JP2010118777A - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】間引き加算を行なったとしても高い横解像度を実現することができるCMOS型イメージセンサを提供する。
【解決手段】画素アレイ部2の第(3m−2)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して出力する。若しくは、画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して出力する。
【選択図】図5

Description

本発明は固体撮像装置及びその駆動方法に関する。詳しくは、画素が斜め配列された固体撮像装置及びその駆動方法に係るものである。
CMOS型イメージセンサ等の固体撮像装置は、近年、携帯電話等の各種携帯端末機器に搭載される撮像装置や、デジタルスチルカメラあるいはデジタルビデオカメラ等の撮像装置の画像入力装置として広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、CMOS型イメージセンサでは、光電変換素子を含む画素の実効的集積度を高めるために、いわゆる斜め画素配列を採用している。即ち、行列状に配置された画素配列において、奇数列の各画素に対して偶数列の各画素が、画素列内での画素同士のピッチの約1/2ピッチだけ列方向にずれた配置とされている。更に、奇数行の各画素に対して偶数行の各画素が、画素行内での画素同士のピッチの約1/2ピッチだけ行方向にずれた配置とされている。
また、CMOS型イメージセンサでは、フレームレートの向上を図るために、画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を複数の画素間で加算する技術が採用されている(例えば、特許文献2参照。)。更に、フレームレートの向上を図るために、所定の画素の信号を間引く技術も採用されている。
図9は従来のCMOS型イメージセンサにおける画素加算を説明するための模式図である。従来のCMOS型イメージセンサにおける画素加算では、斜め3×3の画素領域を単位領域として区切り、単位領域の中央に位置する画素(以下、中央画素と称する。)に隣接する4画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算していた。なお、この様な加算を行なうと、加算信号の重心は中央画素に位置することとなる。また、従来のCMOS型イメージセンサにおける画素加算では、それぞれの単位領域は重複することなく、全ての画素はいずれか1つの単位領域に属していた。
具体的には、図9中符号Aで示す単位領域は、中央画素aに隣接する4つの画素bで蓄積された電荷量に応じた電気信号の加算を行ない、図9中符号Cで示す単位領域は、中央画素cに隣接する4つの画素dで蓄積された電荷量に応じた電気信号の加算を行なうといった具合である。
上記の様な画素加算を行なうことによって、読み出し画素数としては全画素読み出し駆動の4/9となっており、また加算信号の重心が中央画素に位置することとなるために、空間的にも均等なサンプリングが実現していた。具体的には、図9中符号Aで示す単位領域の加算信号の重心は中央画素aの位置、図9中符号Cで示す単位領域の加算信号の重心は中央画素cの位置といった具合である。
特開平10−126697号公報 特開2004−266369号公報
しかしながら、従来のCMOS型イメージセンサにおける画素加算では、間引き度合いが大きいために、縦方向及び横方向共に解像度の低下は否めない状況である。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、間引き加算を行なったとしても高い横解像度を実現することができる固体撮像装置及びその駆動方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置では、受光量に応じた電荷が蓄積される光電変換素子を有する画素が斜め配列された画素アレイ部と、該画素アレイ部の第(3m−2)行目(m:自然数)の第(2n−1)列目(n:自然数)及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算し、若しくは、前記画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算する加算回路とを備える。
ここで、加算回路により、画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算し、若しくは、画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算することによって、斜め3×3の画素領域から中央画素に隣接する4画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して読み出すにあたって、斜め3×3の画素領域の不使用画素を共有することができ、横方向の高い解像度が実現する。
ところで、ここでの行数は、奇数行と、奇数行の各画素に対して画素行内での画素同士のピッチの約1/2ピッチだけ行方向にずれて配置された偶数行の双方を数えるものとする。例えば、図5(a)及び図5(b)中符号[1]で示す行を第1行とし、図5(a)及び図5(b)中符号[2]で示す行を第2行とするといった具合である。
