JP2010119236A - 太陽光発電電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発電効率がよく、耐熱性に優れた太陽光発電電源装置を提供すること。
【解決手段】 筐体内に制御部本体と蓄電池とをほぼ密閉状態に収納する。電力変換部近傍に第1送風器を設け、筐体の上部に第2送風機を設ける。閾値と、電力変換部近傍の温度を比較し、第1の閾値を超えていると判断されたとき、第1送風器を作動させる。そして、前記第1の閾値より温度が高い第2の閾値を超えると、第2送風器を作動させて筐体内の空気を放出させる。そして更に温度が上昇したときは、電力変換を停止させることとして太陽光発電電源装置を構成した。これにより、冷却に伴う電力消費量を抑え、かつ温度上昇による破損等を防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 筐体内に制御部本体と蓄電池とをほぼ密閉状態に収納する。電力変換部近傍に第1送風器を設け、筐体の上部に第2送風機を設ける。閾値と、電力変換部近傍の温度を比較し、第1の閾値を超えていると判断されたとき、第1送風器を作動させる。そして、前記第1の閾値より温度が高い第2の閾値を超えると、第2送風器を作動させて筐体内の空気を放出させる。そして更に温度が上昇したときは、電力変換を停止させることとして太陽光発電電源装置を構成した。これにより、冷却に伴う電力消費量を抑え、かつ温度上昇による破損等を防止できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、太陽光発電パネルを備え、太陽光発電パネルで発電した電力をポンプなどに供給して作動させる屋外設置型の太陽光発電電源装置に関する。
太陽光発電パネルを用いた太陽光発電電源装置は、太陽光で発電することから省資源化が図れ、かつ燃料の補給などが不要なことから、電力線が配設されていない例えば山中に揚水ポンプを設置しようとした場合の電源装置として適した特性を有している。また太陽光発電電源装置は、例えば蓄電池と電力変換装置を備え、夜間や雨天などでも、商用電源と同等の電力が出力できるように構成されている。
太陽光発電パネルの発電電力は、1枚当たり12V(ボルト)程度の直流電力であるので、変換装置により商用電源と同等の電力に変換している。例えば、12Vを直流141VにDC−DCコンバータで昇圧させたのち、直流−交流変換器(単相インバータ)においてPWM制御して商用電源と同等の周波数、波形を有する交流に変換していた。
ところが上記方法では、DC−DCコンバータにおいて、約12倍の昇圧を行っており、そのためPWMスイッチング部での電力変換ロスが大きく、温度が上昇する問題に加え、電力を効率よく利用できないという問題があった。
これに対して蓄電池に充電されている直流電力を単相インバータで直接交流電力に変換し、その交流電力をトランスで商用電源と同等の電圧に昇圧させるという方法が考案されている。これによれば、特殊な昇圧コンバータ部が不要となるため、変換ロスが少なく、簡潔な回路構成で太陽光発電電源装置を実現できる。
特開2007−300695号公報
しかしながら上記電源装置では、単相インバータからPWMスイッチング部に、低い電圧で極めて大きい電流が流れるため、PWMスイッチング部における発熱量が大きかった。特に、太陽光が強く照射され太陽光発電パネルの発電量が増大する夏季などでは、気温の上昇と照射量の増大と相まって、最大負荷時における温度上昇が非常に大きくなっていた。
そこで低ON抵抗のパワーFETなどのスイッチング素子やアルミ製ヒートシンクなどを採用して、耐熱性を向上させ、装置全体の耐久性を向上させることも考えられていた。ところが夏季など気温が高い時期に最大負荷がかかると、自然冷却のみでは温度上昇に対応できず、温度を十分に低下させることができなかった。
そこで大型のファンを設置して強制的にヒートシンク等を冷却させる必要が生じるが、大型ファンを駆動させて装置自体を冷却させるために、太陽電池パネルで発電された電力が消費されてしまうという問題があった。
本発明は上記課題を解決し、装置を冷却させるための電力消費量が少なく、かつ温度上昇に適確に対応できる太陽光発電電源装置を提供することを目的とする。
1、太陽電池パネルと、制御部本体と、該制御部本体に接続される蓄電池と、を具え、前記太陽電池パネルで発電された電力を前記蓄電池に蓄電させるとともに電力変換部で商用電力と同等の電力に変換して出力する屋外設置型の太陽光発電電源装置において、
