから構成されている。図4は、画像収集部42の一例を示した図である。図4に示すように、画像収集部42には、検出器の種類に応じて、最適な補正係数を集めた補正テーブルであるオフセット補正テーブル81とゲイン補正テーブル82とが準備されている。一般に、平面検出器では、補正処理として、ゲイン補正とオフセット補正が行なわれる。オフセット補正とは、平面検出器の暗示出力電圧のバラツキや読み出しアンプノイズのバラツキなどを補正するための処理である。一方、ゲイン補正とは、固体平面検出器の感度ムラや読み出しアンプのゲインムラを補正するための処理である。具体的には、オフセット補正係数が引き算されてオフセット処理が行われ、次に、オフセット補正処理されたX線信号に対して、ゲイン補正係数が乗算されてゲイン補正処理が行われることになる。
以下、X線撮影システム1において行なわれる処理を、X線撮影システム1を示す図3と設定条件管理部20が保持するデータのテーブルを示す図5を用いて説明する。
X線撮影システム1において撮影を行なう場合、操作者は、予め、操作卓装置18の図示しない入力装置を用いて、図5に示した使用される平面検出器のステータス情報とこれに対応する設定条件を設定条件管理部20に入力して登録する。「ステータス情報」とは、可搬型平面検出器17の現在の状態を示す情報であり、検出器のタイプや、シリアルID、メーカー、サイズを意味する。一方、「設定条件」とは、使用する平面検出器に適合するようにX線撮影システムの環境を設定した条件であり、使用する撮影台と撮影台に備えられた平面検出器とX線管保持装置11a(あるいはX線管保持装置11b)の位置を設定した撮影位置、X線発生制御装置16の制御を行なうために設定した各種パラメータを示す撮影条件と、画像収集部42で補正する際に用いる補正テーブルを設定した画像収集条件とからなる。
まず、可搬型平面検出器17が電源装置21を介してX線撮影システム1に対して接続されると、この可搬型平面検出器17はシステム制御装置16に自らのステータス情報を送信する。一方、システム制御装置16は可搬型平面検出器17の種別の読取を開始する。
第1の実施例では、図6に示すように、接続・取り外し可能な着脱機構であるコネクタ5を介して、X線撮影システム1の電源装置21に可搬型平面検出器17が接続されている。このコネクタ5の一方のケーブルの一側端は可搬型平面検出器17に接続されており、他側端には一方のコネクタ4aが設けられている。同様に、他方のケーブルの一側端はX線撮影システム1の電源装置21に接続され、他側端には前記コネクタ4aと着脱可能な他方のコネクタ4bが設けられている。具体的には、可搬型平面検出器17へ電力を供給する電力供給線51と、システム制御装置19と同期を取るための信号線52と、検出したX線の情報を送信する信号線53とを含む1本のケーブルを、コネクタ5を介して接続する仕組みを持つ。なお、コネクタ5は、1つのX線撮影システム43内に複数あってもよい。たとえば、立位撮影台14にコネクタがあってもよいし、水平撮影台15にコネクタがあってもよい。
可搬型平面検出器17の種別の読み取りは、信号線52を介して可搬型平面検出器17とシステム制御装置16とが同期を取ることで行なわれる。なお、ステータス情報の中でもシリアルIDが種別を判断する重要な情報となる。しかし、システム制御装置16がシリアルIDを読み取ることができない場合がある。この場合、ステータス情報の中の他の情報に基づいて、種別を判断することとなる。
システム制御装置16は、設定条件管理部20から現在接続されている可搬型平面検出器17の種別に合致した設定条件を抽出し、この設定条件にしたがって、各装置を制御する。
ここで、接続された可搬型平面検出器17の種別が図5に示すテーブル図中の4番であったとして、以下説明する。
まず、撮影位置の設定条件にしたがって撮影装置を制御する場合について説明する。図5に示すように、種別が4番である可搬型平面検出器17がX線撮影システム1の電源装置21に接続された場合、立位撮影台14、水平撮影台15を使うことなくX線撮影を行なうことができる。したがって、立位撮影台14と水平撮影台15の動作範囲に拘束されることなく、可搬型平面検出器17の位置を決めることができる。また、システム制御装置16は、撮影位置の設定条件に従い、使用するX線管保持装置11a(あるいはX線管保持装置11b)を選択し、X線発生制御装置13に該当するX線管保持装置11a(あるいはX線管保持装置11b)を利用可能とさせ、その設定条件で定めた位置まで移動させる。
