JP2010116847A - 船舶用エネルギー貯蔵システム - Google Patents

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Abstract

【課題】船舶におけるエネルギー貯蔵を低コスト・高効率で行う技術を提供する。
【解決手段】船舶用エネルギー貯蔵システムは、船舶を推進する推進力を生成する主機関の排熱を蓄熱する蓄熱部と、蓄熱部に蓄熱された熱エネルギーを用いて発電する発電部と、発電部が生成した電気エネルギーを用いて推進力に加勢する推進加勢部とを備える。推進用主機関2は、排熱回収ボイラ12と蒸気発生器16との間に設けられた熱サイクルが、蒸気発生器16、蒸気タービン34、発電機36、給水加熱器38、復水器40及び給水ポンプP4が、軸発電機4と軸発電機用双方向変換器8は、負荷平準化装置10は、推進用主機関A1の停止時に船内電源系統A3の負荷変動に対し発電部A2の単独負荷調整機能が追従困難な場合に設置が考慮される。
【選択図】図3

Description

本発明は、船舶においてエネルギーを貯蔵する技術に関する。
地球環境の保全のため、CO排出量の削減やエネルギーの利用効率の向上が地球規模で取り進められている。大型の船舶においても、入港時の環境負荷の低減や、荷役停泊時のCOの削減に関する目標を達成するために新しいシステムの導入が検討されている。
船舶は、航行時に推進機関や発電機関の排熱を回収して発電することができる。また船舶は、推進機関の軸の回転により発電することができる。これらの電力を電池やキャパシタに貯蔵して停泊時に利用する電力貯蔵技術が検討されている。
図1に、本発明を説明するための参考例として、電力貯蔵システムの一例を示す。図1に示されたシステムは船舶に搭載される。推進用主機関102はシャフトを介してプロペラ106を回すことにより船舶を推進する。軸発電機104は、シャフトの回転により電力を生成する。軸発電機用変換器108は軸発電機104が生成した可変周波数電力を船内の電源系統周波数に調整する。連係スイッチS101が接続されると、軸発電機用変換器108により調整された電力が船内の電源系統に連係する。更に、連係スイッチS103が接続されると、軸発電機用変換器108が変換した電力は電力貯蔵装置用変換器134に供給される。電力貯蔵装置用変換器134は、供給された電力を変換して蓄電池またはキャパシタ136に貯蔵する。
推進用主機関102の排熱は、排熱回収ボイラ110に供給される。詳しくは、排熱を有する排ガスが過熱器112、蒸発器114、予熱器116のそれぞれの高温側流路にこの順に供給されて煙突118から排出される。予熱器116の低温側流路に水が供給されて加熱される。加熱された水は蒸発器114の低温側流路に供給される。蒸発器114に供給された水は加熱されて蒸発し蒸気になる。この蒸気は過熱器112の低温側流路に供給されて加熱されて高温蒸気となる。過熱器112から流出した高温蒸気は蒸気タービン124に供給される。この高温蒸気により蒸気タービン124が駆動される。蒸気タービン124の中段からプロセス蒸気が出力する。蒸気タービン124は発電機132を駆動する。発電機132が生成した電力は連係スイッチS102、S103を介して電力貯蔵装置用変換器134に供給されて蓄電池またはキャパシタ136に貯蔵される。
蒸気タービン124は蒸気を排出する。排出された蒸気は給水加熱器126の高温側流路に供給される。給水加熱器126の高温側流路から流出した蒸気は復水器128に供給される。復水器128は供給された蒸気を冷却水によって冷却することによって凝縮させて水を生成する。復水器128によって生成された水は給水ポンプ130によって給水加熱器126の低温側流路に供給されて加熱される。給水加熱器126によって加熱された水は排熱回収ボイラ110の予熱器116に供給される。