前記制御部本体と前記蓄電池とをほぼ密閉状態に収納する筐体と、前記制御部本体の電力変換部近傍に設けられた第1送風器と、前記筐体の上部に設けられ、該筐体の内部から外方に空気を送出させる第2送風機と、前記電力変換部近傍の温度を計測する温度計測器と、複数の閾値が記憶されている記憶手段と、前記温度計測器が計測した計測温度を各閾値と比較する比較手段とを有し、
前記温度計測器が計測した計測温度が前記記憶手段に記憶されている第1の閾値を超えていると判断されたとき、前記第1送風器を作動させ、前記計測温度が、前記第1の閾値より温度が高い第2の閾値を超えていると判断されたとき、少なくとも前記第2送風器を作動させることとして屋外設置型の太陽光発電電源装置を構成した。
前記制御部本体と前記蓄電池とをほぼ密閉状態に収納する筐体と、前記制御部本体の電力変換部近傍に設けられた第1送風器と、前記筐体の上部に設けられ、該筐体の内部から外方に空気を送出させる第2送風機と、前記電力変換部近傍の温度を計測する温度計測器と、複数の閾値が記憶されている記憶手段と、前記温度計測器が計測した計測温度を各閾値と比較する比較手段とを有し、
前記温度計測器が計測した計測温度が前記記憶手段に記憶されている第1の閾値を超えていると判断されたとき、前記第1送風器を作動させ、前記計測温度が、前記第1の閾値より温度が高い第2の閾値を超えていると判断されたとき、少なくとも前記第2送風器を作動させることとして屋外設置型の太陽光発電電源装置を構成した。
2、1に記載の屋外設置型の太陽光発電電源装置において、前記第1送風器は、前記第2送風器より小さい定格出力であることとした。
3、1または2に記載の屋外設置型の太陽光発電電源装置において、前記計測温度が、前記第2の閾値より温度が高い第3の閾値を超えていると判断されたとき、前記電力変換部による電力変換動作を停止させることとした。
4、3に記載の屋外設置型の太陽光発電電源装置において、外部商用電源が接続され、前記計測温度が、前記第3の閾値を超えていると判断されたとき、前記電力変換部による電力に代えて前記外部商用電源からの電力を外部に直接出力させることとした。
本発明の屋外設置型の太陽光発電電源装置によれば、太陽電池パネルで発電された電力、および蓄電池からの電力が、商用電源と同等の電力に変換され、揚水ポンプなど接続された負荷に供給される。
そして温度計測器で計測された温度が第1の閾値を超えると第1送風器が作動し、第1送風器の送風により電力変換部が冷却される。これにより、自然エネルギーを利用し、商用電源が設けられていない箇所においても、安定して電気機器類を作動させることができるとともに、寒冷な季節や小型の機器が接続されている場合、また例えば給水ポンプが接続されて、その給水需要が少なく給水ポンプへの負荷が小さい場合など電力変換部の発熱量が小さい場合には、第1送風器による送風により、小さい電力消費量で電力変換部の過剰な温度上昇を確実に防止することができる。
計測温度が第2の閾値を超えると、第2送風器が作動する。すると、筐体内の空気が外部に放出されるとともに配線引き込み用の孔などから外気が導入され、筐体内の温度を低下させることができる。これにより各装置類の過熱が防止され、耐久性の低下を防ぎ、装置の長寿命化を図ることができる。
更に、計測温度が第3の閾値を超えた場合には、電力変換部の作動が停止し、太陽電池パネルや蓄電池からの電力の供給が停止される。これにより電力変換部での発熱を停止させ、熱破損を防止できる。また外部商用電源に出力を切り替えることにより、電力供給を継続させることができ、給水ポンプが作動停止されることによる断水などを回避できる。
本発明にかかる屋外設置型の太陽光発電電源装置の一実施形態について、図を参照して説明する。
図4に太陽光発電電源装置10の全体構成を示す。太陽光発電電源装置10は、太陽光発電パネル12、電源装置14、表示装置16、および外部商用電源に接続される商用電源コード18等から構成されている。また太陽光発電電源装置10には出力コード20が接続され、出力コード20を介して負荷としての揚水ポンプ70が接続されている。
太陽光発電パネル12は、太陽光発電素子を内部に有し、脚部72で支持されている。太陽光発電パネル12は、通常12V程度の直流電力を発電する。太陽光発電パネル12は、適宜の台数設置し、所望の電力量が発電されるように構成されている。尚太陽光発電パネル12を、電源装置14に直接取り付けたり、あるいは移動台(図示せず。)などに取り付け、受光面を太陽の移動に追従させるように構成してもよい。