次に、撮影条件にしたがって、システム制御装置16がX線発生制御装置13を制御する場合について説明する。
システム制御装置16は、設定条件で設定した撮影条件に従って、X線発生制御装置13を介して、高圧電圧発生装置66を制御し、X線管球61の曝射を調整する。具体的には、X線管球61に与える管電流と管電圧、そして、電圧を印加する時間を制御する。
さらに、システム制御装置16は、可動絞り制御部65を介して、設定条件で設定した撮影条件に従って可動絞り装置62を制御し、その照射領域の範囲を決定する。
ここで、種別が4番である可搬型平面検出器17が接続されたとすると、145mAの管電流と40kVの管電圧が短時間印加されるよう設定される。また、可搬型平面検出器17のサイズに合わせて可動絞り装置62に設定される照射範囲は14×17inchとなる。
このように、設定条件に従って撮影の準備を行なった後、検査室2において、被検体にX線を照射し、可搬型平面検出器17を用いて被検体を透過したX線を検出する。ここで、検出されたX線は、画像処理装置19の読み出し制御部41でX線信号として出力する。
画像収集部42は、この出力したX線信号の感度を補正して補正画像データを補正し、補正した画像データを連結して長尺画像データを作成する。システム制御部16は、画像収集条件に従って、可搬型平面検出器17の種別に対応するように設定したオフセット補正テーブルとゲイン補正テーブルのX線信号を補正する。ここで、種別が4番である可搬型平面検出器17が接続されているので、オフセット補正は補正テーブル4が、ゲイン補正は補正テーブル4が選択されることになる。
以上のように補正したX線信号は、X線信号画像として操作卓装置18の図示しない出力装置(モニタ)に入力され、X線撮影画像としてこの出力装置に表示される。
また、操作者が可搬型平面検出器17の取り外しを指示する、もしくは検査終了後に可搬型平面検出器17の取り除き処理を指示すると、システム制御装置16は直ちに可搬型平面検出器17の取り外し処理を開始する。取り外し処理が完了すると、操作者は、自由に可搬型平面検出器17をX線撮影システム1の電源装置21から取り外すことが可能となる。取り外しは、コネクタ5から可搬型平面検出器17を抜くことにより行われる。
このように、本実施の形態によると、X線撮影システム1に対する可搬型平面検出器17の着脱操作をトリガーとして、設定条件管理部20から予め設定した可搬型平面検出器17に対する撮影条件を読み出すことが可能となる。これにより、可搬型平面検出器17のX線撮影システム1に対する着脱操作に応じて、自動的に各制御装置を最適化することが可能となり、設定作業の効率を向上させることができる。
また、必要な時に、必要な部屋で設定作業を行なうことなく、可搬型平面検出器17を接続するだけで、容易に検査を行なうことができるようになる。これにより、複数のX線撮影システム1を導入したい病院では、導入コストを抑えることができ、可搬型平面検出器17の可搬性という特長を最大に活かすことができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係るX線撮影システムは、図7に示すように、第1の実施の形態にかかるX線撮影システム1に、通信制御装置26を付加して構成される。この通信制御装置26は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、或いはインターネット等のネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスである。具体的には、通信制御部26は、モデム又はターミナルアダプタ等によって構成され、ネットワーク25を介して接続される病院内の情報や被写体である患者の情報、撮影情報を管理するHIS(Hospital Information System:病院情報システム)、放射線科内の情報や被写体である患者の情報、撮影情報を管理するRIS(Radiology Information System:放射線科情報システム)、撮影された画像をファイリングするサーバ等の外部機器と各種情報を送受信するための通信制御を行う。
