JP2010119213A - 配線カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】平面部やコーナー部など、場所を選ばずに使用でき、簡単な着脱操作により配線の隠蔽や配線変更に対応できる手軽な配線カバーを提供する。
【解決手段】一端1a側から他端1b側に亘って配線Xを挿通するための中空部15を備えるカバー本体1と、このカバー本体1の一部に設けられて第1の取付対象である平面部上の磁性面Bに吸着する第1吸着面21aと、カバー本体1の他の一部に設けられて第2の取付対象であるコーナー部両側の交叉磁性面Cに同時に吸着する第2吸着面22aとを備え、第1吸着面22a及び前記第2吸着面22bは、互いに相手方の取付対象への吸着を妨げない位置に設定されている点に特徴を有する。
【選択図】図4
【解決手段】一端1a側から他端1b側に亘って配線Xを挿通するための中空部15を備えるカバー本体1と、このカバー本体1の一部に設けられて第1の取付対象である平面部上の磁性面Bに吸着する第1吸着面21aと、カバー本体1の他の一部に設けられて第2の取付対象であるコーナー部両側の交叉磁性面Cに同時に吸着する第2吸着面22aとを備え、第1吸着面22a及び前記第2吸着面22bは、互いに相手方の取付対象への吸着を妨げない位置に設定されている点に特徴を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、様々な場所で簡易に利用できるようにした配線カバーに関するものである。
近年のOA化の進展に伴って、オフィス内に配線をめぐらす必要性が増大し、デスク回りや間仕切りパネルに沿って配線を引き回すことが多くなっている。
このような場合に、デスク自体やパネル自体に配線ダクト等を作り込むことが一般に行われているが、それでもデスクの前方や側方に配線が垂れ下がったり、パネルの周囲に配線が引き回されることがある。特にフリーアドレス制を採用するフロア等では、逐一配線ダクト等を使用することは煩わしいことから、デスクやパネルの周囲に配線が露出した状態のままでオフィスワーク等が行われることが少なくない。
このような実情に鑑みると、一時的に配線を隠蔽するような簡易な配線カバーがあると便利である。特許文献1には、間仕切りパネル底部または頂部から直立した状態に前記ダクト部材を着脱自在に取り付けるように構成し、前記ダクト部材の外側面の上下方向の適当な位置にコンセント差し込み口を設け、上下両端面の少なくとも一方に、配線が貫通できる開口部を設け、かつ裏面に、前記配線ダクト部材を着脱自在に取り付けるための手段を設けた配線ダクト装置が開示されている。
特開平11−196524号公報
ところが、かかる特許文献のものは、間仕切りパネルへの取付位置を変更することを目的としているに過ぎず、対象が限定的であるため、デスク回り、パネル周辺に自在に使用できるものではない。更に言えば、配線は例えばデスクの天板上に手前から立ち上がる場合や、コーナー付近、側縁などから立ち上がる場合などがあり、パネルにおいても、特許文献のように平面部から立ち上がる場合以外に、パネル同士の交差部付近から立ち上がるケースもある。
また、特許文献のように上下両端面の開口部に配線を貫通させる構造であると、配線ダクト装置を使用する際には、既に引き回されている配線を一旦外した上で配線を長手方向に沿って開口部に通過させ、配線の変更等を行う際にも、再び配線ダクト装置を取り外して配線を長手方向に沿って開口部から抜き取らなければならず、煩わしい点で変わりはない。
したがって、比較的場所を選ばずに使用でき、簡単な着脱操作により配線の隠蔽や配線変更に対応できる手軽な配線カバーが望まれるところである。
本発明は、このような着眼に基づいて、全く新たな機能を備えた配線カバーを実現することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の配線カバーは、一端側から他端側に亘って配線類を挿通するための中空部を備えるカバー本体と、このカバー本体の一部に設けられて第1の取付対象である平面部上の磁性面に吸着する第1吸着面と、前記カバー本体の他の一部に設けられて第2の取付対象であるコーナー部両側の交叉磁性面に同時に吸着する第2吸着面とを具備してなり、前記第1吸着面及び前記第2吸着面は、互いに相手方の取付対象への吸着を妨げない位置に設定されていることを特徴とする。
このように構成すれば、取付対象が磁性面であれば着脱自在であって平面部でもコーナー部でも取付場所が限定されない上に、1つの配線カバーで、平面上に露出する配線もコーナー部に露出する配線も隠蔽することができるので、状況に応じて手軽に使い分けることができる。
逐一配線を配線カバーに挿し通すことを不要にするためには、中空部がカバー本体の背面側に連続開口を有し、その連続開口の両側に第1吸着面および第2吸着面を設けていることが望ましい。
コーナー部が出隅部である場合の具体的態様としては、カバー本体は左右の第1吸着面の内縁から内側に向かって中空部側へ入り込む位置に斜めに第2吸着面を設けているものが挙げられる。
逆に、コーナー部が入り隅部である場合の具体的態様としては、カバー本体は左右の第1吸着面の外側に向かって吸着方向と逆側へ離れる位置に斜めに第2吸着面を設けているものが挙げられる。
簡素な構造としては、吸着面が、カバー本体にマグネットを取り付けることによって構成されていることが望ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから、適用対象が磁性面であれば平面部でもコーナー部でも場所を選ばずに使用でき、簡単な着脱操作を通じて配線の隠蔽や配線変更に手軽に対応できる利便性に富んだ簡易形の配線カバーとして提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図3に示す本実施形態の配線カバーAは、アクリル等の樹脂を押し出し成形することによって構成されるカバー本体1に、マグネット21,22を取り付けたものである。