商用電源コード18は、電力会社などから供給されている商用電源に接続させて、電力を入力させる電源コードである。商用電源としては、例えば100Vあるいは200Vの交流電力である。尚、その他の電圧の電力であってもよい。表示装置16は、発電電力や消費電力、二酸化炭素の削減量などを表示する表示画面や、自動、手動、停止の切替スイッチなどが設けられている。
揚水ポンプ70は、井戸(図示せず。)などに設置され、地下水を汲み上げ、灌水させるポンプである。揚水ポンプ70は、タイマー(図示せず。)などに接続され、設定された時間に従い、あるいは季節に応じて適宜作動される。尚、太陽光発電電源装置10の負荷は、揚水ポンプ70に限定されるものではない。また商用電源コード18を介して、外部の商用電源に必ずしも接続されなくてよい。
電源装置14は、図2、および図3に示すように、蓄電池32と、制御基板34と、昇圧トランス36と、遮断器38と、筐体40などから構成されている。電源装置14は、筐体40で覆われており、図3に筐体40の一部を破断し、電源装置14の内部を示している。
筐体40は、基台42と、基台42上に設けられたカバー部44で形成されている。 基台42は、平板状で、左右両端に下方に延びる脚部46を具えている。基台42には、壁板60が取り付けられ、壁板60の一方側に蓄電池32が載置されている。また基台42には、孔48が適宜形成されている。孔48には、ゴム材などからなる封止材50が取り付けてあり、封止材50を介して商用電源コード18や出力コード20などが筐体40の内外を貫通している。
カバー部44は、基台42の上部に取り外し可能に取り付けられている。カバー部44を、ネジ等で基台42に取り付けると、筐体40の内部はほぼ密閉した状態に保持される。カバー部44の側面上部には、開口部52が形成されており、開口部52の位置に合わせて第2送風器33が取り付けられている。第2送風器33は、筐体40の内部から筐体40の外部に空気を送り出す方向に作動する。また開口部52には、ルーバー、および網(図示せず。)が取り付けてあり、開口部52を通して筐体40の内部に雨水や虫などが侵入することのないようにしている。尚第2送風器33は、筐体40の内部に外気を導入させるように作動させてもよい。
蓄電池32は、例えば端子間電圧が12Vの鉛蓄電池である。蓄電池32は、壁板60に沿って据えられ、取付具(図示せず。)により基台42上に固定されている。尚、蓄電池32の種類は特に限定しない。
壁板60は、基台42上にほぼ直立した状態で取り付けられている。壁板60は、基台42からカバー部44の天井面まで届く高さを有し、筐体40の内部を蓄電池32側と制御基板34側とに区分している。壁板60には、上述した制御基板34、昇圧トランス36、遮断器38、外部接続コンセント39などが取り付けられている。また壁板60には孔49が設けてあり、蓄電池32の電力コード51が通っている。
制御基板34には、図2に示す右方に電力変換部としてのインバータ部64が設けられている。インバータ部64は、複数のスイッチング素子(図示せず。)とスイッチング素子で発生した熱を放散させる放熱板66とから構成され、直流電力を所定の波形、周波数の交流電力(商用電力と同等の交流電力である。)に変換している。
放熱板66はアルミなど熱伝導性のよい材質から形成されており、上下方向に延びるフィンが複数設けられている。放熱板66は、フィンを図の左方に向けて取り付けられており、フィンの先端側に第1送風器31が、裏側(右方側の平坦面)に温度計測器68が取り付けられている。
第1送風器31は、放熱板66のフィンに向かって空気を送出し、フィンの間を通って空気を上方に流すように取り付けられている。また第1送風器31は、第2送風器33の定格出力より低く設定してあり、第1送風器31を作動させた時の消費電力は、第2送風器33を作動させた時の消費電力より小さくなるように設定されている。温度計測器68は、放熱板66の温度、すなわちスイッチング素子の温度を計測し、制御部本体13に送出する。
昇圧トランス36は、インバータ部64と外部接続コンセント39に接続され、交流約8.5Vを交流100Vに昇圧させて外部接続コンセント39から出力させる。外部接続コンセント39には、出力コード20の先端に設けられたプラグ22が差し込まれ、揚水ポンプ70が接続される。遮断器38は、蓄電池32と制御基板34の間に設けられ、蓄電池32からの異常電流を検知すると両者間の接続を遮断する。遮断器38は、また手動で遮断を復帰させるスイッチ部を有している。