推進用主機関102の出力が低下した場合は、補助ボイラ120で化石燃料を燃焼することにより蒸気発生を補償して蒸気タービン124の出力を維持する。
このような船舶用エネルギー貯蔵システムにおいて、船舶の推進用主機関102が発生する力学的エネルギーと排熱とにより電力が生成されて蓄電池又はキャパシタ136に貯蔵される。蓄電池又はキャパシタ136に化学的エネルギー又は電気的エネルギーとして貯蔵された電力は、主機関停止時や主機関出力低下時に取り出され、電力貯蔵装置用変換器134によって変換されて船内電源系統として供給される。
このような船舶用エネルギー貯蔵システムを備えた船舶は、航行中に発電して電力を貯蔵し、入港して主機関を停止したときに貯蔵した電力を使用することができる。このような船舶は、港で補助ボイラやディーゼル発電機を運転して発電する必要が無いため、港でのCOや排ガスの排出を抑制して環境負荷を下げることができる。
エネルギー貯蔵技術に関する先行技術文献として、特許文献1を挙げる。この技術では、ボイラで夜間に発生した蒸気の熱エネルギーをほぼ全量蓄熱する。そして、総発電出力の向上を計る。
特開2002−266606号公報
しかしながら、図1に示したような電力貯蔵システムには、以下のような課題がある。
(1)電池やキャパシタなどの貯蔵装置は極めて高価である。また、こうした装置を用いて主機関停止時の電力供給に対応するための技術が未成熟である。
(2)船内の電力負荷に対して推進用主機関の排熱回収エネルギーに余剰が出たとき、余剰分のエネルギーが無駄になる。
(3)停泊時に熱源が必要な場合、化石燃料焚きのボイラや電熱ボイラが必要である。そのためCOや排ガスの発生が問題となる。またエネルギー効率が悪い。
(4)推進用主機関の負荷変動や発進と停止の繰り返しに対応するために補助ボイラによる蒸気補償が必要である。そのため発電タービンの運転が不安定となり、燃料の消費が多くなる。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムは、船舶を推進する推進力を生成する推進用主機関(A1)の排熱を蓄熱する蓄熱部(A5)と、蓄熱部(A5)に蓄熱された熱エネルギーを用いて発電する発電部(A2)と、発電部(A2)が生成した電気エネルギーを用いて推進力に加勢する推進加勢部(A4)とを備える。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムにおいて、発電部(A2)によって生成された電力は船舶の内部で使用される電気機器に供給される。
船内電力系統(A3)は、船舶の内部で使用される電気機器が消費する船内需要電力を供給する。船内電力系統(A3)には発電部(A2)によって供給される電力と推進加勢部(A4)で消費又は発生する電力との差が供給される。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムにおいて、推進加勢部(A4)は、発電部(A2)が生成した電気エネルギーのうち、電気機器で使用される船内電力需要分を越えた余剰分を用いて推進力に加勢する。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムにおいて、推進加勢部(A4)は、発電部(A2)が生成した電気エネルギーが船内電力需要分に不足する場合、推進力を用いて不足分を発電する。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムにおいて、発電部(A2)は、蓄熱部(A5)に蓄熱された熱エネルギーを使用して蒸気を発生する蒸気発生器(16)と、蒸気を用いて推進力に加勢する電気エネルギーを生成する蒸気タービン発電機(34、36)とを備える。
