JP2010119165A - 架空送電線路とその工事方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】時季を問わずに工事が可能な架空送電線路とその工事方法を提供する。
【解決手段】鉄塔2の延線方向両側にある架空送電線3a,3bの端部間を金属遮蔽付きケーブル4で電気的に接続した架空送電線路1において、金属遮蔽付きケーブル4を鉄塔2から電気的に絶縁するための支持がい子5を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、時季を問わずに工事が可能な架空送電線路とその工事方法に関する。
金属遮蔽付きケーブル(CJ)を備えた架空送電線路にあっては、鉄塔の延線方向両側にある架空送電線の端部間を金属遮蔽付きケーブルによって電気的に接続している。ここに、金属遮蔽付きケーブルとは、少なくとも中心導体とその外周に被覆された絶縁体とその外周を取り巻く金属遮蔽層とを備えたケーブルをいう。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、架空送電線路51は、複数の鉄塔2間に架空送電線3a,3bを布設したものである。鉄塔2の延線方向両側にある各架空送電線3a,3bの端部は、鉄塔2から延線方向に離れた位置にある。鉄塔2の腕金6に支持線7が取り付けられ、支持線7は延線方向両側に所定の長さずつ延びている。その支持線7の両端に長幹がい子(または懸垂がい子)8a,8bが取り付けられ、これら長幹がい子8a,8bに各架空送電線3a,3bの端部が固定されている。これにより、鉄塔2の延線方向両側にある架空送電線3a,3bは、長幹がい子8a,8bと支持線7を介して鉄塔2に機械的に支持されていることになる。
鉄塔2の腕金6は、鉄塔2から延線方向に対してほぼ直角な方向(以下、幅方向という)両側に突き出している。鉄塔2の幅方向両側の腕金6の幅方向先端に、それぞれ支持線7が取り付けられていることで、複数路の架空送電線3a,3bが布設されている。
各架空送電線3a,3bの端部は、気中終端部9a,9bを介して金属遮蔽付きケーブル4に電気的に接続されている。これにより、鉄塔2の延線方向両側にある架空送電線3a,3b同士が金属遮蔽付きケーブル4によって相互に電気的に接続されていることになる。
支持線7には、延線方向に所定間隔で複数個のハンガ10が取り付けられている。金属遮蔽付きケーブル4は、これらハンガ10により支持線7に支持されている。なお、図5(a)は平面図であり、金属遮蔽付きケーブル4とハンガ10は支持線7の下に隠れるが、ここでは金属遮蔽付きケーブル4とハンガ10が水平に張り出すように描いてある。
金属遮蔽付きケーブル4に連結された気中終端部9a,9bは、気中終端部9a,9bの両端が長幹がい子8a,8bの両端から直角方向に伸びている支持部材11に固定されることで長幹がい子8a,8bと平行に保持されている。
金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽は、アース線15を介して鉄塔2に接地されている。具体的には、鉄塔2に接地板13が取り付けられ、その接地板13から支持部材11までアース線15が配線され、支持部材11に金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽が接している。
上記説明した金属遮蔽付きケーブルを備えた架空送電線路によれば、鉄塔の幅方向両側の金属遮蔽付きケーブルに挟まれた鉄塔の延線方向両側所定距離以内に、無電圧領域Aを確保することができる。
特開2000−270454号公報
一般に、架空送電線路は、全ての雷に対し耐えられる設備ではない。架空送電線路の架空送電線に落雷すると、送電電圧をはるかに超える雷のサージ電圧により架空送電線の絶縁が破壊されることが多い。この絶縁破壊による電流路で電気回路が形成されることにより、それまで架空送電線に沿って送電されていた電流が絶縁破壊による電流路に流れ込む。この現象を地絡という。
地絡電流は、変電所などで送電を停止しない限り継続して流れる。このように継続する地絡電流を送電停止により遮断すると、需要家では瞬間的ではあるが停電となる。地絡電流遮断に要する時間はわずか0.01秒程度であり、送電停止後、速やかに送電を自動再開することができる。
一般に、架空送電線路においては架空送電線には、空気絶縁を図る目的で、ACSRなどのように絶縁層を持たない裸線が使用される。よって、落雷により地絡しても、設備自体が落雷で破壊されるには至らないため、送電停止後に送電再開することで、その後の再送電を行うことができる。
