JP2010115677A - 加工ヘッドを有する台車を複数備えたレーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つ又は隣接する複数のワークを複数の加工ヘッドで同時に加工して生産効率の向上を図ろうとする場合の、レーザ加工の順序を計画するための技術を提供する。
【解決手段】ワーク12の全ての加工セグメントの加工時間を積算して全加工時間積算値とし、加工セグメントをX座標に沿って並べ替え、全加工時間積算値の半分になるまで、各加工セグメントの加工時間をX軸の順に順次積算する。ここまでの加工セグメントをX座標の小さい方に位置する台車20でレーザ加工を行うこととし、それ以外の加工セグメントをX座標の大きい方に位置する台車22でレーザ加工を行う。実際の加工では、台車20が加工母材の最小X座標値側の端から加工を開始し、一方台車22は加工母材の中央近辺から加工を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各々が加工ヘッドを有する複数の台車を備え、各加工ヘッドからレーザビームを照射し、これをワーク上にて走査してレーザ加工を行うレーザ加工装置に関する。
レーザ加工装置には幾つかのタイプがあるが、ワークすなわち加工母材を加工ベッド上に設置し、その上をレーザ加工ヘッドが走査してレーザ加工を行うタイプのものがある。このタイプでは、通常ワークは水平に置かれる。この場合、加工ヘッドは鉛直方向に上下動する移動機構に搭載され、ワーク切断及び上方への退避動作を行うことができる。この加工ヘッドの移動方向は一般にZ軸と称される。加工ヘッドを含むZ軸の移動機構は、例えば台車の上をリニアガイド機構に沿って駆動されるものである。台車自体は、ワーク上を横断又は縦断するような移動構造を備える。台車上のリニアガイド機構と、台車の移動方向とは互いに直交しており、それぞれX軸及びY軸を構成する。このようにすることによって、地上に配置されたワークの上を、レーザビームがレンズによって集光されてなる集光点が、X、Y及びZの3軸からなる直交座標空間を自在に移動できる。集光点の移動は、数値制御装置(CNC)によって指令されサーボモータシステムによって制御される。集光点は、ワーク表面上では多くの場合直径1mm以下の円形の領域(いわゆるレーザビームスポット)として形成される。レーザビームスポットがワーク表面上を走査することにより、レーザ加工が行われる。使用するレーザビームの性質に起因する制限や、加工技術上のメリット等から、レーザビームスポットの形状は矩形又は楕円形状を呈する場合もある。
このようなレーザ加工装置は多くの文献に記載されているので詳細は省略するが、例えば特許文献1に開示されているレーザ加工装置は、ワークにスリットを形成したり部品を切り離したりする切断加工、ワーク表面に熱を加えて変性若しくは溝彫りを行って線、文字等を表出させるケガキ加工、又はワークとワークを付き合わせ若しくは重ね合わせする溶接加工に用いられる。
台車をリニアガイド機構に搭載する場合、一対のガイド機構の上に複数の台車を搭載した構造とすることもできる。このような構造とすると、1単位(1枚又は1組)のワークを同時に複数のレーザ加工ヘッドで加工できるため、ワーク1単位あたりの作業時間が減り生産効率を上げることができる。一枚のワークを複数の加工ヘッドで加工するレーザ加工装置は、例えば特許文献2に記載されている。さらに特許文献3には、2つのレーザヘッドを用いてウエーハを個々のチップに分割するレーザダイシング装置が開示されている。
特開2002−178185号公報 特開2004−216386号公報 特開2004−111946号公報
1単位(1つ又は隣接する複数)のワークを複数の加工ヘッドで同時に加工する場合、台車間の衝突、接触等の干渉を防止する必要がある。このようなレーザ加工装置は、台車間の距離を測定する手段を有し、その距離が一定以下になると自動的に運転を中止するように構成されている。距離測定手段は、台車間の距離を実測するセンサの場合もあるし、移動指令から演算処理周期ごとに距離を計算するCNCの場合もある。
台車間の干渉を防止する一方で生産効率の向上を図るためには、レーザ加工装置は、加工ヘッド同士の干渉を避けつつも無駄なくレーザ加工を行うものである必要がある。このためには、レーザ加工の開始に先立ち予め加工の順序を計画するか、或いはレーザ加工中に次の加工以降の加工順序を計画する必要がある。