蒸気タービン発電機(34、36)が発電した電気エネルギーは、船内電力需要に対応するためにも使用される。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムは更に、蒸気タービン発電機(34、36)の出力の変動を抑制するように蓄熱部(A5)から蒸気発生器(16)に供給される熱エネルギーを制御する制御部(A6)を備える。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムにおいて、推進用主機関(A1)は、排熱と熱交換することにより熱媒を加熱する排熱回収ボイラ(12)を備える。蓄熱部(A5)は、熱媒と熱交換することにより蓄熱材を加熱する蓄熱材熱交換器(26)と、蓄熱材を貯蔵する蓄熱タンク(28、30)とを備える。蒸気発生器(16)は、熱媒の熱エネルギーを用いて蒸気を発生する。
蓄熱材熱交換器(26)は、蓄熱材との熱交換により熱媒を加熱する機能も有する。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムにおいて、蓄熱部(A5)は、それぞれ蓄熱材を貯蔵する低温蓄熱タンク(30)と高温蓄熱タンク(28)とを備え、低温蓄熱タンク(30)に貯蔵された蓄熱材を蓄熱材熱交換器(26)にて熱媒により加熱して高温蓄熱タンク(28)に導入することによって蓄熱を行う。
このような船舶用エネルギー貯蔵システムは、次のように使用される。高温蓄熱タンク(28)に貯蔵された蓄熱材を蓄熱材熱交換器(26)を介して低温蓄熱タンク(30)に導入する。蓄熱材が蓄熱材熱交換器(26)において熱媒を加熱することにより、貯蔵熱エネルギーの給熱が行われる。熱媒の流れの方向は、蓄熱時は高温側から低温側であり、給熱時は低温側から高温側である。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムにおいて、蓄熱材は溶融塩である。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムは、船舶を推進する推進力を生成する推進用主機関(A1)の排熱を蓄熱する蓄熱部(A5)と、蓄熱部(A5)に蓄熱された熱エネルギーを使用して蒸気を発生する蒸気発生器(16)と、蒸気を用いて電気エネルギーを生成する蒸気タービン発電機(34、36)と、蒸気タービン発電機(34、36)の出力の変動を抑制するように蓄熱部(A5)から蒸気発生器(16)に供給される熱エネルギーを制御する制御部(A6)とを備える。
本発明による船舶は、本発明による船舶用エネルギー貯蔵システムを搭載し、その推進用主機関(A1)によって推進される。
本発明による船舶用エネルギー貯蔵方法は、船舶を推進する推進力を生成する推進用主機関(A1)の排熱を蓄熱する工程と、蓄熱する工程において蓄熱された熱エネルギーを用いて発電する工程と、発電する工程において生成された電気エネルギーを用いて推進力に加勢する工程とを備える。
通常航行時は推進用主機関(A1)の排熱エネルギーにより直接発電する。蓄熱工程及び蓄熱された熱エネルギーによる発電工程はそれぞれ必要に応じ直接発電と並行して実行される。
本発明により、船舶におけるエネルギー貯蔵を低コスト・高効率で行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図2は、本実施形態における船舶用エネルギー貯蔵システムを示す。船舶に搭載される船舶用エネルギー貯蔵システムは、推進用主機関A1、発電部A2、船内電源系統A3、推進加勢部A4、蓄熱部A5及び制御部A6を備える。