しかし、金属遮蔽付きケーブル4が用いられた架空送電線路51にあっては、落雷により中心導体と金属遮蔽層との間の絶縁体が絶縁破壊された場合、金属遮蔽付きケーブル4が絶縁破壊によって絶縁層が物理的に破壊されているため、送電停止後に送電再開すると、金属遮蔽付きケーブル4が送電電圧に耐えることができず、再び地絡する。このため、再送電ができなくなり、完全に送電停止(停電)となる。送電を再開するためには、絶縁破壊された金属遮蔽付きケーブル4を新しい金属遮蔽付きケーブル4に交換する必要がある。
図5の架空送電線路51が落雷を受け、雷サージが気中終端部を介して直接に支持線7a又はアース線15に流れる場合には、金属遮蔽付きケーブル4は健全であり、問題にならないが、図5の架空送電線路51が落雷を受け、雷サージが気中終端部を介して金属遮蔽付きケーブル4に流れる場合には、雷サージが金属遮蔽付きケーブル4の絶縁を破壊し、金属遮蔽付きケーブル4からハンガ10と支持線7又はアース線15を通じて鉄塔2へ地絡が生じた場合、金属遮蔽付きケーブル4は、絶縁が破壊されて接地されているため、正常に送電することができない。このように、金属遮蔽付きケーブル4が絶縁破壊されると、金属遮蔽付きケーブル4からハンガ10と支持線7を経て鉄塔2に至る回路、金属遮蔽付きケーブル4からアース線15を経て鉄塔2に至る回路などの2つまたはそれ以上の回路を通じて金属遮蔽付きケーブル4が接地されるため、正常に送電することができない。この状態を解消するには、金属遮蔽付きケーブル4の交換が必要となる。
しかし、金属遮蔽付きケーブル4の交換には時間がかかり、数日を要する場合もある。このように長時間にわたり送電が不能になるのは好ましくない。
従来、電力会社は、架空送電線路51の工事は、夏季の工事は避けている。金属遮蔽付きケーブル4を夏季に至る前に取り付け、秋季に撤去することで、夏季の工事そのものは回避できる。金属遮蔽付きケーブル4が絶縁破壊に至る落雷に被雷する確率はかなり低いが、リスクを最小にして安定した電力供給を行うために、電力会社は、夏季に金属遮蔽付きケーブル4を使用することを極力避けている。
このように、金属遮蔽付きケーブル4を備えた架空送電線路51の問題点は、落雷により金属遮蔽付きケーブル4が絶縁破壊すると、停電という大きなトラブルになると共に、金属遮蔽付きケーブル4を交換しない限り送電を再開することができないことであり、電力会社では被雷機会の多い夏季には金属遮蔽付きケーブル4を設置しないよう工期を設定している。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、時季を問わずに工事が可能な架空送電線路とその工事方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の架空送電線路は、鉄塔の延線方向両側にある架空送電線の端部間を金属遮蔽付きケーブルで電気的に接続した架空送電線路において、上記金属遮蔽付きケーブルを上記鉄塔から電気的に絶縁するための支持がい子を備えたものである。
上記金属遮蔽付きケーブルと上記鉄塔との間に、上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを電気的に短絡/遮断させるための着脱可能な接地リード線を備えてもよい。
上記金属遮蔽付きケーブルと上記鉄塔との間に、該金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを電気的に短絡させるための接地リード線と、該接地リード線による上記鉄塔金属遮蔽付きケーブル金属遮蔽間の電気的短絡を過大電流により遮断する断路装置とを備えてもよい。
上記断路装置は、上記接地リード線と上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽との間に電気的に直列接続された溶断部材と、上記接地リード線を上記金属遮蔽付きケーブルから水平方向に離れた位置で上記鉄塔に固定する固定部材と、上記接地リード線に取り付けられた錘とを備えてもよい。
また、本発明の架空送電線路の工事方法は、鉄塔の延線方向両側にある架空送電線の端部間を金属遮蔽付きケーブルで電気的に接続した架空送電線路の工事方法において、上記金属遮蔽付きケーブルを上記鉄塔から電気的に絶縁して支持しておき、工事を行うときには、上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを接地リード線により電気的に短絡させるものである。
工事を終了するときに、上記接地リード線を上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔のいずれか一方又は両方から外して上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを電気的に遮断させてもよい。