更に制御基板34には、蓄電池32への充電を制御する充電制御部11、および制御部本体13が設けられている。次に図1を用い、制御部本体13を含めた太陽光発電電源装置10全体の回路構成について説明する。
図1に示すように、充電制御部11は、太陽光発電パネル12と蓄電池32をつなぎ、太陽光発電パネル12で発電された電力を、蓄電池32の充電量に応じて送り出すようになっている。
制御部本体13は、インバータ部64に延びる信号線が接続され、信号線を介してインバータ部64へ作動の指示を送出する。また制御部本体13には、温度計測器68からの信号線が接続されており、温度計測器68が計測したインバータ部64の温度が入力される。
更に制御部本体13は、主な機能として図1に示すように記憶手段15、比較手段17を具えている。記憶手段15には、インバータ部64(スイッチング素子)の温度閾値である、第1閾値、第2閾値、第3閾値が記憶されている。第1閾値から第3閾値の順に、数値(閾値温度)が高く設定されている。
第1閾値は、インバータ部64が作動して発熱し、放熱板66に送風して冷却することが必要と判断される温度である。
第2閾値は、気温が上昇したり、負荷が大きくインバータ部64での発熱がより大きくなり、第1送風器31の送風のみでは対応できないと判断される温度である。計測値が第2閾値を超えると、第2送風器33が作動され、開口部52を通して筐体40内部から熱気が筐体40の外に放出されるとともに、発生する内部負圧により孔48の隙間等から外気が筐体40内に導入される。
第3の閾値は、第2送風器33による送風によってもインバータ部64の温度上昇を抑えられず、温度上昇が継続し、熱破壊の危険性を考慮する必要があると判断される温度である。かかる第3の閾値は、スイッチング素子の耐熱温度等を基準に定められる温度である。
比較手段17は、記憶手段15と温度計測器68に接続しており、温度計測器68からの計測値を記憶手段15に記憶されている閾値と比較し、上記判断を行う。また比較手段17には、第1リレー19、第2リレー21、第3リレー23が接続されている。第1リレー19は、第1送風器31の電力線の接点19bを作動させる。第2リレー21は、第2送風器33の電力線の接点21bを作動させる。第3リレー23は、商用電源コード18の接点23bを作動させる。
具体的には、温度計測器68からの計測値が第1閾値より高いと比較手段17で判断されると、第1リレー19が作動される。温度計測器68からの計測値が第2閾値より高いと判断されると、第2リレー21が作動される。更に温度計測器68からの計測値が第3閾値より高いと判断されると、まずインバータ部64に作動停止の指示が送出されるとともに、第3リレー23が作動される。
次に、太陽光発電電源装置10の作用、効果について説明する。
太陽光を受け太陽光発電パネル12が発電を開始すると、電力(12V程度の直流電力)が電源装置14に送られる。電源装置14に入力された電力は、充電制御部11を介し、充電可能であれば蓄電池32に送られ、蓄電池32に順次充電される。
一方揚水ポンプ70がタイマー等より作動開始されると、太陽光発電パネル12で発電された電力、および太陽光発電パネル12での発電量が不足する場合には蓄電池32からの電力がインバータ部64に供給される。インバータ部64は、直流(12ボルト程度)を所定形式の交流に変換する。交流は、昇圧トランス36に送られ、昇圧されて商用100Vと同等の電力に変換される。そして、外部接続コンセント39から出力され、出力コード20を通して揚水ポンプ70に供給され、作動させる。揚水ポンプ70は、井戸から水を汲み上げて供給する。これにより、自然エネルギーを利用して揚水ポンプ70を作動させることができる。
またその間温度計測器68は、放熱板66の温度を計測し、計測値を制御部本体13に送出する。制御部本体13では、比較手段17が温度計測器68からの計測値と各閾値とを比較する。そして、計測値が第1閾値を超えたと判断されたら、第1リレー19を作動させる。すると接点19bが接続され、第1送風器31が作動する。これにより、図2の点線の矢印で示すように放熱板66に風が送られ、冷却される。第1送風器31は、第2送風器33より消費電力が小さく、計測値が第2閾値を超えなければこの状態のまま、少ない消費電力の第1送風器31を作動させて、揚水ポンプ70に電力供給が行われる。