そこで本発明は、1単位のワークを複数の加工ヘッドで同時に加工して生産効率の向上を図ろうとする場合のレーザ加工の順序を計画するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、共通の直線軌道上を各々が独立に走行する複数の台車と、該複数の台車にそれぞれ設けられ、前記直線軌道の延びる方向と垂直な方向に直線移動する複数の加工ヘッドとを備え、ワークの切断、溶接又はケガキ加工を行うレーザ加工装置において、レーザビームの照射開始から終了までの一連のレーザ加工軌跡である加工セグメントの各々について、前記台車の走行方向の座標の上限値及び下限値並びに加工予測時間を算出する手段と、前記加工セグメントの各々について算出された前記台車の走行方向の座標の上限値及び下限値並びに前記加工予想時間に基づいて、複数の加工セグメントの加工順序を台車同士の干渉が回避されるように計画して加工計画を作成する手段と、を備えたレーザ加工装置を提供する。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレーザ加工装置において、切断される部品形状又は溶接若しくはケガキ加工される軌跡形状を、レーザビームの照射開始から終了までの一連のレーザ加工軌跡である加工セグメントに分解した上で、複数の前記加工セグメントの加工順序を決定する手段をさらに有する、レーザ加工装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、共通の直線軌道上をそれぞれ独立に走行する複数の台車と、該複数の台車にそれぞれ設けられ前記直線軌道の延びる方向と垂直な方向に直線移動する複数の加工ヘッドとを備え、ワークの切断、溶接又はケガキ加工を行うレーザ加工装置において、レーザビームの照射開始から終了までの一連のレーザ加工軌跡である加工セグメントを複数まとめた加工セグメント集合体の各々について、前記台車の走行方向の上限値及び下限値並びに加工予測時間を予め算出する手段と、前記加工セグメント集合体の各々について算出された前記台車の走行方向の座標の上限値及び下限値並びに前記加工予想時間に基づいて、複数の加工セグメント集合体の加工順序を台車同士の干渉が回避されるように計画して加工計画を作成する手段と、を備えたレーザ加工装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、前記複数の台車の少なくとも1つが、前記ワークの外部に設けられた退避位置に退避できるように構成された、レーザ加工装置を提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、1つのワークについて、任意の2つの加工ヘッドの加工予測時間の総和の比がいずれも2を超えないように加工計画を作成する手段をさらに有する、レーザ加工装置を提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のレーザ加工装置において、ある台車がレーザ加工を実行している間に、他の台車の少なくとも1つがレーザ加工を行わずに待機する加工計画を挿入する手段をさらに有する、レーザ加工装置を提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のレーザ加工装置において、待機時間はレーザ加工の進行状況に応じて可変である、レーザ加工装置を提供する。
本発明によれば、狭い範囲を複数の加工ヘッドが同時にレーザ加工を行うことが可能になり、その結果ごく短時間でレーザ切断を完了することができ、生産性が向上する。
また本発明によれば、ワーク上に縦横に配置されるレーザ加工軌跡の順序が解消された上で、一旦細かい単位に再配置され、複数のレーザ加工ヘッドで手分けして加工できるように再度順序づけることができる。その結果ごく短時間でレーザ切断を完了することができ、生産性が向上する。
連続性のある加工セグメントを1つの加工セグメント集合体として扱うことにより、移動時間の短縮が図られ、加工時間の短縮に寄与する。また、近隣の加工セグメントを1つの加工セグメント集合体として記述することができ、加工計画を容易に作成することができる。また、加工セグメント集合体は1つのプログラム単位として考えることもでき、CAD/CAM、CNCでの取り扱いが容易になる。
加工セグメントがワークのほぼ全域に亘る場合は、一方のレーザ加工ヘッドがワークのほぼ全域を走査・加工しているときに、他方のレーザ加工ヘッドを退避領域で待機させることできる。その結果、さまざまな形の部品形状に対応することができ、レーザ加工装置の柔軟性が高まる。
