JP5850813B2 - き電用同軸ケーブル接続装置 - Google Patents
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Description
電鉄変電所2では、発電所から送電されてきた三相交流が、き電システムに適した電圧(例えば30kV)に降圧されるとともに、単相交流に変換され、単相2線式で電力が供給される。同軸ケーブル交流き電システム1によれば、き電用同軸ケーブル10の内部導体11と外部導体13には逆向きの電流が流れ、それぞれの電流による磁力が相殺されるため、通信誘導障害の発生を抑制することができる。
例えば、特許文献1、2には同軸ケーブル同士の接続技術について開示されており、特許文献3には単心の電力ケーブル同士の接続技術について開示されている。また、特許文献4には、Y分岐型のケーブル接続部が開示されている。特許文献5には、同軸ケーブル用の終端接続部が開示されている。
すなわち、高圧部・充電部が露出しているため、接触により人災(感電)や火災が生じるおそれがある。また、接触による人災や火災を防止するためには離隔距離が必要となるので、設置スペースを広く確保しなければならない。また、大気中の塩分や塵埃により碍子が汚損されると、漏洩電流が流れやすくなり地絡事故等を引き起こすおそれがあるため、定期的な清掃メンテナンスが必要となる。また、磁器碍管や架台等の重量が重く、運搬作業が煩雑である上、気中終端接続部を構成するのにケーブル処理長を長くとる必要があるため、施工時間が長大化する。
前記き電用同軸ケーブルの外部導体と第2の単心電力ケーブルのケーブル導体を接続する第2の埋込電極と、
前記第1の埋込電極及び前記第2の埋込電極の外周面を包囲するとともに、前記き電用同軸ケーブル、前記第1の単心電力ケーブル、及び前記第2の単心電力ケーブルを装着するためのケーブル端末受容部を有する硬質の絶縁材料からなる絶縁部と、が一体的に形成され、さらに前記絶縁部の外表面に遮へい層が形成された絶縁ユニットを備え、
前記絶縁ユニット内において、前記き電用同軸ケーブルの内部導体と前記第1の単心電力ケーブルのケーブル導体が前記第1の埋込電極を介して電気的に接続されるとともに、前記き電用同軸ケーブルの外部導体と前記第2の単心電力ケーブルのケーブル導体が前記第2の埋込電極を介して電気的に接続されていることを特徴とする。
図3は、実施の形態に係るき電用同軸ケーブル接続装置を模式的に示す図である。図4は、実施の形態に係るき電用同軸ケーブル接続装置を詳細に示す図である。図3、4に示すき電用同軸ケーブル接続装置C1は、例えば図1に示す同軸ケーブル交流き電システム1において、き電用同軸ケーブル10をき電系統に接続する箇所(図1の符号C1の箇所)に設けられる。
き電用同軸ケーブル10は、内部絶縁層12及び外部絶縁層14が架橋ポリエチレンで構成された、いわゆる高圧同軸ケーブルである。同軸ケーブル交流き電システム1においては、内部導体11には第1の電圧(例えば対地30kV)によるき電電流が流れて電力が送電され、外部導体13には第2の電圧(例えば6.6kV)による帰線電流が流れて電力が送電される。内部導体11にかかる第1の電圧は、外部導体13にかかる第2の電圧よりも高い電圧である。また、遮へい層は接地となる。
絶縁ユニット50におけるき電用同軸ケーブル10の装着部は、スリップオン構造であることが好ましい。スリップオン構造の場合、ケーブル処理長が短く、ケーブルの着脱も容易となるので、施工時間を大幅に短縮できる。
第2の埋込電極52は銅合金等の通電に適した金属材料で構成され、第2のケーブル端末受容部53bと第3のケーブル端末受容部53cを連結するように配置される。
第1の埋込電極51、第2の埋込電極52、及び絶縁部53は、エポキシ樹脂のモールド成形により一体的に形成される。
遮へい層54は、例えば絶縁部53の外表面に導電塗料を塗布することにより形成される。導電塗料を塗布して遮へい層54を形成する場合、簡単に遮へい層54を形成できるので、絶縁部53の形状の設計自由度が増す。
そして、絶縁ユニット50内の密閉空間において、き電用同軸ケーブル10の内部導体11と第1の単心電力ケーブル20のケーブル導体21が第1の埋込電極51を介して電気的に接続される。また、き電用同軸ケーブル10の外部導体13と第2の単心電力ケーブル30のケーブル導体31が第2の埋込電極52を介して電気的に接続される。
また、一つの絶縁ユニット50により、き電用同軸ケーブル10、第1の単心電力ケーブル20、第2の単心電力ケーブル30を接続できる上、従来の気中終端接続部を設置する場合のような離隔距離を確保する必要がなくなるため、従来のき電用同軸ケーブル接続装置C2(図2参照)に比較して、大幅に省スペース化を図ることができる。
また、碍管タイプではない絶縁ユニット50を用いるため、碍子汚損が生じることはなく、定期的な清掃メンテナンスが不要となる。さらには、絶縁ユニット50は、磁器碍管に比較して軽量であるため、運搬作業も簡素化される。つまり、メンテナンス性、作業性が格段に改善される。
11 内部導体
12 内部絶縁層
13 外部導体
14 外部絶縁層
20 第1の単心電力ケーブル
21 ケーブル導体
22 絶縁層
30 第2の単心電力ケーブル
31 ケーブル導体
32 絶縁層
50 絶縁ユニット
51 第1の埋込電極
52 第2の埋込電極
53 絶縁部
53a、53b、53c ケーブル端末受容部
54 遮へい層
60 接続部品
61 ストレスコーン
62 圧縮装置
621 押し金具フランジ
622 フランジ
C、C1 き電用同軸ケーブル接続装置
Claims (3)
- き電用同軸ケーブルの内部導体と第1の単心電力ケーブルのケーブル導体を接続する第1の埋込電極と、
前記き電用同軸ケーブルの外部導体と第2の単心電力ケーブルのケーブル導体を接続する第2の埋込電極と、
前記第1の埋込電極及び前記第2の埋込電極の外周面を包囲するとともに、前記き電用同軸ケーブル、前記第1の単心電力ケーブル、及び前記第2の単心電力ケーブルを装着するためのケーブル端末受容部を有する硬質の絶縁材料からなる絶縁部と、が一体的に形成され、さらに前記絶縁部の外表面に遮へい層が形成された絶縁ユニットを備え、
前記絶縁ユニット内において、前記き電用同軸ケーブルの内部導体と前記第1の単心電力ケーブルのケーブル導体が前記第1の埋込電極を介して電気的に接続されるとともに、前記き電用同軸ケーブルの外部導体と前記第2の単心電力ケーブルのケーブル導体が前記第2の埋込電極を介して電気的に接続されていることを特徴とするき電用同軸ケーブル接続装置。 - 前記絶縁部が、エポキシ樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のき電用同軸ケーブル接続装置。
- 前記遮へい層と、前記き電用同軸ケーブルの遮へい層、及び/又は前記第1の単心電力ケーブルの遮へい層とを縁切りする縁切り部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のき電用同軸ケーブル接続装置。
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JP2012191335A JP5850813B2 (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | き電用同軸ケーブル接続装置 |
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