すなわち、この通信制御装置26を介して、1つの病院システム200に設置された複数のX線撮影システム1a、1b、・・・1nの設定条件を共有することが可能となる。特に、可搬型平面検出器17に適した設定条件、たとえば、オフセット補正テーブル81とゲイン補正テーブル82を複数のX線撮影システム1a、1b、・・・1nで共有することにより、例えばX線撮影システム1aに対して可搬型平面検出器17の設定を行なうことで、他のX線撮影システム1b、・・・1nに対して改めて設定を行なう手間を省くことができる。
図8は、本実施の形態に係る、可搬型平面検出器17とX線撮影システム1における電源装置とのコネクタ部分を示した図である。このコネクタ8の一方のケーブルの一側端は可搬型平面検出器17に接続ており、他側端には一方のコネクタ7aが設けられている。同様に、他方のケーブルの一側端はX線撮影システム1の電源装置に接続され、他側端には前記コネクタ7aと着脱可能な他方のコネクタ7bが設けられている。
このコネクタ8のケーブルは、可搬型平面検出器17へ電力を供給する電力供給線91と、システム制御装置16と同期を取るための信号線92と、検出したX線の情報を送信する信号線93と、通信制御装置26とデータ通信を行なう信号線94とを備える。なお、コネクタ8の一方は、1つのX線撮影システム内に複数あってもよい。たとえば、立位撮影装置14にコネクタがあってもよいし、水平撮影装置15にコネクタがあってもよい。
このコネクタ8を備えたX線撮影システム1に対して、可搬型平面検出器17を接続すると、可搬型平面検出器17のステータス情報に対応するように、X線撮影システム1の各装置が設定される。また、データ通信用の信号線94がイーサネット(登録商標)ケーブル等の通信手段となり、X線撮影システム1のシステム制御装置を介して抽出した各情報を、複数のX線撮影システムで共有することが可能となる。すなわち、本実施の形態では、可搬型平面検出器17のステータス情報の読取り、信号線92を介してシステム制御装置16と同期を取ると共に、通信の確立をも行なう。
これにより、図7に示すように、可搬型平面検出器17の情報を病院システム200内のすべてのX線撮影システム1a、1b・・・1n等で共有することができる。このように、本実施の形態によると、1つのX線撮影システム1で得た可搬型平面検出器17に適合した設定条件を共有することができるため、1回の接続操作をトリガーとして、他のX線撮影システム1でも可搬型平面検出器20の情報を取得することができ、病院システム200内のすべてのX線撮影システムに対して、予め可搬型平面検出器17の設定を行なう必要がなくなる。特に、画像収集部42のオフセット補正テーブル81やゲイン補正テーブル82の画像収集条件を共有することで、可搬型平面検出器17に適した補正テーブルを保持しないX線撮影システム1は、可搬型平面検出器17との接続をトリガーとして、適当な補正テーブルを有するX線撮影システム1から補正テーブルを自動的にダウンロードすることが可能となる。
また、1つのX線撮影システム1でのみ、可搬型平面検出器17に適合する設定条件を保持・管理すればよく、設定作業の効率をさらに向上させることができる。さらに、必要な時に、必要な部屋で、可搬型平面検出器17を即座に使用することが可能となり、可搬型平面検出器17の最大の利点となる可搬性を最大に活かすことができる。
本発明は前記実施の形態にのみ限定されるものではなく、X線透視撮影システムに、第1の実施の形態で説明したコネクタ5を用いて第2の実施の形態で説明したLANに接続させるようにしても良い。このようにすることで、可搬型平面検出器17を、X線透視撮影システムに接続するだけで、可搬型平面検出器17の情報を容易に取得することができ、設定作業の効率を向上させることができる。また、複数種類のX線撮影システムに接続している場合でも、必要な時に必要な部屋で、可搬型平面検出器17を即座に使用することが可能となり、可搬型平面検出器17の最大の利点となる可搬性を最大に活かすことができる。
本発明の実施の形態に係るX線撮影システムの概要図。 本発明の実施の形態に係るX線管とX線発生制御装置13の一例を示したブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係るX線撮影システムの一例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る画像収集部の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る設定条件管理部の一例を示すテーブル図。 本発明の第1の形態に係るコネクタの一例を示す図。 第2の実施の形態に係る病院システムの一例を示した図。 第2の実施の形態に係るコネクタの一例を示した図。