任意の2つの加工ヘッドの加工予測時間の総和の比がいずれも2を超えないように加工計画を作成することにより、複数の加工ヘッドの加工時間が概略均等となり、加工時間の最小化を図ることができ生産性が向上する。
ある台車がレーザ加工を実行している間に、他の台車の少なくとも1つがレーザ加工を行わずに待機する加工計画を挿入することにより、加工計画の作成が容易になるとともに、複数台の台車によるレーザ加工であっても円滑にレーザ加工が進行する。また待機時間を可変とすれば、レーザ加工装置の柔軟性がさらに高まる。
本願発明の実施形態を説明する前に、前提となる事項を記述する。
レーザビームを直径1mm以下の円形や1辺の長さが1mm以下の矩形に集光してなるレーザビームスポットを、ワーク上において走査してレーザ切断加工又はレーザケガキ加工を行うレーザ加工装置において、これらのレーザ加工は、レーザビームの照射開始から始まり、レーザビームスポットの走査、そしてレーザビームの照射停止までの一連の過程にて行われている。この一連の加工過程を加工セグメントと呼ぶことにする(図4参照)。図4の例では、1つの加工セグメント54が1つの部品に対応している。
レーザ切断において加工セグメントは、ピアシングと呼ばれる穴あけ加工に始まり、次いで切断加工が行われる。切断加工の軌跡は円、線分を組み合わせた形状で数値制御装置(CNC)から指令される。レーザ切断は熱加工であるので、ワークへの入熱が過大にならないようにレーザビーム照射を一旦休止することがあるが、これも含めて加工セグメントと考えることができる。加工セグメントは、位置情報の他、停止してレーザビームを照射する時間や、前処理、後処理にかかる時間、速度指令、加速度指令、加加速度指令などを含み、これらから加工セグメントを加工するのにかかる時間を求めることができる。
複数の加工セグメント(部品)を連続して加工する場合、該複数の加工セグメントを、その加工セグメント間の移動時間も含めた1つの加工セグメント集合体(図4の参照符号60参照)として扱うこともできる。
図1は、本発明を実施する上で必要となる加工システムの一実施形態の概略を説明する図である。本実施形態では、加工システムにて使用されるレーザ加工装置はCO2レーザ加工機とする。
レーザ加工機10は、板状の1枚のワーク(加工母材)12を載置するためのベッド14と、ベッド14を挟むように互いに平行に敷設されたレール16、18とを有する。ベッド14はレール16、18の延びる方向に移動自在となっており、ワーク12の加工が終了したら加工機から搬出され、代わって別のベッド(図示せず)が次のワーク(図示せず)を載置した状態で加工機に装着される。通常キャリッジ又はガータと呼ばれる複数の(図示例では2つ)の台車20、22の各々は、レール16、18の上を移動するように構成されている。台車とレールは直動機構として一般に知られる機械要素によって結合され、各台車はレール16、18上を高速かつ高精度に移動させることができるようになっている。なお図示例では加工母材として1枚の板状のワークを使用しているが、複数枚のワークを隣接配置して1単位のワークとして扱うこともできる。
各台車は該台者の上に設けられかつレール16、18に垂直に延びる互いに平行な2本のレール(図1には台車20上のレール24、26のみ図示)を有する。なお本実施形態では、各台車が走行するレール16、18の延びる方向をX方向とし、各台車上に設けられたレール24、26の延びる方向をY方向とし、X方向及びY方向の双方に垂直な方向をZ方向とする。各台車上のレールには、Z軸機構(図示せず)が上記と同様の直動機構によって接続される。Z軸機構にはさらに鉛直方向(Z方向)に延びる短小なレール(図示せず)が2本敷設され、これには加工ヘッド28、30がやはり直動機構によって結合される。従って加工ヘッド28、30は、それぞれ台車20、22に対してY方向及びZ方向に移動自在である。
X方向に延びるレール16、18の外側には、2つのレーザ発振器32、34が配置される。レーザ発振器32、34からそれぞれ出射されたレーザビーム36、38は、1つ以上の鏡(図1には鏡40、42のみ図示)にて反射されて加工ヘッド28、30にそれぞれ導かれる。各加工ヘッドはレーザビームを集光してワーク12に照射する。切断加工時は、加工ヘッド先端とワークとの間の距離はレーザ切断に適した近接距離に保たれ、加工セグメントから次の加工セグメントに移動する際は、加工ヘッドはワーク12から離れる方向にZ方向に上昇して、いわゆる退避動作を行う。