同様に、ここでの列数は、奇数列と、奇数列の各画素に対し画素列内での画素同士のピッチの約1/2ピッチだけ列方向にずれて配置された偶数列の双方を数えるものとする。例えば、図5(a)及び図5(b)中符号(1)で示す列を第1列とし、図5(a)及び図5(b)中符号(2)で示す列を第2列とするといった具合である。
なお、画素アレイ部の第(3m−2)行目とは斜め3×3の画素領域の第2行目を意味し、画素アレイ部の第(3m)行目とは斜め3×3の画素領域の第4行目を意味している。
そして、第(3m−2)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素とは、斜め3×3の画素領域の第2行目に属する画素であり、中央画素に隣接する画素を意味している。同様に、第(3m)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素とは、斜め3×3の画素領域の第4行目に属する画素であり、中央画素に隣接する画素を意味している。
また、斜め3×3の画素領域の区分け次第では、第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素が中央画素に隣接する画素とはならず、第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素が中央画素に隣接する画素となる場合が考えられる。従って、第(3m−2)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素についても、斜め3×3の画素領域の第2行目に属する画素であり、中央画素に隣接する画素を意味している。同様に、第(3m)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素についても、斜め3×3の画素領域の4行目に属する画素であり、中央画素に隣接する画素を意味している。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置では、受光量に応じた電荷が蓄積される光電変換素子を有する画素が斜め配列された画素アレイ部と、該画素アレイ部の第(3m−2)行目(m:自然数)の第(2n−1)列目(n:自然数)の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号とを加算し、若しくは、前記画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号とを加算し、若しくは、前記画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号とを加算し、若しくは、前記画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号とを加算する加算回路とを備える。
ここで、加算回路により、画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号とを加算し、若しくは、画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号とを加算し、若しくは、画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号とを加算し、若しくは、画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号とを加算することによって、斜め3×3の画素領域から中央画素に隣接する4画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して読み出すにあたって、斜め3×3の画素領域の不使用画素を共有することができ、横方向の高い解像度が実現すると共に、加算信号の重心位置が均等ピッチに配置されることとなり、空間的な不均一性を抑制することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置の駆動方法では、斜め配列された画素の各々で受光量に応じた電荷を蓄積する工程と、第(3m−2)行目(m:自然数)の第(2n−1)列目(n:自然数)及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して出力し、若しくは、第(3m−2)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して出力する工程とを備える。
ここで、第(3m−2)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して出力し、若しくは、第(3m−2)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して出力する工程によって、斜め3×3の画素領域から中央画素に隣接する4画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して読み出すにあたって、斜め3×3の画素領域の不使用画素を共有することができ、横方向の高い解像度が実現する。