工事を終了した後も、上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを接地リード線により電気的に短絡したままとし、該接地リード線による上記鉄塔金属遮蔽付きケーブル金属遮蔽間の電気的短絡が過大電流により遮断されるようにしておいてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)時季を問わずに工事が可能となる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る架空送電線路1は、鉄塔2の延線方向(図1の左右方向)両側にある架空送電線3a,3b(架空送電線3bは図示せず;図1の右方向に位置する)の端部間を金属遮蔽付きケーブル4で電気的に接続した架空送電線路1において、金属遮蔽付きケーブル4を鉄塔2から電気的に絶縁するための支持がい子5を備えたものである。
架空送電線路1は、複数の鉄塔2間に架空送電線3a,3bを布設したものである。図1に示した架空送電線路1は、架空送電線3a,3bがなす水平角度が0度から5度までのものである。
各架空送電線3a,3bの端部は、鉄塔2から延線方向に離れた位置にある。鉄塔2の腕金6に支持がい子5が取り付けられ、その支持がい子5に支持線7が取り付けられ、支持線7は延線方向両側に所定の長さずつ延びている。その支持線7の両端に長幹がい子(または懸垂がい子)8a,8b(懸垂がい子8bは図示せず;図1の右方向に位置する)が取り付けられ、これら長幹がい子8a,8bに各架空送電線3a,3bの端部が固定されている。これにより、鉄塔2の延線方向両側にある架空送電線3a,3bは、長幹がい子8a,8bと支持線7と支持がい子5を介して鉄塔2に機械的に支持されていることになる。
鉄塔2の腕金6は、鉄塔2から延線方向に対してほぼ直角な方向(以下、幅方向という)両側に突き出している。鉄塔2の幅方向両側の腕金6の幅方向先端に、それぞれ支持がい子5、支持線7、長幹がい子8a,8bが取り付けられることで、鉄塔2の幅方向両側にそれぞれ架空送電線3a,3bが布設される。
各架空送電線3a,3bの端部は、気中終端部9a,9b(気中終端部9bは図示せず;図1の右方向に位置する)を介して金属遮蔽付きケーブル4に電気的に接続されている。これにより、鉄塔2の延線方向両側にある架空送電線3a,3b同士が金属遮蔽付きケーブル4によって相互に電気的に接続されていることになる。
金属遮蔽付きケーブル4には、例えば、以下のようなCVケーブルを使用することができる。
中心導体:可撓撚り線導体(外径26.0mm)
中心導体の周囲の絶縁体厚さ(内部半導電層、外部半導電層):13.0mm
この上に編組構造遮蔽層(軟銅線編組)を配し、押さえテープで巻き回す。
シース厚さ:4.0mm
全ケーブル外径:66mm
なお、この実施形態は本発明の一実施の形態に過ぎず、本発明の作用効果との関係では、中心導体とそれを取り巻く絶縁体と金属遮蔽層を備えた金属遮蔽付きケーブル4であればよく、上記厚さ、上記外径は使用環境に応じて適宜変更可能である。
支持線7には、延線方向に所定間隔で複数個のハンガ10が取り付けられている。金属遮蔽付きケーブル4は、これらハンガ10により支持線7に支持されている。
金属遮蔽付きケーブル4に連結された気中終端部9a,9bは、気中終端部9a,9bの両端が長幹がい子8a,8bの両端から直角方向に伸びている支持部材11に固定されることで長幹がい子8a,8bと平行に保持されている。
本実施形態では、金属遮蔽付きケーブル4と鉄塔2との間に、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2とを電気的に短絡/遮断させるための着脱可能な接地リード線12が設けられている。具体的には、鉄塔2の腕金6に接地板13が取り付けられている。一方、支持線7に接地端子14が取り付けられ、接地端子14から支持部材11の近傍までアース線15が配線され、気中終端部9a,9bと金属遮蔽付きケーブル4との接続箇所より鉄塔2に近い位置でアース線15が金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽に電気的に接続されている。この構成において、接地板13と接地端子14との間を接地リード線12で電気的に接続することにより、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽が鉄塔2に接地される。接地リード線12を金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽側(つまり接地端子14)と鉄塔2側(つまり接地板13)のいずれか一方又は両方から外すことにより、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2とを電気的に遮断することができる。