カバー本体1は、前壁11、一対の側壁12および一対の背壁13を備え、背壁13の内縁間を連続開口14とする部分角パイプ状のものであり、これら前壁11、側壁12および背壁13によって部分的に包囲される位置に配線Xを挿し通すための中空部15が形成されている。カバー本体1は押し出し成形体であるため、この中空部15は長手方向の一端1a側にも他端1b側にも開口している。
背壁13は、側壁12に連続する側に第1の溝13aを有し、連続開口14に近い位置に第2の溝13bを有したもので、第1の溝13aは前壁11に平行であり、第2の溝13bは前壁11に対し中空部15側に45°傾斜している。そして、第1の溝13aにマグネット21を装着してその背面を第1吸着面21aとし,第2の溝13bにマグネット22を装着してその背面を第2吸着面22aとしている。すなわち、一対の第1吸着面21aは同一面上にあり、一対の第2吸着面22aは第1吸着面21aの内縁から中空部15側に入り込んだ位置に斜めに形成されていて、第2吸着面22a、22a同士は90度に交叉する線上にある。マグネット21,22の厚みと溝13a、13bの深さの関係は、設計する吸着力等によってマグネットの磁力との兼ね合いの下に設定される。
側壁12の前端付近には中空部15に向かって滑らかに凹陥する凹み12aが設けてあり、指掛け部等としての利用が可能とされている。前壁11及び側壁12の内面には長手方向に沿って多数の細かい溝11b、12b(図3参照)が形成され、スモーク板的な機能を付与している。
このように構成される本実施形態の配線カバーAは、第1の取付対象である図1の平面部上の磁性面Bに対しては第1吸着面21aが、第2の取付対象である図4のコーナー部両側の交叉磁性面Cに対しては第2吸着面22aが各々吸着することにより、第1吸着面21a及び第2吸着面22aは、互いに相手方の取付対象への吸着を妨げない状態で配線カバーAを取り付けることが可能となっている。
すなわち、図1に示すように平面部上の磁性面Bに第1吸着面21aを吸着させるときには、第2吸着面22aは磁性面Bよりも中空部15側へ離れた位置にあって磁性面Bと干渉することが回避され、図4に示すように出隅部両側の交叉磁性面Cに第2吸着面22aを吸着させるときには、交叉磁性面Cの位置は第2吸着面22aの外側にいくほど当該配線カバーAから離れるので、第2吸着面22aに対して第1吸着面21aが迫り出した位置にあっても、第1吸着面21aの交叉磁性面Cとの干渉が有効に回避されることとなる。
以上のように、本実施形態は、1つの配線カバーAで、図1のように平面上に露出する配線Xも図4のようにコーナー付近に露出する配線Xも隠蔽することができるので、状況に応じて手軽に使い分けることができ、取付対象が磁性面であれば、デスクの天板上に手前から立ち上がる配線や、コーナー付近、側縁などに対して場所を制約されずに床から立ち上がる配線に対する処理を簡単、適切に行うことができる。パネル等に対しても同様に、平面部から立ち上がる場合や、パネル同士の直交部付近から立ち上がる配線等に対しても本実施形態の配線カバーAを有効に適用することが可能となる。
特に、中空部15がカバー本体11の背面側に連続開口14を有し、その連続開口14の両側に第1吸着面21aおよび第2吸着面22aを設けているので、その連続開口14を介して中空部15に配線Xを出し入れしつつ、取付対象に対する配線カバーAの着脱を行うことができるので、逐一配線Xを長手方向に挿し通したり抜き取ったりせずに済み、配線Xの隠蔽や、配線替えなどを迅速に行うことができる使い勝手に極めて優れたものとなる。
具体的には、第2吸着面22aをコーナー部、特に出隅部に適用できるため、デスクの側板や背板の外面側のコーナー部や、ワゴンの化粧板と側板のコーナー部、収納家具の外壁のコーナー部、パネルの交叉部の外側のコーナー部などに簡単、適切に取り付けを行うことが可能となる。
さらにまた、吸着面21a、22aは、カバー本体1にマグネット21、22を取り付けることによって構成されているため、構造簡素であり、本実施形態ではカバー本体1とマグネットの2種類のみの極めてシンプルな構成で高い利便性を有する配線カバーAを実現しているものである。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、図5〜図7に示す配線カバーDは、一端側から他端側に亘って配線類Xを挿通するための中空部115を備えるカバー本体101と、このカバー本体101の一部に設けられて第1の取付対象である図6の平面部上の磁性面Bに吸着する第1吸着面121aと、前記カバー本体101の他の一部に設けられて第2の取付対象である図7のコーナー部両側の交叉磁性面Cに同時に吸着する第2吸着面122aとを具備し、前記第1吸着面121a及び前記第2吸着面122aは、互いに相手方の取付対象への吸着を妨げない位置に設定されているものである。また、中空部115がカバー本体101の背面側に連続開口114を有し、その連続開口114の両側に第1吸着面121aおよび第2吸着面122aを設けている。
上記実施形態と異なるのは、この配線カバーDが、コーナー部である入り隅部に適用可能とするために、カバー本体101が左右の第1吸着面121aの外縁から外側に向かって吸着方向と逆側へ離れる位置に斜めに第2吸着面122aを設けている点にある。第2吸着面122a、122a同士もやはり90°に交叉する線上にある。