推進用主機関A1は船舶の推進力を生成する動力源である。推進用主機関A1は、推進力の生成の副産物として熱エネルギーを生成して排熱する。排熱L1は発電部A2に供給される。発電部A2は排熱L1を利用して発電する。制御部A6は、発電部A2が生成した電力L2が船舶の内部で使用される電気機器の電源として使用される船内電源系統A3の電力の増減に対し一定となる様に推進加勢部A4の制御を行い入出力電力L3を変える。発電部A2が生成した電力L2の内、船内電源系統A3に供給される電力L9を差し引いた電力L3が、推進加勢部A4に供給される。推進加勢部A4は、供給された電力L3が正値の場合、動力L4を推進用主機関A1の出力に加勢し、負値の場合、動力L4を推進用主機関A1の出力より受領し発電する。
推進用主機関A1の排熱L1の一部は、蓄熱L5として蓄熱部A5の蓄熱材に蓄積される。排熱L1に対する蓄熱L5の割合は制御部A6から受信した制御信号L8によって制御される。蓄熱部A5は、制御部A6から受信した制御信号L8に示された量の給熱L6を行う。発電部A2は、推進用主機関A1の排熱L1と蓄熱部A5の給熱L6との合計の熱L1+L6を用いて発電を行う。
制御部A6は、推進用主機関A1の出力を監視する。推進用主機関A1の出力は、推進用主機関A1を制御するための制御信号に基づいて、または推進用主機関A1の回転速度や排熱L1の温度を監視することにより検出することができる。推進用主機関A1の出力が低下すると、回転速度や排熱L1が減少する。制御部A6は、この減少を補償するように給熱L6を制御する。このような制御により、発電部A2の負荷出力が安定する。
制御部A6は、発電部A2の出力が船内の電気機器で使用される船内電力需要分に対し所定の値を下回る場合は、その余剰分の電力L3を推進加勢部A4に供給する。推進加勢部A4はモータとして機能し、電力L3によって動力L4を生成し、動力L4によって推進用主機関A1をアシストする。このような制御により排熱回収で得た電力の利用効率が向上する。
このような船舶用エネルギー貯蔵システムは、以下のように運用される。通常の運行時には、推進用主機関A1の排熱L1を用いて発電部A2で発電を行う。船舶が港に近づくと、エンジン停止後の発電に備え、排熱L1の一部を蓄熱部A5への蓄熱L5として熱エネルギーの蓄積を開始する。船舶が港に入港し、推進用主機関A1を停止した後、蓄熱エネルギーでの発電に備え、蓄熱部A5から給熱L6を開始する。この給熱L6を用いて発電部A2が発電することにより電力が生成される。
図3を参照して、このような船舶用エネルギー貯蔵システムの一例についてより詳細に説明する。図3における推進用主機関2は、図2における推進用主機関A1に対応する。図3において排熱回収ボイラ12と蒸気発生器16との間に設けられた熱サイクルが、図2における蓄熱部A5に対応する。図3における蒸気発生器16、蒸気タービン34、発電機36、給水加熱器38、復水器40及び給水ポンプP4が、図2における発電部A2に対応する。図3における軸発電機4と軸発電機用双方向変換器8は、図2における推進加勢部A4に対応する。図3における負荷平準化装置10は、推進用主機関A1の停止時に船内電源系統A3の負荷変動に対し発電部A2の単独負荷調整機能が追従困難な場合に設置が考慮される。
推進用主機関2は、典型的にはディーゼル機関である。推進用主機関2は化石燃料を燃焼して動力を発生してプロペラ6を駆動することによって船舶を推進する。推進用主機関2とプロペラ6とを接続するシャフトに軸発電機4が取り付けられる。軸発電機4はシャフトの回転によって電力を生成する。軸発電機4が生成した電力は軸発電機用双方向変換器8によって船内電源系統と同じ電圧・同じ周波数に変換される。連係スイッチ1が接続されると、変換された電力は船内電源系統に供給される。
推進用主機関2が生成した排ガスは、排熱回収ボイラ12を介して煙突14から排出される。排熱回収ボイラ12には熱媒(一次系熱媒)の配管15が通される。熱媒は、例えば油である。排熱回収ボイラ12の入口から供給された熱媒は、熱交換用伝熱面を介して推進用主機関2の排ガスによって加熱されて出口側の配管に供給される。