本実施形態に係る架空送電線路1の作用を説明する。
架空送電線路1が工事中でない期間は、接地リード線12は接地端子14と接地板13のいずれか一方又は両方から外されている。よって、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2との間は、接地リード線12による短絡がない。
このとき、架空送電線路1は、金属遮蔽付きケーブル4を鉄塔2から電気的に絶縁するための支持がい子5を備えているため、仮に落雷によって金属遮蔽付きケーブル4が絶縁破壊されても、金属遮蔽付きケーブル4は支持がい子5によって鉄塔2から電気的に絶縁されている。したがって、落雷による送電停止後に送電再開したとき、金属遮蔽付きケーブル4と鉄塔2とが十分に電気的に絶縁されており、地絡することがない。このため、絶縁破壊された金属遮蔽付きケーブル4を新しい金属遮蔽付きケーブル4に交換しなくとも、正常に再送電をすることができる。その結果、被雷機会の多い夏季にも金属遮蔽付きケーブル4を設置してもよくなり、時季を問わずに工事が可能となる。
架空送電線路1が工事中である期間は、接地リード線12は接地端子14と接地板13の両方に電気的に接続されている。よって、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2との間は、接地リード線12により短絡されている。このとき、鉄塔2の幅方向両側にある金属遮蔽付きケーブル4に挟まれ、かつ、鉄塔2の延線方向両側所定距離以内に、無電圧領域Aを確保することができる。
次に、工事方法を説明する。
本発明の架空送電線路の工事方法では、既に説明したように、金属遮蔽付きケーブル4を支持がい子5によって鉄塔2から電気的に絶縁して支持しておく。工事を行うときには、その工事の作業開始時に、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2とを接地リード線12により電気的に短絡させる。つまり、接地板13と接地端子14との間を接地リード線12で電気的に接続する。
このように、接地板13と接地端子14との間を接地リード線12で電気的に接続することで、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽が接地されるので、鉄塔2の幅方向両側にある金属遮蔽付きケーブル4に挟まれ、かつ、鉄塔2の延線方向両側所定距離以内に、従来技術と同様の無電圧領域A(図6(a)参照)を確保することができる。したがって、無電圧領域Aの内部では作業員が感電のおそれのない安全な環境で作業を行うことができる。
工事を終了するときには、接地リード線12を金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2のいずれか一方又は両方から外す。これにより、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2とが電気的に遮断される。
なお、架空送電線路の工事の作業中に雷が発生したときは、作業を中断して避難する。その際、接地リード線12を取り外す。接地リード線12の取り付け、取り外しには、送電工事用具である接地棒を使用するとよい。
架空送電線路1が工事中でない期間中に、落雷により金属遮蔽付きケーブル4の絶縁が破壊されたものとする。その後、金属遮蔽付きケーブル4の絶縁が破壊されたまま、工事開始のため接地板13と接地端子14との間を接地リード線12で電気的に接続してしまうと、絶縁破壊された金属遮蔽付きケーブル4が鉄塔に短絡するため、地絡が起きてしまう。このような不具合をなくするために、工事開始の前に、金属遮蔽付きケーブル4の絶縁が破壊されていないかどうかを確認するのが望ましい。
金属遮蔽付きケーブル4の絶縁破壊を調べる方法として、市販の検電器を使用する方法、電力会社の雷情報及び地絡事故と再送電の履歴を参照して当該工事対象の架空送電線路1に対する落雷の有無を確認する方法、当該鉄塔2に落雷があったことを記録できる市販の設備を当該鉄塔2に取り付けておく方法などがある。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図2(a)及び図2(b)に示されるように、架空送電線路21は、図1の架空送電線路1とは接地リード線12の構成が異なる。すなわち、架空送電線路21は、金属遮蔽付きケーブル4と鉄塔2との間に、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2とを電気的に短絡させるための接地リード線12と、接地リード線12による鉄塔2と金属遮蔽付きケーブル4金属遮蔽間の電気的短絡を過大電流により遮断する断路装置22とを備えたものである。