図2は、図1のレーザ加工機10を制御する数値制御装置(CNC)を含むシステムの概要を示す図である。CNC44は、上述のレーザ加工機10に含まれる各軸を駆動するサーボモータ及びサーボアンプを含むサーボモータシステム46、レーザ発振器32、34、並びにワークを把持するワーククランプやアシストガスの制御を行う。具体的にはCNC44は、CNCプログラムを読み取って軸移動制御指令、レーザ制御指令、ワーククランプへの電力や圧気のオン/オフ指令、及びアシストガスのオン/オフ指令等を出力する。なおレーザ発振器及び台車には、それぞれ1つずつの数値制御装置を配することが一般的であるが、図2には複数系統を1つの数値制御装置で制御している例が図示されている。万一、加工計画に矛盾があっても、台車間に距離センサを設けておけば、台車同士が衝突しないように監視することができる。
CNC44はCNCプログラムで動作し、CNCプログラムはCNC44のメモリに格納されている。オペレータがプログラム始動ボタンを押すことにより、CNC44はCNCプログラムを読み込み、1ブロック毎にその解釈を始める。各ブロックには、必要に応じて位置情報、速度情報等を含む軸移動指令や、レーザ出力指令が含まれている。このような数値制御装置は、数値制御工作機械に一般的なものである。
CNCプログラムは、電子計算機上で働くCAD/CAMシステム48を使って作成される。CADオペレータ50は、所用の部品図から、レーザ加工すべき部分及び加工の順序等の加工条件を入力するが、必要に応じてアプローチ経路やピアシング箇所、ミクロジョイント箇所等、レーザ加工に特有の図形を入力することもできる。
次にオペレータは、図3に示すように、所用の部品図を含むCADデータ52を用いて、CAD/CAMシステム48で図形入力された所用の部品図の所用数量分を加工母材12上にネスティングする。ネスティングとは、加工母材(ブランクワーク)をなるべく余さず使うために、最小限の隙間で部品を並べる作業である。但し最近では、ネスティング作業は部品図と数量から自動的にCAD/CAMシステムが行うことが多い。
加工母材一面にネスティングされた部品を加工するための加工経路は、次いでCAD/CAMシステム48により加工プログラム54に変換される。変換された加工プログラムは、CAD/CAMシステム48が搭載された電子計算機等からCNC44に転送される。このように、CAD/CAMシステム48、CNC44及びレーザ加工機10は密接に連携されており、本出願においてはレーザ加工機、数値制御装置及びCAD/CAMシステムまでを含めてレーザ加工装置と称する。
実際のところ、CAD/CAMシステムがCNCに付加的に搭載されている場合や、双方をタイムシェアリングによって同一CPUで動かしている場合もある。一方、CAD/CAMシステムとCNCとをケーブル等で接続せず、CAD/CAMシステムの出力データを携帯可能な記憶媒体を介してCNCに入力するように構成する場合もある。
1枚の加工母材における加工経路が算出されるときは、そのタイミングがCNCプログラムに変換される前であろうと後であろうと、該加工経路には順次の座標経路、指令速度情報が含まれる。また該加工経路には、加工ヘッドを直線や円弧等の経路形状に沿って移動させるべきか、或いは次の指令値まで単に早送り速度で移動させるのかという情報が含まれる。また、ある座標値で一旦停止すべき時間の情報も含まれる。さらに、機械に付属する各種電磁バルブ操作、ガス圧等の制定に要する時間、加工ヘッドをワークからZ軸に沿って上方に退避し、また逆に加工ヘッドとワークとの距離を指定された値になるまで計測しつつ接近させる時間も見積もっておくことができる。
一般のCAD/CAMシステムでは、このような仕組みにより加工母材から部品形状を切断する時間や、1枚の加工母材をレーザ加工する場合の総時間を計算することができる。また、数値制御装置はあるCNCプログラムに要する時間を算出することができる。
以下、レーザ加工装置の作用を説明する。
上述した一般的なレーザ加工システムでは、各部品形状をサブプログラムとするCNCプログラムが出力される場合が多い。各部品形状は、レーザビームの照射から始まり、直線や円弧等の形状に従った切断を経て、レーザビームの照射停止で終わる、という一連のレーザ加工により決定される。本発明では、この一連の加工によって画定される領域を加工セグメント(例えば図4の参照符号56を参照)と定義し、各加工セグメントを加工する指令の中に含まれる座標値を解析する。そして台車の移動方向であるX座標の上限値及び下限値を算出する。なお座標値の算出には、レーザ加工機の加工ベッドに固定された3次元直交座標である機械座標を基準とすると扱いが容易になるので、相対座標指令を用いている場合は、機械座標に換算して処理するとよい。