次に、計測値が第2閾値を超えたと比較手段17が判断したら、第2リレー21を作動させる。すると接点21bが接続され、第2送風器33が作動する。これにより、筐体40内部の空気が図2の実線の矢印で示すように筐体40の外に放出されるとともに、負圧により孔48等を通して筐体40の内部に外気が導入される。すると筐体40の内部の温度が低下し、インバータ部64の温度を所定温度以下に保持し、揚水ポンプ70への電力供給を継続させることができる。このとき、第1送風器31を停止させてもよい。
更に、計測値が第3閾値を超えたと比較手段17が判断したら、制御部本体13からインバータ部64に電力変換停止の指示が送出される。するとインバータ部64の電力変換が停止され、電力変換に伴う発熱が停止して、さらなる温度上昇が防止される。これにより、スイッチング素子等の過熱による熱破壊が回避できる。またインバータ部64に電力変換停止の指示が送出されると同時に第3リレー23が作動される。すると接点23bが接続され、外部の商用電力が出力コード20に接続されて、外部商用電力が揚水ポンプ70に供給される。したがって、揚水ポンプ70は、停止することなく連続して作動される。
一方温度計測器68の計測値が各閾値を下回った場合には、インバータ部64による電力変換を再開させるとともに順次リレーを切断して送風に伴う消費電力を低減させながら、揚水ポンプ70への電力の供給を行わせていく。
尚、本発明にかかる太陽光発電電源装置10では、商用電源コード18を外部商用電源に接続させることなく使用することができ、商用電源が設けられていない箇所においても太陽光のみを用いてポンプなどの電気機器類を作動させることができる。
10…太陽光発電電源装置
11…充電制御部
12…太陽光発電パネル
13…制御部本体
14…電源装置
15…記憶手段
17…比較手段
18…商用電源コード
20…出力コード
31…第1送風器
32…蓄電池
33…第2送風器
34…制御基板
36…昇圧トランス
39…外部接続コンセント
40…筐体
52…開口部
64…インバータ部
66…放熱板
68…温度計測器
70…揚水ポンプ
11…充電制御部
12…太陽光発電パネル
13…制御部本体
14…電源装置
15…記憶手段
17…比較手段
18…商用電源コード
20…出力コード
31…第1送風器
32…蓄電池
33…第2送風器
34…制御基板
36…昇圧トランス
39…外部接続コンセント
40…筐体
52…開口部
64…インバータ部
66…放熱板
68…温度計測器
70…揚水ポンプ
Claims (4)
- 太陽電池パネルと、制御部本体と、該制御部本体に接続される蓄電池と、を具え、前記太陽電池パネルで発電された電力を前記蓄電池に蓄電させるとともに、電力変換部で商用電力と同等の電力に変換して出力する屋外設置型の太陽光発電電源装置において、
前記制御部本体と前記蓄電池とを収納する筐体と、
前記制御部本体の電力変換部近傍に設けられた第1送風器と、
前記筐体の上部に設けられ、該筐体の内部から外方に空気を送出させる第2送風機と、
前記電力変換部近傍の温度を計測する温度計測器と、
複数の閾値が記憶されている記憶手段と、
前記温度計測器が計測した計測温度を各閾値と比較する比較手段とを有し、
前記温度計測器が計測した計測温度が前記記憶手段に記憶されている第1の閾値を超えていると判断されたとき、前記第1送風器を作動させ、
前記計測温度が、前記第1の閾値より温度が高い第2の閾値を超えていると判断されたとき、少なくとも前記第2送風器を作動させることを特徴とした屋外設置型の太陽光発電電源装置。 - 前記第1送風器は、前記第2送風器より小さい定格出力であることを特徴とした請求項1に記載の屋外設置型の太陽光発電電源装置。
- 前記計測温度が、前記第2の閾値より温度が高い第3の閾値を超えていると判断されたとき、前記電力変換部による電力変換が停止されることを特徴とした請求項1または2に記載の屋外設置型の太陽光発電電源装置。
- 外部商用電源が接続され、前記計測温度が、前記第3の閾値を超えていると判断されたとき、前記電力変換部による電力に代えて前記外部商用電源からの電力を外部に直接出力させることを特徴とした請求項3に記載の屋外設置型の太陽光発電電源装置。
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