断路装置22は、接地リード線12と金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽との間に電気的に直列接続された溶断部材23と、接地リード線12を金属遮蔽付きケーブル4から水平方向に離れた位置で鉄塔2に固定する固定部材24と、接地リード線12に取り付けられた錘25とを備える。溶断部材23は過大電流により溶断するものである。ここで、過大電流とは、平常時に接地リード線12に流れる電流よりもはるかに大きな電流のことであり、落雷時に接地リード線12に流れる電流を意味している。
この実施形態では、鉄塔2本体の上部から幅方向に腕金6が突き出しており、腕金6は、水平に延びた水平鉄骨26と、水平鉄骨26の先端から斜め上に延びて鉄塔2本体に達する斜辺鉄骨27とを有する。水平鉄骨26の先端に支持がい子5が取り付けられている。支持がい子5は、例えば、水平鉄骨26から垂下するように吊り下げられている。
斜辺鉄骨27の中腹部に接地リード線12が電気的に接続される接地板13が取り付けられている。接地板13は接地リード線12を機械的に固定する固定部材24を兼ねている。接地板13の直下には、水平鉄骨26にガイド28が取り付けられている。接地板13(固定部材24)から垂れ下がった接地リード線12は、ガイド28よりも鉄塔2本体に近い側を通り、水平鉄骨26よりも下に出ている。その水平鉄骨26よりも下に出ている部分の接地リード線12に、錘25が取り付けられている。錘25よりも先の接地リード線12は、ガイド28の上に掛けてガイド28よりも鉄塔2本体から遠い側に通されている。ガイド28よりも先の接地リード線12には、溶断部材23が取り付けられている。溶断部材23よりも先の接地リード線12が接地端子14に電気的に接続されると共に機械的に連結されている。ガイド28よりも先の接地リード線12及び溶断部材23には、錘25の荷重による張力が加わった状態である。
本実施形態に係る架空送電線路21の作用を説明する。
図2(a)及び図2(b)に示された状態において、接地リード線12は接地端子14と接地板13の両方に電気的に接続されているため、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2との間は、接地リード線12により短絡されていることになる。鉄塔2の幅方向両側にある金属遮蔽付きケーブル4に挟まれ、かつ、鉄塔2の延線方向両側所定距離以内に、無電圧領域Aが確保されているので、架空送電線路21の工事を行うことができる。工事を終了するとき、接地リード線12はこのままにしておく。
その後、この架空送電線路21に落雷が起きたとする。このとき、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽から接地リード線12を介して鉄塔2に落雷に起因する電流が流れる。溶断部材23は、平常時に接地リード線12に流れる電流では溶断しないが、落雷時に接地リード線12に流れるような過大電流では溶断する。溶断部材23が溶断すると、溶断部材23よりも接地板13側の接地リード線12は、錘25の荷重による張力のため、接地ガイド28を超えて鉄塔2の本体側に引き込まれ、接地板13の直下に垂れ下がる。
このとき、接地板13(固定部材24)は、斜辺鉄骨27の中腹部に取り付けられており、水平鉄骨26の先端にある支持がい子5よりも水平方向に離れている。このため、接地リード線12は、金属遮蔽付きケーブル4から水平方向に離れた位置(空気による絶縁が確保される位置)で垂れ下がることになる。この結果、接地リード線12による鉄塔2と金属遮蔽付きケーブル4金属遮蔽間の電気的短絡が遮断される。
したがって、落雷による送電停止後に送電再開したとき、金属遮蔽付きケーブル4と鉄塔2とが十分に電気的に絶縁されており、地絡することがない。このため、絶縁破壊された金属遮蔽付きケーブル4を新しい金属遮蔽付きケーブル4に交換しなくとも、正常に再送電をすることができる。その結果、被雷機会の多い夏季にも金属遮蔽付きケーブル4を設置してもよくなり、時季を問わずに工事が可能となる。
また、前述の架空送電線路1では、落雷により金属遮蔽付きケーブル4の絶縁が破壊されたまま、工事開始のため接地板13と接地端子14との間を接地リード線12で電気的に接続してしまうと、地絡が起きてしまうため、工事開始の前に、金属遮蔽付きケーブル4の絶縁が破壊されていないかどうかを何らかの方法で確認する必要があった。本実施形態の架空送電線路21では、接地リード線12が接地端子14から外れて接地板13からに垂れ下がっているかどうか視認することにより落雷の有無を確認することができる。