次に、加工セグメントの加工に要する時間を算出する。具体的には、加工経路から算出されるレーザ加工距離と速度指令とから、加工時間が算出される。また、レーザ加工機の加減速に要する時間も含めて算出することができる。近年の工作機械では、数値制御装置によって加減速を含む移動指令がサーボシステムに送られ、一方サーボシステムは高度なフィードフォワード制御を採用しており追従性が高い。従って加速度の時間変化を表す加加速度、加速度及び速度の少なくとも1つから、加減速に要する時間を正確に予測することができる。
次に、上述のように座標値及び加工時間が算出された多数の加工セグメントの加工順序を決定する。この際、台車同士が干渉しないという制約条件下で、複数の台車に加工セグメントを割り付ける作業を自動的に行う。
本発明に係るレーザ加工装置において使用可能な台車の台数は、複数であればいくつでもよいが、以下、説明を簡単にするために、2つの台車を有するレーザ加工装置について述べる。
先ず、全ての加工セグメントの加工時間を積算して全加工時間積算値とする。次に、各加工セグメントのX座標最大値について、X軸に沿って並べ替える。次いで、全加工時間積算値の半分になるまで、各加工セグメントの加工時間をX軸の順に順次積算する。ここまでの加工セグメントをX座標の小さい方に位置する台車20でレーザ加工を行うこととし、それ以外の加工セグメントをX座標の大きい方に位置する台車22でレーザ加工を行うこととする。双方の台車で加工されることになった加工セグメントは、いずれも、X座標順に早送り移動で結ばれ、X座標の小さいほうから加工を開始するように計画される。
このようにして、実際の加工では、台車20が加工母材の最小X座標値側の端から加工を開始し、一方台車22は加工母材の中央近辺から加工を開始する。1枚の加工母材のレーザ加工が完了に近付いたときは、台車20は加工母材の中央付近を加工しており、台車22は加工母材の最大X座標値側の端付近を加工していることになる。
各部品形状を加工するための経路は、原理的には任意の場所で分離して分割することが可能である。しかし、レーザ加工プロセスはレーザビーム照射点の走査による動的な過程であるので、切断中、ケガキ中、溶接中に一旦レーザ加工を中断すると、その部分にキズが残ることがある。従って、図4の参照符号58で示すように、加工箇所間の移動中或いは移動前後の座標点において加工セグメントを分割することが好ましい。
CNCプログラムに関して言えば、通常、移動経路はG00というコードで表現される。従って、これを抽出して、あるG00と他のG00との間のCNCプログラムを加工セグメントとして取り扱うことは容易である。そこで、切断される部品形状又は溶接若しくはケガキ加工される軌跡形状を、レーザビームの照射開始から終了までの一連のレーザ加工軌跡としての加工セグメントに分解する。このように部品形状で考えていた加工セグメントを、さらに細かい加工セグメントに分解した上で、多数の加工セグメントの加工順序を決定することができる。
以後、上述の処理の流れに従ってそれぞれの台車に搭載された加工ヘッドが担当すべき加工セグメントを決定し、加工セグメント間の順序を決め直す。ここで、切断加工、又はケガキ加工と切断加工とが混在するレーザ加工を行うときは、加工母材から部品が切り落とされてしまう場合があるので注意が必要である。例えば加工母材から切り離す部品形状の内部に穴を形成する必要がある場合、その穴を先に加工する必要があるからである。また、このような部品上にケガキ加工を行う場合も同様である。このような場合、外周加工の加工セグメントと、部品内部の加工セグメントの間に順序関係に関する制約を設けておき、加工順序を決めるときはその制約に従うものとしてシステムを構成する。
また、切断加工において、部品を加工母材から完全に切り落としてしまうと、切り落とし時にキズがついたり曲がったりするおそれがあるので、ミクロジョイント加工によって部品と母材との間に僅かな切り残しを設けておく場合がある。ミクロジョント加工は、一旦レーザビームの照射を中止し、加工ヘッドが微小距離移動したら再度レーザビーム照射を始めるものである。従ってミクロジョイント加工を含む場合であっても切断経路としては一連のものとして扱えるが、加工セグメントとしてはミクロジョイントを境に容易に分割し易いものとなる。但し、ミクロジョイントを含む経路に沿って加工された領域は、実際にはグラグラとして不安定であることが多いので、切り離し加工と同等の扱いを必要とする。