排熱回収ボイラ12によって加熱された熱媒は、蒸気発生器16に供給される。蒸気発生器16は、過熱器18、蒸発器20、予熱器22に供給される。熱媒は、過熱器18、蒸発器20、予熱器22の順に、それぞれの高温側流路に供給され、蒸気発生器16の出口側配管に供給される。蒸気発生器16の出口側配管に供給された熱媒は、膨張タンク24に供給される。膨張タンク24は、熱媒の温度変化による体積の変化の影響を緩和する。膨張タンク24の出口から流出した熱媒は、熱媒循環ポンプP3によって排熱回収ボイラ12に供給される。
蒸気発生器16の予熱器22の低温側配管に、水が供給される。水は予熱器22において熱媒によって予熱されて蒸発器20に供給される。水は蒸発器20において熱媒によって加熱されて蒸発して蒸気になる。蒸気は過熱器18において加熱されて蒸気タービン34に供給される。蒸気タービン34は供給された蒸気によって駆動されて動力を生成する。発電機36は、蒸気タービン34が生成した動力を用いて電力を生成する。生成された電力は、連係スイッチS2を介して船内電源系統に供給される。
蒸気タービン34の蒸気の一部は、船内で必要な蒸気の圧力、温度に応じてタービン中段よりプロセス蒸気として抽出される。蒸気タービン34を駆動した後の排出蒸気は、給水加熱器38の高温側配管を経て復水器40に供給される。復水器40において蒸気が冷却水42により冷却されて水になる。復水器40から出力した水は給水加熱器38の低温側流路において加熱された後、蒸気発生器16の入口側配管に供給される。
排熱回収ボイラ12の出口と過熱器18と入口とを接続する熱媒の配管15に弁V1と弁V2が介設される。配管15は弁V1と弁V2との間の分岐点において配管25の一端に接続される。配管25は蓄熱材熱交換器26の管側流路を通る。配管25の他端は2つに分岐する。分岐した一方の配管は、弁V3を介して、熱媒循環ポンプP3の吐出口と排熱回収ボイラ12との間の配管に接続される。分岐した他方の配管は、弁V4を介して、膨張タンク24と熱媒循環ポンプP3の吸込口との間の配管に接続される。
蓄熱材熱交換器26の胴側流路は、蓄熱材(二次系熱媒)の循環流路の一部を形成する。蓄熱材は、高温蓄熱タンク28と低温蓄熱タンク30とに蓄積される。蓄熱材としては、例えば溶融塩などの安価な蓄熱材が使用される。熱媒(一次系熱媒)は推進用主機関2が停止したときや、その出力が低下したときに温度が低下するため、低温で液相を維持する油などの熱媒を採用することが望ましい。蓄熱材は大量に蓄熱するために大量に必要となる為、凝固点が熱媒よりも低くとも安価な溶融塩などを採用することが望ましい。熱媒の熱の一部は、蓄熱材の固化防止のため常に高温蓄熱タンク28と低温蓄熱タンク30とに供給される。
高温蓄熱タンク28に蓄積された蓄熱材は、蓄熱材移送ポンプP1によって、配管28aを介して三方弁V6の方向に送出される。三方弁V6は配管28a、28b、28cのそれぞれの一端を互いに接続する。三方弁V6が配管28aの流路と配管28bの流路とを接続するとき、蓄熱材は高温蓄熱タンク28から出て配管28a、配管28bを通って高温蓄熱タンク28に戻る。配管28aの一端は高温蓄熱タンクの底に近い位置に配置される。配管28bの一端は高温蓄熱タンク28の蓄熱材の液面に近い位置に配置される。こうした構成において、高温蓄熱タンク28、配管28a、配管28bによって形成される循環経路に蓄熱材を循環させることにより、高温蓄熱タンク28の内部の温度差が緩和される。