以上説明したように、本実施形態の架空送電線路21は、工事の作業開始時の接地リード線取り付け作業と作業終了時の接地リード線取り外し作業が基本的に不要である。落雷後は溶断により絶縁されているので、送電再開による地絡が防止される。
次に、図3(a)及び図3(b)に示した架空送電線路31は、架空送電線3a,3bがなす水平角度が5度以上のものである。鉄塔2は耐張型鉄塔である。隣接する鉄塔2aと当該鉄塔2を通る直線と、反対側で隣接する鉄塔2bと当該鉄塔2を通る直線とがなす内角が175°以下となっている。このような架空送電線路31においても、本発明を適用することにより、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2とを接地リード線12により電気的に短絡させ、無電圧領域Aを確保することができる。
すなわち、本発明に係る架空送電線路31は、鉄塔2の延線方向(鉄塔2a方向と鉄塔2b方向)両側にある架空送電線3a,3b(図3(b)は鉄塔2a側を図示)の端部間を金属遮蔽付きケーブル4で電気的に接続した架空送電線路1において、金属遮蔽付きケーブル4を鉄塔2から電気的に絶縁するための支持がい子5を備えたものである。
架空送電線路31は、鉄塔2a,2,2b間に架空送電線3a,3bを布設したものである。鉄塔2の延線方向両側にある架空送電線3a,3bの端部は、耐張がい子32a,32bを介して鉄塔2に支持されている。すなわち、各架空送電線3a,3bの端部は、鉄塔2から延線方向に離れた位置にある。鉄塔2の腕金6に耐張がい子32a,32bが取り付けられ、その耐張がい子32a,32bにそれぞれ支持線7a,7bが取り付けられ、その支持線7a,7bに長幹がい子8a,8bが取り付けられ、これら長幹がい子8a,8bに各架空送電線3a,3bの端部が固定されている。これにより、鉄塔2の延線方向両側にある架空送電線3a,3bは、耐張がい子32a,32bと支持線7a,7bと長幹がい子8a,8bを介して鉄塔2に機械的に支持されていることになる。
鉄塔2の腕金6は、鉄塔2から幅方向両側に突き出している。鉄塔2の幅方向両側の腕金6の幅方向先端に、それぞれ耐張がい子32a,32bが取り付けられることで、鉄塔2の幅方向両側にそれぞれ架空送電線3a,3bが布設される。
各架空送電線3a,3bの端部は、気中終端部9a,9bを介して金属遮蔽付きケーブル4に電気的に接続されている。これにより、鉄塔2の延線方向両側にある架空送電線3a,3b同士が金属遮蔽付きケーブル4によって相互に電気的に接続されていることになる。
支持線7a,7bには、延線方向に所定間隔で複数個のハンガ10が取り付けられている。金属遮蔽付きケーブル4は、これらハンガ10により支持線7a,7bに支持されている。なお、図3(a)は平面図であり、金属遮蔽付きケーブル4とハンガ10は支持線7a,7bの下に隠れるが、ここでは金属遮蔽付きケーブル4とハンガ10が水平に張り出すように描いてある。また、図3(a)では、耐張がい子32a,32b、支持がい子5は省略してある。
金属遮蔽付きケーブル4に連結された気中終端部9a,9bは、気中終端部9a,9bの両端が長幹がい子8a,8bの両端から直角方向に伸びている支持部材11に固定されることで長幹がい子8a,8bと平行に保持されている。
支持がい子5は、鉄塔2の幅方向両側の腕金6の幅方向先端から吊下されている。その支持がい子5の下端に金属遮蔽付きケーブル4が取り付けられている。金属遮蔽付きケーブル4は、鉄塔2から離れた位置では支持線7a,7bに対してハンガ10の長さだけ離れて支持線7a,7bに沿わせて布設されている。鉄塔2に近い位置では、金属遮蔽付きケーブル4は、腕金6から遠ざかるようにU字状に湾曲されており、腕金6からの離間距離が支持がい子5によって保たれている。すなわち、金属遮蔽付きケーブル4が落雷により絶縁破壊に至っても、支持がい子5によって金属遮蔽付きケーブル4と鉄塔2との電気的な絶縁が確保されている。