本発明を適用した固体撮像装置及びその駆動方法では、間引き加算を行なったとしても、従来のCMOS型イメージセンサと同等のフレームレートを確保しつつ、高い横解像度を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」と称する)について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行なう。
1.第1の実施の形態(重み付けを行なわない場合)
2.変形例(重み付けを行なう場合)
<1.第1の実施の形態>
[CMOS型イメージセンサの構成]
図1及び図2は本発明を適用した固体撮像装置の一例であるCMOS型イメージセンサを説明するための模式図である。ここで示すCMOS型イメージセンサは、光電変換素子を有する多数の画素1(図1では図示せず)が斜め配列された画素アレイ部2と、画素アレイ部の各画素を1行ずつ選択して各画素のシャッタ動作や読み出し動作を制御する垂直走査回路3とを有する。また、画素アレイ部からの信号を1行分ずつ読み出して、列毎に所定の信号処理(例えば、CDS処理、AGC処理、アナログデジタル変換処理等)を行なうカラム信号処理部4を有する。更に、カラム信号処理部の信号を1つずつ選択して水平信号線5に導く水平走査回路6と、水平信号線の信号を意図した出力形態にデータ変換を行なうデータ信号処理部7を有する。また、基準クロックに基づいて各部の動作に必要な各種パルスを供給するタイミングジェネレータ8を有する。
ここで、画素アレイ部の各画素1は、行列状に多数配置されてなる画素配列において、画素の各々が、奇数列の各画素に対して偶数列の各画素が、画素列内での画素同士のピッチの約1/2ピッチだけ列方向にずれて配置されている。また、奇数行の各画素に対して偶数行の各画素が、画素行内での画素同士のピッチの約1/2ピッチだけ行方向にずれて配置されている(図5参照。)。
更に、画素アレイ部の各画素1は、一例として図3で示す様に、光電変換素子(例えばフォトダイオード)11、転送トランジスタ12、リセットトランジスタ13、増幅トランジスタ14及び選択トランジスタ15を有する。
転送トランジスタ12は、フォトダイオード11のカソード電極とFD部16との間に接続され、転送ゲートパルスTGが与えられる転送制御線21にゲート電極が接続されている。
リセットトランジスタ13は、電源Vddにドレイン電極が、FD部16にソース電極が、リセットパルスRSが与えられるリセット制御線22にゲート電極がそれぞれ接続されている。
増幅トランジスタ14は、FD部16にゲート電極が、電源Vddにドレイン電極が、選択トランジスタ15のドレイン電極にソース電極がそれぞれ接続されている。選択トランジスタ15は、選択パルスSELが与えられる選択制御線23にゲート電極が接続され、垂直信号線26にソース電極がそれぞれ接続されている。また、垂直信号線26は同垂直信号線に定電流を供給する定電流源27と接続されると共に、カラム信号処理部とも接続されている。
また、カラム信号処理部4は、コンパレータ17、カラムカウンタ18及びカラムラッチ19を有している(図2参照。)。
コンパレータ17は垂直信号線と接続され、画素に蓄積された電荷が画素出力として入力されると共に、カウンタクロックの立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミングでその出力値が一定割合で減少するランプ波が入力される(図4参照。)。そして、画素出力とランプ波の関係が「(ランプ波)>(画素出力)」の関係を満たす場合にはHレベル信号を出力する。一方、画素出力とランプ波との関係が「(ランプ波)<(画素出力)」の関係を満たす場合にはLレベル信号を出力する様に構成されている(図4参照。)。
カラムカウンタ18はDDRカウンタであり、コンパレータからの出力信号がLレベルとなったタイミングでカウントが停止し、そのカウンタ値を画素出力のデジタル値として出力する様に構成されている。
カラムラッチ19は、タイミングジェネレータ8からの"カラムカウンタ結果取り込み信号"に基づいてラッチ部19aにカラムカウンタの出力を取り込み可能に構成されている。また、タイミングジェネレータ8からの"水平走査開始信号"に基づいて発せられる水平走査回路からの"データ出力指示信号"によって、ラッチ部19aに取り込んだカラムカウンタの出力を順次水平信号線5に出力する様に構成されている。
水平走査回路6は、タイミングジェネレータからの"水平走査開始信号"に基づいて、カラムラッチに順次"データ出力指示信号"を供給可能に構成されている。
[第1の実施の形態における画素加算]
図5(a)は第1の実施の形態における画素加算を説明するための模式図である。本発明を適用したCMOS型イメージセンサにおける画素加算では、斜め3×3の画素領域を単位領域とすると共に、横方向に隣接する単位領域同士で1つの画素を共有している。具体的には、各単位領域の中央画素の左右方向に位置する画素は隣接する単位領域と共有しており、それぞれの単位領域はその一部分(中央画素の左右方向に位置する画素)が重複している。
そして、上記の様な単位領域において、中央画素に隣接する4画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号の加算を行なう。具体的には、図5(a)中符号Eで示す単位領域は、中央画素eに隣接する4つの画素fで蓄積された電荷量に応じた電気信号の加算を行なう。また、図5(a)中符号Gで示す単位領域は、中央画素gに隣接する4つの画素hで蓄積された電荷量に応じた電気信号の加算を行なうといった具合である。