符号の説明
1 X線撮影システム、2 検査室、3 操作室、11a X線管保持装置、11b X線管保持装置、12a X線管、12b X線管、13 X線発生制御装置、14 立位撮影台、15 水平撮影台、16 システム制御装置、17 可搬型平面検出器、18 操作卓装置、19 画像処理装置、20 設定条件管理部、21 電源装置、22a 平面検出器、22b 平面検出器、26 通信制御装置

Claims (10)

  1. X線を被検体に照射するためのX線発生制御手段と、
    被検体を透過したX線を検出する可搬型平面検出器と、
    前記可搬型平面検出器で検出されたX線を画像化し診断用に補正する画像処理手段と、
    前記可搬型平面検出器の種別毎に、前記X線発生制御手段と前記画像処理手段とを制御するための設定条件を保存した設定条件管理手段と、
    前記可搬型平面検出器が接続された時、前記設定条件管理手段で保存された前記可搬型平面検出器に対応した前記設定条件に基づいて、前記X線制御手段と前記画像処理手段とを制御するシステム制御手段と
    を備えることを特徴とするX線撮影システム。
  2. 前記X線撮影システムは、さらに、
    据付型平面検出器と、
    前記据付型平面検出器を取り付けた撮影台と、
    前記据付型平面検出器の種別毎に、前記X線発生制御手段と前記画像処理手段と前記撮影台とを制御するための設定条件を保存した設定条件管理手段と、
    前記可搬型平面検出器が接続されていない時、前記設定条件管理手段に保存されている前記据付型平面検出器の種別毎に保存した設定条件に基づいて、前記X線制御手段と前記画像処理手段及び前記撮影台とを制御するシステム制御装置と
    を備えるものであることを特徴とする請求項1記載のX線撮影システム。
  3. 前記可搬型平面検出器は、前記X線撮影システムに対して着脱自在なコネクタを介して接続されるものであることを特徴とする請求項2に記載のX線撮影システム。
  4. 前記可搬型平面検出器が接続される前記コネクタは、前記可搬型平面検出器に電力を供給する電力供給線と、前記システム制御手段と同期を取る信号線と、検出したX線の情報を送信する信号線とを接続するであることを特徴とする請求項3記載のX線撮影システム。
  5. 前記システム制御手段は、前記コネクタを介して、前記X線撮影システムに前記可搬型平面検出器が接続されていることを感知するものであることを特徴とする請求項4記載のX線撮影システム。
  6. 前記システム制御手段は、前記X線撮影システムに前記可搬型平面検出器が接続されていることを感知した時、前記信号線を介して前記可搬型平面検出器のステータス情報を取得し、前記可搬型平面検出器の種別を検出するようにしたことを特徴とする請求項5記載のX線撮影システム。
  7. 前記X線発生制御手段は、前記システム制御手段からの指令に応じて、被検体にX線を照射するX線管球に高電圧を与えるための高電圧発生装置と、X線の照射領域を限定する可動絞り装置及び、前記X線管球を保持して走行する天井懸垂式のX線管保持装置とを制御するものであることを特徴とする請求項1記載のX線撮影システム。
  8. 前記画像処理手段が、前記平面検出器の種別に応じたオフセット補正を行うためのオフセット補正テーブルと、ゲイン補正をおこなうためのゲイン補正テーブルとを備え、対応する前記テーブルに切り替えるものであることを特徴とする請求項1記載のX線撮影システム。
  9. 前記X線撮影システムは、さらに、ネットワークに接続された伝送媒体に接続可能な通信制御装置を備えるものであることを特徴とする請求項2記載のX線撮影システム。
  10. 前記システム制御手段は、前記X線撮影システムに前記可搬型平面検出器が接続された時、前記通信制御装置のデータ通信を行なうための信号線を介して、他のX線撮影システムから前記画像処理手段を取得することが可能であることを特徴とする請求項9記載のX線撮影システム。
JP2008294738A 2008-11-18 2008-11-18 X線撮影システム Withdrawn JP2010119513A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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