ところで、連続した切断経路であっても、その分割が不可能ということはない。切断加工やケガキ加工においては、直角などのコーナ部頂点においては一旦減速(場合によっては停止)し、加工ヘッドの進行方向を変えて再度加速する。このような場所において、加工セグメントを分割することが可能である。
さらには、要求されるレーザ加工後の品質にもよるが、一定以上の大きさを持つ加工形状を、強制的にある座標値で分割する方法も有りえる。分割は台車の進行方向に一定以上の大きさを有する経路形状に対して行うこととし、そうすることによって、より均等に各加工ヘッドが加工セグメントを加工できるように加工計画を立てることが可能になる。
上述の実施形態では、1枚の加工母材の加工経路を算出してから該加工経路を加工セグメントに分解する。しかし、図4に例示するように、隣接する同種の複数の部品図の各々について加工経路を作成し、該複数の部品図を1つの加工セグメント集合体60と考えて、X方向の上下限座標値及び所要時間を算出するようにしてもよい。このように複数の加工セグメントを1つの単位として扱うと、各単位間の移動時間をも精度よく見積もって加工計画を立てることが可能になる。また加工セグメント集合体を構成する各部品図は、隣接する異なる部品のものであってもよい。
上述のように本発明の特徴の一つは、複数の台車が加工母材を同時にレーザ加工していくことであるが、加工母材のほぼ全域に渡るような大きな部品を切断すべき場合もある。このような場合は一方のみの加工ヘッドで全周を切断し、その間他方の加工ヘッドは退避させる必要がある。従って本発明では、少なくとも一方の台車が加工母材の外に設けられた退避位置に退避させることができる。これを実現するためには、CAD/CAMで出力された加工経路に加えて、一方の台車を加工母材の外に退避させるというプロセスを新規に挿入するという機能を、加工計画を作成する手段に付加することを要する。
本発明を用いて飛躍的に生産性を向上させるには、1つのワークにおいて、加工セグメント又は加工セグメント集合体の加工予測時間のヘッドごとの総和が、一方が他方の2倍を超えないように加工計画を作成することが有効である。また加工ヘッドが3つ以上であれば、いずれの2つの加工ヘッドについても、それらの加工予測時間の総和の比が2を超えないように加工計画を作成することが有効である。
なお、各加工ヘッドによるレーザ加工が時間的に均等に行われ、加工ヘッドの全数が常時レーザ加工を行うことが理想的ではあるが、部品形状の制約などにより、必ずしも均等にレーザ加工が行われるとは限らない。このような場合、一方の台車を待機させることによって有効な加工計画を立てられる場合がある。そこで、他方の台車がレーザ加工を実行している間に、少なくとも1つの台車がレーザ加工を行わずに待機する指令を加工計画に挿入することができる。
また、それぞれの加工ヘッドが順次レーザ加工を行っていくと、加工ヘッド同士、台車同士が干渉又は接触する場合がある。本発明による加工計画を立てた時点で、加工開始から一定時間が経過したときの各加工ヘッドの位置は予測可能である。そこで、このような干渉は予め確認して接触を避けるために、加工ヘッドの一部を待機もしくは退避させる指令を挿入する。この際、ある時点での加工点と加工点との軸方向の距離について、加工ヘッドや台車の大きさを考慮しておくことは勿論である。あるいは加工セグメントのX軸方向最大最小値に加工ヘッドの大きさを考慮して待機あるいは退避の有無を決定してもよい。
サーボモータシステムはフィードバック制御が基本であるので、移動指令と実際の動きとの間には僅かだが差が生じる。従ってレーザ加工でも、実際の加工時間が加工計画よりも多少長くなる場合もある。例えば複数の台車が互いに干渉しかねないような近接した場所で同時にレーザ加工を行う場合、必ずしも事前の加工計画通りの動きをするとは限らず、一方の動作が遅れて干渉が生じることが有り得る。
そこで本発明では、待機時間をレーザ加工の進行状況に応じて変更することで、待機時間を必要最小限にして生産効率を向上できる。つまり図1の例で言えば、台車22がある加工セグメントを加工中に、台車20の加工ヘッドがその加工セグメントとX座標の領域が一部又は全域で重複する加工セグメントを加工しようとした場合、台車20は台車22の加工が終わるまで待機していなければならないが、台車22の加工終了の信号が送出されるまでの待機とすれば、台車22が加工を終了して次の加工箇所へ移動した直後から、台車20は目的の加工セグメントのレーザ加工を開始できる。