本実施形態では、金属遮蔽付きケーブル4と鉄塔2との間に、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2とを電気的に短絡/遮断させるための着脱可能な接地リード線12が設けられている。具体的には、鉄塔2の腕金6に接地板13が取り付けられている。一方、支持線7に接地端子14が取り付けられ、接地端子14から支持部材11の近傍までアース線15が配線され、気中終端部9a,9bと金属遮蔽付きケーブル4との接続箇所より鉄塔2に近い位置でアース線15が金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽に電気的に接続されている。この構成において、接地板13と接地端子14との間を接地リード線12で電気的に接続することにより、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽が鉄塔2に接地される。接地リード線12を金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽側(つまり接地端子14)と鉄塔2側(つまり接地板13)のいずれか一方又は両方から外すことにより、金属遮蔽付きケーブル4の金属遮蔽と鉄塔2とを電気的に遮断することができる。
図4に示した架空送電線路41は、金属遮蔽付きケーブル4が複数の絶縁ハンガ42により支持線7a,7bに支持されているものである。
本発明の一実施形態を示す架空送電線路の部分側面図である。 (a)は、本発明の他の実施形態を示す架空送電線路の部分側面図、(b)は、この実施形態による架空送電線路を延線方向から見た立面図である。 (a)は、本発明の他の実施形態を示す架空送電線路の平面図、(b)は、この実施形態による架空送電線路の部分側面図である。 本発明の他の実施形態を示す架空送電線路の部分側面図である。 (a)は、従来の架空送電線路の平面図、(b)は、従来の架空送電線路の部分側面図である。
符号の説明
1,21,31,41 架空送電線路
2 鉄塔
3a,3b 架空送電線
4 金属遮蔽付きケーブル
5 支持がい子
6 腕金
7 支持線
8a,8b 長幹がい子
9a,9b 気中終端部
10 ハンガ
11 支持部材
12 接地リード線
13 接地板
14 接地端子
15 アース線
22 断路装置
23 溶断部材
24 固定部材
25 錘
32a,32b 耐張がい子
42 絶縁ハンガ

Claims (7)

  1. 鉄塔の延線方向両側にある架空送電線の端部間を金属遮蔽付きケーブルで電気的に接続した架空送電線路において、上記金属遮蔽付きケーブルを上記鉄塔から電気的に絶縁するための支持がい子を備えたことを特徴とする架空送電線路。
  2. 上記金属遮蔽付きケーブルと上記鉄塔との間に、上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを電気的に短絡/遮断させるための着脱可能な接地リード線を備えたことを特徴とする請求項1記載の架空送電線路。
  3. 上記金属遮蔽付きケーブルと上記鉄塔との間に、該金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを電気的に短絡させるための接地リード線と、該接地リード線による上記鉄塔金属遮蔽付きケーブル金属遮蔽間の電気的短絡を過大電流により遮断する断路装置とを備えたことを特徴とする請求項1記載の架空送電線路。
  4. 上記断路装置は、上記接地リード線と上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽との間に電気的に直列接続された溶断部材と、上記接地リード線を上記金属遮蔽付きケーブルから水平方向に離れた位置で上記鉄塔に固定する固定部材と、上記接地リード線に取り付けられた錘とを備えたことを特徴とする請求項3記載の架空送電線路。
  5. 鉄塔の延線方向両側にある架空送電線の端部間を金属遮蔽付きケーブルで電気的に接続した架空送電線路の工事方法において、上記金属遮蔽付きケーブルを上記鉄塔から電気的に絶縁して支持しておき、工事を行うときには、上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを接地リード線により電気的に短絡させることを特徴とする架空送電線路の工事方法。
  6. 工事を終了するときに、上記接地リード線を上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔のいずれか一方又は両方から外して上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを電気的に遮断させることを特徴とする請求項5記載の架空送電線路の工事方法。
  7. 工事を終了した後も、上記金属遮蔽付きケーブルの金属遮蔽と上記鉄塔とを接地リード線により電気的に短絡したままとし、該接地リード線による上記鉄塔金属遮蔽付きケーブル金属遮蔽間の電気的短絡が過大電流により遮断されるようにしておくことを特徴とする請求項5記載の架空送電線路の工事方法。
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