低温蓄熱タンク30に蓄積された蓄熱材は、蓄熱材移送ポンプP2によって、配管30aを介して三方弁V7の方向に送出される。三方弁V7は配管30a、30b、30cのそれぞれの一端を互いに接続する。三方弁V7が配管30aの流路と配管30bの流路とを接続するとき、蓄熱材は低温蓄熱タンク30から出て配管30a、配管30bを通って低温蓄熱タンク30に戻る。配管30aの一端は低温蓄熱タンクの底に近い位置に配置される。配管30bの一端は低温蓄熱タンク30の蓄熱材の液面に近い位置に配置される。こうした構成において、低温蓄熱タンク30、配管30a、配管30bによって形成される循環経路に蓄熱材を循環させることにより、低温蓄熱タンク30の内部の温度差が緩和される。
高温蓄熱タンク28と低温蓄熱タンク30とに分けて蓄熱することにより、蓄熱材に蓄積する熱量が少ない場合でも高温蓄熱タンク28側に高温の蓄熱材を蓄積することができる。更に、長時間で蓄熱する場合は低温蓄熱タンク30の蓄熱材全てを高温にして、高温蓄熱タンク28に移送する事により蓄熱容量を最大限に大きくすることができる。
本蓄熱装置では、蓄熱が完了の条件や給熱が完了の条件では高温蓄熱タンク28や低温蓄熱タンク30に全ての蓄熱材が貯蔵されるが、質量が数百トンの値であり、荷重の片寄りによる荒天時の姿勢バランスや船体強度への影響を軽減するために、低温蓄熱タンク30と高温蓄熱タンク28の貯蔵量を均等化することが望まれる。高温蓄熱タンク28の底面近くと低温蓄熱タンク30の底面近くとは配管32によって接続される。配管32に止弁V5が介設される。止弁V5を開放して両方の蓄熱タンクの熱媒レベルを下げ、尚且つ等しくすることにより、航行時の安全性を向上させることができる。
また止弁V5を開放することにより、高温蓄熱タンク28と低温蓄熱タンク30の一方のタンクの移送ポンプが使用できない場合にも、他方のタンクの移送ポンプによって蓄熱材熱交換器26を経由して、蓄熱材の固化防止や加温のための蓄熱材の循環ができる。
蓄熱材に蓄熱する蓄熱モードでは、熱媒の熱が次のようにして蓄熱材に移される。熱媒循環ポンプP3の吸込側の弁V4を、蓄熱熱量に対応する熱媒流量が蓄熱材熱交換器26を通る様に開度設定する。三方弁V6が配管28bの流路と配管28cの流路とを接続する。三方弁V7が配管30aの流路と配管30cの流路とを接続する。低温蓄熱タンク30の蓄熱材が蓄熱材移送ポンプP2によって蓄熱材熱交換器26の胴側流路に導入される。蓄熱材は蓄熱材熱交換器26において熱媒により加熱される。加熱された蓄熱材は配管28c、28bを介して高温蓄熱タンク28に供給される。蓄熱モードの運転では、このような制御が自動的に行われる。蓄熱材熱交換器26の蓄熱材の高温側出入口には温度検出器が設置され、蓄熱材の出口温度を検出する。この出口温度が所定の値となるように蓄熱材移送ポンプP2の吐出量の制御が行われる。低温蓄熱タンク30の蓄熱材が全て加熱蓄熱され高温蓄熱タンク28に移送蓄積が完了すると、それ以降は、推進用主機関2の排熱はすべて蒸気発生器16に供給されて発電用に使用される。
蓄熱材から熱媒に給熱する給熱モードでは、次のようにして高温蓄熱タンク28から熱媒へ給熱される。熱媒循環ポンプP3の吐出側の弁V3を給熱熱量に対応する熱媒流量が蓄熱材熱交換器26を通る様に開度設定する。三方弁V6が配管28aの流路と配管28cの流路とを接続する。三方弁V7が配管30bの流路と配管30cの流路とを接続する。高温蓄熱タンク28の蓄熱材は、蓄熱材移送ポンプP1によって蓄熱材熱交換器26に供給される。蓄熱材熱交換器26において熱媒に給熱した蓄熱材は、低温蓄熱タンク30に供給される。蓄熱材熱交換器26の蓄熱材の低温側出入口には温度検出器が設置され、蓄熱材の出口温度を検出する。この出口温度が所定の値となるように蓄熱材移送ポンプP1の吐出量の制御が行われる。このような制御により、高温蓄熱タンク28の蓄熱を利用することができる。