各台車がX方向に移動するように構成されているレーザ加工装置においては、図4に例示するように、CAD/CAMによる部品形状のネスティングの段階で、細長い形状の部品62についてはなるべくその長手方向がY方向に沿って延びるように配置することが好ましい。一方の加工ヘッドの位置がY座標に沿って大きく変動しても、他方の加工ヘッドとの干渉には影響しないからである。また上記の実施形態の説明では、簡単のために、加工セグメントの座標で説明したが、実際には加工ヘッドや台車の駆動部分の大きさを考慮して加工計画を立て、実際の駆動を制御する必要がある。
本発明に係るレーザ発振器を含むレーザ加工機の構成例を示す図である。 図1のレーザ加工機を含むレーザ加工装置の概略構成を示す図である。 部品のCADデータから加工プログラムを作成してCNCに入力する処理の流れを示す図である。 ワークに部品図をネスティングした例を示す図である。
符号の説明
10 レーザ加工機
12 ワーク
20、22 台車
28、30 加工ヘッド
32、34 レーザ発振器
44 CNC
48 CAD/CAM
56 加工セグメント
60 加工セグメント集合体

Claims (7)

  1. 共通の直線軌道上を各々が独立に走行する複数の台車と、該複数の台車にそれぞれ設けられ、前記直線軌道の延びる方向と垂直な方向に直線移動する複数の加工ヘッドとを備え、ワークの切断、溶接又はケガキ加工を行うレーザ加工装置において、
    レーザビームの照射開始から終了までの一連のレーザ加工軌跡である加工セグメントの各々について、前記台車の走行方向の座標の上限値及び下限値並びに加工予測時間を算出する手段と、
    前記加工セグメントの各々について算出された前記台車の走行方向の座標の上限値及び下限値並びに前記加工予想時間に基づいて、複数の加工セグメントの加工順序を台車同士の干渉が回避されるように計画して加工計画を作成する手段と、
    を備えたレーザ加工装置。
  2. 切断される部品形状又は溶接若しくはケガキ加工される軌跡形状を、レーザビームの照射開始から終了までの一連のレーザ加工軌跡である加工セグメントに分解した上で、複数の前記加工セグメントの加工順序を決定する手段をさらに有する、請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 共通の直線軌道上をそれぞれ独立に走行する複数の台車と、該複数の台車にそれぞれ設けられ前記直線軌道の延びる方向と垂直な方向に直線移動する複数の加工ヘッドとを備え、ワークの切断、溶接又はケガキ加工を行うレーザ加工装置において、
    レーザビームの照射開始から終了までの一連のレーザ加工軌跡である加工セグメントを複数まとめた加工セグメント集合体の各々について、前記台車の走行方向の上限値及び下限値並びに加工予測時間を予め算出する手段と、
    前記加工セグメント集合体の各々について算出された前記台車の走行方向の座標の上限値及び下限値並びに前記加工予想時間に基づいて、複数の加工セグメント集合体の加工順序を台車同士の干渉が回避されるように計画して加工計画を作成する手段と、
    を備えたレーザ加工装置。
  4. 前記複数の台車の少なくとも1つが、前記ワークの外部に設けられた退避位置に退避できるように構成された、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  5. 1つのワークについて、任意の2つの加工ヘッドの加工予測時間の総和の比がいずれも2を超えないように加工計画を作成する手段をさらに有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  6. ある台車がレーザ加工を実行している間に、他の台車の少なくとも1つがレーザ加工を行わずに待機する加工計画を挿入する手段をさらに有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  7. 待機時間はレーザ加工の進行状況に応じて可変である、請求項6に記載のレーザ加工装置。
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