ここで、斜め3×3の画素領域を単位領域とすると共に、横方向に隣接する単位領域同士で1つの画素を共有する単位領域の構成としては、図5(a)で示す構成のみならず、図5(b)で示すものであっても良い。
なお、図5(a)中符号Eで示す領域の符号fで示す4画素が第(2n−1)列目と第(2n+1)列目に属すると仮定すると、図5(a)中符号Gで示す領域の符号hで示す4画素は第(2n)列目と第(2n+2)列目に属することとなる。即ち、単位領域によって、中央画素に隣接する4画素、換言すると、加算対象となる電気信号の基準となる電荷を蓄積する4つの画素が属する列が異なることとなる。
以下、第1の実施の形態における画素加算について、図6及び図7を参照しながら説明を行う。
第1の実施の形態における画素加算では、先ず、第1行目の画素を選択し(図6(a))、第1行目の画素に蓄積された電荷量に応じた電気信号を垂直信号線を介して出力する(図6(b))。
なお、第1行目の画素から出力された電気信号(電圧)は、コンパレータ及びカラムカウンタを経由して、カラムカウンタのカウント値として画素データが決定されることとなる。そして、カラムカウンタのカウント値は、タイミングジェネレータからの"カラムカウンタ結果取り込み信号"に基づいて、カラムラッチのラッチ部19aに取り込まれる。
次に、第2行目の画素を選択し(図7(c))、第2行目の画素に蓄積された電荷量に応じた電気信号の掃き捨てを行なう。
続いて、第3行目の画素を選択し(図7(d))、第3行目の画素に蓄積された電荷量に応じた電気信号を垂直信号線を介して出力する(図7(e))。
なお、第3行目の画素から出力された電気信号(電圧)は、コンパレータ及びカラムカウンタを経由して、カラムカウンタのカウント値として画素データが決定されることとなる。そして、カラムカウンタのカウント値は、タイミングジェネレータからの"カラムカウンタ結果取り込み信号"に基づいて、カラムラッチのラッチ部19aに取り込まれる。
ここで、第3行目の画素データがラッチ部19aに取り込まれることで、ラッチ部19aでは、第1行目の画素データと第3行目の画素データとが加算されることとなる。即ち、1つのラッチ部に2つの画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算した電気信号(画素データ)が取り込まれることとなる。
その後、ラッチ部を順次選択し、ラッチ部に取り込まれた画素データ(加算された画素データ)を水平信号線に出力する。なお、水平信号線に出力されたデータはセンスアンプ20に取り込まれ、データ信号処理部7に転送されて信号出力処理がなされた後に、CMOS型イメージセンサ出力として出力されることとなる。
なお、本実施の形態では、加算回路の一例であるデータ信号処理部7が、隣接する2つのラッチ部に取り込まれた画素データ(加算された画素データ)の加算を行なっている。即ち、1つのラッチ部に2つの画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算した電気信号が取り込まれていることから、2つのラッチ部に取り込まれた画素データの加算により4つの画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号の加算が実現することとなる。
以下、同様にして、上記の第1行目の画素と同様の動作を第(3m−2)行目の画素に適用し、上記の第2行目の画素と同様の動作を第(3m−1)行目の画素に適用し、上記の第3行目の画素と同様の動作を第(3m)行目の画素に適用する。そうすることで、単位領域において、中央画素に隣接する4画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号の加算を行なうことができる。
本発明を適用したCMOS型イメージセンサでは、従来のCMOS型イメージセンサと同様に、斜め3×3の9画素領域毎に分割を行なっているものの、加算に用いられない領域を行方向に詰めることで、高い横解像度を実現することができる。即ち、斜め3×3の9画素領域のうちで、実際に画素加算に使用されている画素が4画素のみであり、中央画素の左右方向に位置する画素は不使用であったために、これらの画素を隣接する単位領域と共有化することによって、高い横解像度を実現している。
なお、同様に列方向にも領域を詰めることを考えた場合には、加算に使用する画素を共有化しなければならず、同一の電気信号を複数回使用することによる解像度の低下等の懸念が発生するために、本実施の形態で列方向に関しては領域を詰めていない。
<2.変形例>
上記した第1の実施の形態では、行方向と列方向との間引き度合いが異なるために、図5(a)で示す様に、斜め方向の画素ピッチが不均一となってしまう。具体的には、図5(a)中符号xで示す中央画素から符号yで示す中央画素までの距離と、図5(a)中符号xで示す中央画素から符号zで示す中央画素までの距離が異なってしまう。そして、斜め方向の画素ピッチが不均一であると、出力信号の空間的な不均一性のために画質の低下を招く懸念がある。