すなわち、図6に示すように平面部上の磁性面Bに第1吸着面121aを吸着させるときには、第2吸着面122aは磁性面Bよりも外側へ離れる位置にあって磁性面Bと干渉することが回避され、図7に示す入隅部両側の交叉磁性面Cに第2吸着面122aを吸着させるときには、交叉磁性面Cの位置は第2吸着面122aの内側にいくほど当該配線カバーDから離れるので、第2吸着面122aより第1吸着面121aが迫り出していても、交叉磁性面Cと干渉することが有効に回避されることとなる。
このように、第2吸着面122aをコーナー部、特に入隅部に適用できるため、この配線カバーDを用いれば、デスクの側板や背板の内面側のコーナー部、収納家具の内壁のコーナー部、パネルの交叉部の内側のコーナー部などに立ち上がる配線の処理に有効に適用することが可能となる。
その他、上記の配線カバーの長手方向を水平姿勢にして横使いに使用するなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1、101…カバー本体
1a…一端
1b…他端
14、114…連続開口
15,115…中空部
21、22…マグネット
21a、121a…第1吸着面
22a、122a…第2吸着面
B…平面部上の磁性面
C…交差磁性面
X…配線
1a…一端
1b…他端
14、114…連続開口
15,115…中空部
21、22…マグネット
21a、121a…第1吸着面
22a、122a…第2吸着面
B…平面部上の磁性面
C…交差磁性面
X…配線
Claims (5)
- 一端側から他端側に亘って配線類を挿通するための中空部を備えるカバー本体と、このカバー本体の一部に設けられて第1の取付対象である平面部上の磁性面に吸着する第1吸着面と、前記カバー本体の他の一部に設けられて第2の取付対象であるコーナー部両側の交叉磁性面に同時に吸着する第2吸着面とを具備してなり、前記第1吸着面及び前記第2吸着面は、互いに相手方の取付対象への吸着を妨げない位置に設定されていることを特徴とする配線カバー。
- 中空部はカバー本体の背面側に連続開口を有し、その連続開口の両側に第1吸着面および第2吸着面を設けている請求項1記載の配線カバー。
- コーナー部が出隅部であり、カバー本体は左右の第1吸着面の内縁から内側に向かって中空部側へ入り込む位置に斜めに第2吸着面を設けている請求項2記載の配線カバー。
- コーナー部が入り隅部であり、カバー本体は左右の第1吸着面の外側に向かって吸着方向と逆側へ離れる位置に斜めに第2吸着面を設けている請求項2記載の配線カバー。
- 吸着面は、カバー本体にマグネットを取り付けることによって構成されている請求項1〜4何れかに記載の配線カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008290423A JP2010119213A (ja) | 2008-11-12 | 2008-11-12 | 配線カバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008290423A JP2010119213A (ja) | 2008-11-12 | 2008-11-12 | 配線カバー |
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JP2010119213A true JP2010119213A (ja) | 2010-05-27 |
Family
ID=42306489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008290423A Pending JP2010119213A (ja) | 2008-11-12 | 2008-11-12 | 配線カバー |
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JP (1) | JP2010119213A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180051210A (ko) * | 2016-11-08 | 2018-05-16 | 주식회사 지테크인터내셔날 | 전자 저울을 구비한 팰릿 |
JP2020054523A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 積水ハウス株式会社 | 収納棚の配線構造 |
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2008
- 2008-11-12 JP JP2008290423A patent/JP2010119213A/ja active Pending
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KR20180051210A (ko) * | 2016-11-08 | 2018-05-16 | 주식회사 지테크인터내셔날 | 전자 저울을 구비한 팰릿 |
KR102212729B1 (ko) | 2016-11-08 | 2021-02-05 | 주식회사 지테크인터내셔날 | 전자 저울을 구비한 팰릿 |
JP2020054523A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 積水ハウス株式会社 | 収納棚の配線構造 |
JP7151341B2 (ja) | 2018-09-28 | 2022-10-12 | 積水ハウス株式会社 | 収納棚の配線構造 |
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