推進用主機関2の排熱は、発電と、蓄熱材への蓄熱とに使用することができる。排熱の一部を発電に使用して一部を蓄熱材に蓄熱する並列運転を行う一部蓄熱モードにおいては、弁V1、V2が全開され、弁V4が所定の開度で開かれ、弁V3が閉じられる。その結果、膨張タンク24から流出した熱媒のうち弁V4の開度に応じた割合が蓄熱材熱交換器26に供給される。この熱媒により蓄熱材への蓄熱が行われる。
推進用主機関2の排熱を可能な限りすべて蓄熱材の蓄熱に使用する全量蓄熱モードにおいては、弁V1、V4が開かれ、弁V2、V3が閉じられる。蓄熱材熱交換器26において、熱媒は高温側から低温側に向って流される。この動作により、排熱は蒸気発生器16に供給されず、全量が排熱回収ボイラ12と蓄熱材熱交換器26とを循環する循環経路に供給される。
蓄熱材の蓄熱を利用する給熱モードにおいては、弁V1、V4が閉じられ、弁V2、V3が開かれる。このとき蓄熱材は、配管25、弁V2、蒸気発生器16、膨張タンク24、熱媒循環ポンプP3、弁V3からなる循環経路を流れる。熱媒は、蓄熱時とは逆に、循環ポンプにより蓄熱材熱交換器26において低温側から高温側に送られる。この運転により、蓄熱材の熱が熱媒に移され、蓄熱のエネルギーのみにより発電を実施することができる。蓄熱材の給熱モードに於いて、弁V1、V2が全開され、弁V3が所定の開度で開かれ、弁V4が閉じられた場合には、推進用主機関2の排熱エネルギーに対し蓄熱による所定容量の給熱補填がなされて蒸気タービン34による発電が実施され、推進用主機関2の出力低下に対し発電出力の安定化を図ることができる。
この他、図2の制御部A6は、間接的に蒸気タービン34の負荷を平準化する制御を行う。具体的には、推進用主機関2が停止したときや、推進用主機関2の出力が低下したとき、蒸気タービン34の出力の変動を抑制するように、あるいは蒸気タービン34の出力を一定にすることを制御目標として、推進用主機関2の出力変動に応じた蓄熱材の熱を蒸気発生器16に供給する。このような制御により、蒸気タービン34を効率の高い条件で運転することができる。
また制御部A6は、発電機36によって生成された電力が船内の電力需要を越えているとき、その余剰分の電力を用いて推進用主機関2をアシストする。具体的には、余剰分の電力が軸発電機用双方向変換器8によって軸発電機4に供給される。供給された電力によって軸発電機4が可変速同期電動機として運転することにより、プロペラ6の推力が推進加勢される。軸発電機4の出力の分、推進用主機関2の負荷が軽減される。逆に船内の電力需要が発電機36の出力を上回っている場合には、軸発電機4を発電機として運転することにより電力を生成して軸発電機用双方向変換器8を介して船内電源系統に供給する。
図1は、参考例における電力貯蔵システムを示す。 図2は、本発明の実施形態における船舶用エネルギー貯蔵システムを示す。 図3は、本発明の実施形態における船舶用エネルギー貯蔵システムを示す。
符号の説明
2 推進用主機関
4 軸発電機
6 プロペラ
8 軸発電機用双方向変換器
10 負荷平準化装置
12 排熱回収ボイラ
14 煙突
15 配管
16 蒸気発生器
18 過熱器
20 蒸発器
22 予熱器
24 膨張タンク
25 配管
26 蓄熱材熱交換器
28 高温蓄熱タンク
30 低温蓄熱タンク
32 配管
34 蒸気タービン
36 発電機
38 給水加熱器
40 復水器
42 冷却水
L1 排熱
L2 電力
L3 入出力電力
L4 動力
L5 蓄熱
L6 給熱
L7 制御信号
L8 制御信号
L9 電力
L10 制御信号
L11 制御信号
P1、P2 蓄熱材移送ポンプ
P3 熱媒循環ポンプ
P4 給水ポンプ
S1、S2 連係スイッチ
V1〜V4 弁
V5 止弁

Claims (12)

  1. 船舶を推進する推進力を生成する推進用主機関の排熱を蓄熱する蓄熱部と、
    前記蓄熱部に蓄熱された熱エネルギーを用いて発電する発電部と、
    前記発電部が生成した電気エネルギーを用いて前記推進力に加勢する推進加勢部