そこで、データ信号処理部でラッチ部に取り込まれた画素データの加算を行なう際に、3対1若しくは1対3の重み付け加算を行なうことで、図8(a)で示す様に、重心位置を調整することができる。具体的には、一方のラッチ部に取り込まれた画素データに3を乗じて得られた画素データを加算して重心位置を調整することで、均等な画素ピッチを実現でき、空間的な不均一性を解消することが可能となる。即ち、3対1若しくは1対3の重み付け加算を行なって重心位置を調整することによって、重心位置が中央画素の位置から重み付けを行なった画素側に偏ることとなり、均等な画素ピッチを実現することができるのである。
ここで、図8(a)中符号"×3"を付した画素は、当該画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号を加算することを意味している。
なお、重み付け加算を行なう構成としては、図8(a)の他に、図8(b)で示す構成のものであっても良い。
本発明を適用した固体撮像装置の一例であるCMOS型イメージセンサを説明するための模式図(1)である。 本発明を適用した固体撮像装置の一例であるCMOS型イメージセンサを説明するための模式図(2)である。 画素構成の一例を説明するための模式図である。 コンパレータの動作を説明するための模式図である。 第1の実施の形態における画素加算を説明するための模式図である。 第1の実施の形態における具体的な動作の一例を説明するための模式図(1)である。 第1の実施の形態における具体的な動作の一例を説明するための模式図(2)である。 第1の実施の形態の変形例における画素加算を説明するための模式図である。 従来のCMOS型イメージセンサにおける画素加算を説明するための模式図である。
符号の説明
1 画素
2 画素アレイ部
3 垂直走査回路
4 カラム信号処理部
5 水平信号線
6 水平走査回路
7 データ信号処理部
8 タイミングジェネレータ
11 フォトダイオード
12 転送トランジスタ
13 リセットトランジスタ
14 増幅トランジスタ
15 選択トランジスタ
16 FD部
17 コンパレータ
18 カラムカウンタ
19 カラムラッチ
19a ラッチ部
21 転送制御線
22 リセット制御線
23 選択制御線
26 垂直信号線
27 定電流源

Claims (5)

  1. 受光量に応じた電荷が蓄積される光電変換素子を有する画素が斜め配列された画素アレイ部と、
    該画素アレイ部の第(3m−2)行目(m:自然数)の第(2n−1)列目(n:自然数)及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算し、若しくは、前記画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算する加算回路とを備える
    固体撮像装置。
  2. 受光量に応じた電荷が蓄積される光電変換素子を有する画素が斜め配列された画素アレイ部と、
    該画素アレイ部の第(3m−2)行目(m:自然数)の第(2n−1)列目(n:自然数)の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号とを加算し、若しくは、前記画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号とを加算し、若しくは、前記画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号とを加算し、若しくは、前記画素アレイ部の第(3m−2)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m−2)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号に3を乗じた電気信号とを加算する加算回路とを備える
    固体撮像装置。
  3. 前記加算回路は、斜め3×3の画素領域を単位領域とし、該単位領域の中央位置に属する画素に隣接する4画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算する
    請求項1または請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 一の単位領域は、他の単位領域と第(3m−1)行目に属する画素を共有している
    請求項3に記載の固体撮像装置
  5. 斜め配列された画素の各々で受光量に応じた電荷を蓄積する工程と、
    第(3m−2)行目(m:自然数)の第(2n−1)列目(n:自然数)及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n−1)列目及び第(2n+1)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して出力し、若しくは、第(3m−2)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号と、第(3m)行目の第(2n)列目及び第(2n+2)列目の画素で蓄積された電荷量に応じた電気信号を加算して出力する工程とを備える
    固体撮像装置の駆動方法。
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