    とを具備する船舶用エネルギー貯蔵システム。
  2. 請求項1に記載された船舶用エネルギー貯蔵システムであって、
    前記発電部によって生成された電力は前記船舶の内部で使用される電気機器に供給される
    船舶用エネルギー貯蔵システム。
  3. 請求項2に記載された船舶用エネルギー貯蔵システムであって、
    前記推進加勢部は、前記発電部が生成した電気エネルギーのうち、前記電気機器で使用される船内電力需要分を越えた余剰分を用いて前記推進力に加勢する
    船舶用エネルギー貯蔵システム。
  4. 請求項3に記載された船舶用エネルギー貯蔵システムであって、
    前記推進加勢部は、前記発電部が生成した電気エネルギーが前記船内電力需要分に不足する場合、前記推進力を用いて不足分を発電する
    船舶用エネルギー貯蔵システム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載された船舶用エネルギー貯蔵システムであって、
    前記発電部は、前記蓄熱部に蓄熱された熱エネルギーを使用して蒸気を発生する蒸気発生器と、
    前記蒸気を用いて前記推進力に加勢する電気エネルギーを生成する蒸気タービン発電機
    とを具備する船舶用エネルギー貯蔵システム。
  6. 請求項5に記載された船舶用エネルギー貯蔵システムであって、
    更に、前記蒸気タービンの出力の変動を抑制するように前記蓄熱部から前記蒸気発生器に供給される熱エネルギーを制御する制御部
    を具備する船舶用エネルギー貯蔵システム。
  7. 請求項5又は6に記載された船舶用エネルギー貯蔵システムであって、
    前記推進用主機関は、前記排熱と熱交換することにより熱媒を加熱する排熱回収ボイラを備え、
    前記蓄熱部は、
    前記熱媒と熱交換することにより蓄熱材を加熱する蓄熱材熱交換器と、
    前記蓄熱材を貯蔵する蓄熱タンクとを備え、
    前記蒸気発生器は、前記熱媒の熱エネルギーを用いて前記蒸気を発生する
    船舶用エネルギー貯蔵システム。
  8. 請求項7に記載された船舶用エネルギー貯蔵システムであって、
    前記蓄熱部は、それぞれ前記蓄熱材を貯蔵する低温蓄熱タンクと高温蓄熱タンクとを備え、前記低温蓄熱タンクに貯蔵された前記蓄熱材を前記蓄熱材熱交換器にて前記熱媒により加熱して前記高温蓄熱タンクに導入することによって蓄熱を行う
    船舶用エネルギー貯蔵システム。
  9. 請求項7又は8に記載された船舶用エネルギー貯蔵システムであって、
    前記蓄熱材は溶融塩である
    船舶用エネルギー貯蔵システム。
  10. 船舶を推進する推進力を生成する推進用主機関の排熱を蓄熱する蓄熱部と、
    前記蓄熱部に蓄熱された熱エネルギーを使用して蒸気を発生する蒸気発生器と、
    前記蒸気を用いて電気エネルギーを生成する蒸気タービン発電機と、
    前記蒸気タービン発電機の出力の変動を抑制するように前記蓄熱部から前記蒸気発生器に供給される熱エネルギーを制御する制御部
    とを具備する船舶用エネルギー貯蔵システム。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載された船舶用エネルギー貯蔵システムを搭載し、前記推進用主機関によって推進される船舶。
  12. 船舶を推進する推進力を生成する推進用主機関の排熱を蓄熱する工程と、
    前記蓄熱する工程において蓄熱された熱エネルギーを用いて発電する工程と、
    前記発電する工程において生成された電気エネルギーを用いて前記推進力に加勢する工程
    とを具備する船舶用エネルギー貯蔵方法。
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